JPH0295088A - 既存テレビジョン放送方法と互換性のあるワイドスクリーンテレビジョン放送方法 - Google Patents

既存テレビジョン放送方法と互換性のあるワイドスクリーンテレビジョン放送方法

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JPH0295088A
JPH0295088A JP63248059A JP24805988A JPH0295088A JP H0295088 A JPH0295088 A JP H0295088A JP 63248059 A JP63248059 A JP 63248059A JP 24805988 A JP24805988 A JP 24805988A JP H0295088 A JPH0295088 A JP H0295088A
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守田 仁也
Akihiro Takahashi
高橋 秋廣
Masao Inaba
稲葉 雅男
Hidekado Nishihara
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    • H04N7/007Systems with supplementary picture signal insertion during a portion of the active part of a television signal, e.g. during top and bottom lines in a HDTV letter-box system
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N11/00Colour television systems
    • H04N11/24High-definition television systems
    • H04N11/28High-definition television systems involving bandwidth reduction, e.g. subsampling

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  • Signal Processing (AREA)
  • Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は地上放送のワイドアスペクト化の様に、既存テ
レビ放送設備、伝送設備、更に、既存のホームVTRと
の互換性を保ち、既存テレビ受像機には既存の画面で、
又、ワイドスクリーン受像機にはワイドスクリーン画面
で受像できる、いわゆる、既存方式と互換性があるワイ
ドスクリーンテレビジョン方式に係る。
最近は大型画面のハイビジョン衛星放送に期待されてい
るが、これに加えて、地上放送テレビもワイド化しよう
とする方向に向かっており、既存方式と互換性があるワ
イドスクリーン(以下ワイドと略記)テレビ方式の開発
が課題となっている。
この地上放送のワイド化は、同じ放送電波を、現在のN
TSC受像機で受像すれば現在と同じ画枠の縦横比3:
4の画面で受像でき、ワイド受像機で受像すれば、縦横
比、例えば9:16のワイド画面で受像出来るテレビ方
式を目標としている。
〔従来の技術〕
現在、各機関から既存方式と互換性あるワイドテレビ方
式が検討され、一部提案されはじめているが、アスペク
ト比を拡大した事による情報量の増加分を、現在の6M
Hzの放送帯域の中に、無理をして押し込む事によって
、画質劣化や既設機器の変更の必要性等を引き起こす欠
陥があり、本格的に実用化出来る提案は、今の所見当た
らない。
これまでに提案された1例は、昭和63年5月16日付
け、電波新聞に掲載されたワイドテレビ方式で、この提
案も、ワイド化した事による情報の増加分を完全に消化
して居るとは言えない。
第7図は前記電波新聞に掲載されたワイドテレビ方式の
説明図である。
第7図、最上部はワイド方式カメラの撮像走査面を示し
、既存テレビの場合は縦横比、3:4であるのに対して
、3:5の横長で撮像される。第7図の中の水平時間軸
