JPH0285696A - 二重伝熱管と管板の接続構造 - Google Patents
二重伝熱管と管板の接続構造Info
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- JPH0285696A JPH0285696A JP23622988A JP23622988A JPH0285696A JP H0285696 A JPH0285696 A JP H0285696A JP 23622988 A JP23622988 A JP 23622988A JP 23622988 A JP23622988 A JP 23622988A JP H0285696 A JPH0285696 A JP H0285696A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F1/00—Tubular elements; Assemblies of tubular elements
- F28F1/003—Multiple wall conduits, e.g. for leak detection
-
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- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/02—Header boxes; End plates
- F28F9/04—Arrangements for sealing elements into header boxes or end plates
- F28F9/16—Arrangements for sealing elements into header boxes or end plates by permanent joints, e.g. by rolling
- F28F9/18—Arrangements for sealing elements into header boxes or end plates by permanent joints, e.g. by rolling by welding
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は熱交換器に係り、特に二重伝熱管が溶接される
管板の機械加工が容易で、前記溶接部の信頼性の向上を
図るに好適な二重伝熱管と管板の接続構造に関する。
管板の機械加工が容易で、前記溶接部の信頼性の向上を
図るに好適な二重伝熱管と管板の接続構造に関する。
(従来の技術)
高速増殖炉等の原子力発電プラントにおいて、原子炉で
発生した熱の移送媒体に熱伝導性の優れた金屑ナトリウ
ムが使用される。この金属ナトリウムは炉心からの熱を
保持し、1次系のループを循環し中間熱交換器で2次系
ループを循環する金属ナトリウムに熱を伝達した後、再
び炉心へ戻る。
発生した熱の移送媒体に熱伝導性の優れた金屑ナトリウ
ムが使用される。この金属ナトリウムは炉心からの熱を
保持し、1次系のループを循環し中間熱交換器で2次系
ループを循環する金属ナトリウムに熱を伝達した後、再
び炉心へ戻る。
一方、2次系ナトリウムはこの系内に配置され、蒸気の
発生により保有熱をさらに水、蒸気に伝達し、この水、
蒸気によってタービンを回転させ発電を行なうシステム
になっている。
発生により保有熱をさらに水、蒸気に伝達し、この水、
蒸気によってタービンを回転させ発電を行なうシステム
になっている。
上記のこれら熱交換器の一般的構造は、胴体内部の構造
物の保守点検が容易なように、胴体が円筒型で上下に分
離可能な構造になっており、さらに、熱交換を行なう伝
熱管の配置は円筒型胴体内に多数の貫通孔を有する2枚
の管板を配置し、この管板と管板の間を多数の直管で連
結したもの。
物の保守点検が容易なように、胴体が円筒型で上下に分
離可能な構造になっており、さらに、熱交換を行なう伝
熱管の配置は円筒型胴体内に多数の貫通孔を有する2枚
の管板を配置し、この管板と管板の間を多数の直管で連
結したもの。
あるいは管板を1枚とし管板の貫通孔に多数の螺旋形コ
イル状伝熱管を連結して配置したもの等があり、伝熱管
の内部を流れる高圧の水、蒸気などの流体と外側を流れ
る高温の金属ナトリウムなどの温度差を利用し、伝熱管
の管壁を介して熱交換を行なうものである。従ってこの
熱交換を効率的に行なわせるためには、通常、伝熱管の
肉厚は強度上許される範囲内でできるだけ薄くすること
が好ましいが、これら多数の伝熱管の中には運転中に破
損に至るものもある。
イル状伝熱管を連結して配置したもの等があり、伝熱管
の内部を流れる高圧の水、蒸気などの流体と外側を流れ
る高温の金属ナトリウムなどの温度差を利用し、伝熱管
の管壁を介して熱交換を行なうものである。従ってこの
熱交換を効率的に行なわせるためには、通常、伝熱管の
肉厚は強度上許される範囲内でできるだけ薄くすること
が好ましいが、これら多数の伝熱管の中には運転中に破
損に至るものもある。
このような場合には当然のことながら、伝熱管の内部を
流れる高圧の水、蒸気と、外側を流れる高温の金属ナト
リウムなどの流体とが直接接触することとなり、特に蒸
気発生器の場合には管内流体が高温の金属ナトリウムで
あることから1両者が直接接触した場合にはナトリウム
特有の性質から、水、蒸気と瞬時に反応して水素ガスを
放出し、引火爆発を起こし機器の破壊に止まらず、プラ
ント全体に及ぶ大事故に至る危険性があるから、蒸気発
生器の伝熱管は上記事故防止上からも重要な保安的構成
要素であり、金属ナトリウムと水、蒸気の混合接触を防
止するための各種の対策が施されている。実開昭62−
118984号考案は上記対策の一例であって、第4.
