JPH0295209A - 多回転アブソリュートエンコーダ - Google Patents

多回転アブソリュートエンコーダ

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JPH0295209A
JPH0295209A JP24787788A JP24787788A JPH0295209A JP H0295209 A JPH0295209 A JP H0295209A JP 24787788 A JP24787788 A JP 24787788A JP 24787788 A JP24787788 A JP 24787788A JP H0295209 A JPH0295209 A JP H0295209A
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rotation
magnetic
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magnetic bubble
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JP24787788A
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English (en)
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Toshitsugu Ueda
敏嗣 植田
Fusao Kosaka
幸坂 扶佐夫
Toshio Iino
俊雄 飯野
Kunio Kazami
邦夫 風見
Hiroshi Nakayama
博史 中山
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、1回転以上の回転角を測定することのできる
多回転アブソリュートエンコーダに関するものである。
更に詳しくは、電源が遮断された状態においても動作し
、常にアブソリュートな測定出力を得ることができる多
回転アブソリュートエンコーダに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の多回転アブソリュートエンコーダには、
回転軸に減速ギヤを取り付け、減速後の回転角をアブソ
リュートエンコーダやポテンショメータ等で測定するよ
うにした装置が実用化されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような多回転アブソリュートエンコ
ーダにおいては、減速ギヤなどの機械的な回転伝達部分
を有するために、バックラッシュなどの影皆を受けて、
高精度の測定を行なうことができないとともに、構造が
複雑になり、信頼性が低下してしまう。
本発明は、上記のような従来装置の欠点をなくし、電源
が遮断された状態においても動作し、しかも1回転以上
の回転角を高精度に測定することのできる多回転アブソ
リュートエンコーダを簡単な構成により実現することを
目的としたものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の多回転アブソリュートエンコーダは、1回転以
内の回転角を測定するアブソリュートエンコーダとこの
アブソリュートエンコーダの回転数を検出する回転数検
出器とを組み合わせ1回転以上の回転角を測定するよう
にした多回転アブソリュートエンコーダにおいて、前記
回転数検出器として、駆動磁界の回転に応じて磁気バブ
ルを順次転送する磁気バブル素子と、前記アブソリュト
エンコーダのコード板などと共に回転し前記磁気バブル
素子の駆動磁界を発生する永久磁石とを有し、前記磁気
バブル素子における転送パターン上の磁気バブルの位置
から前記アブソリュートエンコーダの回転数を検出する
ようにした回転数検出器を具備したものである。
また、本発明の多回転アブソリュートエンコーダは、磁
気バブル素子の転送パターン上に磁気バブルの有無によ
ってメモリホイールを形成し、より短い動作時間で磁気
バブルの位置(回転数)を検出することができるように
したものである。
さらに、本発明の多回転アブソリュートエンコータは、
アブソリュートエンコーダ部の構成を、磁気バブル素子
の駆動回路と共通の回路部分を有する構成とすることに