と画面横幅に関する詳細数字は、新聞発表には含まれて
居ないが、理解を助ける為に、発表された時間軸伸張率
を基に、発明者らが日本標準方式の場合の詳細数字を加
えて図示した。
そのカメラの出力の内、中央の3:4相当の部分は、水
平方向に1.25倍に時間軸伸張されて主信号になる。
一方、中央部を除いた両端部は、低周波数部分と高周波
数部分に2分され、低周波数部分は時間軸が0.2倍に
なるように時間軸圧縮されて、主信号の両端に時間軸多
重されて、主信号と共に映像搬送波を振幅変調するが、
前記両端部の高周波数成分は、5倍に時間軸伸張されて
、前記映像搬送波を直交変調して放送される。
主信号によって搬送波を変調する主変調は、既存方式で
よく知られた残留側波帯変調であるが、時間軸伸張され
た両端部の高周波数成分で変調する変調は、いわゆる平
衡変調と呼ばれる、変調器出力に搬送波を出さない変調
で、且つ、両者の変調器に加わる搬送波の移送は90度
の位相差を持たせて変調した後合成されるから、受信に
当たりて同期復調すれば、2つの直交変調成分はお互い
に分離して取り出せる事は明かである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、既存テレビ受像機の殆どは、エンヴエロープ検
波方式であるから、日本全国に4,000万台ある既存
受像機に対しては問題が残る。
すなわち、既存受像機は主信号だけを検波すれば良いの
だか、エンウ゛エロープ検波方式の場合は、主信号の他
に直交変調成分である画面両端部の信号が混入して来る
のであり、その理由は第8図の説明から明かである。
第8図は直交変調のペルトル図で、ベクトルOAは残留
側波帯変調された主ベクトル、ベクトルABは直交変調
された副ベクトルで、従って、ベクトルOAとベクトル
ABの成す角度は90度である。エンウ゛エロープ検波
とは、ベクトルOAとベクトルABの合成ベクトルOB
の絶対値を検出するのであるから、その値は、よく知ら
れたピタゴラスの定理により である。ベクトルOAとベクトルABに関するS/Nを
同一に設計すると、なんと40%近い混入が起こる。混
入量が実用的に問題にならない程度にベクトルABの振
幅を下げると両端部のS/Nが中央部と比べて下がって
しまい、同一画面の中央部と両端部でS/Nが異なるシ
ステムになってしまう。従って、この提案は、ワイド受
像機に対しては目的通りに動作するが、既存受像機に対
する大きな問題を残して居る事になる。
又、この他にも、詳しい説明をしなくても、下記の様な
問題がある事は明かである。
(1)伝送歪の不一致 画面中央部と両端部の伝送方式が違う為、伝送方式の違
いに基づく、伝送路から受ける伝送歪が異なり、中央部
と両端部で画質が異なる。画面全体が一様に歪を受ける
場合に比べて、同一画面内で画質が急変する場合は、視
覚心理的にその差が大変気になる傾向が強い事は、よく
知られて居る通りである。
(2)主信号以外の副信号の伝送路の新設の必要性放送
局の演奏所から送信所まで放送番組を伝送する、いわゆ
る既設のSTリンクは、主信号を伝送する事は出来ても
、両端部高周波数成分を伝送する事は出来ないので、新
たにマイクロ波の周波数割当、及び、設備を追加しなけ
ればならない。
(3)ホームVTRにも副信号は記録できないホームV
TRは、主信号を記録する事は出来るが、両端部高周波
数成分を記録する余地は準備されて居ないので、ワイド
テレビ化出来ない。
(4)閉回路テレビも副信号伝送路がない閉回路テレビ
にも、同じ様に主信号以外に副信号を伝送する能力がな
い為、適用出来ない。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、ワイド方式テレビ信号の情報量を、既
存方式の情報量と全く等しく保つのみならず、信号形態
布、既存テレビ方式と完全に等しく保って、ワイドスク
リーン化を達成するもので、従来提案に見られなかった
全く新しい領域の技術に基づくものである。
〔課題を解決するだめの手段〕
本発明によれば、(1)既存のテレビジョン方式の有効
走査線数をその画面の高さで除した走査線密度と、ワイ
ドスクリーンテレビジョン方式の有効走査線数をその画
面の高さで除した走査線密度が実質的に等しいこと、(
2)既存のテレビジョン方式に於ける画面の縦横比をn
