JP3280397B2 - 情報記録再生装置および記録再生方法 - Google Patents
情報記録再生装置および記録再生方法Info
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- JP3280397B2 JP3280397B2 JP15394791A JP15394791A JP3280397B2 JP 3280397 B2 JP3280397 B2 JP 3280397B2 JP 15394791 A JP15394791 A JP 15394791A JP 15394791 A JP15394791 A JP 15394791A JP 3280397 B2 JP3280397 B2 JP 3280397B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ALPC(Auto L
aser Power Control)領域を利用してレーザのパワー
制御を行う光ディスクや光磁気ディスク、光カード等の
情報記録再生装置に係り、特に、ALPC領域に記録さ
れた意味をもたない情報を消去して、DCレベルの変動
を防止することにより、シンク・ビットが確実に検出で
きるようにしてALPC領域に続くデータ部のデータを
確実に検出することにより、データの信頼性を向上させ
た情報記録再生装置および記録再生方法に関する。
aser Power Control)領域を利用してレーザのパワー
制御を行う光ディスクや光磁気ディスク、光カード等の
情報記録再生装置に係り、特に、ALPC領域に記録さ
れた意味をもたない情報を消去して、DCレベルの変動
を防止することにより、シンク・ビットが確実に検出で
きるようにしてALPC領域に続くデータ部のデータを
確実に検出することにより、データの信頼性を向上させ
た情報記録再生装置および記録再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクや光磁気ディスク、光カード
等を使用する情報記録再生装置においては、その情報記
録媒体の記録領域について、標準的なフォーマットが規
定されている。例えば、5インチ光磁気ディスクについ
ては、そのISO標準案フォーマットは、次の図5のよ
うになっている。
等を使用する情報記録再生装置においては、その情報記
録媒体の記録領域について、標準的なフォーマットが規
定されている。例えば、5インチ光磁気ディスクについ
ては、そのISO標準案フォーマットは、次の図5のよ
うになっている。
【0003】図5は、ISO標準案による連続サーボ・
トラッキング方式のセクタ・フォーマットの一例を示す
図である。
トラッキング方式のセクタ・フォーマットの一例を示す
図である。
【0004】図5において、SMはセクタ・マーク、V
FO1 〜VFO3 はPLLロック用の連続データパター
ン、AMはアドレス・マーク、IDはアドレス(トラッ
クナンバーとして2バイト、セクタナンバーとして1バ
イト)、CRCはID部の誤り検出用コード、PAはポ
スト・アンブル、ODF(オフセット・ディテクション
・フラグ)はプッシュプル法を用いるトラッキング・エ
ラー検出におけるオフセット検出用のマーク、Flag
は書き込みが行われたことを示すフラグ、Gapsは3
バイト長の間データがないギャップ、ALPC(オート
・レーザ・パワー・コントロール)はレーザのパワー・
レベルを制御するためのテスト部、Syncはデータ部
の同期信号、Data,Control,ECC,CR
C,Resyncはユーザ・データを書く領域で、1,
024バイトのユーザ・データ領域と、12バイトのC
ontrol情報と、223バイトのECC,CRC,
Resync(Data領域内の同期用の特殊コード)
の情報とからなり、また、Bufferはディスク回転
変動マージン用の領域である。
FO1 〜VFO3 はPLLロック用の連続データパター
ン、AMはアドレス・マーク、IDはアドレス(トラッ
クナンバーとして2バイト、セクタナンバーとして1バ
イト)、CRCはID部の誤り検出用コード、PAはポ
スト・アンブル、ODF(オフセット・ディテクション
・フラグ)はプッシュプル法を用いるトラッキング・エ
ラー検出におけるオフセット検出用のマーク、Flag
は書き込みが行われたことを示すフラグ、Gapsは3
バイト長の間データがないギャップ、ALPC(オート
・レーザ・パワー・コントロール)はレーザのパワー・
レベルを制御するためのテスト部、Syncはデータ部