より、装置全体の構成をより簡単にすることができるよ
うにしたものである。
〔作 用〕
このように、アブソリュートエンコーダのコード板など
と共に回転する永久磁石により磁気バブルの転送を制御
するように構成すると、磁気バブル素子は回転磁界が与
えられれば、電源がオフの状態でも磁気バブルの転送が
行われるものであるので、電源が遮断された状態におい
ても動作し、常にアブソリュートな測定出力を得ること
のできる多回転アブソリュートエンコーダを実現するこ
とができる。
また、減速ギヤなどの機構部分を有しないので、構造が
簡単で、信頼性が高く、高精度の測定を行なうことがで
きる。
〔実施例〕
以下、図面を用いて本発明の多回転アブソリュートエン
コーダを説明する。
第1図は本発明の多回転アブソリュートエンコーダの一
実施例を示す構成図である。図において、100はその
回転角を測定される回転軸である。
200は回転軸100における1回転以内の回転角を高
精度に測定するアブソリュートエンコータであり、20
1は回転軸100に取り付けられたコード板、230は
光源、240はコード板201に設けられたスリット列
を通過した光を検出するフォトセンサである。コード板
201には、例えば、ピッチの異なる2つのスリット列
か設けられており、これらのスリット列の変位をそれぞ
れ位相信号に変換するとともに、この位相信号間の位相
差からコード板201のアブソリュートな回転角を測定
する。300は回転軸100(アブソリュートエンコー
ダ200)の回転数を測定する回転数検出器であり、3
10はその外周が円周方向に沿って交互に着磁され、回
転軸100に環装される円筒形の永久磁石、320は磁
気バブル素子、330は永久磁石310により磁気バブ
ル素子320に加えられる磁界の強さを検出する磁界セ
ンサ、340は磁気バブル素子320および磁界センサ
330を支持し、永久磁石310の外周に配置する支持
基板である。
磁気バブル素子320は駆動磁界の回転に応じて磁気バ
ブルを順次転送するものであり、永久磁石310により
発生される磁界をその駆動磁界とするように、永久磁石
310の外周に配置されている。このため、回転軸10
0と共に永久磁石310が回転すると、磁気バブル素子
320に回転磁界が印加され、磁気バブル素子320に
おいて磁気バブルの転送が行われる。したがって、図の
ように、永久磁石310の極数を4とした場合、回転軸
100が1回転すると、駆動磁界は2回転することにな
り、磁気バブル素子320における磁気バブルは、その
転送パターン上を2ステツプだけ移動することになる。
このため、転送バタン上の磁気バブルの位置を検出すれ
ば、それまでの回転軸100の回転数を知ることができ
る。
第2図は回転軸100(永久磁石310)の回転に応じ
て磁気バブル素子320に印加される磁界の様子を示し
たものである。図中、φ1は永久磁石310の法線方向
の磁界成分、φ2はその外周に沿った接線方向の磁界成
分である。磁気バブル素子320に印加される磁界は、
これらの合成されたものであるが、回転軸100の回転
に応じた真円に近い回転磁界となる。
ここで、磁気バブル素子320において、磁気バブル発
生用パターンにより転送パターン中に発生された磁気バ
ブルは、保持用の永久磁石でバイアス磁界を与えておけ
ば消滅せず、しかも駆動磁界が回転すれば転送が行われ
るので、電源が遮断された状態においても動作すること
ができ、回転数に応じた信号を得ることができる。した
がって、回転軸100の1回転以内の回転角をアブソリ
ュトエンコーダ200により測定するとともに、回転軸
100(アブソリュートエンコーダ200)の回転数を
この回転数検出器300により検出すれば、測定の途中
で電源が遮断されたような場合においても、回転軸10
0の回転数を検出しておくことができ、1回転以上の回
転角に対しても、常にアブソリュートな測定出力を得る
ことのできる多回転アブソリュートエンコーダを実現す
ることができる。
また、回転軸100に環装された永久磁石310により
磁気バブル素子320の駆動磁界を発生し、その回転に
応じて磁気バブルを転送させているので、構成が簡単で
あり、高い信頼性を得ることができる。
第3図はアブソリュートエンコーダ200の出力Seと
回転数検出器300の出力Stとから回転軸100の回
