JPH0284494A - 潤滑油添加剤濃厚物の製造方法 - Google Patents

潤滑油添加剤濃厚物の製造方法

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JPH0284494A
JPH0284494A JP1148527A JP14852789A JPH0284494A JP H0284494 A JPH0284494 A JP H0284494A JP 1148527 A JP1148527 A JP 1148527A JP 14852789 A JP14852789 A JP 14852789A JP H0284494 A JPH0284494 A JP H0284494A
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    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10MLUBRICATING COMPOSITIONS; USE OF CHEMICAL SUBSTANCES EITHER ALONE OR AS LUBRICATING INGREDIENTS IN A LUBRICATING COMPOSITION
    • C10M159/00Lubricating compositions characterised by the additive being of unknown or incompletely defined constitution
    • C10M159/12Reaction products
    • C10M159/20Reaction mixtures having an excess of neutralising base, e.g. so-called overbasic or highly basic products
    • C10M159/22Reaction mixtures having an excess of neutralising base, e.g. so-called overbasic or highly basic products containing phenol radicals
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07GCOMPOUNDS OF UNKNOWN CONSTITUTION
    • C07G99/00Subject matter not provided for in other groups of this subclass
    • C07G99/002Compounds of unknown constitution containing sulfur

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、アルカリ土類金属ヒドロカルビル−置換フェ
ネートおよびその硫化誘導体からなる潤滑油添加剤濃厚
物の製造方法およびその組成物に関するものである。
[従来の技術] 内燃エンジンにおいては、燃焼室からの副生物がしばし
ばピストンにより吹込まれて潤滑油と混合する。これら
副生物の多くは潤滑油中で酸性物質を形成する。
これら酸性物質を中和すると共に潤滑油中にスラッジを
分散させるために一般的に使用される化合物の1種類は
金属ヒドロカルビル−置換フェネートおよび硫化金属ヒ
ドロカルビル−置換フェネートであり、ここで金属はた
とえばカルシウム、マグネシウムもしくはバリウムのよ
うなアルカリ土類金属である。「中性」および「過塩基
性」のアルカリ土類金属ヒドロカルビル−置換フェネー
トの両者が使用されている。「過塩基性」という用語は
、フェネート成分の当量数に対するアルカリ土類金属成
分の当量数の比が1よりも大きく、一般に1.2より大
きくかつ4゜5程度またはそれ以上になりうるようなア
ルカリ土類金属ヒドロカルビル−置換フェネートを示す
ために用いられる。
これに対し、「中性」アルカリ土類金属ヒドロカルビル
−置換フェネートにおけるアルカリ土類金属成分とフェ
ネート成分との当量比は1である。
したがって、「過塩基性」物質は、一般に対応の「中性
」物質に存在するよりも20%以上過剰のアルカリ土類
金属を含有する。この理由で、「過塩基性」アルカリ土