5図に示すように、蒸気発生器の伝熱管を内管3.外管
4から成る二重管とし、この二重伝熱管を接続する管板
1側は。
流れる高圧の水、蒸気と、外側を流れる高温の金属ナト
リウムなどの流体とが直接接触することとなり、特に蒸
気発生器の場合には管内流体が高温の金属ナトリウムで
あることから1両者が直接接触した場合にはナトリウム
特有の性質から、水、蒸気と瞬時に反応して水素ガスを
放出し、引火爆発を起こし機器の破壊に止まらず、プラ
ント全体に及ぶ大事故に至る危険性があるから、蒸気発
生器の伝熱管は上記事故防止上からも重要な保安的構成
要素であり、金属ナトリウムと水、蒸気の混合接触を防
止するための各種の対策が施されている。実開昭62−
118984号考案は上記対策の一例であって、第4.
5図に示すように、蒸気発生器の伝熱管を内管3.外管
4から成る二重管とし、この二重伝熱管を接続する管板
1側は。
水、蒸気流通用の蒸気通路2の管板下面側を、蒸気通路
2と同心の円筒状に内側管状突起13、外側管状突起1
4の2つの突起を機械加工により形成し、内側管状突起
13は第4図では内管3.外管4と。
2と同心の円筒状に内側管状突起13、外側管状突起1
4の2つの突起を機械加工により形成し、内側管状突起
13は第4図では内管3.外管4と。
第5図では内管3のみと突合せ溶接され、また外側管状
突起14は両図とも外管4と隅肉溶接されている。この
溶接部5.溶接部IOを管板1から引き離した位置に配
置することにより、溶接部5、lOのX線検査を可能に
すると共に、内管3と外管40間の空間8を利用して前
記管内外の流体の隔壁を2重構造とし、空間8に連通ず
る位置へ管壁を貫通する漏洩通路15を配することによ
り、二重管の何れかに亀裂が発生し、流体がこの亀裂を
通って内管3と外管4の隙間6に侵入した場合に隙間6
に連通ずるリーク検出孔11により早期に流体漏洩を検
知しようとするものである。
突起14は両図とも外管4と隅肉溶接されている。この
溶接部5.溶接部IOを管板1から引き離した位置に配
置することにより、溶接部5、lOのX線検査を可能に
すると共に、内管3と外管40間の空間8を利用して前
記管内外の流体の隔壁を2重構造とし、空間8に連通ず
る位置へ管壁を貫通する漏洩通路15を配することによ
り、二重管の何れかに亀裂が発生し、流体がこの亀裂を
通って内管3と外管4の隙間6に侵入した場合に隙間6
に連通ずるリーク検出孔11により早期に流体漏洩を検
知しようとするものである。
(発明が解決しようとする課題)
上記従来技術は、高速増殖炉に使用する熱交換器の場合
に多数の二重伝熱管による蒸気通路を構成する必要上、
上記管板1の複雑な機械加工による作業時間は厖大なも
のとなること、管板1の板変化が大きく部分的に薄い部
分を設定することは強度的に問題があり、強度を確保す
るためには加工歩留りが低下するという相反する問題点
があった。さらに、内外側管状突起13.14の周辺部
は凹凸が多く、空間8にはノツチ効果による熱交換器稼
動、停止に伴う温度変化によって応力集中が発生し破損
事故に至るという大きな問題点があった。
に多数の二重伝熱管による蒸気通路を構成する必要上、
上記管板1の複雑な機械加工による作業時間は厖大なも
のとなること、管板1の板変化が大きく部分的に薄い部
分を設定することは強度的に問題があり、強度を確保す
るためには加工歩留りが低下するという相反する問題点
があった。さらに、内外側管状突起13.14の周辺部
は凹凸が多く、空間8にはノツチ効果による熱交換器稼
動、停止に伴う温度変化によって応力集中が発生し破損
事故に至るという大きな問題点があった。
溶接部5は特に管板1の上面7から管板1の板厚相当ま
で深い位置にあり、蒸気通路2を通って溶接トーチを挿
入して内面溶接することは高度の技術を必要とし溶接欠
陥が発生し易く、X線検査で欠陥が発見されても補修作
業のための機械加工はさらに困難性があった。第5図の
ものは第4図に比して、上記内面溶接欠陥防止の点では
よいが、二重伝熱管の外管4の外側を流れる流体圧力に
比して、内管3の内部を流れる蒸気圧力は50〜70倍
もあるから、内側管状突起13、溶接部5、内管3が連
結した一体構造は圧力と熱応力のため、外側管状突起1
4方向に歪み破壊する危険性が大きい。
で深い位置にあり、蒸気通路2を通って溶接トーチを挿
