JPH028479B2 - - Google Patents
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- JPH028479B2 JPH028479B2 JP60221154A JP22115485A JPH028479B2 JP H028479 B2 JPH028479 B2 JP H028479B2 JP 60221154 A JP60221154 A JP 60221154A JP 22115485 A JP22115485 A JP 22115485A JP H028479 B2 JPH028479 B2 JP H028479B2
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Aerials With Secondary Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
イ 産業上の利用分野
本発明は電波吸収体に関し、詳しくは電波暗室
を構成するため、室内面の天井、壁、床面を被覆
する不燃性電波吸収体を提供するものである。
を構成するため、室内面の天井、壁、床面を被覆
する不燃性電波吸収体を提供するものである。
ロ 従来の技術
電波暗室を構成するために用いられる従来の電
波吸収体としては、カーボン粉末を被着した予備
発泡ポリスチロールを発泡成形した材料、発泡ポ
リウレタンにカーボン粉末を含浸付着せしめた材
料、繊維質ウエブにカーボン粉末混合発泡ポリウ
レタンを組合せた材料、獣毛、化学繊維などの集
積マツトにカーボン粉末含有導電性ゴムを含浸し
たヘアロツク材料などが一般的に用いられてい
る。
波吸収体としては、カーボン粉末を被着した予備
発泡ポリスチロールを発泡成形した材料、発泡ポ
リウレタンにカーボン粉末を含浸付着せしめた材
料、繊維質ウエブにカーボン粉末混合発泡ポリウ
レタンを組合せた材料、獣毛、化学繊維などの集
積マツトにカーボン粉末含有導電性ゴムを含浸し
たヘアロツク材料などが一般的に用いられてい
る。
ハ 発明が解決しようとする問題点
従来の電波吸収体は上記のように、カーボン粉
末含有抵抗皮膜を空間的に分散分布して保持する
ため、プラスチツクフオームや有機繊維ウエブを
その担体として用いているため、建築材料として
要求される耐熱性に劣り、火災などの防災面にお
いて不満足なものであつた。
末含有抵抗皮膜を空間的に分散分布して保持する
ため、プラスチツクフオームや有機繊維ウエブを
その担体として用いているため、建築材料として
要求される耐熱性に劣り、火災などの防災面にお
いて不満足なものであつた。
ニ 問題点を解決するための手段
本発明者らは上記の問題点を解決するため、さ
きにカーボン粉末含有抵抗皮膜の担体としてガラ
スウールマツトを用いた電波吸収体に関する発明
を特願昭60−29389号(特開昭(61−189699号)
により提出したが、本発明は連通気孔性の鉱物質
多泡体粒子を担体として利用することにより、略
同様の目的を達成することに成功したものであ
る。
きにカーボン粉末含有抵抗皮膜の担体としてガラ
スウールマツトを用いた電波吸収体に関する発明
を特願昭60−29389号(特開昭(61−189699号)
により提出したが、本発明は連通気孔性の鉱物質
多泡体粒子を担体として利用することにより、略
同様の目的を達成することに成功したものであ
る。
すなわち、本発明は表面並びに内部連通孔面
に、カーボン粉末含有抵抗皮膜が被着された連通
気孔性の鉱物質多泡体粒子を多数集積して、その
粒子相互間を前記皮膜により結合して、所定形状
に成形した電波吸収体である。
に、カーボン粉末含有抵抗皮膜が被着された連通
気孔性の鉱物質多泡体粒子を多数集積して、その
粒子相互間を前記皮膜により結合して、所定形状
に成形した電波吸収体である。
連通気孔性の鉱物質多泡体粒子としては、通
常、コンクリート、モルタルなどを軽量化するた
めに用いられる人工軽量骨材であつて、内部に無
数の連通気孔を有した鉱物粒子、例えばパーライ
ト、バーミキライト、発泡粗面岩粒子、発泡ガラ
ス粒子などが適当であるが、ガラスビーズ、シラ
スバルーンは連通気孔を有していないので、不適
当である。
常、コンクリート、モルタルなどを軽量化するた
めに用いられる人工軽量骨材であつて、内部に無
数の連通気孔を有した鉱物粒子、例えばパーライ
ト、バーミキライト、発泡粗面岩粒子、発泡ガラ
ス粒子などが適当であるが、ガラスビーズ、シラ
スバルーンは連通気孔を有していないので、不適
当である。
上記の鉱物質多泡体は、酸化ケイ素、酸化アル
