JPH0686310A - テレビジョン受像機 - Google Patents
テレビジョン受像機Info
- Publication number
- JPH0686310A JPH0686310A JP4235876A JP23587692A JPH0686310A JP H0686310 A JPH0686310 A JP H0686310A JP 4235876 A JP4235876 A JP 4235876A JP 23587692 A JP23587692 A JP 23587692A JP H0686310 A JPH0686310 A JP H0686310A
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- JP
- Japan
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- signal
- color
- circuit
- luminance
- signals
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- Pending
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- Color Television Systems (AREA)
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 標準のテレビジョン信号の高画質化を図ると
共に、ＭＵＳＥ／ＮＴＳＣダウンコンバータからのハイ
ビジョン信号の高画質化を図ることを目的とする。 【構成】 くし型フィルタ３で標準テレビジョン信号か
ら輝度信号と色信号を分離し、色復調回路４で色差信号
と輝度信号に分離する。そして、３次元フィルタ７でク
ロスカラー除去とドット妨害を防止し、走査変換回路９
で走査線数を７／５倍に変換し、ラインフリッカと動画
時の垂直解像度を上げる。また、ＭＵＳＥ／ＮＴＳＣダ
ウンコンバータ１から水平方向に時間軸圧縮されたスク
イズ画像が出力され、そのスクイズ画像を３次元フィル
タ７に通過させることでダウンコンバータの折り返し歪
を除去する。
共に、ＭＵＳＥ／ＮＴＳＣダウンコンバータからのハイ
ビジョン信号の高画質化を図ることを目的とする。 【構成】 くし型フィルタ３で標準テレビジョン信号か
ら輝度信号と色信号を分離し、色復調回路４で色差信号
と輝度信号に分離する。そして、３次元フィルタ７でク
ロスカラー除去とドット妨害を防止し、走査変換回路９
で走査線数を７／５倍に変換し、ラインフリッカと動画
時の垂直解像度を上げる。また、ＭＵＳＥ／ＮＴＳＣダ
ウンコンバータ１から水平方向に時間軸圧縮されたスク
イズ画像が出力され、そのスクイズ画像を３次元フィル
タ７に通過させることでダウンコンバータの折り返し歪
を除去する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーテレビジョン信
号を高画質に再生することができるカラーテレビジョン
信号処理回路を備えたテレビジョン受像機に関するもの
である。
号を高画質に再生することができるカラーテレビジョン
信号処理回路を備えたテレビジョン受像機に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】現在、放送されているカラーテレビジョ
ン信号は、色副搬送信号を色信号で変調し、輝度信号に
重畳して送信されている。そして、カラーテレビジョン
受像機では、フィルタで輝度信号と色信号とを分離して
いる。
ン信号は、色副搬送信号を色信号で変調し、輝度信号に
重畳して送信されている。そして、カラーテレビジョン
受像機では、フィルタで輝度信号と色信号とを分離して
いる。
【０００３】ところが、このフィルタで完全に、輝度信
号と色信号とを分離しないと、輝度信号の高周波成分が
色信号と間違われるクロスカラーや色信号に一部が輝度
信号とみなされるドット妨害等を生ずる。
号と色信号とを分離しないと、輝度信号の高周波成分が
