JPH0288062A - ゴーグル用積層板 - Google Patents

ゴーグル用積層板

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JPH0288062A
JPH0288062A JP23952288A JP23952288A JPH0288062A JP H0288062 A JPH0288062 A JP H0288062A JP 23952288 A JP23952288 A JP 23952288A JP 23952288 A JP23952288 A JP 23952288A JP H0288062 A JPH0288062 A JP H0288062A
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JP
Japan
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coating layer
group
anchor coating
polarizing film
goggle
Prior art date
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Pending
Application number
JP23952288A
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English (en)
Inventor
Rinjiro Ichikawa
市川 林次郎
Kenji Hashimoto
橋本 堅治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujimori Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Fujimori Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ゴーグルの透明体として用いるポリカーボネ
ート板ベースの積層板に関するものである。
従来の技術 従来、ゴーグルの透明体は、偏光膜の両面に透明性のす
ぐれたポリメチルメタクリレート板を有機溶剤系接着剤
(ウレタン系接着剤、アクリル系接着剤、ポリエステル
系接着剤等)や粘着剤を用いて接着積層することにより
作製されていた。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、ポリメチルメタクリレート板をベースと
して用いて作製した従来のゴーグルは、強度的に必ずし
も満足できるものではなく、特にポリメチルメタクリレ
ート板の表面が擦傷を受けたときに破損しやすくなると
いう欠点があった。
また、偏光膜を積層するときの接着剤または粘着剤に含
まれる有機溶剤に起因して、ポリメチルメタクリレート
板に白化や微細な凹凸を生ずることがあり、その結果、
光の散乱や透明性の低下を招くおそれがあった。
本発明は、このような問題点を、ベースとしてポリカー
ボネート板を用いると共に、偏光膜との間に特定の層を
介在させることにより解消しようとするものである。
課題を解決するた°めの手段 すなわち、本発明のゴーグル用積層板は、ポリカーボネ
ート板(1)/水系アンカーコーティング層(2)/偏
光11@(3)/水系アンカーコーティング層(2) 
/ポリカーボネート板(1)の層構成を有するものであ
る。
以下本発明の詳細な説明する。
ポリカーボネート  l ポリカーボネート板(1)としては、その厚さが0.0
5〜1mm、殊に0.2〜0.8mmのものが好適に用
いられ、耐摩耗性向上のための表面硬化処理を施したも
のも用いることができる。なお、シートまたはフィルム
もここに言う板に含まれるものとする。
ポリカーボネート板(1)のレターデーション値は15
0n履以下であることが好ましい。
アンカーコーチ ング 2 水系アンカーコーティング層(2)とは、エステル結合
、アミド結合、ウレタン結合およびエーテル結合よりな
る群から選ばれた少なくとも1種の結合基により高分子
化した高分子であって、自身を水性媒体中に溶解または
分散させるに足る量の親水基を分子内に有する高分子を
水性媒体に溶解または分散したアンカー剤を用いて形成
した層を言う。水性媒体としては、水のほか、水と水混
和性有機溶剤(アルコール等)との混合溶剤があげられ
る。アンカー剤には、主剤、水性媒体のほか、界面活性
剤、塩基性中和剤等を含有させることができる。
ここで親水基としては、スルホン酸金属塩基、カルボキ
シル基、第1級アミン基、第2級アミン基、第3級アミ
ン基、第4級アンモニウム基などがあげられる。
