JPH028047A - プラスチック製食品容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、内部に油脂を含有する粘度が３００００ｃＰ
以上のマヨネーズ、半固体状ドレッシング等の粘稠性の
高い食品のプラスチック製容器に閏するものであり、さ
らに詳しくは容器内に付着した■１稠件の高い上記の食
品の落下が速やかに行われるプラスチック製容器に閏す
るものである。

従来の技術 この種の食品容器は、衛生性及び経済性のためにポリエ
チレンやボリア１フビレン等のような疎水性の１ラスナ
ツクを食品と接する部分に配置した構成にて形成されて
いる（例えば実公昭５３−５５２１号公報）。

発明が解決しようとする課題 しかし、この種の容器に内部に油脂を含有する粘１ｒＪ
性の高いマヨネーズ、半固体状ドレッシングを収納する
と、容器を倒立させて食品を口部より絞り出した後、容
器を正立させて保持したとき、使用時に−は口部に移動
した食品が口部に残ってなかなか移動せず容器に付着し
てしまい、容器の途中に付着したものは外観上も美麗で
はなかった。

さらに使用時にあっても口部を下にして容器を倒立させ
てもなかなか内部の食品が口部に移動せず絞り出しない
ときにすぐに絞り出すことができなかった。

課題を解決づ°るための手段 本発明は、上記の課題を解決するために、以下のように
構成した。それは、 内部に油脂を含有する粘度が３００００ｃＰ以上の粘稠
性の高い食品を収容する食品容器であって註食品と接す
る部分は疎水性のプラスチックから形成したプラスチッ
ク製食品容器において、該食品と接する部分の疎水性の
プラスチックには４００ｐｐｒｎ〜５００（１０ｐｐｍ
のフッ素樹脂をブレンドしたもの としたものである。

本発明でフッ素樹脂とは、四弗化エチレンーバーフ１７
０アルキルビニルエーテル共重合樹脂、四弗化エチレン
−六弗化プロピレン共重合体、四弗化エチレン−エチレ
ン樹脂、三弗化塩化エチレンエチレン共重合体、四弗化
エチレン樹脂、二弗化塩化エチレン樹脂、弗化ビニリデ
ン樹脂、弗化ビニル樹脂である。

本発明の疎水性のプラスチックとは、ポリプロピレン、
ボリスチ１／ン、高密度あるいは中密度ポリエチレン、
低密度ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、アクリ
ロニトリル−スチレンブタジェン共重合体、ポリフェニ
レンオキサイド及び及びそれらの変成物である。

また、」二足したプラスチックを適宜混合したものある
いはこれらに炭酸カルシウム、タルク、マイカ等の充填
材を適宜混入してもよい。

食品と接する部分は、疎水性のプラスチックと４００ｐ
ｐｍ〜５００００ｐｐｍのフッ素樹脂をブレンドしたブ
レンド物であれば、本発明の効果を有するものであるが
、特にフッ素樹脂のブレンド量が、１１０００ｐｐ〜３
００００　ｐ　ｐ　ｍであバばさらに好適である。ブレ
ンド量が、４００ｐｐｍ未満であれば、充分な滑り性が
えられず、また５　００００　ｐ　ｐｍを越えても同様
に滑り性が悪くなりさらにブレンド物自体の相溶性が悪
くなり成形性が極端に低下する。

作用 マヨネーズは、卵黄、サラダ油１食酢及びその他の微少
な琶の添加剤の混合物である。これらは、木来混ざらな
いものであるがこれらを撹拌することによりサラダ油を
２〜２０μの微粒子状に形成し、微粒子状のサラダ油の
それぞれの周りに卵黄と食酢が存在し、サラダ油の微粒
子の維持を図っている。このように微粒子状にサラダ油
が維持されているために粘度が非常に高くなっているの
である。−最に疎水性のプラスチックからなる容器内で
のマヨネーズの滑り性の悪さはこのサラダ油が原因して
いるといえる。また、フッ素樹脂にて容器の食品に接す
る部分を構成することによりマヨネーズの滑り性を改善
することも考えられるが、本発明者の実験によれば期待
するほどの効果かえられなかった。半固体状ドレッシン
グも同様に微粒子状の油脂により容器内での滑り性の悪
さを現出している０本発明は驚くべきことに食品に接す
る部分の疎水性のプラスチックに本来それ単体では一ヒ
記した滑り性が悪いフッ素樹脂を特定量混合することに
より疎水性のプラスチックあるいはフッ素樹脂に比べ、
飛躍的（こ滑り性を改善することを見出だしたものであ
る。

