JPH0279489A - 半導体量子箱構造の作製方法 - Google Patents

半導体量子箱構造の作製方法

Info

Publication number
JPH0279489A
JPH0279489A JP23170688A JP23170688A JPH0279489A JP H0279489 A JPH0279489 A JP H0279489A JP 23170688 A JP23170688 A JP 23170688A JP 23170688 A JP23170688 A JP 23170688A JP H0279489 A JPH0279489 A JP H0279489A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor material
quantum box
semiconductor
macromolecules
box structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23170688A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirohito Yamada
博仁 山田
Mitsuhiro Kitamura
北村 光弘
Ikuo Mito
郁夫 水戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP23170688A priority Critical patent/JPH0279489A/ja
Publication of JPH0279489A publication Critical patent/JPH0279489A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (1)(産業上の利用分野) 本発明は半導体量子箱構造の作製方法に関するものであ
る。
(2)(従来の技術) 量子井戸構造の活性層を有する半導体レーザーでは、狭
線幅、低チャーピング・高速応答などの優れた特性が期
待できる。基板の厚さ方向にのみ電子を1次元的に閉じ
込める半導体量子井戸構造に比べ、2次元的あるいは3
次元的に電子の閉じ込めを行う量子細線あるいは量子箱
半導体レーザーではこれらの特徴がさらに顕著に発揮さ
れる。
一辺の長さが数十人という極めて微細な半導体量子箱構
造を実現するために、従来は半導体基板上に複数の半導
体層を積層して先ず量子井戸構造を作製し、その上に電
子ビーム露光技術あるいはレーザーによる干渉露光技術
により微細なレジストパターンを形成し、これをマスク
にして量子井戸構造の選択エツチングを行うことにより
、量子井戸構造を基板表面に平行方向に数百人の大きさ
に加工する方法が試みられていた。
(3)(発明が解決しようとする課題)しかしながら従
来の作製方法においては、量子サイズ効果が現れる大き
さ(く100人)まで半導体薄膜を加工し、半導体量子
箱を実現するにはまだ加工精度が荒く、−辺が数十人程
度の半導体量子箱を再現性良く作製することは困難であ
った。また、選択エツチングの際においてエツチング速
度におおきなバラつきが生じ、個々の量子箱の大きさが
揃わないという問題が生じていた。そのような場合には
、たとえ量子箱半導体レーザーを作製しても個々の量子
箱における量子化エネルギー準位が異なり、全体として
ゲインスペク1〜ルは広がり、所望の性能が得られなく
なるという問題があった。
本発明の目的はこのような従来技術の欠点を除去せしめ
て、光デバイスをはじめとする様々な半導体デバイスに
応用することを目的とした半導体量子箱構造の作製方法
を提供することにある。
(4)(課題を解決するための手段〉 本発明の作製方法は、半導体基板から成る半導体材料あ
るいは半導体基板上に半導体薄膜を形成して成る半導体
材料の上に整然と並べてマクロモレキュール(Macr
omolecule)を一原子層塗布する工程と、前記
マクロモレキュールをマスクとして前記半導体薄膜材料
よりもバンドギャップの小さい半導体材料を選択成長さ
せる工程と、前記マクロモレキュールを除去した後、前
記半導体材料上に、前記バンドギャップの小さい半導体
材料よりもバンドギャップの大きな半導体材料を成長し
てバンドギャップの小さい半導体材料を埋め込む工程と
を備えたことを特徴とする構成になっている。また、も
う1つの作製方法は、前述の各工程に加えてバンドギャ
ップの小さい半導体材料の選択成長工程前にマクロモレ
キュールを炭化させる工程を付加した構成になっている