色信号と間違われるクロスカラーや色信号に一部が輝度
信号とみなされるドット妨害等を生ずる。
【０００４】また、現行のカラーテレビジョン信号は、
２：１のインターレース走査を行っている。そのため、
テレビジョン受像機における再生画像は垂直方向の解像
度が劣化し、また、縦縞のエッジ部分にラインフリッカ
が生ずる。
２：１のインターレース走査を行っている。そのため、
テレビジョン受像機における再生画像は垂直方向の解像
度が劣化し、また、縦縞のエッジ部分にラインフリッカ
が生ずる。
【０００５】これらを解決するために、特公平１−４５
７９８号公報（Ｈ０４Ｎ１１／２０）に示されるような
技術が提案されている。
７９８号公報（Ｈ０４Ｎ１１／２０）に示されるような
技術が提案されている。
【０００６】すなわち、この技術は、カラーテレビジョ
ン信号の動き情報を抽出する動き検出回路と、カラーテ
レビジョン信号の隣接ラインまたは隣接フレームあるい
は隣接フィールド間の信号から得られるそれぞれのカラ
ーテレビジョン信号の混合比を動き検出回路の出力で制
御して、輝度信号と色信号とに分離するＹＣ分離回路
と、分離された輝度信号と色信号とについて、隣接した
前フィールドの走査線の輝度信号及び色信号のそれぞれ
の混合比を動き検出回路の出力で制御して、補間走査線
である輝度信号及び色信号を得て走査線数を２倍化する
補間回路とで構成されたものである。
ン信号の動き情報を抽出する動き検出回路と、カラーテ
レビジョン信号の隣接ラインまたは隣接フレームあるい
は隣接フィールド間の信号から得られるそれぞれのカラ
ーテレビジョン信号の混合比を動き検出回路の出力で制
御して、輝度信号と色信号とに分離するＹＣ分離回路
と、分離された輝度信号と色信号とについて、隣接した
前フィールドの走査線の輝度信号及び色信号のそれぞれ
の混合比を動き検出回路の出力で制御して、補間走査線
である輝度信号及び色信号を得て走査線数を２倍化する
補間回路とで構成されたものである。
【０００７】これにより、クロスカラーやドット妨害、
ラインフリッカのない、解像度の低下しない走査線数が
２倍化された高画質のカラーテレビジョン信号を得るこ
とができる。
ラインフリッカのない、解像度の低下しない走査線数が
２倍化された高画質のカラーテレビジョン信号を得るこ
とができる。
【０００８】ところで、この様な技術では、ＹＣ分離回
路の、ライン遅延、フィールド遅延、フレーム遅延に関
してはメモリが使用されているのが一般的である。そし
て、このメモリの読みだし書き込みを行うためには、ク
ロックが必要となってくる。そのクロックとしては、カ
ラーテレビジョン信号の色福搬送波を基準としたクロッ
ク（バーストクロック）若しくは水平同期信号を基準と
したクロック（ラインクロック）が用いられている。
路の、ライン遅延、フィールド遅延、フレーム遅延に関
してはメモリが使用されているのが一般的である。そし
て、このメモリの読みだし書き込みを行うためには、ク
ロックが必要となってくる。そのクロックとしては、カ
ラーテレビジョン信号の色福搬送波を基準としたクロッ
ク（バーストクロック）若しくは水平同期信号を基準と
したクロック（ラインクロック）が用いられている。
【０００９】ところが、バーストクロックの場合、色副
搬送波のフレーム相関がとれていない非標準信号（例え
ば、ビデオテープレコーダ（ＶＴＲ）からの再生信号）
の場合は、ＹＣ分離回路が、誤動作し、クロスカラーや
ドット妨害をなくすことができなくなると言う欠点があ
る。
搬送波のフレーム相関がとれていない非標準信号（例え
ば、ビデオテープレコーダ（ＶＴＲ）からの再生信号）
の場合は、ＹＣ分離回路が、誤動作し、クロスカラーや
ドット妨害をなくすことができなくなると言う欠点があ
る。
【００１０】一方、補間回路では、動画時の垂直方向の
周波数特性は図２の如くなり、カットオフ周波数が５２
５／４（ｃｈｐ）であることから、５２５／４（ｃｈ
ｐ）以上の領域は通過しないため高域成分が減衰され動
画時に違和感やぼけた画像となる欠点がある。
周波数特性は図２の如くなり、カットオフ周波数が５２
