JPH0286910A - アルコール使用内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

アルコール使用内燃機関の排気浄化装置

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JPH0286910A
JPH0286910A JP63238953A JP23895388A JPH0286910A JP H0286910 A JPH0286910 A JP H0286910A JP 63238953 A JP63238953 A JP 63238953A JP 23895388 A JP23895388 A JP 23895388A JP H0286910 A JPH0286910 A JP H0286910A
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Nobukazu Kanesaki
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、アルコールを使用する内燃機関の排気浄化装
置に関し、特にアルデヒドの浄化装置に関する。
〈従来の技術〉 従来のアルコールを使用する内燃機関の排気浄化装置と
しては、例えば第4図に示すようなものがある(トヨタ
技術 第36巻 第1号 94頁昭和61年9月)。
即ち、エミッション対策として排気マニホールド52出
口に三元触媒53を取り付け、且つ床下にも第2の三元
触媒54を取り付けたものである。
しかし、アルコール使用内燃機関51の場合は、三元触
媒53または54の下流の排気管55及び特にマフラー
56の内壁にアルデヒドが吸着し、残留し、この残留し
たアルデヒドが始動時等に排気ガス流により気化し、該
アルデヒドが外部に多量に排出されてしまうことがあっ
た。
このため、内燃機関の始動時等における低排気温度時に
発生する多量のアルデヒドを吸着捕集するために、アル
コール使用内燃機関の排気浄化装置として、例えば第5
図に示すようなものがある(特公昭62−30816号
公報参照)。
即ち、機関61から排出される排気は触媒コンバータ6
2に導かれるようになっている。触媒コンバータ62の
下流側には排気主通路63とこれをハイバスするバイパ
ス通路64とが設けられ、合流後マフラー65に通じて
いる。バイパス通路64の途中には排気中に含まれる未
燃成分を吸着するトラップ66が設けられており、該ト
ラップ66の内空間には機関61から排出されアルデヒ
ドを含有する排気を捕集吸着するフィルタ70が収納さ
れている。そして、排気主通路63とバイパス通路64
との分岐部に、触媒コンバータ62から流出した排気を
排気主通路63とバイパス通路64とのいずれか一方の
通路に切り換えて流す切換弁67が配設されている。
冷機時においては、制御装置68からの出力信号により
負圧・大気圧切換用の電磁弁69を作動させ、図示しな
いダイヤフラムを介して切換弁67により排気主通路6
3を閉とし、バイパス通路64を開とする方向に駆動す
る。これにより、機関61から排出された排気はバイパ
ス通路64を通ってトラップ66に流入し、排気中のア
ルデヒド等の未燃成分が前記フィルタ70に吸着される
。排気をトラップ66側に流すのは排温が低く触媒コン
バータ62の活性温度以下で、且つフィルタ70に未燃
成分が吸着する温度の時である。
排温が上昇した時には電磁弁69を介して切換弁67が
バイパス通路64を閉とし排気主通路63を開にする。
この時は充分に触媒コンバータ62により排気成分は浄
化され、排気はバイパスされず排気主通路63のみを通
過して流れる。
さらにこのバイパス通路64が閉じられた状態の時に、
排気の排温によりフィルタ70に吸着されたアルデヒド
は酸化され、該フィルタ70は再生される。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、このような従来のアルコール使用内燃機
関の排気浄化装置にあっては、フィルタに吸着させた未
燃成分であるアルデヒドの処理を、排気主通路のみを通
過して流れる排気の排温により酸化することにより行っ
ていた。また、フィルタがトラップの内空間にほぼ充満
して収納されているため、前記排気と熱交換をする表面
積が小さく、該フィルタが活性化温度に達するのに時間
が掛かり、以てフィルタに吸着されたアルデヒドが酸化
