JPH0293037A - γプライム相を含有する合金とその製造方法 - Google Patents

γプライム相を含有する合金とその製造方法

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JPH0293037A
JPH0293037A JP63263819A JP26381988A JPH0293037A JP H0293037 A JPH0293037 A JP H0293037A JP 63263819 A JP63263819 A JP 63263819A JP 26381988 A JP26381988 A JP 26381988A JP H0293037 A JPH0293037 A JP H0293037A
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iron
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percent
nickel
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JP63263819A
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Roger D Doherty
ロジャー・ディー・ドアティ
Rishi P Singh
リシィ・ピー・シン
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SPS Technologies LLC
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    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
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    • C22F1/00Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working
    • C22F1/10Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working of nickel or cobalt or alloys based thereon
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 発明はγプライム相(gamma prime pha
se )を含有づ−る加工−強化可能(work−st
rcngthcnablc)合金に関し、また既に加工
−強化されておりかつ十分なγプライム相を含有してい
る合金およびそれらの合金の製造方法に関づる。
従来の技術 1967年12J]5日に許可されたスミスの米国特許
第3,35G、542弓(スミス特許)はクロムとモリ
ブデンを含有するコバルト−ニッケル基台金を目的とし
ている。これらの合金は耐蝕性があり、ある温度条件の
もとで加工−強度されて非常に高い極限引張り強さと降
伏強さを持つことができると述べられている。この特許
合金は温度に応じて、二つの結晶相の中の一つの結晶相
で存在することができる。これらの合金はまた組成−依
存性の転移温度領域を特徴とし、その領域で相聞の転移
が起る。転移領域の上限温度より上の温度においては合
金は面心立方(”fcc”)構造となって安定している
。転移領域の下限以下の温度においては合金は六方晶系
の最密じhcp”)形となって安定している。
準安定状態の面心立方晶系の物質を転移領域の下限以下
の温度において冷間側エリ°ることによって、その物質
の幾分かは六方晶系の最密相に転移し血小板のように面
心立方晶系物質から成る母体全体に分散される。この特
許合金の極限引張り強さおよび牌伏強さの原因であると
されているのはこの冷間加工と相−転移である。
スミス特許合金の特徴は、ニッケル、モリブデンa3よ
びコバルトのような高価な成分を多量に含イ」し鉄のよ
うな安価な成分を比較的少61含右するので、これらの
合金が比較的高価である°ことである。スミス特許合金
中に鉄は例えば重石で6パーレントまでしか存在しない
スミス特許の合金より安価な合金に対する需要に応じて
、1973年10月23日許可のスラニ(Slaney
)の米国特許第3.767、385号(スラニー特許)
に開示されている合金が開発された。開示されたこれら
の合金は鉄のような元素を、シグマ、ミュー(mu)ま
たはキー(chi)相(組成によって異なる)のような
不利な位相幾何学的最密相の形成をもたらりと従来考え
られており、したがって合金を著しく脆化させると考え
られるhlで含有づる。しかしこの不利な結果はスラニ
ー特許の発明によって避けられると述べられている。例
えば報告によれば、スラニー特許の合金は、脆化相をほ
とんど含まずに、6パーセントから25パーセントまで
の量で鉄を含有する。
スラニー特許によれば、コバルト、ニッケル、鉄、モリ
ブデン、クロム、チタン、アルミニウム、コロンピウム
、炭素およびホウ素などの規定された範囲内で特許の合
金を構成するだけでは不十分である。この合金はさらに