の同期信号、Data,Control,ECC,CR
C,Resyncはユーザ・データを書く領域で、1,
024バイトのユーザ・データ領域と、12バイトのC
ontrol情報と、223バイトのECC,CRC,
Resync(Data領域内の同期用の特殊コード)
の情報とからなり、また、Bufferはディスク回転
変動マージン用の領域である。
【0005】この図5に示すように、5インチ光磁気デ
ィスクにおいては、そのセクタ・フォーマットをもつ光
磁気ディスクにおいて、そのフォーマット内に、ALP
C領域が設けられている。このALPC領域では、記録
時に、レーザの試し書きを行って記録レーザパワーの制
御を行うことができる。
ィスクにおいては、そのセクタ・フォーマットをもつ光
磁気ディスクにおいて、そのフォーマット内に、ALP
C領域が設けられている。このALPC領域では、記録
時に、レーザの試し書きを行って記録レーザパワーの制
御を行うことができる。
【0006】したがって、ALPC領域には、格別の意
味をもたない情報が書き込まれることになる。しかし、
この図5に示したISO標準案では、ALPC領域の使
用方法までは規定していないので、この領域は、必ずし
も使用しなくてもよい。その結果、ALPC領域を再生
したとき、DCレベルが一定でない、というケースが生
じる。
味をもたない情報が書き込まれることになる。しかし、
この図5に示したISO標準案では、ALPC領域の使
用方法までは規定していないので、この領域は、必ずし
も使用しなくてもよい。その結果、ALPC領域を再生
したとき、DCレベルが一定でない、というケースが生
じる。
【0007】また、このISO標準案では、ALPC領
域のすぐ後の領域が、ビット同期を取るためのVFO部
となっており、ALPC領域に書き込まれたレーザ・パ
ワーの違いによって、再生時にVFO部がDCレベル変
動を起こす。このDCレベルの変動の結果、ビット同期
が引き込めず、SB(シンク・バイト)の検出ができな
くなり、データを再生することができない、という場合
が生じる。
域のすぐ後の領域が、ビット同期を取るためのVFO部
となっており、ALPC領域に書き込まれたレーザ・パ
ワーの違いによって、再生時にVFO部がDCレベル変
動を起こす。このDCレベルの変動の結果、ビット同期
が引き込めず、SB(シンク・バイト)の検出ができな
くなり、データを再生することができない、という場合
が生じる。
【0008】ここで、この図5のようなセクタ・フォー
マットをもつ光ディスクの記録,再生,消去時における
動作について説明する。
マットをもつ光ディスクの記録,再生,消去時における
動作について説明する。
【0009】図6は、従来の情報記録再生装置につい
て、その要部構成の一例を示す機能ブロツク図である。
図において、1はA/D変換器、2はパワー制御回路、
3はD/A変換器、4はスイッチ回路、5は駆動アン
プ、6はLD、7はPD、8は検出アンプを示し、ま
た、各制御信号は、WDはライト・データ、WGはライ
ト・ゲート、RGはリード・ゲート、EGはイレース・
ゲート、ALPCはオート・レーザ・パワー・コントロ
ールである。
て、その要部構成の一例を示す機能ブロツク図である。
図において、1はA/D変換器、2はパワー制御回路、
3はD/A変換器、4はスイッチ回路、5は駆動アン
プ、6はLD、7はPD、8は検出アンプを示し、ま
た、各制御信号は、WDはライト・データ、WGはライ
ト・ゲート、RGはリード・ゲート、EGはイレース・
ゲート、ALPCはオート・レーザ・パワー・コントロ
ールである。
【0010】この図6に示す従来の情報記録再生装置で
は、D/A(デジタル/アナログ)変換器3によって、
LD(レーザ・ダイオード)6の駆動電流を設定してい
る。詳しくいえば、このD/A変換器3の出力をスイッ
チ回路4へ入力し、図示されないタイミング生成回路に
より生成される記録,再生,消去,ALPCのモードに
よってスイッチングを行い、LD駆動電流を切換えて、
駆動アンプ5(ドライバー)によりLD6を駆動する。
は、D/A(デジタル/アナログ)変換器3によって、
LD(レーザ・ダイオード)6の駆動電流を設定してい
る。詳しくいえば、このD/A変換器3の出力をスイッ
チ回路4へ入力し、図示されないタイミング生成回路に
より生成される記録,再生,消去,ALPCのモードに
よってスイッチングを行い、LD駆動電流を切換えて、
駆動アンプ5(ドライバー)によりLD6を駆動する。
【0011】この場合に、LD6の発光光量をモニタす
