JPH029124Y2 - - Google Patents

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JPH029124Y2
JPH029124Y2 JP6291484U JP6291484U JPH029124Y2 JP H029124 Y2 JPH029124 Y2 JP H029124Y2 JP 6291484 U JP6291484 U JP 6291484U JP 6291484 U JP6291484 U JP 6291484U JP H029124 Y2 JPH029124 Y2 JP H029124Y2
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JP
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cam surface
drive motor
cam
casing
storage chamber
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JP6291484U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案の液圧駆動装置に関するもので、特に
位置割出用等に好適な液圧駆動装置に係る。
(従来技術) 従来の液圧駆動装置、例えば位置割出装置とし
ては、本出願人の先の提案(特開昭60−044250号
公報)を挙げることができる。この装置は第4図
及び第5図に示すように、両軸駆動モータ51の
下部主軸52にカム53を取着し、このカム53
のカム面にローラ54を当接させてある。そして
上記ローラ54の移動によつて、L字形レバー5
5を介して流量方向制御弁56のスプールを移動
させ、上記ローラ54が上記カム面に設けた凹部
57内に嵌入した際に、駆動モータ51への流体
の供給を停止して位置割出を行う訳である。この
場合、上記ローラ54とカム面との摺動面を潤滑
するために、両者を覆うケーシング58内には潤
滑油が注入されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで上記装置においては、潤滑油の収納室
内の容積は、スプールの出没によつて変化するこ
とになり、そのため外部ドレン構造を採用せざる
を得ず、その配管等に多くの手段と費用とを要し
ている。また上記装置においては、その使用に先
立つて潤滑用の油圧油を注油しなければならない
という煩雑さもある。
この考案は上記欠点を解消するためになされた
もので、その目的は、上記のような外部ドレン配
管や使用前の注油作業を不要にすることのできる
液圧駆動装置を提供することにある。
(問題を解決するための手段) そこでこの考案の液圧駆動装置においては、液
圧ポンプによつて駆動モータを駆動すると共に、
この駆動モータとカムを連動させ、上記カム面に
接触子を当接せしめ、この接触子の移動に応じて
上記駆動モータの動きを制御する液圧駆動装置に
おいて、 上記カムと接触子とをケーシング内の収納室内
に配置し、上記ケーシングには、上記駆動モータ
からタンクへと至る作動液体を、上記収納室内を
通過させるための流路を形成し、この流路におけ
る収納室内への流出口を上記カム面に臨ませるよ
うにしてある。
(作用) 上記の結果、カム面には、ケーシングに設けた
流路から収納室へと導かれた作動液体が供給さ
れ、この作動液体によつてカム面が潤滑されるこ
とになる。この場合、もし仮に、収納室内の容積
が変動して余剰液体が生じたとしても、この余剰
液体はタンクへと開放され、一方この収納室には
新たな液体が供給されることになるので、従来の
ように外部ドレンを設ける必要はない。またこの
装置においては、駆動モータの駆動に伴つて、収
納室へ自動的に作動液体が供給されることになる
ので、従来のように、装置の使用に先立つて注油
作業を行う必要もない。
(実施例) 次ぎにこの考案の液圧駆動装置を、位置割出装
置とした場合の具体例について、図面を参照しつ
つ詳細に説明する。
第1図及び第2図において、1はトロコイドモ
ータあるいはギヤモータ等の低速、高トルク特性
を有する両軸駆動モータであつて、その上下部に
上部主軸2と下部主軸3とを有している。このう
ち上部主軸2は、図示しないが、回転伝達手段を
介して被割出装置に接続されており、この被割出
体を回転駆動し得るようなされている。一方上記
両軸駆動モータ1の下部は、ケーシング4によつ
て覆われており、下部主軸3はこのケーシング4
の内方に延びている。そしてこの下部主軸3に
は、キー5及びナツト6を介してカム7が取着さ
れている。このカム7は上記下部主軸3の軸心と
同心上に配設された略円孤状の部材より成るもの
であつて、その周側部、すなわちカム面には、上
下主軸3と同心上に配置された円孤状部8と、こ
の円孤状部8の一部を切除することによつて形成
された凹部9とを有している。
一方、10はレバーであつて、このレバー10
はその中途部において、上記ケーシング4の上下
両壁間にピン11によつて回動可能に枢支され、
またその一端部にはローラ12が回転可能に支持
されている。なお、このローラ12は上記カム7
のカム面上を転動すると共に、上記凹部9内に嵌
入し得るような形状になされている。また上記ケ
ーシング4内には流量方向制御弁13が埋設され
ており、この流量方向制御弁13によつて上記駆
動モータ1へ供給する作動液体を制御し、位置割
出を行い得るようなされている。そして上記流量
方向制御弁13のスプール14の先端部には、一
体的にロツド14aが設けられており、このロツ
ド14aに設けられたピン15が、上記レバー1
0の他端部に形成された切欠部16内に嵌入され
ている。すなわち、上記のようにローラ12がカ
ム面上を転動しながらカム形状に沿つて移動した
際に、これとともにレバー10の回動を介してス
プール14を移動し、駆動モータ1へ供給する作
動液体の流量を制御し、一方上記ローラ12がカ
ム面に設けた凹部9に嵌入した際に、スプール1
4を大きく移動させ、駆動モータ1への作動液体
の供給を停止して、位置割出を行えるようにして
ある訳である。
上記カム7、ローラ12、レバー10及びスプ
ール先端部のロツド14aはいずれもケーシング
4内に収納されているが、この収納室17は、第
1図に示すように、その内周壁が上記各部品に近
