JPH0287155A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JPH0287155A
JPH0287155A JP23834888A JP23834888A JPH0287155A JP H0287155 A JPH0287155 A JP H0287155A JP 23834888 A JP23834888 A JP 23834888A JP 23834888 A JP23834888 A JP 23834888A JP H0287155 A JPH0287155 A JP H0287155A
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JP
Japan
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intermediate layer
layer
potential
resin
salts
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JP23834888A
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English (en)
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Takashi Koyama
隆 小山
Yuichi Hashimoto
雄一 橋本
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Priority to DE3931756A priority patent/DE3931756A1/de
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Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/14Inert intermediate or cover layers for charge-receiving layers
    • G03G5/142Inert intermediate layers
    • G03G5/144Inert intermediate layers comprising inorganic material

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電子写真感光体に関し、詳しくは接着層兼バ
リヤー層としての機能を有する中間層を支持体上に設け
た電子写真感光体に関する。
[従来の技術] 一般にカールソンタイプの電子写真感光体においては、
帯電−露光を繰り返したときに一定の画像濃度と地汚れ
のない画像を形成するうえで、暗部電位と明部電位の安
定性が重要になってしする。
このため、感光層と支持体との間にバリヤー層としての
機能を有する層を設けることh<提案されている。
また、感光層を電荷発生層と電荷輸送層に機能分離した
積層構造を有するものが提案されてし)るが、一般に電
荷発生層は極めて薄い層として、例えば0.5μm程度
で設けられているため、支持体表面の欠陥、汚れ、付着
物または傷などが電荷発生層の膜厚を不均一とする原因
となる。電荷発生層の膜厚が不均一であると感光体に感
度ムラを生じるので、電荷発生層をできるだけ均一なも
のとすることが要求されている。
このようなことから電荷発生層と支持体との間にバリヤ
ー層としての機能と接着層としての機能を有する中間層
を設けることが提案されてνする。
これまで感光層と支持体との間に設ける層として、ポリ
アミド(特開昭46−47344号公報、特開昭52−
25638号公報)、ポリエステル(特開昭52−20
836号公報、特開昭54−26738号公報)、ポリ
ウレタン(特開昭49−10044号公報、特開昭53
−89435号公報)、カゼイン(特開昭55−103
556号公報)、ポリペプチド(特開昭53−4852
3号公報)、ポリビニルアルコール(特開昭52−10
0240号公報)、ポリビニルピロリドン(特開昭48
−30936号公報)、酢酸ビニル−エチレン共重合体
く特開昭48−26141号公報)、無水マレイン酸エ
ステル重合体(特開昭52−10138号公報)、ポリ
ビニルブチラール(特開昭57−90639号公報、特
開昭58−106549号公報)、第四級アンモニウム
