JPH0292932A - 色特性及び色安定性が改善された分岐していないポリアリーレンスルフイド共重合体 - Google Patents

色特性及び色安定性が改善された分岐していないポリアリーレンスルフイド共重合体

Info

Publication number
JPH0292932A
JPH0292932A JP1216180A JP21618089A JPH0292932A JP H0292932 A JPH0292932 A JP H0292932A JP 1216180 A JP1216180 A JP 1216180A JP 21618089 A JP21618089 A JP 21618089A JP H0292932 A JPH0292932 A JP H0292932A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
alkyl
sulfide
aromatic
hydrogen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1216180A
Other languages
English (en)
Inventor
Burkhard Dipl Chem Dr Koehler
ブルクハルト・ケーラー
Rolf-Volker Meyer
ロルフ―フオルカー・マイヤー
Ernst-Ulrich Dorf
エルンスト―ウルリツヒ・ドルフ
Wolfgang Ruesseler
ボルフガング・リユセラー
Manfred Schmidt
マンフレート・シユミツト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bayer AG filed Critical Bayer AG
Publication of JPH0292932A publication Critical patent/JPH0292932A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G75/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen, or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G75/02Polythioethers
    • C08G75/0204Polyarylenethioethers
    • C08G75/025Preparatory processes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はテトラアルキル化された環式の尿素を反応媒質
として用い芳香族二塩素化合物及び硫化アルカリから線
状の分岐していないポリアリーレンスルフィドを製造す
る方法に関する。
熔融粘度が高い分岐していないポリアリーレンスルフィ
ドは水を存在させずに硫化ジアルカリ水和物及び芳香族
二塩素化合物から製造し得ることは公知である(ヨロー
ツパ特許明細書第171021号参照)。これらのポリ
アリーレンスルフィドは高い熔融粘度をもっている。分
岐剤または硬化工程を用いる必要はない。使用される溶
媒には例えばN−メチルカプロラクタム及び/又はN、
N−シアルキッドが含まれる。しかしこの方法で得られ
る生成物は、極端な熱的応力がかかる条件下においては
必ずしも満足すべき色特性をもっていない。
ヨーロッパ特許第87045号には、ジハロ−トリハロ
ー及び/又はテトラハロベンゼン及び硫化アルカリから
N、N’−テトラアルキル環式尿素を溶媒として存在さ
せ、改善された色特性をもつ分岐したポリアリーレンス
ルフィドを製造し得ることが記載されている。しかしこ
れらの分岐した生成物は分岐した熱可塑性プラスチック
スに典型的な、例えば比較的靭性が低く、破断時伸びが
小さい等の欠点をもっている。
本発明においては、反応混合物中に存在する水、例えば
硫化ジアルキルから生じる水を重合反応の前に共沸蒸留
により除去し、この際芳香族ジハロゲン化合物を共沸蒸
留によって水を除去するための捕獲剤として使用するこ
とにより、特定のN、N″−ジアルキル環式尿素の存在
下において芳香族ジハロゲン化合物及び硫黄共与体から
改善された色特性及び色安定性をもつ線状ポリアリーレ