るPD(フォト・デイテクタ)7の出力を、検出アンプ
8で増幅した後、A/D(アナログ/デジタル)変換器
1で量子化する。そして、この量子化された出力をパワ
ー制御回路2へ与えて、発光量が一定となるように、D
/A変換器3の出力値を制御する。
るPD(フォト・デイテクタ)7の出力を、検出アンプ
8で増幅した後、A/D(アナログ/デジタル)変換器
1で量子化する。そして、この量子化された出力をパワ
ー制御回路2へ与えて、発光量が一定となるように、D
/A変換器3の出力値を制御する。
【0012】次の図7は、従来の情報記録再生装置にお
ける制御信号とレーザ・ダイオードの発光量との関係を
説明するためのタイミングチャートで、(1)は記録時、
(2)は再生時、(3) は消去時を示す図である。図の各信
号波形に付けた符号は、図6の符号に対応している。
ける制御信号とレーザ・ダイオードの発光量との関係を
説明するためのタイミングチャートで、(1)は記録時、
(2)は再生時、(3) は消去時を示す図である。図の各信
号波形に付けた符号は、図6の符号に対応している。
【0013】この図7で、横軸は時間であり、最上部に
は、光ディスクのセクタ・フォーマットにおけるID部
と、ALPC領域と、データ部とを示している。なお、
ID部は、セクタ・ヘッダ中にアドレス・マークに引き
続いて記録されるセクタ・アドレス等の情報である。
は、光ディスクのセクタ・フォーマットにおけるID部
と、ALPC領域と、データ部とを示している。なお、
ID部は、セクタ・ヘッダ中にアドレス・マークに引き
続いて記録されるセクタ・アドレス等の情報である。
【0014】最初に、記録時の動作について説明する。
図7(1) に示すように、ALPC(オート・レーザ・パ
ワー・コントロール)領域では、ALPC信号がアクテ
ィブになるので、LD(レーザ・ダイオード)6が高パ
ワーで発光される。
図7(1) に示すように、ALPC(オート・レーザ・パ
ワー・コントロール)領域では、ALPC信号がアクテ
ィブになるので、LD(レーザ・ダイオード)6が高パ
ワーで発光される。
【0015】そして、ALPC領域が終ると、代ってW
G(ライト・ゲート)がアクティブになり、WD(ライ
ト・データ)が“1”の場合には、LD6が、一定量
(ALPC領域で制御された光量)で発光される。ま
た、WD(ライト・データ)が“0”の場合には、LD
6は、全く発光されないか、あるいは、ボトム・パワー
と呼ばれる弱い光量で発光される。
G(ライト・ゲート)がアクティブになり、WD(ライ
ト・データ)が“1”の場合には、LD6が、一定量
(ALPC領域で制御された光量)で発光される。ま
た、WD(ライト・データ)が“0”の場合には、LD
6は、全く発光されないか、あるいは、ボトム・パワー
と呼ばれる弱い光量で発光される。
【0016】これに対して、再生時には、図7(2) に示
すように、RG(リード・ゲート)がアクティブにな
り、LD6は、記録時よりも充分に弱い光量で発光され
る。
すように、RG(リード・ゲート)がアクティブにな
り、LD6は、記録時よりも充分に弱い光量で発光され
る。
【0017】さらに、消去時には、図7(3) に示すよう
に、EG(イレース・ゲート)がアクティブになり、L
D6は、ほぼ記録時のパワーと同じレベルの光量で発光
される。以上のように、従来の情報記録再生装置では、
記録,再生,消去,ALPCのモードによって、レーザ
・ダイオードの発光レベルを制御している。
に、EG(イレース・ゲート)がアクティブになり、L
D6は、ほぼ記録時のパワーと同じレベルの光量で発光
される。以上のように、従来の情報記録再生装置では、
記録,再生,消去,ALPCのモードによって、レーザ
・ダイオードの発光レベルを制御している。
【0018】ところが、ALPC領域に記録された意味
をもたない情報は、再生時に、DCレベル変動の原因に
なる(後出の図4、参照)ので、ビット同期が引き込め
なくなってSB(シンク・バイト)の検出ができなくな
り、データの信頼性が低下する、という不都合があっ
た。
をもたない情報は、再生時に、DCレベル変動の原因に
なる(後出の図4、参照)ので、ビット同期が引き込め
なくなってSB(シンク・バイト)の検出ができなくな
り、データの信頼性が低下する、という不都合があっ
た。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】この発明では、従来の
情報記録再生装置におけるこのような不都合を解決し、