:m(nは画面横幅、mは画面高さ)とし、ワイドスク
リーン方式に於ける画面の縦横比をx:y(xは画面横
幅、yは画面高さ)とするとき、y・ (x−m)≦n
 (m−y)の関係があることを特徴とする既存方式と
互換性のあるワイドスクリーンテレビ方式が得られる。
〔実施例〕
以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。
第4図は、本発明の基本原理を示す。図に於いて、点線
の長方形は既存方式テレビ画枠を示し、縦横比は3:4
である。実線の長方形は、本発明によるワイド方式画枠
で、ワイド画枠の面積を既存方式の画枠の面積と等しく
なる様、ワイド画枠の縦横寸法、yとXを選ぶのである
。ワイド画枠面積と既存方式画枠の面積が等しければ、
情報量が等しい事になるので、既存方式の伝送容量と完
全に整合している訳である。
より詳しく説明すると次の如くである。第4図右方の「
4」とXの差の部分の面積は、ワイド化によって新たに
伝送する必要が生じた必要伝送量であり、第4図上方の
「3」とyの差の部分の面積は、元来、伝送する情報で
充されて居たものが、無くなったのであり、前記、新た
に伝送する必要が生じた必要伝送量をこの面積で可能に
なった伝送可能量であり、伝送必要量が伝送可能量と等
しいか、小さくなる様に、yとXを選んで、ワイド信号
の内、既存方式画枠の外側にはみ出した部分を、伝送信
号ラスターの上下に時空間並べ変えをして伝送すれば良
い事になる。
ここで、ワイド画面の縦横比を9:16とすれば、下式
が成立する。
x     16 y・ (x−4) ≦4・ (3−y)(2)式から、
12≧x’y x=4・Cと置くと、 (1)、 (4)式から 9・C (3)、 (4)、 (5)式から C= l]− ・・・・・・(1) ・・・・・・(2) ・・・・・・(3) ・・・・・・(4) ・・・・・・(5) ・・・・・・(6) 従って、 3・7丁      8 y”       x−・川・・(7)2      
  l]− 第5図は、この数値を用い、既存方式画枠とワイド方式
画枠の中心を一致する様に描き直したものである。実際
のカメラは、第5図の実線部分の有効走査線数418本
で走査するが、互換性の為にカメラの基準同期を既存方
式と同じにし、がっ、既存受像機で円が正しい円に映し
出される様にする為には、縦横比3:4の部分の横幅、
即ち、信号の時間軸の上で見て4.619分の4の部分
、46.2μSが水平有効期間、53.4μSになるよ
り、時間軸を4分の4.619倍に時間軸伸張し、更に
、既存方式より外側にはみ出した部分の、画面上下端の
、483本と418本の差額部分に時空間並べ変えして
伝送する事になる。
ここで、画面両端部を中央部から切り放して伝送する場
合の、基本的問題と対策に触れる。−本の走査線を2つ
以上に分割して伝送すると、分割端面に伝送路特性に基
づく過渡現象が現れ、再組み立てした場合に、縦目近傍
に過渡現象が残る問題がある。そこで本発明の様な方式
では、この様な問題の対策の為に「糊代」を導入する事
が大切である。
即ち、中央部の信号の長さは既存方式に準拠して、通常
の長さで伝送するが、両端部は過渡現像の幅の約2倍の
長さ分だけ余分に、中央部の信号と重複して伝送する。
この様にすると、前記中央部の過渡現像部分と両端部の
過渡現像部分を切り捨てて、歪のない信号同志を組み立
てる事が出来、再組み立て後の信号に過渡現像を残さな
いで済むのである。この重複伝送する部分を、ここでは
「糊代」と仮称する。
この「糊代」を導入した実施例を第6図を用いて説明す
る。第6図に於て、ワイド方式画枠の縦横比を9:16
にとり、既存方式を日本国内放送標準方式にとれば、垂
直ブランキング期間は垂直走査期間の8%、水平ブラン
キング期間は水平走査周期の16%である。第6図上方
に図示するように、既存方式の有効走査線数の483本
を3、水平有効期間を84%になるように撮像走査する
更に、中央部を既存方式3:4画面に合わせる為の前記
水平方向時間軸伸張率Cを7分の8にとると、下式が成
立する。
時間軸伸張後のワイド信号水平長さ =84%X−=96%      ・・・・・・(8)
!/ 両端部長さ(片側) 伝送可能本数は、 483−414=69本  ・・・・・・αD伝送可能
