JPH0294114A - 消去マークの記録検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は記録媒体に記録された情報への消去マークの
記録検出装置に関する。

〔従来の技術〕

光ディスクや光カード等の書き換え不能の記録媒体を用
いる記録再生装置においては、記録媒体のトランク単位
あるいはセクタ単位の情報単位の記録領域に欠陥がある
と、その記録領域に消去マークを付けたり、また秘密保
持のために不要となった情報単位の記録領域に消去マー
クを付けることが行われている。

このような従来の消去マークの記録検出装置として、例
えば特公昭６３−３３７９号公報には、第７図Ａに示す
ようにピット１によって記録されたデータに低い周波数
帯の信号を重ね書きすることによって消去マーク２を形
成し、再生時には第８図に示すように再生信号をローパ
スフィルタ等より成る周波数分離回路３に供給すること
によって第７図Ｂに示すような低周波数成分を取り出す
ようにして、低周波数成分の有無を判別回路４で判別し
て消去マークを検出するようにしたものが開示されてい
る。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上述した従来の消去マークの記録検出装
置にあっては、記録されたデータの内容やその記録方式
によっては消去マークの誤検出が生じるという問題があ
る。例えば、一般に広く用いられているＭＦＭ変調方式
によってデータがビット間記録されている場合において
、記録データが第９凹入に示すようにピット間隔の狭い
ものと広いものとの繰り返しより成る場合には、その繰
り返し周波数が消去マークの周波数成分に近似すると、
その再生信号からは第８図の周波数分離回路３において
第９図Ｂに示すように、第７図Ｂと同様な低周波数成分
が取り出されて判別回路４に供給されることになる。こ
のため、判別回路４においては両者の区別がつかず、消
去マークがない記録領域においても、消去マークがある
と誤検出してしまうことがある。

この発明は、このような従来の問題点に着目してなされ
たもので、データの内容や記録方式に影響されることな
く、常に正確かつ安定して消去マークを検出できるよう
適切に構成した消去マークの記録検出装置を提供するこ
とを目的とする。

〔課題を解決するための手段および作用］上記目的を達
成するため、この発明では記録媒体の情報単位の記録領
域の所定の部分に選択的に消去マークを重ね書きする消
去マーク記録手段と、前記所定の部分における再生信号
の平均レベルを検出するレベル検出手段と、前記所定の
部分における再生信号に基づいて記録情報の有無を検出
する記録情報有無検出手段と、前記レベル検出手段およ
び記録情報有無検出手段の出力に基づいて消去マークを
検出する消去マーク検出手段とを設ける。

〔実施例〕

第１図はこの発明の一実施例を示すものである。

この実施例では、情報単位をセクタ単位として、消去マ
ークをセクタのセクタ開始を示すセクタマク部分を除く
ほぼ全域に亘って重ね書きする。

リードパワー設定回路１１の出力はＶ／Ｉ変換回路１２
で電流に変換した後、電流加算回路１３を経て光学へノ
ド１４の半導体レーザ１５に供給し、これにより半導体
レーザ１５からリードパワーの光を出射させて光ディス
ク、光カード、光磁気ディスク等の光学式記録媒体１６
に投射するようにする。また、ライトパワー設定回路１
７の出力は、Ｖ／Ｉ変換回路１８で電流変換した後電流
加算回路１３において加算コントローラ１９の出力に基
づいてＶ／Ｉ変換回路１２に出力に加算し、これにより
半導体レーザ１５からライトパワーの光を出射させて記
録媒体１６に所要の情報を書き込むようにする。

加算コントローラ１９には、データの記録においてはそ
の変調信号を、また消去マークの記録においてきＨレベ
ルの消去マーク記録信号を供給し、これらの信号を図示
しないシステムコントローラからのライトコントロール
信号および消去マーク記録コントロール信号によって選
択して電流加算回路１３に供給し、該加算コントローラ
１９の出力がＩ］レレベにある期間、Ｖ／Ｉ変換回路１
８の出力をＶ／Ｉ変換回路１２の出力に加算して半導体
レーザ１５の出力をライトパワーとするようにする。