塩含有重合体(特開昭51−126149号公報、特開
昭56−80448号公報)、エチルセルロース(特開
昭55−143564号公報)などを用いることが知ら
れている。
〔発明が解決しようとする問題点] しかしながら、前述の材料を中間層として用いた電子写
真感光体では、温湿度変化により中間層の抵抗が変化す
るために、低温低湿下から高温高湿下の全環境に対して
常に安定した電位特性、画質を得るのが困難であった。
例えば、中間層の抵抗が高くなる低温低湿下では感光体
を繰り返し使用した場合、中間層に電荷が残留するため
明部電位、残留電位が上昇しコピーした画像にカブリを
生じる。このような感光体を反転現像を行なう電子写真
方式のプリンターに用いた場合には画像の濃度が薄くな
ったり、一定の画質を有するコピーが得られないという
問題があった。
この低温低湿下の特性を改良する方法として、中間層に
カルボン酸塩、スルホン酸塩などを樹脂100重量部に
対して0.1〜50重量部重量部量を添加するととが提
案されている(特開昭62−270962号公報、特開
昭62−272279号公報)。
しかし、このように塩類を添加した中間層を用いた感光
体では、高温高温下になると中間層の低抵抗化によりバ
リヤー機能が低下し、支持体側からのキャリアー注入が
増え暗部電位が低下してしまう。このため、高温高湿下
ではコピーした画像の濃度が薄くなったり、反転現像を
行なう電子写真方式のプリンターにこのような感光体を
用いた場合には、画像にカブリを生じ易くなるといった
問題があった。
したがって、本発明の目的は、低温低湿下から高温高湿
下に至る全環境に対して安定した電位特性と画像の得ら
れる電子写真感光体を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] すなわち、本発明の電子写真感光体は、導電性導電性支
持体上に中間層を介して感光層を有する電子写真感光体
において、該中間層は樹脂成分と、添加剤として過塩素
酸塩、ホウフッ化塩、チオシアン酸塩、硝酸塩およびハ
ロゲン化合物よりなる群から選ばれた少なくとも一種を
樹脂成分に対して1〜2000PPmの範囲で含有する
ことを特徴とするものである。
本発明では、中間層に樹脂成分と1〜2000ppmの
少量の塩類を含むことで、低温低湿下での感光体繰り返
し使用時の明部電位、残留電位の上昇を防ぐことができ
る。特に本発明は、低温低湿下で帯電−露先のプロセス
を1秒以下の速いサイクルで繰り返すような厳しい条件
下でも、明部電位、残留電位の上昇がほとんど無いため
、高速複写機や高速プリンターに適した感光体となる。
ところで、従来中間層を設けた感光体では、明部電位、
残留電位の上昇を改善するために、中間層に大量の塩類
を添加して中間層を低抵抗化させる方法が用いられてき
た。しかし、このような感光体では、低温低湿下での明
部電位、残留電位の上昇は改善されるものの、高温高湿
下では中間層の低抵抗化が更に進みバリヤー性が不足す
るようになるため、帯電能の悪化や暗減衰の増加により
、暗部電位が低下するといった大きな弊害があった。
そこで本発明者らは、従来からの中間層の低紙天性を向
上させることで電位特性を改善していく新しい考え方の
もとに検討を重ねてきた。その結果、樹脂中間層に少量
の塩類を添加することによリ、中間層の抵抗を下げるこ
とによる弊害を発生せずに、効果的に低温低湿下での明
部電位・残留電位の上昇が改善されることを見い出した
この少量の塩類添加で電位特性を改善できる理由は定か
ではないが、添加された塩類が樹脂よりも溶剤へ親和(
溶解)し易いため、中間層塗工後の乾燥時に溶剤の表面
への移行に伴い中間層の表面付近に高い濃度で集まり、
上部に塗工した感光層との界面で感光層からのキャリア
ー注入性を向上させていると考えられる。
本発明の塩類の添加量は、1〜2000ppm好ましく
は10〜800ppmであり、この範囲内では添加量を
変化させても常に安定した電位特性が得られる。これは
、上記範囲内で塩類の表面付近への濃縮が効率よく進む
ためと思われる。
添加量が2000PPmを越えると、塩類が中間層の表
面付近だけでなく中間層バルク全体にも分布するように
なり、従来の中間層に大量の塩類を添加した感光体と同
様に中間層は低抵抗化する。特に高温高湿下では低抵抗
化が更に進み、中間層のバリヤー性が不足するようにな
る。そのため、このような感光体では、高温高湿下にな
ると暗部電位の低下を起こし、帯電能の悪化、暗減衰の