試験用情報の記録領域、例えばALPC領域に記録され
た意味をもたない情報を消去することによって、DCレ
ベル変動を防止し、ビット同期が引き込めるようにして
シンク・ビットを確実に検出することにより、データの
信頼性を向上させた情報記録再生装置および記録再生方
法を提供することを目的とする。
情報記録再生装置におけるこのような不都合を解決し、
試験用情報の記録領域、例えばALPC領域に記録され
た意味をもたない情報を消去することによって、DCレ
ベル変動を防止し、ビット同期が引き込めるようにして
シンク・ビットを確実に検出することにより、データの
信頼性を向上させた情報記録再生装置および記録再生方
法を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明では、第1に、
記録領域として、保存用情報の記録領域および発光素子
からの出力を調整するための試験用情報の記録領域とを
有する記録媒体を備え、発光素子からの出力の強弱によ
って情報を記録し、該記録された情報の記録再生を行う
情報記録再生装置において、再生時に前記保存用情報の
記録領域のDCレベルが変動しないように前記試験用情
報の記録領域に記録された試験用情報を消去するように
構成している。
記録領域として、保存用情報の記録領域および発光素子
からの出力を調整するための試験用情報の記録領域とを
有する記録媒体を備え、発光素子からの出力の強弱によ
って情報を記録し、該記録された情報の記録再生を行う
情報記録再生装置において、再生時に前記保存用情報の
記録領域のDCレベルが変動しないように前記試験用情
報の記録領域に記録された試験用情報を消去するように
構成している。
【0021】
【0022】第2に、上記の第1の情報記録再生装置に
おいて、保存用情報を記録した直後に、試験用情報の記
録領域に記録された試験用情報を消去する記録再生方法
である。
おいて、保存用情報を記録した直後に、試験用情報の記
録領域に記録された試験用情報を消去する記録再生方法
である。
【0023】第3に、上記の第1の情報記録再生装置に
おいて、再生時に障害か生じたときのみ、試験用情報の
記録領域に記録された試験用情報を消去する記録再生方
法である。
おいて、再生時に障害か生じたときのみ、試験用情報の
記録領域に記録された試験用情報を消去する記録再生方
法である。
【0024】
【作用】この発明では、試験用情報の記録領域、例えば
ALPC領域に記録された意味をもたない情報を消去す
ることによって、DCレベル変動を防止し、ビット同期
が引き込めるようにしてSBを確実に検出し、データの
信頼性を向上させる(請求項1の発明)。また、再生時
に、SBの検出できない場合にのみ、ALPC領域の情
報消去することによって、同様に、DCレベルの変動を
防止し、SBが検出できるようにしている。
ALPC領域に記録された意味をもたない情報を消去す
ることによって、DCレベル変動を防止し、ビット同期
が引き込めるようにしてSBを確実に検出し、データの
信頼性を向上させる(請求項1の発明)。また、再生時
に、SBの検出できない場合にのみ、ALPC領域の情
報消去することによって、同様に、DCレベルの変動を
防止し、SBが検出できるようにしている。
【0025】
【実施例】次に、この発明の情報記録再生装置につい
て、図面を参照しながら、その実施例を詳細に説明す
る。
て、図面を参照しながら、その実施例を詳細に説明す
る。
【0026】図1は、この発明の情報記録再生装置につ
いて、その要部構成の一実施例を示す機能ブロツク図で
ある。図における符号は先の図6と同様であり、また、
9はオア・ゲート回路、ALPC・EGはオート・レー
ザ・パワー・コントロールのイレース・ゲート信号を示
す。
いて、その要部構成の一実施例を示す機能ブロツク図で
ある。図における符号は先の図6と同様であり、また、
9はオア・ゲート回路、ALPC・EGはオート・レー
ザ・パワー・コントロールのイレース・ゲート信号を示
す。
【0027】この図1に示すこの発明の情報記録再生装
置では、スイッチ回路4のスイッチング制御を行う図示
されないタイミング生成回路において、新たに、ALP
C・EG(オート・レーザ・パワー・コントロールのイ
レース・ゲート信号)を生成し、このALPC・EG
と、先の図6のEG(イレース・ゲート)とを、付加さ
れたオア・ゲート回路9によってオア処理して、スイッ
チ回路4のスイッチングを行うようにしている点で、従
来の装置と異なっている。
置では、スイッチ回路4のスイッチング制御を行う図示