本数1本当りの伝送必要本数は、両端部片方当りの伝送
可能量は、 84%÷6÷2=7%     ・・・・・・0■両端
部片側当りの糊代は、(9)、及びQ3)より、7%−
6%=1%       ・・・・・・0■となる。
第6図上部の撮像走査画枠は、高さが2.571で41
4本、横幅が4.57で水平走査周期の84%(以下、
84%Hと略記)である。この撮像出力の内、中央部の
3:4相当の水平長さは、(4)式から74%Hである
次に、水平方向の時間軸伸張を受けて、第6図中央の様
に、全幅が96%Hに、中央画面が84%Hに伸張され
る。更に、第6図下部の様に、84%Hの外側の6%部
分が、画面上下端に時空間的に並べ変えられるが、先述
の「糊代」を含めて、7%部分が画面上下部分にはめ込
まれ、結果として、全走査線数483本、84%Hの送
出信号が出来上がる。
この信号の上下方向中央部の414本は、以上の説明か
ら明らかなように、縦横比3:4の受像機で円が正しい
円に映し出される縦横比になっているので、既存受像機
でそのまま受像出来、ワイド受像機では、第6図の逆の
変換を施されて、第6図上部の撮像走査と同じ信号を再
現して、ワイドスクリーンに映し出される。
尚、時間軸伸張率Cを1に近づける事により、伝送必要
量に対する伝送可能量が増大するので、伝送特性に応じ
て、「糊代」を任意にとる事が出来る。
次に、第6図中央と下の部分の実際の装置、即ち、エン
コーダーについての実施例を、図面ヲ使って説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す図であり、図で右方向
から供給されている通常NTSC標準方式の同期信号発
生器出力である、水平ドライブ、HD、垂直ドライブ、
VD、複合ブランキング、BLK、複合同期、MS、及
びカラーサブキャリア、3.58MHzSCを受け、更
に、後に詳記するが、3.58MHzの8/7倍周波数
である、4.1MHzSCを受けて全体動作する。
左上のカメラ1は、縦方向の走査線数414本相当部分
の高さと画面横幅の比が9:16になるよう、調整され
た点が通常と異なるが、他は通常NTSCカメラと全く
同じものである。
カメラ出力の3原色信号は、変形NTSCエンコーダー
2で変形NTSC信号にエンコードされる。この変形N
TSCエンコーダーが通常のNTSCエンコーダーと異
なる点は、通常のカラーサブキャリアの代わりに、その
8/7倍の周波数である、4.1MHzC8を使って色
変調する事と、IQフィルターを始め、全てのフィルタ
ー類の周波数が8/7倍されている点だけである。
変形NTSCエンコーダーの出力である、変形NTSC
信号は、図示の様にカラーサブキャリア周波数が4.1
MHzであり、次段の時間軸伸張器3で水平方向に8/
7倍に時間軸伸張を受けて、カラーサブキャリア周波数
が通常の3.58MHz、IQ帯域等が通常の帯域にな
る。伸張器3の出力は時間空並べ変え器4に送られる。
時間軸伸張器3の内容は、第2図で説明される。
図で、左上から供給された変形NTSC信号は、書き込
みクロック発振器、16.4MHzO3Cからのクロッ
クでサンプリングされ、ADC5でAD変換された後に
、IHメモリ6に書き込まれる。
メモリに書き込まれた映像信号は、通常カラーサブキャ
リア周波数の4倍の14.3MHzクロックにて読みだ
され、次段に送り出される。ここで肝心なのは、16.
4MHzの書き込みりCffツクと14.3MHz読み
取りクロックの周波数関係で、その詳細は第2図下方に
示されて居る。即ち、図面右下から供給された3、 5
8 MHz CWは、÷7回路7で7分周され、φ−C
OMP8にて位相比較される。φ−COMP8の他の比
較入力は、14.3MHzO3C9の出力を、÷4回路
10で4分周され、更に、÷7回路11で7分周された
ものであるから、カラーサブキャリア周波数の7分の1
の周波数同志が位相比較されており、その位相比較出力
で14.3MHzO8Cの周波数制御を行なうのである
から、APCループを構成して、14.3MHzOC8
の周波数が、供給された3、58MHzSCの正確な4
倍の周波数に保たれるのである。
次に、14.3MHzO8C出力を4分周し、更に7分
周した出力は、第2のφ−COMP12に供給され、1
