JPH02814A - 自動焦点調節機能付きのカメラ - Google Patents

自動焦点調節機能付きのカメラ

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JPH02814A
JPH02814A JP3181889A JP3181889A JPH02814A JP H02814 A JPH02814 A JP H02814A JP 3181889 A JP3181889 A JP 3181889A JP 3181889 A JP3181889 A JP 3181889A JP H02814 A JPH02814 A JP H02814A
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focus
subject
lens
focus detection
defocus
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JP3181889A
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English (en)
Inventor
Tokuji Ishida
石田 徳治
Masataka Hamada
正隆 浜田
Jun Hasegawa
潤 長谷川
Kenji Ishibashi
賢司 石橋
Toshio Norita
寿夫 糊田
Hiroshi Otsuka
博司 大塚
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動焦点調節機能付きのカメラに関するもの
であり、API眼レフカメラに特に適するものである。
(従来の技術) 従来、自動焦点調節機能付きのカメラにおいて、前回と
今回のデフォーカス方向が同一であるときには、被写体
が動いていると判定し、被写体の速度に合わせてレンズ
を駆動する追随制御を行うことが提案されている(特開
昭62−125311号公報)、また、焦点検出用の補
助光発光装置を備える自動焦点調節機能付きのカメラに
おいて、補助発光時に焦点検出回数を制限することが提
案されている(特開昭60−52810号公報)。
(発明が解決しようとする問題点) 自動焦点調節機能付きのカメラは、基本的には、最初に
焦点が合ったところで焦点調節がロックされるワンショ
ットAFモードを装備している。このワンショットAF
モードを用いる場合には、焦点が合うまではシャッター
が切れないフォーカス優先レリーズモードが併用される
ことが多い、ところで、ワンショットAFモードでフォ
ーカス優先レリーズモードを用いている場合においても
、なお、被写体にピントが合わない場合がある。これは
、例えば被写体が遠近方向に動いている場合には、レリ
ーズするまでに被写体が合焦位置からずれるからである
そこで、上述の従来技術のように、複数回の焦点検出を
行い、被写体が動体(動的被写体)であると判定された
ときには、被写体の速度に合わせてレンズ駆動を行う追
随制御を行うことが提案されている。このとき、被写体
の輝度が低い場合には、焦点検出用の補助光を発光しな
がら、複数回の焦点検出を行うことになる。しかしなが
ら、補助光の発光には大きな消費電流を必要とするので
、長時間にわたって補助光発光が継続されることは好ま
しくない。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、補助光を用いた焦点検出により
被写体が動体か否かを判定可能な自動焦点調節機能付き
のカメラにおいて、長時間の補助光発光により消費電流
が徒らに増大することを防止することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明にあっては、上記の問題点を解決するために、第
1図に示すように、電池電源BTにより駆動されるカメ
ラであって、焦点を合わせるべき被写体に対するレンズ
の焦点状態を検出する焦点検出手段(1)と、少なくと
も焦点検出手段(1)の焦点検出結果に基づいてレンズ
を合焦位置に向けて駆動するレンズ駆動手段(2)と、
焦点検出用の補助光を発光する補助光発光手段(3)と
、補助光を用いた焦点検出手段(1)による複数回の焦
点検出結果に基づいて被写体が動体か否かを判定する動
体判定手段(4)と、被写体が動体と判定されたときに
、被写体の速度に合わせてレンズ駆動を行うようにレン
ズ駆動手段(2)を制御する追随制御手段(5)と、補
助光を用いた焦点検出回数が所定回数を越えるときには
追随制御手段(5)の動作を停止させる追随制御停止手
段(6)とを備えることを特徴とするものである。
ただし、第1図は本発明の構成をv4能的にブロック化
して示した説明図であり、後述の実施例においては、手
段(1)乃至(6)の全部又は一部をマイクロコンピュ
ータのプログラムによって実現している。
(作用) 以下、本発明の作用を第1図により説明する。
焦点検出手段(1)では、焦点を合わせるべき被写体に
対するレンズの焦点状態を検出する。レンズ駆動手段(
2)は、焦点検出手段(1)の焦点検出結果に基づいて
レンズを合焦位置に向けて駆動する。
被写体の輝度が低い場合には、焦点検出手段(1)によ
る焦点検出が困難となるので、補助光発光手段(3)に
より焦点検出用の補助光を発光し、被写体を照明する。
動体判定手段(4)は、補助光を用いた焦点検出手段(
1)による複数回の焦点検出結果に基づいて被写体が動
体か否かを判定する。被写体が動体であると判定されれ
ば、レンズ駆動手段(2)は、追随制御手段(5)の制
御下にて、被写体の速度に合わせてレンズ駆動を行う、
この場合、被写体の動きに追随するためには、常に補助
光を発光しながらレンズ駆動を続ける必要があるが、補
