JPH0286659A - 感熱樹脂組成物および感熱材料 - Google Patents

感熱樹脂組成物および感熱材料

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JPH0286659A
JPH0286659A JP63237272A JP23727288A JPH0286659A JP H0286659 A JPH0286659 A JP H0286659A JP 63237272 A JP63237272 A JP 63237272A JP 23727288 A JP23727288 A JP 23727288A JP H0286659 A JPH0286659 A JP H0286659A
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JP
Japan
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resin
heat
resin composition
sensitive
porous particles
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Pending
Application number
JP63237272A
Other languages
English (en)
Inventor
Noritomo Matsukawa
松川 矩具
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は感熱樹脂組成物および感熱材料に関し、特に、
所定の加熱温度条件下で変色し、加熱温度雰囲気を変色
した樹脂の色変化で検知し得る感熱樹脂組成物およびそ
の感熱樹脂組成物を用いた感熱材料に関するものである
〔従来技術およびその問題点〕
−Sに、樹脂成形品やゴム成形品等のように所定の加熱
条件下で熱処理する工程を経て製造されるものにあって
は、その熱処理が適性な温度条件下で為されたかどうか
を確認する必要がある。
そして、上記適性な温度条件下で処理されたかどうかを
チエツクするために従来用いられている簡便な手段とし
ては、所定温度になると色が変化する温度感知性を有す
る液状の温度感知ペイントおよびそのペイントをシート
上に塗設した温度感知シート等が知られており、これら
を熱処理時の加熱雰囲気下に成形品と同様に曝し、前記
温度感知ペイントまたは温度感知シートの色変化を観察
することにより成形品が適性な温度条件下で熱処理され
たかどうかを判断するものである。
しかしながら、上記の所定の加熱温度で色が変化する温
度感知ペイントおよび温度!ざ知ンートにあっては、温
度変化に対して極めて鋭敏に色が変化し、温度感知材料
として優れたものであるが、入手が困難であるとともに
、極めて高価であるため一般には使用できないという問
題点を有していた。
本発明は前記のような従来のもののもつ問題点を解決し
たものであって、従来の温度感知tオ料に比べて、安価
でかつ容易に入手できる材料から簡単に調製できて、所
定の加熱温度雰囲気で確実に変色する感熱樹脂組成物お
よび感熱材料を提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本発明の感熱樹脂組成物
は、加熱により変色する樹脂に無機質多孔質粒子を均一
に分散した構成を有しており、また本発明の感熱材料は
、加熱により変色する樹脂に無m質多孔質粒子を均一に
分散した感熱樹脂組成物をシート状J、9材1に塗設し
た構成を有している。
(発明の具体的構成] 本発明の感熱樹脂組成物に用いられる加熱により変色す
る樹脂は、樹脂が分解したり、焼き焦げを生じない温度
範囲内の加熱温度条件下に曝した時、室温における常態
時の樹脂の色が所定の加熱温度条件下で変色し、その樹
脂の色変化を目視で確認できるものであればいずれの樹
脂をも用いることができ、例えば、フェノール樹脂〔例
えば、ユニヘノクスS、Nタイプ(ユニチカ社製)]、
ポリイミド樹脂〔例えば、ケルイミド601 (日本ポ
リイミド社製)〕等が挙げられる。
本発明の感熱樹脂組成物に用いられる無機rt多孔質粒
子は、平均粒径0.1mm以下であることが好ましく、