本発明は、大きさの異なる複数のマクロモレキュールを
異なる領域に並べることにより、それらをマスクとして
それぞれの領域に大きさの異なる半導体量子箱構造を形
成することができる。また、バンドギャップの小さい半
導体材料の選択成長において、光エピタキシーによる低
温成長を行うことによって、マクロモレキュールの分解
温度以下の温度において量子箱の成長を行うことかでき
る利点がある。
(5)(作用) 本発明においては、マクロモレキュールという大きさの
揃った直径数10〜数1000人の巨大分゛子を選択成
長のマスクとして用いることを特徴としている。量子箱
構造の作製においては各々の量子箱の大きさの均一性が
非常に重要となってくるが、現在のリソグラフィーの技
術ではこの様な数100人のサイズでのパターニングに
おいて十分な加工サイズの均一性を得ることはかなり困
難であり、従ってマクロモレキュールのように数100
人のサイズで大きさの揃った粒子を選択成長のマスクと
して用いることによってこの様な均一性の問題は解決さ
れる。また文献(J、Vac、Sci、Technol
、B6(1) p333 (1988))によると、マ
クロモレキュー・ルを塗布する場合に基板にあらかじめ
細い溝を形成しておくと、これらマクロモレキュールの
一分子層が基板上に整然と並ぶことも実験的に証明され
ており、これらの技術も合わせ用いることにより整った
サイズで整然と並ぶマクロモレキュールのマスクを作製
することも十分可能と言える。従って、この様なマクロ
モレキュールをマスクに用いて、MOVPE法またはM
BE法による選択成長を行い、マクロモレキュールのマ
スクを除去した後エピタキシャル成長によって全体を埋
め込めば数10人のサイズで埋め込まれた量子箱構造の
作製が可能である。
(6)(実施例) 次に第1図、第2図を参考にして本発明の実施例につい
て説明する。
第1図は本発明の量子箱構造の作製方法の概略を示すも
のである。まず最初に、(100)n−GaAs基板1
1上にn−人lGaAsバリヤ層12を成長させ、次に
直径400人のポリスチレンボール13を有機溶媒中に
浮遊させてスピンコーティングした。有機溶媒が完全に
乾いてから真空中600℃において約30分間ポリスチ
レンボールの炭化を行い、選択成長用のマスクとしての
耐熱性を強化する(第1図(a)〉。次に基板を600
℃まで加熱しながらMEBによる選択成長を行い、n−
AlGaAsバリヤ層12の上に直径70人の島状にn
 −GaAsウェル14を成長させろく第1図(b))
。ウェル114は第2図に示すように、ポリスチレンボ
ール上には成長せず、ポリスチレンボールに囲まれ、バ
リヤ層12が露出している領域のみに成長する。このた
め直径400人のポリスチレンボールを用いることによ
って、直径約70人の量子箱を作製できる。この後、残
ったマクロモレキュール(ポリスチレンボール)はプラ
ズマアッシャ−によって完全に除去し、最後にウェハ全
体をp −AlGaAsバリヤ層15によってn−Ga
Asウェル層14を埋め込んだ(第1図(C))。この
ようにして大きさ約70人の半導体量子箱構造の作製を
行った。
なお、ここではマクロモレキュールとしての大きさの揃
ったポリスチレンボールを用いたが、その他には文献(
八pp1.Pbys、Lett、vo1.48.P67
61968))にあるポリメリックチェインモレキュー
ル(polymeric chain molecul
es)などを用いることも可能である。またここではG
aAs/AlGaAs系の量子箱構造の作製法について
示したが、むろん材料系はこれに限るものではない。
本実施例では600℃の高温成長を行うためにマクロモ
レキュールの炭化を行い、マスクとしての耐熱性を強化
して行う方法について示したが、光エピタキシーではよ
り低い温度での成長が可能であるため、マクロモレキュ
ールを選ぶことによってその分解温度以下の温度での低
温成長も可能となる。
以上のようにして量子箱構造の作製を行い、これを活性
領域とした量子箱半導体レーザーの試作を行った。試作
した量子箱半導体レーザーは室温動作において良好な発
振特性を示し、しきい値電流密度Jthは70A/cm
2で、1次元量子井戸型レーザーのベストデータを凌ぐ
値が得られた。作製プロセスの改良によりさらに特性向
上が期待できる。
さらに直径400人、600人の2種類のポリスチレン
ボールをそれぞれ150μm四方の領域にそれぞれ並べ
ることにより、それぞれの領域に大きさ70人、85人
の量子箱を形成できる。この方法により2種類の大きさ
