JPH0284239A - 射出成形機におけるガス抜き装置の弁駆動方法及びその装置 - Google Patents

射出成形機におけるガス抜き装置の弁駆動方法及びその装置

Info

Publication number
JPH0284239A
JPH0284239A JP1090578A JP9057889A JPH0284239A JP H0284239 A JPH0284239 A JP H0284239A JP 1090578 A JP1090578 A JP 1090578A JP 9057889 A JP9057889 A JP 9057889A JP H0284239 A JPH0284239 A JP H0284239A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
molten metal
compressed air
gas
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1090578A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH035901B2 (ja
Inventor
Yorimune Yamauchi
山内 率旨
Kazuaki Kawai
河合 和昭
Hitoshi Ishida
人志 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ryobi Ltd filed Critical Ryobi Ltd
Priority to JP1090578A priority Critical patent/JPH0284239A/ja
Publication of JPH0284239A publication Critical patent/JPH0284239A/ja
Publication of JPH035901B2 publication Critical patent/JPH035901B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ダイカスト等、射出成形機におけるガス抜き
装置の弁駆動方法及びその装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、ダイカスト等の射出成形機においては、射出時
にキャビティ内のガスを抜き取る必要かあるため、金型
のキャビティから導設されたガス抜き孔にガス抜き弁を
配置し、該弁を開放した状態でキャビティ内に溶湯を充
填するようにしてガスを金型外へ排出するようにしてい
る。前記ガス抜き弁を閉鎖する時期は、ガス抜き弁より
下流にある真空系内に溶湯を流出させないため、溶湯先
端の飛沫がガス抜き弁に到達する時より早くする必要が
ある。しかし、ガス抜き弁が閉しる時期が早すぎると、
金型キャビティ内のガスを充分に排出てきず、製品に巣
か発生して品質か低下する。したがって、金型キャビテ
ィ内のガスか充分排出され、溶湯がキャビティ内に充填
され、溶湯の先端の飛沫がガス抜き路を通って、ガス抜
き弁に到達する直前にガス抜き弁が閉じられるようなタ
イミングとする必要がある。
従来、キャビティ内の溶湯を検知して、圧縮空気により
閉鎖されるガス抜き弁を有するガス抜き装置としては、
特開昭63−60059号公報及び本出願人による実開
昭61−195853号等の公報に開示されたものがあ
る。しかし、これ等の装置においてはキャビティから導
設されたガス抜き路の開口部にガス抜き用の開閉弁を設
け、ガス抜き路の中間部に溶湯感知センサーを配置し、
ガス抜き路に流入した溶湯を前記溶湯感知センサーで検
知し、その検知信号により弁駆動機構を動作せしめてガ
ス抜き弁を直接閉鎖するものであった。
すなわち、前記溶湯感知センサーが溶湯を検知すると、
制御回路が作動して電磁弁の切換えを行ない、この電磁
弁の切換えによりコンプレッサからの圧縮空気をガス抜
き弁を動作させる弁動作ンノングーに送ってガス抜き弁
を閉じるようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、従来の圧縮空気を利用してガス抜き弁の閉弁
動作を行なう方式では、短時間で電磁弁の弁切換えを行
ない、大容量の圧縮空気を弁動作シリンダーへ送給し、
ガス抜き弁を迅速に閉弁動作するようにすることか、ガ
ス抜き装置(ガス抜き路、開閉弁等)への溶湯流人を防
止する点で不可欠である。
そこで、従来のガス抜き装置では、小形の電磁弁を使用
して弁切換時間を短くすることができるが、小形の電磁
弁では小容量の圧縮空気しか弁動作シリンダーへ送給て
きないことから、大容量の圧縮空気を弁動作シリンダー
へ送給する為に大きな電磁弁を使用している。ところが