助光の発光やレンズ駆動には大きな消費電流を必要とす
るので、電池電源BTの消耗が激しくなる。そこで、本
発明では、補助光を用いた焦点検出回数が所定回数を越
える場合には、追随制御停止手段(6)によって、追随
制御を停止させるようにしている。
本発明のさらに詳細な構成及び動作については、以下に
述べる実施例の説明において一層明らかとされる。実施
例においては、第9図の#82.#83のステップによ
り、追随制御停止手段(6)を実現している。
(実施例) 第2図は本発明の一実施例に係るカメラのハードウェア
を示すブロック図である0図において、(21)はカメ
ラのAP制御用のマイクロコンピュータ(以下、マイコ
ンと称す)である、(22)はAF用のCODイメージ
センサであり、マイコン(21)より積分開始信号φI
ccを受信すると積分を開始し、積分終了後、各画素の
出力をA/D変換してマイコン(21)へ送信する。マ
イコン(21)はCCDイメージセンサ(22)より送
信される各画素の出力を基に演算を行い、被写体像の焦
点のずれ量(デフォーカス11)を算出する。マイコン
(21)は被写体のデフォーカス量を算出した後、これ
をゼロとするようにレンズの駆動を行う、ここで、レン
ズの駆動量とデフォーカス量の関係を示す変換係数には
レンズによって異なっているため、変換係数には各レン
ズ内に組み込まれたレンズ回路(25)に記憶されてい
る。マイコン(21)はレンズ回路(25)より変換係
数にの値を読み込み、算出されたデフォーカス量に変換
係数kを乗することにより、レンズ駆動に要するパルス
数を算出する。マイコン(21)はレンズ駆動用のAF
モータ制御部(23)に対し、算出されたパルス数を送
信し、AFモータ制御部(23)はレンズ駆動用のAF
モータ(24)に対し、マイコン(21)から送信され
たパルス数分の駆動を行わせる。
(26)は表示部であり、第3図に示される図形の表示
がなされる。第3図において、L E D (26A)
は合焦、合焦不能の表示を行う、すなわち、デフォーカ
ス量が算出され、レンズ駆動後、合焦していた場合には
、LED(26A)は緑色に点灯し、撮影者に合焦を告
知する。また、後述する理由によりデフォーカス量が算
出されなかった場合には、LED(26A)は赤色に点
滅し、撮影者に合焦不能を告知する。さらに、LED(
26B)及び(26C)は本実施例におけるカメラの撮
影モードの切り換えを示す表示である。被写体が静止し
ている場合には、合焦後熟点位置は固定され、フォーカ
スロックモードの撮影となり、LED(26B)が点灯
する。一方、被写体が動いている場合には、被写体の動
きを追随し、常に合焦状態を保つ追随モードの撮影とな
り、LED(26C)が点灯する。
第2図において、(Sl)はレリーズ釦(図示せず)が
第1ストロークまで押下されるとONになるスイッチで
ある。スイッチ(Sl)がONになると、後述の割り込
みボート(I NT 1 )による割り込み処理が実行
され、AP動作が行われる。また、(S2)は、レリー
ズ釦が第1ストロークよりも深い第2ストロークまで押
下されるとONになるスイッチである。スイッチ(S2
)がONになると、後述の割り込みボート(INT2)
による割り込み処理が実行され、レリーズ動作が実行さ
れる。この割り込みボート(INT2)による割り込み
はプログラムにより禁止される場合がある。そこで、ス
イッチ(S2)はマイコン(1)の入力ボート(IF5
)にも接続されており、割り込みボート(INT2)に
よる割り込みが禁止されている場合にもマイコン(21
)が入力ボート(IF5)をスキャンすることにより、
撮影者がレリーズ要求を行っているが否かを判定可能と
している。(S3)はミラーアップスイッチであり、こ
のスイッチは撮影レンズを通ってきた光を撮影者がファ
インダーにて観察できるようにカメラのボディ内に配置
されたミラー(図示せず)が、フィルム面への露光時に
上記撮影レンズを通ってきた光をフィルム面に到達させ
るべく、撮影光路から完全に退避した時にONになるス
イッチであり、撮影終了後のシャッター機1ll(図示
せず)のチャージにより、OFF状態にリセットされる
(27)は被写体の輝度が低い場合に被写体に照射する
赤外光(補助光)を発光するLEDであり、補助光制御
部(28)によって制御される。マイコン(21)は被
写体の輝度が低いと判断した時に、補助光制御部(28
)に対し、補助光の発光信号を出力すると共に、CCD
イメージセンサ(22)に対して積分開始信号φ1ct
2を出力し、積分が終了した時点で、補助光制御部(2
8)に対して出力していた補助光の発光信号を停止する
。これによってCCDイメージセンサ(22)は低輝度
時には補助光を用いてCOD積分を行う、(29)は後
述の動的被写体について焦点位置の変化速度を算出する
ためのタイマーであり、前述のスイッチ(Sl)のON
によるAFススタート時ゼロにクリアされ、その後、定
常的にタイマー値TMが増加し、APスタート以降の時
間をモニターすることが可能となっている0以上で、ハ
ードウェアについての説明を終了する。
続いて、本実施例のアルゴリズムについて説明する1本
実施例においては、静止被写体と動的被写体の判別を行
い、「フォーカスロックモード」と「追随モード」とい
う2つの撮影モードを自動的に切り換えるようにしてい
る。以下、各撮影モードについて概説する。
まず、撮影モードとして、「フォーカスロックモード」
を設定している場合は、被写体をファインダー内の所定
の場所(以下フォーカスフレームと称す)に把らえて、
このフォーカスフレームにおける被写体像のデフォーカ
ス量を求め、被写体像が合焦するようにレンズ駆動が行
われる。−最の撮影に際しては、撮影者が焦点を合わせ
ようとする被写体が、前記ファインダー内のフォーカス