転角を求める手順を示す説明図である6図に示すように
、アブソリュートエンコーダ200の出力Seはコード
板201が1回転する毎に0°に復帰する。また、回転
数検出器300の出力Stは、永久磁石310が4極で
あり、分解能が1/2回転であるので、磁気バブルの転
送数から求めた検出出力をNとすると、回転数出力St
はS t =N/2となる。なお、図中の斜線部分は検
出出力Nにおける誤差領域を示したものである。
そこで、アブソリュートエンコータ200における出力
値の範囲をE1〜E4の4つに分割し、各出力範囲に対
して回転数検出器300の検出出力Nが収るべき値を調
べてみると、次表の如く表わされる。
この表から明らかなように、アブソリュートエンコータ
200の測定出力Seが出力範囲El。
E2に含まれるときには、検出出力Nは偶数、E3、E
4に含まれるときには奇数となっている。
しかしながら、実際に検出出力Nが変化する過程には、
図示したような誤差領域が存在しているので、例えは、
Elの出力範囲において、検出出力Nが奇数となること
もあり得る。
このため、検出出力Nが偶数であるか奇数であるかを判
別するとともに、そのときの出力範囲E1〜E4に応じ
て回転数出力Stを次表の如く補正すると、回転数検出
器300の検出誤差に左右されず、正確な回転数を求め
ることができる。
また、第4図はアブソリュートエンコーダ200と回転
数検出器300どの位相をずらし、回転数検出器300
において検出出力Nが更新されるタイミングを90°進
ませたものである。このように構成した場合においても
、アブソリ、1−トエンコーダ200の測定出力Seと
回転数検出器300の検出出力Nとの関係は同様であり
、のように回転数出力Stを補正すれば、正確な回転数
出力Stを得ることができる。
第5図は磁気バブル素子320における転送パターンお
よび磁気バブルの位置検出回路の一実施例を示す構成図
である0図に示す転送パターンは、最大検出回転数が7
 (>22)の場合を例示したものである。Pは転送ル
ープ、Plは磁気バブル発生用パターン、P21.P2
2は磁気バブル検出器で、P22はここではダミー用と
して用いられている、321,322は磁気バブル検出
器P21.P22に定電流を供給する定電流源、323
は磁気バブル検出器P21.P22における出力の差を
求める差動増幅器である。
ここで、第6図は永久磁石と独立に磁気バブルの転送を
行なう磁気バブル転送手段を示すものである。図におい
て、324はX軸方向の磁界を発生する駆動コイル、3
25はY軸方向の磁界を発生する駆動コイルであり、こ
れらの駆動コイル324.325に90°位相の異なる
正弦波電流を供給することにより、第2の回転磁界を発
生して、転送ループP上の磁気バブルを任意の数および
方向に転送することができる。
さて、7個の転送素子より構成される転送ルグ1)上に
は、メモリホイールの定理により定まる4桁(2次)の
ビットパターン(0110)の間に0を挿入した7桁の
ビットパターン(0010100)が磁気バブルの有無
により形成されており、磁気バブル転送手段が磁気バブ
ルを(2×2−)4回転送したときに差動増幅器323
の出力から得られる時系列信号出力を利用して磁気バブ
ルの位置を検出している。検出後、磁気バブルは磁気バ
ブル転送手段により逆方向に4回転送されて元の位置に
戻される。
一般に、Sn型メモリホイールとは、S種の記号が3n
個だけ輪のまわりに配置されていて、その続くn個の記
号に接するロータが1同転するとき、S種の記号からn
個とる順列がちょうど1回づつ出現するものをいう。第
7図は23型メモリホイールの一例を示したものである
。2進のビットパターン(0,1)を図のように配置す
ると、ロータRの回転に応じて得られる2進3桁のパタ
ーン信号は、ロータRの位置(回転角)に応じて、8個
の異なるパターンをとることになり、このパターン信号
の状態からロータRの位置を弁別できることがわかる。
第5図の装置では、検出時に磁気バブル転送手段が磁気
バブルを4回転送することによりロータRを形成し、磁
石の駆動磁界による磁気バブルの転送がロータRの回転
に対応している。しながうて、磁気バブル検出器P21
から時系列的に得られる一連のパターン信号は、磁気バ
ブルの回転数に対応しており、このパターン信号から駆
動磁界(回転軸等)の回転数を検出することかできる。
