JPH028257Y2 - - Google Patents

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JPH028257Y2
JPH028257Y2 JP1984185986U JP18598684U JPH028257Y2 JP H028257 Y2 JPH028257 Y2 JP H028257Y2 JP 1984185986 U JP1984185986 U JP 1984185986U JP 18598684 U JP18598684 U JP 18598684U JP H028257 Y2 JPH028257 Y2 JP H028257Y2
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temple
opening
spring
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female
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JP1984185986U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、眼鏡枠用テンプル開閉構造の改良に
関する。
〔従来の技術〕
従来の眼鏡用テンプル開閉構造は、枠フロント
の端部に取りつけられた蝶番雌駒とテンプル端部
に取りつけられた蝶番雄駒を嵌合し、各駒に設け
られたネジ穴を介してネジにて両駒を締め付け、
この時の締め付け力によつて生じる雌雄両駒間の
摺動抵抗を利用して適度な開閉抵抗を得ていた。
その他に上記蝶番に加えて、緩衝装置として圧
縮コイルバネを内蔵するスライド機構付きのテン
プル開閉構造も多用されていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来の一般的なテンプル開閉構造によれ
ば、使用中の蝶番のネジのゆるみや雌雄両駒摺動
面の摩耗、損傷等によるテンプルの雌雄駒間の摺
動抵抗の経時的な低下が避けられず、特に、ネジ
の緩みによる摺動抵抗の低下は極めて顕著であ
る。このような摺動抵抗の低下は蝶番の噛み合わ
せに狂いを生じさせ、例えば、左右テンプルの開
きの相違を生じさせ、左右レンズの装用距離の偏
りを招いたり、左右テンプルの角度が違つたりし
て、眼鏡がずり落ち易くなつたりするだけでな
く、光学的に角膜頂点間距離の変化、像の大き
さ、視野の変化、非点・歪曲収差の変化をもたら
し、矯正効果を減じさせ、良好な装用感を望めな
くする。例えば、片側テンプルの角度が2゜変化し
た場合、蝶番から耳介頂点までのテンプルの長さ
を110mmとすれば、耳介頂点までの左右テンプル
の高低差は約4mmとなり、大きく矯正効果に変化
を来す(例えば、近代めがね1983年近代光学出版
社「フイツテイングの理論と実技」清水巧著参
照)。このため装用者は自ら眼鏡枠の保守を強い
られることになる。又、緩みを無くするためにネ
ジの締め付けを行ううちに不適性な締め付けトル
クで締め付けて摺動面の摩耗を促進し、ネジ山の
損傷を招くことも多い。又、ネジによる締め付け
で微妙な摺動抵抗を得るために雌雄各駒の加工寸
法精度、加工面精度を高くする必要があるため、
加工及び管理コストが高くなる等の欠点があつ
た。
一方従来多用されている緩衝装置を有するテン
プル開閉構造では、構造上部品点数の増加が避け
られないために、眼鏡枠の重量増が大型化やコス
ト増も避けられず、更に高い加工精度を要求され
る箇所も多い等製造上の不都合が大きい。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、蝶番とバネとからなる連結部材を有
する眼鏡枠のテンプル開閉構造において、フロン
トの端部及びテンプル端部に設けられた蝶番雄駒
と蝶番雌駒の夫々の側面に前記バネの端面を支持
するための支持穴を形成して、テンプルの或る臨
界角度以上の開き角度においてはテンプルの開き
が、該臨界角度以下の開き角度においてはテンプ
ルの閉じが自動的に起こるようにバネを前記雌雄
両駒の前記支持穴に装着したことを特徴とする眼
鏡枠用テンプル開閉構造に関するものである。
〔作用〕
本考案のテンプル開閉構造は、ネジによる締め
つけが不要で、眼鏡装用時にバネにより常に一定
の開度にテンプルが保持され、左右のテンプルの
開度の経時変化がない。
以下図面の実施例を示した本考案を説明する。
〔実施例〕
第1図は、本考案のテンプル開閉構造の一例を
示す側面図であり、テンプルの開状態を示したも
のである。図において、1は眼鏡枠フロント端部
の蝶番雌駒、2はテンプル端部の蝶番雄駒であ
り、夫々枠フロント端部内側、テンプル端部内側
に鑞付けされている。両駒には夫々ピン挿入用の
貫通孔11,21が設けてある。貫通孔11と2
1は重ねられて貫通孔を形成し、そこにピン3が
嵌入され、両駒はピン3を軸として回動して小さ
な開き角度になり得る。
4はバネであり、本考案において特徴的なもの
である。バネ4は両駒に設けられた支持穴(窪
み)12と22とに装着されている。