の量子箱を有する半導体レーザや発光素子を作製したと
ころ、2波長半導体量子箱レーザーおよび2波長選択型
受光素子として動作させることができた。
(7)(発明の効果) 本発明は実施例に示したGaAsハI GaAs系のみ
ならず、InP/InGaAsP系などの■−V族化合
物半導体やII−Vl族化合物半導体の量子箱構造の形
成にも応用でき、幅広い応用が可能となる。また本発明
の量子箱の製造方法はシンプルであり、従来のリソグラ
フィーの方法とは異なる方法によって作製するもので、
加工精度においても十分作製が可能であり、再現性よく
量子箱構造を提供できる。
さらに本発明により作製した量子箱構造を通常の半導体
レーザーの活性領域に置き換えれば、発振しきい値、ス
ペクトル線幅、チャーピング特性などにおいて従来の半
導体レーザーの性能を大幅に凌ぐレーザーが作製できる
。また本発明の構造を通常の電界効果トランジスタのゲ
ート部分に置き換えれば、量子箱構造による電子散乱ポ
テンシャルの大幅な減少によりそのスイッチング速度は
約1桁改善され、これらデバイスをスーパーコンピュー
タの論理演算回路に応用することによって大幅な計算速
度の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の量子箱構造の作製方法の概略を示す図
てあり、第2図はポリスチレンボールをマスクに用いた
選択成長によって量子箱構造を形成する原理を説明する
図である。 11 ・= n −GaAS基板、12 ・−n−AI
GaAsバリヤ層、13・・・ポリスチレンボール、1
4・・・n −GaAsウェル層、15・・・p−Al
Ga人Sバリヤ層。 代理人 弁理士  内 原  音 、/4九−6tv4sフエII、7舌 (b) 7.5’  p−A115aAs  l\”ソ”v、看
(C) ガ l 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1の半導体材料上に整然と並べてマクロモレキ
    ュール(Macromolecule)を一原子層塗布
    する工程と、前記マクロモレキュールをマスクとして前
    記第1の半導体材料よりもバンドギャップの小さい第2
    の半導体材料を前記第1半導体材料上に選択成長させる
    工程と、前記マクロモレキュールを除去した後、前記第
    1の半導体材料上に、前記第2の半導体材料よりもバン
    ドギャップの大きな第3の半導体材料を成長して前記第
    2の半導体材料を埋め込む工程とを備えたことを特徴と
    する半導体量子箱構造の作製方法。
  2. (2)第1の半導体材料上に整然と並べてマクロモレキ
    ュール(Macromolecule)を一原子層塗布
    する工程と、前記マクロモレキュールを炭化する工程と
    、前記マクロモレキュールをマスクとして前記第1の半
    導体材料よりもバンドギャップの小さい第2の半導体材
    料を前記第1の半導体材料上に選択成長させる工程と、
    前記マクロモレキュールを除去した後、前記第1の半導
    体材料上に前記第2の半導体材料よりもバンドギャップ
    の大きな第3の半導体材料を成長して前記第2の半導体
    材料を埋め込む工程とを備えたことを特徴とする半導体
    量子箱構造の作製方法。
  3. (3)大きさの異なる複数のマクロモレキュールを半導
    体材料の異なる領域にそれぞれ並べ、それらをマスクと
    してそれぞれの領域に大きさの異なる半導体量子箱構造
    を形成することを特徴とする、請求項1及び2記載の半
    導体量子箱構造の作製方法。
JP23170688A 1988-09-14 1988-09-14 半導体量子箱構造の作製方法 Pending JPH0279489A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23170688A JPH0279489A (ja) 1988-09-14 1988-09-14 半導体量子箱構造の作製方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23170688A JPH0279489A (ja) 1988-09-14 1988-09-14 半導体量子箱構造の作製方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0279489A true JPH0279489A (ja) 1990-03-20

