JPH027829Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH027829Y2
JPH027829Y2 JP1985199322U JP19932285U JPH027829Y2 JP H027829 Y2 JPH027829 Y2 JP H027829Y2 JP 1985199322 U JP1985199322 U JP 1985199322U JP 19932285 U JP19932285 U JP 19932285U JP H027829 Y2 JPH027829 Y2 JP H027829Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
plate
end holding
support rods
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985199322U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62108263U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985199322U priority Critical patent/JPH027829Y2/ja
Publication of JPS62108263U publication Critical patent/JPS62108263U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH027829Y2 publication Critical patent/JPH027829Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Buffer Packaging (AREA)
  • Packaging Frangible Articles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は半導体製造に用いられるフオトマスク
ブランク、マスク用ガラス基板等の収納に用いて
好適な板状物用収納ケースに関し、特に寸法サイ
ズの異なる少なくとも2種類の板状物に対して共
通使用し得るように改良したものである。
〔従来の技術〕
従来、フオトマスクブランク等の基板(板状
物)を収納し運搬する収納ケースとしては第4図
に示すものが知られている。すなわち、1は複数
枚のフオトマスクブランク2を略垂直な状態でそ
の厚み方向に所定の間隔をおいて収納する収納ケ
ースで、この収納ケース1は対向する左右一対の
側板3,4と、これらの側板3,4を互いに連結
する例えば4本の連結棒5,6,7,8と、前記
側板3,4間に支架され、各フオトマスクブラン
ク2をその厚み方向に所定の間隔をおいて保持し
前後方向(幅方向)および左右方向(厚み方向)
の移動を規制する、例えば4本の保持兼移動規制
部材9,10,11,12とを備え、前記4本の
連結棒5,6,7,8のうち下部に配設された前
後一対の連結棒7,8は前記各フオトマスクブラ
ンク2の下端面を支持する支持部材としての機能
を有している。
前記各保持兼移動規制部材9,10,11,1
2としては、例えば第5図に示すように周面にV
字状の溝14が多数形成されることにより算盤珠
を一連に並べた形状の棒状体とか、あるいはまた
第6図に示すようにフオトマスクブランク2の側
端面と対向する内側面に鋸歯状の凹凸15を連続
的に形成した板体が使用され、各溝14にフオト
マスクブランク2が上方よりそれぞれ挿入され、
これによつて前後、左右方向の移動を規制防止し
ている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかるに、かかる従来の収納ケースにおいては
互いに対向する保持兼移動規制部材9と10およ
び11と12の間隔が一定しているため、寸法サ
イズの異なつたフオトマスクブランクに対して共
通に使用できないという不都合があつた。そのた
め、各種寸法サイズに応じた収納ケースを準備し
ているが、そうするとケース自体の種類が増加
し、その保管、管理が面倒であつた。
また、ケース自体の種類を減らすため前記移動
規制部材9と10および11と12の間隔をフオ
トマスクブランク2の寸法サイズにあわせて変え
るようにしたものも知られているが、この場合に
はその都度止めねじを緩めたり締つけたりする必
要があるため移動規制部材の移動調整作業が煩し
いという不都合があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る板状物用収納ケースは上述したよ
うな問題を解決すべくなされたもので、互いに対
向する一対の枠体と、これら一対の枠体の上部、
中間部および下部をそれぞれ連結する一対の第
1、第2支持棒および少なくとも1本の第3支持
棒とを備え、前記一対の第1支持棒の対向面には