ンスルフィドを製造し得ることが見出だされた。
従って本発明は(a) 50〜100モル%の式但し式
中Xはハロゲン、例えば塩素または臭素を表わし、互い
にメタまたはパラ位に位置するものとする、 の芳香族ジハロゲン化合物、及び0〜50モル%の式、 〜C1のアルキル、Cs”= Cr。のシクロアルキル
、C6〜C24のアリール、C7〜C□のアルキルアリ
ールまたはC2〜C3,のアリールアルキルを表し、互
いにオルトの位置にある2個の基R1は互いに結合して
芳香族環または最高3個のC原子がN、OlSのような
ヘテロ原子で置換された複素環をつくることができ、基
R1の1個は水素とは異っているものとする、 に対応する芳香族ジハロゲン化合物、及び(b)硫化ア
ルカリ、好ましくはナトリウムまたはカリウムの硫化物
またはそれらの混合物を、好ましくは水和物または水性
混合物の形で使用し、から随時水酸化アルカリ、例えば
ナトリウムまたはカリウムの水酸化物を存在させ、芳香
族ジノ\ロゲン化合物対硫化物のモル比を0.85:l
−1,15:lにして高分子量ポリアリーレンスルフィ
ドを製造する方法において、式(Ill) 但し式中Xは上記定義の通りであり、 R1は同一または相異ることができ、水素、C1但し式
中R1及びR2は同一または相異ることができ、アルキ
ル、アリール、好ましくはメチル、エチル、フェニル、
さらに好ましくはメチルを表し、 R1及びR4は水素、01〜C!*のアルキル、好まし
くは水素またはメチルであり、 nは2.3または4の数、好ましくは2または3、さら
に好ましくは2である、 のN、N’−ジアルキル環式尿素を溶媒として用い、硫
化アルカリ対有機溶媒のモル比を1=2〜l:5にし、
先ず無水の原料を導入してこれを少なくとも150℃、
好ましくは205〜220℃に加熱し、含水物質及び無
水の原料の残りを溶液または熔融物または固体の形で、
導入された水が蒸留により反応混合物から除去されるよ
うにして導入し、次いで温度210〜270°C1好ま
しくは215〜250℃において、随時最高10バール
の僅かに過剰の圧力をかけて反応を行うことを特徴とす
る方法に関する。
本発明に従えば、使用する触媒は公知の任意の化合物、
例えば7ツ化アルカリ、燐酸アルカリ、カルボン酸アル
カリ、C−カプロラクタムであり、ε−カプロラクタム
が好適である。使用量は通常の量、即ち硫化アルカリ1
モル当り0.02〜1.0モルである。
脂肪族部分の炭素数が1〜8のN、N−ジアルキルカル
ボン酸アミド及びC1〜CI!芳香族カルボン酸を、硫
化アルカリ1モル当り0.02〜1モルの量で共溶媒と
して使用することができる。
硫化アルカリは通常の量で通常の方法により使用される
。適当な硫化アルカリは例えばリチウム、ナトリウム、
カリウム及びルビジウムの硫化物、好ましくはナトリム
及びカリウムの硫化物である。
また水酸化アルカリ、例えばLiOH%NaOH及びK
OHを使用し硫化水素からその場所で硫化アルカリをつ
くることもできる。硫化物と水酸化物との混合物も使用
できる。
本発明に従えば、式(1)及び(II)に対応する芳香
族メタ−及びパラ−ジハロゲン化合物を使用することが
できる。この場合芳香族メタ−ジハロゲン化合物対芳香
族パラ−ジハロゲン化合物の比は最高30 ニア0であ
ることができる。芳香族パラ−ジハロゲン化合物が特に
好適である。
本発明に使用するのに適した式(1)に対応する芳香族
ジハロゲン化合物の例としてはp−ジクロロベンゼン、
p−ジブロモベンゼン、l−クロロ−4−ブロモベンゼ
ン、1.3−ジクロロベンゼン、1.3−ジブロモベン
ゼン、l−クロロ−3−ブロモベンゼンがある。これら
の化合物は個々にまたは互いに混合物として使用するこ
とができる。1.4−ジクロロベンゼン及び1.4−ジ
ブロモベンゼンが好適である。
本発明に使用するのに適した式(II)に対応する芳香
族ジハロゲン化合物の例としては、2.5−ジクロロト
ルエン、 2.5−ジクロロキシレン、l−エチル−2
,5−ジクロロベンゼン、l−エチル−2,5−ブロモ
ベンゼン、■−エチル−2−プロモー5−クロロベンゼ
ン、1.2,4.5−テトラメチル−3,5−ジクロロ
ベンゼン、l−シクロヘキシル−2,5−ジクロロベン
ゼン、!−フェニルー2.5−ジクロロベンゼン、l−
ベンジル−2,5−ジクロロベンゼン、l−フェニル−