、大きな電磁弁の弁切換えには、通常10〜30m5e
cの時間がか\る。また、従来のガス抜き装置ては射出
溶湯先端の溶湯飛沫を溶湯感知センサーで感知し、この
感知信号に基づいて弁駆動機構を作動させる出力信号の
発生にも時間がかかっていた。
前記電磁弁の弁切換時間を短縮するために、電磁弁に定
格電圧の数倍も高い電圧を印荷することが考えられるが
、高電圧を印荷し続けると電磁弁のコイルがI員(易し
てしまう。
本発明は、小容量の圧縮空気の送給で高速で弁切換えが
できる電磁弁によって、大容量の圧縮空気を送給可能な
空気作動弁の弁切換えを行なうと共に、上記電磁弁に定
格電圧の数倍も高い電圧を短詩IUJだけ印荷できる弁
作動信号発生回路を用いることにより電磁弁の弁切換え
時間を短縮し、短時間に閉弁動作できるようにした射出
成形機におけるガス抜き装置の弁駆動方法を提供するこ
とを目的としており、更に、ガス抜き弁をより高速で閉
弁動作できて射出条件がより高速な射出成形機のガス抜
き装置にも適用できるようにした弁駆動装置を得ること
を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、本発明は、ガス抜き装置の弁駆動装置を溶湯感
知センサーにてガス抜き路に流入する射出溶湯を検°知
し、その検知信号によってガス抜き弁を駆動させる弁駆
動機構を作動させ圧縮空気をガス抜き弁に送給して閉弁
動作させ、該ガス抜き弁が閉弁動作する間にキャビティ
内のガスを金型外へ排出するようにした射出成形機にお
けるガス抜き装置の弁駆動装置であって、前記弁駆動機
構は、前記溶湯感知センサーに接続され、溶湯感知セン
サーによる溶湯の検知信号により、瞬時に動作し、短時
間に高電圧の信号を出力する弁作動信号発生回路と、前
記弁作動信号発生回路からの高電圧の弁作動信号により
作動して小容量の圧縮空気の送給を切換える電磁弁と、
前記1i磁弁に接続され前記電磁弁の作動により送給さ
れる圧縮空気により動作し大容量の圧縮空気の送給を切
換える空気作動弁とで構成し、また、ガス抜き装置の弁
駆動方法を溶湯感知センサーにてガス抜き路に流入する
射出溶湯を検知し、その検知信号によってガス抜き弁を
駆動させる弁駆動機構を作動させて圧縮空気によりガス
抜き弁を閉弁動作させ、該ガス抜き弁が閉弁動作完了す
る前にキャビティ内のガスを金型外へ排出するようにし
た射出成形機におけるガス抜き装置の弁駆動方法におい
て、前記溶湯感知センサーからの溶湯検知信号に応じて
弁作動信号発生回路により定I8電圧よりも数倍高い電
圧を短時間出力させ、この出力信号により小容量の圧縮
空気の送給が可能な電磁弁を高速で作動させて大容量の
圧縮空気の送給可能な空気作動弁の弁切換えを行い、短
時間に大容量の圧縮空気を弁駆動シリンダーへ送給し、
溶湯を検知して閉弁までの時間を短縮するようにして構
成した。
〔作用〕
プランジャーか前進して射出溶湯がキャビティに充満さ
れると、射出溶湯がガス抜き路に流れ込み溶湯感知セン
サーに接触し、この検知信号により弁作動信号発生回路
が作動して定格電圧の数倍の電圧を短時間たけ空気作動
弁を切換える電磁弁に出力する。これにより電磁弁が作
動し、小容量の圧縮空気が空気作動弁に供給され、該空
気作動弁の弁切換えが短時間で行なわれ、大容量の圧縮
空気かガス抜き弁に送られてそれが直ちに閉しられる。
射出成形後は、前記空気作動弁は切換えられてガス抜き
弁は開き、次回の射出成形時のガス抜きのために4.(
aされる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の一実施例について説明す
る。
第1図において、本発明に係る射出成形機1は、固定金
型2とこれに重ね合される移動金型3とを有し、これら
両金型2,3間にキャビティ5が形成されている。前記
固定金型2の下部に1はスリブ14が取付けられ、この
スリーブ14は注湯口14aを有し、この注湯口14a
から溶湯がスリーブ14内に供給される。前記スリーブ
14内をプランジャー16が往復動し、このプランジャ
ー16はプランジャー軸16aを有し、このプランジャ
ー軸16aの後端部にはストライカ−17が設けられ、
これらプランジャー16及びストライカ−17は作動シ
リンダー15によって往復動する。前記キャビティ5と
前記スリーブ14の先端間にはランナー13が設けられ
、前記キャビティ5の上方には溶湯を射出する際に、キ
ャビティ内のガスを金型外に排出する為のガス抜き路6
が形成され、このガス抜き路6は排出路14に連なり、
この排出路14はガス抜き弁9によって開閉自在とされ
ている。前記ガス抜き弁9は、弁部材9aを有し、この
弁部材9aは弁軸9cの先端に取付けられ、この弁軸9
cの後端部にはピストン9bが形成され、このピストン