第1板状物の左右両側端部を支持する第1側端部
保持溝がそれぞれ形成され、前記一対の第2支持
棒は前記一対の第1支持棒よりも間隔が狭く、ま
たその上面には前記第1の板状物の下端部を支持
する第1下端部保持溝がそれぞれ形成され、かつ
対向面には前記第1の板状物よりも寸法サイズの
小さい第2の板状物の左右両側端部を支持する第
2側端部保持溝がそれぞれ形成され、前記第3支
持棒の上面には前記第2の板状物の下端部を支持
する第2下端部保持溝が形成されているものであ
る。
〔作用〕
本考案においては第2支持棒に第1の板状物の
下端部を支持する第1下端部保持溝と、第2の板
状物の側端部を支持する第2側端部保持溝を設け
ているので、寸法サイズの異なる第1および第2
の板状物に対して共通に使用することが可能とな
る。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図は本考案に係る板状物用収納ケースの一
実施例を示す一部省略斜視図、第2図は第1図
−線拡大断面図、第3図は支持棒の要部拡大平
面図である。これらの図において、全体を符号2
0で示す収納ケースは本実施例の場合、後述する
構成部材の全てが耐熱、耐食性に優れ、かつ熱膨
脹係数の小さい材料、例えば石英ガラス(軟化点
1500℃以上、熱膨脹係数5〜6×10-7cm/℃)に
よつて形成されている。石英ガラスを使用した理
由は、フオトマスクブランク2を熱処理装置や拡
散炉等に入れて所望の処理を行う際、収納ケース
20の熱膨脹を少なくし、前記フオトマスクブラ
ンク2への悪影響を防止するためである。
また、本実施例においては寸法サイズの異なつ
た3種類(例、5,4,3インチ)のフオトマス
クブランク2,2A,2B,2Cに対して共通に
使用し得るように構成した収納ケース20の例を
示す。
さて、前記収納ケース20は、略逆台形状に形
成され、フオトマスクブランク2の板厚方向に所
定の間隔を保つて対向する一対の枠体21,22
と、これら一対の枠体21,22の上部、中間部
および下部をそれぞれ連結する一対の第1、第2
および第3支持棒23,23A,23B,24,
24A,24B,25,25A,25Bと、前記
一対の枠体21,22の上面両側部に上方から着
脱自在に載置される一対の第4支持棒26,26
A,26Bとで概ね構成されている。
一方の枠体21は、下方のものほど長さが短か
くなる3本の水平なバー21A,21B,21C
と、これら3本のバー21A,21B,21Cの
各端を一連に連結する一対の傾斜バー21D,2
1Eとを有し、これら全てのバー21A〜21E
は丸棒状体からなり、互いに溶接によつて一体的
に接合されている。また、最上位のバー21Aの
外側面、すなわち枠体22に対向する面と反対側
の面の両端寄りには一対の突起28A,28Bが
一体的に突設され、さらに枠体21の中間部には
両端が中間のバー21Bと傾斜バー21D,21
Eとの接合部に接合された平面視略コの字状の取
手29が一体的に設けられている。突起28A,
28Bおよび取手29も溶接によつて取付けられ
ている。
他方の枠体22は3本の水平なバー22A,2
2B,22Cと、これら3本のバー22A,22
B,22Cの各端を一連に連結する一対の傾斜バ
ー22D,22Eとで前記一方の枠体21と同一
形状に形成されている。但し、この枠体22は最
上位のバー22Aの外側面両端寄りに一対の突起
31A,31Bが一体的に突設されているだけ
で、取手を備えていない。
前記一対の第1支持棒23A,23Bは5イン
チのフオトマスクブランク(第1の板状体)2A
の左右両側端部を支持するもので、該第1支持棒
の両端部が前記各枠体21,22の上側角部、す
なわちバー21Aと傾斜バー21D,21Eとの
接合部およびバー22Aと傾斜バー22D,22
Eとの接合部にそれぞれ接合されることにより互
いに平行に対向し、その対向面、すなわち内側面
が櫛歯状に形成されることにより、多数の第1側
端部保持溝34,35と隔壁36,37が所定の
間隔をおいて交互に、かつ溝同士が対向するよう
に設けられている。したがつて、隔壁36と37
も互いに対向している。また、各隔壁36,37
の先端部は第3図に示すようにフオトマスクブラ
ンク2Aの挿入を容易にするため、平面視略V字
状に尖り、前記第1側端部保持溝34,35の開
口部側溝幅を広くしている。このような先端部形
状はバーナーで隔壁36,37を加熱、軟化させ
て成形することにより容易に形成され得るもので
ある。第1側端部保持溝34,35はバイトによ
る切削加工によつて形成される。なお、一対の第
1支持棒23A,23Bは丸棒状体からなり、前
記第1側端部保持溝34,35および隔壁36,
37を形成した後前記枠体21,22に接合され
る。また、各第1支持棒23A,23Bは枠体2
1,22間の間隔より長く形成されることによ
り、その両端部が各枠体21,22の前後に突出
し、その端面が前記突起28A,28Bおよび3
1A,31Bの先端面とそれぞれほぼ同一平面を
形成している。
前記一対の第2支持棒24A,24Bは5イン