2,5−ジブロモベンゼン、t−p−+−リル−2.5
−ジクロロベンゼン、1−p−トリル−2,5−ジブロ
モベンゼン、l−へキシル−2,5−ジクロロベンゼン
、2.4−ジクロロトリエン、2.4−ジクロロキシレ
ン、2,4−ジブロモクメン、及びl−シクロへキシル
−3,5−ジクロロベンゼンがある。これらの化合物は
個々にまたは互いに混合物として使用することができる
本発明に使用するのに適した有機溶媒はN、N″−ジメ
チル−2−イミダゾリジノン、N、N’−ジメチル−2
−テトラヒドロピリミジノン、N、N″−ジメチル3−
メチル−2−イミダゾリジノン、N、N″−ジメチル−
2−テトラヒドロジアゼピノン、または対応するN、N
’−エチル化合物である。
反応時間は最高40時間であることができ、2〜25時
間が好適である。反応は大気圧または最高8バールの高
圧で行うことができ、過剰にかける圧力は0.3〜3バ
ールの範囲が好適である。
本発明方法を実施する場合、無水の反応成分は任意の順
序で混合することができる。水を含んだ原料は任意の順
序で個々にまたは混合物として反応混合物に加え、15
0〜220°C1好ましくは165〜200℃に加熱す
ることができる。この際水和水及び/又は溶液の形で導
入される水が共滓蒸留により、例えば式(+) 、(I
I)及び(II+)に対応する芳香族ハロゲン化合物、
或いは溶媒または他の捕獲剤と共に共沸蒸留によって混
合物から除去、分離されるように添加を行う。捕捉され
た水を分離した後、芳香族ハロゲン化合物は反応混合物
に戻される。
公知方法により反応混合物を回収しポリアリーレンスル
フィドを分離する。
ポリアリーレンスルフィドは公知方法、例えば濾過また
は遠心分離により、直接または例えば水及び/又は稀酸
を加えた後に、反応溶液から分離することができる。ポ
リアリーレンスルフィドを分離した後一般に水洗する。
水洗と同時にまたはその後で、他の洗液で洗浄または抽
出することもできる。
また例えば溶媒を蒸留して除去し上記方法で水洗するこ
とによりポリアリーレンスルフィドを得ることができる
本発明のポリアリーレンスルフィドは他の重合体、及び
顔料及び充填剤、例えばグラファイト、金属粉末、ガラ
ス粉末、石英粉末またはガラス繊維、或いはポリアリー
レンスルフィドに対する通常の添加剤、例えば安定剤及
び型抜き剤と混合することができる。
ポリアリーレンスルフィドの熔融流動性は5 kgの錘
りを用い316°CにおいてASTM 1238−70
号により決定し、g/10分の単位で与えられる。
しかし熔融流動性が大き過ぎると、重合体熔融物の流出
速度が大きいためにこの方法では測定が困難である。
従ってこのような場合には、剪断速度(Pa単位)に依
存した306℃における重合体熔融物の熔融粘度7m(
Pa秒単位)を、インストロン(Instron)の回
転粘度計(Rotation Viscosimete
r)で決定した。
この方法は10−1〜IQ’Pa秒の広い範囲に亙り熔
融粘度を決定することができる。インストロン社のレオ
メータ(Rheometer)の中で固定した板と回転
可能な円錐との間で重合体を熔融し、円錐のトルクを決
定する。剪断応力の関数としてこのトルク、角速度及び
装置データから熔融粘度を計算することができる。イン
ストロンのレオメータ3250型(円錐及び板の直径は
2 cm)を使用した。
熔融粘度は剪断応力r = lO”Paで決定される値
として与えられる。
本発明のポリアリーレンスルフィドは押出し、吹込み押
出し、射出成形または他の通常の方法により加工してフ
ィルム、成形品または繊維にすることができる。これら
の製品は自動車の部材、嵌め合い部材、電気部品、例え
ばスイッチ、電子回路板、化学薬品耐性及び耐候性をも
った部材、例えばポンプのハウジング及びフライホイー
ル、エツチング浴、密封用のリング、オフィス機器の部
材、パルプ、ボール・ベアリング部材等のような標準的
な用途に使用することができる。
本発明のポリアリーレンスルフィドの成形品は通常の色
が極めて薄く、長期間熱的応力下においても(例えば空
気中で260℃)、はとんど変色しない。
本発明のポリアリーレンスルフィドは線状熱可塑性プラ
スチックスの有利な機械的性質をもっている。
対照例1 本対照例では分岐剤を使用しないでヨーロッパ特許明細
書第87045号記載のポリアリーレンスルフィドを製