されるのに時間が掛かるので、排気の浄化率が低下する
。更にアルコール燃料はガソリンに比べ末暖機状態での
燃料増量率が大きいため、低温始動時、始動直後等には
多量の未燃アルコールが排出され、それに対処するため
に大容量のフィルタを設けなければならないという問題
点があった。
本発明は以上のような従来の実情に鑑みなされたもので
、冷機時にトラップに吸着したアルデヒドの処理方法を
改善することにより、暖機中に多量に発生するアルデヒ
ドの大気中への放出を可及的に防止できるアルコール使
用内燃機関の排気浄化装置を提供することを目的とする
く課題を解決するための手段〉 このため、本発明は、アルコールを使用する内燃機関の
排気通路に排気中に含有されるアルデヒドを捕集吸着す
るフィルタを介装し、排気熱によってフィルタに吸着し
たアルデヒドを浄化してなるアルコール使用内燃機関の
排気浄化装置において、前記排気通路に容積室を介装し
、容積室の内部にアルデヒド捕集用の多孔体のフィルタ
を、該容積室の内壁との間に隙間を有して配設する構成
とした。
く作用〉 上記の構成によれば、排気通路に排出されアルデヒドを
含有する排気はフィルタによって捕集吸着され、且つ該
フィルタが容積室の内壁との間に隙間を有して配設され
るので排気が該容積室内に一時的に滞留される。もって
、フィルタと排気との間で熱交換をする表面積を充分確
保することができ、多孔体のフィルタに担持された触媒
を活性化させることができる。
〈実施例〉 以下に、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
第1図は本発明の第1実施例を示すものである。
内燃機関lの排気系に触媒コンバータ2が介装されてお
り、且つ床下にも第2の触媒コンバータ3が介装されて
いる。そして、さらに下流の排気通路4は容積室である
マフラー5に連通し、マフラー5には第1出口通路7と
、該マフラー5の内空間に突出した突出部8を有する有
底状の第2出口通路9とが設けられており、第1出口通
路7と第2出口通路9とはマフラー5を出た後に合流し
ている。そして、第2出口通路9の突出部8には、側壁
に図示しない貫通部が設けられており、触媒付のフィル
タ10が前記マフラー5の内壁11との間に隙間12を
有して該貫通部を包み込むように配設されている。ここ
で、フィルタ10の担体は、吸着性の高いセラミック多
孔質体、例えば耐熱性のセラミックフオーム等が良く、
そしてこれらに触媒を担持させている。また、吸着性能
を向上させるために、アルミナをコーティングしてもよ
い。
第1出口通路7の前記合流部の上流側には流路開閉バル
ブ6が設けられ、この開閉バルブ6はアクチュエータ1
3によって駆動され、アクチュエータ13には電磁弁1
4によって例えば大気が導入される。この電磁弁14は
制御装置15により駆動され、制御装置15にはマフラ
ー5の内空間である隙間12に設けた該内空間の排気温
度を検出する排温センサ16からの信号を入力させであ
る。ここで、制御装置15は、排温センサ16からの信
号を受けて、排気温度が所定温度以上の時に信号を出力
して、電磁弁14およびアクチュエータ13を介して流
路開閉バルブ6を開とするようになっている。
次に作用を説明する。
内燃機関1から排出された排気は触媒コンバータ2,3
及び排気通路4を通って、マフラー5に流入する。ここ
で、排気は内燃機関1が充分暖機され、触媒コンバータ
2.3人口の排温が触媒活性温度以上であれば充分に浄
化されるが、冷機スタート時等の排温が低く触媒コンバ
ータ2,3の温度も低い場合には浄化されずに排出され
てしまう。
そこで、冷機スタート時等の排温が所定温度より低い場
合には流路開閉バルブ6を閉として第1出口通路7を閉
とする。すると、触媒付フィルタ10の温度は低くまた
担体がセラミックフオーム等の吸着性の高いものである
ため、排気がマフラー5に流入した時点で、アルデヒド
等の未燃成分が該フィルタ10に充分に吸着されて排気
が浄化されその後内燃機関1が暖機され排温も上昇し、
触媒付フィルタ10の温度が上昇してきた時は、吸着し
たアルデヒド等の未燃成分が離脱し、排出されてしまう
ため、流路開閉バルブ6を作動させて、第1出口通路7
を開とする。この時は、排気はフィルタ10の圧力損失
により、はとんど第2出口通路9には流れず、第1出口
通路7を通って排出される。この後は排気は触媒コンバ
ータ2,3により浄化される。
一方、第1出口通路7を開として、該第1出口通路7か