されないタイミング生成回路において、新たに、ALP
C・EG(オート・レーザ・パワー・コントロールのイ
レース・ゲート信号)を生成し、このALPC・EG
と、先の図6のEG(イレース・ゲート)とを、付加さ
れたオア・ゲート回路9によってオア処理して、スイッ
チ回路4のスイッチングを行うようにしている点で、従
来の装置と異なっている。
【0028】そして、ALPC領域の情報を消去する際
には、この新たに生成されたALPC・EG(ALPC
イレース・ゲート信号)をアクティブにして、消去時と
同じ光量でLD6を発光させる(請求項1から請求項3
の発明)。このALPC領域の情報を消去する場合につ
いて、RG(リード・ゲート)とALPC・EG(AL
PCイレース・ゲート信号)とLD6の出力パワーとの
関係を、次の図2に示す。
には、この新たに生成されたALPC・EG(ALPC
イレース・ゲート信号)をアクティブにして、消去時と
同じ光量でLD6を発光させる(請求項1から請求項3
の発明)。このALPC領域の情報を消去する場合につ
いて、RG(リード・ゲート)とALPC・EG(AL
PCイレース・ゲート信号)とLD6の出力パワーとの
関係を、次の図2に示す。
【0029】図2は、この発明の情報記録再生装置につ
いて、ALPC消去時における制御信号とレーザ・ダイ
オードの発光量との関係を説明するためのタイミングチ
ャートである。図の各信号波形に付けた符号は、図1の
符号に対応している。
いて、ALPC消去時における制御信号とレーザ・ダイ
オードの発光量との関係を説明するためのタイミングチ
ャートである。図の各信号波形に付けた符号は、図1の
符号に対応している。
【0030】この図2は、従来例を示した先の図7(3)
に対応しており、横軸は時間で、最上部には、光ディス
クのセクタ・フォーマットにおけるID部と、ALPC
領域と、データ部とを示している。ALPC領域の消去
時には、図1のRG(リード・ゲート)が“L”(ロー
・レベル)になり、その後に、この図2の中央に示すA
LPC・EG(ALPCイレース・ゲート信号)が
“H”(ハイ・レベル)になる。
に対応しており、横軸は時間で、最上部には、光ディス
クのセクタ・フォーマットにおけるID部と、ALPC
領域と、データ部とを示している。ALPC領域の消去
時には、図1のRG(リード・ゲート)が“L”(ロー
・レベル)になり、その後に、この図2の中央に示すA
LPC・EG(ALPCイレース・ゲート信号)が
“H”(ハイ・レベル)になる。
【0031】この図2で、ALPC・EG信号の領域の
幅が、ALPC領域よりも狭い理由は、画幅変動等によ
って、ALPC領域の前後の領域に記録されるデータ部
などの情報が、破壊されないようにしているためであ
る。次に、この図2に示したALPC領域の情報の消去
を行う具体的な回路構成について、説明する。
幅が、ALPC領域よりも狭い理由は、画幅変動等によ
って、ALPC領域の前後の領域に記録されるデータ部
などの情報が、破壊されないようにしているためであ
る。次に、この図2に示したALPC領域の情報の消去
を行う具体的な回路構成について、説明する。
【0032】図3は、この発明の情報再生記録装置にお
いて、ALPC信号とALPC・EG信号とを生成する
回路の一実施例を示す機能ブロック図である。図におい
て、11はJKフリップ・フロップ回路、12はカウン
タ、13はROM、14はレジスタを示す。
いて、ALPC信号とALPC・EG信号とを生成する
回路の一実施例を示す機能ブロック図である。図におい
て、11はJKフリップ・フロップ回路、12はカウン
タ、13はROM、14はレジスタを示す。
【0033】この図3に示したALPC信号とALPC
・EG信号の生成回路の動作は、次のとおりである。再
生信号から、セクタ・マークSM(図5、参照)を検出
すると、セクタ検出パルスが出力されて、JKフリップ
・フロップ回路11のJ端子へ入力される。
・EG信号の生成回路の動作は、次のとおりである。再
生信号から、セクタ・マークSM(図5、参照)を検出
すると、セクタ検出パルスが出力されて、JKフリップ
・フロップ回路11のJ端子へ入力される。
【0034】そして、JKフリップ・フロップ回路11
は、その出力Qであるイネーブル信号が、“1”(ハイ
・レベル)になり、カウンタ12が動作を開始する。こ
のカウンタ12は、セクタ・マークSMからのビット数
をカウントするカウンタであり、そのカウント値が、次
のROM13のアドレスへ入力される。