9bの後部にはガイド部9dが形成されている。
前記ガス抜き弁9は弁駆動シリンダー25によって往復
動され、この弁駆動シリンダー25は前記ピストン9b
によって前後に仕切られる前部室25aと中間室25b
と後部室25cとからなっている。前記排出路14は電
磁弁21を介して真空ポンプ20に連結され、これら真
空ポンプ20及び電磁弁21によって構成される真空吸
引装置によって、溶湯の射出時にキャビティ5内のガス
か強制的に吸引されるようになっている。なお、この真
空吸引装置を必すしも設ける必要はなく、前記υL出路
14を大気に開放しておくたけてもよい。
前記ガス抜き路6には、射出された溶湯の存在を検知す
るための溶湯感知センサー10が設けられ、この溶湯感
知センサー10は電極棒を備え、この電極棒の先端か導
電性の射出溶湯を検出したときに金型2又は3と短絡し
、この短絡現象を検知することによって溶l易の存在を
検知する。
次に、前記ガス抜き弁9を作動させるための弁駆動機(
音の構成について説明する。
前記弁駆動機構は、前記溶湯感知センサー10の検知信
号が人力され、この検知信号に基づいて高電圧の弁作動
信号を発生させるための弁作動信号発生回路31を有し
、この弁作動信号は小容量の圧縮空気の送給を切換える
第1電磁弁61に送られる。この第1電磁弁61に加え
て、第2亀磁弁62が設けられ、これら第1及び第2電
磁弁61.62は同一の構造を有し、これら両電磁弁6
162は空気作動弁63を互いに反対方向に切換える。
前記第1電磁弁61は人力ポートIP 、出力■ ボートIP2及び大気に開放している開放ポートIP3
を有している。又、この第1電磁弁61はソレノイド6
1sを有し、このソレノイド61sに前記弁作動信号発
生回路31によって発生した弁作動信号が入力される。
前記第2電磁弁62は入力ポート2P 、出力ポート2
P2及び開放ポ■ 一ト2P3を有すると共にソレノイド62sを有し、こ
のソレノイド62sがコントローラ30に接続されてい
る。又前記両電磁弁61.62はそれぞれ復帰用のスプ
リング61P、62Pを有し、これらスプリング61P
、62Pはソレノイド61s  62sが消磁された場
合に各電磁弁6162を元の位置に復帰させるためのも
のである。
前記空気作動弁63は入力ポート3P 、出力ポト3P
 、出力ポート3P 、及び開放ボート3P4を有し、
この弁63の両側部には弁を切換えるための第1パイロ
ット部材63a1第2パイロット部材63bが設けられ
ている。
これら両電磁弁61.62及び空気作動弁63にはコン
プレッサ60からそれぞれ圧縮空気か(IF:給される
ようになっており、コンプレッサ60からの圧縮空気は
配管66を介して前記第1電磁弁の入力ポートIP1に
人力され、一方前記コンプレッサ60からの圧縮空気は
第2電磁弁62の人力ボート2 P tに入力されるよ
うになっている。
前記第1電磁弁61の出力ポートIP2と前記空気作動
弁63の第1パイロット部材63aは配管71によって
連結され、前記第2電磁弁62の出カポ−1−2P 2
と前記空気作動弁63の第2バイロフト部材63b間が
配管72によって接続されている。前記空気作動弁63
の出力ポート3P3は配管69を介して弁駆動シリンダ
ーの前部室25aに接続され、空気作動弁63の出力ポ
ート3P2は配管70を介して前記弁駆動シリンダー2
5の中間室25bに接続されている。前記配管70には
圧力コントロールバルブ64が設けられこの圧力コント
ロールバルブの圧力調整がメータ65によって表示され
るようになっている。この圧ノココントロールバルブ6
4は、前記中間室25bに調整された圧力を供給し、ガ
ス抜き弁9か早期に閉弁動作するのを防止する。
次に前記弁作動信号発生回路31の構成について説明す
る。
第2図において、前記弁作動信号発生回路31はフリッ
プフロップ回路34を有し、このフリップフロップ回路
34のCP端子にはフィルター回路32を介して前記溶
湯感知センサー1oがらの検知信号aが入力される。一
方前記フリップフロップ回路34のD端子にはコントロ
ーラ3oがらのコントロール信号Cが入ノjされる。こ
のコントロール信号Cは、溶湯の射出時に前記プランジ
ャー輔16aの後端に取付けられているストライカ−1
7がリミットスイッチ18に当接した時にコントローラ
30を介して前記フリップフロップ回路34のD端子に
入力される。又前記リミットスイッチ18に平行して高
速リミットスイッチ1つが設けられ、前記ストライカ−
17がリミットスイッチ18を作動させた後に前記高速
リミットスイッチ19を作動させる。この高速リミット
スイッチ1つの作動によってプランジャー16が高速で
押し出され、スリーブ14の溶湯が前記キャビティ5内
に高速で送り出される。前記コントロール信号Cは前記