第8図は駆動磁界の回転数と転送ループP上のビットパ
ターンの移動状態との関係を示したもので、例えば、図
中の下4桁の位置が磁気バブル検出器P21により検出
されている。すなわち、第5図に示した磁気バブルの転
送状態(回転数5の状態)において、磁気バブル転送手
段により図で時計回りに4回転送すると磁気バブル検出
器P21の出力信号列は“’0101”となり、磁気バ
ブル転送手段により逆方向に4回転送して元の位置に戻
る。また、駆動磁界がさらに1回転すると、パターン信
号は“1010 ”へと変化し、回転数6の状態を示す
このように、転送ループP上に22型のメモリホイール
に0を挿入したビットパターンを構成すると、磁気バブ
ル検出器P21からは、駆動磁界の回転数に1対1に対
応した7個の異なるパターン信号を得ることができる。
磁気バブル検出器P22は磁気バブル検出器P21と隣
接した位置に配置されており、磁気的にもほぼ同じ状態
に置かれている。したがって、磁気バブル検出器P21
の信号出力に重畳する同相ノイズはダミー用の磁気バブ
ル検出器P 22のII力との間の差動演算により相殺
される。その結果S/N比の非常に優れた検出を行うこ
とができる。
この場合に22型のメモリホイールに0を挿入してビッ
トパターンを構成したのは、1が連続するような状態を
無くすことにより、0が連続する場合と1が連続する場
合とが差動演算により混同されることを防ぐためである
なお、上記の実施例では最大検出回転数Nが7の場合を
例示したが、この値に限られるものではない。すなわち
一般に、転送パターン上にN個の転送素子で転送ループ
を構成し、前記転送ループ中にN>21≧N/2を満た
すn次のメモリホイールのパターンの間に0を挟んだも
のを磁気バブルの有無により書込み、前記磁気バブル転
送手段により2n回の転送を行った時磁気バブル検出器
の出力に生じる信号列のパターンから磁気バブルの位置
を検出し、逆方向に2n回の転送を行うことにより、最
大検出回転数Nの回転数検出器を4n回の転送のみで実
現することができる。上記の実施例において、最大検出
回転数Nは8(=4X2)、検出のための転送数は4と
なるが、転送素子数がより大きい値の場合にはこの効果
がより顕著に現れる。例えば転送素子数が1000の場
合には、1000>2’≧1000/2より、9×2X
2=36回の転送を行うだけでよい。
また上記の実施例では単一の転送ループを用いる場合を
示しているが、複数の転送ループを使用すれば、わずか
な転送素子を用いてさらに大きな回転数を検出すること
ができる。すなわち、転送パターンとして互いに共通の
約数を持たない(互いに素な)2つ以上の整数N1.N
2.・・・をそれぞれ転送素子数とする複数の転送ルー
プを形成し、各整数N+ 、N2 、・・・を最大検出
回転数とする検出ループを前記実施例と同様それぞれ2
つの磁気バブル検出器および差動増幅手段を用いて構成
する。各検出ループにおいて、 Ni >21 >Ni /2 (タタL、 i = 1
 、2.−)を満たすn4次のメモリホイールのパター
ンの間に0を挟んだものを磁気バブルの有無により書込
む* nl + n2 +・・・の最大値がn7rLの
とき前記磁気バブル転送手段により2n7H回の転送を
行った際各転送ループの差動増幅器手段の出力に生じる
信号列パターンの組合せから前記回転軸等の回転数を検
出する。さらに逆方向に2nm回の転送を行うことによ
り、最大検出回転数 N= (NixN2x・・・)の回転数検出器を4nm
回の転送のみで実現することができる。
第9図は駆動コイル324,325に90°位相の異な
る正弦波電流を供給するコイル駆動回路の一実施例を示
す構成図である6図において、331.332は磁気バ
ブル素子320と対称な位置に配置され、それぞれX軸
方向、Y軸方向の磁界の強さを検出するホール素子、3
51,352はそれぞれこのホール素子331.332
の出力信号をサンプル・ボールドするサンプル・ホール
ド回路、353は90@位相の異なる定電流I。
sinωt、io CO8ωtを発生する2相発振器、
354.355はこの定電K I o S l n (
a) t 。
■。cosωtを所定の周期だけ出力するスイッチ、3
56,357はこのスイッチ354,355により収り
出された定電流からサンプル・ボールド回F4351.
