JPH0281370A - 可変音程機能付円盤状情報記録媒体及びその再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はいわゆるカラオケ装置に用いられる、曲の伴奏
音の音程が可変可能な可変音程機能付円盤状情報記録媒
体及びその再生装置に関する。

（従来の技術） 従来、いわゆる音声多重カラオケ装置は、カラオケの曲
に適した映像、歌、伴奏が曲毎に関する情報が記録され
たビデオディスクを用いて、歌いたい曲を選曲再生する
ものである。

このビデオディスクの歌、伴奏に関する情報が記録され
ている音声トラックは２チヤンネル構成であり、例えば
、音声トラックのＡチャンネルは伴奏、同Ｂチャンネル
は伴奏＋歌に間する情報かが夫々記録され、又、同Ａチ
ャンネルは歌、同Ｂチャンネルには伴奏音に関する情報
が夫々記録されている。

こうしたビデオディスクの再生の際、歌い手は選曲した
歌、伴奏を聞きながら、歌い方（音程、節回し等）を練
習して、それを会得することにより、本番の際、装置で
歌のみ再生しないようにして、伴奏に合せて歌い手自身
が歌う。

さて、歌い手が装置で再生される歌の音程を前もって把
握できるよう、歌詞カード等に、曲の出だしの音程を図
示したり、曲のキー（Ｄｍ、Ｇ等）を表示したりして知
らせている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上述した従来のビデオディスクから再生
される歌の音程は、一般人の平均的な音程の範囲の中心
値を狙って決められているから、人によってはこの範囲
から外れてしまい、歌いずらいという欠点があった。

これを解決するために、後述するキーコントローラが用
いられていた。これは曲のテンポを変えずに、ディジタ
ル信号処理により音程だけを広範囲（±２〜−３度程度
）に可変可能にしたものである。

即ち、キーコントローラは、入力音声信号と出力音声信
号とを異なるサンプリング変換することにより、音程の
可変を行なう、音程を高くする場合は、出力サンプリン
グ周波数を入力サンプリング周波数より高くし、このと
き、出力波形の時間軸が圧縮されるので、波形の一部を
繰り返し出力し時間軸を補正する。又、音程を低くする
場合には、出力サンプリング周波数を入力サンプリング
周波数より低くして、出力波形の時間軸が伸長される分
波形の一部を間引き、繰り返し出力し、時間軸を補正す
る。

しかしながら、キーコントローラを用いて、歌い手毎に
音程を合せることは容易ではなく、音程を合わせようと
する歌を少しでも歌ってみないと最適な音程は設定でき
なかった。

（課題を解決するための手段） 上述した課題を解決するために、本発明は、次の構成に
なる可変音程機能付円盤状情報記録媒体及びその再生装
置を提供する。

（１）映像信号及び音声信号に関する音楽ソフトが記録
されている複数の第１のチャプタと、この第１のチャプ
タの夫々に対して、前記音楽ソフトの前記音声信号のス
タート音、！＆高音、最低音に関する情報が記録されて
いる複数の第２のチャプタとを有し、 前記第１のチャプタの再生に先立ち、前記第２のチャプ
タの情報を再生して得た情報によって、前記第１のチャ
プタの音声信号の音程を可変可能にするために用いられ
ることを特徴とする可変音程機能付円盤状情報記録媒体
。

■　特許請求の範囲第（１）項に記載された前記可変音
程機能付円盤状情報記録媒体を再生する可変音程機能付
円盤状情報記録媒体再生装置であって、前記可変音程機
能付円盤状情報記録媒体を再生するプレーヤと、 前記プレーヤから出力される前記音楽ソフトに応じた音
声信号の音程のみ可変するキーコントローラと、 このキーコントローラの出力音声信号の形態を制御する
システムコントローラとを有し、このシステムコントロ
ーラを前記第２のチャプタの情報に基づいた複数種類の
操作により、前記音楽ソフトに応じた音声信号の音程を
可変することを特徴とする可変音程機能付円盤状情報記
録媒体の再生装置。

■　特許請求の範囲第（１）項に記載された前記可変音
程機能付円盤状情報記録媒体を再生する可変音程機能付
円盤状情報記録媒体再生装置であって、前記可変音程機
能付円盤状情報記録媒体を再生するプレーヤと、 音声を収音するマイクロホンと、 前記プレーヤから出力される前記音楽ソフトに応じた音
声信号の音程だけを可変するキーコントローラと、 前記マイクロホンから得た音声信号と、前記キーコント
ローラから得た音声信号とが夫々供給され、両音声信号
の周波数を比較して、周波数差に応じた音声情報を前記
キーコントローラにフィードバックする周波数比較回路
とを有し、この周波数比較回路からの前記音声情報によ
り、前記プレーヤから出力される前記音楽ソフトに応じ
た音声信号の音程を可変することを特徴とする可変音程
機能付円盤状情報記録媒体の再生装置。

（実施例） 本発明になる可変音程機能付円盤状情報記録媒体及びそ
の再生装置は、大略、上述したディスクに記録される伴
奏音に関する音楽ソフトに、音程可変情報を付加したデ
ィスク及びその再生装置である。