キャビティ5内への溶湯鋳込み開始を示し、このコント
ロール信号Cがフリップフロップ回路34のD端子へ入
力するとフリップフロップ回路が待機状、聾になり、前
記検知信号aが溶湯感知センサーからフィルター回路3
2を介して02回路に入力された時に瞬時にQ端子から
出力信号b1が出力される。又前記Q端子にはフォトカ
プラ36か接続され、このフォトカプラ36には更にイ
ンバータ37が接続されている。このインバータ37に
は駆動回路35が接続され、この駆動回路35はサージ
吸収用のダイオード38と、これに並列に設けられた発
光ダイオード39を有している。この駆動回路35から
は前記第1電磁弁61のソレノイド61sに高圧の電圧
を付与する弁作動信号b2が出力される。この駆動回路
35は例えば前記第1電磁弁61の定格電圧が5Vの場
合にその印加電圧が24Vになるように弁作動信号b2
が出力する。又前記フィルター回路32とフリップフロ
ップ回路34のCL端子間にはタイマー33が設けられ
、このタイマー33は前記溶湯感知センサー10からの
検知信号が入力されると作動して所定時間経過後にフリ
ップフロップ回路34をリセットするためのリセット信
号dをCL端子に出力する。このリセット信号dの発生
によって前記駆動回路35からの弁作動信号b2の出力
か停止する。
次に本発明のガス抜き装置の動作について説明する。
まず、前記スリーブの注湯口14aを介してスリーブ1
4内に溶湯か供給される。次に作動シリンダー15が作
動してプランジャー16が前進しスリーブ14内の溶湯
かランナー13を介してキャビティ5内に送り込まれる
。この時前記プランジャー輔16aの後端に取付けられ
たストライカ−1,7がリミットスイッチ18に当接す
る。これによりリミットスイッチ18が動作し、この動
作信号がコントローラ3oに送られ、更にコントローラ
30はこのコントロール信号Cを前記フリップフロップ
回路34のD端子に出力する。これによってフリップフ
ロップ回路34が待機状態となる。又前記ストライカ−
17がリミットスイッチ18を動作させると前記真空ポ
ンプ2o及び電磁弁21か動作してカス抜き路6に連通
している排出路14がら空気が吸引され真空吸引が開始
する。
更にプランジャー16が前進してストライカ−17が高
速リミットスイッチ1つに当接すると、溶湯のキャビテ
ィ5内への高速充填が開始される。
この段階で射出された溶湯の一部か粒子上でガス抜き路
6内へ飛散17、二の溶湯飛沫が前記溶湯感知センサー
10に接触すると、第3図Aに示すようにパルス状の検
知信号か発生する。パルス状の険ハ1信号の最初の立上
りによってノイズを除去された検知信号aが前記フリッ
プフロップ回路34のCP端子に入力される。この検知
信号aが入力されると瞬時に前記Q端子から出力信号b
1が出力する。このとき、フォトカプラ36は動作せず
、5Vの電源に接続された端子t1からの電流は流れず
、したがってインバータ37の人口側の電圧“H′は反
転して“L”となり、端子t3に接続される24yの電
源により発光ダイオード3つは発キI−1前記第1電磁
弁61に作動信号b2が出力される。前記駆動回路35
は高電圧の弁作動信号b2を発生し、その高電圧の発生
時間は前記タイマー33によってソレノイド61が焼は
切れない時間に設定され、前記タイマー33によってリ
セット信号dかCL端子に人力されるとフリップフロッ
プ回路34がリセットされ、このときの電圧関係は上述
の逆となり、前記弁作動信号b2の出力が停止する。
前記第1電磁弁61の切換えによって、人カポhlP 
 と出力IP2が連通し、前記コンプレッサ60からの
小容量の圧縮空気が配管66及び71を介して前記空気
作動弁63のパイロツー・部材63aを作動する。これ
によって前記空気作動弁63か切換わり、入力ポート3
P、と出カポ1−3 P 3とか連通しコンプレッサ6
0からの大容量の圧搾空気か配管68.69を介して前
記弁駆動シリンダー25の前部室25aに送給される。
これによってガス抜き弁9は図上右方向に引き込まれ、
その弁部材9aが弁座12に当接し、これによってガス
抜き路6が閉鎖される。この時前記中間室25b内の空
気は配管70を介して空気作動弁63の出力ポート3P
2に至り、この出力ホト3P  に入った空気は開放ポ
ート3P4を介して大気中に排気される。これによって
前記ガス抜き弁9が閉動作か可能となる。
溶湯の充填が完了すると前記真空ポンプ20の作動か停
止され、その後可動金型3か固定金型2から離され鋳造
物の取出しと同時に鋳造物のハリも除去される。このパ
リ除去作業の後に前記コントローラ′30から前記第2
71磁弁62のソレノイ1” 62 sに動作信号が与
えられて前記第2電磁弁02か切換わり、これによって
小容量のコンプレ、tす60からの圧縮空気が前記空気
