JPH0286621A - ポリ(アリールエーテル/チオエーテル)―ポリ(アリールカーボネート)ブロック共重合体の製造方法 - Google Patents

ポリ(アリールエーテル/チオエーテル)―ポリ(アリールカーボネート)ブロック共重合体の製造方法

Info

Publication number
JPH0286621A
JPH0286621A JP1176953A JP17695389A JPH0286621A JP H0286621 A JPH0286621 A JP H0286621A JP 1176953 A JP1176953 A JP 1176953A JP 17695389 A JP17695389 A JP 17695389A JP H0286621 A JPH0286621 A JP H0286621A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
poly
thioether
aryl
carbonate
activated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1176953A
Other languages
English (en)
Inventor
Michael J Mullins
マイケル ジェイ.マリンス
Edmund P Woo
エドモンド ピー.ウー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dow Chemical Co
Original Assignee
Dow Chemical Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dow Chemical Co filed Critical Dow Chemical Co
Publication of JPH0286621A publication Critical patent/JPH0286621A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G64/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carbonic ester link in the main chain of the macromolecule
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G81/00Macromolecular compounds obtained by interreacting polymers in the absence of monomers, e.g. block polymers

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Polyethers (AREA)
  • Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ポリエーテル−ポリカーボネート共重合体に
関する。より詳細には、本発明はポリ(アリールエーテ
ル/チオエーテル)−ポリ(アリールカーボネート)ブ
ロック共重合体及びこのようなブロック共重合体の製造
に関する。
(従来の技術及び解決すべき課題) ポリカーボネート類は、種々の用途を有する周知の市販
の樹脂状物質である。ポリカーボネート類は、−船釣に
、ジヒドロキシ化合物と、ホスゲン等のカーボネート前
駆体との反応によって製造されている。又、ポリカーボ
ネート類は、特に1種以上の芳香族ジオールから製造さ
れるときには、良好な熱的及び機械的特性を併せ持つ、
高温、高性能熱可塑性エンジニアリングポリマーである
しかしながら、ポリカーボネート類は、特に湿潤環境及
び/又は高温に長時間さらされたとき、加水分解安定性
及び耐溶媒性が比較的悪い。
他の高分子物質と配合することによりポリカーボネート
樹脂の性質を変えようとしても、ポリカーボネートmが
他の樹脂状の物質との相溶性がよくないために不十分な
ことがよくある。この問題を克服するために、他の樹脂
状物質をポリカーボネート分子中に重合させることが知
られている。
このようなものとしては、ポリカーボネート類のランダ
ム、ブロック及びグラフト共重合体並びにポリエーテル
類等の他のポリマーが知られている。
例えば、ヒドロキシル末端ポリエーテルスルホンを製造
後それを触媒の存在下でホスゲンを用いて2.2−ビス
−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノー
ルA)と縮合する方法、又はクロロホーメート末端ポリ
カーボネートとヒドロキシ末端ポリエーテルスルホンと
を共通溶媒中においてピリジン触媒反応を行う方法によ
り、ポリエーテルスルホンをポリカーボネート分子に共
重合することが挙げられる。
又、ポリ(アリールエーテル/チオエーテル)−ポリ 
(アリールカーボネー日ブロック共重合体は、ヒドロキ
シル末端ポリエーテル/チオエーテルスルホンとビスフ
ェノールAポリカーボネートとを結合させた後、共通溶
媒中においてホスゲン化により高分子量に延長すること
によっても製造することもできる。
〔マクグラス(McGra th )等、アメリカ化学
会、ポリマーリプリント、19 (1)  、 109
(1978)参照〕これらの各方法において、カーボネ
ート基により、ポリカーボネート及びポリエーテル/チ
オエーテルブロックが結合する。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、新規な種類のポリ(アリールエーテル/チオ
エーテル)−ポリ、(アリールカーボネート)ブロック
共重合体に関し、ポリ (アリールエーテル/チオエー
テル)ブロックの少なくとも一部分が、エーテル/チオ
エーテル酸素又は硫黄原子を介してポリ(アリールカー
ボネート)ブロックに結合している。本発明のポリ(ア
リールエーテル/チオエーテル)−ポリ(アリールカー
ボネート)ブロック共重合体は、驚くべきことに、下記
のいずれかの方法により製造される。
1、 次式 (式中、Aはエーテル/チオエーテル結合基に対してオ
ルト又はパラ位に位置する少なくとも1個の電子脱離基
を有する活性化芳香族基であり、0′は酸素又はチオエ
ーテルの場合に硫黄であり、nは活性化ポリ(アリール
エーテル/チオエーテル)ポリマーにおける繰り返し活
性化アリールエーテル/チオエーテル単位の数である)
で表される少なくとも1種の活性化(アリールエーテル
/チオエーテル)ポリマーと、 次式 (式中、Bはカーボネート結合基に対してオルト又はパ
ラ位に電子脱離基を有しないことを特徴とする非活性化
芳香族基であり、0は酸素であり、Cは炭素であり、m
はポリ(アリールカーボネート)ポリマーにおける繰り
返しアリールカーボネート単位の数である)で表される
少なくとも1種のポリ (アリールカーボネート)ポリ
マーとを、有効量の少なくとも1種の交換触媒の存在下
において高温で、次式 2、次式 (式中、A、B、O,O’及びCは上記で定義した通り
であり、Wはポリ(アリールエーテル/チオエーテル)
−ポリ(アリールカーボネート)ブロック共重合体にお
ける操り返し活性化アリールエーテル/チオエーテル単
位の数であり、yはポリ(アリールエーテル/チオエー