ら排気を排出している時も、前述したように内燃機関1
から排出された排気は触媒コンバータ2,3及び排気通
路4を通って、マフラー5に流入している。ここで、第
2出口通路9の突出部8に配設された触媒付のフィルタ
10は、前記マフラー5の内壁11との間に隙間12を
有して配設されており、かつ、排気は該マフラー5内に
一時的に滞留されるので、フィルタ10は全周で排気と
の間で熱交換をすることとなり、充分熱交換をする表面
積が確保される。もって、フィルタ10に吸着した未燃
成分のアルデヒドを酸化処理すると同時に、セラミック
フオーム等の多孔体のフィルタ10に担持された触媒を
活性化させることができる。
これにより、フィルタ10の再生が暖機中宮に、そして
効率良く行われることとなり、暖機中に多量に発生する
アルデヒドの大気中への放出を可及的に防止することが
できる。
ここで、電磁弁14およびアクチュエータ13を介して
流路開閉バルブ6を開とするような信号としては、マフ
ラー5の内空間排気温度を用いないで、三元触媒3の下
流側に介装される排温センサ17によって検出される排
気温度を用いてもよいし、また内燃機関1の運転状態即
ち機関回転数や負荷信号等を用いて判断しても良い。
第2図は本発明の第2実施例を示すものである。
本実施例においては、図示しない触媒コンバータの下流
の排気通路21は、有底状である第1流入通路22と流
路端が開放されている第2流入通路23に分流され、容
積室であるマフラー26に連通している。そして、第1
流入通路22の有底状の突出部24には、側壁に図示し
ない貫通部が設けられており、触媒付のフィルタ27が
前記マフラー26の内壁28との間に隙間29を有して
該貫通部を包み込むように配設されている。ここで、フ
ィルタ27の担体は、前記第1実施例と同様に例えば耐
熱性のセラミックフオーム等が良く、そしてこれらに触
媒を担持させている。
そして、マフラー26内の排気は前記第1流入通路22
の突出部24に略対向した位置に設けられた排気通路3
0より排出されて大気に放出される。
また、第1流入通路22及び第2流入通路23には各々
流路開閉バルブ31.32が設けられいる。ここで、制
御装置33は、排温センサ34からの信号を受けて、排
気温度が所定温度以上の時に前記開閉バルブ31を閉、
開閉バルブ32を開にして排気を第2流入通路23より
マフラー26に流入させ、排気温度が所定温度未満の時
は逆の信号を出力して排気を第1流入通路22よりマフ
ラー26に流入させるように制御している。本実施例に
おいても、前記流路開閉バルブ3L 32の開閉は内燃
機関1の運転状態即ち機関回転数や負荷信号等を用いて
判断しても良い。
次に作用を説明する。
冷機スタート時等の排温が所定温度より低い場合には、
第1流入通路22よりマフラー26に流入した排気は、
アルデヒド等の未燃成分が該フィルタ10に充分に吸着
され、排気通路30より排出される。
その後機関が暖機され排温も上昇し、触媒付フィルタ2
7の温度が上昇してきた時は、排気は第2流入通路23
よりマフラー26に流入し、マフラー26の隙間29に
一時滞留して、排気通路30より排出する。
この時、フィルタ27は全周で排気との間で熱交換をす
ることとなり、フィルタ27に吸着した未燃成分のアル
デヒドを酸化処理すると同時に、セラミックフオーム等
の多孔体のフィルタ27に担持された触媒を活性化させ
ることができる。
本実施例においても、フィルタ27の再生が暖機中宮に
、そして効率良く行われることとなり、暖機中に多量に
発生するアルデヒドの大気中への放出を可及的に防止す
ることができる。
また本実施例において、第1流入通路22に流路開閉バ
ルブ31を設けなくても、前記フィルタ27の容量を大
きくすることによって充分アルデヒドが該フィルタ27
に吸着されるので、第1流入通路23の流路開閉バルブ
32が開となった時に、吸着したアルデヒド等の未燃成
分が離脱し、排出されてしまう以前に該フィルタ27に
吸着されたアルデヒドが酸化処理されることになり、ア
ルデヒドが大気中へ放出されることはない。
第3図は本発明の第3実施例を示すものである。
本実施例は、内燃機関が暖機性能に優れ、始動後の排温
上昇が非常に速い場合に用いられるものである。
先ず構成を説明すると、図示しない触媒コンバータの下
流の排気通路41は容積室であるマフラー42に連通し
、マフラー42には該マフラー42の内空間に突出した