作動弁63の第2バイロンド部祠63bに送られて第1
図に示すような状態に空気作動弁を復帰させ、これによ
ってコンプレッサ60からの圧縮空気を配管68及び7
0を介して前記弁駆動シリンダー25の中間室25b内
に前記コントロールバルブ64によ)で圧力調整された
状態で送給する。これによって前記ガス抜き弁9が第1
図に示すような開状聾に復帰する。
第3図及び第6図は本発明の弁作動機構と従来の弁作動
機構との性能を比較したものであり、第3図において本
発明の実施例では前記第1及び第27八磁弁として小金
側製作所の010 E 1を使用し2、空気作動シリン
ダー63として小金井製作所の110−4A2を使用し
た場合の状態を示している。本発明の実施例においては
、前記溶湯感知センサー10からの検知信号の最初の立
上りを検知して前記第1電磁弁61が直ちに励磁され(
B2)、これより4m5ec遅れて前記弁駆動シリンダ
ー圧は所定圧に上昇し、所定圧上昇後4.3m5ec経
過後にすなわち前記溶湯感知センサーからの検知信号が
検知されてから8.3mSざC経過後に前記ガス抜き弁
9が閉しる。これに対して従来のガス抜き弁を作動させ
る弁作動機構は前記溶湯感知センサー10からの検知信
号により制御回路としての電気回路を介してコンプレッ
サからの圧縮空気を切換えるための電磁弁を動作せしめ
、この電磁弁を介して前記弁駆動シリンダー内に圧縮空
気を送るようにしている。このような従来の弁作動機構
における電気回路においては前記溶湯感知センサーから
の検知信号がパルス状に発生してから約15m5ec経
過後に出力信号として前記電磁弁が動作するようになっ
ており、前記弁駆動シリンダー圧は検知信号の最初の立
土りから27m5ec紅過後に所定圧に到達しガス抜き
弁9はその後4.3m5ec経過後に閉じるようになっ
ている(Bl、C1,Di)。これは、従来の弁作動機
構における電気回路はパルス状の検知信号か入力されて
も直ちに出力信号として発生されず、一定電圧が一定時
間保持されてから初めて電磁弁を作動せしめる出力信号
が出力されるからである。
第6図は従来の弁作動機構と本発明の弁作動機構にコン
プレッサから圧縮空気を送った場合の圧力上昇状況を示
したものであり、曲線1,2.3は従来の弁作動機構に
おける圧力上昇状態を示し、曲線4,5は本発明におけ
る圧力上昇状態を示す。
これらの弁作動機構の試験状態を次頁の表に示す。
ここにおいて、従来の弁作動機構における各電磁弁は大
型の電磁弁でありコンプレッサから圧縮空気を前記弁駆
動シリンダーに送るものである。
これら従来の電磁弁には、その出力ボートに本発明にお
ける弁駆動シリンダーの代りとして内容積0.7ccの
容器を接続し各電磁弁を駆動した後の容器内の圧力変化
が曲線1,23によって示されている。これに対して本
発明の弁作動機構においては、前記第1及び第2電磁弁
として010E1の電磁弁を使用し空気作動シリンダー
63として110−4A2の空気作動弁を使用し、曲線
4はその印加電圧を5Vに設定し、直線5はその印加電
圧を20Vに設定した場合の状態を示す。これら両弁作
動機構における供給空気圧は約5kgf/Cイに設定さ
れる。
この実験データによれば、実験No、12においては圧
力上昇の開始時間は比較的早いが所定の圧力に達するま
で長い時間かかかり、一方電磁弁の有効断面積を大きく
した実験3の場合には圧力上昇の開始時間が遅いか所定
圧に達するまでの時間は短い。本発明における実験4に
おいては電磁弁への印加電圧が定tFs7ft圧5Vの
ように低い場合には圧力上昇の開始時間かや\遅く、し
かも圧力の上4速度も遅いが、実験5のように印加電圧
を20Vのように定格電圧の4倍も高くすると圧力上昇
の開始時間も早くかつ圧力上昇速度も極めて早い。
次に本発明の他の実施例について説明する。
第2図に示した弁作動信号発生回路31は必ずしもフリ
ップフロップ回路を使用する必要はなく、第4図に示す
ように(ド安定マルチバイブレータ50を使用してもよ
い。この単安定マルチバイブレータ50のA端子はアー
スされ、B端子には前記フィルター回路32を経た溶湯
感知センサー10からの検知信号aが人力される。一方
CE端子及びRE/CE端子は端子t5を介して電源に
接続されるとともにコンデンサー〇と可変抵抗rに接続
されており、この時定数回路51は検知信号aの入力と
同時に動作を開始し、所定時間だけ出力信号b1を出力
させ所定時間経過後に出力信号b1を元の状態に復帰さ
せる作用をする。(出力信号blの電圧レベルを自動的
にHレベルからLレベルに落す)。一方、RD端子には
コントロラ30からのコントロール信号Cが人力される
このコントロール信号Cによって前記単一安定マルチバ
ルブレータ50が待機状態となり、このとき検知信号a