一方、光学ヘッド１４に設けた記録媒体１６からの反射
光を受光する光検出器２１から出力されるアナログ再生
信号は、入力ハッファ２２およびセクタ検出回路２３に
それぞれ供給する。入カバソファ２２の出力は再生信号
処理回路２４、ローパスフィルタ２５および２値化回路
２６にそれぞれ供給し、再生信号処理回路２４において
アナログの再生信号から２値化信号の再生データを得て
システムコントローラに供給するようにし、ローパスフ
ィルタ２５においてアナログ再生信号の平均的レベルを
検出し、また２値化回路２６においてアナログ再生信号
中の記録データ成分を２値化信号に変換するようにする
。

ローパスフィルタ２５の出力はレベル比較器２７におい
て基準値と比較してその平均的レベルを判定し、その判
定結果をＡＮＤ回路２８に供給する。また、２値化回路
２６の出力はフリップフロップ２９に供給してその立ち
下がりで該フリップフロップ２９をセットし得るように
し、そのＱ出力をＤフリップフロップ３０のＤ端子に供
給して、このＤフリップフロップ３０のＱ出力をＡＮＤ
回路２８に供給する。更に、セクタ検出回路２３では光
検出器２１のアナログ再生信号からセクタの開示を示す
セクタマークを検出し、そのセクタ検出信号をシステム
コントローラに供給すると共に、第１のウィンドウ発生
回路３１に供給する。第１のウィンドウ発生回路３１ば
セクタ検出信号を受けて、各セクタ内の所定の記録領域
、この実施例では各セクタの中間部分においてＨレベル
となる信号を発生させるようにし、その出力をフリフプ
フロップ２９のリセット端子、■〕フリップフロップ３
０のクロック端子および第２のフィンドウ発生回路３２
にそれぞれ供給する。

これにより、フリフプフロップ２９において第１のウィ
ンドウ発生回路３１の出力が１１レヘルにある期間で、
２値化回路２６の出力の最初の立ち下がりでＱ出力を１
ルベルとし、その状態を第１のウィンドウ発生回路３１
の出力がＬレベルとなるまで保持させるようにする。ま
た、Ｄフリップフロップ３０においては、第１のウィン
ドつ発生回路３１の出力がＩ］レベルから■、レベルと
なる信号の立ち下がりにおいてその時点でのフリフプフ
ロップ２９のＱ出力の状態を保持するようにする。第２
のウィンドウ発生回路３２は、第１のウィンドウ発生回
路３１の出力の立ち下がりに同期して各セクタ内におい
て所定期間■］レレベとなる信号を発生させるようにし
、この出力をＡＮＤ回路２８に供給すると共に、その出
力の立ち下がりでＤフリップフロップ３０をリセットす
るようにする。このようにして、ＡＮＤ回路２８から消
去マークがあるときに、Ｈレベルの消去マーク検出信号
を得るようにする。

以下この実施例の動作を説明する。

先ず、データの記録においては、所望のセクタのセクタ
検出信号に同期してシステムコントローラから加算コン
トローラ１９にライトロール信号を供給し、これにより
記録すべきデータの変調信号を選択してこれを電流加算
回路１３に供給する。電流加算回路１３においては、変
調信号のＨレベルにおいてＶ／Ｉ変換回路１８の出力を
Ｖ／Ｉ変換回路１２の出力に加算し、これにより半導体
レーザ１５の出射光をライトパワーとして当該セクタに
データを記録する。

また、既にデータが記録されているセクタに消去マーク
を記録する場合には、第２図に信号波形図を示すように
、消去すべきセクタのセクタ検出信号に同期してシステ
ムコントローラから加算コントローラ１９に消去マーク
記録コントロール信号をイ共給し、これにより当８亥セ
クタのセクタマーク部分を除くほぼ全域に対応するＨレ
ベルの消去マーク記録信号を選択してこれを電流加算回
路１３に供給する。電流加算回路１３では、Ｈレベルの
消去マーク記録信号が供給されている間、Ｖ／Ｔ変換回
路１８の出力をＶ／Ｉ変換回路１２の出力に加算し、こ
れにより半導体レーザ１５の出射光をライトパワーとし
て当該セクタに消去マークを重ね書きする。

