JPH028532Y2 - - Google Patents

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JPH028532Y2
JPH028532Y2 JP1985106772U JP10677285U JPH028532Y2 JP H028532 Y2 JPH028532 Y2 JP H028532Y2 JP 1985106772 U JP1985106772 U JP 1985106772U JP 10677285 U JP10677285 U JP 10677285U JP H028532 Y2 JPH028532 Y2 JP H028532Y2
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casing
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JP1985106772U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は密閉形圧縮機に設けるターミナルの
カバー構造に関する。
(従来の技術) 一般に密閉形圧縮機は、例えば実開昭59−
97291号公報に記載されているごとく、密閉ケー
シングの上部に、該ケーシングにターミナルを取
付け、該ターミナルを介して前記モータを外部電
源に接続するごとくなすと共に、前記ケーシング
の上部に前記ターミナルを覆うターミナルカバー
を固定支持するごとくしている。
しかして前記ターミナルカバーを前記ケーシン
グに支持するにあたつて、従来では、第4図に示
すごとく、前記ケーシング1の上部で前記ターミ
ナル2の近くに、先端外周にねじ部sをもつスタ
ツドSを立設すると共に、前記ターミナルカバー
4の中央上部に、前記スタツドSの先端を貫通さ
せる貫通孔aを形成して、このカバー4の貫通孔
aを前記スタツドSに貫通させ、該スタツドSの
貫通端部にナツトNを螺締することにより、前記
カバー4を前記ケーシング1に押圧支持させるご
とくしている。
また前記ケーシング1の上部で前記貫通孔aの
外周囲と、前記スタツドSに螺合される前記ナツ
トNとの対向面に、パテ又はパツキングPなどを
介装させ、このパツキングPなどにより前記ケー
シング1の貫通孔aから水分などが内部に侵入す
るのを阻止し、該ケーシング1内の前記ターミナ
ル2などを保護するごとくしている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで前記従来のカバー構造では、前記カバ
ー4の貫通孔aから内部に水分などが侵入するの
を阻止するため、前述したごとく、前記貫通孔a
の外周囲と、前記スタツドSに螺合される前記ナ
ツトNとの対向面に、パテ又はパツキングPなど
を介装させる必要があり、従つて前記カバー4を
ケーシング1に支持するにあたつて、多くの構成
部品を必要とし、しかも組立工程も増大して、製
作コストが高くなるなどの問題があつた。
本考案は以上のごとき問題に鑑みて考案したも
ので、その目的は、前記ターミナルカバーに簡単
な変更を加えることにより、構成部品点数を軽減
し、かつ組立工程を簡略化して、製作コストを低
廉とすることができるカバー構造を提供すること
にある。
(問題点を解決するための手段) 本考案のカバー構造は、第1図に示すごとく構
成したもので、内ねじ1aをもつねじ筒1bを立
設し、かつ、ターミナル2を設けた密閉ケーシン
グ1の前記ターミナル2を覆うカバー構造であつ
て、前記ターミナル2を覆い、かつ、前記ねじ筒
1bとの対向部位に上下に貫通する貫通孔43を
備えたターミナルカバー4と、頭部5aに、前記
カバー4の上面に係合する係合面5cを、また、
他端に前記貫通孔43を貫通して前記ねじ筒1b
に螺合するねじ部5bをもち、前記カバー4を前
記ケーシング1に押圧支持する固定ボルト5とか
ら成り、前記カバー4の上部表面における前記貫
通孔43の周りに、前記係合面5cに接触する断
面半円形状の環状突起44を設けると共に、前記
カバー4の上部裏面における前記貫通孔43の周
りに、前記ねじ筒1bに向かつて下向きに突出
し、かつ前記貫通孔43と連続する案内孔45を
もつたボルト案内筒42を一体に設けたのであ
る。
(作用) しかして前記固定ボルト5による前記カバー4
の前記ケーシング1への固定時には、前記ボルト
5の頭部5aに形成した係合面5cが、前記カバ
ー4の突起44に圧接することになるが、前記突
起44は断面半円形としているから、この突起4
4が前記係合面5cに喰い込むことなく、所定幅
をもつた線接触状に圧接することになり、前記ボ
ルト5の締付トルクを所望トルクにできるのであ
り、しかも前記ボルト5による締付時、このボル