が入力されると出力信号b1が出力される。この単安定
マルチバイブレータを使用すれば前記フリップフロップ
回路34におけるタイマー33か不要となり、特にリセ
ット信号dがなくても検知信号aが人力してがら所定時
間経過後に自動的に出力信号b1をリセットできる。更
にこれらの711ツブフロップ回路34及びtド安定マ
ルチバイブレータ50の代りにトリガー回路又はECC
LES−JORDEN回路等が使用されても、よい。
更に、空気作動弁63を作動させるための弁機溝は第1
図に示したものに限定されず、例えば第5図に示したよ
うな機構であってもよい。第1図における実施例におい
ては、空気作動弁63を開成状態にするために復帰用の
第2電磁弁62を設十ごいるか、この第2電磁弁62は
必ずしも必2pてなく、第1図における第2パイロット
部材03bを取除くとともに前記第2電磁弁62及び第
32パイロツト部材63bの代りに空気作動弁t)−3
に(U帰用のばね63sを設け、この復帰用のすね63
sにより弁作動信号発生回路31からの11動信号b2
の入力後、所定時間経過して電磁弁61がスプリング6
1sによって復帰したときに空気作動弁63を元の位置
に復帰させる。
なお第1図の実施例においてはガス抜き路6の中間に前
記溶湯感知センサー10を臨ませているか、この溶湯感
知センサー10の取付は位置は必ずしもガス抜き路6に
限定されずキャビティ5に対応する位置あるいはランナ
ー13に対応する位置に取付けて適宜遅延回路を介して
前記作動信号発生回路に入力するようにしてタイミング
を合せて前記ガス抜き弁9を動作させるようにすること
も可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明においては、定格電圧の数
倍の電圧を短時間たけ出力できるよう回路構成した弁作
動信号発生回路31を用いて高速で電磁弁61の弁切換
えを行なうようにするので、空気作動弁63から大容量
の圧縮空気を短時間に弁駆動シリンダー25内へ送給で
きる。これにより溶湯を検知してからのガス抜き弁9の
閉弁までの時間を短縮でき、ガス抜き装置内に射出溶湯
か流れ込む等の問題がなくなる。また、既知の電磁弁6
1,62、空気作動弁63等を用いて弁作動機構を構成
することにより初期の目的を達成できると共に装置を安
価に提供することかできるたけ口なく、弁作動信号発生
回路31を射出成形機の制御回路と接続することにより
、射出成形時のター(ミンクに閉弁動作のタイミングを
正確に一致さけろことかでき、キャビティ5や鋳込みス
リーブト4内のガス抜きを確実ならしめることができる
という効宋を奏する。
25・・・弁駆動シリンダー 31 弁作動信号発生回
路、61.62・・・電磁弁、63・・空気作動弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、溶湯感知センサーにてガス抜き路に流入する射出溶
    湯を検知し、その検知信号によってガス抜き弁を駆動さ
    せる弁駆動機構を作動させ圧縮空気をガス抜き弁に送給
    して閉弁動作させ、該ガス抜き弁が閉弁動作完了する前
    にキャビティ内のガスを金型外へ排出するようにした射
    出成形機におけるガス抜き装置の弁駆動装置であって、
    前記弁駆動機構は、前記溶湯ガス抜き感知センサーに接
    続され、溶湯感知センサーによる溶湯の検知信号により
    、瞬時に動作し、短時間に高電圧の信号を出力する弁作
    動信号発生回路と、前記弁作動信号発生回路からの高電
    圧の弁作動信号により作動して小容量の圧縮空気の送給
    を切換える電磁弁と、前記電磁弁に接続され前記電磁弁
    の作動により送給される圧縮空気により動作し大容量の
    圧縮空気の送給を切換える空気作動弁とからなることを
    特徴とする射出成形機におけるガス抜き装置の弁駆動装
    置。 2、前記弁作動信号発生回路は、溶湯感知センサーから
    の検知信号のノイズを除去するためのフィルター回路と
    、このフィルタ回路を経た検知信号の立上りを検知して
    瞬時に出力信号を出力する電子回路と、この出力信号に
    応じて高電圧の弁作動信号を出力する駆動回路からなる
    ことを特徴とする請求項1記載の射出成形機におけるガ
    ス抜き装置の弁駆動装置。 3、前記電子回路は、フリップフロップ回路又は単安定
    マルチバルブレータ回路であることを特徴とする請求項
    2記載の射出成形機におけるガス抜き装置の弁駆動装置
    。 4、前記弁駆動機構は、前記弁作動信号発生回路からの
    高電圧の弁作動信号により作動する第1の電磁弁に加え
    て、もう1つの第2の電磁弁を有し、前記第1の電磁弁
    は小容量の圧縮空気を前記空気作動弁に送ってそれをガ