５／４（ｃｈｐ）であることから、５２５／４（ｃｈ
ｐ）以上の領域は通過しないため高域成分が減衰され動
画時に違和感やぼけた画像となる欠点がある。
【００１１】また、衛星放送において次世代の高品位テ
レビジョンであるハイビジョンが放送されている。この
ハイビジョンの信号は、ＭＵＳＥ方式と呼ばれる帯域圧
縮技術により、帯域圧縮される。そして、この圧縮され
た信号（以下ＭＵＳＥ信号という）が放送されている。
レビジョンであるハイビジョンが放送されている。この
ハイビジョンの信号は、ＭＵＳＥ方式と呼ばれる帯域圧
縮技術により、帯域圧縮される。そして、この圧縮され
た信号（以下ＭＵＳＥ信号という）が放送されている。
【００１２】しかしながら、このＭＵＳＥ方式の放送
は、現行テレビ放送と両立性がないため、現行のテレビ
ジョン受像機では受像することができない。
は、現行テレビ放送と両立性がないため、現行のテレビ
ジョン受像機では受像することができない。
【００１３】そこで、このＭＵＳＥ方式の放送を通常の
ＮＴＳＣ用のテレビジョン受像機で見るために、ＭＵＳ
Ｅ／ＮＴＳＣコンバータがある。このＭＵＳＥ／ＮＴＳ
Ｃコンバータは、ＭＵＳＥ信号をＮＴＳＣ信号に変換す
る。尚、このＭＵＳＥ／ＮＴＳＣコンバータの動作につ
いては、電子技術出版株式会社発行の雑誌「テレビ技術
１９８９年１０月号」の３１頁〜４５頁に説明されてい
る。
ＮＴＳＣ用のテレビジョン受像機で見るために、ＭＵＳ
Ｅ／ＮＴＳＣコンバータがある。このＭＵＳＥ／ＮＴＳ
Ｃコンバータは、ＭＵＳＥ信号をＮＴＳＣ信号に変換す
る。尚、このＭＵＳＥ／ＮＴＳＣコンバータの動作につ
いては、電子技術出版株式会社発行の雑誌「テレビ技術
１９８９年１０月号」の３１頁〜４５頁に説明されてい
る。
【００１４】このＭＵＳＥ／ＮＴＳＣコンバータでは、
ハイビジョン信号を通常のテレビジョン受像機で見るた
めに、ハイビジョン信号の走査線数を間引いて表示す
る。このため、せっかくの高画質なハイビジョン信号が
無駄になってしまう。
ハイビジョン信号を通常のテレビジョン受像機で見るた
めに、ハイビジョン信号の走査線数を間引いて表示す
る。このため、せっかくの高画質なハイビジョン信号が
無駄になってしまう。
【００１５】さらに、ＭＵＳＥ／ＮＴＳＣコンバータ
で、変換された信号のうち静止画の場合、帯域圧縮の方
法の違いにより、図３に示す如く時空間周波数に折り返
し成分が含まれるため、折り返し歪が生ずるという問題
がある。
で、変換された信号のうち静止画の場合、帯域圧縮の方
法の違いにより、図３に示す如く時空間周波数に折り返
し成分が含まれるため、折り返し歪が生ずるという問題
がある。
【００１６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した欠
点を解決するためのものであり、標準のテレビジョン信
号の高画質化を図ると共に、ＭＵＳＥ／ＮＴＳＣダウン
コンバータからのハイビジョン信号の高画質化を図るこ
とを目的とする。
点を解決するためのものであり、標準のテレビジョン信
号の高画質化を図ると共に、ＭＵＳＥ／ＮＴＳＣダウン
コンバータからのハイビジョン信号の高画質化を図るこ
とを目的とする。
【００１７】
【課題を解決するための手段】本発明は、色信号と輝度
信号とからなる複合カラーテレビジョン信号から色信号
と輝度信号を分離し、分離した色信号と輝度信号それぞ
れの不要成分を除去し、上記色信号と輝度信号を標準テ
レビジョン信号の走査線数の略７／５倍に変換する信号
処理回路を備えるテレビジョン受像機において、上記複
合カラーテレビジョン信号における動き量を検出する動
き検出回路と、上記色信号または輝度信号において、そ
の原信号と原信号の隣接フレームまたは隣接フィールド
または隣接ラインの信号とを混合し、その混合比を上記
動き検出回路の出力で制御して、上記色信号または輝度
信号におけるそれぞれの信号の不要成分を除去する３次
元フィルタと、上記３次元フィルタから出力される輝度
信号と色信号について、上記標準テレビジョン信号に対