6.4.MHzO8C13の出力を÷4回路14で分周
し、更に÷8回路15で8分周した出力と位相比較し、
16.4MHzO8C13の周波数を制御するAPCを
動作させている。ここで、注目して頂きたいのは、第1
のAPCループと、第2のAPCループの比較である。
2つのAPCループの違いは、第1のループの7分周と
第2のループの8分周であり、共に分周の結果が位相比
較され、ループ整定されるのであるから、結果的に16
.4MHzO8Cは、さきに説明した14.3MHzO
8Cの周波数の正確に8/7倍周波数になるのである。
即ち、IHメモリ6への周波数の正確に8/7倍である
から、その比だけ、高速で書き込まれたものが、低速で
読み出されるから、時間軸伸張される訳である。
第2図左下部分は、4.1MHzサブキャリアを発生す
る部分である。16.4MHzO8C13(7)出力を
4分周したものが、更に÷7回路16で7分周され、更
に5C−GENl 7にてサブキャリアに変換されて、
前記、変形NTSCエンコーダー2のザブキャリアとし
て用いられる4、 1 MHzサブキャリアが作られる
。この5C−GENl7にはHDが加えられて居るが、
このHDは、水平ブランキング内でIH毎にサブキャリ
アの極性を反転させる様、配されている。
即ち、NTSCカラーサブキャリア周波数は、水平走査
周波数の2分の455倍であり、第2図の4.IMHz
SCも2分の奇数倍でありたい所、2分の455倍の8
/7倍は、 と、整数となる為、5C−GEN17はIH置きに極性
を切り替える事により、2分の奇数倍になるよう、修正
しているのである。これは、時間軸伸張器の入力側クロ
ックと出力側クロックが共に水平繰り返し周波数の整数
倍になっており、時間軸伸張が毎水平走査毎に同じ位相
で働く設計でも良いよう、事前に映像信号そのものを整
備して置く訳である。尚、第2図にはメモリ6に対する
書込アドレス回路18.読出アドレス回路19.水平ク
リア回路20が含まれる。
次に時空間並べ変えは、第3図を用いて、詳細に説明さ
れる。第3図で左上から供給されている時間軸伸張後映
像信号は、先述の第2図の、デジタルのままの時間軸伸
張後出力であり、第3図のメモリ2に書き込まれた後、
DAC22にてDA変換され、OUT  PUT  p
ndc23にてブランキング再挿入、同期信号の付は替
えなどが行なわれて、送出出力として送り出される。
第3図のメモリ21への書き込みは、左下のV・C0U
NT24.H−C0UNT25の出力を書き込みアドレ
スとして書き込まれるが、V・C0UNT24はH−O
KなるHDの幅を狭めて作られたH周期のクロックパル
スで駆動され、MSなる複合同期信号が供給され、F、
CL26にて作られたフレーム毎のクリアパルスでクリ
アされる形の垂直方向のフレーム周期のカウンターであ
る。従って、画面縦方向のアドレスとして用いられ、し
かも奇数番目フィールドと偶数番目フィールドを区別し
て動作している。H,C0UNT25は水平方向のカウ
ンターであり、14.3MHzクロックで駆動され、H
DからH,CL27で作られたH毎のクリアパルスでク
リアされる。従ってこれは画面水平方向のアドレスに相
当し、■。
C0UNT24出力の縦方向アドレスと併せて、時間軸
伸張後映像信号をX−Y座標系に正しく、あたかも画像
を描く如く書き込様、配されている。
メモリ21はフレームメモリが用いられ、その内の第1
のフィールドへ書き込み中は、第2のフィールドから読
みとられるよう配されている。
又、メモリからの読み取りは、第6図に示した時空間並
べ変えを含めて行なって居り、以下の動作でその目的が
達成される。
前記しf、:V、 C0UNT 24117)出力はV
、DEC28なるデコーダーとフリップフロップとを組
み合わせたデコーダー回路で、2ビツトの出力データを
送り出すが、この2ビツトのデーターの値は、NTSC
複合映像信号の画面上端位置からワイド映像信号の走査
線数207本の上端位置までは00、ワイド画面207
本の期間は10、ワイド画面下端位置からNTSC画面
下端位置までは01の値を出力する。この出力はROM
なるリードオンリーメモリ29にて、V、ADD  C
0UNT30なる垂直アドレスカウンターと、H,AD
DCOUNT31なる水平アドレスカウンターにロード