    ス抜き弁が閉じるように切換動作せしめ、前記第2の電
    磁弁は射出終了後に小容量の圧縮空気を前記空気作動弁
    に送ってそれをガス抜き弁が開くように復帰動作せしめ
    ることを特徴とする請求項1記載の射出成形機における
    ガス抜き装置の弁駆動装置。 5、前記空気作動弁は、前記電磁弁の動作により送られ
    た圧縮空気により切換り、大容量の圧縮空気をガス抜き
    弁に送給してそれを閉じた後、元の位置に復帰すること
    ができるように戻しばねを有していることを特徴とする
    請求項1記載の射出成形機におけるガス抜き装置の弁駆
    動装置。 6、溶湯感知センサーにてガス抜き路に流入する射出溶
    湯を検知し、その検知信号によってガス抜き弁を駆動さ
    せる弁駆動機構を作動させて圧縮空気によりガス抜き弁
    を閉弁動作させ、該ガス抜き弁が閉弁動作完了する前に
    キャビティ内のガスを金型外へ排出するようにした射出
    成形機におけるガス抜き装置の弁駆動方法において、前
    記溶湯感知センサーからの溶湯検知信号に応じて弁作動
    信号発生回路により定格電圧よりも数倍高い電圧を短時
    間出力させ、この出力信号により小容量の圧縮空気の送
    給が可能な電磁弁を高速で作動させて大容量の圧縮空気
    の送給可能な空気作動弁の弁切換えを行い、短時間に大
    容量の圧縮空気を弁駆動シリンダーへ送給し、溶湯を検
    知してから閉弁までの時間を短縮するようにしたことを
    特徴とする射出成形機におけるガス抜き装置の弁駆動方
    法。
JP1090578A 1988-06-24 1989-04-12 射出成形機におけるガス抜き装置の弁駆動方法及びその装置 Granted JPH0284239A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1090578A JPH0284239A (ja) 1988-06-24 1989-04-12 射出成形機におけるガス抜き装置の弁駆動方法及びその装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63-157511 1988-06-24
JP15751188 1988-06-24
JP1090578A JPH0284239A (ja) 1988-06-24 1989-04-12 射出成形機におけるガス抜き装置の弁駆動方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0284239A true JPH0284239A (ja) 1990-03-26
JPH035901B2 JPH035901B2 (ja) 1991-01-28

Family

ID=26432042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1090578A Granted JPH0284239A (ja) 1988-06-24 1989-04-12 射出成形機におけるガス抜き装置の弁駆動方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0284239A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5361826A (en) * 1992-03-13 1994-11-08 Ryobi Ltd. Laminar flow injection molding apparatus and laminar flow injection molding method
JP2002096152A (ja) * 2000-09-19 2002-04-02 Aisin Seiki Co Ltd 溶湯の検知方法
US6923243B2 (en) 2003-05-16 2005-08-02 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Electromagnetic drive-type die casting decompression valve, drive method for such a valve, and a die casting unit
JP2011131265A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Hitachi Metals Ltd 真空ダイカスト装置および真空ダイカスト方法