して、走査線が略７／５倍となるよう走査線数変換を行
う走査線変換回路と、上記動き検出回路と３次元フィル
タと走査線変換回路とを制御する水平同期周波数に同期
したラインクロック発生手段とを備えたことを特徴とす
るテレビジョン受像機である。
信号とからなる複合カラーテレビジョン信号から色信号
と輝度信号を分離し、分離した色信号と輝度信号それぞ
れの不要成分を除去し、上記色信号と輝度信号を標準テ
レビジョン信号の走査線数の略７／５倍に変換する信号
処理回路を備えるテレビジョン受像機において、上記複
合カラーテレビジョン信号における動き量を検出する動
き検出回路と、上記色信号または輝度信号において、そ
の原信号と原信号の隣接フレームまたは隣接フィールド
または隣接ラインの信号とを混合し、その混合比を上記
動き検出回路の出力で制御して、上記色信号または輝度
信号におけるそれぞれの信号の不要成分を除去する３次
元フィルタと、上記３次元フィルタから出力される輝度
信号と色信号について、上記標準テレビジョン信号に対
して、走査線が略７／５倍となるよう走査線数変換を行
う走査線変換回路と、上記動き検出回路と３次元フィル
タと走査線変換回路とを制御する水平同期周波数に同期
したラインクロック発生手段とを備えたことを特徴とす
るテレビジョン受像機である。
【００１８】
【作用】本発明は、上述した構成とすることにより、３
次元フィルタにより標準テレビジョン信号の輝度信号と
色信号とを完全に分離し、また、ダウンコンバータから
の信号から折り返し歪を除去する。また、走査変換回路
により、標準テレビジョン信号における動画時の高域成
分の減衰を防止できる。
次元フィルタにより標準テレビジョン信号の輝度信号と
色信号とを完全に分離し、また、ダウンコンバータから
の信号から折り返し歪を除去する。また、走査変換回路
により、標準テレビジョン信号における動画時の高域成
分の減衰を防止できる。
【００１９】
【実施例】以下、図１を参照しながら実施例の説明をす
る。図１において、１はＭＵＳＥ信号が入力され、ＮＴ
ＳＣ信号に変換するＭＵＳＥ／ＮＴＳＣダウンコンバー
タ、２はダウンコンバータ１からスクイズモードのＮＴ
ＳＣ信号（以下、スクイズ画像信号と言う）に変換され
たデジタル信号をアナログ信号に変換するデジタル／ア
ナログ（Ｄ／Ａ）変換回路、３はＮＴＳＣ信号または外
部ビデオ信号から輝度（Ｙ）信号と色（Ｃ）信号を分離
するくし型フィルタ、４はくし型フィルタ３からのＹ信
号とＣ信号とから色差信号（Ｒ−Ｙ信号とＢ−Ｙ信号）
作成し、Ｙ信号と共に出力する色復調回路、５、６はア
ナログ／デジタル（Ａ／Ｄ）変換回路である。
る。図１において、１はＭＵＳＥ信号が入力され、ＮＴ
ＳＣ信号に変換するＭＵＳＥ／ＮＴＳＣダウンコンバー
タ、２はダウンコンバータ１からスクイズモードのＮＴ
ＳＣ信号（以下、スクイズ画像信号と言う）に変換され
たデジタル信号をアナログ信号に変換するデジタル／ア
ナログ（Ｄ／Ａ）変換回路、３はＮＴＳＣ信号または外
部ビデオ信号から輝度（Ｙ）信号と色（Ｃ）信号を分離
するくし型フィルタ、４はくし型フィルタ３からのＹ信
号とＣ信号とから色差信号（Ｒ−Ｙ信号とＢ−Ｙ信号）
作成し、Ｙ信号と共に出力する色復調回路、５、６はア
ナログ／デジタル（Ａ／Ｄ）変換回路である。
【００２０】また、７はクロスカラー及びドット妨害や
ダウンコンバータからのスクイズ画像信号に含まれる折
り返しノイズを除去するための３次元フィルタで、８は
テレビジョン信号の動きを検出する動き検出回路、９は
ＮＴＳＣ信号や外部ビデオ信号の走査線数を約７／５倍
に変換する走査線数変換回路、１０はダウンコンバータ
からのスクイズ画像信号を垂直方向に圧縮する画像圧縮
回路、１１は画像圧縮回路１１で圧縮されたスクイズ画
像の上下に無画部を形成するための無画部信号作成回
路、１２は圧縮されたスクイズ画像と無画部信号を合成
する混合回路、１３は、デジタル／アナログ（Ｄ／Ａ）
変換回路である。
ダウンコンバータからのスクイズ画像信号に含まれる折
り返しノイズを除去するための３次元フィルタで、８は
テレビジョン信号の動きを検出する動き検出回路、９は