ト5の締付けによる応力が前記カバー4の前記貫
通孔43の周りに集中的に作用すると、前記貫通
孔43の周りには、前記ボルト案内筒42を一体
に設けているから、このボルト案内筒42が補強
部材となつて、前記ボルト5の締め付けによる前
記カバー4の変形を阻止できるのである。その結
果、前記ボルト5頭部に形成した前記係合面5c
と前記カバー4の突起44との接触圧が高くなり
前記カバー4に形成した貫通孔43が確実に閉鎖
され、該貫通孔43から水分などが前記カバー4
内に侵入するのを確実に阻止されるのである。
(実施例) 以下本考案にかかるターミナルのカバー構造を
図面の実施例によつて説明する。
図中1はモータ(図示せず)と圧縮要素(図示
せず)とを内装した圧縮機の密閉ケーシングであ
つて、上方壁部に前記モータのターミナル2を固
定し、該ターミナル2の端子2aに結線したリー
ド線Rを介して前記モータを外部電源に接続する
ごとくなすと共に、前記ケーシング1の上部壁面
には、前記ターミナル2と並列状にオーバーロー
ドリレー3を支持している。
4は、上面を閉鎖した筒状をなす第1カバー4
aと、上部に仕切壁iをもつ筒状の第2カバー4
bとを上下に嵌着して形成したターミナルカバー
であつて、前記ケーシング1の上部で、前記ター
ミナル2とオーバーロードリレー3との外部に被
嵌するごとくしており、前記カバー4の幅方向一
側面には第2図に示す如く、前記ターミナル2の
端子2aに接続したリード線Rの引出口41を形
成して、この引出口41を介して前記リード線R
を前記カバー4の外部に引き出すごとくしてい
る。
また前記カバー4を前記ケーシング1の上部に
固定支持するにあたつては、該ケーシング1の外
面における、前記ターミナル2と前記リレー3と
の中間部位に、上端部に内ねじ1aをもつねじ筒
1bを立設すると共に、基端側に頭部5aをも
ち、先端側に前記ねじ筒1bの内ねじ1aに螺合
するねじ部5bをもつ固定ボルト(支持手段)5
を形成する一方、前記カバー4の中央部で、前記
ねじ筒1bとの対向箇所に、上下に貫通する貫通
孔43を設けるのであり、斯くして、前記ボルト
5を前記カバー4の上方から前記貫通孔43へと
挿通させ、該ボルト5のねじ部5bを前記ねじ筒
1bの内ねじ1aに螺合させることにより、前記
カバー4を前記ケーシング1の上部に圧接固定す
るごとくしている。
また前記ボルト5における頭部5aの下面側に
は、該頭部5aより径大な鍔部5dを一体に形成
し、該鍔部5dの下面に前記カバー4の上部表面
における貫通孔43の周りに当接係合する係合面
5cを形成し、前記ボルト5の前記ねじ筒1bへ
の螺締時に、前記鍔部5dの係合面5cを前記カ
バー4の上部表面における貫通孔43の周りに当
接させる如くしている。
しかして前記のごときカバー構造において、前
記ターミナルカバー4の上部表面における前記貫
通孔43の周りに、前記係合面5cに接触する断
面半円形状の環状突起44を設けると共に、前記
カバー4の上部裏面における前記貫通孔43の周
りに、前記ねじ筒1bに向かつて下向きに突出
し、かつ前記貫通孔43と連続する案内孔45を
もつたボルト案内筒42を一体に設けて、前記ボ
ルト5による前記カバー4のケーシング1への固
定時に、前記ボルト5の頭部5aの前記係合面5
cを前記カバー4の突起44に圧接させて、前記
突起44を断面半円形としていることから、この
突起44が前記係合面5cに喰い込むことなく、
所定幅をもつた線接触状に圧接することになり、
前記ボルト5の締付トルクを所望トルクにできる
のであり、しかも、前記ボルト5による締付時、
このボルト5の締付けによる応力が前記カバー4
の前記貫通孔43の周りに集中的に作用したと
き、前記貫通孔43の周りに一体に設けた前記ボ
ルト案内筒42が、前記ボルト5の締め付けによ
る前記カバー4の変形を阻止する補強部材となる
ごとくしたのである。
斯くして、前記突起44を断面半円形状とする
ことにより前記ボルト5による締付トルクが充分
得られ、前記カバー4の係合面5cと突起44と
の接触圧が高くなり、従つて前記カバー4に形成
した貫通孔43が確実に閉鎖され、該貫通孔43
から水分などが前記カバー4内に侵入するのを確
実に阻止できて、前記カバー4内のターミナル2
などを保護することができるのである。
また前記突起44を前記カバー4の上方に突出
させているから、前記突起44と前記鍔部5dの
係合面5cとの間に至る水分を自然落下させて、
水切性を良好ならしめるごとくしている。
図の実施例では、前記ターミナルカバー4は、
前記第1カバー4a側に、前記貫通孔43と連続
する案内孔45をもつ前記ボルト案内筒42を一
体に形成し、また前記第2カバー4b側には、そ
の幅方向側部に前記リード線Rの引出口41を設