JP2011206837A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Die Engineering:Kk 金型のガス抜き装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5361826A (en) * 1992-03-13 1994-11-08 Ryobi Ltd. Laminar flow injection molding apparatus and laminar flow injection molding method
JP2002096152A (ja) * 2000-09-19 2002-04-02 Aisin Seiki Co Ltd 溶湯の検知方法
US6923243B2 (en) 2003-05-16 2005-08-02 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Electromagnetic drive-type die casting decompression valve, drive method for such a valve, and a die casting unit
JP2011131265A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Hitachi Metals Ltd 真空ダイカスト装置および真空ダイカスト方法
JP2011206837A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Die Engineering:Kk 金型のガス抜き装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH035901B2 (ja) 1991-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08191012A (ja) 駆動回路
JP2010057642A (ja) 硝子体手術装置
US4610831A (en) Method of controlling cylinder speed in injection molding apparatus
JP2001087303A (ja) 眼科手術装置
JPH08257736A (ja) ダイカストマシンの射出制御方法および装置
JP2011131225A (ja) ダイカストマシンの射出装置および射出制御方法
JP2008105055A (ja) ダイカストマシン及びダイカスト鋳造法
JPH0284239A (ja) 射出成形機におけるガス抜き装置の弁駆動方法及びその装置
JP3247319B2 (ja) 直圧式型締装置における型締圧力の制御方法および制御装置
JP4184152B2 (ja) ダイカスト装置および鋳造方法
CN109027383B (zh) 用于操控电磁阀的方法
US6183682B1 (en) Method for preventing occurrence of impact pressure in injection molding machine
JP4459756B2 (ja) 電動射出成形機の可塑化移動装置
JP2645383B2 (ja) 金型ガス抜き装置の動作確認方法及びその装置
JPH084907B2 (ja) 射出成形機におけるガス抜き装置の鋳放り除去方法及び鋳放り除去装置
JPS626751A (ja) 真空ダイカストにおける排気弁の清掃装置
JP2516692Y2 (ja) 射出成形機におけるガス抜き装置の鋳放り除去装置
JPH034430Y2 (ja)
JP2005053107A (ja) 成形金型における吸排気装置
JP2000084970A (ja) 長尺軸状部品の成形方法及び成形用金型
JPH0740027A (ja) ダイカストにおける型内減圧制御方法
JPH0338443B2 (ja)
JPH08141879A (ja) 給油装置
JP2009061458A (ja) ダイカストマシン及びダイカスト鋳造方法
JPH04123857A (ja) 金型ガス抜き装置の動作制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090128

Year of fee payment: 18

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090128

Year of fee payment: 18

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100128

Year of fee payment: 19

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100128

Year of fee payment: 19