類金属ヒドロカルビル−置換フェネートは、対応の「中
性」アルカリ土類金属ヒドロカルビル−置換フェネート
よりも大きい酸性物質の中和能力を有する。
従来技術は、「中性」および「過塩基性」金属ヒドロカ
ルビル−置換フェネートの多くの製造方法を教示してい
る。
本出願人によるヨーロッパ特許出願筒 87310460、8号には、300より大きく成る場
合には350より大きいTBNを有すると共に許容しう
る粘度(すなわちioo℃にて1000C3t未満の粘
度)を保持する油溶性生成物が、(A>(+>ヒドロカ
ルビル−置換フェノールもしくは(ii>ヒドロカルビ
ル−置換フェノールおよび硫黄のいずれかと、(B)反
応の際の中間時点にて単一の添加または複数の添加のい
ずれかで添加されるアルカリ土類金属塩基と、(C)多
価アルコール、アルキレングリコールアルキルエーテル
もしくはポリアルキレングリコールエーテルのいずれか
と、(D>潤滑油と、(E)成分(B)の各添加の後に
添加される二酸化炭素と、(F)(i)式(1):%式
% [式中、R1はC10−C2aアルキルもしくはアルケ
ニル基でおり、かつR2は水素、C1〜C4アルキル基
またはCH2C0OH基である]を有するカルボン酸ま
たはその酸無水物、酸塩化物もしくはエステル、または
(ii ) 36〜100個の炭素原子を有するジカル
ボン酸もしくはポリカルボン酸またはその酸無水物、酸
塩化物もしくはそのエステルのいずれかを濃厚物の重量
に対し2〜40重量%与えるのに充分な成分とを、30
0より大きいTBNを有する濃厚物を生成させる成分(
A)〜(F)の重量比にて反応させることにより得られ
る方法が記載されている。
反応混合物の必須成分としては、成分(C)につき′2
〜4個の炭素原子を有する多価アルコール、ジーもしく
はトリー(C2〜Ca )グリコール、アルキレングリ
コールアルキルエーテルまたはポリアルキレングリコー
ルエーテルのいずれかが使用される。適する成分(C)
の例はエチレングリコールである。エチレングリコール
は高価であるだけでなく、濃厚物からのその不完全な除
去はこの濃厚物から得られる最終潤滑油に望ましくない
性質を与えると報告されている。
[発明の要点] 今回、アルカリ土類金属ヒドロカルビル−置換フエネー
1〜およびその硫化誘導体からなる高TBNの潤滑油添
加剤濃厚物を、エチレングリコールおよび実際には前記
ヨーロッパ特許出願箱87310460、8−2104
の方法における成分(C)からなる全ゆる他の化合物が
全く存在しなくても製造しうろことが突止められた。
したがって本発明は、 成分(A):(i>アルカリ土類金属ヒドロカルビルー
置換フェネート、(ii)ヒドロカルビル−置換フェノ
ール、(iii )アルカリ土類金属ヒドロカルビル−
置換フェネートおよび硫黄原料、(tV)ヒドロカルビ
ル−置換フェノールおよび硫黄原料、(v)アルカリ土
類金属硫化ヒドロカルビル−置換フェネート、または(
vi)硫化ヒドロカルビル−置換フェノールである少な
くとも1種の化合物と、 成分(B):反応の際の中間時点にて単一の添加または
複数の添加のいずれかで添加されるアルカリ土類金属塩
基と、 成分(C1(i)水、(ii)C1〜C20−価アルコ
ール、(iii)C1〜G20ケトン、(iv)C1〜
C10カルボン酸エステル、または(v)C1〜C20
エーテルである少なくとも1種の化合物と、 成分(D) :潤滑油と、 成分(E):成分(B)の各添加の後に添加される二酸
化炭素と、 成分(F):(i)式(■): R1−CH−C00H (I) (式中、R1はC10”C2aアルキルもしくはアルケ
ニル基であり、かつR2は水素、C1〜C4アルキル基
またはCH2C0OH基である]を有するカルボン酸ま
たはその酸無水物、酸塩化物もしくはエステル、または
(ii ) 36〜100個の炭素原子を有するジカル
ボン酸もしくはポリカルボン酸またはその酸無水物、酸
塩化物もしくはエステルである少なくとも1種の化合物
を濃厚物の重量に対し2〜40重量%与えるのに充分な
成分と、成分(G):(i)無機ハロゲン化物、または
(ii)アンモニウムアルカノエートまたはモノ−ジー
、トリーもしくはテトラ−アルキルアンモニウムホルメ
ートもしくはアルカノエート[ただし成分(G)が成分
(ii)でおれば、成分(F)は酸塩化物でない]であ
る少なくとも1種の化合物と を、300よりも大きいTBNを有する濃厚物を生成さ