この作用の理論的解明は未だ明確ではないが、以下のよ
うに考えられる。すなわち、疎水性のプラスチックは成
形時にその表面の物理的条件が悪く、特に表面が荒いと
予想される。ところが、この疎水性のプラスチックにフ
ッ素樹脂をブレンドすることにより、疎水性のプラスチ
ックの表面を平滑にするのである９しかも、成形時に食
品に接する面にフッ素樹脂が移行して多くなる傾向にあ
り、微少な量でも十分な平滑性が得られるものと号えら
れる。

実施例 第一・押出機（６０ｍ押出幾）にて低密度ポリエチレン
（住友化学製ｒスミ力センＦ１０８Ｊ＞と４００ｐｐｍ
の四弗化エチレン−エチレン樹脂を混合したブレンド物
、第二押出機（２５＋ｗ押出機）にてエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体ケン化物をそれぞれ加熱溶融し押出ダイへ
おくり、押出ダイにて第一押出機のブレンド物を外層１
１と内層１３に、第二押出機のブレンド物を中間層１２
を配置して外径が９１８ｍの管状のパリソンを押出垂下
し、第１図に示す容器の形状を賦形したキャビデイを有
する金型にて吹込み成形して食品容器を得たにの容器は
底部から肩部までの高さ（Ｔ）が２００　ｍ、内容量が
５００ｃｃである。

実施例２〜実施例７．比較例１〜比較例４内層のブレン
ド物の四弗化エチレン−エチレン樹脂の混合する量を第
１表に示すようにした以外は実施例１と同様である。

（以下余白） これらの容器の市販マヨネーズ（粘度２２００００　ｃ
　Ｐ　）のを使った滑り落ち試験の結果を第２表に示す
。

滑り落ち試験 各容器をパーティングラインＰＬ、に沿って２分割して
２枚の壁を作り、胴部の中心からヒ下方向にそれぞれ５
０１１ｄｌれな地点をそれぞれａ点、ｂ点とし、容器の
上部のａ点に２ｇのマヨネーズを載せて正立させ、ａ点
から１００ｅ＋ｅ離れたｂ点に全量滑り落ちるまでの時
間を測定し２枚の結果の平均の時間（秒）を初期滑り試
験結果とする９次に初期滑り試験によりマヨネーズで濡
れた内層を拭いてマヨネーズを拭きとり、さらにａ点か
らｂ点にマヨネーズの移動する時間（秒）を測定し２枚
の平均を濡れ滑り試験結果とする。

（以下余白） 第１表 第２表 （以下余白） 第２表より、内層の低密度ポリエチレンに四弗化エチレ
ン−エチレン樹脂を４００　ｐ　９ｍ以上ブレンドする
とθ月用滑り試験結果が飛躍的に改良され、低密度ポリ
エチレンｍ体の場合３７１２秒かかっていたのが１７３
以下の１０００秒以下で滑り落ちてくることがわかる。

濡れ滑り試験結果も同様に４００ｐｐｍ以下、特に１１
０００ｐｐ以下で飛躍的に低下できることがわかる。し
かも、四弗化エチレン−エチレン樹脂のブレンド量が１
０００００　ｐ　ｐ　ｍになると初期滑り試験が１２０
０秒となり１０００秒を越え、濡れ滑り試験も１７０秒
と増加する。

発明の効果 本発明は、食品に接する部分の疎水性のプラスチックに
フッ素樹脂を少なくとも４００ＰＰｍ以り含有させたの
で、液体内容物の流動性をすることができ、粘度が３０
０００ｃＰ以上の粘稠性の高い食品であっても効率良く
流動させることができるとともに、容器内の途中に付着
ｌ−た食品を速やかに除去することができ、従って容器
の外観が美麗に保持でき、さらに使用前にあっては、口
部を一トにして容器を倒立させると内部の食品を速やか
に絞り出すことができるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例のプラスチック製食品容器の全
体斜視図であり、第２図は胴部の要所面図である。 ■・・・プラスチック製食品容器 ２・　・胴部　　　３・・・底部 ４・　　肩部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 内部に油脂を含有する粘度が３００００ｃＰ以上の粘稠
   性の高い食品を収容する食品容器であって該食品と接す
   る部分は疎水性のプラスチックから形成したプラスチッ
   ク製食品容器において、該食品と接する部分の疎水性の
   プラスチックには４００ｐｐｍ〜５００００ｐｐｍのフ
   ッ素樹脂をブレンドしたことを特徴とするプラスチック
   製食品容器。