、脆化相の形成を避けるためにある一定値を超えない電
子空位数(electron vacancy num
ber)  (NV)のものでなければならない。
このような合金を使うことによって、耐蝕性が人であり
、極限引張り強さと降伏強さのすぐれたコバルト−基合
金が作られるとスラニー特許は述べている。
このような特性は母体fcc相中の血小板hcp相の形
成によって付与されると開示されている。これはhcp
相とfcc相の間の転移が起る転移領域の下限温度以下
の温度において合金を加工することによって行われる。
もう一つの代案は、1986年8月6日に受理されてい
るスラニーの米田特許出願第893.634号(スラニ
ー出願)に記述されている合金である。なおこの出願は
1984年8月8日に受理されている出願第638.9
85号の継続である(現在rll棄されている)。スラ
ニー出願に開示されている合金は約1300下(700
℃)において満足すべき引張りと延性の水準および応力
破壊特性を保持Jると言われている。この合金は多聞の
コバルト、クロム、おにびニッケル、Φ吊で1パーセン
トを最大とする鉄ならびに選択に応じ少量のチタンとコ
ロンビウムも含有する。シグマ相のような脆化相の形成
を避りるためにスラニー出願に開示されている合金の電
子空位数は2.8より大であってはならないということ
もD1示されている。hcp相とf c c、相の間の
転移が起こる転移温度領域の下限温度以下の温度におけ
る加工によって強化される合金が再度開示されている。
前述の特許および出願にJ3ける合金の強化はfcc 
gJ体中にhcp血小板を形成させる冷間加工および選
択に応じいくらかより高い温度で引続き行われる熱−時
効、例えば厚さにおいて約5乃至10パーセントの減少
を生じさけるための冷間加工および引き続き行われる4
26−732℃の温度範囲における約4時間のエージン
グに起因づることは明白である。スミスJ3よびスラニ
ー特許、ならびにスラニー出願の何れにも強化は合金中
のγプライム相の形成ににって行われるであろうという
ことは述べられていない。しかし本発明は次の発見に立
脚している、すなわちある種の耐蝕性のすぐれた合金物
質の中にγプライム相を形成させることおよびfcc母
体中にhcρの血小板相を造らせるためにその物質が加
工された後にも殆んどのγプライム相が保持されている
ことによってその耐蝕性のりぐれた合金物質に有益な機
械的特性(高強瓜のような)および高い硬度水準が与え
られる。
発明が解決しようとする課題 室温および高温の両方の場合にすぐれた機械的特性と硬
度水準を持つ合金物質を提供号−るのが本発明の1つの
目的である。
前述のスラニー特許およびスラニー出願において開示さ
れているような合金のものよりづ゛ぐれた耐蝕性、機械
的特性および硬度水準を持つ合金を提供し、さらにこの
ような合金を造る方法を提供づることが本発明のもう一
つの目的である。
不都合な脆化相が殆んど無く、なおかつ前述の機械的特
性および硬度水準を持つ合金を提供づることはまた本発
明のもう一つの目的である。
したがって本発明は、その−面にa3いてγプライム相
をa右づる加工−強化可能合金の装造プ)法であって、
次の工程から成る、すなわちff1fi’tパーセント
で次の元素: モリブデン     6−16 クロム       13−25 鉄         0−23 ニッケル      10−55 炭素         0− 0.05ホウ素    
   0−0.05 コバルト      残部であって20以上を構成する
、 から成る融成物を造ること、ただし前記合金(ままだニ
ッケルとγプライム相を形成する一つまたはそれ以−F
の元素を含イjし、 合金の電子空位数N は ■ N  =0.61Ni+1.71Co+2.(i6[e
+4.66Cr+5..66H。
■ によって定義され、ここでそれぞれの化学記号は合金中
に存在づるそれぞれの元素の有効原子分率を表わす、イ
して前記数値は N  =2.82−0.017讐「。
■ を超えず、ここで−[Qは鉄を含有しないか13重帛パ
ーセントまでの鉄を含む合金に対する合金中の鉄の重量
パーセントであり、13乃至23更滑パーセントの鉄を
含む合金に対しては13である;前記の融成物を冷2J
]すること;そして合金を加工して横断面において5パ
一セント以上の減少を生じさせることによって前記合金
を強化づ−る前に、前記γプライム相を形成覆るのに十
分な時間600乃至900℃の温度で合金を加熱するこ
となどから成る。本発明はさらにこの方法によって製造
される合金にも適用される。
また別の面として、本発明は十分な量のγプライム相な
らびに六方品系緊密相を含有する合金であって前記合金
は千■パーセントで次の元素: モリブデン     6−16 クロム       13−25 鉄         0−23 ニッケル      40−55 炭素        0−0.05 ホウ素        0−0.05 コバルト     残部、20以上を構成、で構成さ゛
れ、前記合金はまたニッケルとγプライム相を形成する
一つまたはそれ以上の元素を会右し、合金の電子空位数
1は、 N   =0.618i+1.71Co+2.66Fc
+4.6GCr+5.66H。
■ によって定義され、ここでそれぞれの化学記号は合金中
に存在J゛るそれぞれの元素の有効原子分率を表わす、