フレームとは異なる場所に位置するようにフレーミング
したい場合も少なくない、このような場合には、まず、
撮影者は焦点を合わせようとする被写体をフォーカスフ
レーム内に位置するようにレンズの方向を振って、AF
動作を行わせた後、この焦点位置を変化させることなく
、フレーミングを行うことが必要となる。「フォーカス
ロックモードjは、このような場合に、合焦後の焦点位
置を変化させずにレリーズが行われるモードである。
本実施例においては、もう1つの撮影モードとして「追
随モード」を備えている。これは撮影者が撮影しようと
する被写体が動いている場合に対応する撮影モードであ
る。被写体が動いている場合には、フォーカスフレーム
上で検出される被写体のデフォーカス量は刻々と変化す
る。この変化がフィルム面における被写界深度内に収ま
る程度の小さなものであれば問題はないが、被写界深度
を越えるデフォーカス量変化があった場合には、刻々と
変化す、るデフォーカス量に応じて刻々と焦点位置を変
化させるべく被写体を追随する必要が生ずる0本実施例
においては、このように被写体が動く場合には「追随モ
ード」を設定し、刻々と変化する被写体像の結像位置を
常に追随し、常に合焦状態を保持するようにしている。
また「追随モード」では、撮影者がレリーズボタンを押
した場合に、レリーズボタンの押下タイミングから実際
にシャッター幕が走行してフィルム面上に露光されるタ
イミングまでのタイムラグ(時間遅れ)も考慮し、フィ
ルム面上に露光されるタイミングに被写体像が合焦して
いるようにデフォーカス量の予測を行い、レンズ駆動を
行う予測制御の手法も含まれている。この「追随モード
」を備えたことにより、被写体が動いている場合にも常
に合焦した写真が得られるものである。
以下、詳細なフローチャートにより詳説する。
レリーズ釦が第1ストロークまで押下され、スイッチ(
Sl)がONすると、第4図に示したAPスタートのフ
ローが実行される。以下の説明において、記号“#”は
プログラムのステップを意味するものとする。#1にお
いて、割り込みボート(I NT2)からの割り込みを
禁止することによって、レリーズ釦が第2ストロークま
で押下されて、レリーズ要求があってもレリーズルーチ
ンがコールされないようにしている。続いて、#2でマ
イコン(21)はデフォーカス量をレンズ駆動のための
パルス数に換算する際の変換係数(k>を、第2図に示
すレンズ回路(25)から入力する。続いて、#3で後
述の測距時刻をモニターするためのタイマー(29>を
リセットしている。さらに、#4にて焦点検出演算を行
う。
第11図には焦点検出演算のサブルーチンを示す、#1
08でタイマー値TMを読み込み、#109でメモリー
値TM’として後述のCCDI分の開始時刻をマイコン
(21)内のメモリに格納する。続いて、#110で低
輝度フラグの判定を行っている。被写体の輝度が低い場
合には、CCDイメージセンサ(22)に十分な光が照
射されないため、前述の補助光を被写体に照射するが、
その補助光照射の、必要性を低輝度フラグで判定する。
AFスタート直後は低輝度フラグはクリアされているの
で、#111の補助光発光はスキップされ、#112の
CCD積分を行う、CCDイメージセンサ(22)は、
焦点検出演算を行うための被写体の情報を得るためのイ
メージセンサであり、積分を行うことで各画素に被写体
の輝度情報が蓄積される。#113ではCCDイメージ
センサ(22)における各画素のデータをマイコン(2
1)に取り込むデータダンプ処理が行われる。以下、#
114〜#116の相関計算、補間計算、ピントずれピ
ッチ算出は、周知の焦点検出演算のフローを示したもの
である6以上の処理が#4の焦点検出演算サブルーチン
で行われる。
#4にて焦点検出演算を行った際、その結果の信頼性が
乏しかった場合には焦点検出不能となる。
#5でその判定を行う、もし、ここで焦点検出が不能で
あった場合は#501へ進み、そうでなかった場合は#
11へ進む、#501へ進んだ場合は、ここで低輝度か
否かのチエツクを行う、最初に焦点検出演算に先立ち、
CCD積分を行った場合には補助光を発光していないた
め、被写体輝度が低く、焦点検出が不能である場合があ
る。#501で低輝度と判定され、かつ、#6で低輝度
フラグがセットされていない場合は#7へ進み、低輝度
フラグをセットして#4へ戻り、今度は補助光を発光し
てCCD71分を行う、一方、#501で低輝度と判定
されなかった場合、あるいは#6で低輝度フラグがセッ
トされ、補助光を使用してCCD積分が行われていた場
合は、被写体像のコントラストが低いローコン状態であ
ると判定される。
この場合は#8へ進む、#8ではレンズ位置をスキャン
させながら焦点検出演算を繰り返すローコンスキャンを
過去に行ったかどうかの判定を行っているが、最初にこ
のルーチンへ入った場合は、#8にてNoと判定され、
#9でローコンスキャンを開始する。#8にて既にロー
コンスキャンを終了していた場合には、#10でローコ
ン表示を行い、撮影者に焦点検出が不能であることを告
知する。これは第3図に示すLED(26A)を赤色点
滅表示して行う。
#5で焦点検出が可能と判定された場合は#11へ進む
、#11では低輝度フラグの判定を行っている。補助光
を使用する場合と使用しない場合では前述のCCD積分
時間が異なるため、後述のようにデフォーカス量を繰り
返し算出する時のサンプリング周期T0を変える必要が
ある。このため、#12.#13で夫々のサンプリング
周期T0を設定している。#14では焦点検出演算の結
果からデフォーカス量を算出している。#15でこのデ
フォーカス量が合焦範囲内であるか否かを判定し、合焦
範囲内であれば#441以降のAPモード判定ルーチン
へ進み、デフォーカス量が合焦範囲外であれば#16以
降のフローへ進む0通常、AFススタート時はレンズの