ＮＴＳＣ信号や外部ビデオ信号の走査線数を約７／５倍
に変換する走査線数変換回路、１０はダウンコンバータ
からのスクイズ画像信号を垂直方向に圧縮する画像圧縮
回路、１１は画像圧縮回路１１で圧縮されたスクイズ画
像の上下に無画部を形成するための無画部信号作成回
路、１２は圧縮されたスクイズ画像と無画部信号を合成
する混合回路、１３は、デジタル／アナログ（Ｄ／Ａ）
変換回路である。
【００２１】そして、１４は９６０ｆｈ（ｆｈは水平同
期周波数）のクロックを発生するクロック発生回路、１
５は９１０ｆｈのクロックを発生するラインクロック発
生回路、１６はラインクロック（９１０ｆｈ）を７／５
逓倍する７／５逓倍回路、ＳＷ１、ＳＷ２、ＳＷ３、Ｓ
Ｗ４は切り換えスイッチである。
期周波数）のクロックを発生するクロック発生回路、１
５は９１０ｆｈのクロックを発生するラインクロック発
生回路、１６はラインクロック（９１０ｆｈ）を７／５
逓倍する７／５逓倍回路、ＳＷ１、ＳＷ２、ＳＷ３、Ｓ
Ｗ４は切り換えスイッチである。
【００２２】次に、本発明の実施例の動作を説明する。
まず、ＭＵＳＥ信号が入ってくるとＭＵＳＥ／ＮＴＳＣ
ダウンコンバータ１はＭＵＳＥ信号をＮＴＳＣ信号に変
換する。このとき、このＮＴＳＣ信号は、スクイズ画像
が出力されている。このスクイズ画像は、図４に示すよ
うに、４：３のモニタでは、水平方向に時間軸圧縮され
て表示され、１６：９のモニタでは、正常なサイズの画
面が得られるものである。なお、出力されるスクイズ画
像出力は、それぞれ輝度（Ｙ）信号と色差信号（Ｒ−Ｙ
信号、Ｂ−Ｙ信号）である。
まず、ＭＵＳＥ信号が入ってくるとＭＵＳＥ／ＮＴＳＣ
ダウンコンバータ１はＭＵＳＥ信号をＮＴＳＣ信号に変
換する。このとき、このＮＴＳＣ信号は、スクイズ画像
が出力されている。このスクイズ画像は、図４に示すよ
うに、４：３のモニタでは、水平方向に時間軸圧縮され
て表示され、１６：９のモニタでは、正常なサイズの画
面が得られるものである。なお、出力されるスクイズ画
像出力は、それぞれ輝度（Ｙ）信号と色差信号（Ｒ−Ｙ
信号、Ｂ−Ｙ信号）である。
【００２３】そして、クロック発生回路１４に基づいて
Ｄ／Ａ変換回路２でＹ信号、Ｒ−Ｙ信号、Ｂ−Ｙ信号は
それぞれアナログ信号に変換され、今度は、ラインクロ
ック発生回路１５のラインクロックに基づいて、Ｙ信
号、Ｒ−Ｙ信号、Ｂ−Ｙ信号は、Ａ／Ｄ変換回路５でデ
ジタル信号に変換される。
Ｄ／Ａ変換回路２でＹ信号、Ｒ−Ｙ信号、Ｂ−Ｙ信号は
それぞれアナログ信号に変換され、今度は、ラインクロ
ック発生回路１５のラインクロックに基づいて、Ｙ信
号、Ｒ−Ｙ信号、Ｂ−Ｙ信号は、Ａ／Ｄ変換回路５でデ
ジタル信号に変換される。
【００２４】一方、オンエアーのＮＴＳＣ信号またはＶ
ＴＲ等からの外部ビデオ信号は、ＳＷ１で選択されて、
くし型フィルタ３に入力され、輝度（Ｙ）信号と色
（Ｃ）信号に分離される。そして、色復調回路４で色差
信号（Ｒ−Ｙ信号、Ｂ−Ｙ信号）が出力され、Ａ／Ｄ変
換回路５へは、Ｙ信号とＲ−Ｙ信号とＢ−Ｙ信号とがそ
れぞれ入力される。入力されたそれぞれの信号は、ライ
ンクロック発生回路１５のラインクロックに基づいてデ
ジタル信号に変換される。
ＴＲ等からの外部ビデオ信号は、ＳＷ１で選択されて、
くし型フィルタ３に入力され、輝度（Ｙ）信号と色
（Ｃ）信号に分離される。そして、色復調回路４で色差
信号（Ｒ−Ｙ信号、Ｂ−Ｙ信号）が出力され、Ａ／Ｄ変
換回路５へは、Ｙ信号とＲ−Ｙ信号とＢ−Ｙ信号とがそ
れぞれ入力される。入力されたそれぞれの信号は、ライ
ンクロック発生回路１５のラインクロックに基づいてデ
ジタル信号に変換される。
【００２５】なお、ダウンコンバータ１からのスクイズ
画像を一旦アナログ信号にして、ラインクロックでデジ
タル信号に変換するのは、後の回路を共通化するためで
ある。
画像を一旦アナログ信号にして、ラインクロックでデジ
タル信号に変換するのは、後の回路を共通化するためで
ある。
【００２６】次に、第１にＭＵＳＥ信号が入力されたと
きを考えると、まず、この場合は、ＳＷ２は上側に、Ｓ