増加により、暗部電位が低下するばかりでなく繰返し時
には電位が更に低下する立ち下がり現象が見られる。こ
のため、この塩類添加量の多い感光体を複写機に用いた
場合、画像濃度が薄くなったり、反転現像方式のプリン
ターに用いた場合、画像にカブリ、黒い点状(黒ポチ状
)の欠陥が現れるようになり、画質が著しく悪化する。
更に、塩類の種類によっては、過剰の塩類が中間層から
感光層ヘマイグレーションして感光体の感度を悪化させ
ることもある。
また、添加量がlppm未満であると添加効果がほとん
どない。
本発明の中間層に使用する樹脂成分としては、既存の多
くのものが使えるが、共重合ナイロン、N−メトキシメ
チル化ナイロンなどの溶剤可溶性上記の樹脂中では塩類
の塗膜表面への移行が効率よく起こるためと考えられる
なお、樹脂成分がポリアクリルアミド、水溶性ポリビニ
ルアセタール、ポリスチレンスルホン酸などの水溶性ポ
リマーの場合は、塩類の添加効果は小さくなる。これは
、水溶性ポリマーの場合、塩類の樹脂中への溶解性が良
いため、塩類が中間層全体に均一に分布し、表面への濃
縮か起こりにくくなっていることが考えられる。
本発明に使用しつる塩類の例としては、リチウム、ナト
リウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、アルミ
ニウムなどの金属イオン; 第四級アンモニウムイオン
; 有機イオンなどをカチオン種とする、 過塩素酸塩
;ホウフッ化塩;チオシアン酸塩: 硝酸、亜硝酸など
の硝酸塩;フッ化物、塩化物、臭化物、ヨウ化物などの
ハロゲン化物などが挙げられる。上記の塩類は、樹脂中
間層表面への移行性が高い様であり、他の塩類に較べて
添加量が多くても中間層の抵抗が下がらずに、電位特性
改善効果が認められる。また、これらの塩類は本発明の
含有量の範囲内で2種以上混合して用いても良い。
本発明における中間層は、上述したような樹脂と塩類の
みから構成されていても、必要に応じて他の添加剤を加
えた系で構成されていてもよい。
他の添加剤の例としては、界面活性剤、シリコーンレベ
リング剤、シランカップリング剤、チタネートカップリ
ング剤などが挙げられる。
本発明においては、中間層の厚さは0.lN10.0μ
m1特に0.5〜5.0μmであることが好適であり、
浸漬コーティング、スプレーコーティング、ロールコー
ティングなどの方法により塗工することができる。
本発明においては、感光層は、電荷発生層と電荷輸送層
に機能分離した積層構造型でも、単一層型でも良い。
積層構造型感光体の場合、電荷発生層はスーダンレッド
、ダイアンブルーなどのアゾ顔料、ピレンキノン、アン
トアントロンなどのキノン顔料、キノシアニン顔料、ペ
リレン顔料、インジゴ、チオインジゴなどのインジゴ顔
料、アズレニウム塩顔料、銅フタロシアニンなどのフタ
ロシアニン顔料などの電荷発生物質をポリビニルブチラ
ール、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、アクリル樹脂、
ポリビニルピロリドン、エチルセルロース、酢酸醋酸セ
ルロースなどの結着剤樹脂に分散させて、この分散液を
前述の中間層の上に塗工することによって形成できる。
このような、電荷発生層の膜厚は、5μm以下、好まし
くは0.05〜2μmである。
電荷発生層の上に設ける電荷輸送層は、主鎖または側鎖
にビフェニレン、アントラセン、ピレン、フェナントレ
ンなどの構造を有する多環芳香族化合物、インドール、
カルバゾール、オキサジアゾール、ピラゾリンなどの含
窒素環式化合物、ヒドラゾン化合物、スチリル化合物な
どの電荷輸送性物質を、必要に応じて成膜性を有する樹
脂に溶解させた塗工液を用いて形成することができる。
このような成膜性を有する樹脂としてはポリエステル、
ポリカーボネート、ポリメタクリル酸エステル、ポリス
チレンなどが挙げられる。
電荷輸送層の厚さは5〜40μm、好ましくは10〜3
0μmである。
また、積層構造型感光体は、電荷輸送層の上に電荷発生
層が積層された構造であってもよい。
さらに、単一開型感光体の場合は、前述のような電荷発
生物質と電荷輸送物6質を樹脂中に含有させて形成する
ことができる。
また、本発明では、ポリビニルカルバゾール、ポリビニ
ルアントラセンなどの有機光導電性ポリマー層:セレン
蒸着層、セレン−テルル蒸着層、アモルファスシリコン
層なども感光層に用いることができる。
一方、本発明で用いる導電性支持体は、導電性を有する
