JPH02817Y2 - - Google Patents

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JPH02817Y2
JPH02817Y2 JP10511880U JP10511880U JPH02817Y2 JP H02817 Y2 JPH02817 Y2 JP H02817Y2 JP 10511880 U JP10511880 U JP 10511880U JP 10511880 U JP10511880 U JP 10511880U JP H02817 Y2 JPH02817 Y2 JP H02817Y2
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gasket
surface pressure
insulator tube
spring
flange
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JP10511880U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は絶縁媒体を封入したブツシングのガス
ケツト構造の改良に関するものである。
従来のセンタークランプ方式のブツシングは、
例えば第1図に示すようにがい管1の中心部に位
置させた導体2を引張部材に利用し、頭部に強力
な圧縮ばね5を配して、このばねの反力でがい管
1をフランジ3、ガスケツト4を介して押しつけ
て構成したものが一般的であり、そのがい管端面
のガスケツト構造としては、第2図,第3図に示
すものがよく知られ、実施されている。
すなわち第2図に示すものは、がい管端面の外
周側に硬質のクツシヨン6を設け、内周側には柔
かいガスケツト7を並設して構成したものであつ
て、外周側に設けた硬質のクツシヨン6によりば
ねの反力のほとんどを負担させるようにしてい
る。このときガスケツトのたわみ代は、 たわみ代≒ガスケツト原厚−クツシヨン厚 により定まる。
また第3図のものは、フランジ3の端面にガス
ケツト溝8を設けてガスケツトの横方向への移動
を防止するようにした点が第2図の実施例と異な
る以外は第2図と同様に構成したものである。
ガスケツトのたわみ代は、ガスケツトの本来の
目的であるシール性能を発揮するに足るガスケツ
ト面圧を、ガスケツトのばね性による反力により
得るとともに、ガスケツトを長期間圧縮変形させ
て使用することによるクリープ(応力緩和)現象
を極力抑制して面圧の低下を抑える上で極めて重
要であり、通常ガスケツト原厚の30%前後が選択
される。
しかしながら、このようなガスケツト構造にお
いてガスケツト原厚およびクツシヨン厚には製作
上のばらつきを伴い、このためたわみ代のばらつ
きを防止するこは困難である。またガスケツト自
体の「たわみ−面圧特性」も第4図に示す通り、
ばらつきの大きいものである。このため、組立て
られたガスケツトの面圧が実質的にやや不確定と
なる。
また極力抑制されてはいるものの、このような
セルフ・シールタイプのガスケツトは第5図に例
示する通り、荷重時間とともに厚さが減少し面圧
が低下するクリープ現象を生ずる。
したがつて、従来のガスケツト構造によつて
は、ガスケツトの面圧が当初より不確定であるば
かりか、クリープ現象により次第に低下してゆく
ため、ガスケツト本来の目的であるシール性能が
低下するという欠点があつた。
また、がい管1端面の面圧分布は、ばねの反力
のほとんどを負担する硬質のクツシヨン6に対応
する面では面圧が非常に高くなり、柔かいガスケ
ツト7に対応する面では、ガスケツト7のたわみ
代に応じた低い値となる。このためがい管の端面
の面圧分布は著しいアンバランスを生じ有害なせ
ん断荷重を生じる。また、がい管端面における硬
質のクツシヨン6に対応する面積は部分的となる
こともあつてばね反力を大きくした場合には、が
い管がせん断荷重や高面圧により破壊を生ずる恐
れがある。このためセンタークランプブツシング
の外力に対する強度を保障するものであるばね反
力に大巾な制限を受けることになる。したがつて
従来のガスケツト構造において外力に対する充分
な強度を保障するに足るばね反力を加えることが
できないという欠点があつた。
本考案は前記のような従来のものにみられる欠
点を解決するためになされたもので、中心導体を
利用してがい管に圧縮力を加えて機械的強度を得
るセンタークランプ方式のブツシングにおいて、
がい管の端面とこれに対応するフランジの間にガ
スケツト溝を設け、前記ガスケツト溝の容積より
大きな体積をもつたガスケツトを前記がい管の端
面とフランジとの間に設けたガスケツト溝に嵌装
し、ガスケツトにかかる面圧によりその端部には
み出し部が形成されるよう構成したことを特徴と
するブツシングである。
その構成を一実施例を示す第6図A,Bに基づ
いて、さらに詳しく説明する。なお第6図A,B
以外の構成は第1図と同様であるので説明を省略
する。
第6図A,Bは、この考案の実施例を示すブツ
シングのガスケツト構造であり、ガスケツト9は
第6図Aに示すようにフランジ3に設けられたガ
スケツト溝8の中に一部表面が露出するようには
め込まれ、このガスケツト9を介してフランジ3
とがい管1とはがい管にかかるバネ圧により、一
体に固定されている。
ガスケツト9の体積とガスケツト溝8の容積と