Ｗ３とＳＷ４は下側切り替わる。そして、ダウンコンバ
ータ１からの出力が、３次元フィルタ７に入力される。
この３次元フィルタ７は、図３に示す折り返し成分を除
くフィルタ特性（斜線領域のみ通過させる）を持ち、信
号成分のみ取り出すことができる。尚、このフィルタ特
性は、従来技術で述べたＹＣ分離回路によるフィルタ特
性と同じである。なぜなら、折り返し成分がちょうど色
信号成分と同じ領域にあるため、同じフィルタで色信号
だけでなく折り返し成分も除去できるわけである。（こ
のような技術は、１９９１年７月２３日、社団法人テレ
ビジョン学会発行：１９９１年テレビジョン学会年次大
会講演予稿集の２９７頁から２９８頁に記載されてい
る）また、この３次元フィルタ７は、画像信号の動きに
応じて制御される。その動きは、動き検出回路８で検出
している。この動き検出は、ＭＵＳＥ信号の時は、Ａ／
Ｄ変換回路５の出力を、ＮＴＳＣ信号・外部ビデオ信号
の時は、Ａ／Ｄ変換回路６の出力を検出する。
きを考えると、まず、この場合は、ＳＷ２は上側に、Ｓ
Ｗ３とＳＷ４は下側切り替わる。そして、ダウンコンバ
ータ１からの出力が、３次元フィルタ７に入力される。
この３次元フィルタ７は、図３に示す折り返し成分を除
くフィルタ特性（斜線領域のみ通過させる）を持ち、信
号成分のみ取り出すことができる。尚、このフィルタ特
性は、従来技術で述べたＹＣ分離回路によるフィルタ特
性と同じである。なぜなら、折り返し成分がちょうど色
信号成分と同じ領域にあるため、同じフィルタで色信号
だけでなく折り返し成分も除去できるわけである。（こ
のような技術は、１９９１年７月２３日、社団法人テレ
ビジョン学会発行：１９９１年テレビジョン学会年次大
会講演予稿集の２９７頁から２９８頁に記載されてい
る）また、この３次元フィルタ７は、画像信号の動きに
応じて制御される。その動きは、動き検出回路８で検出
している。この動き検出は、ＭＵＳＥ信号の時は、Ａ／
Ｄ変換回路５の出力を、ＮＴＳＣ信号・外部ビデオ信号
の時は、Ａ／Ｄ変換回路６の出力を検出する。
【００２７】そして、ＳＷ３を経由して画像圧縮回路１
０に入力される。この画像圧縮回路１０は、図４に示す
ように４：３のスクイズ画像を走査線数（４８０本）を
同じままとし、７／５逓倍回路１６でのクロックで垂直
方向に圧縮する。すなわち、表示する水平走査線数を約
７／５倍にして、７３５本とする。すると、図４に示す
ようにスクイズ画像は、縦長となっていた円が原画像と
同じ真円となり、走査線数も４８０本と、垂直の解像度
が通常４：３のモニタで表示する画面より良くなる。
（このような技術は、本出願人が特願平３−３１６７５
５号で提案している。）そして、スクイズ画像の走査線
数４８０本であるのでその残り走査線数は、図４に示す
ように無画部として表示する。この無画部は、黒レベル
の信号を無画部作成回路１１で作り、混合回路１２でス
クイズ画像と合成される。（なお、無画部は、黒レベル
の信号でなく、白レベルの信号などにしてもよい）混合
回路１２で混合されたスクイズ画像信号は、ＳＷ４を介
して、Ｄ／Ａ変換回路１３でアナログ信号に変換され、
図示しない４：３の陰極線管に表示される。
０に入力される。この画像圧縮回路１０は、図４に示す
ように４：３のスクイズ画像を走査線数（４８０本）を
同じままとし、７／５逓倍回路１６でのクロックで垂直
方向に圧縮する。すなわち、表示する水平走査線数を約
７／５倍にして、７３５本とする。すると、図４に示す
ようにスクイズ画像は、縦長となっていた円が原画像と
同じ真円となり、走査線数も４８０本と、垂直の解像度
が通常４：３のモニタで表示する画面より良くなる。
（このような技術は、本出願人が特願平３−３１６７５
５号で提案している。）そして、スクイズ画像の走査線
数４８０本であるのでその残り走査線数は、図４に示す
ように無画部として表示する。この無画部は、黒レベル
の信号を無画部作成回路１１で作り、混合回路１２でス
クイズ画像と合成される。（なお、無画部は、黒レベル
の信号でなく、白レベルの信号などにしてもよい）混合