するロードデータと、更に、DEC32なるデコーダー
でH,ADD  C0UNT出力の必要なタイミングを
取り出し、垂直アドレスを切り替えるクロックとロード
データーをロードするロードパルスを選ぶ為に用いられ
る。
これらの回路の動作は次の通りである。先ず、V、DE
C28の出力がOOの時は、NTSC映像信号の有効水
平期間、84%Hを12等分したH、DEC34の出力
パルス全てを、H,ADDCOUNT31のロードパル
スとして供給する。
このため、H,ADD  C0UNT31は、画面両端
部の内、左側の部分の映像信号を繰り返し読みとる水平
アドレスを発生する。
この12等分の長さは、例えば、IHの長さをカラーサ
ブキャリア数で192サイクル分相当とすれば、192
サイクル÷12=16サイクル分相当である。この数字
の選び方としては、読み取られた両端部映像信号のサブ
キャリアが連続してさえいれば良いので、無限に近い選
び方がある事は言うまでもない。この出力はメモリの読
み取り水平アドレスとして使われる事は言うまでもない
が、同時にDEC32にデコードされ、横12等分ノ各
々の終わりのアドレスでV、ADD  C0UNT30
にクロックパルスを送りだし、垂直アドレスをインクレ
メントする。このため、V、DEC出力が00の時は、
伸張後画面の左端部をIH当り12本の割で連続読みと
り、17.7Hの期間で212本分の左端画像を読みと
る事になる。
次に、V、DEC出力が01の場合に移る。この状態で
は先ず、H,5EL33で前記、12等分パルスの始め
のパルス、即ちNTSC画面左端の位相のロードパルス
が選ばれ、ROM29からは伸張後画面の中央部左端の
アドレスがH,LDとして選ばれ、H,ADD C0U
NT31にロードされる。その後は、H,ADD C0
UNT31は14.3MHzクロックでカウントが進行
する。
DEC32では中央部右端を検出する動作をし、水平ア
ドレスがこの位置まで進むとクロックが1個出力されて
、垂直アドレスを1個インクレメントする。これを20
7回繰り返すと、次には、V、DEC28出力が10に
変わる。この状態では01とほぼ同じ動作に戻るが、只
−つだけ違うのは、ROM29からH,ADD C0U
NT31に与えるH、LD、即ち水平ロードデーターが
、画面両端部の内、右端画像の、始めのアドレスを出力
する点である。
この為、この場合は、00の時に左端部を読みとった代
わりに、今度は右端部を読みとる事になり、第6図、最
下部の画像が読みとられるのである。
ここでやや詳細な点に触れたい。伸張後映像信号は、I
H毎にサブキャリア極性が入れ替わるため、H,DEC
34にはF、CO,UNT24のLSB、即ち、IH毎
に極性が入れ替わるデーターも加えられ、H,DEC3
4で検出するパルスの位相を2クロツク、即ち、カラー
サブキャリアの半サイクル分だけ位相をずらせる事によ
り、V、DEC28(7)出力が00、及び、1oの時
に、画面両端部画像の各走査線の信号を連続読み取りし
た時の読み取り後映像に含まれるカラーサブキャリアが
連続する様に工夫されている。又、ROM29からH,
ADD  C0UNT31に供給されるH、LDは、左
右の画面両端部の各々に「糊代」をつけた分のロードデ
ータを発生し、メモリから読み取られた映像信号に、「
糊代」を付ける様にROM内部のデーターが用意されて
いる事は言うまでもない。
受像にあたっては、第1図の動作の逆、即ち、時空間並
べ変えの逆→時間軸圧縮→変形NTSCデコードを行な
う事で、元のワイド画面を構成する事は言うまでもなく
、TV技術者には、その詳細な説明は必要ない事は明ら
かである。
又、以上の説明から明かな様に、既存のNTSC受像機
は、送出出力そのものを受信し、第1図から第3図を用
いて説明したワイド化のためのエンコード機能の逆を行
なうデコード機能を行なう事なく、デイスプレーするの
で、中央の3:4の部のみしか表示しないので、既存放
送受信と何等変わるところがない。厳密には、既存放送
の有効走査線数が483本であるのに対し、本発明のワ
イド方式の場合は有効走査線数が414本、即ち、しか
無いので、一般に受像機のオーバースキャンを5%とし
て、上下5%づつは映像が無くなる事は避けられないが
、これも後記する改良等によって、幅を狭くする工夫が