第2図は、テンプルを内側に回動させて、バネ
4の支点13と23を結ぶ直線がピンの中心点C
を通る臨界角度にある状態を示したものである。
テンプルが第2図の角度より少しでも広い角度
に開かれるとテンプルはバネ4の力により矢印開
の方向に自動的に第1図の状態になるまで開く。
又、第2図の状態の臨界角度よりも少しでも内側
の小角度になるように押されるとテンプルは矢印
閉の方向に自動的に閉じるようになる。
第3図は、第1図に示した蝶番構造の斜視図で
あり、ピンとバネは外して別に示してある。
第4図A,B,Cは、ピン挿入用貫通孔を長孔
とした例を示した図である。テンプル端部の雄駒
のピン挿入用貫通孔は中心の異なる二つの孔が適
当な曲線でつながつた長孔となつており、眼鏡装
用時には、B図のように中心Cにピンの中心があ
るが、テンプルに強い開き力が加わつた時は、C
図のように中心Cにピンの中心が移り、テンプル
が装用時より以上に開の状態になり得るので、外
部からの強い開き力をも緩衝してテンプルの損傷
を防止することが出来る。
バネの材質は、バネとしての機能を有する限り
特に限定されないが、ステンレス鋼、熱硬化性樹
脂、熱可塑性樹脂、又は、ガラス繊維や炭素繊維
で強化された両樹脂等が挙げられる。
回動軸のピンの形状、材質は、ピンとしての機
能を果たす限りにおいて特に限定されない。
又、枠のフロント、テンプル、雌雄の駒の材
質、形状は、本発明に特有のものでなく、特に限
定されず、従来のもので充分である。
又、回動軸としては、従来のようにネジを用い
ることも可能であるが、ネジのないピン、従つて
ネジのない雌雄駒で充分であるのが、本考案の特
徴の一つである。
〔考案の効果〕
本考案のテンプル開閉構造は、ネジ及びネジの
締め付けによる調整が不要で、ピンとバネを用い
るだけで、常に一定の開角度のテンプルで眼鏡の
装用が可能でテンプルの開度の経時変化がなく、
正しい視力の矯正に支障を来さない。又、雌雄各
駒の加工寸法精度、加工面精度に気を使う必要が
無くなり、かつ、蝶番構造の損傷が少ない。又、
テンプルを畳んでケースに収納する時も常に自動
的に正しく畳まれ、収納に神径を使う必要がなく
なる。
更に特に、ピン挿入用貫通孔と長孔とした場合
は、テンプルに対する外部からの衝撃を緩和して
一層の破損防止効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の開状態のテンプル開閉構造
を示した側面図、第2図はテンプルを臨界角度の
開状態にした時の側面図、第3図は第1図のテン
プル開閉構造の斜視図でピンとバネを離して別に
示したものである。第4図A,B,Cは蝶番の駒
のピン挿入用貫通孔が長孔である場合を示す側面
図である。 1……蝶番の雌駒(フロント端部の)、2……
蝶番の雄駒(テンプル端部の)、11……雌駒1
の貫通孔、21……雄駒2の貫通孔、12……雌
駒1の板バネ支持穴、22……雄駒2の板バネ支
持穴、13……雌駒1の板バネ支持点、23……
雄駒2の板バネ支持点、3……ピン(蝶番回動
軸)、4……バネ、C,C,C……軸の中心。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蝶番とバネとからなる連結部材を有する眼鏡枠
    のテンプル開閉構造において、フロントの端部及
    びテンプル端部に設けられた蝶番雄駒と蝶番雌駒
    の夫々の側面に前記バネの端面を支持するための
    支持穴を形成して、テンプルの或る臨界角度以上
    の開き角度においてはテンプルの開きが、該臨界
    角度以下の開き角度においてはテンプルの閉じが
    自動的に起こるようにバネを前記雌雄両駒の前記
    支持穴に装着したことを特徴とする眼鏡枠用テン
    プル開閉構造。
JP1984185986U 1984-12-07 1984-12-07 Expired JPH028257Y2 (ja)

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JP1984185986U JPH028257Y2 (ja) 1984-12-07 1984-12-07

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JP1984185986U JPH028257Y2 (ja) 1984-12-07 1984-12-07

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Publication Number Publication Date
JPS61101716U JPS61101716U (ja) 1986-06-28
JPH028257Y2 true JPH028257Y2 (ja) 1990-02-27

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JPS5078338A (ja) * 1973-10-04 1975-06-26

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