回路１２で混合されたスクイズ画像信号は、ＳＷ４を介
して、Ｄ／Ａ変換回路１３でアナログ信号に変換され、
図示しない４：３の陰極線管に表示される。
【００２８】第２にＮＴＳＣ信号及び外部ビデオ信号が
入力された時は、ＳＷ２は下側にＳＷ３、ＳＷ４は上側
に切り替えられる。そして、くし型フィルタ３を経て、
さらに、色復調されたＹ信号と色差信号は、３次元フィ
ルタ７に入力される。この３次元フィルタ７は、Ｙ信号
に対しては、クロスカラーを除去し、色差信号に対して
は、ドット妨害を防止するフィルタとして作用する。
（このような技術は、特公平１−４５７９８号公報（Ｈ
０４Ｎ１１／２０）に示されている。）そして、走査変
換回路９で走査線数を７３５本にすべく動き検出回路８
によって走査線変換を行う。この変換方法は、図５に示
すように、走査線ａとｂとの間にｂ’をｂとｃとの間に
ｃ’をと言うように画像の動きに応じて補間する方法で
ある。（このような技術は、本出願人が特願平４−１６
０１２号で提案している）従って、この走査変換回路９
の持つ周波数特性は、従来回路で述べたものとは異な
り、動画時の場合、周波数特性は５２５／４（ｃｈｐ）
では、カットオフとは、ならないので、動画時の高域成
分は低下しない。
入力された時は、ＳＷ２は下側にＳＷ３、ＳＷ４は上側
に切り替えられる。そして、くし型フィルタ３を経て、
さらに、色復調されたＹ信号と色差信号は、３次元フィ
ルタ７に入力される。この３次元フィルタ７は、Ｙ信号
に対しては、クロスカラーを除去し、色差信号に対して
は、ドット妨害を防止するフィルタとして作用する。
（このような技術は、特公平１−４５７９８号公報（Ｈ
０４Ｎ１１／２０）に示されている。）そして、走査変
換回路９で走査線数を７３５本にすべく動き検出回路８
によって走査線変換を行う。この変換方法は、図５に示
すように、走査線ａとｂとの間にｂ’をｂとｃとの間に
ｃ’をと言うように画像の動きに応じて補間する方法で
ある。（このような技術は、本出願人が特願平４−１６
０１２号で提案している）従って、この走査変換回路９
の持つ周波数特性は、従来回路で述べたものとは異な
り、動画時の場合、周波数特性は５２５／４（ｃｈｐ）
では、カットオフとは、ならないので、動画時の高域成
分は低下しない。
【００２９】そして、走査変換回路９で変換されたＮＴ
ＳＣ信号は、ＳＷ４を介して、Ｄ／Ａ変換回路１３でア
ナログ信号に変換され、図示しない４：３の陰極線管に
表示される。
ＳＣ信号は、ＳＷ４を介して、Ｄ／Ａ変換回路１３でア
ナログ信号に変換され、図示しない４：３の陰極線管に
表示される。
【００３０】
【発明の効果】以上、本発明によれば、３次元フィルタ
により、ＭＵＳＥ信号の時は、ダウンコンバータによる
折り返し成分を除去でき、標準信号の時は、クロスカラ
ーやドット妨害をなくすことができる。
により、ＭＵＳＥ信号の時は、ダウンコンバータによる
折り返し成分を除去でき、標準信号の時は、クロスカラ
ーやドット妨害をなくすことができる。
【００３１】また、クロックとしてラインクロックを用
いているため、ＶＴＲ等の外部ビデオ信号である非標準
信号が入力されてもクロスカラーやドット妨害が防止で
きる。
いているため、ＶＴＲ等の外部ビデオ信号である非標準
信号が入力されてもクロスカラーやドット妨害が防止で
きる。
【００３２】さらに、走査変換回路により、７／５倍に
走査変換しているため、垂直成分の周波数特性が広が
り、動画時の画像の解像度が上昇し、また、ラインフリ
ッカが減少すると言う効果がある。
走査変換しているため、垂直成分の周波数特性が広が
り、動画時の画像の解像度が上昇し、また、ラインフリ
ッカが減少すると言う効果がある。
【図１】本発明の実施例のブロック図。
【図２】走査線補間の垂直特性示す図。
【図３】ＭＵＳＥ信号の静止画時の特性を示す図。
【図４】ＭＵＳＥ信号を４：３のモニタに表示する図。
【図５】本発明の走査変換方法を示す図。