ものであれば何れのものでもよく、例えばアルミニウム
、銅、クロム、ニッケル、亜鉛、ステンレスなどの金属
をドラムまたはシート状に成型したもの、アルミニウム
や銅などの金属箔をプラスチックフィルムにラミネート
したもの、アルミニウム、酸化インジウム、酸化スズな
どをプラスチックフィルムに蒸着したもの、あるいは、
導電性物質を単独または適当なバインダー樹脂とともに
塗布して導電層を設けた金属、プラスチックフィルム、
紙などが挙げられる。
この導電層に用いられる導電性物質としては、アルミニ
ウム、銅、ニッケル、銀などの金属粉体、金属箔および
、金属短繊維;酸化アンチモン、酸化インジウム、酸化
スズなどの導電性金属酸化物;ポリピロール、ポリアニ
リン、高分子電解質などの高分子導電材:カーボンファ
イバーカーボンブラック、グラファイト粉体;有機およ
び無機の電解質;またはこれらの導電性物質で表面を被
覆した導電性粉体などが挙げられる。
また、導電層に用いられるバインダー樹脂としては、ポ
リアミド、ポリエステル、アクリル樹脂、ポリアミノ酸
エステル、ポリ酢酸ビニル、ポリカーボネート、ポリビ
ニルホルマール、ポリビニルブチラール、ポリビニルア
ルキルエーテル、ポリアルキレンエーテル、ポリウレタ
ンエラストマーなどの熱可塑性樹脂や、熱硬化性ポリウ
レタン、フェノール樹脂、エポキシ樹脂などの熱硬化性
樹脂が挙げられる。
導電性物質とバインダー樹脂の混合比は、5:1〜l:
5程度である。この混合比は導電層の抵抗値、表面性、
塗布適性などを考慮して決められる。
導電性物質が粉体の場合にはボールミル、ロールミル、
サンドミルなどを用いて常法により混合物を調製して用
いる。
また、他の添加剤として界面活性剤、シランカップリン
グ剤、チタネートカップリング剤、シリコーンオイル、
シリコーンレベリング剤などを添加してもよい。
本発明の電子写真感光体は、電子写真複写機に利用する
ことができるのみならず、レーザープリンター CRT
プリンター、電子写真方式製版システムなどに利用する
ことができる。
以下に、具体的実施例を挙げて、本発明をさらに詳しく
説明する。
[実施例] 実施例1〜7、比較例1〜5 10%の酸化アンチモンを含有する酸化スズで被覆した
酸化チタン粉体50部、レゾール型フェノール樹脂25
部、メチルセロソルブ20部、メタノール5部およびシ
リコーンオイル(ポリジメチルシロキサンポリオキシア
ルキレン共重合体、平均分子量3000 ) 0.00
2部をφ1 mmガラスピーズを用いたサンドミル装置
で2時間分散して導電層用塗料を調製した。
アルミニウムシリンダー(φ30mmX260mm)上
に、上記塗料を浸漬塗布し、140℃で30分間乾燥さ
せ、膜厚20μmの導電層を形成した。
次に、共重合ナイロン樹脂(平均分、子量14000)
2部、N−メトキシメチル化6ナイロン樹脂(平均分子
量11000)6部をメタノール92部に溶解して中間
層用塗料原液を調製した。この塗料原液の樹脂分に対し
て、チオシアン酸リチウムを、それぞれ、l、to、t
oo、500.1000.1500.2000ppmの
含有量になるように添加し、それぞれ実施例1〜7用の
中間層用塗料とした。また、チオシアン酸リチウムを、
それぞれ2500.3000.6000.110000
ppの含有量になるように添加したものも調製し、それ
ぞれ比較例2〜5用の塗料とした。また、塩類未添加の
中間層用塗料原液を比較例1用塗料とした。
このようにして調製した中間層用塗料を、それぞれ上記
導電層上に浸漬塗布し、100℃で20分間乾燥させ、
膜厚1.0μmの中間層を形成した。
次に、下記構造式 のジスアゾ顔料3部、ポリビニルベンザール(ベンザー
ル化率80%、平均分子量t 1000)2部およびシ
クロへキサノン35部をφ1mmガラスピーズを用いた
サンドミル装置で12時間分散した後、メチルエチルケ
トン(MEK)60部を加えて電荷発生層用分散液を調
製した。この分散液を上記それぞれの中間層上に浸漬塗
布し、80℃で20分間乾燥させ、膜厚0.2μmの電
荷発生層を形成した。
次に、下記構造式 のスチリル化合物10部およびポリカーボネート(平均
分子量46000)10部をジクロルメタン40部、モ
ノクロルベンゼン20部の混合溶媒中に溶解し、この溶
液を上記の電荷発生層上に浸漬塗布し、120℃で60
分間乾燥させ、膜厚20μmの電荷輸送層を形成した。
このようにして製造した電子写真感光体を、帯電−レー
ザー露光−現像一転写一クリーニングのプロセスを0.
