JPH0281636A - ドットプリンタの印字ヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、ドツトプリンタの印字ヘッドに関、する。

［従来の技Ｗｉｌ ドツトプリンタの印字ヘッドは電磁石の駆動コイルに通
電し、磁束を発生させ、可動片を吸引することにより印
字を行う。このとき、駆動コイル通電時に発生するジュ
ール損、磁束の発生消滅に伴い磁気回路部材に発生する
渦電流損により通電した電流の大半は熱に変換され、磁
気回路部材の温度が上昇する。長時間の印字、または高
密度の印字をすると磁気回路部材は高温となり、印字不
良、磁気回路部材の焼損等に至るため、適当な放熱器に
より放熱しなければならない。この点においては直接吸
引タイプ、バネチャージタイプの印字ヘッドによらず同
一の問題である。従来は、第６図に示すような、アルミ
ダイキャスト製、またはアルミ引き抜き製の放熱器６５
が用いられていた。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、アルミダイキャスト、アルミ引き抜き製の放熱
器は振動減衰が小さく、印字ワイヤの衝突に伴い発生す
る振動が放熱器に伝達され減衰せずに放熱器から音とし
て放射されるため、ヘッド騒音が大きいとい５問題を有
していた。また、アルミダイキャスト法、アルミ引き抜
き法では湯口りに限界があるため、放熱フィンを薄クシ
、放熱フィンの間を狭くして放熱面積を増やすには限界
があった。

そこで、本発明では従来のこのような問題点を解決する
ため、低騒音で放熱効率の良いドツトプリンタの印字ヘ
ッドを得ることを目的とする。

口課題を解決するための手段］ 上記問題点を解決するため、本発明のドツトプリンクの
印字ヘッドは （１１Ｍい金属板からなり放熱フィンを形成する放熱板
と該放熱板間に空隙を設けるために挿入する、金属板よ
りなる挿入板を積層して形成した放熱器を備えたこと、 （２）　　放熱板、及び挿入板よりなる放熱器の一部を
磁気回路部材に嵌入したこと、 （３）　　放熱板の一部に複数個の孔を設けたことを特
徴とする。

［作用］ 上記のようにｈｌり成されたドツトプリンタの印字ヘッ
ドに於いては、印字ワイヤの衝突に伴い発生する振動が
放熱器に伝達しても、積層された板の間で振動のズレが
生じ、振動のエネルギーが吸収されるため、振動減衰が
著しく、放熱器から放射される騒音は小さ（なる。

また、放熱器を磁気回路部材に嵌入することにより、磁
気回路部材で発生した熱が効率よく放熱器に伝わるため
、放熱効果がさらに向上する。

また、放熱板に複数個の孔を設けることにより、放熱板
が振動しても前記複数個の孔から空気が還流し、振動の
エネルギーが空気に伝達されにく（なるため、騒音の放
射が小さくなる。

［実施例コ 以下に本発明の実施例を図面にもとづいて説明する。第
１図は本発明の１実施例を示す印字ヘッドの斜視図、第
２図は第１図実施例の側面一部所面図である。第２図に
おいて、駆動コイル１に通電スると、コア２．フレーム
３．ヨーク４．可動片５のプランジャー６を磁気回路と
する磁束が発生し、可動片５が支点軸１７を中心にコア
２に吸引され、可動片５の一端に固着した印字ワイヤ７
が印字媒体８にインクリボン９を介して衝突し、ドツト
を形成する。ドツトを印字後、印字ワイヤ７はプラテン
１００反発力、及び復帰バネ１１の復帰力により反転し
、ダンパーゴム１２に衝突後、待機位置に戻る。

前述の印字動作に於いて、駆動コイル１０通電時にジュ
ール損による熱が発生する。また、前記磁気回路に磁束
が急速に発生、消滅するため、磁気回路部材内に渦電流
損による熱が発生する。しかし、磁気回路内に発生した
熱はフレーム３に当接する伝熱フレーム１５を伝わり、
放熱板１４ｆＺ１．及び挿入板１４ｂを交互に積層して
形成した放熱器１５から大気中に放熱され、磁気回路部
材の温度上昇を防ぐことができる。

第５図は第２図実施例の放熱板１・４α、及び挿入板１
４ｂの正面図である。放熱板１４αは０．３Ｉ厚のアル
ミ板、挿入板１４ｈは１聴厚のアルミ板をプレス加工し
て成形され、放熱器１５は放熱板１４ｂを７枚有する。