テル)−ポリ(アリールカーボネート)ブロック共重合
体における繰り返しアリールカーボネート単位の数であ
り、kは全重合度であり、Xは0以上で1未満の数であ
る)で表されるポリ (アリールエーテル/チオエーテ
ル)−ポリ(アリールカーボネート)ブロック共重合体
を製造するのに十分な時間接触させる方法。
(式中、Aはエーテル/チオエーテル結合基に対してオ
ルト又はパラ位に位置する少なくとも1個の電子脱離基
を有する活性化芳香族基であり、O′は酸素又はチオエ
ーテルの場合に硫黄であり、nは活性化ポリ (アリー
ルエーテル/チオエーテル)ポリマーにおける繰り返し
活性化アリールエーテル/チオエーテル単位の数である
)で表される少なくとも1種の活性化(アリールエーテ
ル/チオエーテル)ポリマーと、 次式 (式中、Bはカーボネート結合基に対してオルト又はパ
ラ位に位置する少なくとも1つの電子脱離基を有する活
性化芳香族基、Oば酸素であり、Cは炭素であり、mは
活性化ポリ (アリール力−ボネート)ポリマーにおけ
る繰り返し活性化アリールカーボネート単位の数である
)で表される少なくとも1種の活性化ポリ(アリールカ
ーボネート)ポリマーとを、有効量の少なくとも1種の
交換触媒の存在下において高温で、次式 (式中、A、B、0.O’及びCは上記で定義した通り
であり、Wはポリ(アリールエーテル/チオエーテル)
−ポリ(アリールカーボネート)ブロック共重合体にお
ける繰り返し活性化アリールエーテル/チオエーテル単
位の数であり、yはポリ(アリールエーテル/チオエー
テル)−ポリ(アリールカーボネート)ブロック共重合
体における繰り返しアリールカーボネート単位の数であ
り、kは全重合度であり、X及びZは0以上で1未満の
数である)で表されるポリ(アリールエーテル/チオエ
ーテル)−ポリ(アリールカーボネルカーポネート)ポ
リマーとを反応させて、次式(式中、A、B、O,O’
  、C,w、x、y及びkは上記で定義した通りであ
る)で表されるブロック共重合体を生成することにより
製造される。
本発明の別の実施態様によれば、「活性化」ポリ(アリ
ールカーボネート)ポリマーは、更に、次式 (式中、A、B、O,O’  、C,w、x、y、z及
びkは上記で定義した通りである)で表されるポリ(ア
リールエーテル/チオエーテル)−ポリ(アリールカー
ボネート)ブロック共重合体を製造するのに使用される
−ト)ブロック共重合体を製造するのに十分な時間接触
させる方法。
上記したように、本発明のポリ(アリールエーテル/チ
オエーテル)−ポリ(アリールカーボネート)ブロック
共重合体は、ポリ(アリールエーテル)ホモポリマー又
はポリ(アリールチオエーテル)ホモポリマー又は各々
の混合物のいずれかを用いて製造することができる。「
チオエーテル」とは、通常存在するエーテル酸素原子を
硫黄原子に置換したエーテル化合物を意味する。本発明
により製造したポリ(アリールエーテル/チオエーテル
)−ポリ(アリールカーボネート)ブロック共重合体は
、高温安定性及び良好な熱可塑性工学的性質とともに、
結晶形態で製造したときには優れた耐溶媒性を示すので
、成形プラスチック部品の製造に特に適している。
本発明によれば、ポリ(アリールエーテル/チオエーテ
ル)−ポリ(アリールカーボネート)ブロック共重合体
は、「活性化」ポリ(アリールエーテル/チオエーテル
)ポリマーとポリ(アリ−ここで、「活性化」とは、上
記した特定のアリール化合物が、エーテル/チオエーテ
ル又はカーボネート結合基に対してオルト又はパラ位に
少なくとも1個の電子脱離置換基を有することを意味す
る。
本発明においては、エーテル/チオエーテル結合基に対
してオルト又はパラ位(好ましくはパラ位)に少なくと
も1個の電子脱離置換基を有する限りは、いずれの活性
化ポリ(アリールエーテル/チオエーテル)ポリマーを
用いてもよい。本発明のポリ(アリールエーテル/チオ
エーテル)ホモポリマーは、フッ化硼素・フッ化水素触
媒の存在下において、芳香族酸の重縮合により製造する
ことができる(米国特許第3,442,857号参照)
又、ポリ(アリールエーテル/チオエーテル)ホモポリ
マーは、アトウッド(^twood)等、ポリマ、第2
2巻、1096 (1981)に開示されているように
、ジフェニルスルホン溶媒の存在下において、フッ化ア
リールの無水アルカリ金属塩の重縮合に製造してもよい
適切な位置に電子脱離基を有する適当な活性化ポリ(ア
リールエーテル/チオエーテル)ポリマーの具体的なも
のは、下記の七ツマー単位から製造できる。
X:N−R,S、 0 X:N−R,S、0 適当な電子脱離基の具体例としては、例えば、−CO−
−CONH−、−5o−、−5O□−、”NR2−”P
Rz  、  ”SR、P(0)R、C(CFz)z−
C1〜C1□−、−NN−、−C)INNCH−、イミ
ダゾレニル、オキサゾレニル、ビラゾレニル、イミダゾ
レニル、オキソピラゾレニル、ベンゾキツネニル、ペン
ゾキサゾレニル、ベンゾチアゾレニル等のパラ位に位置
する二価基又は、例えば、 CN、  No□−CHo
  、−CO□I?、 −Co□Nt(z 、 −P(
0) (OR)z  、P (0)R。
−CFユ 、 −”PRl  、−”NR3及び−”S
R,(但し、Rは各々独立的にC1〜C1□のアルキル
基である)等のパラ位に位置する一価基が挙げられるが
、これらのものに限定されるものではない。
好ましい活性化ポリ(アリールエーテル/チオエーテル
)ホモポリマーは、ポリ(エーテルスルホン)である。
本発明に使用するのに適当なポリ(アリールカーボネー
ト)ホモポリマーは、ポリカーボネート類の製造に関し
て当該技術分野において公知の従来のいずれかの方法に
より製造される。一般的に、ポリ(アリールカーボネー
ト)ホモポリマーは、芳香族二価フェノールを、例えば
、ホスゲン、ハロホーメート又はカーボネートニス、チ
ル等のカーボネート前駆体と反応させることにより製造
される。
本発明に使用するのに適当なポリカーボネート類を製造
するのに好ましい方法では、カーボネート前駆体として
ホスゲン等のハロゲン化エルボニルを使用する。この方
法では、活性化二価フェノール又は非活性化二価フェノ
ールと、例えば、ピリジン、ジメチルアニリン、キノリ
ン等の酸受界ζシ 体を含有する反応混合物中ホスゲンを通過させる。
この酸受容体は、未希釈の状態又は塩化メチレン、クロ
ロベンゼン若しくは1.2−ジクロロエタン等の不活性
有機溶媒で希釈して使用できる。第三アミン類は、反応
中長溶媒であると同時に酸受容体であるので有利である
ハロゲン化カルボニル反応が進行する温度は、0°C未
満〜lOO″Cで異なっていてよい。この反応は、室温
〜50°Cの温度で十分進行する。この反応は発熱反応
であるので、ホスゲンの添加速度により、反応温度を制
御することができる。必要とするホスゲンの量は、−i
的に、二価フェノールの存在量によって異なる。一般的
に、ホスゲン1モルに対して二価フェノール1モルが反
応して、ポリカーボネートと2モルのIIcIが生成す
る。この+1CIは、次に酸受容体によって吸収される
本発明に有効なポリ(アリールカーボネート)ポリマー
を製造する別の方法としては、ホスゲンを二価フェノー
ル類のアルカリ性水性)懸濁液に添加することを包含す
る方法が挙げられる。この方法は、塩化メチレン、1.