以下、本発明をいわゆるＶＨＤ方式のビデオディスクに
沿って説明するが、この方式以外のものについても本発
明を適用できることは言うまでもない。

第１図は本発明になる可変音程機能付円盤状情報記録媒
体の記録状態を示す図である。

同図に示すように、１〜５は５種類の音楽ソフト（第１
曲から第５曲までの５種類の歌）に関する情報が記録さ
れである第１のチャプタである。

このチャプタ１〜５には映像、歌、伴奏に関する情報が
記録されている。６〜１０は上記チャプタ１〜５の夫々
に対して、伴奏音の音程に関する音程可変情報が記録さ
れである第２のチャプタである０例えば、チャプタ１の
伴奏音に関する音程可変情報はチャプタ６に記録されて
おり、このチャプタ６はチャプタ１の曲のスタート音、
曲中の最高音、最低音の伴奏音に関する情報から成る。

以下、同様に、チャプタ７〜１０はチャプタ２〜５の曲
のスタート音、曲中の最高音、最低音の伴奏音に関する
情報から成る。

上記したチャプタ１の左端のチャプタφには、再生開始
に関する情報が記録されている。

これらチャプタφ〜１０は、アドレス信号、制御信号（
同期信号、ライン表示、音声種別表示等）、音声情報コ
ード、パリティ等の各種情報が所定の記録！ｒ３ｍで配
列されている（平田渥美著「パソコンでＶＨＤを楽しむ
本」工学社出版、ＶＨＤディスクに記録されている信号
　ｐ、２２〜３０参照、）第２図、第４図は本発明にな
る可変音程機能付円盤状情報記録媒体再生装置の第１．
第２実施例の要部を示すブロック構成図、第３図はキー
コントローラのブロック構成図である。

第２図に示すように、本発明になる可変音程機能付円盤
状情報記録媒体再生装置Ｉは、上記第１図に示す記録状
態で記録された可変音程機能付円盤状情報記録媒体（以
下ディスクと記す）１１を再生するプレーヤ１２と、こ
のプレーヤ１２から出力される、ディスク１１の上記チ
ャプタ１〜５に応じたビデオ信号出力、２チヤンネルの
音声信号のうち、２チヤンネルの音声信号が印加され、
これら音声信号をシステムコントローラ１４の後述する
操作に応じて出力される制御信号に基づいて、その音程
だけを広範囲（＋２〜−３度程度）に可変するキーコン
トローラ１３と、後述するように、このキーコントロー
ラ１３の出力音声信号の形態を制御するシステムコント
ローラ１４と、このキーコントローラ１３の出力音声信
号を増幅するアンプ１５と、このアンプ１５からの出力
を放音するスピーカ１６から構成される。

上記キーコントローラ１３は、第３図に示すように、プ
レーヤ１２からの上記２チヤンネルの音声信号が供給さ
れており、これらの音声信号はロバスフィルタ１７を介
して、Ａ／Ｄ変換回路１８に供給され、ここでＡ／Ｄ変
換された後、ディジタル信号処理回路１９に供給される
。このディジタル信号処理回路１９はディジタル信号に
変換された上記音声信号を一旦、メモリ２０にメモリし
ておき、システムコントローラ１４の操作に基づく制御
信号に応じて、このメモリされた信号を、ここに入力し
た際のサンプリグ周波数とは異なるサンプリグ周波数で
Ｄ／Ａ変換回路２１へ読み出し、ここでＤ／Ａ変換され
た後、ローパスフィルタ２２を介して、アンプ１５に出
力される。

こうして、キーコントローラ１３は、入力音声信号と出
力音声信号とを異なるサンプリング周波数にすることに
より、音声信号の音程を可変している。

上記システムコントローラ１４は、選曲、スタート、チ
エツク、ダウン、アップの５つの操作機能を有しており
、上記プレーヤ１２とキーコントローラ１３の動作を制
御する。

さて、上記した構成の本発明になる可変音程機能付円盤
状情報記録媒体再生装置Ｉは、次のように作動する。

（１）　　システムコントローラ１４の図示しない「選
曲ボタン」を押釦すると、プレーヤ１２に対して、再生
動作を開始し、曲のスタート音、曲中の最高音、最低音
の伴奏音が所定時間（例えば５秒間）毎、スピーカ１６
から出力される。

再生されたこの音を聞き、又、同時に音程に合わせて口
ずさむことにより、この音程で歌えると判断したならば
、図示しない「スタートボタン」を押釦する。すると、
ディスク１１に記録された通りの音程で演奏開始となる
。

■　上記「スタートボタン」押釦の後、この音程では高
いと判断したならば、図示しない「ダウンボタン」押釦
する。こうして、システムコントローラ１４はキーコン
トローラ１３に対し、出力サンプリング周波数を入力サ
ンプリング周波数より低くして、出力波形の時間軸が伸
長される分、波形の一部を間引く旨の制御信号が出力さ
れる。