の関係は、フランジ3の上面とがい管1のギヤツ
プが0.6〜2.0mm内に収まるよう選択する。このと
きばね反力により圧縮されたガスケツト9はガス
ケツト溝8を充満し、さらにフランジ3の上面と
がい管1の間に表面はみ出し部9aが若干露出し
てがい管1を緩撃支持する。このとき露出部分の
側面反力はほとんど零のため、従来の硬,軟並設
してなるガスケツト構造に見られるような側端部
での応力集中が生じることなく、また合成ゴムな
どを使用し、一様に密封しているので均一な面圧
分布を与える。
このようなガスケツト構造では、ガスケツトの
面圧は比較的広いレンジで採ることができるが、
ブツシングとしての所要密封特性よりその下限値
を5Kg/cm2以上とする。また、上限値はがい管の
耐力およびガスケツトの露出部分の耐力により
500Kg/cm2以下に制限される。ガスケツトの面圧
はガスケツトの巾を変更することにより実用範囲
内で自由に調整することができる。
このように構成されたものにおいては、従来の
構造とは異なり、ガスケツト面に直接ばねの反力
が加わるため、ガスケツト面圧はばねの反力によ
つて一義的に定まりガスケツトの特性および寸法
のばらつきには全く影響を受けない。
また、ガスケツトの体積をガスケツト溝の容積
よりも大きく形成し、ガスケツトがガスケツト溝
にほぼ密閉されるためクリープ現象が生じ難く、
たとえ若干のクリープが生じても従来構造のよう
にガスケツト自身の弾性により面圧を得るセルフ
シールタイプではなく、本考案ではたわみ代の大
きいばねの反力により面圧を得ているので面圧低
下の恐れがくないばかりか、ガスケツトががい管
端面のほぼ全面に当たつており、しかもガスケツ
トの面圧も均一に分布しているので、有害なせん
断荷重や局部的な荷重集中が生じない。このため
極めて簡単な構造にもかかわらず高いばね反力が
採用でき、外力に対して充分な強度をもつたセン
タークランプ方式のブツシングを提供することが
できるなど多くの利点を有する。
なお、本考案の効果を列挙すると次の通りであ
る。
(1) ガスケツト9の体積をガスケツト溝8の体積
より大きくして、第6図Aに示すようにガスケ
ツト溝を充満してはみ出す大きさとし、がい管
1とフランジ3との間にはみ出させて弾性緩衝
したギヤツプを生じさせることによつて、ガス
ケツト全体の均一な弾性力によつてがい管を緩
衝支持できる。
(2) 本考案ではガスケツト溝8にガスケツト9を
充満して嵌め込み、ガスケツトの体積がフラン
ジ面に設けたガスケツト溝8の容積よりも大き
くし、嵌め込み後ばね5の圧縮によりはみ出し
部9aをはみ出させるため、製作上の誤差およ
びガスケツト弾性率のばらつきによるガスケツ
ト面圧の変動がない。
(3) ガスケツト全面にセンタークランプが加わる
ため、クリープによる面圧低下がなく、特には
み出し部9aに局部的な荷重の集中がない。
以上、本考案のブツシングは従来のセンターク
ランプ方式のブツシングが持つていた欠点をこと
ごとく一掃したものとして、実用的価値きわめて
大であり本考案は産業上の発展に寄与する。
【図面の簡単な説明】
第1図はセンタークランプ方式のブツシングの
概念図、第2図および第3図は従来のセンターク
ランプ方式のブツシングのがい管端面のガスケツ
ト構造を示す一部断面図、第4図は荷重時間とガ
スケツト厚の関係を示すガスケツトのクリープ特
性図、第5図はガスケツトのたわみ−面圧特性
図、第6図A,Bは本考案に使用するガスケツト
構造の一部断面図である。 1……がい管、2……中心導体、3……フラン
ジ、4……膨脹室、5……ばね、6……クツシヨ
ン、7,9……ガスケツト、8……ガスケツト
溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中心導体2を利用してがい管1に圧縮力を加
    え、機械的強度を得るセンタークランプ方式のブ
    ツシングにおいて、がい管1の端面とこれに対応
    するフランジ3の間にガスケツト溝8を設け、前
    記ガスケツト溝8の容積より大きな体積をもつた
    ガスケツト9を前記がい管1の端面とフランジ3
    との間に設けたガスケツト溝8に嵌装し、ガスケ
    ツトにかかる面圧によりその端部にはみ出し部9
    aが形成されるよう構成したことを特徴とするブ
    ツシング。
JP10511880U 1980-07-26 1980-07-26 Expired JPH02817Y2 (ja)

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JP10511880U JPH02817Y2 (ja) 1980-07-26 1980-07-26

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JP10511880U JPH02817Y2 (ja) 1980-07-26 1980-07-26

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JPS5729020U JPS5729020U (ja) 1982-02-16
JPH02817Y2 true JPH02817Y2 (ja) 1990-01-10

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