2−ジクロロエタン等の不活性溶媒の存在下で行うのが
好ましい。第四アンモニウム化合物を用いて反応を触媒
してもよい。
このようなポリ (アリールカーボネート)ポリマー非
溶媒する更に別の方法では、ベンゼン、クロロベンゼン
又はトルエン等の非水性媒体中で、アリールジオール類
の無水アルカリ塩の攪拌懸濁液のホスゲン化を行う。こ
の反応は、クロロベンゼン等の不活性ポリマー溶媒中で
、例えば、ビスフェノールへのナトリウム塩のスラリー
にホスゲンを添加することにより行われる。を機溶媒は
、ポリマー溶媒であることが好ましい。
一般的に、上記した方法のいずれにおいても、カーボネ
ート前駆体としてのホスゲンの代わりに、ビスフェノー
ルへのビスハロメート等のハロメートを使用してもよい
。カーボネートエステルを、ポリ(アリールカーボネー
ト)生成反応において、カーボネート前駆体として使用
するときには、100°Cを超える温度で、1〜15時
間反応させる。このような条件下では、使用されるカー
ボネートエステルと二価フェノールとの間でエステル交
換が生じる。このエステル交換は、好ましくは窒素又は
アルゴン等の不活性雰囲気において、10〜100mm
1lHのオーダーの減圧下で行うのが有利である。
ポリマー生成反応は触媒の不存在下で行うことができる
が、必要に応じて、金属リチウム、カリウム、カルシウ
ム又はマグネシウム等の典型的なエステル交換触媒を用
いてもよい。このような触媒を使用する場合には、その
量は通常少量であり、用いられる二価フェノール類のモ
ル数に対して、0.001%〜0.1%の範囲である。
溶液法で製造する場合、酸受容体として水性塩基を使用
してもピリジンを使用しても、真溶液若しくは擬似溶液
のどちらかにおいて上記反応からポリ(アリールカーボ
ネート)ポリマーが生じる。
この共重合体は、ヘプタン又はイソプロパツール等のポ
リマー非溶媒を添加することにより溶液から沈澱させる
ことができる。又、ポリマー溶液を、一般的に、減圧下
で加熱することにより溶媒を蒸発させてもよい。
ポリ(アリールカーボネート)ホモポリマーを製造する
上記した方法については、米国特許第2.999,84
6号、第3.028.365号、第3.148.172
号、第3,153.008号、第3,248,414号
、第3,271,367号及び第4.452,968号
により詳細な説明がある。
本発明に使用するのに適当なポリ(アリールカーボネー
ト)ポリマーは、必要に応じて、カーボネート結合基に
対してオルト又はパラ(好ましくはパラ)位に電子脱離
置換基を有していてもよい。
このような電子脱離基がない場合、得られる本発明のブ
ロック共重合体は次式で表されるものである: は、得られる本発明のブロック共重合体は次式で表され
るものである: (式中、A、B、O,O’  、C,w、x、y、z及
びkは上記で定義した通りである)。
本発明による適当な非活性化ポリ(アリールカーボネー
ト)ポリマーは、例えば、下記の七ツマー単位から製造
することができる。
(式中、A、B、O,O’  、C,w、x、y及びk
は上記で定義した通りである)。一方、上記した電子脱
離基の少なくとも1種が存在する場合にX:O、s 又、本発明による適当な活性化ポリ(アリールカーボネ
ート)ポリマーは、例えば、下記のモノマー単位から製
造することができる。
活性化ポリ(アリールカーボネート)はビスフェノール
Sが好ましく、非活性化ポリ(アリールカーボネート)
はビスフェノールAが好ましい。
本発明に使用される適当な交換触媒は、次式で表される
ものである: M、Z。
(式中、Mは一価又は多価金属イオンであり、Zはハロ
、炭酸塩、重炭酸塩、フェノキシト、アルコキシド、シ
アン化物、硝酸塩、亜硝酸塩、水酸化物、リン酸塩又は
カルボン酸アリール若しくはアルキル基であり、p及び
qは化学原子価の要件を満足する1〜6の整数である)
。本発明によれば、触媒の有効量は、ポリ(アリールエ
ーテル/チオエーテル)とポリ (アリールカーボネー
ト)との間の反応を触媒してポリ(アリールエーテル/
チオエーテル)−ポリ(アリールカーボネート)ブロッ
ク共重合体を製造する量である。本発明によれば、触媒
としては、フッ化セシウム、炭酸セシウム及びセシウム
フェノキシドが好ましい。最も好ましい触媒は、フッ化
セシウムである。
本発明のブロック共重合は、交換触媒及び、必要に応じ
て、溶媒の存在下において、少なくともオリゴマーのガ
ラス転移温度のうちで最も高い温度で、ポリ(アリール
エーテル/チオエーテル)とポリ(アリールカーボネー
ト)ホモポリマーを配合することにより行う。溶媒とし
ては、例えば、ジフェニルスルホン又はベンゾフェノン
等の高沸点溶媒が好ましい。共重合は、反応が終結する
実験で求めた所望のブロックセグメント長に達するまで
進行させる。反応は、オリゴマーのガラス転移温度に応
じて、−船釣に150°C〜400°Cの温度で行われ
る。温度範囲は、好ましくは250°C〜350°Cで
あり、最も好ましい効果的な温度範囲は280°C〜3
20°Cである。触媒は、0.001〜10.0重量%
、より好ましくは0.001〜2.0重量%、最も好ま
しくはO,1〜0.5重量%の量で用いられる。
本発明のブロック共重合体は、ポリ(アリール/チオエ
ステル)−ポリ(アリールカーボネート)ブロック共重