チおよび4インチのフオトマスクブランク2A,
2Bの下端部および3インチのフオトマスクブラ
ンク2C(第2の板状体)の左右両側端部を支持
するもので、該第2支持棒24A,24Bの両端
部が前記各枠体21,22の中間部で、バー21
Bと傾斜バー21D,21Eとの接合部およびバ
ー22Bと傾斜バー22D,22Eとの接合部に
それぞれ接合されることにより互いに平行に対向
し、その上面には前述したと同様の方法により多
数の第1下端部保持溝40,41と隔壁42,4
3が交互に形成され、また対向面にも多数の第2
側端部保持溝45,46と隔壁47,48が形成
されている。一方の第2支持棒24Aの第1下端
部保持溝40と第2側端部保持溝45および隔壁
42と47はそれぞれ連続して形成され、前記第
1支持棒23Aの第1側端部保持溝34と隔壁3
6にそれぞれ対応している。同様にもう一方の第
2支持棒24Bの第1下端部保持溝41と第2側
端部保持溝46および隔壁43と48もそれぞれ
連続して形成され、前記第1支持棒23Bの第1
側端部保持溝35と隔壁37にそれぞれ対応して
いる。
前記一対の第3支持棒25A,25Bは3イン
チのフオトマスクブランク2Cの下端部を支持す
るもので、その両端部が前記各枠体21,22の
下端両側部にそれぞれ接合されることにより互い
に平行に対向し、その上面には同じく上述したと
同様の方法により多数の第2下端部保持溝50,
51と隔壁52,53が交互に形成されている。
第2下端部保持溝50,51も、第1、第2側端
部保持溝34,35,45,46および第1下端
部保持溝40,41に対応して形成されている。
前記一対の第4支持棒26A,26Bは4イン
チのフオトマスクブランク(第3の板状物)2B
の左右両側端部を支持するもので、その対向面に
は上述したと同様の方法により多数の第3側端部
保持溝56,57と隔壁58,59が交互に形成
されている。また、各第4支持棒26A,26B
の下面は、バー21A,22A上での安定性をは
かるため全長に亘つて平担面に形成され、かつ両
端部にはそれぞれ下方を指向する係止部60〜6
3の上端が接合されている。これらの係止部60
〜63は、前記バー23Aの両端部と突起28
A,31Aとの間の空間およびバー23Bの両端
部と突起28B,31Bとの間の空間64〜67
に上方からそれぞれ挿入される。この場合、各第
4支持棒26A,26Bは熱膨脹を考慮して僅か
ではあるが前後、左右方向の移動を許容されてい
る。なお、前記第3側端部保持溝56,57も前
記第1、第2側端部保持溝34,35,45,4
6および第1、第2下端部保持溝40,41,5
0,51と対応している。
このような構成からなる収納ケース20におい
て、第2図に示すように5インチのフオトマスク
ブランク2Aの収納時には一対の第1支持棒23
A,23Bの第1側端部保持溝34,35と一対
の第2支持棒24A,24Bの第1下端部保持溝
40,41が使用され、また4インチのフオトマ
スクブランク2Bの収納時には一対の第4支持棒
26A,26Bの第3側端部保持溝56,57と
前記一対の第2支持棒24A,24Bの第1下端
部保持溝40,41が、そして3インチのフオト
マスクブランク2Cの収納時には前記一対の第2
支持棒24A,24Bの第2側端部保持溝45,
46と一対の第3支持棒25A,25Bの第2下
端部保持溝50,51が使用され、もつて寸法サ
イズの異なる3種類のフオトマスクブランク2,
2A,2B,2Cの収納を可能にしている。フオ
トマスクブランク2の収納に際しては、収納ケー
ス20の上方より所定の側端部保持溝に沿つてほ
ぼ垂直に挿入される。5インチおよび3インチの
フオトマスクブランク2A,2Cの収納時におい
て、一対の第4支持棒26A,26Bは何ら機能
せず、不要とされる。
なお、上記実施例は3インチのフオトマスクブ
ランク2Cの下端部を支持する第3支持棒25を
左右一対の支持棒25A,25Bで構成したが、
本考案はこれに何ら特定されるものではなく、基
本的には1本でよい。
また、上記実施例は丸棒状体からなる石英ガラ
スで収納ケース20を形成したが、これに限らず
金属等によつて形成してもよいことは勿論であ
る。
さらに、上記実施例は方形のフオトマスクブラ
ンク2を収納する場合について説明したが、円形
のフオトマスクブランクにもそのまま適用し得る
ものである。加えて、フオトマスクブランクに限
らず寸法サイズの異なる各種板状物にそのまま実
施し得るものである。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る板状物用収納
ケースは、第1の板状物の左右両側端部を支持す
る一対の第1支持棒と、第2の板状物の下端部を
支持する第3支持棒との間に、一対の第2支持棒
を配置し、この第2支持棒の上面に前記第1の板
状物の下端部を支持する第1下端部保持溝を設
け、内側面に前記第2板状物の側端部を支持する
第2側端部保持溝を設けたので、寸法サイズの異
なる2種類の板状物に対して共通に使用でき、従