そして前記数値は N  =2.82−0.017WF。
■ を超えず、ここで−F。は、鉄を合まないか、13重1
パーセント未満の鉄を含む合金に対する、合金中の鉄の
1已パーセントであり、13乃至23iI吊パーセント
の鉄を含む合金に対しては、脣、8は13である。
またもう一つの面において、本発明は少なくど65パー
セントの横断面減少を生じざじる加工による強化の前に
Tプライム相を含有する加工強化可能な合金であって前
記合金がlff1パーセントで次の元素: モリブデン    6−16 クロム      13−25 鉄              0−23ニッケル  
   10−55 炭素       o−o、os ホウ素      o一o、os コバルト     残部、20以上を構成、から成り、
そして前記合金はまたニッケルとγプライム相を形成す
る一つまたはそれ以上の元素を含有し、合金の電子空位
数NVは N   =O661Ni+1.71Co+2.66Fe
+4.66Cr+5.6(iH。
■ によって定義され、ここでそれぞれの化学記号は合金中
に存在するそれぞれの元素の有効原子分率を表わし、前
記数値は N  =2.82−0.01714.。
■ を超えず、ここで腎[。は鉄を含まないか、13重t1
1パーセント未満の鉄を含む合金に対づる合金中の鉄の
重量パーセントであり、13乃至23重重量パーセント
鉄を含有1゛る合金に対しては13である。
本発明の実施によって大幅な利益が与えられる。
本発明に基づいて開示される合金の中にγプライム相が
造られる時、これらの合金は加工および引続いて行われ
る時効の後に高い硬度水準とづぐれた機械的特性(ずぐ
れた耐蝕性のほかに)を示す。これらの硬度水準や機械
的特性(引張りおよび降伏強さ、ならびに延性)はスミ
スおよびスラニー特許ならびにスラニー出願の合金の示
す諸性質よりすぐれている。それにもかかわらずこの合
金には脆化相が殆んどない。脆化相の例はシグマ、ミュ
ー、およびキー相である;これらは位相幾何学的に最密
した相であって、それらが可成り存在すると発明者の合
金の重要な特性にとって有害であるのでこれらを避ける
必要がある。
課題を解決するための手段 本発明の合金におけるγプライム相の形成が中心的な特
徴である。この相は一般に整った面心立方体の析出物で
あって合金母体内で形成する。1度形成されると、これ
は約960℃以上の温度まで安定である。
γプライム相は融成物から造られる合金内に、その合金
が5パ一セント以上の横断面減少を生じさせるために加
工される前に好都合にも形成されるという発見は本発明
の本質的特徴である。さらに、本発明の合金の加工およ
び続くエージングにより実質的γプライム相の生成が保
持され、加工されエージングされた材料中に実質的なγ
プライム相を形成し、その加工によって発達したhcp
相も随伴することも本質的特徴である。7N潟の操作条
件におけるこのγプライム相の存在は本発明の合金に望
ましい強度特性を与える。
γプライム相は合金の5乃至60容積パーセントの伍で
造られるのが好ましい。γプライム相が合金の30乃至
60容積パーセントを構成するのが特に好ましい。
γプライム相は一般的に実質的な量で形成するのが右利
である。加工され引き続きエージングされた物質中に保
持されるγプライム相が実質的であることが特に右利で
ある。この実質的な過とは形成時にその吊が、加工およ
びエージングの後に前述のすぐれた硬度水準およびb1
械的特性、例えば特に高温強度(室温強度もまた重要で
あるが)ををもたらすのに十分であることである。γプ
ライム相の吊の多さを表わす一つの方法は容積パーセン
トに関するものである、例えば上述のとおり5乃至60
容積パーセントおよび特に30乃¥60容積パーセント
である。ある場合にはより便利な、もう一つの方法は、
回折法、電子顕微鏡またはその両方を用いてγプライム
相粒子の横断面の大ぎさを測定することである。本発明
に基づき製造されるγプライム相粒子は電子顕微鏡を用
いて見ることができる(例えば850℃における初期の
熱処理から2時間後には10ナノメートルの粒子が、そ
して 100時間後には100ナノメートルの粒子が加
工されエージングされた物質の中に見られる(最大寸法
の大ぎさが測定されている))。本発明に基づかない加
工−強化物質(例えばスミスJ3よびまたはスラニー特
許およびスラニー出願において開示されている物質)の
検査は、加工されその後エージングされた状態において
γプライム相を若干示しているが、その恒は本発明の場
合に得られるよりはるかに少ない。そして電子顕微鏡で
は観察できない(回折パターンから識別できるに過ぎな
い)、シたがって十分に存在しないことが明らかである
。このような相が生き残れて?:6温の操作条件におけ
る品持性に有益に貢献するかどうか疑問である。
前述の説明から明らかなように、本発明においてはγプ
ライム相の形成に用いられる一つの元素はニッケルであ
る。これは合金の10から55単吊パーセントの吊で組
み入れられるのが一般的である。例えば18または20
小聞パーセントの最少量が好ましい、そして25重はパ
ーセントの最少量が特に好ましい。
ツクルとγプライム相を形成する元素もまた組み込まれ
る、そしてこれら(,1別々にまたは2種類またはそれ