せる全成分の重量比にて反応させることを特徴とする3
00よりも大きいTBNを有する潤滑油添加剤濃厚物の
製造方法を提供する。
反応混合物の成分(A>は、(i)アルカリ土類金属ヒ
ドロカルビル−置換フェネート、(ii)ヒドロカルビ
ル−置換フェノール、(iii )アルカリ土類金属ヒ
ドロカルビル−置換フエネーl〜および硫黄原料、(i
V)ヒドロカルビル−置換フェノールおよび硫黄原料、
(v)アルカリ土類金属硫化ヒドロカルビル−置換フェ
ネート、または(vi)硫化ヒドロカルビル−置換フェ
ノール、或いは上記(A)(i)〜(vi)の少なくと
も2種の混合物である。硫黄原料は、たとえば元素硫黄
、硫黄の一ハロゲン化物または硫黄のニハロゲン化物と
することができる。
成分(A>(i)または(A)(ii)を用いれば最終
生成物はアルカリ土類金属ヒドロカルビル−置換フェネ
ートとなり、成分(A)  (iii)、(A)(iV
)、(A>(v)もしくは(A>(vi)を用いれば最
終生成物は硫化アルカリ土類金属ヒドロカルビル−置換
フェネートとなる。好適には、アルカリ土類金属はスト
ロンチウム、カルシウム、マグネシウムもしくはバリウ
ムとすることができ、好ましくはカルシウム、バリウム
もしくはマグネシウム、より好ましくはカルシウムであ
る。
アルカリ土類金属ヒドロカルビル−置換フェネートのヒ
ドロカルビル−置換フェネート成分は、好ましくは少な
くとも1種のヒドロカルビル−置換フェノールから誘導
される。ヒドロカルビル−置換フェノールのヒドロカル
ビル−置換基は分校鎖もしくは直鎖とすることができる
。適するヒドロカルビル−置換基は4〜50個、好まし
くは9〜28個の炭素原子を有する。特に適するヒドロ
カルビル−置換フェノールは、プロピレン4量体でフェ
ノールをアルキル化することにより得られるCl2−ア
ルキルフェノールである。
アルカリ土類金属塩基(成分B)は好適にはアルカリ土
類金属の酸化物もしくは水酸化物とすることができ、好
ましくは水酸化物である。たとえば、水酸カルシウムを
生石灰(Cab)または消石灰(Ca (OH)2 >
として添加することができる。好適アルカリ土類金属は
カルシウム、マグネシウム、ストロンチウムおよびバリ
ウム、より好ましくはカルシウムである。アルカリ土類
金属塩基は、300を越えるTBN1好ましくは350
を越えるTBNを有する生成物を与えるのに充分な成分
(A>に対する量で添加せねばならない。この量は、成
分(A)がアルカリ土類金属塩基を含有するかしないか
、或いはヒドロカルビル−置換基の種類などを包含する
多くの因子に依存し、−般に従来法で用いられる量より
も多い。典型的には、成分(B)と成分(A>との重量
比は好適には0.2〜50.好ましくは0.4〜10の
範囲とすることができる。アルカリ土類金属塩基(B)
はその全体を最初の反応体に添加することができ、或い
は1部を最初の反応体に添加しかつ残部を工程のその俊
の段階にて1回または数回に分けて添加することもでき
る。
成分(C)としては、C1〜C10−価アルコール、0
1〜020ケトン、C’1〜Cooカルボン酸エステル
またはC1〜G20エーテル(これらは脂肪族、脂環式
もしくは芳香族とすることができる)を包含する広範囲
の有機促進剤を使用することができる。成分(C)とし
て適する化合物の例はメタノール、アセトン、酢酸エチ
ル、シクロヘキサノール、ベンジルアルコール、2−エ
チルヘキサノールおよびアセトフェノンを包含する。成
分(C)は水であってもよい。成分(C)は上記化合物
の少なくとも2種の混合物で構成することもできる。
本発明の濃厚物を製造する好適方法においては、(i)
上記成分(C)と(ii)溶剤とを組合せて使用するこ
とができる。
溶剤(11)としては、好適には脂肪族もしくは芳香族
としうる不活性炭化水素を使用することができる。適す
る溶剤(ii)の例はトルエン、キシレン、ナフサおよ
び脂肪族パラフィン類(たとえばヘキサン)、並び脂環
式パラフィン類を包含する。
(i)と(ii)との特に好適な組合せはメタノールと
トルエンである。
上記成分(C)の存在下かつ必要に応じ上記溶剤の存在
下に本発明の方法をする利点は、成分(F)を反応温度
にて溶解させうろことにある。
これにより、反応を促進すべく成分(F)の融点より高
くまで反応温度を上昇させる必要がなくなる。その結果
、反応はより低い温度、好ましくは10〜150℃の範