これによって、音程が低くされた音声信号がスピーカ１
６から出力される。

（３）上記「スタートボタン」押釦の後、この音程では
低いと判断しなならば、図示しない「アップボタン」押
釦する。こうして、システムコントローラ１４はキーコ
ントローラ１３に対し、出力サンプリング周波数を入力
サンプリング周波数より高くし、出力波形の時間軸が圧
縮される分、波形の一部を繰り返し出力して時間軸を補
正する旨の制御信号が出力される。

これによって、音程が高くされた音声信号がスピーカ１
６から出力される。

０）上記「ダウンボタン」、あるいは、上記「アップボ
タン」押釦の後、「スタートボタン」を再び押釦すると
、音程が低く、あるいは、高く設定された音声信号で一
曲全部が再生される。

（５）上記「スタートボタンＪの押釦後、図示しない「
チエツクボタン」を押釦すると、設定した条件における
、曲の高音、最低音が夫々出力される。

このように、本発明になる可変音程機能付円盤状情報記
録媒体再生装！■の使用状態（１）〜（５）のように、
従来、歌ってみなければ分らなかった自分の音程を本番
前にチエツクすることができる。

第４図に示すように、本発明になる可変音程機能付円盤
状情報記録媒体再生装置■は、歌い手が用いるマイクロ
ホン２４、このマイクロホン２４で収音した音声を増幅
するアンプ２５、上記ディスク１１を再生するプレーヤ
１２、キーコントローラ１３、アンプ２５からの出力音
声信号とキコントローラ１３からの出力音声信号とが夫
々供給され、両信号の周波数を比較して、その周波数差
に応じた音声情報をキーコントローラ１３にフィードバ
ックする周波数比較回路２６がら構成されている。なお
、前述したものと同一構成のむのは同一符号を付し、そ
の説明を省略している。

この再生装置■を用いることにより、歌い手はプレーヤ
１２で再生された音声信号の音程と同一になるように、
マイクロホン２４で歌ったり、あるいは、プレーヤ１２
から出力される音声信号の音程を可変することができる
。

（発明の効果） 上述したように、本発明になる可変音程機能付円盤状情
報記録媒体は曲のスタート音、曲中の最高音、最低音の
伴奏音に関する情報を有し、これをその再生装置におい
て、曲の再生に先立ち、チエツクしているから、面全体
の音程決定が迅速にできる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明になる可変音程機能付円盤状情報記録媒
体の記録状態を示す図、第２図、第４図は本発明になる
可変音程機能付円盤状情報記録媒体再生装置の第１．第
２実施例の要部を示すブロック構成図、第３図はキーコ
ントローラのブロック構成図である。 １〜５・・・第１チヤプタ、 ６〜１０・・・第２チヤプタ、 １１・・・ディスク （可変音程機能付円盤状情報記録媒体）、１２・・・プ
レーヤ、１３・・・キーコントローラ、１４・・・シス
テムコントローラ、 ２４・・・マイクロホン、２６・・・周波数比較回路。 特　許　出願人　日本ビクター株式会社代表者　塩水　
邦夫

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）映像信号及び音声信号に関する音楽ソフトが記録
   されている複数の第１のチャプタと、 この第１のチャプタの夫々に対して、前記音楽ソフトの
   前記音声信号のスタート音、最高音、最低音に関する情
   報が記録されている複数の第２のチャプタとを有し、 前記第１のチャプタの再生に先立ち、前記第２のチャプ
   タの情報を再生して得た情報によって、前記第１のチャ
   プタの音声信号の音程を可変可能にするために用いられ
   ることを特徴とする可変音程機能付円盤状情報記録媒体
   。
2. （２）特許請求の範囲第（１）項に記載された前記可変
   音程機能付円盤状情報記録媒体を再生する可変音程機能
   付円盤状情報記録媒体再生装置であつて、前記可変音程
   機能付円盤状情報記録媒体を再生するプレーヤと、 前記プレーヤから出力される前記音楽ソフトに応じた音
   声信号の音程のみ可変するキーコントローラと、 このキーコントローラの出力音声信号の形態を制御する
   システムコントローラとを有し、このシステムコントロ
   ーラを前記第２のチャプタの情報に基づいた複数種類の
   操作により、前記音楽ソフトに応じた音声信号の音程を
   可変することを特徴とする可変音程機能付円盤状情報記
   録媒体の再生装置。
3. （３）特許請求の範囲第（１）項に記載された前記可変
   音程機能付円盤状情報記録媒体を再生する可変音程機能
   付円盤状情報記録媒体再生装置であって、前記可変音程
   機能付円盤状情報記録媒体を再生するプレーヤと、 音声を収音するマイクロホンと、 前記プレーヤから出力される前記音楽ソフトに応じた音
   声信号の音程だけを可変するキーコントローラと、 前記マイクロホンから得た音声信号と、前記キーコント
   ローラから得た音声信号とが夫々供給され、両音声信号
   の周波数を比較して、周波数差に応じた音声情報を前記
   キーコントローラにフィードバックする周波数比較回路
   とを有し、 この周波数比較回路からの前記音声情報により、前記プ
   レーヤから出力される前記音楽ソフトに応じた音声信号
   の音程を可変することを特徴とする可変音程機能付円盤
   状情報記録媒体の再生装置。