8秒サイクルで繰り返す反転現像方式のレーザープリン
ターに取り付けた。
これらの感光体に対して低温低湿下(10℃、15%R
H)で電子写真特性の評価を行なった。
その結果、実施例1〜7の感光体は、初期画像において
、十分な電位コントラストが得られた。
さらに、連続1000枚の画像を出したところ、第1図
に示されるように、明部電位(VL )の上昇がなく非
常に安定した画像が得られた。一方、塩類未添加の中間
層を用いた比較例1の感光体では、第1図に示されるよ
うに連続1000枚の繰り返しで明部電位(VL )が
上昇し、画像濃度の低下が見られた。
さらに、高温高湿下(30℃、90%RH)で画像を出
したところ、第1図に示されるように、中間層中の塩類
添加量が1〜2000ppmの実施例1〜7では暗部電
位(vo )が安定し、良好な画像が得られた。これに
対して、塩類添加量が2000ppmを越える比較例2
〜5では、帯電能が悪化し暗部電位(Vo )が低下す
るとともに画像上にカブリ・黒ポチ状の画像欠陥が現れ
た。
流側8〜14、比較例6〜10 アルミニウムシリンダー(φ30mmX260mm)上
に、実施例1と同様にして、膜厚20μmの導電層を形
成した。
次に、ヘキサメチレンジイソシアネート1部、ポリ(オ
キシプロピレン)グリコール(水酸基価25 mg K
OH/g ) 13部、コポリ(オキシプロピレン)(
オキシエチレン)トリオール(水酸基価51 mg K
OH/g ) 6部、ジブチルスズジラウレート0.0
01部をMEK80部に溶解して中間層用塗料原液を調
製した。この塗料原液の固形分に対して、ヨウ化リチウ
ムを、それぞれ、1.10.100.500,1000
.650.80012000ppmの含有量になるよう
に添加し、それぞれ実施例8〜14用の中間層用塗料と
した。
また、ヨウ化リチウムを、それぞれ2500.3000
.6000.10000 p p mの含有量になるよ
うに添加したものも調製し、それぞれ比較例7〜10用
の塗料とした。さらに、塩類未添加の中間層用塗料原液
を比較例6用塗料とした。
このようにして調製した中間層用塗料を、それぞれ上記
導電層上に浸漬塗布し、160℃で60分間乾燥・硬化
させ、膜厚1.3μmのポリウレタン中間層を形成した
次に、それぞれの中間層上に実施例1と同様にして、電
荷発生層および電荷輸送層を形成し、電子写真感光体を
、製造した。
このようにして製造した電子写真感光体を、帯電−レー
ザー露光−現像一転写−クリーニングのプロセスを0.
7 秒サイクルで繰り返す反転現像方式のレーザープリ
ンターに取り付けた。
これらの感光体に対して、実施例1と同様にして、低温
低湿下(10℃、15%RH)で電子写真特性の評価を
行なった。
その結果、実施例8〜14の感光体は、初期画・像にお
いて十分な電位コントラストが得られた。
さらに、連続1000枚の画像を出したところ、第2図
に示されるように、明部電位(Vt、 )の上昇がなく
非常に安定した画像が得られた。一方、塩類未添加の中
間層を用いた比較例6の感光体では、連続1000枚の
繰り返しで明部電位(Vt、 )が上昇し、画像濃度の
低下が見られた。
さらに、高温高湿下(30℃、90%RH)で画像を出
したところ、第2図に示されるように、中間層中の塩類
添加量が1〜2000ppmの実施例8〜14では暗部
電位(vo)が安定し、良好な画像が得られた。これに
対して、塩類添加量が2000ppmを越える比較例7
〜10では、帯電能が悪化し、暗部電位(vo ’)が
低下するとともに、画像上にカブリ・黒ポチ状の画像欠
陥が現れた。
実施例15〜21.比較例11〜15 アルミニウムシリンダー(φ60mmX360の導電層
を形成した。
次に、共重合ナイロン樹脂(平均分子量54000)4
部、N−メトキシメチル化6ナイロン樹脂(平均分子i
1t 000)4部をメタノール92部に溶解して中間
層用塗料原液を調製した。
この塗料原液の樹脂分に対して、過塩素酸ナトリウムを
、それぞれ1.10.100.500.1000.15
00.2000ppmの含有量になるように添加し、そ
れぞれ実施例15〜21用の中間層用塗料とした。また
、過塩素酸ナトリウムを、それぞれ2500,3000
,6000.110000ppの含有量になるように添
加したものも調製し、それぞれ比較例12〜15用の塗
料とした。また、塩類未添加の中間層用塗料原液を比較
例11用塗料とした。
このようにして調製した中間層用塗料を、それぞれ、上
記導電層上に浸漬塗布し、80℃で30分間乾燥させ、
膜厚0.8μmの中間層を形成した。
mm)上に、実施例1と同様にして、膜厚20μm次に
、下記構造式 分間乾燥させ、膜厚25μmの電荷輸送層を形成のジス
アゾ顔料4部、ポリビニルブチラール(ブチラール化率
71%、平均分子量24000)2部およびシクロへキ
サノン34部をφ1 mmガラスピーズを用いたサンド
ミル装置で20時間分散した後、テトラヒドロフラン(
THF)60部を加えて電荷発生層用分散液を調製した
。この分散液を上記それぞれの中間層上に浸漬塗布し、
80℃で15分間乾燥させ、膜厚0.18μmの電荷発
生層を形成した。
次に、実施例1で用いたスチリル化合物10部及びポリ
カーボネート(平均分子量33000)10部をジクロ
ルメタン40部、モノクロルベンゼン20部の混合溶媒
中に溶解し、この溶液を上記の電荷発生層上に浸漬塗布
し、120℃で60した。
このようにして製造した電子写真感光体を、帯電−ハロ
ゲン露光−現像一転写一クリーニングのプロセスを0.