入して内面溶接することは高度の技術を必要とし溶接欠
陥が発生し易く、X線検査で欠陥が発見されても補修作
業のための機械加工はさらに困難性があった。第5図の
ものは第4図に比して、上記内面溶接欠陥防止の点では
よいが、二重伝熱管の外管4の外側を流れる流体圧力に
比して、内管3の内部を流れる蒸気圧力は50〜70倍
もあるから、内側管状突起13、溶接部5、内管3が連
結した一体構造は圧力と熱応力のため、外側管状突起1
4方向に歪み破壊する危険性が大きい。
本発明は上記の課題を解決し、管板の複雑な機械加工を
なくして作業性が優れ、管板と二重伝熱管の溶接が容易
で信頼性が高く強度的に安定した二重伝熱管と管板の接
続構造を提供することを目的としている。
なくして作業性が優れ、管板と二重伝熱管の溶接が容易
で信頼性が高く強度的に安定した二重伝熱管と管板の接
続構造を提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段)
上記の目的は、管板の上面側に小径孔、下面側に前記小
径孔と同心の大径孔を穿ち、前記小径孔側開口の近傍に
U状断面を有する環状溝と、この環状溝に隣接する前記
小径孔に開先を備える鍔状部と、前記大径孔の内底隅に
R加工部を備える前記管板と。
径孔と同心の大径孔を穿ち、前記小径孔側開口の近傍に
U状断面を有する環状溝と、この環状溝に隣接する前記
小径孔に開先を備える鍔状部と、前記大径孔の内底隅に
R加工部を備える前記管板と。
前記小径孔に適合する内管と大径孔に適合する外径の先
端部を先細に加工したテーパ加工部を有する外管とを一
体に形成した二重管と、前記管板のR加工部と前記外管
のテーパ加工部との接触部に形成される空間部と、 前記内管の端末と前記小径孔の内周部とを突合せ溶接す
る溶接部と、前記外管外周部と前記管板下面とを隅肉溶
接する溶接部とから成り、前記環状溝若しくは前記空間
部の何れか一方がリーク検出孔に連絡されるように構成
することによって達成される。
端部を先細に加工したテーパ加工部を有する外管とを一
体に形成した二重管と、前記管板のR加工部と前記外管
のテーパ加工部との接触部に形成される空間部と、 前記内管の端末と前記小径孔の内周部とを突合せ溶接す
る溶接部と、前記外管外周部と前記管板下面とを隅肉溶
接する溶接部とから成り、前記環状溝若しくは前記空間
部の何れか一方がリーク検出孔に連絡されるように構成
することによって達成される。
前記環状溝に代えて鍔状部に続く小径孔とし、前記小径
孔の内底隅にR加工部と前記内管先端部に先細に加工し
たテーパ加工部を形成してもよい。
孔の内底隅にR加工部と前記内管先端部に先細に加工し
たテーパ加工部を形成してもよい。
(作用)
上記の構成により、管板の上面に凹凸がなく形状が単純
化し、これにより管板に対する多数の孔あけ加工が容易
になり、特に内管と管板との突合せ溶接部が管板の上面
に近接しているため、溶接作業が容易になると共に安定
化し、前記の管板形状が単純化して凹凸や角隅部分がな
くなることにより熱交換器として稼動と停止時の温度変
化に伴う応力集中の緩和に寄与する。
化し、これにより管板に対する多数の孔あけ加工が容易
になり、特に内管と管板との突合せ溶接部が管板の上面
に近接しているため、溶接作業が容易になると共に安定
化し、前記の管板形状が単純化して凹凸や角隅部分がな
くなることにより熱交換器として稼動と停止時の温度変
化に伴う応力集中の緩和に寄与する。
(実施例)
本発明の実施例を図面と共に説明する。第1図は第1実
施例を示し同図(a)は本発明の管板101のみを示す
断面図、同図(b)は同図(a)に本発明の二重伝熱管
を溶接した状態を示す図であって、管板101の上面1
07から小径孔106を穿ち、下面112から小径孔1
16と同心の大径孔117を穿ち、小径孔116側開口
の近傍にU状断面を有する環状溝118を加工し、小径
孔116に臨む大径孔117の内底隅にR加工部を設け
、小径孔116に開先116bを備えた鍔状部116a
を形成している。管板101の小径孔116及び大径孔
117内に内管103、外管104からなる二重管を挿
入し、溶接部105で内管103と管板101を突合せ
溶接し、溶接部110で外管104と管板101とを隅
肉溶接した状態を第1図(b)に示している。外管10
4の先端はテーパ加工部120を備えているから、外管
