JPH029240Y2 - - Google Patents

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JPH029240Y2
JPH029240Y2 JP12699885U JP12699885U JPH029240Y2 JP H029240 Y2 JPH029240 Y2 JP H029240Y2 JP 12699885 U JP12699885 U JP 12699885U JP 12699885 U JP12699885 U JP 12699885U JP H029240 Y2 JPH029240 Y2 JP H029240Y2
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burner
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stopper
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、炉加熱用等、種々の用途に用いるバ
ーナに関し、詳しくは、燃料噴出用の第1ノズル
の周部に、燃焼用酸素含有ガス噴出用の第2ノズ
ルを配置したバーナに関する。
〔従来の技術〕
従来、燃料噴出用の第1ノズル11と、その周
部に配置する燃焼用酸素含有ガス噴出用の第2ノ
ズル12とを(第1図及び第2図参照)、金属で
一体形成していた(文献を示すことができない)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、各ノズルを金属で形成するために、耐
熱性の面から燃焼温度の高温化に制約があり、そ
のために、例えばセラミツクス焼成炉用等、高温
加熱用途に用いる場合、加熱能率面並びに熱効率
面で末だ十分な性能を得ることができなかつた。
本考案の目的は、材質改良、並びに、合理的な
構造改良によつて、耐熱性を十分に向上すると共
に、製作及び補修の容易化を合せ達成する点にあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案によるバーナの特徴構成は、燃料噴出用
の第1ノズル、及び、その周部に配置する燃焼用
酸素含有ガス噴出用の第2ノズルを、夫々セラミ
ツクスで、かつ、別体に形成し、金属製の燃料供
給管に接続した前記第1ノズルに対して前記第2
ノズルを外嵌し、燃料噴出方向への前記第2ノズ
ルの抜け出しを阻止するセラミツクス製ストツパ
ーを前記第1ノズルに付設したことにあり、その
作用、効果は次の通りである。
〔作用〕
つまり、第1,第2ノズル、並びに、それらと
同じく燃焼部に位置することとなる第2ノズル抜
け止め用ストツパーの夫々をセラミツクスで形成
することで、従前の金属製のものに比して耐熱性
を飛躍的に向上できるから、燃焼温度の高温化に
おいて耐熱性の面からの制約を大きく軽減でき、
それによつて、例えば燃焼用酸素含有ガスとして
予熱空気や、酸素富化空気を用いる等して、燃焼
温度を大きく高めた状態での運転が可能となつ
た。
一方、各ノズルのセラミツクスとするに、従来
一体形成されていた第1及び第2ノズルを単にセ
ラミツクスとすると、第1及び第2ノズルの一体
化形状が複雑であり、又、元来セラミツクスでの
複雑成型・加工が難しいことから、製作が難しく
なる。
その点、本考案によれば、第1ノズルと第2ノ
ズルとを別体で形成し、第1ノズルに対して第2
ノズルを外嵌配置することにより第2ノズルを第
1ノズルの周部に位置させるから、セラミツクス
の成型加工が簡単になり製作が容易となる。
又、第1及び第2ノズルを別体に構成したこと
により、例えば使用燃料の変更に伴うノズル仕様
の変更や長期使用によるノズルの劣化等に対して
第1及び第2ノズルのうち交換が必要なものだけ
を交換でき、仕様の多様化や補修の面で有利とな
り、更には、特に高い耐熱強度並びに精度が要求
される第1ノズルを、強度並びに精密加工性に優
れた窒化ケイ素で形成し、他方、それほどの強
度、精度は要求されない第2ノズルをアルミナで
形成する等、必要に応じて第1ノズルと第2ノズ
ルとのセラミツク材質を異ならせることもでき、
用途に応じたバーナ設計を行う上で有利となる。
その上、燃料噴出方向への第2ノズルの抜け出
しを阻止するストツパーを第1ノズルに付設した
ことにより、バーナの点検・補修にあたつて、第
1ノズルを接続した金属製燃料供給管を引き操作
する状態でバーナをバーナタイル部から抜き出し
際に、第1及び第2ノズルを別体構成としたもの
でありながらも、ストツパーの作用で第1及び第
2ノズルを一体化した状態でバーナ全体を極めて
容易に抜き出すことができ、点検・補修が簡便と
なる。
〔考案の効果〕
上述の結果、極めて高い熱耐久性を備え、又、
高い燃焼温度での運転が可能なことから高温加熱
用途において加熱能率及び熱効果に優れ、全体と
して、セラミツクス焼成炉用等の高温加熱用途に
好適な高性能なバーナにでき、しかも、製作面、
多仕様化の面、補修面、設計面、並びに点検・補
修にあたつての取扱いの面のいずれにも優れた実
用上極めて有利なバーナにできた。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第3図及び第4図はセラミツクス焼成炉を示
し、処理物Aの載置台を兼ねる昇降操作自在な炉
蓋1Aを備えた炉体1に対して、排ガス路2を接
続すると共に、四側壁1Bに夫々に、上下2段づ
つのバーナ3を、それらバーナ3からの燃焼ガス
吐出により炉内全域にわたる燃焼ガス旋回流が形
成されるように配設してある。
バーナ3夫々に対する燃料ガス供給管4及び燃
焼用空気供給管5には制御弁V1,V2が介装され
ており、制御装置6によるそれら制御弁V1,V2
の自動操作で、炉内温度がコントロールされる。
ブロアー7により加圧供給される燃焼用空気
は、排ガス路2に介装した熱交換器8において排
ガスとの熱交換により予熱される。
図中9は燃焼用空気として酸素富化空気を供給
する装置であり、燃焼用空気として酸素富化空気
を用い、かつ、それを熱交換器8で予熱してバー
ナ3に供給することでバーナ3の燃焼温度を高
め、それによつて、例えば1800℃程度といつた高