以上を各種の組み合わせで用いられてしよい。これらの
元素は一般にアルミニウム、チタンJ3よびまたはコロ
ンビウムである。しかしクンタル、バナジウム、ケイ素
、およびタングステンもまた用いられる1、他の可能性
のあるものはジルニ1ニウムである、しかしこの元素t
よ通゛常1種類以上の他の元素と組み合わUて用いられ
る。このような元素覧ユ合金の中に全MC1O車吊パー
セン1〜またはそれ以下で含有されるのが一般的である
:通常、この全量がどのJ:うな重jlパーセン]・で
あっても合金の約20原子パーセントを超えてはならな
い。このような元素の全量が重/ii t−2乃至6バ
ーゼントの範囲にあるのが適切な場合が多い。
例えば、アルミニウムは重量でO乃至5パーセントの量
で組み込まれる、そしてチタンはlff1で0乃至5パ
ーセントのら1で、]ロロンビラは重ii′iで0乃至
10パーセントの量で組み込まれる。タンタルは非常に
高価であるのでγプライム相形成物の成分として純粋な
形では通常用いられない。しかしこれはコロンビウム鉱
石の中に見出されるので、γプライム相の成分となるこ
とがある。
ある好ましい具体例にJ3いて、アルミニウムが重量で
2乃至3パーセント程麿の♀で用いられる、そしてコn
ンビウム(Mえば重量で2パーセントまで)およびまた
はチタン(例えば重■で3バーヒントまで)の吊を若干
減少させた時は重けで5バ一レント程度の吊で用いられ
る。本発明のγプライム相の具体例は1べて、合金が応
力のもとにi:S温に長期間暴露される用途(例えばボ
ルトの用途)に使用できるが、上述の比較的アルミニウ
ム含有率の多い具体例を利用Jることは高温にお1ノる
長時間の強さを与えねばならない環境において特に有効
であると考えられる。
本発明のある具体例において鉄含有率における低い方の
限界が少なくとも6小量パーセントでありりfましくは
6EUmパーセントより犬であるということはさらに留
意されるべきである。また、前述のとおり、炭素および
またはホウ素が本発明の合金に組み込まれるのが適切で
ある。これらの成分各の含有率の好ましい範囲は重けで
O乃至0.03バーヒントである。
前述のとうり、今までの開示において説明した一般的な
範囲内に入る合金組成のJべてが適切であるわけではな
い。これらの組成物のあるものに−3いては1種類また
はそれ以上の脆化相が通常形成される。このような組成
物は本発明の実施に役ずl  /、: な い 。
合金組成を規定された範囲内に選ぶことのほかに、今ま
での開示にd3いて説明した、許容できる電子空位数を
持つ組成を選ぶことが必要である。
この点に関して、電子空位数の81弾に用いられる式中
で説明されている九累の「イi効原子分率」は存在する
金属元素、特にニッケルの1部が13x形の化合物(γ
プライム相物貿のような)へ予想されたとおり変換する
ことを考直に入れている。
本発明を実施するのに適切な組成物を定義する目的のた
めに「有効原子分率」の用語は本パラグラフJ3よび次
の説明のためのパラグラフに記載された意味を持ってい
る。有効原子分率を定義(および計算)するに際して、
次のことが仮定される。
すなわちニッケルとγプライム相を形成することのでき
る物質として既に言及されている物質はずべて実際にニ
ッケルと結合してNi3 Xの形になる。
本発明の合金に対し、与えられた合金中に存在する元素
の各の全原子パーセントは最初組成中の炭素およびまた
はホウ素を無視して重量パーセントから計nされる。各
原子百分率は合金の100原子中に存在する1つの元素
の原子の数を表わす。
ニッケルとγプライム相を形成する元素の原子の数/1
00(または原子百分率)を合計して、それに4を乗じ
Ni3 Xの形成に関与する概略の原子数/100とす
る。しかしこの数値は調節されねばならない。
R,Lガード(Guard)ほかはメト(Net)、ツ
ク(Soc)、ニイム(^IHE)  215.807
 (1959) 、の「ザ・アロイング・ビヘビャー・
オブ・Ni3 M(ガンマ−プライム・フェーズ) 、
J  (” TheAlloying  Behavi
or  of  Ni3  M (Gamma−Pri
me1’haac )、’”)においてコバルト、鉄、
クロムおよびモリブデンはこのようなNi3 X化合物
中にそれぞれ23,15.16および1パーセントの吊
で入り込むことを示している。旧3x相に同じように「
結び付番フられ」そして非−Ni3 Xの母体合金の形
成に役立たないこれらの金属の各の原子数/100を1
’J C!するには、Ni3 X中の各金属の最大パー
セントの溶解度、すなわち考慮されているNi3 X巾
の各金属の原子分率と合金の100原子中に存在可能な
Ni3 Xの原子の全数の積が゛解谷となる。
合金の100原子内の旧、C01Fe、 CrおよびH
Oの原子数はそれぞれその後Ni3 X相中のこれら金
属の各々の母を表わ1敗値を差引くことによって補正さ
れる。この差は、母体合金形成に有効に用いられる名目
上の合金組成の100あたりの原子数の近似値である。
この合計数は100より小であるから、各元素の「有効
原子パーセント」は−この合計を基準にして−初めて計
算される。有効原子パーセントを100で割った商であ
る有効原子分率がこれらの合金に対するNVの決定に用
いられる。この計算は前述のスラニーの米国特許第3.