104が大径孔117に挿入されて内底隅に当接すると
、R加工部119とテーパ加工部120との間に空間部
121が形成される。空間部121は、金属ナトリウム
または水との反応による水素のリークを検出するリーク
検出孔111に連通ずるように構成されている。
施例を示し同図(a)は本発明の管板101のみを示す
断面図、同図(b)は同図(a)に本発明の二重伝熱管
を溶接した状態を示す図であって、管板101の上面1
07から小径孔106を穿ち、下面112から小径孔1
16と同心の大径孔117を穿ち、小径孔116側開口
の近傍にU状断面を有する環状溝118を加工し、小径
孔116に臨む大径孔117の内底隅にR加工部を設け
、小径孔116に開先116bを備えた鍔状部116a
を形成している。管板101の小径孔116及び大径孔
117内に内管103、外管104からなる二重管を挿
入し、溶接部105で内管103と管板101を突合せ
溶接し、溶接部110で外管104と管板101とを隅
肉溶接した状態を第1図(b)に示している。外管10
4の先端はテーパ加工部120を備えているから、外管
104が大径孔117に挿入されて内底隅に当接すると
、R加工部119とテーパ加工部120との間に空間部
121が形成される。空間部121は、金属ナトリウム
または水との反応による水素のリークを検出するリーク
検出孔111に連通ずるように構成されている。
上記構成において、鍔部116aの厚さ矢印A及び開先
116bの大きさや角度は、内管103の肉厚と溶接条
件によって適性値を選択することが可能である。また環
状溝11gは、内管103の肉厚は管板101の板厚よ
りも薄く両者の熱容量の差が大きいため、溶接時に内管
103の溶融が先行し、管板101側に溶融不足を来し
て溶は込み不良を招くのを防止するのに有効で、これに
より突合せ溶接に最適の溶は込み形状を有する溶接部1
05を形成することができる。二重管が予め一体に成形
されている場合には、内管103の小径孔116への挿
入長さは管板101の上面107から多少突出する寸法
とし、突合せ溶接後に管板101の上面107と同一面
になるよう機械加工仕上すればよい。また、バックシー
ルドガスを使用する溶接法においては、環状溝118は
溶接部105の下部に空気を遮蔽するための不活性ガス
の通路として好適である。バックシールドガスを流す手
段としては、溶接部105の開先近傍に細径のガス通路
を環状1118に連通させ、溶接作業終了後、管板10
1の上面107側開ロ部を溶接密閉してもよく、内管1
03に接する管板101との間に存在する隙間106を
利用してバックシールドガスを流入させてもよい。リー
ク検出孔111からバックシールドガスを隙間106、
環状溝118を経て流入させてもよい。
116bの大きさや角度は、内管103の肉厚と溶接条
件によって適性値を選択することが可能である。また環
状溝11gは、内管103の肉厚は管板101の板厚よ
りも薄く両者の熱容量の差が大きいため、溶接時に内管
103の溶融が先行し、管板101側に溶融不足を来し
て溶は込み不良を招くのを防止するのに有効で、これに
より突合せ溶接に最適の溶は込み形状を有する溶接部1
05を形成することができる。二重管が予め一体に成形
されている場合には、内管103の小径孔116への挿
入長さは管板101の上面107から多少突出する寸法
とし、突合せ溶接後に管板101の上面107と同一面
になるよう機械加工仕上すればよい。また、バックシー
ルドガスを使用する溶接法においては、環状溝118は
溶接部105の下部に空気を遮蔽するための不活性ガス
の通路として好適である。バックシールドガスを流す手
段としては、溶接部105の開先近傍に細径のガス通路
を環状1118に連通させ、溶接作業終了後、管板10
1の上面107側開ロ部を溶接密閉してもよく、内管1
03に接する管板101との間に存在する隙間106を
利用してバックシールドガスを流入させてもよい。リー
ク検出孔111からバックシールドガスを隙間106、
環状溝118を経て流入させてもよい。
さらにまた環状溝118を設けることによって溶接部1
05の近傍に角隅部分をなくし、応力集中による破壊を
防止することが可能である。
05の近傍に角隅部分をなくし、応力集中による破壊を
防止することが可能である。