位置は定まっていないため、合焦範囲内にある場合は少
なく、#16以降へ進む。
#16では、#14で算出したデフォーカス量と#2で
入力した変換係数によりレンズ駆動のためのパルス数を
算出する。続いて#17でレンズ駆動を行い、#16で
算出されたパルス数分のレンズ駆動が行われる。この後
、被写体の状態検出を行うためのルーチンへ突入する。
#18ではカウンタCN、をゼロにクリアしている。こ
のカウンタCN、は#19以降のルーチンで合焦判定を
何回行ったかをカウントするためのカウンタである。
#19のサブルーチンで再び焦点検出演算を行っている
。#20で検出不能であった場合は焦点が検出されるま
で#19を繰り返す、焦点検出がなされた場合、#21
でデフォーカス量を算出し、#22でカウンタCN、の
値を1つ増し、#23で合焦判定を行っている。この時
、被写体が静止しているか、あるいは、動いていてもそ
の焦点位置変化が遅い場合には#21で算出したデフォ
ーカス量は合焦範囲内にあり、#24へ進む、ここでカ
ウンタCN、の値が1の場合、すなわち#17における
1回のレンズ駆動で合焦した場合は、#441以降のA
Fモード判定ルーチンへ進む。
しかし、#23の合焦判定で合焦していなかった場合は
、被写体像の焦点位置がレンズ駆動中に変化したか、あ
るいは、焦点検出精度が低く、デフォーカス量がばらつ
いているとみなされ、#30以降のルーチンへ進む。
#30.#31によりカウンタCN +の値が1の場合
にはレンズ駆動は過去1回となり、#41に・ζ再びレ
ンズ駆動のためのパルス数を算出した後、#42でレン
ズ駆動を行う、この後、#43で時間待ちを行った後、
#19以降の動作を繰り返す。
ここで時間待ちを行うのは、像の焦点位置が時間的に変
化する被写体に対し、その動く速度を後述の方法で検出
する際に焦点検出の時間間隔が短い場合には、速度検出
が精度良く行われないからである。#19のサブルーチ
ン中でCCDの積分開始時刻TM’はマイコン(21)
内のメモリーに格納されているため、#43でタイマー
値TMがTM≧To+TM’に達するまで、時間待ちを
行う。
#19〜#22の演算を繰り返した後、#23で再び合
焦判定を行う。
#23で合焦と判定された場合はカウンタCNの値は2
となっているため、#24ではCN、=1でないと判断
され、#25でマイコン(21)の入力ボート(IP2
)のスキャンを行い、レリーズ要求の有無を判定する。
ここで、レリーズ要求が無かった場合には、APモード
判定ルーチンへ進む2レリーズ要求が有った場合には、
この要求に素早く対応するために、#26〜#29の処
理を行った後にレリーズルーチンへ進む、#26では前
回得たデフォーカス量DFbの符号と、今回得たデフォ
ーカス量DFaの符号が等しいが否がを判定する。デフ
ォーカス量DFa、DFbの符号が等しいということは
、被写体像の焦点位置が同一方向にずれることであるた
め、前回デフォーカスIDFbと今回デフォーカス量D
Faが同符号であれば被写体が動いていると判断され、
#27でその速度Vを算出した後、#28で被写体の動
きを追随する追随モードのフラグをセットし、#29で
レリーズ許可し、レリーズルーチンへ突入する。
#27の被写体速度の算出では、今回算出したデフォー
カス量DFaを今回と前回の焦点検出の時間間隔(ta
−tb)で割り、さらにその値を(1/2)倍している
。これは算出されたデフォーカス量にばらつきがあった
場合に予想される被写体速度Vを実際よりも速く見積も
ってしまうことがないように被写体速度を1/2の重み
で算出するためである。実際には、今回デフォーカスN
 D F aが合焦範囲内にあるため、被写体の移動速
度はそれほど大きくなく、追随の速度はこれで十分であ
る。
一方、#26で今回デフォーカス量DFaと前回デフォ
ーカス量DFbの符号が逆の場合は、被写体像の焦点位
置が逆方向にずれたことになるので、被写体が同一方向
に動いているとはみなされず、追随は行わずにレリーズ
動作を行う。
次に、#23の合焦判定でカウンタCN、の値が2の時
に非合焦であった場合には、#30の判定により#37
へ処理が移る。#37では今回デフォーカス量DFaと
前回デフォーカス量DFbの符号の比較を行っている。
ここで、同一符号であれば、被写体が同一方向へ動いて
いると判定され、#38以降へ進む、また、逆符号であ
れば被写体が同一方向へ動いているとは判定されないた
め、レンズ駆動は行わずに#43へ進む、#38ではレ
リーズ要求があるか否かを判定し、レリーズ要求があれ
ば#39で被写体速度Vを算出し、#40で追随モード
のフラグをセットし、追随モードのルーチンへ進む、#
39の速度算出では、今回デフォーカスJI D F 
aを焦点検出の時間rWiH(t a −tb)で割り
、さらに(1/2)倍している。これは前述の場合と同
様であるが、ここでは、今回デフォーカス量DFaは合
焦範囲外であり、被写体の速度■が大きいため、直ちに
レリーズ動作へ移ることはせず、−旦後述の追随モード
へ入り、ここで被写体の速度■を正確に算出してからレ
リーズルーチンへ入るようになされている。
一方、#38でレリーズ要求がない場合は#41へ進み
、レンズ駆動のためのパルス数を算出し、#42でレン
ズ駆動を行い、#43へ進む、#43〜#22の処理を
繰り返した後、#23で再び合焦判定を行う、ここで合
焦していた場合は、#24以下の処理へ進み、非合焦で
あった場合はカウンタCN、の値は3になっているため
、#30゜#31ではいずれもNOと判定され、#32
の判定に進む、#32で3回のデフォーカス量の符号が
一致していた場合には、#33で3回のデフォーカス量
の絶対値が全て11以内であるか否かを判定している。
デフォーカス量の絶対値が1m++を越えるものがあっ