次に、以−にのようにしてデータが記録されたデータ記
録セクタおよび消去マークが重ね書きされた消去マーク
記録セクタや、データおよび消去マークが記録されてい
ない未記録のブランクセクタを有する記録媒体１６から
消去マークを検出する動作について第３図を参照しなが
ら説明する。なお、第３図に（ｂ）〜（ｊ）で示す信号
波形は第１図に（ｂ）〜（ｊ）で示す各部の出力波形に
対応する。

半導体レーザ１５をリードパワーとして記録媒体１６を
読み取ると、第３図（ａ）に示すビット４１を有するデ
ータ記録セクタ、未記録のブランクセクタおよび消去マ
ーク４２を有する消去マーク記録セクタに応じて光検出
器２１からは第３図（ｂ）に示すようなアナログ再生信
号が得られる。なお、第３図（ａ）において各セクタの
セクタマーク部分の図示は省略しである。このアナログ
再生信号はローパスフィルタ２５に供給されることによ
って第３図（Ｃ）に示すように高周波成分が除去され、
また２値化回路２６に供給されることによって第３図（
ｄ）に示すような信号が得られる。ローパスフィルタ２
５の出力はレベル比較器２７において第３図（Ｃ）に示
す基準値と比較し、その出力をＡＮＤ回路２Ｂに供給す
る。ここで、基準値はデータ記録セクタおよび消去マー
ク記録セクタにおけるローパスフィルタ２５の出力レベ
ルよりも低く、かつブランクセクタにおける出力レベル
よりも高く設定する。このようにすることにより、レベ
ル比較器２７からは、第３図（ｅ）に示すようにデータ
記録セクタおよび消去マーク記録セクタにおいてＨレベ
ル、ブランクセクタにおいてＬレベルとなるレベル判定
信号が得られる。

一方、第１のウィンドウ発生回路３１からはセフ夕検出
回路２３からのセクタ検出信号に同期して、第３図（ｆ
）に示すように各セクタにおいてそのほぼ中間部分にお
いて所定期間Ｈレベルとなる第１のウィンドウ信号が発
生ずる。したがって、フリップフロップ２９の出力は、
第３図（濁に示すようにデータ記録セクタにおいて第１
のウィンドウ信号が１−ｉレベルにある期間のみＨレベ
ルとなる信号が出力され、この信号の状態が第１ウイン
ドウ信号の立ち下がりにおいてＤフリップフロップ３０
に保持され、その頁出力が第３図（ｈ）に示すようにＬ
レベルとなる。また、第２のウィンドウ発生回路３２か
らは第１のウィンドウ発生回路３１の出力がＨレベルか
らＬレベルとなる信号の立ち下がりに同期して、第３図
（ｉ）に示すように各セクタ内において所定期間１１レ
ヘルとなる第２のウィンドウ信号が発生し、この信号が
Ａ　Ｎ　Ｄ回路２８に供給されると共に、この信号の立
ち下がりにおいてＤフリップフロップ３０がリセ、ツト
される。

したがって、第３図（ｅ）に示すレベル比較器２７から
のレベル判定信号、第３図（ｈ）に示すＤフリップフロ
ップ３０のＱ出力および第３図（ｉ）に示す第２のウィ
ンドウ発生回路３２からの第２のウィンドウ信号を入力
とするＡＮＤ回路２８からは、第３図（ｊ）に示すよう
に、消去マーク記録セクタにおいて第２のウィンドウ信
号がＨレベルにある期間のみ■］レレベとなる消去マー
ク検出信号を得ることができる。