一方、管板101の下面112と外管104とを隅肉溶
接した溶接部110では、溶接金属の凝固時の収縮作用
によって外管104は大径孔117内のR加工部に押接
され、隅肉溶接を補強する意味でのシール部を形成する
。またR加工部119内に挿入されたテーパ加工部12
0により生ずる空間部121は比較的小さく、二重伝熱
管の肉厚が薄い場合でも熱交換器稼動中、内管103の
膨出変形を防止する。管板101の製作加工は、多数の
小径孔116、大径孔117の周辺部に環状突起を加工
することがないため、加工時間が大幅に減少し管板10
1の肉厚変動が避けられ、材料歩留りの向上に与える効
果も大きい。また管板孔と伝熱管との間の空間を少なく
することができるから、肉厚の薄い伝熱管を使用しても
、内圧による伝熱管の変形を小さく抑えることが可能と
なり、従来技術に見られた二重管の拡管加工や絞り加工
の必要がなく、従って管材の材料特性を低下させること
がない。
接した溶接部110では、溶接金属の凝固時の収縮作用
によって外管104は大径孔117内のR加工部に押接
され、隅肉溶接を補強する意味でのシール部を形成する
。またR加工部119内に挿入されたテーパ加工部12
0により生ずる空間部121は比較的小さく、二重伝熱
管の肉厚が薄い場合でも熱交換器稼動中、内管103の
膨出変形を防止する。管板101の製作加工は、多数の
小径孔116、大径孔117の周辺部に環状突起を加工
することがないため、加工時間が大幅に減少し管板10
1の肉厚変動が避けられ、材料歩留りの向上に与える効
果も大きい。また管板孔と伝熱管との間の空間を少なく
することができるから、肉厚の薄い伝熱管を使用しても
、内圧による伝熱管の変形を小さく抑えることが可能と
なり、従来技術に見られた二重管の拡管加工や絞り加工
の必要がなく、従って管材の材料特性を低下させること
がない。
さらにまた、原子力発電プラントにおいて使用される熱
交換器の蒸気側すなわち内管103の内部圧力は極めて
高く、溶接部105の強度保持は重要であるが、溶接部
105を管板101の上面107側に配置することによ
り、一般的に採用されているX線検査用線源を小径孔1
16内に、X線フィルムを溶接部105の上部へ装着す
る。いわゆる斜角法により溶接部の検査を実施すること
が可能である。
交換器の蒸気側すなわち内管103の内部圧力は極めて
高く、溶接部105の強度保持は重要であるが、溶接部
105を管板101の上面107側に配置することによ
り、一般的に採用されているX線検査用線源を小径孔1
16内に、X線フィルムを溶接部105の上部へ装着す
る。いわゆる斜角法により溶接部の検査を実施すること
が可能である。
第2図は本発明の第2実施例図で、同図(a)は管板1
01の加工状態を示す断面図、同図(b)は同図(a)
に本発明の二重管を溶接した状態を示す図であって、管
板101上面107側開口が小径孔116の直径より小
さい鍔状部116aと、鍔状部116aと環状溝118
との境界部に開先116bを備えたもので、その他は第
1実施例に準じた構成である。
01の加工状態を示す断面図、同図(b)は同図(a)
に本発明の二重管を溶接した状態を示す図であって、管
板101上面107側開口が小径孔116の直径より小
さい鍔状部116aと、鍔状部116aと環状溝118
との境界部に開先116bを備えたもので、その他は第
1実施例に準じた構成である。
環状溝118は、同図(b)に示すように突合せ溶接後
に空間が残る大きさでよいが、内管103の流動性を考
慮すれば内管103の外周面から直径方向へ2m内外、
軸方向へ104mo+内外が好市内外寸法の一例である
。開先116bの形状は特に限定せず、鍔状部116a
の厚さ矢印Aは内管103の肉厚と同等若しくは多少薄
い方が溶接部1(15の溶は込み向上に効果的である。
に空間が残る大きさでよいが、内管103の流動性を考
慮すれば内管103の外周面から直径方向へ2m内外、
軸方向へ104mo+内外が好市内外寸法の一例である
。開先116bの形状は特に限定せず、鍔状部116a
の厚さ矢印Aは内管103の肉厚と同等若しくは多少薄
い方が溶接部1(15の溶は込み向上に効果的である。
第3図は本発明の第3実施例を示す図であって、第2実
施例における環状溝118を加工する代りに、小径孔1
16の内底隅にR加工部119と内管先端部を先細に加