合体生成条件下で、種々の量の活性化ポリ(アリールエ
ーテル/チオエーテル)ポリマーを、非活性化又は活性
化ポリ(アリールカーボネート)ポリマーのどちらか一
方又は両方と接触させることにより製造することができ
る。この場合のポリ(アリールカーボネート)ポリマー
に対するポリ(アリールエーテル/チオエーテル)の比
は、99:1〜1:99である。
本発明の共重合反応に関して特定の理論に縛られること
は望まないが、考えられる機構としては、3つの別個の
工程を包含するものが挙げられる。
最初の工程では、ポリ(アリールエーテル/チオエーテ
ル)ポリマーにおける酸素/硫黄・炭素結合の一つで、
交換触媒の求核アニオンによる鎖開裂が起こる。
これにより、2つのポリマー断片、即ち、触媒塩イオン
末端を有する短縮したポリ(アリールエーテル/チオエ
ーテル)ポリマー分子及びアニオンフエナート末端ポリ
(アリールエーテル/チオエーテル)ポリマー分子が生
成する。
第二工程においては、第一工程で生成したアニオン断片
が、ポリ(アリールカーボネート)ポリマー分子のカー
ボネート結合を攻撃する。
ツク共重合体の脱カルボキシル化が行われる。不斉カー
ボネート基を、触媒塩イオン又は他のアニオン分子によ
り攻撃して、まずアリール塩分子及び別のアニオン分子
を生成することにより二酸化炭素を放出する。その後、
分子は再結合して、結合基としてエーテル酸素又はチオ
エーテル硫黄を有するポリ(アリールエーテル/チオエ
ーテル)−ポリ (アリールカーボネート)ブロック共
重合体を生成する。
第一工程と同様に、中性分子だけでなくアニオン分子を
も生成する。中性ポリマー分子は、ポリ(アリールエー
テル/チオエーテル)ブロックとポリ (アリールカー
ボネート)ブロックとを、不斉カーボネート基によって
結合した状態で含有するブロック共重合体である。得ら
れるアニオンポリマー分子は、自由に他のポリマー分子
を攻撃して、新規なポリマーと新規なアニオン分子を生
成する。
第三工程では、第二工程において生成したプロ反応が進
行するにつれて、ホモポリマー濃度が減少し、ブロック
共重合体が増加する。又、共重合体のブロック長が経時
的に減少する。ポリ(アリールエーテル/チオエーテル
)とポリ(アリールカーボネート)ブロックセグメント
との相対長さは、それぞれの出発ホモポリマー百分率に
比例する傾向がある。
本発明のポリ(アリールエーテル/チオエーテル)−ポ
リ(アリールカーボネート)ブロック共重合体の製造は
、従来技術に対していくつかの利点がある。本発明の方
法は、比較的安価な配合装置を使用して実施することが
できる。これにより、新規なエンジニアリング熱可塑性
樹脂を工業化するのに通常必要とする巨大な資本投資が
避けられる。ポリ(アリールエーテル/チオエーテル)
−ポリ(アリールカーボネート)ブロック共重合体の製
造に関する従来の方法においては、各ブロックを別々に
製造してから最終反応においてそれらを結合する必要が
ある。反応条件により異なるが、本発明により、種々の
ブロックセグメント長を有するブロック共重合体が製造
できる。共重合体の性質がブロックセグメント長によっ
て大きくことなるので、このことは重要な利点である。
本発明は、結晶性ブロック共重合体を製造するのに有効
である。従来のホスゲン法は、ポリ(アリールエーテル
/チオエーテル)及びポリ(アリールカーボネート)プ
レポリマーの両方が、ホスゲンと反応しない溶媒に溶解
するときのみうまく行く。結晶性熱可塑性樹脂がこのよ
うな溶媒に一般的に不溶であるので、高分子量となる前
に沈澱が生じる。これに対して、本発明においては、高
分子量結晶性ブロック共重合体の製造が可能である。
本発明の反応性配合法の実施中に、ポリ(アリールエー
テル/チオエーテル)−ポリ(アリールカーボネート)
共重合体が増加し、ブロックセグメントの長さが減少す
る。得られるブロック共重合体生成物の性質は、ポリマ
ーを反応させる時間、ポリ(アリールエーテル/チオエ
ーテル)及びポリ(アリールカーボネート)ホモポリマ
ーの性質又は反応温度等の反応条件を変化させることに
より変更することができる。例えば、本発明により、ビ
スフェノールAポリカーボネートとポリ (エーテルス
ルホン)を交換触媒の存在下で長時間接触させると(実
施例1参照)、共重合体ブロックセグメントが相分離が
生じない程度に十分に短くなり、均一な生成物が生じ、
混合物の外観が不透明から透明になる。更に、共重合体
に関して単一の中間のガラス転移温度が観察される。単
相挙動を示すために共重合体に必要とされる最小共重合
体ブロックセグメント長#は、共重合体におけるブロッ
クの溶解性に大きく左右される。前記した例とは対照的
に、ポリ(アリールエーテル/チオエーテル)とポリ(
アリールカーボネート)重合体は、相異なる反応条件下
で接触させて、ホモポリマーの約1%しか結合しない生
成物を生じ、ポリ(アリールエーテル/チオエーテル)
−ポリ(アリールカーボネート)ブロック共重合体を生
成することができる。
本発明の均一なポリ(アリールエーテル/チオエーテル
)−ポリ(アリールカーボネート)ブロック共重合体は
、未反応ポリ(アリールエーテル/チオエーテル)とポ
リ (アリールカーボネート)ホモポリマーの対応不混
和性配合物よりも、容易に成形して最終製品とすること