は、その出力Qであるイネーブル信号が、“1”(ハイ
・レベル)になり、カウンタ12が動作を開始する。こ
のカウンタ12は、セクタ・マークSMからのビット数
をカウントするカウンタであり、そのカウント値が、次
のROM13のアドレスへ入力される。
【0035】このROM13には、例えば、60バイト
から62バイト(480ビットから496ビット)の
間、ALPC信号が“1”となるようなデータが書き込
まれている。また、ALPC・EG信号は、このALP
C信号よりも遅く“1”となり、また、早く“0”とな
るように、例えば、482ビットから494ビットの
間、ALPC・EG信号が“1”となるようなデータが
書き込まれている。
から62バイト(480ビットから496ビット)の
間、ALPC信号が“1”となるようなデータが書き込
まれている。また、ALPC・EG信号は、このALP
C信号よりも遅く“1”となり、また、早く“0”とな
るように、例えば、482ビットから494ビットの
間、ALPC・EG信号が“1”となるようなデータが
書き込まれている。
【0036】したがって、このROM13から、ALP
C信号が“1”となるデータが出力された後、2ビット
だけ遅れて、ALPC信号が“1”となるデータが出力
されて、レジスタ14に保持される。
C信号が“1”となるデータが出力された後、2ビット
だけ遅れて、ALPC信号が“1”となるデータが出力
されて、レジスタ14に保持される。
【0037】同様に、ALPC・EG信号が“1”にな
った後、2ビットだけ遅れて、ALPC信号が“0”に
なり、先の図2のように、ALPC領域(ALPC信
号)よりも狭い幅のALPC・EG信号が生成される。
このようなROM13の情報を使用することによって、
容易に、試験用情報の記録領域に記録された試験用情報
の消去部分を、実際の記録領域よりも狭い範囲とするこ
とができる。
った後、2ビットだけ遅れて、ALPC信号が“0”に
なり、先の図2のように、ALPC領域(ALPC信
号)よりも狭い幅のALPC・EG信号が生成される。
このようなROM13の情報を使用することによって、
容易に、試験用情報の記録領域に記録された試験用情報
の消去部分を、実際の記録領域よりも狭い範囲とするこ
とができる。
【0038】ここで、従来の情報記録再生装置と、この
発明の情報記録再生装置について、再生される信号の差
異を説明する。
発明の情報記録再生装置について、再生される信号の差
異を説明する。
【0039】次の図4は、従来の情報記録再生装置とこ
の発明の情報記録再生装置における再生信号の各一例を
示すタイミングチャートである。
の発明の情報記録再生装置における再生信号の各一例を
示すタイミングチャートである。
【0040】この図4では、ALPC領域に書き込まれ
た情報によって、DCレベルが変動した状態の再生信号
と、この発明によって、ALPC領域の情報を消去した
ときの再生信号とを対比して、図示している。従来の再
生信号は、図4の上方に示すように、ALPC領域に書
き込まれた情報によって、その領域のDCレベルが変化
し、その後に続くデータ部では、そのDCレベルが
“0”ボルト以下になってしまう。
た情報によって、DCレベルが変動した状態の再生信号
と、この発明によって、ALPC領域の情報を消去した
ときの再生信号とを対比して、図示している。従来の再
生信号は、図4の上方に示すように、ALPC領域に書
き込まれた情報によって、その領域のDCレベルが変化
し、その後に続くデータ部では、そのDCレベルが
“0”ボルト以下になってしまう。
【0041】これに対して、図4の上方に示すこの発明
の情報記録再生装置による再生信号では、データ部の最
初の部分で、DCレベルがやや“0”ボルト以下になる
が、その時間は短く、その後は“0”ボルトになる。し
たがって、この発明の情報記録再生装置によれば、AL
PC領域に書き込まれた情報によって生じるDCレベル
の変動が減少され、データの信頼性が向上される。
の情報記録再生装置による再生信号では、データ部の最
初の部分で、DCレベルがやや“0”ボルト以下になる
が、その時間は短く、その後は“0”ボルトになる。し
たがって、この発明の情報記録再生装置によれば、AL
PC領域に書き込まれた情報によって生じるDCレベル
の変動が減少され、データの信頼性が向上される。
【0042】また、この図4では、ALPC領域に書き
込まれた情報の両端、すなわち、前部と後部に、消し残
された情報が存在している。しかし、DCレベルの変動