工したテーパ加工部120を形成したもので、これによ
り、内管103の先端に第1,2実施例における環状溝
118に準する空間部108が形成される。その他は第
2実施例に準する構成を有しており5作用効果もまた第
1.2実施例と同等である。
施例における環状溝118を加工する代りに、小径孔1
16の内底隅にR加工部119と内管先端部を先細に加
工したテーパ加工部120を形成したもので、これによ
り、内管103の先端に第1,2実施例における環状溝
118に準する空間部108が形成される。その他は第
2実施例に準する構成を有しており5作用効果もまた第
1.2実施例と同等である。
(発明の効果)
本発明の実施により、二重伝熱管を有する熱交換器にお
いて、管板の構造が単純化され、’!?板に加工する多
数の孔加工に要する加工時間が大幅に減少し管板の肉厚
変動が避けられるから材、料歩留りが向上し、設備原価
低減の効果は極めて大である。また突合せ溶接作業の容
易化により溶接の信頼性が向上し、特に、管板の断面形
状に凹凸や角隅部分がなくなることにより、熱交換器の
稼動と停止時の温度変化に起因する応力集中が避けられ
るから熱交換器の破損による事故防止に寄与しプラント
の信頼性向上の効果は絶大である。
いて、管板の構造が単純化され、’!?板に加工する多
数の孔加工に要する加工時間が大幅に減少し管板の肉厚
変動が避けられるから材、料歩留りが向上し、設備原価
低減の効果は極めて大である。また突合せ溶接作業の容
易化により溶接の信頼性が向上し、特に、管板の断面形
状に凹凸や角隅部分がなくなることにより、熱交換器の
稼動と停止時の温度変化に起因する応力集中が避けられ
るから熱交換器の破損による事故防止に寄与しプラント
の信頼性向上の効果は絶大である。
第1図は本発明に係る二重伝熱管と管板の接続構造の第
1実施例図で、第2図は本発明の第2実施例図、第3図
は本発明の第3実施例図を示し、第1〜3図とも(a)
は本発明の管板のみを示す断面図、(b)は本発明の管
仮に二重伝熱管を溶接した状態を示す図、第4.5図は
従来技術を示す断面図である。 101・・・管+Fi t O2・・・蒸気
通路103・・内管 104・・・外管+05
・・・溶接部 106・・・隙間107・・・上
面 108・・・空間11 Q °゛°溶接部
111・・・リーク検出孔112・・・下面
116・・・小径孔116a・・・鍔状部
116b・・・開先117・・・大径孔 11
8・・・環状溝119・・・R加工部 120・・
・テーパ加工部121・・・空間部
1実施例図で、第2図は本発明の第2実施例図、第3図
は本発明の第3実施例図を示し、第1〜3図とも(a)
は本発明の管板のみを示す断面図、(b)は本発明の管
仮に二重伝熱管を溶接した状態を示す図、第4.5図は
従来技術を示す断面図である。 101・・・管+Fi t O2・・・蒸気
通路103・・内管 104・・・外管+05
・・・溶接部 106・・・隙間107・・・上
面 108・・・空間11 Q °゛°溶接部
111・・・リーク検出孔112・・・下面
116・・・小径孔116a・・・鍔状部
116b・・・開先117・・・大径孔 11
8・・・環状溝119・・・R加工部 120・・
・テーパ加工部121・・・空間部
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、管板の上面側に小径孔、下面側に前記小径孔と同心
の大径孔を穿ち、前記小径孔側開口の近傍にU状断面を
有する環状溝と、前記前記環状溝に隣接する前記小径孔
に開先を備える鍔状部と、前記大径孔の内底隅にR加工
部を備える前記管板と、 前記小径孔に適合する内管と大径孔に適合する外径の先
端部を先細に加工したテーパ加工部を有する外管とを一
体に形成した二重管と、前記管板のR加工部と前記外管
のテーパ加工部との接触部に形成される空間部と、 前記内管の端末と前記小径孔の内周部とを突合せ溶接す
る溶接部と、前記外管外周部と前記管板下面とを隅肉溶
接する溶接部とから成り、前記環状溝若しくは前記空間
部の何れか一方がリーク検出孔に連絡されていることを
特徴とする二重伝熱管と管板の接続構造。 2、前記鍔状部は、前記小径孔より小さい直径を有する
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の二重伝熱