352の出力It、Irを減算する減算器、358,3
59はこの減算器356゜357の出力に応じて、駆動
コイル324,325を駆動するコイルドライバである
第10図はこのような構成のコイル駆動回路の動作を説
明するための波形図である。駆動コイル324.325
により磁気バブルの転送を行なう際には、サンプル・ホ
ールド信号S/Hが発生され、そのときの各ポール出力
がサンプル・ボールドされる。その後、スイッチ354
.355の働きにより、所定の周期の定電流1.sin
ωt。
Iacosωtが発生されると、サンプル・ホールドさ
れたホール出力(電流It、Ir)がこの定電流から減
算され、図のような電流が駆動コイル324,325に
供給される。この結果、駆動コイル324.325から
は、永久磁石310により発生される第1の回転磁界の
影響を受けず、大きさの一定な回転磁界(第2の回転磁
界)が得られる。
このように、ホール素子331,332を永久磁石31
0に対して、磁気バブル素子320と対称な位置に配置
すると、永久磁石310により磁気バブル素子320に
加えられている磁界(第1の回転磁界)の強さを検出す
ることができ、これに比例した電流It、Irを駆動コ
イル324゜325の駆動電流に重畳することにより、
第1の回転磁界を打ち消し、オフセット分のない第2の
回転磁界を得ることができる。このため、磁気バブルの
有無を検出する磁気バブル検出器P21゜P22に加わ
る磁界は第2の回転磁界のみとなり、磁気バブル検出器
P21.P22を飽和させてしまうことがなく、磁気バ
ブルの有無を確実に検出することができる。
第11図〜第14図は本発明の多回転アブソリュートエ
ンコータにおいて、1回転以内の回転角をアブソリュー
トに測定するアブソリュートエンコータ200の一実施
例を示す構成図である。
第11図は、コード板201に設けられたスリット数の
異なる2つのスリット列のうちの一方のスリット列(例
えは、スリット数n)を使用して、コード板201の回
転角を測定する回路部分を示す構成図である0図におい
て、STIはコード板201に設けられたスリット数n
のスリット列、202.203はそれぞれ4つの受光素
子A1〜A4.Bl〜B4を有する受光アレイ、204
゜205はコード板201を介してこれらの受光素子A
1〜A4.Bl〜B4と対向配置された光源、206は
光源204,205を駆動する光源ドライバである。ま
た、図中に示した波形は、コード板201を通過した光
の強度分布を正弦波に近似して示したものである。受光
素子A1〜A4,81〜B4は、それぞれ光強度分布を
4等分した幅を有しており、受光アレイ202,203
は、第12図に示すように、光強度の分布を基準として
、90゛の整数倍にあたる位相差を持つように配置され
ている。また、光源204,205が出射する光の強度
は、光源ドライバ206により(sinωt+1)およ
び(cosωt+1)で振幅変調されている。すなわち
、光強度分布の1周期をdとすれば、空間的にm−d/
4の間隔をおいて配置されている9mは整数である。ま
た、光源204,205はコード板201に対してほぼ
軸対称の位置に配置されており、これに合わせて、受光
アレイ202は光源204がらの光を受光するように配
置され、受光アレイ203は光源205からの光を受光
するように配置されている。
なお、受光アレイ202,203間の位相関係は上記の
ように保たれている。
207〜210は加算器、211,212は減算器であ
り、受光素子A1〜A4  B1〜B4の各出力から所
定の位相関係にある出力同志を加減算する加減算回路A
SI、AS2を構成している。
213.214はこれらの加減算回路ASI、AS2に
よる演算出力Gl、G2から変調周波数(ω)に応じた
周波数成分の信号を抽出するハイパスフィルタ、215