囲、より好ましくは40〜100’Cの範囲、典型的に
は60℃にて効率的に進行することができる。
成分(D)は潤滑油である。潤滑油は動物油、植物油ま
たは鉱油が適している。好適には、潤滑油は石油由来の
潤滑油、たとえばナフテンベース油、パラフィンベース
油または混合ベース油である。溶剤中性油が特に適して
いる。或いは、潤滑油は合成潤滑油することもできる。
適する合成潤滑油は合成エステル潤滑油を包含し、これ
ら潤滑油はたとえばアジピン酸ジオクチル、セバシン酸
ジオクチルおよびデシルアジピン酸トリオクチルを包含
し、或いは高分子炭化水素潤滑油、たとえば液体ポリイ
ソブチンおよびポリ−αオレフィンを包含する。潤滑油
は好適には濃厚物の10〜90重量%、好ましくは10
〜70重量%を占めることができる。成分(D>である
潤滑油は最初の反応体に添加することができ、或いはそ
の後の工程段階で添加することもできる。
成分(E)は二酸化炭素であり、これは気体または固体
として、好ましくは気体として添加することができる。
気体の場合、これは好適には反応混合物中に吹込むこと
ができる。一般に、混入される二酸化炭素の量は成分(
F)の濃度が増加するにつれて増加する。
好適には、組合せた二酸化炭素を濃厚物の重量に対し5
〜20重量%、好ましくは9〜15重量%の渚で濃厚物
中に存在させることができる。
成分(F)は、(i)式(I>のカルボン酸または(i
i > 36〜ioogの炭素原子を有するジーもしく
はポリ−カルボン酸またはその酸無水物、酸塩化物、或
いは成分(i)もしくは(11)のエステルのいずれか
である。成分(i)に関しては、これは式(I>を有す
るカルボン酸またはその酸無水物、酸塩化物もしくはエ
ステルである。好ましくは、R1は直鎮アルキルもしく
はアルケニル基である。式(1)の好適な酸は、R2が
水素でありかつR1がCoo −C24、より好ましく
はC18〜C24直鎖アルキル基であるようなものであ
る。式(I>の適する飽和カルボン酸の例はカプリン酸
、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリ
ン酸、イソステアリン酸、アラキト酸、ベヘン酸および
リグノセリン酸を包含する。
式(I)の適する不飽和酸の例はラウロレイン酸、ミリ
ストレイン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、ガドレ
イン酸、エルシン酸、ワシルイン酸、リルイン酸および
リルン酸を包含する。これら酸の混合物、たとえば菜種
油脂肪酸も使用することができる。これら酸の特に適す
る混合物は、飽和および不飽和の両酸類を包含する広範
な酸類の含む市販級のものである。この種の混合物は合
成的に得ることができ、或いは天然物、たとえばトール
油、綿実油、落花生油、ココ椰子油、亜麻仁油、椰子核
油、オリーブ油、トウモロコシ油、椰子油、ヒマシ油、
大豆油、ヒマワリ油、疎油および軽油および獣脂などか
ら誘導することもできる。硫化された酸および酸混合物
も使用することができる。カルボン酸の代りに或いはそ
れに加えて、この酸の酸無水物、酸塩化物またはエステ
ル誘導体、好ましくは酸無水物を使用することができる
。しかしながら、カルボン酸またはカルボン酸の混合物
を使用するのが好適である。式(I>の好適カルボン酸
はステアリン酸である。
成分(i)の代りに或いはそれに加えて、成分(F)は
(ii ) 36〜100個の炭素原子を有するジーも
しくはポリ−カルボン酸またはその酸無水物、酸塩化物
もしくはエステル誘導体、好ましくはその酸無水物とす
ることができる。成分(11)は好ましくはポリイソブ
チンコハク酸もしくはポリイソブチン無水コハク酸であ
る。
好適には、濃厚物は100℃で測定して1000cSt
未満、好ましくは750C3t未満、より好ましくは5
00C3t未満の粘度を有することができる。
濃厚物の重量に対し2〜40重量%を与えるのに要する
成分(F)の量は、濃厚物中に所望される路の第1近似
までとすることができる。この量を計算する際、たとえ
ばカルボン酸から水の量を弓算することも許容すべきで
ある。
典型的には、混入される成分(F)の量は、濃厚物の重
量に対し10〜35重量%、より好ましくは12〜20
重量%、たとえば約16重量%である。
反応は成分(G)の存在下に行なわれる。成分(G)と
しては(i)無機ハロゲン化物を使用することができ、