た場合には、他の被写体の測距を行った可能性が大きい
ため、#41以降へ進み、再度焦点検出を繰り返す、#
32.#33で両方ともYESの場合は被写体の焦点検
出が3回とも正常で、かつ、被写体が同一方向に動いて
いると判断され、#34でその速度V−(DFa−DF
b)/(ta−tb)を算出した後、#35で追随モー
ドのフラグをセットし、追随モードへ移行する。また、
#32で3回のデフォーカス量が同符号でなかった場合
は、#36で今回デフォーカス量DFaと前回デフォー
カスjiDFbの符号が同一かどうかを判定し、#36
で今回デフォーカスl D F aと前回デフォーカス
量DFbの符号が一致している場合は、#41 、#4
2で再度レンズ駆動を行った後、#43以降へ進み、被
写体の判別を繰り返す、また、#36で今回デフォーカ
ス量DFaと前回デフォーカス量DFbの符号が一致し
ていない場合は、焦点検出の精度が低く、デフォーカス
量がばらついていると判断され、平均モード■へ突入す
る。
第10図は、平均モード■のフローを示している。#9
9においてデフォーカスJIDFとして、今回デフォー
カスJt D F a、前回デフォーカス量DFb、及
び、前々回デフォーカスjL D F cの平均値DF
=(DFa+DFb+DFc)/3を算出している。#
100でこのデフォーカスfiDFが合焦範囲内にある
かどうかを判定し、合焦している場合は#101で合焦
表示を行い、#102でレリーズ許可した後、平均モー
ドIに移行する。平均モード■においては、第7図の#
66のように平均補正フラグをセットした後、#67の
ようにフォーカスロック表示を行い、レリーズ待ちとな
る。
一方、#100で各々のデフォーカス量のばらつきが大
きく、平均のデフォーカス量が合焦範囲を越える場合が
ある。この場合は#103でレンズ駆動のためのパルス
数を算出し、#104で所定位置までレンズを駆動した
後、#105で再度焦点検出演算を行っている。#10
6で焦点検出が不能であった場合は、焦点が検出される
まで#105の焦点検出演算を繰り返す、焦点が検出さ
れた場合は#107でデフォーカス量を算出し、#99
に戻り、平均デフォーカス量が合焦範囲に入るまで#9
9〜#107の処理を繰り返す。
以上、デフォーカス量の算出後、予定焦点位置までのレ
ンズ駆動を行い、合焦していない場合は、被写体像の結
像位置の移動速度が速く、レンズ駆動が追い付かないか
、あるいは、デフォーカス量算出の精度が低いため、デ
フォーカス量がばらついているかのどちらかであるとみ
なし、追随モードか平均モードかの判定を行う方法につ
いて述べた。また、同時にレリーズ要求が判定の最中に
発生した場合のシーケンスも述べた。
被写体の移動速度が速い場合には上述の方法で追随モー
ドの判定が可能であるが、被写体の速度が遅い場合には
、予定焦点位置までのレンズ駆動によるタイムラグがあ
っても合焦ゾーンから抜けず、#23で合焦と判定され
ることがある。このため、#23の合焦判定後において
も#441以降のAFモード判定ルーチンで追随モード
の判定を行っている。以下、このAFモード判定につい
て説明する。
#441では、AFモード判定のルーチンに入ったこと
を示すフラグ(AFMF)をセットする。#44では合
焦表示を行い、撮影者に合焦したことを告知する。また
、合焦時には割り込みボート(■NT2>による割り込
みの禁止を解除し、常にレリーズを受は付け、レリーズ
要求があった時には、即座にレリーズ動作が行われるよ
うになされている。続いて、#46でカウンタCN2を
クリアしている。カウンタCN2はAPモード判定のた
めの焦点検出の回数を示す、#47で焦点検出演算を行
い、#48で焦点検出不能と判定される場合は、元々の
被写体のコントラストが低いか、あるいは、合焦後に撮
影しようとする被写体とは焦点位置が大きべ異なる別の
被写体の焦点検出演算を行った場合等が考えられ、#5
5へ進む、#48で焦点が正常に検出された場合は、#
481でデフォーカス量DFの算出を行う、#49でI
DFI>1+s輪となった場合は、合焦後、撮影しよう
とする被写体と焦点位置が異なる別の被写体の焦点検出
を行ったと考えられるため、#55へ進む。#55〜#
57はこのような正規でない焦点検出演算が行われた場
合の処理を行う、#55では、まず、前回無視フラグの
チエツクを行う。前回無視フラグは連続して正規でない
焦点検出が行われたかどうかを判定するためのフラグで
あり、最初はこのフラグはリセットされており、#55
の判定でNoとなり、#56に進む、#56では、次に
正規でない焦点検出が行われた場合に、#55でYES
となるように、前回無視フラグをセットする。#55で
YESとなった場合には、2回続けて正規でない焦点検
出が行われたことになるので、この時は#571でAF
モード判定ルーチンから抜は出したとしてフラグ(A 
F M F )をリセットし、#57でフォーカスロッ
ク表示を行い、レリーズ待ちとなる。
ここで、2回続けて正規でない焦点検出が行われた場合
に限っているのは、以下の理由による。
動いている被写体を追随モードで撮影する場合には、被
写体を常にフォーカスフレーム内に追随する必要がある
が、撮影者の手振れ等により被写体がフォーカスフレー
ムから逸脱する場合がある。
このため、1回正規でない焦点検出がなされた場合はこ
れを無視する。しかし、これが2回連続した場合には、
撮影者が意図的に被写体をフォーカスフレーム外に逸脱
させたと判断される。これは、撮影者が被写体に対し合
焦させた後に構図を決めるためにカメラを振るフォーカ
スロック撮影だからである。このため、2回続けて正規
でない焦点検出がなされた場合は、AFモードとしてフ
ォーカスロックモードの判定がなされ、フォーカスロ、
りの表示を行い、レリーズ待ちとなる。