親水基を分子内に有する高分子の代表例としては、上述
の親水基を有するポリエステル樹脂、上述の親水基を有
するポリアミド樹脂、上述の親水基を有するポリウレタ
ン樹脂、上述の親水基を有するポリエステルウレタン樹
脂、ポリエチレンとポリアクリル酸と変性デンプンとの
混合物からなるイオン高分子錯体などがあげられる。
水系アンカーコーティング層(2)の層厚は、乾燥基準
で3〜50ル国に設定するのが通常であるが、必ずしも
この範囲に限定されるものではない。
偏」コl追U 偏光膜(3)としては、ポリビニルアルコール/ヨウ素
系、オレフィン−ビニルアルコール共重合体/ヨウ素系
、ポリビニルアルコール/2色性染料系、オレフィン−
ビニルアルコール共重合体72色性染料系、オレフィン
−ビニルアルコール共重合体/ポリエン系、ポリビニル
アルコール/ポリエン系、ポリハロゲン化ビニル/ポリ
エン系、ポリアクリロニトリル/ポリエン系をはじめ、
偏光能を有する種々の偏光膜が用いられる。この偏光膜
には、場合により、その片面または両面に保護層を付加
することもできる。
ゴーグル 才 上述のポリカーボネート板(1)、水系アンカーコーテ
ィング層(2)形成用のアンカー剤、および偏光膜(3
)を用いて、ポリカーボネート板(1)/水系アンカー
コーティング層(2)/偏光膜(3)/水系アンカーコ
ーティング層(2) /ポリカーボネート板(1)の層
構成を有する本発明のゴーグル用積層板が製造される。
第1図は、本発明のゴーグル用積層板の層構成を示した
断面図である。
各層の積層順序は任意であるが、水系アンカーコーティ
ング層(2)形成用のアンカー剤をポリカーボネート板
(1)側に流延してかられずかにタックが残る程度にま
で乾燥し、その上に偏光膜(3)を積層して熱処理する
ことにより硬化を行うのが通常である。
必要に応じ、上記以外の他の層を付加することも可能で
ある。
肚垂 本発明のゴーグル用積層板は、スキー・釣り・プロスポ
ーツ等のスポーツ用ゴーグル、単車用ゴーグル、水中で
使用するゴーグル、日除け・眩惑防止用のゴーグル、溶
接マスクとしてのゴーグル、コンピュータオペレーショ
ン用のゴーグルなど各種のゴーグルの透明体として有用
である。
作用および発明の効果 本発明のゴーグル用積層板にあっては、ポリカーボネー
ト板(1)と偏光膜(3)との間に水系アンカーコーテ
ィング層(2)を介在させ、核層(2)に、 ■ ポリカーボネート板(1)のアンカーコートとして
の役割、 ■ ポリカーボネート板(+)と偏光膜(3)との間の
接着剤としての役割。
の双方の役割を同時に果たさせている。
水系アンカーコーティング層(2)は、ポリカーボネー
ト板(1)に対する密着性が良い上、アンカー剤に含ま
れている溶媒によりポリカーボネート板(1)が冒され
るおそれもなく、しかも水系であるので偏光膜(3)と
の密着性もすぐれている。
そしてポリカーボネート板(1)は、従来ゴーグルの透
明体として用いられているポリメチルメタクリレート板
に比し耐衝撃性が良好であるので、本発明のゴーグル用
積層板を透明体として用いたゴーグルは、強度の点〒も
すぐれたものとなる。
実  施  例 次に実施例をあげて本発明をさらに説明する。
以下「部」とあるのは、重量基準で示したものである。
実施例1 第1図に示した層構成を有する積層板を次のようにして
作製した。
ポリカーボネート  1 厚さ0.3部鳳、レターデーション値60nmのポリカ
ーボネートシート(筒中プラスチック工業株式会社製)
を用いた。
、アンカーコーチ ング 2  のアンカーポリエステ
ルウレタンを主剤とする固形分40%の水性分散液(楠
木化成株式会社製NeoRezR,−9314)  1
00部に、水溶性エポキシ系硬化剤(協立化学産業株式
会社製ワールドロックX−2030) 5部を配合する
ことにより、アンカー剤を調製した。
i通り狙 ポリビニルアルコールのグリシジルメタクリレートグラ
フト化物を基材とする厚さ30牌1の2色性染料系の偏
光膜を用いた。
1凰血豆11 ポリカーボネート板(1)の片面に上記アンカー剤をア
プリケータを用いて塗布すると共に乾燥しながら上記偏
光膜(3)を積層していった。ついで80℃で30分間
熱処理して、厚さIFB、層の水系アンカーコーティン
グ層(2)を形成させ、ポリカーボネート板(1)と偏
光膜(3)との間の接着を行った。
続いて、もう1枚のポリカーポネ−1・板(1)の片面
に上記と同様にアンカー剤を塗布、乾燥し、その塗布面
側に、上で作成したポリカーボネート板(1)/水系ア
ンカーコーティング層(2)/偏光膜(3)よりなる積
層体の偏光膜(3)側を積層し、80℃で30分間熱処