来のように支持棒を寸法サイズに応じて移動させ
たりあるいはケース自体を交換する必要がなく、
その経済的効果は大である。また、各支持棒に保
持溝を形成するだけでよいので、構造も従来構造
と同様簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部省略斜視
図、第2図は第1図−線拡大断面図、第3図
は支持棒の要部拡大平面図、第4図は収納ケース
の従来例を示す斜視図、第5図および第6図は保
持兼移動規制部材の一例をそれぞれ示す図であ
る。 2,2A,2B,2C……フオトマスクブラン
ク、20……収納ケース、21,22……枠体、
23……第1支持棒、24……第2支持棒、25
……第3支持棒、26……第4支持棒、34,3
5……第1側端部保持溝、40,41……第1下
端部保持溝、45,46……第2側端部保持溝、
50,51……第2下端部保持溝、56,57…
…第3側端部保持溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに対向する一対の枠体と、これら一対の枠
    体の上部、中間部および下部をそれぞれ連結する
    一対の第1、第2支持棒および少なくとも1本の
    第3支持棒とを備え、前記一対の第1支持棒の対
    向面には第1の板状物の左右両側端部を支持する
    第1側端部保持溝がそれぞれ形成され、前記一対
    の第2支持棒は前記一対の第1支持棒よりも間隔
    が狭く、またその上面には前記第1の板状物の下
    端部を支持する第1下端部保持溝がそれぞれ形成
    され、かつ対向面には前記第1の板状物よりも寸
    法サイズの小さい第2の板状物の左右両側端部を
    支持する第2側端部保持溝がそれぞれ形成され、
    前記第3支持棒の上面には前記第2の板状物の下
    端部を支持する第2下端部保持溝が形成されてい
    ることを特徴とする板状物用収納ケース。
JP1985199322U 1985-12-26 1985-12-26 Expired JPH027829Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985199322U JPH027829Y2 (ja) 1985-12-26 1985-12-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985199322U JPH027829Y2 (ja) 1985-12-26 1985-12-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62108263U JPS62108263U (ja) 1987-07-10
JPH027829Y2 true JPH027829Y2 (ja) 1990-02-23

Family

ID=31160837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985199322U Expired JPH027829Y2 (ja) 1985-12-26 1985-12-26

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH027829Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62108263U (ja) 1987-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2738564A (en) Ceramic tile stackers
JPH0256905U (ja)
JPS57188855A (en) Radiator for semiconductor element
JPH027829Y2 (ja)
JPH0741079A (ja) 液晶パネル等用の梱包具
JP2006261347A (ja) 基板保持構造、基板処理方法および基板搬送方法
JPS636194Y2 (ja)
JPS5810959Y2 (ja) タイル縦焼用匣鉢
JPH11201658A (ja) 熱処理用治具
JP2508040Y2 (ja) トンネル炉
JPS6241198Y2 (ja)
JPH0120639Y2 (ja)
JPH0451483Y2 (ja)
JPH07117352B2 (ja) 伝熱管支持体
JPS61203909A (ja) 支柱
JPS6317998Y2 (ja)
JPS6018124Y2 (ja) 物品保持具係止用パネル
JPS60101592U (ja) 積層型熱交換器コア
JPS5819546B2 (ja) 折畳自在の間仕切体
JPS6140181Y2 (ja)
JPS5835997Y2 (ja) 等辺曲がり役物タイル焼成用匣鉢
JPH0220830Y2 (ja)
JPH0130362Y2 (ja)
JPH06822Y2 (ja) 半導体ウエハ移載装置
JPH0142639Y2 (ja)