767.385号に詳しく例示されている。推察のとお
り、最大許容電子空位数は発明の実務者を指導するため
の道具として役立てるための近似値である。電了空位数
がrj大値」の計算値より大である組成物も本発明の実
施に使用できることがある。
通常の熟練作業名が1度本発明の要旨を把握すれば、こ
れらの問題は経験的に解決され得るものである。
本発明の実施に対し、ある種の合金組成物が好ましい。
一つの好ましい組成Il!皿は、重石で23−58パー
セントのコバルト、Ifilで1.5−21パーセント
のクロム、重石で0−23パーセントの鉄、mff1で
6−12パーセントのモリブデン、ff1mで1−3パ
ーセントのアルミニウム、ff1ffiで0.4−5バ
ーセンのチタン、tuftで0.5−2パーセントのコ
ロンビウム、Q−0,03パーセントの炭素、Q−0,
03パーセントのホウ素、および重量で18−55パー
セントのニッケルから成る。
もう一つのもっと特定された組成物の範囲は重石で18
−30パーセントのニッケル、mmで6−12バーセン
i〜のモリブデン、1mで18−22バーゼントのクロ
ム、tlfiで7−10パーセントの鉄、重石で2−4
パーセンのチタン、重石で0.1−、0.07パーUン
トのアルミニウム、Lffiで0.1−1パーセントの
コ0ンビウム、tfifmで23−58パーセントのコ
バルト、重石でQ−0,03パーセントの炭素および!
1!量でQ−0,03パーセントのホウ素から成る。
次はその他の特定された組成物(以下に重nパーセント
で示1元素から成る)であって本発明の実施に用いるの
に適切である。
P159 PXX HPII HPI2 Co   Ni   Cr 35.6 25.5 19 3G、3 30.9 19.4 35.3 34.2 15.2 35.2 33.7 15 胎  Ti   N。
7  3  0.6 7.3 3.8 1.2 8.8 3.8 1.6 8.9 4.6 1.6 eMC 90,2,04最大 1.0  0    <、01 0.1 1  .01 0  1  .02 γプライム相は一般的に合金内において微粒子の形で見
られる。合金内のγプライム相粒子の大きざは異なる。
−船釣に、この粒子が大き過ぎて合金の機械的特性を認
め得る程劣化させてはならない。−船釣にγプライム相
粒子は1ミク【コン以下である。あるすぐれた具体例に
おいては、粒子は二つの異なる大きさ分布から成る。寸
なわら、粒子は大ぎざが30ナノメートル以下の範囲の
一つの部分と大ぎさが30ナノメートルより大で1ミク
ロン以下の範囲の別の部分から成る。この二つの部分の
粒子が合金内で互いに混合または分散しているのが適切
であり、合金全体を通じ均一であるのが好ましい。
γプライム相は本発明に基づいて、前述の組成を持つ合
金を600乃至900℃の温度において熱処理すること
によって形成されるのが一般的である。900℃より高
い温度は好ましくない。事実、約960℃においてγプ
ライム相は不安定になり再溶融し始める。多くの場合、
温度がより高くなればγプライム相粒子を所望の大きさ
に成長させ、そして所望量のγプライム相を(qるのに
必要なff、y間が石綿・される。これに反し、温度が
低くなると、所望の粒子大きさと吊を1!7るのに必要
な時間が長くなる。温F!I範囲のト限において(約9
00℃)本発明の合金は一般に2乃至20時間の温度−
翼露時間を受ける。温度範囲の下限(約600℃)にお
いて、温度−暴露一時間は一般的に40乃至400■間
である。エージングに対づ゛るりfましい温度範囲は7
50℃から850℃までである。この温度範囲において
、−船釣なエージング時間は100時間である。しかし
この時間はγプライム相の所望粒子大さ゛さおJ:び容
積割合によって5′I!なるが、4から 1501t;
i間までの範囲内でよい。
合金組成G81例えば従来のインゴット−形成方法また
は粉末冶金方法によって製造されるのが適切である。し
たがって合金は適切な温度で、真空誘導溶融によって適
切にまず溶融されそれから鋳込まれてインゴットになる
。代案として、溶融合金をガス噴射と衝突させるか、表
面に衝突さけ、微lIlな滴に溶融物を分散させて粉末
にできる。この種の粉末合金は例えば熱間−または冷間
−ブレスさ“れて所望の形状にし、それから粉末冶金で
公知の方法によって焼結される。コイニングは別の粉末
冶金方d1であって、熱間静水圧プレス成形および「プ
ラズマ溶射」 (粉末合金が高温で基板に溶OAされて
、それに付着し、それからすえ込み、圧延またはつち打
ちのような適切な方法によってその場所で冷間加工され
る)などと共に用いられる。
γプライム相の形成を引き起こす上述の予備的熱処理の
後に合金の加工を行うのが得策である。
例えば、これは冷間加工であってもよく、室温または高
温であるが本発明の合金内でマルテンサイトが生成し始
める温度以下すなわちhcpとfcc相の間の転移が行
われる転移領域の下限温度以下で行われる。
冷間加工は一般的に高温度の面心立方相から低温安定六
方品系最密相への転移温度領域の下限温度以下の温度で
行われる。
好都合なことには、冷間加工は、従来の工場において例
えば約−18℃から43℃まで変化する雰囲気温度にお
いて行なわれる。これらの雰囲気温度は本発明に含まれ
る合金のづべてに対する転移領域の下限温1立より十分