管と管板の接続構造。 3、前記環状溝に代えて前記鍔状部に続く小径孔とし、
前記小径孔の内底隅にR加工部と前記内管先端部に先細
に加工したテーパ加工部を形成していることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項乃至第2項記載の二重伝熱管と
管板の接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23622988A JPH0285696A (ja) | 1988-09-22 | 1988-09-22 | 二重伝熱管と管板の接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23622988A JPH0285696A (ja) | 1988-09-22 | 1988-09-22 | 二重伝熱管と管板の接続構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0285696A true JPH0285696A (ja) | 1990-03-27 |
Family
ID=16997707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23622988A Pending JPH0285696A (ja) | 1988-09-22 | 1988-09-22 | 二重伝熱管と管板の接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0285696A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100480718B1 (ko) * | 2002-09-02 | 2005-04-07 | 엘지전자 주식회사 | 의류건조기의 제어방법 |
WO2013165247A1 (en) * | 2012-05-03 | 2013-11-07 | Stamicarbon B.V. | Method for manufacturing a tube sheet and heat exchanger assembly for a pool reactor or pool condenser |
-
1988
- 1988-09-22 JP JP23622988A patent/JPH0285696A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100480718B1 (ko) * | 2002-09-02 | 2005-04-07 | 엘지전자 주식회사 | 의류건조기의 제어방법 |
WO2013165247A1 (en) * | 2012-05-03 | 2013-11-07 | Stamicarbon B.V. | Method for manufacturing a tube sheet and heat exchanger assembly for a pool reactor or pool condenser |
US9435589B2 (en) | 2012-05-03 | 2016-09-06 | Stamicarbon B.V. | Method for manufacturing a tube sheet and heat exchanger assembly for a pool reactor or pool condenser; corresponding tube sheet and heat exchanger assembly |
EA027053B1 (ru) * | 2012-05-03 | 2017-06-30 | Стамикарбон Б.В. | Способ изготовления узла соединения трубной решетки и теплообменника для бассейнового реактора или бассейнового конденсатора и соответствующий узел соединения трубной решетки и теплообменника |
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