造する例を示す。
143.5gの硫化ナトリウム三水和物及び5.7gの
NaOHの混合物を450m lのN、N’〜ジメチル
エチレンレノ中で185℃に加熱した。64m12の溜
出物は実質的に凝縮した水から成っていた。160.2
gのp−ジクロロベンゼンを加えた後、この混合物を2
70℃に9時間加熱し、冷却後10ffのイソプロパツ
ール中で沈澱させる。硫酸酸性にしてpHを1にし、生
成物を癲過し、電解質を含まなくなるまで蒸留水で洗浄
する。白色粉末が得られた。熔融粘度は5 Pa秒であ
った。この生成物を熔融したものは白色であっIこ 。
対照例2 本対照例ではp−ジクロロベンゼンを捕獲剤として共沸
蒸留により硫化ナトリウムの水和水を除去する工程を行
った後、N−メチルカプロラクタム中においてポリアリ
ーレンスルフィドを製造する例を示す。
1149.3gの硫化ナトリウム・2.8水和物、14
1゜1gのε−カプロラクタム、325gの水及び4g
の水酸化ナトリウムの混合物を、611.5gのp−ジ
クロロベンゼンと共に、611.5gのp−ジクロロベ
ンゼン及び2653gのN−メチルカプロラクタムの混
合物に、反応器残留物の温度が215°Cになり水和水
及び添加された水が共沸蒸留により除去されp−ジクロ
ロベンゼンが戻されるような速度で滴下する。次に反応
混合物を24時間加熱還流させ、40Qのインプロパツ
ール中で沈澱させ、硫酸酸性にしてpHを1にし、濾過
し、電解質がなくなるまで洗浄する。淡いベージュ色の
粉末が得られた。熔融粘度は130Pa秒であった。生
成物を熔融したものの色は灰色であつに。
対照例2のポリアリーレンスルフィドの熔融物を空気中
で260 ’Oに加熱する。1時間後熔融物の色は黒色
になった。
実施例1 方法は対照例2と同様である。N−メチルカプロラクタ
ムの代りにN、N’−ジメチル−2−イミダゾリジノン
を溶媒として使用した。白色粉末が得られた。熔融粘度
は20Pa秒であった。生成物を熔融したものの色は白
色であった。
実施例2 実施例1の熔融物を260°Cに200時間加熱する。
熔融物の色は淡いベージュ色であった。
実施例3 663−の水、503.2gの水酸化ナトリウム及び2
30.4gの硫化水素から約90°Cにおいて硫化ナト
リウムをつくり、これを462.4gのp−ジクロロベ
ンゼンを2041gのN、N’−ジメチルブチレン尿素
(UMBtJ)中に含む210℃の沸騰溶液に4時間に
互って滴下した。滴下された水は共沸蒸留しにより塔頂
部を通って回路から除去され、共沸混合物生成用のp−
ジクロロベンゼンは反応混合物に戻される。同時に46
2.4gのp−ジクロロベンゼンを加え、さらに10時
間沸騰させた。
反応溶液を400のイソプロパツール中で沈澱させ、硫
酸酸性にしてpHを1にする。分離された固体分を濾過
し、電解質がなくなるまで水で洗浄し、真空乾燥基中で
100℃において乾燥する。生成物は白色粉末の形をし
ていた。熔融粘度は25Pa秒であった。生成物を熔融
したものの色は白色であっlこ。
実施例4 実施例3の熔融物を260°Cに200時間加熱する。
熔融物の色は淡いベージュ色であった。
実施例5 方法は対照例3と同様である。N−メチルカプロラクタ
ムの代りにN、N’−ジメチルプロピレン尿素(N、N
’−ジメチル−2−テトラヒドロピリミジノン)を溶媒
として使用した。白色粉末が得られた。熔融粘度は60
Pa秒であった。生成物を熔融したものの色は白色であ
った。
実施例6 実施例5の熔融物を260℃に200時間加熱する。
熔融物の色は淡いベージュ色であった。
本発明の主な特徴及び態様は次の通りである。
1、 (a) 50〜100モル%の式但し式中Xはハ
ロゲン、例えば塩素または臭素を表わし、互いにメタま
たはパラ位に位置するものとする、 の芳香族ジハロゲン化合物、及び0〜50モル%の式、 但し式中Xは上記定義の通りであり、 R1は同一または相異ることができ、水素、アルキル、
シクロアルキル、アリール、アルキルアリールまたはア
リールアルキルを表し、互いにオルトの位置にある2個
の基R1は互いに結合して芳香族環または複素環をつく
るこ七ができ、基R1の1個は水素とは異っているもの
とする、に対応する芳香族ジハロゲン化合物、及び(b
)硫化アルカリ から随時水酸化アルカリを存在させ、芳香族ジハロゲン
化合物対硫化物のモル比を0.85:1〜1.15:1