に低い。
雰囲気温度より高い温度における加工が必要であるなら
ば、どのような特定の合金組成に対してb転移領域の温
度限界は経験的にまったく簡単に決定できる。これを行
なう方法は本技術分野の通常の熟練者には公知である。
その例が面述のスラニーの米国特許用3,7G7,38
5号に記載されている。
さらに合金は室温以下の温度にa3いても加工J、たは
変形されてよい。
加工よIζは変形操作は適切な方法であれば何れを用い
て行なってよい。例としてF[延、押出し、引広き、す
え込みおよび類似の方法がある。γプライム相を形成す
るための予備的熱処理の後に合金を加工して横断面を7
0パ一ゼン1〜程度減少さけるのが好ましい。しかし本
発明に含まれるある合金の場合、そのように大幅に加工
または変形させるのは妥当でない。横断面の減少は一般
に5乃至50パーセントである。ある具体例においては
、約35乃至45パーセントの横断面減少の時に所望の
効果が得られる。何れにしても、準安定なfcc相の安
定なhcp相、血小板への変換を起こさせるのに十分な
加工量が用いられる。このような変換はhcp血小板の
fcc相への分布を引き起こし、そして合金の高い強度
、例えば高い引張り強さをもたら1”。加工の度合いが
大となり合金の極限引張り強さが大となればなる程、延
性が低くなるということは注意する必要がある。したが
って、強さを増すために加工量る時、このような物質は
延性を失う。この現象は通常面倒な問題を提起するがニ
ッケルとγプライム相を形成する元素を含有する本発明
の合金はより低い加工度合いの時に高い極限引張り強さ
(例えば188−2G9ksi )が得られるものであ
る。したがってニッケルとγプライム相を形成する元素
を含有しない合金におけるよりも高温における延性のよ
り大きい保存が可能である。
加工の後合金の強さをなおさらに増ずために合金をエー
ジングするのは適切である。このエージングは一般に、
550乃至800℃の温度で、かつ通常1時間から6時
間までの間貸なわれる。好ましい時効温度範囲は600
℃から700℃までであり、好ましい時間は2乃至4時
間である。このエージングの後にこの物質は適切に、例
えば空気冷却によって冷却される。
例証のために記載されている次の特定の例を参照するこ
とによって、本発明、およびその多くの特徴と利点なら
びに目的がより良く理解されるであろう。
表−途一μ 本願において既述の組成を持つHPXX [SPSチク
ノロシーズ・インク・コーホレーテッド(spsTec
hnologies、 Inc、 )の登録商標]と呼
ばれる合金を試験に用いた。再結晶化された状態の合金
サンプルはその状態で試験された材料を除き八人に記載
する各種の処理を受けた。室温において得られた値は2
回またはそれ以上の試験で得られた結果の平均値である
。高温において得られた値は1回の試験で得られた。合
金が「エージング」されそれから変形(加工、例えば「
スエエージング」(swagino)による)された場
合が本発明の例である。
下の最初の表において、降伏強さ(”ys”) 、極限
引張り強さ(”UTS”)およびパーセント伸び(%e
long)のような機械的特性を測定した時に得られた
結果が示されている。
処理 HPXX、  800℃12時間の時効、θ%ノ変形H
PXX、 19%のすえ込み、850℃6時間の時効H
PXX、  850℃608間(7)時効、34%ノす
見込ミHPXX、  850℃6時間の時効、34%の
すえ込みY、S  UTS  %elong 700℃3時間の時効 HPXX、  (再結晶化) HPXX148%U)加工 HPXX、48%ノ加工、700℃4時間の時効HPX
X、  36%の加工、700℃4時間の時効第2の表
はクリープ破壊特性の試験時に得られた結果を示す。
36χの加工、650℃4時間の時効、100℃100
時間にてクリープ破壊      96 ks850℃
6時間の時効、34%のすえ込み、700℃3時間の時
効、〉100時間     107 ks+36%の加
工、650℃4時間の時効、650℃1000時間にて
クリープ破壊     106 ksi850℃6時間
の時効、34%のすえ込み、750℃3時間の時効、6
50℃、 >1000時間にてクリープ破壊       115
 ksi本店に用いている用語および語句は説明のため
・の用語とし・て用いるものであって、限定するための
ものではない。したがってこのような用語や語句の使用
に際しては明示し、かつ記述している特徴に相当するも
のまたはそれらの1部を除外する愚図は持っていない。
ぞして本発明の範囲内で各種の修正が可能であると考え
られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)γプライム相(gammaprimephase
    )を含有する加工−強化可能(work−streng
    thenable)合金の製造方法であつて次の工程か
    ら成る、すなわち次の重量パーセントの元素: モリブデン6−16 クロム13−25 鉄0−23 ニッケル10−55 炭素0−0.05 ホウ素0−0.05 コバルト残部、20以上 から成る融成物を作ること、ただし前記合金はまたニッ
    ケルとγプライム相を形成する一つまたはそれ以上の元
    素を含有し、 合金の電子空位数(electronvacancyn