6秒サイクルで繰り返す複写機に取り付けた。
これらの感光体に対して低温低湿下(10℃、15%R
H)で電子写真特性の評価を行なった。
その結果、実施例15〜21の感光体は初期画像におい
て、十分な電位コントラストが得られた。さらに、連続
1000枚の画像を出したところ、第3図に示されるよ
うに、明部電位(VL )の上昇がほとんどなく非常に
安定した画像が得られた。一方、塩類未添加の中間層を
用いた比較例11の感光体では、第3図に示されるよう
に、連続1000枚の繰り返しで明部電位(VL )が
上昇し、画像上にカブリを生じた。
さらに、高温高湿下(30℃、90%RH)で画像を出
したところ、第3図に示されるように、中間層中の塩類
添加量が1〜2000ppmの実施例15〜21では暗
部電位(Vo )が安定し、良好な画像が得られた。こ
れに対して、塩類さ加量が2000ppmを越える比較
例12〜15では、帯電能が悪化し、Bi部電位(VO
)が低下するとともに、画像濃度の低下が見られた。
実施例22〜51、比較例16〜18 共重合ナイロン樹脂(平均分子z9000)2部、N−
メトキシメチル化6ナイロン樹脂(平均分子量1200
0)8部をメタノール90部に溶解してポリアミド中間
層用塗将原液(A)を調製した。この塗料原液(A)の
樹脂分に対して、硝酸リチウム、過塩素酸リチウム、チ
オシアン酸ナトリウム、ホウフッ化ナトリウム、塩化カ
リウム、臭化カリウム、ヨウ化カリウム、硝酸カルシウ
ム、過塩素酸カルシウム、ヨウ化アンモニウムを、それ
ぞれ1100ppの含有量になるように添加し、それぞ
れ実施例22〜31用の中間層用塗料とした。また、塩
類未添加の中間層用塗料原液(A)を比較例16用塗料
とした。
次に、ヘキサメチレンジイソシアネートを主成分とする
イソシアネートブロック体(有効NCO:tt、a%)
5部、コポリ(オキシプロピレン)(オキシエチレン)
グリコール(水酸基価33mgKOf(/g ) s 
o部、ポリ(オキシプロピレン)トリオール(水酸基価
47 mg Kon/g ) 6部、ジブチルスズジラ
ウレートo、oot部をMEK79部に溶解してポリウ
レタン中間層用塗料原液(B)を調製した。この塗料原
液(B)の固形分に対して、臭化リチウム、塩化リチウ
ム、硝酸ナトリウム、チオシアン酸カリウム、ホウフッ
化カリウム、塩化カルシウム、臭化カルシウム、ヨウ化
カルシウム、過塩素酸アンモニウム、チオシアン酸アン
モニウムを、それぞれ50ppmの含有量になるように
添加し、それぞれ実施例32〜41用の中間層用塗料と
した。また、塩類未添加の中間層用塗料原液(B)を比
較例17用塗料とした。
さらに、レゾール型フェノール樹脂20部、ポリビニル
ブチラール(ブチラール化率67%、平均分子fr28
000)2部をメタノール78部に溶解してフェノール
樹脂中間層用塗料原液(C)を調製した。この塗料原液
(C)の固形分に対して、ホウフッ化リチウム、塩化ナ
トリウム、臭化ナトリウム、ヨウ化ナトリウム、硝酸カ
リウム、過塩素酸カリウム、チオシアン酸カルシウム、
ホウフッ化カルシウム、臭化アンモニラろ、塩化アンモ
ニウムを、それぞれ150ppmの含有量になるように
添加し、それぞれ実施例42〜51用の中間層用塗料と
した。また、塩類未添加の中間層用塗料原液(C)を比
較例18用塗料とした。
このようにして調製した各中間層用塗料を、それぞれア
ルミシート(50μm)上にワイヤーバーコーターを用
いて塗布し、ポリアミド中間層100℃、20分間;ポ
リウレタン中間層175℃、40分間;フェノール樹脂
中間層140℃、30分間の条件でそれぞれ乾燥し、膜
厚1.2μmの中間層を形成した。
次に、下記構造式 のジスアゾ顔料3部、ポリメチルメタクリレート(平均
分子量16000)2部およびシクロへキサノン35部
をφ1 mmガラスピーズを用いたサントミル装置で3
0時間分散した後、MEK60部を加えて電荷発生層用
分散液を調製した。この分散液を上記それぞれの中間層
上にワイヤーバーコーターを用いて塗布し、80℃で2