ができる。不混和性多相ポリマーブレンドから最終生成
物を成形するとき、成形品のモルホロジーにより、構造
の一体性が決定される。同様に、不混和性配合物の加熱
撓み温度が、ポリマーの最低ガラス転移温度により決定
される場合がある。本発明により得られる単一ポリ(ア
リールエーテル/チオエーテル)ポリ(アリールカーボ
ネート)ブロック共重合体により前記した処理の困難が
なくなり、その結果、最初のホモポリマーブレンドの中
間のガラス転移温度を有する等方性成形品が得られる。
ポリマーのうちの1つの1種以上の性質を、別のポリマ
ーを添加することにより改善するために、工業用ポリマ
ーを配合する手法が一般的に行われる。本発明において
、均一な単一相ブロック共重合体の性質は、一般的に、
出発ホモポリマー材料の性質の中間である。この方法に
より、改善された成形組成物を、追加コストを最少限に
抑えて得ることができる。
混和性であって、従って、均一な配合物を生成するポリ
マーの組み合わせは稀である。一般的に、ポリマーブレ
ンドは、互いに接着性が悪い不混和性の分離領域から構
成されており、得られる最終成形品は延性及び耐衝撃性
が悪い。本発明は、不混和性ポリ(アリール/チオエー
テル)及びポリ(アリールカーボネート)ホモポリマー
ブレンドを、均一なブロック共重合体又は反応性配合工
程の初期段階に相溶量のブロック共重合体と残量のホモ
ポリマーを含有する組成物に転換するのに有利に使用す
ることができる。ブロック共重合体は、構成ホモポリマ
ーの良好な相溶化剤となることがあることが知られてい
る〔カーク・オスマー[エンサイクロペディアオブテク
ノロジー」、第3版、第18巻、433(1982)参
照〕。
〔実施例〕
本発明は、発明の代表例を示す具体的実施態様を参照す
ることにより、より容易に理解することができる。
10gのポリ(エーテルスルホン ケミカル社製ポリ(アリールエーテル);商標ピクトL
/7クスタイプ(VICTREX TYPE)3600
G)と10.0gのポリカーボネート(ザダウケミカル
社製ポリ(アリールカーボネート);商標カリバータイ
プ(CALIBRIE TYPE)300−3)との混
合物を、130°Cで48時間真空オーブン中で乾燥し
た。この混合物を、短経路蒸留器、機械的攪拌機、窒素
入口及び添加口を備えた300mQガラス反応がま中で
、ジフェニルスルホンlogとクロロヘンゼン50rr
dlと混合した。得られた混合物を、攪拌し、窒素雰囲
気下で30分間250°Cに加熱した。この間に、クロ
ロヘンゼンが留去され、それにより残留水を共沸混合物
として除去した。触媒であるフン化セシウム140、5
mgを添加後、ガラス反応がまを排気し且つアルゴンで
3回ヘンl− した。この混合物を撹拌し、20分間2
80°Cに加熱後、195分間290°Cに加熱した。
290°Cの温度レベルで90分間加熱後、混合物の外
観は、不透明から透明なこはく色に変化した。
得られた混合物を反応がまから取り出し、CIl□C1
2に溶解後、0.25M HCIで洗浄し、3回以上脱
イオン化水で洗浄し濾過した。得られたポリマーの塩化
メチレン溶液をメタノールで沈澱させ、濾過後、3回追
加メタノールで洗浄した。得られた綿毛白色共重合体を
、真空オーブン中で48時間140 ’Cで乾燥後、2
90°Cで圧縮成形して20+++ i + 、のフィ
ルム状試験体を形成した。フィルムの−・部分を塩化メ
チレンに再溶解したところ、25°Cで濃度0.5g/
社での固有粘度が0.49dl/ gであった。示差走
査熱量法により、185°Cで単一Tgを測定した。
”CNMRスペクトルにより、このフィルムが共重合体
であることが明確に明らかとなった。
とポリ(アリールカーボネート)との各々ioo、。
gの混合物を、真空オーブン中において130°Cで乾
燥した。得られた混合物を、窒素雰囲気の予備加熱した
(290°C)ホーケ(llaake)ミキサーに入れ
た。混合10分後、触媒であるフッ化セシウムを1.0
g添加した。混合を120分間継続したところ、この間
に反応混合物の温度が、混合熱により307°Cに増加
した。又、この間に、混合物の外観が、不透明から透明
になった。全体の操作を更に2回繰り返し、得られた3
つの生成物をあわせて、ASTM 0638引っ張り試
験片の射出成形に用いるに十分な材料を得た。この試験
片は、良好な破断点伸びを示した。示差走査熱量法にお
いて、158°Cと204°Cで2つのTgを示し、2
相の存在が確認された。試験試料を塩化メチレンに再溶
解したところ、25°Cで濃度0.5g/d1での固有
粘度が0.48dl/gであった。
実施例1で記載したポリ(アリールエーテル)亥JIL
(吐1 実施例1で記載したポリ(アリールエーテル)とポリ(
アリールカーボネート)との各々15.0 gの混合物
を、300meガラス反応がまに入れた。この混合物を
、170°Cで2時間真空下で維持して、残留水を除去
した。次に、ジフェニルスルホン(15,0g)と炭酸
セシウム(84,7■)を混合物に添加後、排気と窒素
でのベントを3回繰り返して、反応がまがら空気をパー
ジした。反応がまを加熱し、混合物を攪拌して280″
Cで3時間維持した。
得られた混合物を塩化メチレン150dに溶解後、アセ
トンとへキチンの混合物(容積比75 : 25)1.