    umber)N_Vは N_V=0.61Ni+1.71Co+2.66Fe+
    4.66Cr+5.66Moにより定義され、ここでそ
    れぞれの化学記号は合金中に存在するそれぞれの元素の
    有効原子分率を表わす、そして前記数値は N_V=2.82−0.017W_F_e を超えず、ここでW_F_eは、鉄を含まないか13重
    量パーセント未満の鉄を含有する合金に対する、合金中
    の鉄の重量パーセントであり、13乃至23重量パーセ
    ントの鉄を含有する合金に対してはW_F_eは13で
    ある; 前記の融成物を冷却すること;および 少なくとも5パーセントの横断面減少を生じさせるよう
    に合金を加工して前記合金を強化する前に600乃至9
    00℃の温度で前記γプライム相を形成するのに十分な
    時間前記合金を加熱すること、から成る前記製造方法。 (2)請求項1記載の方法により製造される合金。 (3)前記γプライム相が合金の少なくとも5乃至60
    容積パーセントを構成する量で形成されるのに十分な時
    間、合金が加熱されることを特徴とする請求項1記載の
    方法。 (4)請求項3記載の方法によって製造される合金。 (5)γプライム相が1ミクロンを含め1ミクロンまで
    の大きさの粒子に形成されるのに十分な時間、合金が加
    熱されることを特徴とする請求項1記載の方法。 (6)請求項5記載の方法によつて製造される合金。 (7)γプライム相が少なくとも二つの部分から成る粒
    子であつて、第1の部分は30ナノメートル以下の大き
    さの粒子から成り、第2の部分は30ナノメートルより
    大で1ミクロン以下の粒子から成るものに形成されるの
    に十分な時間、合金が加熱されることを特徴とする請求
    項1記載の方法。 (8)請求項7記載の方法によって製造される合金。 (9)前記加工−強化可能合金をhcp−fcc相−転
    移領域の下限温度以下の温度において、5乃至70パー
    セントの横断面減少を生じさせるよう加工を行うことを
    さらに含む請求項1記載の方法。 (10)請求項9記載の方法によって製造される合金。 (11)加工された合金が550乃至800℃の温度に
    おいてエージングされることを特徴とする請求項9記載
    の方法。 (12)請求項11記載の方法によって製造される合金
    。 (13)鉄の含有率が重量で6パーセントより大である
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。 (14)請求項13記載の方法によって製造される合金
    。 (15)ニッケルとγプライム相を形成する前記一つま
    たはそれ以上の元素がアルミニウム、チタン、コロンビ
    ウム、タンタル、バナジウム、ケイ素、ジルコニウムお
    よびタングステンから成る群から選ばれることを特徴と
    する請求項1記載の方法。 (16)請求項15記載の方法によって製造される合金
    。 (17)合金が次の型間パーセントの元素:コバルト2
    3−58 モリブデン6−12 クロム15−21 鉄0−23 アルミニウム1−3 チタン0−5 コロンビウム0−2 ニッケル18−55 炭素0−0.03 ホウ素0−0.03 から成り、かつ合金の電子空位数N_Vが請求項1によ
    り定義されるごときものであることを特徴とする請求項
    1記載の方法。 (18)請求項17記載の方法により製造される合金。 (19)合金が次の重量パーセントの元素:コバルト2
    3−58 モリブデン6−12 クロム18−22 鉄7−10 チタン2−4 アルミニウム0.1−0.7 コロンビウム0.1−1 ニッケル18−30 炭素0−0.03 ホウ素0−0.03 から成り、かつ合金の電子空位数N_Vが請求項1によ
    り定着されるごときものであることを特徴とする請求項
    1記載の方法。 (20)請求項19記載の方法によつてされる合金。 (21)実質的なγプライム相ならびに六方晶系の最密
    相を含む加工−強化された合金であって、前記合金が次
    の重量パーセントの元素: モリブデン6−16 クロム13−25 鉄0−23 ニッケル10−55 炭素0−0.05 ホウ素0−0.05 コバルト残部、20以上 から成り、前記合金はまたニッケルとγプライム相を形
    成する一つまたはそれ以上の元素を含有し、 合金の電子空位数Nは N_V=0.61Ni+1.71Co+2.66Fe+
    4.66Cr+5.66Moによつて定義され、ここで
    それぞれの化学記号は合金中に存在するそれぞれの元素
    の有効原子分率を表わし、前記数値は N_V=2.82−0.017W を超えず、ここでW_F_eは、鉄を含まないか、13
    重量パーセント未満の鉄を含有する合金に対する、合金
    中の鉄の重量パーセントであり、13乃至23重量パー
    セントの鉄を含有する合金に対しては、W_F_eは1
    3である。 (22)γプライム相が合金の5乃至60容積パーセン
    トの量で存在することを特徴とする請求項21記載の合
    金。 (23)γプライム相が1ミクロン以下の大きさの粒子