また、その細孔容積としては05〜3.0ofl/gの
ものが好ましく、例えば、シリカ系多孔質粒子(例えば
、サイロイド244 (平均粒径り、8trm、細孔容
積1.6ml/g)(富士デヴイソン化学社製)]等が
代表的なものとして挙げられる。
上記無m質多孔質粒子に対する樹脂成分の好ましい混合
割合は、無機質多孔質粒子の前記細孔容積によっても異
なるが、無機質多孔質粒子の細孔容積に対し樹脂成分の
体積が1〜10倍程度の範囲となるように添加すること
が好ましい。
前記加熱により変色する樹脂中に前記無機質多孔質粒子
を均一に分散するには、まず、前記加熱により変色する
樹脂を有機溶媒に溶解して5〜30重量%の樹脂溶液と
し、この樹脂溶液に前記無機質多孔質粒子を添加し、撹
拌混合して、均一に分散し本発明による感熱樹脂組成物
を得ることができる。
上記で調製される本発明による感熱樹脂組成物にあって
は、無機質多孔質粒子が均一に樹脂成分中に分散されて
いるので、空気中の酸素が樹脂成分に浸透し易く、加熱
温度条件下において、樹脂組成物全体が均一で速やかに
、かつ確実に変色するごととなる。
上記で調製される本発明による感熱樹脂■1成物は、樹
脂組成物単独でも、所定加熱温度雰囲気下に曝すことに
より変色し温度感知材料として利用することができるが
、本発明の感熱樹脂組成物をン−1・状基材上に塗設し
て感熱材ネ4とすることにより、より簡便に利用できる
温度感知材料を得ることができる。
上記本発明による感熱材料に用いられるシート状基材と
しては、耐熱性のシート状部材、例えば、ガラスクロス
、ガラス繊維不繊布、セラミックシート、金属板等を制
限なく用いることができるが、本発明の感熱材料に好ま
しく用いられるシート状基材としては、ガラスクロス、
金属板である。
上記のシート状基材上に本発明による感熱樹脂組成物を
塗設し本発明による感熱材料を調製するには、前記感熱
樹脂組成物の調製時に得られる樹脂溶液中に無機質多孔
質粒子を均一に分散した分散液中に前記シート状基材を
含浸させるか、または、前記分散液を常法により前記シ
ート状基材上に塗布した後、乾燥して容易に調製するこ
とができる。
上記で得られる本発明による感熱材料においては、シー
ト状基材上に無機質多孔質粒子が均一に分散された状態
で前記樹脂成分が塗設されているので、空気中の酸素が
樹脂成分に浸透し易く、加熱温度条件下において、シー
ト状基材上に塗設される感熱樹脂組成物の厚さにほとん
ど影響されないで、樹脂組成物全体が均一で速やかに、
かつ確実に変色するものである。
(発明の効果〕 本発明は上記のように安価でかつ容易に入手できる加熱
により変色する樹脂材料に無機質多孔質粒子を均一に分
散して感熱樹脂組成物を構成したので、この感熱樹脂組
成物は簡単に調製でき、かつ安価に供給できるとともに
、所定の加熱温度条件下に曝した時、前記樹脂中に均一
に分散した無機質多孔質粒子によって空気中の酸素が前
記樹脂に浸透し易くなり、感熱樹脂組成物が均一で速や
かに、かつ確実に変色するものであり、また、シート状
基材上にこの感熱樹脂組成物を塗設した感熱材料にあっ
ては、その塗設した感熱樹脂組成物のJlさに殆ど影響
されることなく、前記樹脂組成物が均一で速やかに、か
つ確実に変色し、裁断した一部のピースを成形品材料と
ともに加熱炉内に載置使用することにより、成形品の熱
処理が適性な温度雰囲気下で行われたかどうかをその感
熱材料の色変化を観察することにより、簡便、かつ、確
実にチエツクすることができる等の優れた効果を存する
ものである。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが
、本発明の実施の態様はこれらに限定されるものではな
い。
実施例1 加熱により変色する樹脂としてのフェノール樹脂〔ユニ
ペックスS(ユニチカ社)〕をエタノールに溶解して1
0重量%のエタノール樹脂ン容液200m 1g周製し
、この樹脂l容l夜に無機質多孔質粒子としてのシリカ
系多孔質ビーズ(サイロイド244 (富士デヴイソン
化学社製)、平均粒径1.8μm、細孔容積1.6ml
/g35gを添加し、撹拌混合して分散液を調製した。
次に、この分散液中にテープ状のガラスクロス〔グラス
クロステープWF30(15N(日東紡社製)〕を含浸