#48.#49でいずれもNoと判定された場合は被写
体は変わっておらず、かつ、デフォーカス量も確実に算
出されたと判断され、#50へ進む、#50では前回無
視フラグをチエツクしている。ここで、前回無視フラグ
がセットされていれば、前回正規の焦点検出演算がなさ
れなかったということになり、#51で前々回デフォー
カス量DFcと今回デフォーカス量DFaの平均を求め
ることで前回デフォーカス量DFbを補間して算出して
いる。続いて、#52で前回無視フラグをクリアし、#
53へ進む、一方、#50で前回無視フラグがセットさ
れていなければ補間の必要はないため、そのまま#53
へ進む、#53ではカウンタCN2をカウントアツプし
、#54でカウンタCN、の値が4となるまで、#47
〜#54を繰り返す、カウンタCN、の値が3以下の場
合には、#541でタイマー値TMがメモリー値TM’
からToだけ増えるまで時間待ちを行う。
4回の焦点検出演算の終了後、#581でAFモード判
定を示すフラグ(A F M F )をリセットして、
#58へ処理が進む、#58で4回のデフォーカス量の
符号が全て同じで、かつ、デフォーカス量が単調変化し
ており、さらに、#59〜#61において連続した2回
のデフォーカス量の差の絶対値がすべて所定の判定量値
a以上と判定された場合は、被写体が動いているものと
みなし、追随モードへ移行する。この時には、追随時の
初期速度としてV = (D F a −D F c>
/ (ta −Lc)を設定し、#63で追随モードフ
ラグをセットして追随モードに入る。この際、速度Vを
今回デフォーカスfi D F aと前々回デフォーカ
ス量DFcから算出しているのは、焦点検出の時間間隔
(ta −tc)が長い方が算出精度が向上し、また、
データが新しい程、追随モード突入時の初期速度■が、
より正確に算出されるためである。
一方、#58で4回のデフォーカス量が全て同符号でな
い、あるいは、単調変化でなかった場合は、#64で各
デフォーカス量の安定性を2回の焦点検出のデフォーカ
ス量の差の符号が交互に変化したか否かで判定し、YE
Sの場合にはデフォーカスIDFの算出が不安定である
とみなし、#65以下の平均処理を行う、#65ではデ
フォーカス量として今回デフォーカス量DFa、前回デ
フォーカス量DFb、前々回デフォーカス量DFcの3
回のデフォーカス量の平均を真のデフォーカス量とし、
#66で平均補正フラグをセットし、#67でフォーカ
スロック表示を行い、レリーズ待ちとなる。一方、#6
4でデフォーカス量が交互に変化していない場合、ある
いは、#59〜#61の判定で、連続したデフォーカス
量の差の絶対値が所定の判定閾値aよりも小さい場合が
あったときには被写体は動かず、また、デフォーカス量
の算出も精度良く行われたとみなされ、平均処理等は行
われず、#67へ進み、フォーカスロック表示を行って
、レリーズ待ちとなる。
以上で、APのスタートからAFモードの判定が完了す
るまでのルーチンについての説明を終了する。
続いて、追随モードに入った後のシーケンスについて説
明する。第8図において、まず、#68で追随モード表
示を行い、撮影者に追随モードに入ったことを告知する
0次に、#69でカウンタCN、に2を代入している。
カウンタCN、は追随モードから脱出する際の判定に用
いられる。#70ではカウンタCN、、CNSをクリア
している。
カウンタCN 4は追随モード突入後の焦点検出演算で
正規の焦点検出が行われなかった回数をカウントするた
めのカウンタで、カウンタCN、は正規の焦点検出が行
われた回数をカウントするためのカウンタである。#7
1では被写体の移動速度■と焦点検出演算の周期T0を
乗じた値を最新のデフォーカス量DFaに加え、次回焦
点検出時におけるレンズ駆動を行わなかった場合の予定
デフォーカス!iDF”を算出している。この予定デフ
ォーカスMDF’に基づいて、#72によりレンズ駆動
のためのパルス数を算出し、#73でレンズ駆動を行う
、#74でタイマー値TMが最新の焦点検出演算時のメ
モリー値TM’に焦点検出周期T0を加えた値に達する
まで時間待ちを行う0本来なら#71での周期T。には
レンズ駆動時間を含めた予測周期T0°を使用すべきで
あるが、ここでは議論を簡単にするためにT。ζT o
’とし、レンズ駆動時間をほとんどないものとしておく
。#73のレンズ駆動では、レンズ駆動を行わなかった
場きの予定デフォーカスJiD F’の分だけレンズ駆
動を行うため、#75で焦点検出演算を行った際には、
デフォーカス量は概略ゼロとして算出されることになる
。#76で焦点検出が不能であつたか否かの判定を行っ
ている。前述のように撮影者の手振れ等のため正規の焦
点検出がなされなかった場合には、#89へ進む、また
、#76で正規の焦点検出がなされた場合は、#761
でデフォーカス量DFを算出するが、得られたデフォー
カス量の絶対値IDFIが#77で1fiI+1以上と
判定された場合は、やはり前述のように正規の焦点検出
がなされなかったと判定され、#89へ進む。
#89では焦点検出演算の結果として今回のデフォーカ
スit D F aをゼロに設定してしまっている。
これは前述のように今回の焦点検出演算時にはデフォー
カス量が概略ゼロとなるようにレンズ駆動がなされてい
るためである。さらに、#90で正規でない焦点検出演
算の回数をカウントするカウンタCN、の値を1つ増し
ている。これは、後述のように度々正規でない焦点検出
演算が行われた場合には、#87でこの追随モードから
抜は出すようにするためである。#77でIDPI<I
IIIIIと判定された場合は#78へ進む、#78で
は今回の被写体位置と前回の被写体位置との差をデフす
−カス1差ΔDFとして算出している。
第13図は、デフォーカス量差ΔDFの算出方法を説明
するための図である。第13図において、DFa原点は