にして高分子量ポリアリーレンスルフィドを製造する方
法において、式(II+) 但し式中R1及びR2は同一または相異ることができ、
アルキル、アリール、好ましくはメチル、エチル、フェ
ニル、さらに好ましくはメチルを表し、 Rj及びR6は水素、C1〜C!、のアルキル、好まし
くは水素またはメチルであり、 nは2.3または4の数、好ましくは2または3、さら
に好ましくは2である、 のN、N’−ジアルキル環式尿素を溶媒として用い、硫
化アルカリ対有機溶媒のモル比を1=2〜l:5にし、
先ず無水の原料を導入してこれを少なくとも150℃、
好ましくは205〜220℃に加熱し、含水物質及び無
水の原料の残りを溶液または熔融物または固体の形で、
導入された水が蒸留により反応混合物から除去されるよ
うにして導入し、次いで温度210〜270℃、好まし
くは215〜250℃において、随時僅かに過剰の圧力
をかけて反応を行う方法。
2、式(1)の芳香族ジハロゲン化合物として1゜4−
ジクロロベンゼンを使用する上記第1項記載の方法。
3、溶媒としてN、N″−ジメチル−2−イミダゾリジ
ノンを使用する上記第1項記載の方法。
4、縮合は0.3〜3バール過剰の圧力下で行う上記第
1項記載の方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)50〜100モル%の式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 但し式中Xはハロゲン、例えば塩素または臭素を表わし
    、互いにメタまたはパラ位に位置するものとする、 の芳香族ジハロゲン化合物、及び0〜50モル%の式、 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) 但し式中Xは上記定義の通りであり、 R^1は同一または相異ることができ、水素、アルキル
    、シクロアルキル、アリール、アルキルアリールまたは
    アリールアルキルを表し、互いにオルトの位置にある2
    個の基R^1は互いに結合して芳香族環または複素環を
    つくることができ、基R^1の少くとも1個は水素とは
    異っているものとする、 に対応する芳香族ジハロゲン化合物、及び (b)硫化アルカリおよび随時水酸化アルカリ、から、
    芳香族ジハロゲン化合物対硫化物のモル比を0.85:
    1〜1.15:1にして高分子量ポリアリーレンスルフ
    ィドを製造する方法であって、式(III)▲数式、化学
    式、表等があります▼(III) 但し式中R^1及びR^2は同一または相異ることがで
    き、アルキル、アリール、好ましくはメチル、エチル、
    フェニル、さらに好ましくはメチルを表し、 R^3及びR^4は水素、C_1〜C_2_2のアルキ
    ル、好ましくは水素またはメチルであり、 nは2、3または4の数、好ましくは2または3、さら
    に好ましくは2である、 のN,N’−ジアルキル環式尿素を溶媒として用い、硫
    化アルカリ対有機溶媒のモル比を1:2〜1:5にし、
    先ず無水の原料を導入してこれを少なくとも150℃、
    好ましくは205〜220℃に加熱し、含水物質及び無
    水の原料の残りを溶液または熔融物または固体の形で、
    導入された水が蒸留により反応混合物から除去されるよ
    うにして導入し、次いで温度210〜270℃、好まし
    くは215〜250℃において、随時僅かに過剰の圧力
    をかけて反応を行うことを特徴とする方法。
JP1216180A 1988-08-25 1989-08-24 色特性及び色安定性が改善された分岐していないポリアリーレンスルフイド共重合体 Pending JPH0292932A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3828760.9 1988-08-25
DE3828760A DE3828760A1 (de) 1988-08-25 1988-08-25 Verfahren zur herstellung von unverzweigten polyarylensulfiden mit verbesserter farbqualitaet und farbstabilitaet

