JPH0283003A - 水面上に浮遊する泡の消去方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、下水等の流水路や貯水槽において水面上に
浮遊する泡を消去するための方法に関するものである。

〔従来の技術〕

近年、産業の集中および大規模化による産業廃水の増大
や、人口の都市への集中化による生活廃水の増大により
、これら産業廃水、生活廃水等の下水を処理するための
設備が、都市の近傍に建設されている。

このような下水処理設備には、多くの流水路や貯水槽が
設置されており、これらの流水路や貯水槽には、日夜下
水が流れまたは貯水されている。

〔発明が解決しようとする課題］ 最近、下水の水質汚濁が急速に進んできたため、流水路
や貯水槽の水面上に多くの泡が発生し浮遊するようにな
ってきた。その結果、これらの泡が風によって飛散し、
周囲の環境を汚染する公害問題を招いていた。

このような泡の飛散を防止するためには、流水路や貯水
槽の上面を蓋で覆えばよいが、そのためには莫大な費用
が必要となる。

従って、この発明の目的は、下水等の流水路や貯水槽に
おいて、水面上に浮遊する泡を、僅かな設備費で確実に
消去し、泡の飛散による環境汚染を防止することができ
る方法を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

この発明は、流水路または貯水槽の水面付近に、浮体か
らなる上部ローラと、前記上部ローラの下部に前記上部
ローラと近接する浮体からなる下部ローラとを、前記上
部ローラと前記下部ローラとの近接部がほぼ水面に位置
するように浮設し、前記上部ローラおよび前記下部ロー
ラを一定方向に回転させて、前記上部ローラと前記下部
ローラとの間に水面上の泡をかき込んでこれを押し潰し
、かくして泡を消去することに特徴を有するものである
。

次に、この発明を、図面を参照しながら説明する。第１
図は、この発明の方法の一実施態様を示す流水路の概略
平面図、第２図は、その概略側面図である。図面に示す
ように、下水等の流水路１の途中には、その幅とほぼ同
じ長さの幅を有する上部ローラ２と、上部ローラ２の下
部に、上部ローラ２と近接する、上部ローラ２よりも小
径の２つの下部ローラ３が、浮設されている。

上部ローラ２および下部ローラ３の各々は、内部が空洞
の浮体からなっており、上部ローラ２の両側端に設けら
れた軸２ａは、流水路１の側壁内面に設けられた縦溝４
に嵌挿され、そして、下部ローラ３の両側端に設けられ
た軸３ａは、同じく流水路ｌの側壁内面に設けられた縦
溝５に嵌挿されている。

このような上部ローラ２および下部ローラ３の各々は、
両者の近接部が流水路１を流れる下水６の水面６ａに位
置するように、その浮力を調節しである。従って、上部
ローラ２および下部ローラ３は、水面６ａの位置に追随
して、両者の近接部が水面６ａに位置するように、縦溝
４および５に案内されて上下動する。

上部ローラ２および下部ローラ３は、各々内蔵されてい
る駆動機構により、矢印に示す方向に一定速度で回転す
る。

〔作　用〕

流水路１を流れる下水６の水面上の泡７は、定方向に回
転する上部ローラ２と下部ローラ３との間にかき込まれ
、上部ローラ２と下部ローラ３とによって押し潰される
。従って、上部ローラ２および下部ローラ３の出側にお
ける下水６の水面上には、泡６が確実に消去されている
。

〔発明の効果］ 以上述べたように、この発明によれば、下水等の流水路
や貯水槽において、水面上に浮遊する泡を、僅かな設備
費で簡単且つ確実に消去することができ、泡の飛散によ
る環境汚染を防止し得る工業上有用な効果がもたらされ
る。

■・・・流水都、 ３・・・下部ローラ、 ６・・・下水、 ７・・・泡。

２・・・上部ローラ、 ５・・・縦溝、 ６ａ・・・水面、

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　流水路または貯水槽の水面付近に、浮体からなる上
   部ローラと、前記上部ローラの下部に前記上部ローラと
   近接する浮体からなる下部ローラとを、前記上部ローラ
   と前記下部ローラとの近接部がほぼ水面に位置するよう
   に浮設し、前記上部ローラおよび前記下部ローラを一定
   方向に回転させて、前記上部ローラと前記下部ローラと
   の間に水面上の泡をかき込んでこれを押し潰し、かくし
   て泡を消去することを特徴とする、水面上に浮遊する泡
   の消去方法。