させ、約50°Cで乾燥し、ガラスクロス上に本発明に
よる感熱樹脂組成物を塗設した感熱材料試料No、1を
調製した。
比較例1 上記の実施例1において、前記無機質多孔質粒子を添加
しない以外は全く同様にして、比較の感熱材料試料No
、2を調製した。
L記で得られた感熱材料試料No、Iおよび2をそれぞ
れ電気炉内に入れ、室温から240 ’Cまで6時間で
昇温させ、試料の色変化を目視で観察した。
上記の電気炉での加熱試験の結果、本発明の試料N01
1では、室温の常態時の試料の淡黄色が240°Cで赤
褐色に変色していた。
一方、比較の試料No、2では、赤褐色への変色が充分
ではなかった。
実施例2 加熱により変色する樹脂としてのポリイミド樹脂〔ケル
イミド601 (日本ポリイミド社製)〕を〕N−メチ
ルピロリドに溶解して10重量%のN−メチルピロリド
ン樹脂ン容液200m1を調製し、この樹脂溶液に実施
例1で用いたサイロイド244の5gを添加し、撹拌混
合して分散液を調製した。
次に、この分散液を厚さ0.1mmのアルミ板上に乾燥
厚さが10〜158mとなるように塗設した後、約20
0°Cで6時間乾燥し、アルミ板上に本発明による感熱
樹脂組成物を塗設した感熱材料試料No、3を調製した
比較例2 上記の実施例2において、前記無機質多孔質粒子を添加
しない以外は全く同様にして、比較の感熱材料試料No
、4を調製した。
上記で得られた感熱材料試料N013および4をそれぞ
れ電気炉内に入れ、室温から300°Cまで12時間で
ほぼ直線的に昇温させ、試料の色変化を目視で観察した
上記の電気炉での加熱試験の結果、本発明の試料No、
3では、室温の常態時の試料の淡赤褐色が300°Cで
暗赤褐色に変色していた。
一方、比較の試料N024では暗赤褐色への変色が充分
ではなかった。
なお、ポリイミド樹脂のみをアルミ板上に塗布したとき
の色は赤褐色を呈しているが、サイロイド244を配合
した分散液を塗布したものは淡赤褐色である。
以上の実施例1.2および比較例I、2の結果より、本
発明による感熱材料によれば、その色変化が全面にわた
って均一で速やかに、かつ確実におき、成形品材料を熱
処理する際に加熱炉内に本発明による感熱材料を成形品
材料と同様に載置することにより、加熱炉内が所定の温
度に達し、目的の熱処理が行われたかどうかを感熱材料
の色変化で簡便にチエツクすることができることとなる

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)加熱により変色する樹脂に無機質多孔質粒子を均
    一に分散したことを特徴とする感熱樹脂組成物。
  2. (2)加熱により変色する樹脂に無機質多孔質粒子を均
    一に分散した感熱樹脂組成物をシート状基材上に塗設し
    たことを特徴とする感熱材料。
  3. (3)前記加熱により変色する樹脂が、フェノール樹脂
    またはポリイミド樹脂である請求項1記載の感熱樹脂組
    成物。
  4. (4)前記無機質多孔質粒子が、平均粒径1mm以下の
    シリカ系多孔質粒子である請求項1記載の感熱樹脂組成
    物。
JP63237272A 1988-09-21 1988-09-21 感熱樹脂組成物および感熱材料 Pending JPH0286659A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0919604A3 (en) * 1997-10-31 1999-09-22 The Pilot Ink Co., Ltd. Color-change materials
JP2004034617A (ja) * 2002-07-05 2004-02-05 Toyo Ink Mfg Co Ltd 感熱記録材料、それを用いた感熱記録組成物および感熱記録方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6268853A (ja) * 1985-09-20 1987-03-28 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 改良された耐熱ポリイミドフイルム

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