１ ＭＵＳＥ／ＮＴＳＣダウンコンバータ ２ デジタル／アナログ（Ｄ／Ａ）変換回路 ３ くし型フィルタ ４ 色復調回路 ５ アナログ／デジタル（Ａ／Ｄ）変換回路 ６ アナログ／デジタル（Ａ／Ｄ）変換回路 ７ ３次元ＹＣフィルタ ８ 動き検出回路 ９ 走査線数変換回路 １０ 画像圧縮回路 １１ 無画部信号作成回路 １２ 混合回路 １３ デジタル／アナログ（Ｄ／Ａ）変換回路 １４ クロック発生回路 １５ ラインクロック発生回路 １６ ７／５逓倍回路
Claims (1)
- 【請求項１】 色信号と輝度信号とからなる複合カラー
テレビジョン信号から色信号と輝度信号を分離し、分離
した色信号と輝度信号それぞれの不要成分を除去し、上
記色信号と輝度信号を標準テレビジョン信号の走査線数
の略７／５倍に変換する信号処理回路を備えるテレビジ
ョン受像機において、 上記複合カラーテレビジョン信号における動き量を検出
する動き検出回路と、 上記色信号または輝度信号において、その原信号と原信
号の隣接フレームまたは隣接フィールドまたは隣接ライ
ンの信号とを混合し、その混合比を上記動き検出回路の
出力で制御して、上記色信号または輝度信号におけるそ
れぞれの信号の不要成分を除去する３次元フィルタと、 上記３次元フィルタから出力される輝度信号と色信号に
ついて、上記標準テレビジョン信号に対して、走査線が
略７／５倍となるよう走査線数変換を行う走査線変換回
路と、 上記動き検出回路と３次元フィルタと走査線変換回路と
を制御する水平同期周波数に同期したラインクロック発
生手段とを備えたことを特徴とするテレビジョン受像
機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4235876A JPH0686310A (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | テレビジョン受像機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4235876A JPH0686310A (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | テレビジョン受像機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0686310A true JPH0686310A (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=16992555
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4235876A Pending JPH0686310A (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | テレビジョン受像機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0686310A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0881842A1 (en) * | 1997-05-30 | 1998-12-02 | Samsung Electronics Co., Ltd. | A device for providing a monitor output signal in a high-definition television |
-
1992
- 1992-09-03 JP JP4235876A patent/JPH0686310A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0881842A1 (en) * | 1997-05-30 | 1998-12-02 | Samsung Electronics Co., Ltd. | A device for providing a monitor output signal in a high-definition television |
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