従来の同サイズのアルミダイキャストの放熱器では放熱
フィンが３枚から４枚が限界であるのと比較すると本実
施例の放熱器は放熱面積が約２倍あり、放熱効果も２倍
近く向上する。また、放熱板と挿入板の厚さは本実施例
に限定されず、さらに薄い金属板を用いれば、放熱面積
をより大きくすることが可能であり、コスト、組立性、
放熱性、冷［７アンの有無等を考慮して板厚、サイズを
選択することにより最適の放熱器を得ることが可能とな
る。ま、た、プレス成形することにより安価に供給でき
る。金属板の種類もアルミ板に限定されず、例えば、挿
入板をアルミ板、放熱板を銅板とすることにより熱伝導
率向上を図ることもでき、さらに、放熱器の占有できる
面積に合わせて、数種類の放熱板、挿入板を組み合わせ
ることにより、放熱効果をより上げることも可能となる
。

また、印字ワイヤ７の衝突により発生する振動は印字ヘ
ッド内を伝達し、印字ヘッド表面から騒音を発生する。

放熱器は表面積が広く、従来騒音の放射源になっている
が、放熱板１４α、挿入板１４ｂを振動が伝達するとき
に振動変位にズレが生じ、振動エネルギーを吸収するた
め振動減衰が著しく、騒音の放射も小さいものとなる。

第４図は本発明の別の一実施例を示す斜視図である。放
熱板２４α、挿入板２４ｂはフレーム５に嵌入可能にく
り抜かれており、放熱板２４α。

挿入板２４ｂが直接フレーム３に接触するため熱伝達性
がよく、磁気回路部材で発生した熱を効率よ（放熱する
ことができる。また、後面の放熱板で磁気回路部材を塞
ぐことＫより、磁気回路部材の放射騒音を遮蔽すること
が可能となり、放熱器の低騒音と共に磁気回路部材から
の騒音の放射を低減することも可能となる。放熱板２４
α、挿入板２４４の固定はネジ止め、リベット止め、カ
シメなどが可能で特に限定されない。また、熱伝導性樹
脂をフレーム３と放熱器２５０間に入れることにより熱
伝達がさらによ（なることは言うまでもない。

第５図は複数個の孔を開けた放熱板の一実施例の正面図
である。放熱板２４αに複数個の孔１６を開けることに
より、さらに放熱板からの放射６ＭＩ音を低減すること
ができる。放熱板２４αに複数個の孔１６を開けること
により、放熱板２４αが振動しても振動部近傍の空気は
孔１６から還流し、反対面側に動くため、近傍の空気は
振動部から圧力を受けに（（、よって、音圧が生じにく
くなるため騒音の放射も小さくなる。

［発明の効果コ 以上説明したように、放熱器を放熱板と挿入板を積層し
て形成することにより、放熱効果のよく低騒音のドツト
プリンタの印字ヘッドを得ることが可能となる。

また、放熱板と挿入板の一部をくり抜き、磁気回路部材
に嵌入することにより、熱伝達を向上することが可能と
なり、さらに放熱板に複数個の孔を開けることにより、
より低騒音の印字ヘッドを得ることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す一部断面斜視図、第２
図は第１図の実施例の側面一部所面図、第３図は第１図
実施例の放熱板、及び挿入板の正面図、第４図は放熱器
を磁気回路部材に嵌入した例を示す本発明の一実施例の
斜視図、第５図は放熱板の複数個の孔を設けた例を示す
放熱板の正面図、第６図は従来例を示す一部断面斜視図
。 ３・・・・・・・・・フレーム １４α、２４α・・・・・・放熱板 １４ｈ、２４ｂ・・・・・・挿入板

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）電磁石により可動片を動作し、可動片の一端に固
   着、または係合した印字ワイヤを印字媒体に衝突させ印
   字するドットプリンタの印字ヘッドに於いて、薄い金属
   板からなり放熱フィンを形成する放熱板と、該放熱板間
   に空隙を設けるために挿入する金属板よりなる挿入板を
   積層して形成した放熱器を備えたことを特徴とするドッ
   トプリンタの印字ヘッド。
2. （２）前記放熱板、及び前記挿入板よりなる放熱器の一
   部を磁気回路部材に嵌入したことを特徴とする請求項１
   記載のドットプリンタの印字ヘッド。
3. （３）前記放熱板に複数個の孔を設けたことを特徴とす
   る請求項１記載のドットプリンタの印字ヘッド。