    の形で存在することを特徴とする請求項21記載の合金
    。 (24)γプライム相が粒子の形で存在し、前記粒子が
    少なくとも二つの異なる部分から成り、第1の部分は3
    0ナノメートル以下の大きさの粒子から成り、第2の部
    分は30ナノメートルより大であつて1ミクロン以下の
    大きさの粒子から成ることを特徴とする請求項21記載
    の合金。 (25)前記合金がhcp−fcc相−転移領域の下限
    温度以下の温度で加工が完了し5乃至70パーセントの
    横断面減少を生じていることを特徴とする請求項21記
    載の合金。(26)前記合金が、その合金の加工の後に
    550乃至800℃の温度においてエージングを完了し
    ていることを特徴とする請求項25記載の合金。 (27)鉄の含有率が重量で6パーセントより大である
    ことを特徴とする請求項21記載の合金。 (28)ニッケルとγプライム相を形成する前記一つま
    たはそれ以上の元素がアルミニウム、チタン、コロンビ
    ウム、タンタル、バナジウム、タングステン、ジルコニ
    ウムおよびケイ素から成る群から選ばれることを特徴と
    する請求項21記載の合金。 (29)次の重量パーセントの元素: コバルト23−58 モリブデン6−12 クロム15−21 鉄0−23 アルミニウム1−3 チタン0−5 コロンビウム0−2 ニッケル18−55 炭素0−0.03 ホウ素0−0.03 から成り、かつ合金の電子空位数N_Vが請求項21に
    より定義されるごときものであることを特徴とする請求
    項21記載の合金。 (30)次の重量パーセントの元素: コバルト23−58 モリブデン6−12 クロム18−22 鉄7−10 チタン2−4 アルミニウム0.1−0.7 コロンビウム0.1−1 ニッケル18−30 炭素0−0.03 ホウ素0−0.03 から成り、かつ電子空位数N_Vが請求項21により定
    義されるごときものであることを特徴とする請求項17
    記載の合金。 (31)少なくとも5パーセントの横断面減少を生じさ
    せる加工によって強化される前に、γプライム相を含有
    する加工−強化可能合金であつて前記合金は次の重量パ
    ーセントの元素: モリブデン6−16 クロム13−25 鉄0−23 ニッケル10−55 炭素0−0.05 ホウ素0−0.05 コバルト残部、20以上 から成りかつ前記合金はまたニッケルとγプライム相を
    形成する一つまたはそれ以上の元素を含有し、そして 合金の電子空位数N_Vが N_V=0.61Ni+1.71Co+2.66Fe+
    4.66Cr+5.66Moで定義され、ここでそれぞ
    れの化学記号は合金中に存在するそれぞれの元素の有効
    原子分率を表わし、前記数値は N_V=2.82−0.017W を超えず、ここでW_F_eは、鉄を含有しないか、重
    量で13パーセント未満の鉄を含有する合金に対する、
    合金中の鉄の重量パーセントであり、13乃至23重量
    パーセントの鉄を含有する合金に対しては、W_F_e
    は13である。 (32)γプライム相が合金の5乃至60容積パーセン
    トの量で存在することを特徴とする請求項31記載の合
    金。 (33)γプライム相が1ミクロン以下の粒子の形であ
    ることを特徴とする請求項31記載の合金。 (34)γプライム相が粒子の形で存在し、前記粒子が
    少なくとも二つの異なる部分から成り、第1の部分は3
    0ナノメートル以下の大きさの粒子から成り、第2の部
    分は30ナノメートルより大であつて1ミクロン以下の
    大きさの粒子から成ることを特徴とする請求項31記載
    の合金。 (35)γプライム相が600乃至900℃の温度にお
    ける加熱によつてはじめて形成されることを特徴とする
    請求項31記載の合金。 (36)鉄の含有率が重量で6パーセントより大である
    ことを特徴とする請求項31記載の合金。 (37)ニッケルとγプライム相を形成する前記一つま
    たはそれ以上の元素がアルミニウム、チタン、コロンビ
    ウム、タンタル、バナジウム、タングステン、ジルコニ
    ウムおよびケイ素から成る群から選ばれることを特徴と
    する請求項31記載の合金。 (38)次の重量パーセントの元素: コバルト23−58 モリブデン6−12 クロム15−21 鉄0−23 アルミニウム1−3 チタン0−5 コロンビウム0−2 ニッケル18−55 炭素0−0.03 ホウ素0−0.03 から成り、合金の電子空位数N_Vが請求項31により
    定義されるごときものであることを特徴とする請求項3
    1記載の合金。 (39)次の重量パーセントの元素: コバルト23−58 モリブデン6−12 クロム18−22 鉄7−10 チタン2−4 アルミニウム0.1−0.7 コロンビウム0.1−1 ニッケル18−30 炭素0−0.03 ホウ素0−0.03 から成り、電子空位数N_Vが請求項31により定義さ
    れるごときものであることを特徴とする請求項31記載
    の合金。
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