けると共に、前記仕切壁iにおける前記ねじ筒1
bとの対向箇所に、該ねじ筒1bを案内する案内
筒4cを設け、この案内筒4cで前記ねじ筒1b
を案内するごとくなしている。また、前記第2カ
バー4bの仕切壁iには前記ターナル2とリレー
3とを受入れる円形状の貫通孔4d,4dをそれ
ぞれ設けている。
図中7は前記第2カバー4bと前記ケーシング
1との間に介装させたパツキンである。
(考案の効果) 以上説明したごとく本考案にかかるターミナル
のカバー構造では、ターミナルカバー4の上部表
面における貫通孔43の周りに、前記カバー4を
密閉ケーシング1に固定支持する固定ボルト5に
設けた係合面5cに接触する断面半円形状の環状
突起44を設けると共に、前記カバー4の上部裏
面における前記貫通孔43の周りに、前記ケーシ
ング1に立設したねじ筒1bに向かつて下向きに
突出し、かつ前記貫通孔43と連続する案内孔4
5をもつたボルト案内筒42を一体に設けたの
で、前記固定ボルト5により前記カバー4をケー
シング1に固定支持するとき、前記ボルト5の頭
部に形成した係合面5cが、前記カバー4の突起
44に圧接され、さらに前記突起44は断面半円
形状としているから、この突起44が前記係合面
5cに喰い込むことなく、所定幅をもつた線接触
状に圧接することになり、前記ボルト5の締付ト
ルクを所望トルクにでき、しかも前記ボルト5に
よる締付時、このボルト5の締め付けによる応力
が前記カバー4の前記貫通孔43の周りに集中的
に作用しても、前記貫通孔43の周りには、前記
ボルト案内筒42を一体に設けているから、この
ボルト案内筒42が補強部材となつて、前記ボル
ト5の締め付けによる前記カバー4の変形を確実
に阻止できるのである。
従つて、従来のように前記固定ボルト5と前記
貫通孔43との間にパツキングなどを用いること
なく、前記カバー4に形成した貫通孔43を確実
に閉鎖し、前記カバー4内部への水分の侵入を阻
止できるのであるから、構成部品点数が軽減さ
れ、かつ組立工程も簡略化されて、製作コストを
低廉化することができながら、前記カバー4の変
形も確実に防止できると共に、前記ボルト案内筒
42による前記ボルト5のねじ筒1bへの案内も
行えるので、前記密閉ケーシング1へのターミナ
ルカバー4の取付け作業も容易に行うことができ
るに至つたのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるターミナルのカバー構
造を示す縦断正面図、第2図は第1図X−X線方
向から見た平面図、第3図はカバー構造要部の拡
大断面図、第4図は従来のカバー構造例を示す断
面図である。 1……ケーシング、1a……内ねじ、1b……
ねじ筒、2……ターミナル、4……ターミナルカ
バー、42……ボルト案内筒、43……貫通孔、
44……環状突起、45……案内孔、5……固定
ボルト、5a……頭部、5b……ねじ部、5c…
…係合面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内ねじ1aをもつねじ筒1bを立設し、かつ、
    ターミナル2を設けた密閉ケーシング1の前記タ
    ーミナル2を覆うカバー構造であつて、前記ター
    ミナル2を覆い、かつ、前記ねじ筒1bとの対向
    部位に上下に貫通する貫通孔43を備えたターミ
    ナルカバー4と、頭部5aに、前記カバー4の上
    面に係合する係合面5cを、また、他端に前記貫
    通孔43を貫通して前記ねじ筒1bに螺合するね
    じ部5bをもち、前記カバー4を前記ケーシング
    1に押圧支持する固定ボルト5とから成り、前記
    カバー4の上部表面における前記貫通孔43の周
    りに、前記係合面5cに接触する断面半円形状の
    環状突起44を設けると共に、前記カバー4の上
    部裏面における前記貫通孔43の周りに、前記ね
    じ筒1bに向かつて下向きに突出し、かつ前記貫
    通孔43と連続する案内孔45をもつたボルト案
    内筒42を一体に設けたことを特徴とする密閉形
    圧縮機のターミナルのカバー構造。
JP1985106772U 1985-07-11 1985-07-11 Expired JPH028532Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5535354B2 (ja) * 1973-03-19 1980-09-12

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JPS6219074Y2 (ja) * 1978-08-25 1987-05-15

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