接するような形状にされている。特に、カム7を
囲む周壁のうち、上記ローラ12の当接する側と
は反対側の周壁18は、上記カム7のカム面に近
接して配置されている。そして上記ケーシング4
には、上記周壁18に開口する2つの流路19,
20が穿設されており、一方の流路19は上記流
量方向制御弁13のタンクポートTに接続され、
他方の流路20はケーシング4の外部へと連通し
ている。すなわち流量方向制御弁13のタンクポ
ートTから流出した作動液体は、流路19を経て
その流出口21から収納室17へと至り、一方収
納室17内の作動液体が上記もう一方の流路20
を経てケーシング4外部のタンクへと戻るように
してある訳である。この場合流出口21は、上記
内周壁18のうち、上記カム面と相対向する位置
に形成するのが好ましい。
なお第3図に示すように、上記流量方向制御弁
13の作動を制御するのに用いるパイロツト系統
の返油ライン22を、上記流路19に接続し、こ
のライン22の作動液体をも上記収納室17に導
くようにすることもある。
上記した装置においては、流量方向制御弁13
のタンクポートTから流出する作動液体が収納室
17に導かれ、この際、この作動液体がカム面に
供給されることになるので、カム面を自動的に潤
滑することになる。そのため、カム面とローラ1
2との両者の摩耗を軽減することができ、耐久性
を向上することができる。この結果、従来のよう
に外部ドレンを用いたり、装置の使用に先立つて
注油作業を行う必要もない。また、上記のように
収納室17の一部の周壁18をカム面に近接して
配置すると共に、この周壁18のカム面と相対向
する位置に流出口21を設けた場合には、作動液
体を確実にカム面に供給することができるので、
潤滑効果を一段と向上することができる。さらに
上記のように流量方向制御弁13のスプール14
の先端部を収納室17内に導入するような構造に
した場合には、流量方向制御弁13の先端側の外
周部とケーシング4との間のシールを省略するこ
とができ、経済的である。
以上にこの考案の液圧駆動装置の一実施例の説
明をしたが、この考案の液圧駆動装置は上記実施
例に限定されるものではなく、種々変更して実施
することが可能である。例えば上記においては、
位置割出装置として実施した例を示しているが、
カム面にローラ等の接触子を当接し、この接触子
の移動によつて駆動モータの制御を行うような装
置であれば、他の種類の装置においても上記と同
様に実施が可能である。また上記においては、収
納室への液体の流出口をカム面と相対向する位置
に設けるのが好ましい旨の説明をしたが、要は作
動液体をカム面に供給することができればよい訳
で、流出口の位置は上記に限定されるものではな
い。
(考案の効果) この考案の液圧駆動装置は、上記のようにタン
クラインの作動液体をケーシングに設けた流路に
よつてカム等の収納室に導き、この作動液体でカ
ム面や接触子を潤滑するようにしてあるので、両
者の摩耗を軽減してその耐久性を向上することが
できると共に、従来のような外部ドレン配管や使
用に先立つ注油作業が不要となる。また構造が簡
素なものとなるため安価に製造でき、取扱いにも
便利なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の液圧駆動装置の一実施例を
示す横断面図、第2図はその縦断面図、第3図は
上記液圧駆動装置の使用例を示す回路図、第4図
は従来例を示す横断面図、第5図はその縦断面で
ある。 1…両軸駆動モータ、4…ケーシング、7…カ
ム、12…ローラ、17…収納室、19,20…
流路、21…流出口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 液圧ポンプによつて駆動モータ1を駆動すると
    共に、この駆動モータ1とカム7を連動させ、上
    記カム面に接触子12を当接せしめ、この接触子
    12の移動に応じて上記駆動モータ1の動きを制
    御する液圧駆動装置において、 上記カム7と接触子12とをケーシング4内の
    収納室17内に配置し、上記ケーシング4には、
    上記駆動モータ1からタンクへと至る作動液体
    を、上記収納室17内を通過させるための流路1
    9,20を形成し、この流路19,20における
    収納室17内への流出口21を上記カム面に臨ま
    せたことを特徴とする液圧駆動装置。
JP6291484U 1984-04-27 1984-04-27 液圧駆動装置 Granted JPS60173701U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6291484U JPS60173701U (ja) 1984-04-27 1984-04-27 液圧駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6291484U JPS60173701U (ja) 1984-04-27 1984-04-27 液圧駆動装置

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Publication Number Publication Date
JPS60173701U JPS60173701U (ja) 1985-11-18
JPH029124Y2 true JPH029124Y2 (ja) 1990-03-06

Family

ID=30592572

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JP6291484U Granted JPS60173701U (ja) 1984-04-27 1984-04-27 液圧駆動装置

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JP4693952B2 (ja) * 2000-02-10 2011-06-01 株式会社小松製作所 油圧モータを用いた油圧駆動装置と油圧モータ

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JPS60173701U (ja) 1985-11-18

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