なお、この発明は上述した実施例にのみ限定されるもの
ではなく、幾多の変形または変更が可能である。例えば
、上述した実施例では、２値化回路２６によって記録デ
ータを検出するようにしたが、第４図に示すように入カ
ハッファ２２からのアナログ再生信号を微分回路５１で
微分し、この微分出力を２値化回路２６で２値化した後
カウンタ５２に供給して、核力うンタ５２において所定
個数の２値化信号を計数した時にフリップフロップ２９
に１１レヘルの記録データ検出信号を供給するようにし
てもよい。このようにすれば、微分回路５１における時
定数を適切に設定することにより記録データ成分以外の
ノイズ等の周波数成分を有効に除去することができると
共に、消去マークが重ね書きした部分に元の記録データ
がある程度残っていてもカウンタ５２で有効に除去でき
るので、消去マークの誤検出をより確実に防止すること
ができる。なお、カウンタ５２は好適には第１のウィン
ドウ発生回路３１の出力がＨレベルにある期間起動させ
る。また、このような作用効果は、第４図において微分
回路５１に代えて記録データの周波数成分のみを通過さ
せるバンドパスフィルタを用いても同様に達成すること
ができる。

また、上述した実施例ではレベル比較器２７の出力をＡ
ＮＩ’１回路２Ｂに直接入力させるようにしたが、第５
図に示すように、レベル比較器２７の出力をＤフリップ
フロップ５５および５６のＤ端子に供給して第１のウィ
ンドウ発生回路３１の出力の立ち上がりおよび立ち下が
りでそれぞれ保持し、これらＤフリップフロップ５５．
５６の出力をＡＮＤ回路５７を経てＡＮＤ回路２８に供
給るようにすることもできる。なお、Ｄフリップフロッ
プ５５．５６はセクタ検出信号あるいは第２のウィンド
ウ発生回路３２の出力の立ち下がりでクリアする。この
ようにすれば、第６図に信号波形図を示すように、記録
媒体上の欠陥やゴミ等によってブランクセクタに不所望
な信号５８が生じても、これによって消去マークが誤検
出されるのを有効に防止することができる。なお、第６
図において各信号波形を示す符号は第１図および第５図
に付した出力を示す符号に対応する。

更に、上述した実施例では情報単位をセクタ単位とした
が、トラック単位の場合にもこの発明を有効に適用する
ことができると共に、消去マークも情報単位のほぼ全領
域に限らず、所定の一部分であってもよい。

〔発明の効果〕 以上述べたように、この発明によれば消去マークを情報
単位の所定の部分に重ね書きするようにすると共に、そ
の所定の部分における再生信号の平均的レベルと、記録
情報の有無とに基づいて消去マークを検出するようにし
たので、記録情報の内容や記録方式に影響されることな
く、常に正確かつ安定して消去マークを検出することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示すブロック図、第２図
および第３図はその動作を説明するための信号波形図、 第４図および第５図はそれぞれこの発明の変形例の要部
を示すブロック図、 第６図は第５図の動作を示す信号波形図、第７図Ａ、　
Ｂ、第８図および第９図Ａ、　Ｂは従来の技術を説明す
るだめの図である。 １１・・・リートパワー設定回路 １２、１８・・・Ｖ／Ｉ変換回路　１３・・・電流加算
回路１４・・・光学ヘンド　　　　１５・・・半導体レ
ーザ１６・・・光学式記録媒体　　１７・・・ライトパ
ワー設定回路１９・・・加算：１ントローラ　２１・・
・光検出器２２・・・入力ハッファ　　　２３・・・セ
クタ検出回路２４・・・再生信号処理回路　２５・・・
ローパスフィルタ２６・・・２値化回路　　　　２７・
・・レベル比較器２８・・・ＡＮＤ回路２９・・・フリ
ップフロップ３０・・・Ｄフリップフロップ ３１・・・第１のウィンド設定回路 ３２・・・第２のウィンド設定回路 ４１・・・ピット４２・・・消去マークオリンパス光学
工業株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、記録媒体の情報単位の記録領域の所定の部分に選択
   的に消去マークを重ね書きする消去マーク記録手段と、
   前記所定の部分における再生信号の平均レベルを検出す
   るレベル検出手段と、前記所定の部分における再生信号
   に基づいて記録情報の有無を検出する記録情報有無検出
   手段と、前記レベル検出手段および記録情報有無検出手
   段の出力に基づいて消去マークを検出する消去マーク検
   出手段とを具える消去マークの記録検出装置。