い炉内温度を確保するようにしてある。
第1図及び第2図に示すように、バーナ3は、
炉壁1Bに形成された燃焼筒孔10の中心部に配
置される燃料ガス噴出用の第1ノズル11、その
第1ノズル11の周部に配置される燃焼用空気噴
出用の第2ノズル12、並びに、炉壁1Bに対し
て連結支持される金属性バーナケーシング13と
を備えている。
バーナケーシング13には燃焼用空気供給管5
に対する接続口13Aが形成されており、燃焼用
空気供給管5からの燃焼用空気はバーナケーシン
グ13内のチヤンバー空気13Bを介して第2ノ
ズル12に送られる。
第2ノズル12は、その周方向において等間隔
に配置形成した複数の筒孔状噴出口12a、及
び、燃焼筒孔10を形成するバーナタイル14と
第2ノズル12の本体との間に形成される環状噴
出口12bとを備えている。
一方、第1ノズル11に接続する金属製の燃料
ガス供給管4はバーナケーシング13に貫通配置
されている。
第1ノズル11及び第2ノズル12を夫々セラ
ミツクスで別体に形成し、第2ノズル12を第1
ノズル11に対して燃焼筒孔10の軸芯方向に抜
き差し自在に外嵌配置してある。
第2ノズル12の外周面には、バーナタイル1
4に対する接触により第2ノズル12を燃焼筒孔
10の軸芯方向に摺動自在に支持する摺接突起1
5の複数を一体形成してある。
又、筒状の第1ノズル11の両端部にはネジ部
11a,11bを形成してあり、金属製燃料ガス
供給管4に対して第1ノズル11の基端部をネジ
部11bにシール剤を塗付してネジ込み接続する
と共に、外嵌状態にある第2ノズル12の燃料噴
出方向側(燃焼筒孔10の奥側)への抜け出しを
阻止するナツト状ストツパー16を、第1ノズル
11の先端部に螺合により取付るように構成して
ある。
ナツト状ストツパー16はセラミツクスで形成
してある。
以上要するに、燃焼用空気として酸素富化空気
及び予熱空気を用いて燃焼温度の高温化を図るに
あたり、第1ノズル11、第2ノズル12、及
び、ストツパー16の夫々をセラミツクスで形成
することで十分な耐熱性を備えさせるようにして
ある。
第1ノズル11を形成するセラミツクスとして
は、精密加工性、並びに、耐熱強度に特に優れた
窒化ケイ素を用い、又、それほどの精密加工性、
並びに耐熱強度が要求されない第2ノズル12に
ついてはアルミナを用いてある。
バーナ3の点検・補修にあたつてバーナ3をバ
ーナタイル14部から抜き出すに、金属製燃料ガ
ス供給管4を貫通支承するバーナケーシング13
のフランジ部13Cとバーナケーシング13本体
との連結を解除して金属製燃料ガス供給管4を引
き操作する状態で、第1ノズル11と、ストツパ
ー16を介して第1ノズル11に係止させた第2
ノズル12とを一体的に抜き出せるようにしてあ
る。
〔別実施例〕
次に本考案の別実施例を説明する。
第1ノズル11、それに対して外嵌配置する第
2ノズル12、及び、抜け出し阻止用ストツパー
16夫々の具体的形状・構造、並びに、それらを
形成するセラミツク材の企体的材質は変更可能で
ある。
又、第1ノズル11に対するストツパー16の
具体的付設構造も種々の改良が可能である。
第5図に示すように、金属製燃料供給管4にネ
ジ接続する金属製ホルダー17と、第1ノズル1
1の基端側拡径部11cに係止させた状態でホル
ダー17にネジ込む金属製袋ナツト18とを介し
て、セラミツクス製の第1ノズル11を金属製燃
料供給管4に接続するようにしても良く、第1ノ
ズル11と金属製燃料供給管4との具体的接続構
造は種々の改良が可能である。
第5図において19は耐熱性パツキンである。
又、第5図に示す構造においては、抜け出し阻止
用のナツト状ストツパー16と金属製袋ナツト1
8との挟圧作用により第2ノズル12を支持して
おり、第2ノズル12をバーナタイル14に対し
て接触支持するための、前述実施例における摺接
突起15等の構成は省略が可能である。
本考案によるバーナの用途は不問である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の実施例を示し、
第1図は、拡大断面図、第2図は、第1図におけ
る−線断面図、第3図は、セラミツクス焼成
炉の縦断面図、第4図は、第3図における−
線断面図である。第5図は、本考案の別実施例を
示す拡大断面図である。 4……燃料供給管、11……第1ノズル、12
……第2ノズル、16……ストツパー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃料噴出用の第1ノズル11の周部に、燃焼用
    酸素含有ガス噴出用の第2ノズル12を配置した
    バーナであつて、前記第1ノズル11及び第2ノ
    ズル12を、夫々セラミツクスで、かつ、別体に
    形成し、金属製の燃料供給管4に接続した前記第
    1ノズル11に対して前記第2ノズル12を外嵌
    し、燃料噴出方向への前記第2ノズル12の抜け
    出しを阻止するセラミツクス製ストツパー16を
    前記第1ノズル11に付設したバーナ。
JP12699885U 1985-08-19 1985-08-19 Expired JPH029240Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12699885U JPH029240Y2 (ja) 1985-08-19 1985-08-19

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JP12699885U JPH029240Y2 (ja) 1985-08-19 1985-08-19

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Publication Number Publication Date
JPS6234621U JPS6234621U (ja) 1987-02-28
JPH029240Y2 true JPH029240Y2 (ja) 1990-03-07

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