,216はコンパレータである。
このように配置された受光アレイ202,203では、
受光素子A1〜A4.81〜B4の出力ill〜i14
.i21〜i24は、コード板201の回転角をθとす
れば、 11 =(sinθ士1)(sinωt +1)12 
= cosθ+1)(sinωt + 1)13=  
−5ino十1)(sinωt 十1)14 =(−C
O3θ十1)(sinωt +1)21 =(−3in
θ+1)(cosωt + 1)22=  −cosθ
+1 ) (cosωt+1)23 = sinθ+1
)(cosωt +1)i24 =(cosθ+1)(
cosωt+1)のようになっており、加減算回路AS
I、AS2(減算器211.212)から得られる出力
Gl。
G2は、 G 1 = 2 cos(ωt −θ)+ 2 sr”
75in(θ+π/4)G 2 = 23in(ωt+
θ) +2J−2−sin(θ十π/4) のようになる、ここで、光源204.205の変調角周
波数ωは、コード板201の回転速度dθ/dtに比べ
て高い値(dθ/d t(ω)となるように選ばれてい
るので、ハイパスフィルタ213.214の出力からは
、 M 1 = 2cos(ωt−θ) M 2 = 25in(ωt+θ) なる信号(位相信号)が得られる。
こめ式に示されるように、出力信号M1.M2には、コ
ード板201の回転角θに応じた位相情報が含まれてお
り、この位相変化分を測定すれば、コード板201の回
転角θを算出することができる。
217は光源ドライバ206から発生されるスタートパ
ルスSGを基準にして、コンパレータ出力Pi、P2の
位相遅れ量を測定(計数)するカウンタ、219.22
0はカウンタ217.218の出力TI、’f’2をラ
ッチするラッチ回路、221はカウンタ217,2]8
の出力’I”1.T2からコード板201の回転角θを
算出するシグナルプロセッサである。
すなわち、スタートパルスSGを S G = 2 C03((、J t)として、スター
トパルスSGの立上りでカウントを開始し、コンパレー
タ出力PL、P2の立下がりでカウントを終了させると
、カウンタ217゜218の出力T 1 、 T 2は
それぞれ、T1−(π/2)十θ ’I’ 2 =π−θ となる、したがって、これをシグナルプロセッサ221
により減算すると、 T 1− ’I’ 2 = 2θ−(π/2)が得られ
、コード板201の回転角θを0≦θく2πの範囲で求
めることができる。このとき、2πはスリットの1ピツ
チに相当するものである。
このように、ハイパスフィルタ213.214の出力か
らは、コード板201の回転角θに応じて位相が差動的
に変化する2つの位相信号Ml。
M2を得ることができるので、この位相信号Ml。
M2を減算してコード板201の回転角θを求めるよう
にすれば、S/N比の良い信号(’I’l−72)を得
ることができる。
ここで、光源204,205における出射光の光量が変
化した場合には、この光量変化による誤差分を回転角変
化に換算してθeで表わすと、位相信号Ml、M2は、 M 1 = 2 C03((1) t −(θ±θe)
)M2=23in(ωt + (θ−θe))となる、
したがって、この位相信号Ml、M2をカウンタ217
,218でカウントした後、シグナルプロセッサ221
により演算すると、TI−T2= (θ十θe)十(θ
−θe)(π/2) =2θ−(π/2) となり、光源204,205の光量変化は、演算の中で
打ち消される。また、受光素子A1〜A4゜BI〜B4
(受光アレイ202.203)の位置誤差は、回転角θ
には関係しない初期オフセットとして現れるので、シグ
ナルプロセッサ221により容易に補正することができ
る。
さらに、光源204,205および受光アレイ202.