Family

ID=16927730

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23170688A Pending JPH0279489A (ja) 1988-09-14 1988-09-14 半導体量子箱構造の作製方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0279489A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5313484A (en) * 1991-06-13 1994-05-17 Fujitsu Limited Quantum box or quantum wire semiconductor structure and methods of producing same
WO1997039159A1 (en) * 1996-04-12 1997-10-23 The University Of Reading Coated substrate
EP0851506A2 (en) * 1996-12-27 1998-07-01 Sanyo Electric Co. Ltd Semiconductor device having quantum box and method of fabricating the same
US6929761B2 (en) 2001-04-19 2005-08-16 Sagoma Plastics Corporation Molded hologram apparatus method and product
EP2177644A1 (en) 2008-10-14 2010-04-21 Applied Materials, Inc. Coating of masked substrates

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5313484A (en) * 1991-06-13 1994-05-17 Fujitsu Limited Quantum box or quantum wire semiconductor structure and methods of producing same
WO1997039159A1 (en) * 1996-04-12 1997-10-23 The University Of Reading Coated substrate
EP0851506A2 (en) * 1996-12-27 1998-07-01 Sanyo Electric Co. Ltd Semiconductor device having quantum box and method of fabricating the same
EP0851506A3 (en) * 1996-12-27 1999-06-16 Sanyo Electric Co. Ltd Semiconductor device having quantum box and method of fabricating the same
US6929761B2 (en) 2001-04-19 2005-08-16 Sagoma Plastics Corporation Molded hologram apparatus method and product
EP2177644A1 (en) 2008-10-14 2010-04-21 Applied Materials, Inc. Coating of masked substrates

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8679879B2 (en) Method for fabricating quantum dot and semiconductor structure containing quantum dot
US6794666B2 (en) Electron emission lithography apparatus and method using a selectively grown carbon nanotube
JPS62140485A (ja) 半導体構造体およびその製造方法
JPS63155713A (ja) 半導体微細構造の製造法
US7704861B2 (en) Electron beam microprocessing method
JPH0279489A (ja) 半導体量子箱構造の作製方法
JP4066002B2 (ja) 半導体量子ドットの製造方法
JPH0284787A (ja) 半導体量子箱構造の製造方法
US5532510A (en) Reverse side etching for producing layers with strain variation
JPS6289383A (ja) 半導体レ−ザ
JP2500443B2 (ja) 化合物半導体のドライエッチング方法
US5833870A (en) Method for forming a high density quantum wire
US7151061B1 (en) Method of selective post-growth tuning of an optical bandgap of a semi-conductor heterostructure and products produced thereof
KR101026507B1 (ko) 삼차원 미세 가공 방법 및 고밀도 삼차원 미세 구조
Lyasota Interaction between site-controlled quantum dot systems and photonic cavity structures
Meneou Pathways for quantum dot optoelectronics fabrication using soft nanoimprint lithography
JPH11224857A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2979752B2 (ja) 半導体量子井戸箱の製造方法
JP2000100796A (ja) 微細構造の形成方法
JPH11111618A (ja) 半導体量子ドット構造の作製法
KR0155535B1 (ko) 화합물 반도체의 결정 성장방법
JP2022545618A (ja) 超伝導体に結合された半導体ナノワイヤの製造方法
Harriott In-situ nanostructure fabrication using finely focused ion beams
Cheng Fabrication of site-controlled quantum structures for optoelectronic devices
EP0352737A2 (en) Method for maskless diffusion