理した後、40℃に約24時間放置してエージングを行
った。
これにより、ポリカーボネート板(1)/水系アンカー
コーティング層(2)/偏光l々(3)/水系アンカー
コーティング層(2)/ポリカーボネート板(1)の層
構成を有する第1図に示したゴーグル用積層板が得られ
た。
このゴーグル用積層板は、ゴーグルの透明体として要求
される偏光性能を満足しており、またポリカーボネート
板(1)には白化や微細な凹凸が全く認められないため
、光の散乱や透明度の低下がなかった。加えて、従来の
ポリメチルメタクリレート製のゴーグル用透明体に比し
、耐衝撃性、耐破損性が顕著にすぐれていた。
実施例2 偏光膜(3)として、ポリビニルアルコール−ヨウ素系
の厚さ357pmの偏光膜を用いたほかは実施例1を繰
り返した。
得られたゴーグル用81R板は、実施例1と同様にすぐ
れた性能を有していた。
実施例3 ポリカーボネート  l 厚さ0.35mm、レターデーション値90nmのポリ
カーボネートシート(筒中プラスチック工業株式会社製
)を用いた。
アンカーコーチ ング 2  のアンカースルホン酸塩
基、カルボキシル基、アルキル基置換第3級アミノ基お
よびアルキレン基置換第4級アンモニウム基を含有する
樹脂分濃度30%の水性ポリアミド系アンカー剤を用い
た。
i連1上 エチレン含i32モル%のエチレン−ビニルアルコール
共重合体に2色性染料を含有させた偏光膜を用いた。
wi監座11 実施例1に準じて行った。得られたゴーグル用積層板は
、実施例1と同様にすぐれた性能を有していた。
比較例1 厚さ0.35mmのポリメチルメタクリレート板の上か
ら、ウレタン系接着剤を用いて実施例1の偏光膜(3)
を接着積層した。ウレタン系接着剤の組成は次の通りで
ある。
続いて、偏光膜の他面側にも、同じウレタン系接着剤を
用いて上記のポリメチルメタクリレート板を接着積層し
た。
このようにして得られたゴーグル用積層板は、所期の偏
光性能を有していたが、ポリメチルメタクリレート板に
わずかではあるが白化や微細な凹凸が認められ認めれた
。この積層板は、実施例1〜3の積層板に比しては耐衝
撃性、耐破損性が不足しており、特にポリメチルメタク
リレート板の表面が擦傷したときに破損しやすくなると
いう欠点があった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、木発引のゴーグル用積層板の層構成を示した
断面図である。 (1)・・・ポリカーボネート板、 (2)・・・水系アンカーコーティング層、(3)・・
・偏光膜 第1図 1・・・ポリカーボネート板 2・・・水系アンカーコーティング層 3・・・偏光膜

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリカーボネート板(1)/水系アンカーコーティ
    ング層(2)/偏光膜(3)/水系アンカーコーティン
    グ層(2)/ポリカーボネート板(1)の層構成を有す
    るゴーグル用積層板。 2、水系アンカーコーティング層(2)を構成するアン
    カー剤が、エステル結合、アミド結合、ウレタン結合お
    よびエーテル結合よりなる群から選ばれた少なくとも1
    種の結合基により高分子化した高分子であって、自身を
    水性媒体中に溶解または分散させるに足る量の親水基を
    分子内に有する高分子を主剤とするものである請求項1
    記載の積層板。 3、親水基が、スルホン酸金属塩基、カルボキシル基、
    第1級アミン基、第2級アミン基、第3級アミン基およ
    び第4級アンモニウム基よりなる群から選ばれた少なく
    とも1種の親水基である請求項2記載の積層板。
JP23952288A 1988-09-24 1988-09-24 ゴーグル用積層板 Pending JPH0288062A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08254670A (ja) * 1995-03-17 1996-10-01 Tsutsunaka Plast Ind Co Ltd 偏光板
WO2004077127A3 (ja) * 2003-02-26 2004-12-02 Combex Ltd 度付眼鏡及びその製造方法

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JPH08254670A (ja) * 1995-03-17 1996-10-01 Tsutsunaka Plast Ind Co Ltd 偏光板
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