今回の焦点検出時のレンズ位置であり、DFb原点は前
回の焦点検出時のレンズ位置である。前回の焦点検出時
刻tbにおいては、DFb原点にレンズが位置していた
ので、前回デフォーカス量DFbを生じていたものであ
る。前回レンズ駆動用のデフォーカス量DFb’は、前
回の焦点検出時刻tbから今回の焦点検出時刻taまで
の経過時間(ta −tb)と被写体速度Vを乗じて得
た被写体の予測移動量を前回デフォーカス量DFbを加
えて求められる。したがって、今回の焦点検出時刻ta
においては、レンズ位置はDFa原点に達しているが、
被写体は実際には予測位置からは外れており、今回デフ
ォーカス量DFaを生じている。
この場合、前回焦点検出時刻tbにおける被写体位置か
ら今回焦点検出時刻taにおける被写体位置までのデフ
ォーカス量差ΔDFは、図から明らかなように、今回デ
フォーカスN D F aに前回レンズ駆動用のデフォ
ーカス量DFb’を加え、さらに前回デフォーカス量D
Fbを減することによって得られる。
#79にて、このデフォーカス量差ΔDFと移動速度■
の符号の比較を行っている。符号が異なる場合は、移動
速度■として算出した方向とは逆方向に被写体が動いて
いるということであり、正規の焦点検出がなされなかっ
たとみなされ、#88でカウンタCN、の値を1つ増し
ている。また、#80でデフォーカス量の絶対値が所定
の判定閾値す以上であった場合にも実際測定されたデフ
ォーカス量が予想されたデフォーカス量と大きく異なる
ということであり、前述の場合と同様に、正規の焦点検
出がなされなかったとみなされ、#88へ進む、#79
.#80でいずれもYESと判定された場合は#81へ
進み、正規な焦点検出が行われた回数を示すカウンタC
NSの値を1つ増す。
#82でカウンタCN、の値が5になっていなければ#
87へ進む、#87ではカウンタCN。
とCN、の比較を行っている。最初は#69の初期設定
によってカウンタCN 3の値は2となっており、この
カウンタCN、の値を、正規でない焦点検出の回数を示
すカウンタCN、の値と比較している。すなわち、ここ
では、カウンタCN4の値が2以上の場合、YESと判
定され、#871でレリーズ禁止として再びAFモード
判定へ戻り、これを繰り返す、これは誤って追随モード
に入った場合に、カウンタCN 4の値とカウンタCN
、の値を比較し、追随モードから抜は出すことを可能と
するためである。
一方、#82でカウンタCN sの値が5となった場合
に、#83で低輝度フラグのチエツクを行う、前述のよ
うに、低輝度フラグがセットされている場合は補助光を
発光してCCD9分を行うが、補助光を使用すると消費
電力が大きくなるため、無制限に焦点検出演算を行うの
は望ましくない。
このため、カウンタCN sの値が5に達した所で追随
モードから抜は出すようになっている。低輝度フラグが
セットされていた場合には#91で合焦判定を行い、合
焦していれば#92でレリーズを許可した後、#94で
フォーカスロック表示を行い、追随モードが終了してフ
ォーカスロックモードになったことを撮影者に告知する
また、合焦していなければ、#93でレリーズ禁止とし
て再びAFモード判定へ戻る。一方、補助光を使用しな
い場合には、消費電力の心配がないため追随モードを継
続する。#84でカウンタCN、の値を1つ増している
。さらに、#85.#86でカウンタCN 4 、 C
N sをクリアしている。
カウンタCN、は前述の#87の追随モードから脱出す
る際のパラメータである。このカウンタCN3は追随モ
ードに入ってからの経過時間(焦点検出回数)に応じて
増加するため、#87の追随モードから抜は出す粂件は
徐々に厳しくなる。すなわち追随モードに入ってからの
経過時間が長くなれば、確実に被写体が動いていること
になり、撮影者の手振れ等で正規でない焦点検出の回数
が多くなっても追随を続ける制御がなされる。
#87で追随モードから抜けないという判定がなされた
場合には、#95で新たに追随速度■を算出している。
#95では、追随速度■の算出精度を向上させるために
、今回の被写体位置と前々回の被写体位置の差(デフォ
ーカス量差ΔDF)を焦点検出の時間間隔(ta −t
c)で割って移動速度Vとしている。
第14図は、上記デフォーカス量差ΔDFの算出方法を
説明するための図である。第14図において、DFa原
点は今回の焦点検出時のレンズ位置であり、DFb原点
は前回の焦点検出時のレンズ位置であり、DFc原点は
前々回の焦点検出時のレンズ位置である。前々回の焦点
検出時刻tcにおいては、DFc原点にレンズが位置し
ていたので、前々回デフォーカスi D F cを生じ
ていたものである。前々回レンズ駆動用のデフォーカス
量DFc’は、前々回の焦点検出時刻tcから前回の焦
点検出時刻tbまでの経過時間(tb−te)と被写体
速度Vcを乗じて得た被写体の予測移動量を前々回デフ
ォーカスJi D F cに加えて求められる。′−た
がって、前回の焦点検出時刻tbにおいては、レンズ位
置はDFb原点に達しているが、被写体は実際には予測
位置からは外れており、前回デフォーカス量DFbを生
じている。前回レンズ駆動用のデフォーカス量DFb’
は、前回の焦点検出時刻tbから今回の焦点検出時刻t
aまでの経過時間(La−tb)と被写体速度vbを乗
じて得た被写体の予測移動量を前回デフォーカス量DF
bに加えて求められる。したがって、今回の焦点検出時
刻taにおいては、レンズ位1はDFa原点に達してい
るが、被写体は実際には予測位置からは外れており、今
回デフォーカス量DFaを生じている。この場合、前々
回焦点検出時刻Lcにおける被写体位置から今回焦点検
出時刻taにおける被写体位置までのデフォーカス量差
ΔDFは、図から明らかなように、今回デフォーカス量