51で沈澱させた。沈澱物を濾過後、2回追加量のアセ
トン/ヘキサン溶媒で洗浄した。得られた粘着性白色共
重合体をヘキサン12に溶解し、溶液を濾過後、ポリマ
ーを真空オーブン中において140°Cで48時間分離
乾燥した。このポリマーを290″Cで圧縮成形して2
0m i l 、のフィルム状試験片を得た。フィルム
の一部分を塩化メチレンに再溶解したところ、25°C
で濃度0.5g/aでの固を粘度が0.42a/gであ
った。示差走査熱量法による測定では、168℃と21
9°Cで2つのTgを示した。
”CNMRスペクトル分析により、このフィルムが共重
合体を含有していることが明確に明らかとなった。
実施■↓ PES/PC共重合体 反応混合物を280″Cで175分間維持したことを除
いて、ポリ(エーテルスルホン)7.50g、ポリカー
ボネート8.21g、ジフェニルスルホンto、o g
 。
クロロベンゼン50m1及びフッ化セシウム69.6■
を用いて、実施例1の操作を繰り返した(加熱160分
後、混合物の外観が不透明から透明になった)。
実施例1に記載した手法を用いて共重合体を単離し、2
90°Cで圧縮成形して20m11.のフィルム状試験
片を得た。フィルムの一部分を塩化メチレンに再溶解シ
タトコ口、25°CT: m 度0.5 g / di
 ”i’ (D 固有粘度が0.39dl/gであった
。示差走査熱量法による測定では、140°Cと175
°Cで2つのTgを示した。
得られた共重合体のエーテルブロックの長さを下記のよ
うにして測定した。共重合体の一部分(1,9244g
 )を、窒素雰囲気下で、メタノール2〇−1塩化メチ
レン20m1及び水酸化カリウム1.97gの混合物に
溶解した。反応混合物を慎重に6MHClで酸性化し、
揮発性物質を蒸発させた。エーテルブロックのフェノー
ル末端を、無水酢酸20d及びピリジン2滴とともに残
留物を10分間還流することによりアセチル化した。揮
発物を再び蒸発させ、水と塩化メチレンとの間に分配後
、Mg5O,で乾燥した。アセチル化中に生成したビス
Aの二酢酸塩を、250°CにおいてO,l飾Hgで、
パルプ・ツー・バルブ蒸留(bulb−to−bulb
 distillation)を利用して除去した。残
留物は、’HNMRスペクトル分析により測定した数平
均分子iE2.570を有するアセチル化ポリ(エーテ
ルスルホン)を含有していた。
実新I鉗i 比較例:ビスAポリカーボネート及びポリ(エーテルス
ルホン)からの50150ブレンドの製造比較例として
、ホモポリマーの単純ブレンドを製造した。実施例1の
ポリ(エーテルスルホン)5.0gとポリカーボネート
5.0gの混合物を、100°Cでテトラクロロエタン
150m1に?容解した。メタノール12で沈澱させる
ことにより、曇った溶液からポリマーブレンドを単離後
、真空オーブンにおいて120°Cで乾燥した。得られ
た綿毛の白色ポリマーを290“Cで圧縮成形して、2
0m i l 、の不透明シート状試験片を得た。フィ
ルムの一部分を塩化メチレンに再溶解したところ、25
°ct’?!A度0.5g/d1での固有粘度が0.4
1dl/gであった。示差走査熱量法による測定では、
150°Cと225°Cで2つのTgを示した。
災隻±旦 ビスAポリカーボネート及びポリ(エーテルイミド)か
らの50150共重合体の製造反応混合物温度を31分
かけて275°Cから290°Cに上昇した以外は、上
記で規定したポリカーボネート10.0g、ポリ(エー
テルイミド)〔ゼネラルエレクトリック社製;商標ウル
テム(ULTEM) 1000)10.0 g 、ジフ
ェニルスルホン10.Og 、クロロベンゼン50d及
びフン化セシウム触媒91.1mgを用いて、実施例1
を繰り返した(25分後、混合物の外観が、不透明から
透明な褐色に変化した)。実施例1に記載の操作を利用
して共重合体を単離し、290°Cで圧縮成形して20
m i l 、のフィルム状試験片を得た。
フィルムの一部分を塩化メチレンに再溶解したとコロ、
25°Cで濃度0.5g/aで(7)固有粘度が0.4
7dl/gであった。示差走査熱量法による測定では、
175°Cの単一’rgを示した。
裏指桝エ フッ化セシウム触媒を使用せずに実施例6を繰り返した
。混合物を290°Cで195分間維持した。
この間中、外観は不透明のままであった。塩化メチレン
に再溶解した圧縮成形した試験片の固有粘度は、25°
Cで濃度0.5g/d1におイテ0.43a/ gであ
った。示差走査熱量法による測定では、135°C及び
195°Cで2つのTgを示した。
〔発明の効果〕
上記の説明から明らかなように、本発明は従来技術に対
して下記のような利点を有している。
(1)ポリ(アリールエーテル/チオエーテル)ポリ(
アリールカーボネート)ブロック共重合体が比較的安価
な配合装置を使用して製造できる。
これにより、新規なエンジニアリング熱可塑性樹脂を工
業化するのに通常必要とする巨大な資本投資が避けられ
る。
(2)種々のブロックセグメント長を有するブロック共
重合体が製造できる。共重合体の性質がブロックセグメ
ント長によって大きくことなるので、このことは重要な
利点である。
(3)結晶性ブロック共重合体を製造するのに有効であ
る。
(4)本発明の均一なポリ(アリールエーテル/チオエ
ーテル)−ポリ(アリールカーボネート)ブロック共重
合体は、未反応ポリ(了り−ルエ−チル/チオエーテル
)とポリ(アリールカーボネート)ホモポリマーの対応
不混和性配合物よりも、容易に成形して最終製品とする
ことができる。本発明により得られる単一ポリ(アリー
ルエーテル/チオエーテル)−ポリ(了り−ルカーボネ
ート)ブロック共重合体により、従来技術に見られる処
理上の困難がなくなり、その結果、最初のホモポリマー
ブレンドの中間のガラス転移温度を有する等方性成形品
が得られる。
(5)本発明において、均一な単一相ブロック共重合体
の性質は、−船釣に、出発ホモポリマー材料の性質の中
間である。この方法により、改善された成形組成物を、
追加コストを最少限に抑えて得ることができる。
(6)本発明は、不混和性ポリ(アリール/チオエーテ
ル)及びポリ(アリールカーボネート)ホモポリマーブ
レンドを、均一なブロック共重合体又は反応性配合工程
の初期段階に相溶量のブロック共重合体と残量のホモポ
リマーを含有する組成物に転換するのに有利に使用する
ことができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Aはエーテル/チオエーテル結合基に対してオ
    ルト又はパラ位に位置する少なくとも1個の電子脱離基
    を有する活性化芳香族基であり、O′は酸素又はチオエ
    ーテルの場合に硫黄であり、nは活性化ポリ(アリール
    エーテル/チオエーテル)ポリマーにおける繰り返し活
    性化アリールエーテル/チオエーテル単位の数である)
    で表される少なくとも1種の活性化(アリールエーテル
    /チオエーテル)ポリマーと、 次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Bはカーボネート結合基に対してオルト又はパ
    ラ位に電子脱離基を有しないことを特徴とする非活性化
    芳香族基であり、Oは酸素であり、Cは炭素であり、m
    はポリ(アリールカーボネート)ポリマーにおける繰り
    返しアリールカーボネート単位の数である)で表される
    少なくとも1種のポリ(アリールカーボネート)ポリマ
    ーとを、有効量の少なくとも1種の交換触媒の存在下に
    おいて高温で、次式で表されるポリ(アリールエーテル
    /チオエーテル)−ポリ(アリールカーボネート)ブロ
    ック共重合体を製造するのに十分な時間接触させるポリ
    (アリールエーテル/チオエーテル)−ポリ(アリール
    カーボネート)ブロック共重合体の製造方法: ▲数式、化学式、表等があります▼  (式中、A、B、O、O′及びCは上記で定義した通り
    であり、Wはポリ(アリールエーテル/チオエーテル)
    −ポリ(アリールカーボネート)ブロック共重合体にお
    ける繰り返し活性化アリールエーテル/チオエーテル単
    位の数であり、yはポリ(アリールエーテル/チオエー
    テル)−ポリ(アリールカーボネート)ブロック共重合
    体における繰り返しアリールカーボネート単位の数であ