ミニウムを主体とし、少量の各種金属酸化物より
なる化学組成を有し、その単位容積重量は0.05〜
0.5Kg/、吸油率0.5〜5g/g程度の空隙を有
したものであり、その比透磁率は1.05以下であ
る。そしてその粒子の大きさは、平均粒径1〜10
mm好ましくは2〜5mmが用いられる。
ミニウムを主体とし、少量の各種金属酸化物より
なる化学組成を有し、その単位容積重量は0.05〜
0.5Kg/、吸油率0.5〜5g/g程度の空隙を有
したものであり、その比透磁率は1.05以下であ
る。そしてその粒子の大きさは、平均粒径1〜10
mm好ましくは2〜5mmが用いられる。
カーボン粉末含有抵抗皮膜は、皮膜形成性合成
樹脂に対し、2〜200phrのカーボン粉末が分散
含有されたもので、鉱物質多泡体粒子に対するカ
ーボン粉末の付着量は0.2〜100g/の範囲であ
る。
樹脂に対し、2〜200phrのカーボン粉末が分散
含有されたもので、鉱物質多泡体粒子に対するカ
ーボン粉末の付着量は0.2〜100g/の範囲であ
る。
第1図は、本発明の電波吸収体の拡大断面の模
式図であつて、1は内部に複数の連通気孔3を有
した鉱物質多泡体粒子、2は鉱物質多泡体粒子1
の表面並びに複数の連通気孔3の内面に被着した
カーボン粉末含有抵抗皮膜であり、このカーボン
粉末含有抵抗皮膜2が被着した鉱物質多泡体粒子
1が多数集積されて粒子相互が前記皮膜2によつ
て結合一体化されて電波吸収体が構成される。
式図であつて、1は内部に複数の連通気孔3を有
した鉱物質多泡体粒子、2は鉱物質多泡体粒子1
の表面並びに複数の連通気孔3の内面に被着した
カーボン粉末含有抵抗皮膜であり、このカーボン
粉末含有抵抗皮膜2が被着した鉱物質多泡体粒子
1が多数集積されて粒子相互が前記皮膜2によつ
て結合一体化されて電波吸収体が構成される。
したがつて、この電波吸収体は鉱物質多泡体粒
子1の表面に形成された面状抵抗皮膜と該粒子1
の連通気孔3内面に形成された線状抵抗皮膜とが
それぞれ多数組合されて電気的に導通した複雑な
立体網状抵抗路を有するとともに、実質的に耐熱
不燃性の成形体となる。
子1の表面に形成された面状抵抗皮膜と該粒子1
の連通気孔3内面に形成された線状抵抗皮膜とが
それぞれ多数組合されて電気的に導通した複雑な
立体網状抵抗路を有するとともに、実質的に耐熱
不燃性の成形体となる。
ホ 作 用
上記の構成よりなる本発明の電波吸収体は、カ
ーボン粉末含有抵抗皮膜が表面、内部連通孔に被
着された鉱物質多泡体粒子が多数集積結合された
成形体であるので、到来電波を表面反射すること
なく内部に透入を許し、その内部において複雑多
岐な立体的な抵抗皮膜によつて発生電流を有効に
熱エネルギーに変換吸収することができ、しか
も、主体が鉱物質であつて、耐熱不燃性である。
ーボン粉末含有抵抗皮膜が表面、内部連通孔に被
着された鉱物質多泡体粒子が多数集積結合された
成形体であるので、到来電波を表面反射すること
なく内部に透入を許し、その内部において複雑多
岐な立体的な抵抗皮膜によつて発生電流を有効に
熱エネルギーに変換吸収することができ、しか
も、主体が鉱物質であつて、耐熱不燃性である。
ヘ 実施例
連通気孔性鉱物質多泡体粒子として、人工軽量
骨材として市販されているパーライト(フヨーラ
イト社製、商品名「ビーナスライト5号」、粒径
2.5〜3mm)を用いた。
骨材として市販されているパーライト(フヨーラ
イト社製、商品名「ビーナスライト5号」、粒径
2.5〜3mm)を用いた。
カーボン粉末含有抵抗皮膜形成剤として、市販
のカーボン水分散体(ライオン社製、商品名CY
−311、グラフアイト粉末10重量%、酢酸ビニー
ル系樹脂10重量%含有)を用い、これに酢酸ビニ
ル系樹脂エマルジヨン接着剤、水を適宜添加混合
してカーボン含有率、粘度を調整し、処理液とし
た。
のカーボン水分散体(ライオン社製、商品名CY
−311、グラフアイト粉末10重量%、酢酸ビニー
ル系樹脂10重量%含有)を用い、これに酢酸ビニ
ル系樹脂エマルジヨン接着剤、水を適宜添加混合
してカーボン含有率、粘度を調整し、処理液とし
た。
容器中で、パーライト0.5、処理液1.2を撹
拌混合した後、成形型に流し込み、上面から押板
で厚さが83%になるように圧縮し、乾燥後、脱型
して100×100×43mmの平板状ブロツクとした。
拌混合した後、成形型に流し込み、上面から押板
で厚さが83%になるように圧縮し、乾燥後、脱型
して100×100×43mmの平板状ブロツクとした。
上記の製法により、接着剤樹脂含有量が50g/
であつて、カーボン含有量が1、2、3、6、