203をコード板201に対してほぼ軸対称の位置に配
置しているので、コード板201の偏心の影響を打ち消
すことができる。
さて、このように、一方のスリット列STIを使用して
、コード板201の回転角を正確に測定することができ
たが、スリット数の異なるもう一方のスリ・71へ列S
T2を使用すれば、コード板201の回転角を0〜2π
(0〜360°)の範囲でアブソリュートに測定するこ
とができる。
第13図はコード板201の回転角をアブソリュートに
測定するための構成を示す図である。図において、前記
第11図と同様なものは同一符号を付して示す、コード
板201にはピッチ(スリット数)の異なる2つのスリ
ット列S’f’l、5T2(例えば、スリット数がnお
よびn−1)が設けられている。また、第1のスリット
列S ’I’ 1に対しては、その変位量を検出するよ
うに、受光アレイ202,203が配置されており、第
2のスリット列S ’I’ 2に対しては、受光アレイ
202“203−が配置されている。なお、各受光アレ
イ202.203,202−.203−における受光素
子のピッチなどは、対応するスリット列に応じて決定さ
れている。
コード板201と受光アレイ202,203゜202−
.203−および光源204,205の配置状態を第1
4図に示す。図に示すように、スリット列STI、S’
r’2は隣接して設けられているので、2つの測定系に
おいて光源204,205および光源ドライバ206を
共用することができる。
受光アレイ202,203または202−.203−の
出力を受け、スリット列STI、ST2の各変位量に応
じた位相信号1’l、’r’2またはT1−、’f’2
−を発生する回路構成は、共に前記第1I図のものと同
様である。各位相信号T 1 、 ’I”2、’rl−
、T2−はシグナルプロセッサ221に印加されている
このように、コード板201の回転角を2つのスリット
列STI、S’T’2を用いて同時に測定すると、得ら
れる位相信号の間にはバーニアの関係が成り立っている
ので、シグナルプロセッサ221の演算処理により、こ
れらの位相信号からコード板201のアブソリュートな
回転角を得ることかできる。また、このような構成のア
ブソリュトエンコーダ200では、光源204.205
を位相の異なる正弦波(sinωt、CO8ωt)で変
調することにより、スイッチング素子などを使用するこ
となく位相信号を得ることができるが、このとき変調に
使用する正弦波は、前記した第2の回転磁界を発生ずる
ために使用する正弦波と同一であるので、その発振回路
を共通に使用することかでき、構成をより簡単にするこ
とができる。
なお、上記の説明において、バーニアを構成する位相信
号は2つのスリット列によるものに限らず、3つ以上の
複数のスリット列によるものとしても同様のものが得ら
れる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の多回転アブソリュートエ
ンコーダでは、1回転以内の回転角を測定するアブソリ
ュートエンコーダとこのアブソリュートエンコーダの回
転数を検出する回転数検出器とを組み合わせ1回転以上
の回転角を測定するようにした多回転アブソリュートエ
ンコーダにおいて、前記回転数検出器として、駆動磁界
・の回転に応じて磁気バブルを順次転送する磁気バブル
素子と、前記アブソリュートエンコーダのコード板など
と共に回転し前記磁気バブル素子の駆動磁界を発生する
永久磁石とを有し、前記磁気バブル素子における転送パ
ターン上の磁気バブルの位置から前記アブソリュートエ
ンコーダの回転数を検出するようにした回転数検出器を
具備するようにしているので、電源がオフの状態でも磁
気バブルの転送が行なわれ、電源が遮断された状態にお
いても動作し、しかも1回転以上の回転角を高精度に測
定することのできる多回転アブソリュートエンコーダを
簡単な構成により実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の多回転アブソリュートエンコーダの一
実施例を示す構成図、第2図〜第4図はその動作原理を
示す説明図、第5図〜第10図は本発明の多回転アブソ
リュートエンコータに使用される回転数検出器部分の一
実施例を示す構成図およびその動作説明図、第11図〜
第14図は本発明の多回転アブソリュートエンコーダに
使用されるアブソリュートエンコーダ部分の一実施例を
示す構成図である。 100・・・・・・回転軸、200・・・・・・アブソ
リュートエンコータ、201・・・・・・コード板、2
30・・・・・・光源、240・・・・・・フォトセン
サ、300・・・・・・回転数検出器、310・・・・
・・永久磁石、320・・・・・・磁気バブル素子、3
30・・・・・・磁界センサ、340・・・・・・支持
基板。 第 1 図 34θ 第2図 第3 第4図 第7図 ビットパターン Φ−図示の状態 1’t1 ′t2ン7鬼直