これは好適には水素、アンモニウムもしくは金属ハロゲ
ン化物のいずれであってもよい。好適には、金属ハロゲ
ン化物の金属部分は亜鉛、アルミニウムもしくはアルカ
リ土類金属、好ましくはカルシウムとすることができる
。ハロゲン化物のうち塩化物が好適である。適する化合
物は塩化水素、塩化カルシウム、塩化アンモニウム、塩
化アルミニウムおよび塩化亜鉛を包含し、好適には塩化
カルシウムである。
代案として、成分(G)は(ii)アンモニウムアルカ
ノエートまたはモー、ジー トリーもしくはテトラ−ア
ルキルアンモニウムホルメートもしくはアルカノエート
とすることもできる。好ましくはアンモニウムアルカノ
エート、より好ましくは酢酸アンモニウムである。
好適には、濃厚物中に存在させる全アルカリ土類金属の
量は濃厚物の重量に対し10〜20重量%である。
最終生成物におけるアルカリ土類金属ヒドロカルビル−
置換フェネートは硫化型でも非硫化型でもよく、好まし
くは非硫化型である。硫化型の場合、硫黄は濃厚物の重
置に対し1〜6重量%、好ましくは1.5〜3重量%の
伍で濃厚物中に存在させることができる。
好ましくは、濃厚物のTBNは350より大、より好ま
しくは400より大である。
好適には、成分(A)〜(G)の反応は15〜200℃
にて行ないうるが、各反応段階につき選択される実際の
温度は所望に応じて異なることもできる。圧力は大気圧
、減圧または加圧とすることができる。
濃厚物は慣用手段により、たとえば成分(C)または存
在すれば溶剤の照温ストリッピングによって回収するこ
とができる。
最後に、このように得られた濃厚物を濾過するのが好適
である。一般に本発明の方法は、許容しうる粘度、すな
わち100℃にて1000C8t未満の粘度を有する濃
厚物を生成し、かつ100℃にて750もしくは500
C3t未満の粘度を有する濃厚物を生成することができ
る。このような粘度特性は、濃厚物の処理(濾過を含む
)を容易化させるので有利である。しかしながら、10
0℃にて1000C3tよりも高い粘度を有する濃厚物
を一般に高いTBNレベルにて製造することもできる。
この種の濃厚物の濾過には問題もあるが、これは濾過す
る前に希釈剤を添加しかつ濾過俊にこの希釈剤をストリ
ッピング除去して解消することができる。或いは高粘度
濃厚物、たとえば100℃にでにて1000C3tより
も高い粘度を有しかつたとえば350よりも大きい高T
ANを有する濃厚物は、300よりも大きいTBNを維
持しながら他の潤滑油の添加により希釈することができ
、これにより濾過を容易化させる。
代案として、濃厚物は希釈剤の存在下に遠心分離するこ
ともできる。
最後の面において本発明は、潤滑油と上記のように製造
された潤滑油添加剤濃厚物とからなる最終潤滑油組成物
を提供する。
好ましくは、最終潤滑油組成物は0.5〜120のTB
Nを与えるのに充分な量の添加剤濃厚物を含有する。
最終潤滑油中に存在させる添加剤濃厚物の量は最終用途
の種類に依存する。たとえば、水中用の潤滑油について
は、存在させる添加剤濃厚物の量は好適には9〜100
のTBNを与えるのに充分な量とすることずでき、また
自動車エンジンの潤滑油については、この量は4〜20
のTBNを与えるのに充分な岳とするのが好適である。
最終潤滑油組成物はざらに、有効量の1種もしくはそれ
以上の他の慣用の潤滑油添加剤、たとえば粘度指数向上
剤、摩耗防止剤、酸化防止剤、分散剤、錆止2剤、流動
点降下剤などを含有することもでき、これらは最終潤滑
油組成物中に直接的に或いは濃厚物作成の中間に混入す
ることができる。
潤滑油組成物中に混入する添加剤としての用途の他に、
本発明による添加剤濃厚物はざらに燃料添加剤としての
用途をも有する。
[実施例] 以下、本発明を実施例によりざらに説明する。
全実施例において、rTBNJ  (全塩基数)という
用語を使用する。TBNは、A S T M  D 2
89Bの方法により測定されるm CI  K OH/
 Clとして現される。石灰を使用する例において、こ
れは消石灰Ca (OH)2の形態である。粘度はAS
TM  D 445の方法により測定した。
実施例 1 添加物 ADX402            =2380(過
塩基性硫化フェネート、 TBN260、アジビス社から市販) ステアリン酸く70%純度)      = 65.2
CI潤滑油(SN100>         =26.