は、時間と振幅との積が関係するので、短い幅(図3で
説明したように、両端はそれぞれ2ビットのように短い
時間である)の情報は、再生時にほとんど影響を与えな
いので、DCレベルの変動を充分に抑制することができ
る。
込まれた情報の両端、すなわち、前部と後部に、消し残
された情報が存在している。しかし、DCレベルの変動
は、時間と振幅との積が関係するので、短い幅(図3で
説明したように、両端はそれぞれ2ビットのように短い
時間である)の情報は、再生時にほとんど影響を与えな
いので、DCレベルの変動を充分に抑制することができ
る。
【0043】その上、この図4のように、ALPC領域
に書き込まれた情報の両端(前端と後端)の情報を消去
しない(消し残す)ことによって、回転変動などにより
ALPC領域の前後の領域、例えばID部やデータ部の
領域における不本意なデータの破壊も防止される、とい
う効果が得られる。
に書き込まれた情報の両端(前端と後端)の情報を消去
しない(消し残す)ことによって、回転変動などにより
ALPC領域の前後の領域、例えばID部やデータ部の
領域における不本意なデータの破壊も防止される、とい
う効果が得られる。
【0044】ところで、この発明の情報記録再生装Cお
よび記撮再生方法において、このALPC領域に書き込
まれた情報の消去動作のタイミングは、データ部に情報
を記録した直後で、ベリファイを行う前であれば、AL
PC領域の消去を確実に行うことができるので、ALP
C領域の情報によってエラーが生じることもなく、余分
に交代セクタヘ回るという状態も回避される(請求項2
の発明)。
よび記撮再生方法において、このALPC領域に書き込
まれた情報の消去動作のタイミングは、データ部に情報
を記録した直後で、ベリファイを行う前であれば、AL
PC領域の消去を確実に行うことができるので、ALP
C領域の情報によってエラーが生じることもなく、余分
に交代セクタヘ回るという状態も回避される(請求項2
の発明)。
【0045】また、このALPC領域の情報を消去は、
必ずしも常に実行することは必要ではない。例えば、再
生時に、ALPC領域によるDCレベル変動によってデ
ータが読めなかったときのみ実行すればよい。この消去
方法を採用すれば、消去時間を大幅に減少させることが
できる(請求項3の発明)。
必ずしも常に実行することは必要ではない。例えば、再
生時に、ALPC領域によるDCレベル変動によってデ
ータが読めなかったときのみ実行すればよい。この消去
方法を採用すれば、消去時間を大幅に減少させることが
できる(請求項3の発明)。
【0046】
【発明の効果】この発明によれば、ALPC領域に記録
された意味をもたない情報を消去することによって、こ
のALPC領域に続くデータ部のDCレベル変動が防止
されるので、データの信頼性が向上される(請求項1の
発明に対応する効果)。
された意味をもたない情報を消去することによって、こ
のALPC領域に続くデータ部のDCレベル変動が防止
されるので、データの信頼性が向上される(請求項1の
発明に対応する効果)。
【0047】
【0048】第2に、保存用の情報を記録した直後で、
ベリファイを行う前に、ALPC領域の情報を消去する
ことにより、確実にALPC領域の消去を行うことがで
きるので、ALPC領域の情報によってエラーが生じる
ことによって、余分に交代セクタヘ回ることが防止され
る(請求項2の発明に対応する効果)。
ベリファイを行う前に、ALPC領域の情報を消去する
ことにより、確実にALPC領域の消去を行うことがで
きるので、ALPC領域の情報によってエラーが生じる
ことによって、余分に交代セクタヘ回ることが防止され
る(請求項2の発明に対応する効果)。
【0049】第3に、再生時に、ALPC領域によるD
Cレベル変動によってデータが読めなかったときのみ、
ALPC領域の情報を消去することにより、消去時間を
減少させることが可能になる(請求項3の発明に対応す
る効果)、等の多くの優れた効果が奏せられる。
Cレベル変動によってデータが読めなかったときのみ、
ALPC領域の情報を消去することにより、消去時間を
減少させることが可能になる(請求項3の発明に対応す
る効果)、等の多くの優れた効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の情報記録再生装置について、その要
部構成の一実施例を示す機能ブロツク図である。
部構成の一実施例を示す機能ブロツク図である。
【図2】この発明の情報記録再生装置について、ALP
