JPH029441B2 - - Google Patents

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JPH029441B2
JPH029441B2 JP59017902A JP1790284A JPH029441B2 JP H029441 B2 JPH029441 B2 JP H029441B2 JP 59017902 A JP59017902 A JP 59017902A JP 1790284 A JP1790284 A JP 1790284A JP H029441 B2 JPH029441 B2 JP H029441B2
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JP
Japan
Prior art keywords
windings
primary
primary winding
winding
transformer
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59017902A
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English (en)
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JPS60163415A (ja
Inventor
Noboru Kato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FDK Corp
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FDK Corp
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Publication date
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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、絶縁型スイツチングレギユレータに
用いられるスイツチングトランスに関し、更に詳
しくは、一次巻線と二次巻線とをサンドイツチ巻
きする構造のスイツチングトランスの改良に関す
るものである。
絶縁型スイツチングレギユレータは、トランス
によつて電源側と負荷側とが直流的に絶縁された
構造をなし、そのスイツチング周波数は、装置の
小型化と高効率化のために近年ますます高周波化
していく傾向にある。このようなスイツチングレ
ギユレータにおいて、一次側と二次側の分離ある
いは電圧変換用、場合によつては自励発振用等と
して機能するトランス、所謂スイツチングトラン
スでは、一次巻線と二次巻線間のカツプリングが
悪いとスイツチングトランジスタのコレクタ−エ
ミツタ間にかかる電圧は理論値のほかに大きなス
パイク状の電圧がプラスされる。このためトラン
スとして漏洩インダクタンスを減らし、極力巻線
間の結合をよくするために所謂サンドイツチ巻き
が採用されている。例えば第1図に示すように、
E型フエライトコア1とI型フエライトコア2と
を組合わせて閉磁路を構成し、それに挿入するボ
ビン3に一次巻線N11,N12と二次巻線N21,N22
とを交互に巻線し、第2図に示すようにそれらを
並列に接続してトランスを構成するのである。こ
の場合従来技術によれば、一次巻線N11,N12
線材、線径は全く同一であり、また二次巻線
N21,N22の線材、線径も全く同一のものが使用
されていた。
ところが、このような従来構造のトランスを用
いた場合には、トランス内部において局部的な異
常発熱が起こつたり、絶縁劣化等が生じ、このよ
うな熱的アンバランスは、スイツチングトランス
が高周波化されればされるほど大きくなるという
重大な問題があることが判明した。
本発明の目的は、上記のような従来技術の欠点
を解消し、トランス内部の局部的発熱を抑え、絶
縁劣化を防ぐとともに変換効率の向上を図ること
ができるような改良されたスイツチングトランス
を提供することにある。
このような目的を達成することのできる本発明
は、複数の一次巻線と複数の二次巻線を有し、前
記一次巻線と二次巻線が交互に巻き付けられ、一
次巻線同士及び二次巻線同士をそれぞれ並列に接
続したサンドイツチ巻き構造のスイツチングトラ
ンスにおいて、二次巻線間に挾まれた一次巻線の
線材断面積を挾まれていない部分に位置する一次
巻線の線材断面積よりも大きくしたことを特徴と
するスイツチングトランスである。
以下、本発明について詳しく説明する。
本発明者等は、前述のような従来技術において
サンドイツチ巻きしたスイツチングトランス内部
の局部的発熱が生じる原因について種々実験した
結果、一次巻線に同じ線径の線材を用いても巻線
位置によつて流れる電流に大きな差が生じている
ことを見出した。その結果を第3図A〜Cに示
す。各図において、斜線で示した部分が一次巻
線、対角線を引いて示した部分が二次巻線であ
る。同図Aに示すように、一次巻線NA1,NA2
NA3を三つ並列にして二つの二次巻線でサンドイ
ツチ巻きした場合には、例えば一次側全体で3A
の電流を流したとき、一番内側の一次巻線NA1
外側の一次巻線NA3とに流れる電流が0.7Aであつ
たのに対して、二つの二次巻線によつて挾まれた
中間に位置する一次巻線NA2には1.5Aの電流が流
れていることが測定された。また同図Bに示すよ
うに、最も内側に二次巻線、その後一次巻線
NB1、他の二次巻線、最後に残りの一次巻線NB2
を巻き付けた2コイル並列式の場合には、一次側
に同じ3Aの電流を流した時に、内側の一次巻線
NB1には2Aの電流が流れ、外側の一次巻線NB2
は1Aの電流が流れていることが検出された。更
に、同図Cに示すように、内側に一次巻線NC1
巻き、二次巻線を介して外側に一次巻線NC2を巻
き、さらにその外側に他の二次巻線を巻くという
2回路並列式の場合には、同様に一次側全体に
3Aの電流を流したとき、内側の一次巻線NC1
1Aの電流が流れ、外側の一次巻線NC2に2Aの電
流が流れる。これらの実験結果からいえること
は、二次巻線間に挾まれている1次巻線には挾ま
れていない一次巻線よりも約2倍の電流が流れる
ということである。このため、発熱量は電流の2
乗に比例するので、二次巻線間に挾まれている一
次巻線部分に生じる発熱量は他の部分に比べて約
4倍となり、これがトランス内部における局部的
発熱と絶縁劣化の大きな原因となつていたのであ
る。
本発明は、このような現象の知得に基づきなさ
