JPH029360Y2 - - Google Patents

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JPH029360Y2
JPH029360Y2 JP19170687U JP19170687U JPH029360Y2 JP H029360 Y2 JPH029360 Y2 JP H029360Y2 JP 19170687 U JP19170687 U JP 19170687U JP 19170687 U JP19170687 U JP 19170687U JP H029360 Y2 JPH029360 Y2 JP H029360Y2
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fluidized bed
elevator
forged
rotating body
rotating shaft
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  • Crucibles And Fluidized-Bed Furnaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、連続式流動層処理装置に関するもの
である。
(従来技術とその問題点) 従来、たとえば、熱間鍛造機から出た1150℃〜
1050℃の鍛造部品は、被切削性を向上させるた
め、恒温変態温度まで急冷して焼鈍処理を行うも
のである。
そして、前記鍛造部品の急冷処理には、種々の
方法が採用されているが、短時間で、安定した急
冷ができることから流動層で冷却することが広く
採用されている。
ところで、熱間鍛造機から順次供給される鍛造
部品を連続的に処理するには、流動層内にメツシ
ユベルトコンベアを設置し、装入マニプレータで
鍛造部品を供給する一方、抽出マニプレータで順
次抽出する方法と、エレベータ機構を備えた流動
層を複数基設置し、鍛造部品を順次各エレベータ
機構の載置部に供給して各流動層で処理する方法
とがある。
一方、熱間鍛造機から取り出された鍛造部品の
温度は、常に一定ではなく、また、流動層温度
は、鍛造部品を急冷する必要上、恒温変態温度よ
り低い所定温度(200℃以下)とし、しかも、そ
の温度は、操業状態により変化するため、流動層
での鍛造部品の浸漬時間を調節する必要がある。
しかしながら、前者の方法では、各鍛造部品毎
に処理時間を調節することができないため、冷却
の過不足が生じ、すべての部品に均一な処理がで
きない。また、鍛造部品の抽出マニプレータでの
把持操作は、流動粒子中で行うため確実性に欠け
るという問題点を有する。
これに対し、後者の方法では、個々の鍛造部品
の浸漬時間の調節は自在であるため、すべての部
品に均一な処理ができるが、熱間鍛造機からの鍛
造部品を各流動層へ供給あるいは抽出するマニプ
レータは各流動層間を往復しなければならず、そ
の機構が複雑になるという問題点を有する。
したがつて、本考案は、簡単な機構で処理材の
流動層への浸漬時間を自在に調節でき、かつ、連
続的に処理材を処理することのできる連続式流動
層処理装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決すべき手段) 前記目的を達成するために、本考案にかかる連
続式流動層処理装置は、円環状流動層の上方に設
けたフレームに、間欠回転する回転軸と該回転軸
に取付けた円板とからなる回転体を配設し、この
円板の同一円周上に、下部に材料載置部を有する
昇降ロツドからなるエレベータ機構を複数基配設
して、各エレベータ機構を前記回転体と一体回転
させるとともに、前記各エレベータ機構をそれぞ
れ独立駆動としたものである。
(実施例) つぎに、本考案の一実施例を図面にしたがつて
説明する。
本考案にかかる連続式流動層処理装置Aは、大
略、円環状流動層1と回転体13とエレベータ機
構16とからなる。
前記流動層1は有底で、水冷ジヤケツトで構成
された内、外周側壁3,4からなる環状の本体2
と、前記内周側壁3の外面と、外周側壁4の内面
に沿つて設けたジグザグ状の水冷パイプ5a,5
bを有するものである。なお、6は流動層の温度
を検出する熱電対である。
また、流動層1のほぼ中間高さには、多数の孔
(図示せず)を有する整流板7を有し、底部に設
けた空気噴出装置8から噴出した空気を整流板7
の孔から噴出し、たとえば、150メツシユのジル
コサンドからなる流動粒子9を浮揚流動させるよ
うになつている。
回転体13は、前記本体1の上方に位置し、フ
レーム10に設けた図示しないモータ、減速機1
1により所定速度で間欠回転する回転軸12に取
り付けられた上部円板14と、これに連結された
下部円板15とからなる。
また、エレベータ機構16は、前記上、下部円
板14,15に取り付けられた昇降用エアシリン
ダ17で昇降し、下部に載置部であるフオーク状
の載置台19を備えた昇降ロツド18と、前記載
置台19と一体に上下動するとともに、載置台1
9上の鍛造部品を押圧保持する押え片22を上下
動する材料押圧用エアシリンダ20を備えた材料
保持手段21とを有する。
そして、前記エレベータ機構16は、上、下部
円板14,15に所定ピツチで同一円周上に複数