10、20、30、60、100g/の9個の平板状ブロ
ツク試料を製造し、その誘電定数を測定した。
であつて、カーボン含有量が1、2、3、6、
10、20、30、60、100g/の9個の平板状ブロ
ツク試料を製造し、その誘電定数を測定した。
誘電定数の測定は、10〜50MHzはQメーター
法、100MHz〜6GHzは同軸導波管内定在波法(短
絡法)により行つた。得られた比誘電率ε〓、誘電
正接tanδから次の式により減衰定数α、位相定数
βを計算した。
法、100MHz〜6GHzは同軸導波管内定在波法(短
絡法)により行つた。得られた比誘電率ε〓、誘電
正接tanδから次の式により減衰定数α、位相定数
βを計算した。
ここで、λは自由空間波長である。
さらに、上記の数値を真空の位相定数β0=2π/
λで除して正規化減衰定数α/β0、正規化位相定
数β/β0を求めた。
λで除して正規化減衰定数α/β0、正規化位相定
数β/β0を求めた。
第2図はα/β0のカーボン含有量G特性を電波
周波数fが0.01、0.05、0.2、1、6GHzにおいて
得られた実測データに対する回帰直線により示し
たグラフ、第3図はα/β0の周波数f特性をカー
ボン含有量が1、10、30、60、100g/の試料
についての実測データに対する回帰直線により示
したグラフ、第4図はα/β0とβ/β0との関連を
示すグラフであり、これらのグラフからこの電波
吸収材料の正規化伝搬定数γoが次の式のように求
められた。
周波数fが0.01、0.05、0.2、1、6GHzにおいて
得られた実測データに対する回帰直線により示し
たグラフ、第3図はα/β0の周波数f特性をカー
ボン含有量が1、10、30、60、100g/の試料
についての実測データに対する回帰直線により示
したグラフ、第4図はα/β0とβ/β0との関連を
示すグラフであり、これらのグラフからこの電波
吸収材料の正規化伝搬定数γoが次の式のように求
められた。
f≦0.4GHz
γo=(α+jβ)/β0=0.085G0.765f-0.364
+j(1.44+0.144G0.765f-0.364
−0.000493G1.53f-0.728)
f≧1GHz
γo=0.085G0.765f-0.364
+j(1.09+0.0728G0.765f-0.364)
1.0≦G≦100g/
第5図は上式により、正規化伝搬定数の実験式
を求め、これに基づいてα/β0のカーボン含有量
G特性を周波数f別にしたグラフであり、比較の
ためにグラフアイトコーテツド発泡ポリスチロー
ル(密度22g/、発泡径4mmの発泡ポリスチロ
ールの内部に1〜100g/のカーボンを含有せ
しめた)の従来の電波吸収体を比較例として前記
と同様の測定に基づく、正規化伝搬定数の実験式
により、特性グラフを点線によつて併示する。
を求め、これに基づいてα/β0のカーボン含有量
G特性を周波数f別にしたグラフであり、比較の
ためにグラフアイトコーテツド発泡ポリスチロー
ル(密度22g/、発泡径4mmの発泡ポリスチロ
ールの内部に1〜100g/のカーボンを含有せ
しめた)の従来の電波吸収体を比較例として前記
と同様の測定に基づく、正規化伝搬定数の実験式
により、特性グラフを点線によつて併示する。
図から、本発明の電波吸収体は、カーボン含有
量が略10〜30g/の範囲において、従来のグラ
フアイトコーテイツド発泡ポリスチロール型(比
較例)のものと略同等の正規化減衰定数値であ
り、カーボン含有量が減少すると比較例よりも優
れ、増加すると劣ることが判る。
量が略10〜30g/の範囲において、従来のグラ
フアイトコーテイツド発泡ポリスチロール型(比
較例)のものと略同等の正規化減衰定数値であ
り、カーボン含有量が減少すると比較例よりも優
れ、増加すると劣ることが判る。
現在最も反射特性に優れていることが一般的に
認められているピラミツド型電波吸収体のピラミ
ツド部のカーボン含有量は、従来の試料を用いた
場合10g/前後、ベース部は30g/前後であ
る。
認められているピラミツド型電波吸収体のピラミ
ツド部のカーボン含有量は、従来の試料を用いた
場合10g/前後、ベース部は30g/前後であ
る。
従つて本発明による電波吸収材を用いれば、同
一の正規化減衰定数を実現するためには少ないカ
ーボン量で済むことが分る。例えば、従来の材料
でカーボン含有量10g/のもののf=1GHzに
おけるα/β0は0.2であるが、本発明による材料
によれば約3g/で、同じ0.2が実現される。
従つて経済的である。
一の正規化減衰定数を実現するためには少ないカ
ーボン量で済むことが分る。例えば、従来の材料