    り、kは全重合度であり、xは0以上で1未満の数であ
    る)。 2、前記触媒が、式 M_pZ_q (式中、Mは一価又は多価金属イオンであり、Zはハロ
    、炭酸塩、重炭酸塩、フェノキシド、アルコキシド、シ
    アン化物、硝酸塩、亜硝酸塩、水酸化物、リン酸塩又は
    カルボン酸アリール若しくはアルキルイオンであり、p
    及びqはそれぞれ独立に化学原子価の要件を満足する1
    〜6の整数である)で表される請求項1記載の方法。 3、Aが二価のC_6〜C_3_0の芳香族基である請
    求項1記載の方法。 4、Bが二価のC_6〜C_2_4の芳香族基である請
    求項1記載の方法。 5、前記電子脱離基が、−CO−、−CONH−、−S
    O−、−SO_2−、−^+NR_2−、−^+PR_
    2−、−^+SR−、−P(O)R−、−C(CF_3
    )_2−、−CH=CH−、−NN−、−CHNNCH
    −、イミダゾレニル、オキサゾレニル、ピラゾレニル、
    イソキサゾレニル、オキソピラゾレニル、ベンゾキノネ
    ニル、ベンゾキサゾレニル、ベンゾチアゾレニルから選
    ばれたパラ位に位置する二価基又は−CN、−NO_2
    、−CHO、−CO_2R、−CO_2NH_2、−P
    (O)(OR)_2、−P(O)R、−CF_3、−^
    +PR_3、−^+NR_3及び−^+SR_2(但し
    、RはC_1〜C_1_2のアルキル基である)から選
    ばれたオルト位に位置する一価基である請求項1記載の
    方法。 6、前記触媒がポリマーの総重量に対して0.001〜
    10.0重量%の量で存在する請求項2記載の方法。 7、接触中の温度が150℃〜4000Cである請求項
    1記載の方法。 8、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Aはエーテル/チオエーテル結合基に対してオ
    ルト又はパラ位に位置する少なくとも1個の電子脱離基
    を有する活性化芳香族基であり、O′は酸素又はチオエ
    ーテルの場合に硫黄であり、nは活性化ポリ(アリール
    エーテル/チオエーテル)ポリマーにおける繰り返し活
    性化アリールエーテル/チオエーテル単位の数である)
    で表される少なくとも1種の活性化(アリールエーテル
    /チオエーテル)ポリマーと、  次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Bはカーボネート結合基に対してオルト又はパ
    ラ位に位置する少なくとも1つの電子脱離基を有する活
    性化芳香族基、Oは酸素であり、Cは炭素であり、mは
    活性化ポリ(アリールカーボネート)ポリマーにおける
    繰り返し活性化アリールカーボネート単位の数である)
    で表される少なくとも1種の活性化ポリ(アリールカー
    ボネート)ポリマーとを、有効量の少なくとも1種の交
    換触媒の存在下において高温で、次式で表されるポリ(
    アリールエーテル/チオエーテル)−ポリ(アリールカ
    ーボネート)ブロック共重合体を製造するのに十分な時
    間接触させるポリ(アリールエーテル/チオエーテル)
    −ポリ(アリールカーボネート)ブロック共重合体の製
    造方法: ▲数式、化学式、表等があります▼  (式中、A、B、O、O′及びCは上記で定義した通り
    であり、Wはポリ(アリールエーテル/チオエーテル)
    −ポリ(アリールカーボネート)ブロック共重合体にお
    ける繰り返し活性化アリールエーテル/チオエーテル単
    位の数であり、yはポリ(アリールエーテル/チオエー
    テル)−ポリ(アリールカーボネート)ブロック共重合
    体における操り返しアリールカーボネート単位の数であ
    り、kは全重合度であり、x及びzは0以上で1未満の
    数である)。 9、前記触媒が、式 M_pZ_q (式中、Mは一価又は多価金属イオンであり、Zはハロ
    、炭酸塩、重炭酸塩、フェノキシド、アルコキシド、シ
    アン化物、硝酸塩、亜硝酸塩、水酸化物、リン酸塩又は
    カルボン酸アリール若しくはアルキルイオン、p及びq
    はそれぞれ独立的に化学原子価の要件を満足する1〜6
    の整数である)で表される請求項8記載の方法。 10、Aが二価のC_6〜C_3_0の芳香族基である
    請求項8記載の方法。 11、Bが二価のC_6〜C_2_4の芳香族基である
    請求項8記載の方法。 12、前記電子脱離基が、−CO−、−CONH−、−
    SO−、−SO_2−、−^+NR_2−、−^+PR
    _2−、−^+SR−−P(O)R−、−C(CF_3
    )_2−、−CH=CH−、−NN−、−CHNNCH
    −、イミダゾレニル、オキサゾレニル、ビラゾレニル、
    イソキサゾレニル、オキソピラゾレニル、ベンゾキノネ
    ニル、ベンゾキサゾレニル、ベンゾチアゾレニルから選
    ばれたパラ位に位置する二価基又は−CN、−NO_2
    、−CHO、−CO_2R、−CO_2NH_2、−P
    (O)(OR)_2、−P(O)R、−CF_3、−^
    +PR_3、−^+NR_3及び−^+SR_2(但し
    、RはC_1〜C_1_2のアルキル基である)から選
    ばれたオルト位に位置する一価基である請求項8記載の
    方法。
JP1176953A 1988-07-08 1989-07-07 ポリ(アリールエーテル/チオエーテル)―ポリ(アリールカーボネート)ブロック共重合体の製造方法 Pending JPH0286621A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US21659788A 1988-07-08 1988-07-08
US216597 1988-07-08

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0286621A true JPH0286621A (ja) 1990-03-27

Family

ID=22807713

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1176953A Pending JPH0286621A (ja) 1988-07-08 1989-07-07 ポリ(アリールエーテル/チオエーテル)―ポリ(アリールカーボネート)ブロック共重合体の製造方法
JP2000726A Pending JPH03212425A (ja) 1988-07-08 1990-01-08 ポリ(アリールエ―テル/チオエーテル)―ポリ(アリールカーボネート)ブロック共重合体の製造方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000726A Pending JPH03212425A (ja) 1988-07-08 1990-01-08 ポリ(アリールエ―テル/チオエーテル)―ポリ(アリールカーボネート)ブロック共重合体の製造方法

Country Status (8)

Country Link
EP (1) EP0353478B1 (ja)
JP (2) JPH0286621A (ja)
KR (1) KR930003719B1 (ja)
AT (1) ATE90707T1 (ja)
AU (1) AU611309B2 (ja)
DE (1) DE68907147T2 (ja)
ES (1) ES2054936T3 (ja)
PT (1) PT91067B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004501206A (ja) * 1999-12-10 2004-01-15 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ ポリカーボネート及びポリアリーレートとのポリエーテル共重合体の製造方法

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02163119A (ja) * 1988-09-23 1990-06-22 Dow Chem Co:The ポリ(アリールエーテル/チオエーテル)セグメントブロックコポリマーの製造