9(J塩化カルシウム          = 3.1
(1トルエン             = 207(
1メタノール            = 20.7(
12−エチルへキサノール      =41.3i;
1立造 (a)混合物を60℃まで加熱し、かつこの温度で反応
させた。
(b)石灰(68,3(] )を660℃7700mm
hで添加した。
(C)二酸化炭素(30(+ )を60℃で添加した。
(d)混合物を200℃710mmHgにて60分間に
わたりストリッピングした。
(e)生成物を濾過した。
生成物重量 粗生成物           = 397.8j;1
蒸溜物            = 251.2(1濾
過竣の生成物組成 カルシウム       =13.58%w/w硫黄 
         =2.02%w/w二酸化炭素  
     =12.5%w/wTB N       
    =380mg KOH/(]V 1g □  
         = 575C3iV40     
      =6000cStV工=287 ステアリン酸      =16.4%w/wX匹桝−
ス 添加物 ADX402            = 230.0
(J(過塩基性硫化フェネート、 TBN 260.アジビス社から市販)ステアリン酸(
70%純度)      = 63.0(J潤滑油(S
N 100)        =26.0(]塩化カル
シウム          = 3.0(1トルエン 
            = 240(7メタノール 
           = 20.0(1万迭 (a)混合物を60℃まで加熱し、かつこの温度で反応
させた。
(b)石灰(66,0g)を60℃/700mm Hg
で添加した。
(C)二酸化炭素(35,0(1)を60℃で添加した
(d)1合物を130℃/10mmHgにて60分間に
わたりストリッピングした。
(e)生成物を濾過した。
生成物重量 粗生成物 照温物 嵐」動り」(lス カルシウム 硫黄 二酸化炭素 TBN Va。
Vニ ステアリン酸 =  389.7(] =  193.4+;1 =13.1%W/W =  1.87%W/W =12.5%W/W =  361.2m(l KOH/(1=aaacst = 21700C3t = 219 =16.2%W/W DX402 (過塩基性硫化フェネート、 TBN260.アジビス社から市販) ステアリン酸(70%純度) 潤滑油(SN100) = 238(] =65.2(] = 26.9(] 添加物 トルエン             = 207gメタ
ノール            = 20.7!I+2
−エチルへキサノール      =41.3G方抹 (a)混合物を60℃まで加熱し、かつこの温度で反応
させた。
(b)?Ei灰(68,3g>を60℃/700mm 
Hgで添加した。
(C)二酸化炭素(36(+ >を60℃で添加した。
(d)混合物を220℃/10mmH(]にて660分
にわたりストリッピングした。
(e)生成物を濾過したが、この濾過は生成物の粘度の
ため中止した。
実施例3は、成分(G)(実施例1および2における塩
化カルシウム)が本発明の必須要素であることを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)成分(A):(i)アルカリ土類金属ヒドロカル
    ビル−置換フエネート、(ii)ヒドロカルビル−置換
    フェノール、(iii)アルカリ土類金属ヒドロカルビ
    ル−置換フェネートおよび硫黄原料、(iv)ヒドロカ
    ルビル−置換フェノールおよび硫黄原料、(v)アルカ
    リ土類金属硫化ヒドロカルビル−置換フエネート、また
    は(vi)硫化ヒドロカルビル−置換フェノールである
    少なくとも1種の化合物と、 成分(B):反応の際の中間時点にて単一の添加または
    複数の添加のいずれかで添加されるアルカリ土類金属塩
    基と、 成分(C):(i)水、(ii)C_1〜C_2_0−
    価アルコール、(iii)C_1〜C_2_0ケトン、
    (iv)C_1〜C_1_0カルボン酸エステル、また
    は(v)C_1〜C_2_0エーテルである少なくとも
    1種の化合物と、 成分(D):潤滑油と、 成分(E):成分(B)の各添加の後に添加される二酸
    化炭素と、 成分(F):(i)式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、R^1はC_1_0〜C_2_4アルキルもし
    くはアルケニル基であり、かつR^2は水素、C_1〜