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)1回転以内の回転角を測定するアブソリュートエ
    ンコーダとこのアブソリュートエンコーダの回転数を検
    出する回転数検出器とを組み合わせ1回転以上の回転角
    を測定するようにした多回転アブソリュートエンコーダ
    において、前記回転数検出器として、駆動磁界の回転に
    応じて磁気バブルを順次転送する磁気バブル素子と、前
    記アブソリュートエンコーダのコード板などと共に回転
    し前記磁気バブル素子の駆動磁界を発生する永久磁石と
    を有し、前記磁気バブル素子における転送パターン上の
    磁気バブルの位置から前記アブソリュートエンコーダの
    回転数を検出するようにした回転数検出器を具備してな
    る多回転アブソリュートエンコーダ。
  2. (2)前記回転数検出器は、磁気バブルの転送パターン
    としてN個の転送素子で転送ループを構成し、この転送
    ループ中の隣接する転送素子に対応して2つの磁気バブ
    ル検出器をそれぞれ配置するとともに、この2つの磁気
    バブル検出器の出力の差を演算する差動増幅器と永久磁
    石とは独立に前記転送ループ上の磁気バブルを転送させ
    る磁気バブル転送手段を具備し、前記転送ループ中に N>2^n≧N/2を満たすn次のメモリホイールのパ
    ターンの間に0を挟んだものを磁気バブルの有無により
    書込み、前記磁気バブル転送手段により2n回の転送を
    行った時前記差動増幅器の出力に生じる信号列のパター
    ンから前記磁気バブルの位置を検出するように構成して
    なる前記請求項1に記載の多回転アブソリュートエンコ
    ーダ。
  3. (3)前記回転数検出器は、磁気バブルの転送パターン
    として互いに共通の約数を持たない2つ以上の整数N_
    1、N_2、・・・をそれぞれ転送素子数とする複数の
    転送ループを形成し、前記各転送ループ中の隣接する転
    送素子に対応して2つの磁気バブル検出器をそれぞれ配
    置するとともに、この2つの磁気バブル検出器の出力の
    差を演算する差動増幅器と永久磁石とは独立に前記各転
    送ループ上の磁気バブルを転送させる磁気バブル転送手
    段を具備し、前記各転送ループ中に N_i>2^n≧N_i/2(ただし、i=1、2、・
    ・・)を満たすn_i次のメモリホイールのパターンの
    間に0を挟んだものを磁気バブルの有無により書込み、
    n_1、n_2、・・・の最大値がn_mのとき前記磁
    気バブル転送手段により2n_m回の転送を行った際前
    記各差動増幅器の出力に生じる信号列パターンの組合せ
    から前記回転軸等の回転数を検出するように構成してな
    る前記請求項1に記載の多回転アブソリュートエンコー
    ダ。
  4. (4)前記アブソリュートエンコーダは、スリット数の
    異なる複数のスリット列を有するコード板の回転角を各
    スリットごとに測定して位相信号を発生するとともにこ
    の複数の位相信号における位相変化量の関係から前記コ
    ード板の回転角を算出するようにしたアブソリュートエ
    ンコーダであり、各スリット列に対してそれぞれその光
    強度が(sinωt+1)および(cosωt+1)で
    振幅変調され前記コード板の円周方向においてほぼ軸対
    称の位置に配置された第1および第2の光源と、この光
    源より出射された光を前記コード板を介して独立に受光
    するとともにそれぞれ光強度分布の1周期を4等分した
    幅を有する4つの受光素子よりなりその光強度の分布を
    基準として90゜の整数倍にあたる位相差を持つように
    配置された第1および第2の受光アレイと、これら第1
    および第2の受光アレイを構成する各受光素子の出力か
    ら所定の位相関係にある出力同志を加減算する第1およ
    び第2の加減算回路と、この第1および第2の加減算回
    路の出力からそれぞれ前記第1および第2の光源の変調
    周波数に応じた周波数成分の位相信号を抽出する第1お
    よび第2のハイパスフィルタとを具備し、前記コード板
    の回転角に応じて位相が差動的に変化するそれぞれ2つ
    づつの位相信号を発生するようにしてなる前記請求項1
    に記載の多回転アブソリュートエンコーダ。
JP24787788A 1988-09-30 1988-09-30 多回転アブソリュートエンコーダ Pending JPH0295209A (ja)

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