DFaに前回レンズ駆動用のデフォーカス量DFb’と
前々回レンズ駆動用のデフォーカス量DFc’を加え、
さらに前々回デフォーカスJ!ED F cを減するこ
とによって得られる。つまり、デフォーカス量差ΔDF
は、 ΔDF=DFa  DFc+DFb’+DFc’となる
。上式のデフォーカス量差ΔDFを、焦点検出の時間間
隔(ta −tc)で割ることによって追随速度■を算
出している。この後、#96で合焦判定を行い、合焦し
ていれば#97でレリーズを許可し、合焦していなけれ
ば#98でレリーズを禁止し、#71からの処理を繰り
返す、レリーズ許可の場合、レリーズ要求があれば、レ
リーズルーチンがコールされ、レリーズ動作が行われる
最後に、レリーズルーチンについて説明する。
まず、第12図の#117にて、平均補正フラグがセッ
トされているか否か判定している。ここで平均補正フラ
グがセットされている場合には#121へ進み、算出さ
れたデフォーカス量からレンズ駆動のためのパルス数を
算出し、#122でレンズ駆動を行い、#123で入力
ボート(IP3)をモニターし、ミラーアップを確認し
た後、#124でレンズ駆動を停止させた後、シャッタ
ー走行を行っている。#117で平均補正フラグがセッ
トされていない場合は、#118で追随モードフラグが
セットされているか否かを判定している。
ここで、追随モードフラグがセットされていなければ、
#125でレリーズがAFモード判定中に行われたか否
かをフラグ(AFMF)により判定する。このフラグ(
A F M F )がセットされていれば、#126で
上記判定モード中に被写体が動いている可能性があるの
で、これを補正すべく、上記判定中に得られたデフォー
カス量の平均をとって、この量を駆動すべくステップ#
121に進む0例えば、2同焦点検出を行い、2回のデ
フォーカス量(DPI、DF2)が得られれば、DF−
(DPI+DF2)/2とする。上記フラグ(A F 
M F )がセットされていないときはレンズ駆動は行
われず、#123以降へ進む、#118で追随モードフ
ラグがセットされていた場合は、#119へ進む。
#119ではタイムラグτを算出している。タイムラグ
τは最新の焦点検出演算時から、実際にシャッター走行
が行われるまでの時間である。#120で被写体移動速
度■とタイムラグτを乗じた値を最新のデフォーカスN
 D F aに加え、シャッター走行時の予定デフォー
カス、iD F’を算出している。#121でレンズ駆
動のためのパルス数を算出し、#122でレンズ駆動を
行い、シャッター走行時の予定焦点位置までレンズを駆
動する。
以下、#123.#124の処理を行った後、シャッタ
ー走行を行う、これにより、シャッター走行時に合焦す
るような制御が行われる。露出制御については本発明と
は関係がないので説明を省略する。
(発明の効果) 本発明にあっては、上述のように、補助光を用いた複数
回の焦点検出により被写体が動体か否かを判定し、被写
体が動体であれば被写体の動きに追随してレンズ駆動す
るようにしたから、被写体の輝度が低い場合においても
、被写体の動きに追随してレンズを駆動し、常に合焦し
た写真を揚ることができるという効果があり、また、補
助光を用いた焦点検出回数が所定回数以上となったとき
には、追随制御を停止するようにしたから、徒らに長い
時間にわたって補助光発光を伴う追随制御が継続される
ことがなく、消Y!電流の増大を抑制することができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本構成を示すブロック図、第2図は
本発明の一実施例のブロック回路図、第3図は同上に用
いる表示部の正面図、第4図乃至第12図は同上の動作
説明のためのフローチャート、第13図及び第14図は
同上の動作説明図である。 BTは電池電源、(1)は焦点検出手段、(2)はレン
ズ駆動手段、(3)は補助光発光手段、(4)は動体判
定手段、(5)は追随制御手段、(6)は追随制御停止
手段である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電池電源により駆動されるカメラであって、焦点
    を合わせるべき被写体に対するレンズの焦点状態を検出
    する焦点検出手段と、少なくとも焦点検出手段の焦点検
    出結果に基づいてレンズを合焦位置に向けて駆動するレ
    ンズ駆動手段と、焦点検出用の補助光を発光する補助光
    発光手段と、補助光を用いた焦点検出手段による複数回
    の焦点検出結果に基づいて被写体が動体か否かを判定す
    る動体判定手段と、被写体が動体と判定されたときに、
    被写体の速度に合わせてレンズ駆動を行うようにレンズ
    駆動手段を制御する追随制御手段と、補助光を用いた焦
    点検出回数が所定回数を越えるときには追随制御手段の
    動作を停止させる追随制御停止手段とを備えることを特
    徴とする自動焦点調節機能付きのカメラ。
JP3181889A 1989-02-12 1989-02-12 自動焦点調節機能付きのカメラ Pending JPH02814A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04136155A (ja) * 1990-09-25 1992-05-11 Nippon Steel Corp 硬質炭素膜の被覆方法
CN1101360C (zh) * 1998-01-26 2003-02-12 新日铁化学株式会社 制备石墨电极用针状焦炭的方法
JP2011154385A (ja) * 2004-07-12 2011-08-11 Canon Inc 光学機器

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