EP0367158B1 (en) * 1988-11-03 1993-12-01 The Dow Chemical Company Preparation of poly(aryl ether/thioether)-polyester block copolymers
US5169907A (en) * 1990-11-14 1992-12-08 Miles Inc. Polyether/polycarbonate block copolymers and a process for their production
US5342905A (en) * 1993-01-29 1994-08-30 Miles Inc. Process for making an ester containing polyether sulfone
US10759904B2 (en) 2016-01-18 2020-09-01 Ptt Global Chemical Public Company Limited Method for preparing poly(carbonate-etherimide) compound
WO2017222319A1 (ko) * 2016-06-23 2017-12-28 주식회사 삼양사 내열성과 투명성이 우수한 열가소성 공중합체 수지 및 이의 제조 방법

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL295166A (ja) * 1962-07-11 1900-01-01
US3442857A (en) * 1965-11-10 1969-05-06 Du Pont Boron trifluoride-hydrogen fluoride catalyzed synthesis of poly(aromatic sulfone) and poly(aromatic ketone) polymers
US4777221A (en) * 1987-02-17 1988-10-11 General Electric Company Polyphenylene ether-polycarbonate copolymers and method of preparation

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004501206A (ja) * 1999-12-10 2004-01-15 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ ポリカーボネート及びポリアリーレートとのポリエーテル共重合体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE68907147T2 (de) 1994-01-13
PT91067B (pt) 1994-12-30
KR930003719B1 (ko) 1993-05-08
ES2054936T3 (es) 1994-08-16
JPH03212425A (ja) 1991-09-18
DE68907147D1 (de) 1993-07-22
EP0353478B1 (en) 1993-06-16
EP0353478A1 (en) 1990-02-07
AU611309B2 (en) 1991-06-06
AU3792989A (en) 1990-01-11
ATE90707T1 (de) 1993-07-15
PT91067A (pt) 1990-02-08
KR900001751A (ko) 1990-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1751214B1 (en) An improved process of preparation of block copolymers and the block copolymers prepared therefrom
JPS63500385A (ja) 新規なポリ(アリ−ルエ−テルケトン)類
JPH0286621A (ja) ポリ(アリールエーテル/チオエーテル)―ポリ(アリールカーボネート)ブロック共重合体の製造方法
JP2008280378A (ja) 共重合体、その製造方法及び共重合触媒
EP1757631B1 (en) Amphiphilic triblock copolymers comprising poly(2-vinyl pyridine) block and poly(alkyl isocyanate) block, and the preparation method thereof
WO2012019424A1 (zh) 一种熔融酯交换法制备聚碳酸酯的方法
WO1991007453A1 (en) Poly(aryl ether)-poly(aryl carbonate) block copolymers and their preparation
Hultzsch et al. Polymerization of ϵ‐caprolactone using heterobimetallic lanthanocene complexes
Chang et al. New semicrystalline block copolymers of poly (arylene ether sulfone) s and poly (1, 4-cyclohexylenedimethylene terephthalate)
US5077350A (en) Preparation of poly (aryl ether/thioether)-poly(aryl carbonate block copolymers
Noshay et al. Poly (α‐methylstyrene)–poly (dimethylsiloxane) block copolymers
US5284921A (en) Preparation of poly(arylether/thioether) segmented block copolymers
AU623431B2 (en) Preparation of poly(aryl ether/thioether) segmented block coplymers
AU642861B2 (en) Poly(aryl ether)-poly(aryl carbonate) block copolymers and their preparation
US6433126B1 (en) Preparation of copolycarbonates via solid state polymerization
Huang et al. Polymerization of styrene oxide catalyzed by a diethylzinc/α‐pinene oxide system
JPH03243655A (ja) ポリカーボネート組成物及びその製法
Du Prez et al. Poly (ethylene oxide)/poly (methyl methacrylate)(semi‐) interpenetrating polymer networks: Synthesis and phase diagrams
JPH04153220A (ja) 芳香族ポリエーテル・エーテルケトン共重合体及びその製造方法
Sun et al. Studies on the thermotropic liquid crystalline polycarbonates. III. Synthesis and properties of fully aromatic liquid crystalline polycarbonates
CA1218791A (en) Aromatic polyformals
Rimdusit et al. Synthesis and Characterization of Non-Phosgene Polycarbonate by Melt Transesterificaton of Bisphenol-A andDiphenyl Carbonate
JPH02196831A (ja) ポリ(アリールエーテル/チオエーテル)―ポリエステルブロックコポリマーの製造法
CN108603021A (zh) 聚碳酸酯树脂组合物
JPH05112636A (ja) ポリカーボネートの製造方法