十分可能である。
以上、実施例を詳細に説明したが、本発明の根本とする
所は、「ワイド方式テレビの画枠の面積と、既存方式テ
レビの画枠の面積を基本的に等しくする事により、ワイ
ド方式テレビの伝送必要量を既存方式テレビの伝送容量
と整合したワイド方式を実現するj所にあり、詳細に説
明した実施例の範囲に留まるものでない事は言うまでも
ない。
更に、先述の様に、送出出力の画面上下端に時空間並べ
変えして伝送する両端部信号は、帯域圧縮されて伝送さ
れる事が十分考えられるが、その場合は、帯域圧縮後の
信号がワイド化によって伝送が必要になる情報である事
に変わりがなく、結果的には、ワイド方式テレビの有効
走査線数を実施例よりも増大させる事になるが、本発明
の応用である事は明かである。
本発明は、以上に説明した範囲以外にも、下記の方向の
発展が考えられる。
(1)画面上下端で送る両端部信号を帯域圧縮して、有
効走査線数を増加 画面上下端で送る両端部信号を帯域圧縮する事により、
帯域圧縮分だけ必要スペースを縮小出来るので、その分
だけ有効走査線数を増加出来る。
(2)画面上下端で送る信号の一部を、垂直ブランキン
グの一部で伝送し、有効走査線数を増加垂直ブランキン
グには、文字多重放送、その他の情報が多重されて居る
が、大別して、最終視聴者へ直接サービスする情報と、
放送ネットワーク管理業務を主目的とした広義の放送側
の内部事情によるものとの分けられる。前者は放送サー
ビスの本来的なものであるが、後者は第二義的なもので
あるから、ワイド化の様な「放送本来の映像の改善」の
目的の為に起用する事も考えられなくない。この場合も
・、有効走査線数を増加させ、本来の放送品質の向上に
つながることは言うまでもない。
〔発明の効果〕
本発明の効果作用は下記の様に言える。
(1)既存方式の伝送容量の整合した情報量のワイドス
クリーンテレビが、無理なく実現出来る。
(2)従って、ワイド化に当たって、既存放送設備や既
存伝送路、既存送信機等をなんら変更する事なしに、そ
のまま使える。又、伝送周波数帯域も同じなので、放送
電波の周波数配置や割当は勿論、STリンク等の中継伝
送無線電波の悩みも無い。
(3)信号成分間のクロストーク等が無い。
既提案のワイド方式の殆ど全てが、情報量追加分を無理
をして多重伝送する為、信号成分間のクロストークや混
変調が起きるが、本発明のワイド方式は、既存方式と全
く同じ情報量を、基本的に同じ信号形態で扱うので、ク
ロストークや混変調なども既存方式と変わるところが無
い。
(4)本発明によるワイド方式は、中央部と両端部の伝
送方式が基本的に等しいため、伝送歪の受は方やS/N
が全く等しい。従って中央部と両端部の画質が如何なる
条件でも同じである。
(5)中央部と両端部の継目の、伝送線路で発生する過
渡現象対策(糊代の導入と、これを用いた対策)が簡単
に行える。
(6)ホームVTRや閉回路テレビにもそのまま適用出
来、簡単にワイドが可能である。
(7)従って、レンタルビデオ産業にも寄与する所、大
である。
これらの効果作用は、これまでに米国や日本国内で発表
されている各種提案には無い、極めて画期的なものであ
る事は、TV関係技術者には容易に理解されよう。
第7図は従来の方式を示す図、第8図は第7図の従来の
方式を説明するための図。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 既存方式と互換性のあるワイドスクリーンテレビジョン
    方式であって (1)既存のテレビジョン方式の有効走査線数をその画
    面の高さで除した走査線数密度と、ワイドスクリーン・
    テレビジョン方式の有効走査線数をその画面の高さで除
    した走査線密度が実質的に等しいこと、 (2)既存のテレビジョン方式に於ける画面の縦横比を
    n:m(nは画面横幅、mは画面高さ)とし、ワイドス
    クリーン方式に於ける画面の縦横比をx:y(xは画面
    横幅、yは画面高さ)とした時、実質的にy・(x−n
    )≦n(m−y)の関係があること、 を特徴とする既存方式と互換性のあるワイドスクリーン
    テレビジョン方式。
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