でカーボン含有量10g/のもののf=1GHzに
おけるα/β0は0.2であるが、本発明による材料
によれば約3g/で、同じ0.2が実現される。
従つて経済的である。
ト 発明の効果
以上説明したとおり、本発明の電波吸収体はカ
ーボン粉末含有抵抗皮膜の担体として多数の連通
孔を有する鉱物質多泡体粒子を用いて成形したも
のであるので、実質的に不燃性であり、その電波
吸収特性も従来のものと略同等のものである。
ーボン粉末含有抵抗皮膜の担体として多数の連通
孔を有する鉱物質多泡体粒子を用いて成形したも
のであるので、実質的に不燃性であり、その電波
吸収特性も従来のものと略同等のものである。
そして、その製造も粒子をカーボン含有結合剤
液によつて処理して成形乾燥するのみであるの
で、平板状、楔状、ピラミツド状などの任意の形
状、寸法の成形が容易であり、またカーボン含有
量を厚さ方向に変化させるように処理液含浸条件
を調節することも可能であり、所望の電波吸収特
性のものを容易に得ることができる。
液によつて処理して成形乾燥するのみであるの
で、平板状、楔状、ピラミツド状などの任意の形
状、寸法の成形が容易であり、またカーボン含有
量を厚さ方向に変化させるように処理液含浸条件
を調節することも可能であり、所望の電波吸収特
性のものを容易に得ることができる。
第1図は本発明の電波吸収体の拡大断面を示す
模式図、第2図は実施例における正規化減衰定数
α/β0のカーボン含有量G特性を周波数f別に示
したグラフ、第3図は正規化減衰定数α/β0の周
波数f特性をカーボン含有量G別に示したグラ
フ、第4図は正規化減衰定数α/β0と正規化位相
定数β/β0の関係示すグラフ、第5図は正規化伝
搬定数の実験式から得られた正規化減衰定数α/
β0のカーボン含有量G特性を周波数f別に示した
グラフである。 1……鉱物質多泡体粒子、2……カーボン粉末
含有抵抗皮膜、3……連通気孔。
模式図、第2図は実施例における正規化減衰定数
α/β0のカーボン含有量G特性を周波数f別に示
したグラフ、第3図は正規化減衰定数α/β0の周
波数f特性をカーボン含有量G別に示したグラ
フ、第4図は正規化減衰定数α/β0と正規化位相
定数β/β0の関係示すグラフ、第5図は正規化伝
搬定数の実験式から得られた正規化減衰定数α/
β0のカーボン含有量G特性を周波数f別に示した
グラフである。 1……鉱物質多泡体粒子、2……カーボン粉末
含有抵抗皮膜、3……連通気孔。
Claims (1)
- 1 表面並びに内部連通孔面に、カーボン粉末含
有抵抗皮膜2が被着された連通気孔性の鉱物質多
泡体粒子1を多数集積して、その粒子1相互間を
前記皮膜2により結合したことを特徴とする電波
吸収体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60221154A JPS6281799A (ja) | 1985-10-05 | 1985-10-05 | 電波吸収体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60221154A JPS6281799A (ja) | 1985-10-05 | 1985-10-05 | 電波吸収体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6281799A JPS6281799A (ja) | 1987-04-15 |
JPH028479B2 true JPH028479B2 (ja) | 1990-02-23 |
Family
ID=16762318
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60221154A Granted JPS6281799A (ja) | 1985-10-05 | 1985-10-05 | 電波吸収体 |
Country Status (1)
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JP (1) | JPS6281799A (ja) |
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-
1985
- 1985-10-05 JP JP60221154A patent/JPS6281799A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
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