有底状の突出部43を有する出口通路44とが設けられ
ている。そして、出口通路44の突出部43の側壁に図
示しない貫通部が設けられており、触媒付のセラミック
フオーム等の多孔体のフィルタ45が前記マフラー42
の内壁46との間に隙間47を有して該貫通部を包み込
むように配設されている。
以上の構成により、排気通路41よりマフラー42に流
入する排気は一時マフラー42の隙間47に滞留し、常
にフィルタ45を通過して出口通路44に流れることに
なる。ここで、内燃機関が暖機性能に優れ、始動後の排
温上昇も非常に早いので、全周で排気と熱交換をしてい
るフィルタ45においては、担持される触媒が速やかに
活性化され、もって排気流により大気にブローされる以
前に酸化されて、再生される。
また、本実施例においては、前述した第1及び第2実施
例に比べ、その構成が簡易であり、また排気が常にフィ
ルタ45を通過して浄化されるため、従来搭載されてい
た床下三元触媒の容量を小さくすることができ、製造コ
ストの低減が図れるという効果がある。
更に本実施例では、常に排気が通る通路にセラミックフ
オーム等の多孔体のフィルタ45を介装しているので、
排気音の減少を図ることが可能となる。ここで、多孔体
のフィルタ45を介装することによって生じる圧損増加
分は該マフラー42の低圧化を図ることにより解消でき
る。
〈発明の効果〉 以」二説明したように、本発明によれば、排気通路に容
積室を介装し、排気を該容積室内に一時的に滞留させる
ために、フィルタを該容積室の内壁との間に隙間を有し
て配設したので、排出される排気はフィルタによって捕
集吸着され、且つ該フィルタに担持された触媒を活性化
させることができるので、暖機中に多量に発生ずるアル
デヒドの大気中への放出を可及的に防止できるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す排気浄化装置の系統
図、第2図は本発明の第2実施例を示す排気浄化装置の
系統図、第3図は本発明の第3実施例を示す排気浄化装
置の系統図、第4図及び第5図は従来例を示す排気浄化
装置の系統図である。 ■・・・内燃機関  2.3・・・三元触媒  4.2
1゜41・・・排気通路  5.26.42・・・マフ
ラー  6゜31、32・・・流路開閉バルブ  7・
・・第1出口通路9・・・第2出口通路  10.27
.45・・・触媒付フィルタ  12.29.47・・
・隙間  1.5.33・・・制御装置16、17.3
4・・・排温センサ 特許出願人 日産自動車株式会社 代理人 弁理士 笹 島  冨二雄

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アルコールを使用する内燃機関の排気通路に排気中に含
    有されるアルデヒドを捕集吸着するフィルタを介装し、
    排気熱によってフィルタに吸着したアルデヒドを浄化し
    てなるアルコール使用機関の排気浄化装置において、前
    記排気通路に容積室を介装し、容積室の内部にアルデヒ
    ド捕集用の多孔体のフィルタを、該容積室の内壁との間
    に隙間を有して配設したことを特徴とするアルコール使
    用内燃機関の排気浄化装置。
JP63238953A 1988-09-26 1988-09-26 アルコール使用内燃機関の排気浄化装置 Pending JPH0286910A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5589143A (en) * 1992-09-16 1996-12-31 Nippondenso Co., Ltd. Exhaust gas purification apparatus for internal combustion engine
US5634332A (en) * 1992-09-16 1997-06-03 Nippondenso Co., Ltd. Exhaust gas purification apparatus
JP2010265795A (ja) * 2009-05-14 2010-11-25 Mazda Motor Corp 排気ガス浄化装置
JP2014062549A (ja) * 2013-11-13 2014-04-10 Yanmar Co Ltd 船舶搭載用の排気ガス浄化装置

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