    C_4アルキル基またはCH_2COOH基である] を有するカルボン酸またはその酸無水物、酸塩化物もし
    くはエステル、または(ii)36〜100個の炭素原
    子を有するジカルボン酸もしくはポリカルボン酸または
    その酸無水物、酸塩化物もしくはエステルである少なく
    とも1種の化合物を濃厚物の重量に対し2〜40重量%
    与えるのに充分な成分と、 成分(G):(i)無機ハロゲン化物、または(ii)
    アンモニウムアルカノエートまたはモノ−、ジ−、トリ
    −もしくはテトラ−アルキルアンモニウムホルメートも
    しくはアルカノエート[ただし成分(G)が成分(ii
    )であれば、成分(F)は酸塩化物でない]である少な
    くとも1種の化合物と を、300よりも大きいTBNを有する濃厚物を生成さ
    せる全成分の重量比にて反応させることを特徴とする3
    00よりも大きいTBNを有する潤滑油添加剤濃厚物の
    製造方法。(2)成分(A):(i)300より小さい
    TBNを有するアルカリ土類金属ヒドロカルビル−置換
    フエネート、(ii)ヒドロカルビル−置換フェノール
    、(iii)300より小さいTBNを有するアルカリ
    土類金属ヒドロカルビル−置換フェネートおよび硫黄原
    料、(iv)ヒドロカルビル−置換フェノールおよび硫
    黄原料、 (v)300より小さいTBNを有するアルカリ土類金
    属硫化ヒドロカルビル−置換フエネート、または(vi
    )硫化ヒドロカルビル−置換フェノールである少なくと
    も1種の化合物と、 成分(B):反応の際の中間時点にて単一の添加または
    複数の添加のいずれかで添加されるアルカリ土類金属塩
    基と、 成分(C):(i)水、(ii)C_1〜C_2_0一
    価アルコール、(iii)C_1〜C_2_0ケトン、
    (iv)C_1〜C_1_0カルボン酸エステル、また
    は(v)C_1〜C_2_0エーテルである少なくとも
    1種の化合物と、 成分(D):潤滑油と、 成分(E):成分(B)の各添加の後に添加される二酸
    化炭素と、 成分(F):(i)式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、R^1はC_1_0〜C_2_4アルキルもし
    くはアルケニル基であり、かつR^2は水素、C_1〜
    C_4アルキル基またはCH_2COOH基である] を有するカルボン酸またはその酸無水物、酸塩化物もし
    くはエステル、または(ii)36〜100個の炭素原
    子を有するジカルボン酸もしくはポリカルボン酸または
    その酸無水物、酸塩化物もしくはエステルである少なく
    とも1種の化合物を濃厚物の重量に対し2〜40重量%
    与えるのに充分な成分と、 成分(G):(i)無機ハロゲン化物、または(ii)
    アンモニウムアルカノエートまたはモノ−、ジ−、トリ
    −もしくはテトラ−アルキルアンモニウムホルメートも
    しくはアルカノエート[ただし成分(G)が成分(ii
    )であれば、成分(F)は酸塩化物でない]である少な
    くとも1種の化合物と を、300よりも大きいTBNを有する濃厚物を生成さ
    せる全成分の重量比にて反応させることを特徴とする3
    00よりも大きいTBNを有する潤滑油添加剤濃厚物の
    製造方法。(3)成分(G)が無機ハロゲン化物であっ
    て金属ハロゲン化物、好ましくは金属塩化物である請求
    項1または2記載の方法。 (4)無機ハロゲン化物が塩化カルシウムである請求項
    3記載の方法。 (5)成分(G)がアンモニウムアルカノエートまたは
    モノ−、ジ−、トリ−もしくはテトラ−アルキルアンモ
    ニウムホルメートもしくはアルカノエートである請求項
    1または2記載の方法。 (6)アンモニウムアルカノエートが酢酸アンモニウム
    である請求項5記載の方法。 (7)炭化水素溶剤の存在下に行なう請求項1〜6のい
    ずれか一項に記載の方法。 (8)40〜100℃の範囲で行なう請求項1〜7のい
    ずれか一項に記載の方法。 (9)潤滑油添加剤濃厚物が100℃にて 1000cSt未満の粘度を有する請求項1〜8のいず
    れか一項に記載の方法。 (10)潤滑油と請求項1〜9のいずれか一項に記載の
    方法により製造された潤滑油添加剤濃厚物とからなる組
    成物。
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