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0292932A true JPH0292932A (ja) 1990-04-03

Family

ID=6361519

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1216180A Pending JPH0292932A (ja) 1988-08-25 1989-08-24 色特性及び色安定性が改善された分岐していないポリアリーレンスルフイド共重合体

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5017682A (ja)
EP (1) EP0355646A3 (ja)
JP (1) JPH0292932A (ja)
DE (1) DE3828760A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2141993C (en) * 1994-02-07 2005-06-07 Takashi Tsuda Tubular extrusion molding product comprising high molecular weight polyarylene sulfide
US5568731A (en) * 1995-02-28 1996-10-29 Crumb Rubber Technology, Inc. Ambient air freezing system and process therefor

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3205995A1 (de) * 1982-02-19 1983-09-01 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Verfahren zur herstellung von polyarylensulfiden mit erhoehter thermischer und chemischer belastbarkeit und verbesserter farbqualitaet
DE3312254A1 (de) * 1983-04-05 1984-10-11 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Verfahren zur herstellung von gegebenenfalls verzweigten polyarylensulfiden
DE3339233A1 (de) * 1983-10-28 1985-05-09 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Verfahren zur herstellung von gegebenenfalls verzweigten polyarylensulfiden mit verminderter korrosivitaet
DE3528977A1 (de) * 1985-08-13 1987-02-26 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von hochmolekularen, gegebenenfalls verzweigten polyarylensulfiden
DE3528978A1 (de) * 1985-08-13 1987-02-26 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von hochmolekularen, gegebenenfalls verzweigten polyarylensulfiden

Also Published As

Publication number Publication date
EP0355646A2 (de) 1990-02-28
DE3828760A1 (de) 1990-03-15
EP0355646A3 (de) 1990-06-13
US5017682A (en) 1991-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5354841A (en) Process for preparing poly(arylene sulfide) polymers using cyclic arylene sulfide oligomers
US4500702A (en) Anhydrous preparation of polyarylene sulfide in one vessel reaction system
JPH0651792B2 (ja) ポリ(p−フエニレンスルフイド)の改良製造方法
DE3318401C2 (ja)
JPH0160047B2 (ja)
US4595748A (en) Process for the preparation of high molecular weight, optionally branched polyarylene sulphides
JPS6324530B2 (ja)
JPH0231735B2 (ja)
JP3141459B2 (ja) アミノ基含有ポリアリ−レンスルフィドの製造方法
JPH08176302A (ja) ポリアリーレンスルフィドの製造法
CA1223690A (en) Process for the production of optionally branched polyarylene sulfides
DE3428984A1 (de) Verfahren zur herstellung von hochmolekularen, gegebenenfalls verzweigten polyarylensulfiden
JPH08157600A (ja) 接着性に優れたポリアリーレンスルフィドの製造法
JPH0574612B2 (ja)
JPH09272801A (ja) ポリアリーレンスルフィド樹脂成形品
JPS6147732A (ja) 高分子量の、場合によつては枝分れしたポリアリーレンスルフイドの製造方法
JPS6241227A (ja) 高分子量の分枝鎖状であつてもよいポリアリ−レンスルフイド類の製造方法
US5055551A (en) Process for the production of high molecular weight, optionally branched polyarylene sulfides having reduced content of extractable oligomers
JPH0292932A (ja) 色特性及び色安定性が改善された分岐していないポリアリーレンスルフイド共重合体
CA1260191A (en) Process for the preparation of high molecular weight polyarylene sulphides
JPH02191631A (ja) 高分子量ポリアリーレンスルフイドの製造法
JPH01153727A (ja) 特定の溶融粘度に調節可能なポリアリーレンスルフイドの製造方法
EP0279217B1 (de) Verfahren zur Herstellung von Polyarylensulfiden mit regelbaren Schmelzviskositäten
JPH0586185A (ja) 高分子量の任意に枝分かれしていることもあるポリ硫化アリーレンの製造方法
JPH04275334A (ja) フェニレンスルフィドポリマーの製造法