基設置されている。なお、23はガイドである。
前記構成からなるため、熱間鍛造機から出た鍛
造部品は、図示しない装入マニプレータにより1
個ずつ、上方の所定場所に位置するエレベータ機
構16の載置台19上に移載される。その後、押
圧用エアシリンダ20が作動して、前記鍛造部品
は押え片22で載置台19に押圧支持され、つい
で、昇降用エアシリンダ17が作動して降下し、
鍛造部品は前記冷却パイプ5a,5bにより冷却
される流動層内に浸漬することによつて急速冷却
される。
なお、この間、回転体13は所定速度で間欠回
転し、順次、次の鍛造部品を載置台19に押圧支
持して冷却することになる。そして、恒温変態温
度まで冷却された鍛造部品は、抽出位置で、前記
とは逆工程で図示しない抽出マニプレータにより
抽出される。
前記の場合、流動層の温度は熱電対6で検出さ
れ、水冷パイプ5a,5bにより制御されている
が、鍛造部品によつては流動層1への装入時の温
度が異なるし、また、流動層自体の温度も操業状
態により変化する。しかしながら、前記各エレベ
ータ機構は独立して駆動可能なため、鍛造部品に
よつては、適宜、昇降用エアシリンダ17を作動
して流動層の上方に引き上げて、つまり、各鍛造
部品に対し変態温度までの冷却を、個々にその浸
漬時間を調節することで行うことができる。
前記実施例では、鍛造部品を載置台19に安定
支持するために、押え片22を備えたものについ
て説明したが、鍛造部品によつては、押え片22
を省略することができる。また、回転体13も一
枚の円板で構成してもよい。
さらに、処理としては冷却に限らないことは勿
論である。
(考案の効果) 以上の説明で明らかなように、本考案にかかる
連続式流動層処理装置によれば、円環状流動層の
上方に、下部に材料載置部を有するエレベータ機
構を複数備えた回転体を配設するとともに、前記
各エレベータ機構をそれぞれ独立駆動としたもの
である。
したがつて、処理材は連続的に材料載置部に載
置された後、エレベータ機構によつて流動層中に
浸漬されて処理されることになる。しかも、各エ
レベータ機構は独立機構となつているため、任意
の時間で処理材を流動層から引き上げることが可
能で、つまり浸漬時間の調整が自在である。
なお、処理材を材料載置部に固定支持する場合
であつても、処理材の材料載置部への固定・解放
は流動層上方で行えるため確実であり、また、処
理材装入、抽出マニユプレータを設置する場合で
も、装入、抽出位置が固定されているため構成が
簡単であるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案にかかる連続式流動層処理装
置の概略図、第2図は第1図の断面図で、第3図
は第2図の説明用平面図である。 1……流動層、7……整流板、8……空気噴出
装置、9……流動粒子、12……回転軸、13…
…回転体、16……エレベータ機構、17……昇
降用エアシリンダ、18……昇降ロツド、19…
…載置台、20……押圧用エアシリンダ、21…
…材料保持手段、22……押え片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円環状流動層の上方に設けたフレームに、間欠
    回転する回転軸と該回転軸に取付けた円板とから
    なる回転体を配設し、この円板の同一円周上に、
    下部に材料載置部を有する昇降ロツドからなるエ
    レベータ機構を複数基配設して、各エレベータ機
    構を前記回転体と一体回転させるとともに、前記
    各エレベータ機構をそれぞれ独立駆動としたこと
    を特徴とする連続式流動層処理装置。
JP19170687U 1987-12-15 1987-12-15 Expired JPH029360Y2 (ja)

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JP19170687U JPH029360Y2 (ja) 1987-12-15 1987-12-15

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JPH0194897U JPH0194897U (ja) 1989-06-22
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JP4723060B2 (ja) * 2000-08-09 2011-07-13 旭テック株式会社 回転式熱処理炉、熱処理装置、及び熱処理方法
AU2001269534A1 (en) * 2000-08-09 2002-02-18 Asahi Tec Corporation Hot air blow type fluidized bed furnace, rotary type heat treatment furnace, heat treatment device, and heat treatment method

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JPH0194897U (ja) 1989-06-22

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