0分間乾燥させ、膜厚0,15μmの電荷発生層を形成
した。
次に、下記構造式 このようにして作成した各感光体を、低温低湿下(10
℃、15%RH)の測定環境で市販の静電気帯電試験装
置(川口電機製作新製 EPA−8100型)を用いて
、−6kVのコロナ放電を行なって帯電させた後、感光
体表面での光量が1.5ルツクス・秒になるようなハロ
ゲン光を照射するプロセスを1000回繰り返し、その
前後における帯電直後の表面電位(Vo )と1.5ル
ツクス・秒の露光後の表面電位(VL)の変化量を測定
した。この帯電と露光に要する1回転のサイクル時間は
、0.75秒/回転である。
これらの結果を第1表〜第3表に示す。
のヒドラゾン化合物12部およびポリカーボネート(平
均分子量46000)10部をジクロルメタン40部、
モノクロルベンゼン20部の混合溶媒中に溶解し、この
溶液を上記の電荷発生層上にワイヤーバーコーターを用
いて塗布し、120℃で60分間乾燥させ、膜厚18μ
mの電荷輸送層を形成した。
第1表〜第3表の結果から明らかなように、中間層中に
本発明内の含有量の塩類を添加することにより、低温低
湿下の繰り返し特性が大きく改善される。
また、実施例24.33と、比較例16、17の感光体
について、上記装置でサイクル時間がそれぞれ、0.5
.0.75.1.0.1.5.2.0、および3.0[
秒/回転コの場合における1000回の繰り返し耐久を
行ない、露光後の表面電位(VL)の変化量を測定した
実施例24と比較例16の結果を第4図に、実施例33
と比較例17の結果を第5図に示す。
共に、塩類未添加のものはサイクル時間が短くなるとV
Lの増加が著しくなるのに対して、塩類を添加したもの
では高速サイクルでも繰り返し特性は良好であった。
電位、残留電位の上昇を改善し、かつ高温高湿下での暗
部電位の低下を防ぎ、環境安定性の優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は、実施例の各環境における添加剤の量
と電位の関係を示したグラフ図、第4図および第5図は
、実施例のサイクル時間と表面電位の変化の関係を示し
たグラフ図を表す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性支持体上に中間層を介して感光層を有する
    電子写真感光体において、該中間層は樹脂成分と、添加
    剤として過塩素酸塩、ホウフッ化塩、チオシアン酸塩、
    硝酸塩およびハロゲン化合物よりなる群から選ばれた少
    なくとも一種を樹脂成分に対して1〜2000ppmの
    範囲で含有することを特徴とする電子写真感光体。
JP23834888A 1988-09-22 1988-09-23 電子写真感光体 Pending JPH0287155A (ja)

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FR8912416A FR2636747B1 (fr) 1988-09-22 1989-09-21 Support photosensible pour electrophotographie
DE3931756A DE3931756A1 (de) 1988-09-22 1989-09-22 Lichtempfindliches material fuer die elektrophotographie

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102365090A (zh) * 2009-03-31 2012-02-29 罗蒂株式会社 用于治疗和/或预防皮肤病的组合物

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61254951A (ja) * 1985-05-07 1986-11-12 Canon Inc 電子写真感光体

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