れたものである。第4図に本発明にかかるスイツ
チングトランスの一実施例を示す。このスイツチ
ングトランスは、基本的には従来同様、E型形状
のフエライトコア1とI型形状のフエライトコア
2とを組合わせ、それらに嵌装するプラスチツク
ボビン3にコイル巻線を施して閉磁路構成とした
ものである。この実施例では、トランスは一次側
および二次側ともそれぞれ2回路並列に設けた構
成となつている。ボビン3にはまず第1の一次巻
線N11が巻き付けられ、その外側に第1の二次巻
線N21が巻き付けられる。さらにその外側に第2
の一次巻線N12が巻き付けられ、最後に第2の二
次巻線N22が巻き付けられる。二つの一次巻線
N11,N12および二つの二次巻線N21,N22はそれ
ぞれ第5図に示すように並列に接続されることに
なる。
ここで本発明が従来技術と顕著に相違する点
は、一次巻線の形状である。つまり、二つの二次
巻線N21,N22間に挾まれているほうの一次巻線
N12の線径を、二次巻線に挾まれていない方の一
次巻線N11の線径よりもはるかに大きくした点で
ある。前述のように、二つの一次巻線の巻数と線
径が等しく、また二つの二次巻線の巻数と線径が
等しければ、第2の一次巻線N12に流れる電流は
第1の一次巻線N11に流れる電流の約2倍にな
る。これは第2の一次巻線N12が二つの二次巻線
N21,N22の両方と結合しているのに対して、第
1の一次巻線N11は一方の二次巻線N21としか結
合していないためであると考えられる。従つて、
二つの一次巻線N11,N12の発熱量は、もしそれ
らが同一線径、同一巻数であれば多少1ターン当
たりの線長が変化することを考慮してもこの二次
巻線で挾まれた方の一次巻線N12の発熱量は、挾
まれていない方の約4倍になつてしまう。しか
し、本実施例では、第2の一次巻線N12の線材断
面積を第1の一次巻線N11の線材断面積の約4倍
となるような線材または帯銅版を使用しているの
で、全体として発熱量がほぼ均一になり、局部的
な異常発熱や絶縁劣化等を避けることができ、そ
の結果トランスの変換効率も向上するのである。
以上本発明の一実施例について詳述したが、本
発明はかかる実施例のもののみに限定されるもの
でないこと無論であり、前述した第3図Aあるい
はBのタイプのトランスあるいはその他の構造の
トランスにも有効に適用することができる。いず
れにしても、二次巻線間に挾まれた方の一次巻線
の線材断面積を挾まれていない方の一次巻線の線
材断面積よりも大きく発熱量を均一化することが
重要なのである。また、本発明の趣旨とはちよつ
と異なるが、二次巻線間に二つの一次巻線を挾む
ような構成の場合には、内側に位置する一次巻線
の方により大きな電流が流れるので、その線径を
やや大きなものとすると局部的な発熱をおさえる
ことが可能となる。
なお、二次巻線にはすべてバランスのとれた電
流が流れるから線径を変える必要はない。
本発明は上記のように構成したスイツチングト
ランスであるから、局部的な異常発熱を低減し、
局部的な絶縁劣化を避けることができるし、また
この種トランスに用いられているフエライトコア
はB−H特性は温度依存性が大きいが前記のよう
に局部的な発熱をおさえることができるためにト
ランスとしての変換効率が増大し、小型化を図る
ことができるとともに、装置の信頼性を大きく向
上させることができるなど、数々のすぐれた効果
を奏しうるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のトランスの構造を示す説明図、
第2図はその巻線同士の接続状態を示す結線図、
第3図A,B,Cはそれぞれ従来構造のトランス
における電流のアンバランス状態を示す説明図、
第4図は本発明に係るスイツチングトランスの一
実施例を示す説明図、第5図はその巻線同士の接
続状態を示す結線図である。 1…E型フエライトコア、2…I型フエライト
コア、3…ボビン、N11,N12…一次巻線、N12
N22…二次巻線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数の一次巻線と複数の二次巻線を有し、前
    記一次巻線と二次巻線が交互に巻き付けられ、一
    次巻線同士及び二次巻線同士をそれぞれ並列に接
    続したサンドイツチ巻き構造のスイツチングトラ
    ンスにおいて、二次巻線間に挾まれた一次巻線の
    線材断面積を挾まれない一次巻線の線材断面積よ
    りも大きくしたこと特徴とするスイツチングトラ
    ンス。
JP59017902A 1984-02-03 1984-02-03 スイツチングトランス Granted JPS60163415A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59017902A JPS60163415A (ja) 1984-02-03 1984-02-03 スイツチングトランス

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JP59017902A JPS60163415A (ja) 1984-02-03 1984-02-03 スイツチングトランス

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Publication Number Publication Date
JPS60163415A JPS60163415A (ja) 1985-08-26
JPH029441B2 true JPH029441B2 (ja) 1990-03-02

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JP59017902A Granted JPS60163415A (ja) 1984-02-03 1984-02-03 スイツチングトランス

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JP2505721Y2 (ja) * 1990-01-09 1996-07-31 松下電器産業株式会社 コンバ―タ―トランス
KR100872514B1 (ko) 2006-09-18 2008-12-08 한국과학기술원 복수개의 1차측을 갖는 변압기 및 이를 이용한 전력 증폭기

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JPS60163415A (ja) 1985-08-26

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