C消去時の制御信号とレーザ・ダイオードの発光量との
関係を説明するためのタイミングチャートである。
C消去時の制御信号とレーザ・ダイオードの発光量との
関係を説明するためのタイミングチャートである。
【図3】この発明の情報再生記録装置において、ALP
C信号とALPC・EG信号とを生成する回路の一実施
例を示す機能ブロック図である。
C信号とALPC・EG信号とを生成する回路の一実施
例を示す機能ブロック図である。
【図4】従来の情報記録再生装置とこの発明の情報記録
再生装置における再生信号の各一例を示すタイミングチ
ャートである。
再生装置における再生信号の各一例を示すタイミングチ
ャートである。
【図5】ISO標準案による連続サーボ・トラッキング
方式のセクタ・フォーマットの一例を示す図である。
方式のセクタ・フォーマットの一例を示す図である。
【図6】従来の情報記録再生装置について、その要部構
成の一例を示す機能ブロツク図である。
成の一例を示す機能ブロツク図である。
【図7】従来の情報記録再生装置における制御信号とレ
ーザ・ダイオードの発光量との関係を説明するためのタ
イミングチャートである。
ーザ・ダイオードの発光量との関係を説明するためのタ
イミングチャートである。
1 A/D変換器 2 パワー制御回路 3 D/A変換器 4 スイッチ回路 5 駆動アンプ 6 LD 7 PD 8 検出アンプ 9 オア・ゲート回路
Claims (3)
- 【請求項1】 記録領域として、保存用情報の記録領域
および発光素子からの出力を調整するための試験用情報
の記録領域とを有する記録媒体を備え、発光素子からの
出力の強弱によって情報を記録し、該記録された情報の
記録再生を行う情報記録再生装置において、再生時に前記保存用情報の記録領域のDCレベルが変動
しないように 前記試験用情報の記録領域に記録された試
験用情報を消去することを特徴とする情報記録再生装
置。 - 【請求項2】 請求項1の情報記録再生装置において、 保存用情報を記録した直後に、試験用情報の記録領域に
記録された試験用情報を消去することを特徴とする記録
再生方法。 - 【請求項3】 請求項1の情報記録再生装置において、 再生時に障害が生じたときのみ、試験用情報の記録領域
に記録された試験用情報を消去することを特徴とする記
録再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15394791A JP3280397B2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 情報記録再生装置および記録再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15394791A JP3280397B2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 情報記録再生装置および記録再生方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04351759A JPH04351759A (ja) | 1992-12-07 |
JP3280397B2 true JP3280397B2 (ja) | 2002-05-13 |
Family
ID=15573558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15394791A Expired - Fee Related JP3280397B2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 情報記録再生装置および記録再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3280397B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013093086A (ja) * | 2011-10-03 | 2013-05-16 | Panasonic Corp | 光記録再生装置 |
-
1991
- 1991-05-29 JP JP15394791A patent/JP3280397B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04351759A (ja) | 1992-12-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |