JPH0278143A - 荷電粒子装置とその集束レンズ - Google Patents
荷電粒子装置とその集束レンズInfo
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- JPH0278143A JPH0278143A JP1159572A JP15957289A JPH0278143A JP H0278143 A JPH0278143 A JP H0278143A JP 1159572 A JP1159572 A JP 1159572A JP 15957289 A JP15957289 A JP 15957289A JP H0278143 A JPH0278143 A JP H0278143A
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
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-
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- H01J2237/12—Lenses electrostatic
- H01J2237/121—Lenses electrostatic characterised by shape
- H01J2237/1215—Annular electrodes
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、イオン打込み装置や両電極質量分析装置など
の荷電粒子装置に係わり、特に組立作業性がよく、構造
の簡単な若しくは感度の高い荷電粒子装置あるいは荷電
粒子ビームを集束又は加減速するのに好適な集束レンズ
に関する。
の荷電粒子装置に係わり、特に組立作業性がよく、構造
の簡単な若しくは感度の高い荷電粒子装置あるいは荷電
粒子ビームを集束又は加減速するのに好適な集束レンズ
に関する。
荷電粒子装置としては、イオン打込み装置、両電極質量
分析装置又は二次イオン質量分析装置などがある。これ
らには、半専体のウェハなどに打込むためのイオンや分
析対象から発生するイオンなどの荷電粒子を集束又は加
減速するための集束レンズが使われている。従来の集束
レンズとじては、特開昭59−40448号、特開昭6
2−217549号に記載のような平行平板電極を多段
に組合せた静電レンズが良く用いられている。第15図
は従来の静電レンズを模式的に示した横断面図である。
分析装置又は二次イオン質量分析装置などがある。これ
らには、半専体のウェハなどに打込むためのイオンや分
析対象から発生するイオンなどの荷電粒子を集束又は加
減速するための集束レンズが使われている。従来の集束
レンズとじては、特開昭59−40448号、特開昭6
2−217549号に記載のような平行平板電極を多段
に組合せた静電レンズが良く用いられている。第15図
は従来の静電レンズを模式的に示した横断面図である。
平行平板の中心部にビームの通る孔を有する5枚の電極
40,41,42,43,44を組合せ、電極40,4
2.44は接地し、電極41.43は電源33に接続し
正または負の高電圧を印加する。
40,41,42,43,44を組合せ、電極40,4
2.44は接地し、電極41.43は電源33に接続し
正または負の高電圧を印加する。
これにより、二段のアインツエルレンズを形成する。ま
た、特開昭59−230246号に記載された両電極質
量分析装置ではイオン源と分析器との間に引出電極を数
段に組合せた減速ズームレンズを配置し、数eV径程度
低エネルギーイオンビームを得ている。
た、特開昭59−230246号に記載された両電極質
量分析装置ではイオン源と分析器との間に引出電極を数
段に組合せた減速ズームレンズを配置し、数eV径程度
低エネルギーイオンビームを得ている。
ところで、上記各従来技術は、点光源から出射されたビ
ームや平行ビームなどの良質のビームに対しては、良好
な集束性能を示すが、面光源から出射される角度分散及
びエネルギー分散の大きなビームに対しては、集束性能
に限界があった。従来技術で1面光源から良質の荷電粒
子ビームを得るには、荷電粒子ビームの通過する位置の
違いにより発生する球面収差を低減するためにビームの
通る孔径をビーム径の数倍にし、また、荷電粒子エネル
ギーの違いにより発生する色収差を低減するための電極
枚数を増加する必要がある。しかし、この場合、電極系
が大型化する上、組立に伴う軸ずれによる性能劣化を防
止するため、高精度な組立が不可欠であるという問題点
があった。また、荷電粒子装置としても1組立作業性が
悪くなったり、装置全体の構成が複雑になったり、分析
装置としての性能が低下したりするという問題点があっ
た。同様な高精度組立の問題は、高周波四重横加速器で
も発生している。
ームや平行ビームなどの良質のビームに対しては、良好
な集束性能を示すが、面光源から出射される角度分散及
びエネルギー分散の大きなビームに対しては、集束性能
に限界があった。従来技術で1面光源から良質の荷電粒
子ビームを得るには、荷電粒子ビームの通過する位置の
違いにより発生する球面収差を低減するためにビームの
通る孔径をビーム径の数倍にし、また、荷電粒子エネル
ギーの違いにより発生する色収差を低減するための電極
枚数を増加する必要がある。しかし、この場合、電極系
が大型化する上、組立に伴う軸ずれによる性能劣化を防
止するため、高精度な組立が不可欠であるという問題点
があった。また、荷電粒子装置としても1組立作業性が
悪くなったり、装置全体の構成が複雑になったり、分析
装置としての性能が低下したりするという問題点があっ
た。同様な高精度組立の問題は、高周波四重横加速器で
も発生している。
本発明の第1の目的は、組立作業性が良い荷電粒子装置
を提供することにある。
を提供することにある。
本発明の第2の目的は、装置構造の簡単な荷電粒子装置
を提供することにある。
を提供することにある。
本発明の第3の目的は1分析装置の性能を向上すること
にある。
にある。
本発明の第4の目的は、イオン源から引出す荷電粒子ビ
ームを低収差で集束が可能で、かつ組立てが容易な集束
レンズを提供することにある。
ームを低収差で集束が可能で、かつ組立てが容易な集束
レンズを提供することにある。
上述の目的は、電極を同軸状に多重に組み込んだ筒状に
し、少なくとも内側の電極に側面に開口を有する集束レ
ンズを設けることで達成される。
し、少なくとも内側の電極に側面に開口を有する集束レ
ンズを設けることで達成される。
上述した開口を周方向及び軸方向に沿って複数個設けれ
ば、その開口部により内側の電極内部に電界が浸透する
。この浸透した電界によって、荷電粒子ビームが電極を
進行中につぎつぎと集束方向に作用を受ける。色収差を
低減するために軸方向の長さを多少長く(従来技術の電
極枚数を多くすることに相当)しても、外側及び内側の
電極を一体に製作できるので構造が簡単で、組立作業性
がよく、あるいは従来の静電レンズのように電極間の位
置づれなどによる荷電粒子装置としての性能劣化はなく
なる。
ば、その開口部により内側の電極内部に電界が浸透する
。この浸透した電界によって、荷電粒子ビームが電極を
進行中につぎつぎと集束方向に作用を受ける。色収差を
低減するために軸方向の長さを多少長く(従来技術の電
極枚数を多くすることに相当)しても、外側及び内側の
電極を一体に製作できるので構造が簡単で、組立作業性
がよく、あるいは従来の静電レンズのように電極間の位
置づれなどによる荷電粒子装置としての性能劣化はなく
なる。
以下1本発明の実施例を図面に用いて説明する。
荷電粒子装置が二次イオン質量分析装置場合の本発明の
一実施例を第1図から第10図を用いて説明する。第1
図は、本発明の二次イオン質量分析装置を示す。二次イ
オン質量分析装置は、大別してイオン源22選択部5.
検出器6及び制御部7から構成される。イオン源2は、
一次イオン照射部21.シールド電極22及び本発明の
特徴である収束レンズの1形態である引出収束レンズ1
eから構成される。第2図に、シールド電極22と引出
収束レンズ1eの詳細図を示す。引出収束レンズ1eは
、内部電極11eと外部電極12eからなり、両者には
一定の電位が与えられている。外部電極12eは、シー
ルド電極22と電気的及び物理的に接合されている。内
部電極lieには軸に沿って位相を90°ずつ変えなが
ら開口14.15が設けてあり、絶縁体13を介して外
部電極12eに固定されている。
一実施例を第1図から第10図を用いて説明する。第1
図は、本発明の二次イオン質量分析装置を示す。二次イ
オン質量分析装置は、大別してイオン源22選択部5.
検出器6及び制御部7から構成される。イオン源2は、
一次イオン照射部21.シールド電極22及び本発明の
特徴である収束レンズの1形態である引出収束レンズ1
eから構成される。第2図に、シールド電極22と引出
収束レンズ1eの詳細図を示す。引出収束レンズ1eは
、内部電極11eと外部電極12eからなり、両者には
一定の電位が与えられている。外部電極12eは、シー
ルド電極22と電気的及び物理的に接合されている。内
部電極lieには軸に沿って位相を90°ずつ変えなが
ら開口14.15が設けてあり、絶縁体13を介して外
部電極12eに固定されている。
次に、本実施例の動作を説明をする。検査する試料10
0に、一次イオン照射部21から出射された一次イオン
ビーム4を照射すると、試料の成分に応じた二次イオン
31が出射される。二次イオン31は、引出、収束レン
ズ1eにより形成された引出し電位分布16によって入
射口19に引出され、内部電極内に発生した電界の集束
作用を受けて2次イオンビーム3を形成する。二次イオ
ンビーム3は、選択部5に入射し、選択部5内の分離用
磁石51の磁場の強さBに偏向され、磁場の強さBに適
合した質量を持つイオンのみが検出器6に入射される。
0に、一次イオン照射部21から出射された一次イオン
ビーム4を照射すると、試料の成分に応じた二次イオン
31が出射される。二次イオン31は、引出、収束レン
ズ1eにより形成された引出し電位分布16によって入
射口19に引出され、内部電極内に発生した電界の集束
作用を受けて2次イオンビーム3を形成する。二次イオ
ンビーム3は、選択部5に入射し、選択部5内の分離用
磁石51の磁場の強さBに偏向され、磁場の強さBに適
合した質量を持つイオンのみが検出器6に入射される。
すなわ・ち、分離用磁石51の磁場の強さBを変えるこ
とによって検出器6に入射される質量の大きさを変える
ことができるから、二次イオン分析装置は制御部7で、
分離用磁石51の磁場の強さBを徐々に変え、それぞれ
その時に検出器6で検出されるイオン量によってその質
量の量を知り、質量分析を行なう。
とによって検出器6に入射される質量の大きさを変える
ことができるから、二次イオン分析装置は制御部7で、
分離用磁石51の磁場の強さBを徐々に変え、それぞれ
その時に検出器6で検出されるイオン量によってその質
量の量を知り、質量分析を行なう。
次に、本発明の特徴である集束レンズの作用について説
明する。第3図は、引出集束レンズICのうち集束作用
する構成のみを抽出した集束レンズ1の第1の実施例を
示す。第3図(a)、(b)は、同軸状の2型筒電極に
より構成したレンズ系の横断面図(a)と縦断面図(b
)である。内部電極11と外部電極12とを電気的に絶
縁し、内部電極11には、前述したように軸方向及び周
方向に複数の開口14.15を設ける。外部電極12に
電源30を接続し、内部電極11との間に電位差を持た
せると、開口14.15を通して電界が内部電極11の
内部へ浸透する。
明する。第3図は、引出集束レンズICのうち集束作用
する構成のみを抽出した集束レンズ1の第1の実施例を
示す。第3図(a)、(b)は、同軸状の2型筒電極に
より構成したレンズ系の横断面図(a)と縦断面図(b
)である。内部電極11と外部電極12とを電気的に絶
縁し、内部電極11には、前述したように軸方向及び周
方向に複数の開口14.15を設ける。外部電極12に
電源30を接続し、内部電極11との間に電位差を持た
せると、開口14.15を通して電界が内部電極11の
内部へ浸透する。
第4図は、浸透した電界の集束作用を説明する横断面図
である。開口14より浸透した電界は。
である。開口14より浸透した電界は。
等電位線17のような分布となり、両電極レンズ、を形
成することからイオンビーム3を軸上に集束させること
になる。
成することからイオンビーム3を軸上に集束させること
になる。
第5図(a)、(b)は、軸に沿って開口を5段に配置
した場合のイオン軌道シミュレーション結果である。左
端より入射するイオンは初期エネルギーが2keVで、
正の素電荷を持つとした。内部電極11は接地とし、外
部電極12には、(a)の場合1kV、また(b)の場
合2kVを印加している。イオンビーム3は、はぼ−様
に軸方向に集束している。
した場合のイオン軌道シミュレーション結果である。左
端より入射するイオンは初期エネルギーが2keVで、
正の素電荷を持つとした。内部電極11は接地とし、外
部電極12には、(a)の場合1kV、また(b)の場
合2kVを印加している。イオンビーム3は、はぼ−様
に軸方向に集束している。
第2図で説明した二次イオンの出射される範囲は数10
0μm程度であるが、出射時の角度分布はCO8分布で
、初期エネルギーがOから数10eVまで広がっている
。このため、−段のアインツエルレンズでは色収差や球
面収差が大きく収率が大幅に劣化する。これに対し本発
明の集束レンズを用いれば角度及びエネルギー分散が大
きい場合にも二次イオンを十分に集束でき、選択部5に
入射する二次イオンの量を多くできる。その結果、二次
イオン質量分析装置の感度、すなわち性能を向上させる
ことができる。また、少数個の電極で多数個のレンズを
形成できるため集束レンズの構造も簡単になる。更に、
内部電極と外部電極を一体化して製作できるので、二次
イオン質量分析装置への組立作業性が向上する。
0μm程度であるが、出射時の角度分布はCO8分布で
、初期エネルギーがOから数10eVまで広がっている
。このため、−段のアインツエルレンズでは色収差や球
面収差が大きく収率が大幅に劣化する。これに対し本発
明の集束レンズを用いれば角度及びエネルギー分散が大
きい場合にも二次イオンを十分に集束でき、選択部5に
入射する二次イオンの量を多くできる。その結果、二次
イオン質量分析装置の感度、すなわち性能を向上させる
ことができる。また、少数個の電極で多数個のレンズを
形成できるため集束レンズの構造も簡単になる。更に、
内部電極と外部電極を一体化して製作できるので、二次
イオン質量分析装置への組立作業性が向上する。
第6図は、本発明の集束レンズの第2の実施例を示す。
電位差を与えられている外部電極と内部電極が存在し、
内部電極11を角筒により製作する。電極11の材質は
通常ステンレス、銅、アルミニウムであるが、ビームが
当ると予想される場合には、高融点金属であるタンタル
またはタングステンを用いる。第6図でも開口14.i
5は軸に対して対称にかつ軸に沿って位相を90’ずつ
変えながら設けである。切り込みの深さを調整すること
により開口の面積が変えられる。本実施例でも、本発明
の集束レンズの第1の実施例と同様な効果が得られる。
内部電極11を角筒により製作する。電極11の材質は
通常ステンレス、銅、アルミニウムであるが、ビームが
当ると予想される場合には、高融点金属であるタンタル
またはタングステンを用いる。第6図でも開口14.i
5は軸に対して対称にかつ軸に沿って位相を90’ずつ
変えながら設けである。切り込みの深さを調整すること
により開口の面積が変えられる。本実施例でも、本発明
の集束レンズの第1の実施例と同様な効果が得られる。
第7図は、本発明の集束レンズの第3の実施例を示す鳥
+m図である。電位差を与えられた外部型 −極内の
円筒状の内部電極11には1周に沿って長方形の開口1
4.15が設けである。この開口は、90”ずつ位相が
回転しており、荷電粒子ビームの進行方向に対して、開
口の面積が増加している。
+m図である。電位差を与えられた外部型 −極内の
円筒状の内部電極11には1周に沿って長方形の開口1
4.15が設けである。この開口は、90”ずつ位相が
回転しており、荷電粒子ビームの進行方向に対して、開
口の面積が増加している。
これは、ビームの進行とともに中心軸付近にビームが集
束されるのにあわせて電界を中心軸付近まで浸透させる
ためである。この結果、より荷電粒子ビームの集束性を
高めることができる。
束されるのにあわせて電界を中心軸付近まで浸透させる
ためである。この結果、より荷電粒子ビームの集束性を
高めることができる。
第8図は、本発明の集束レンズの第4の実施例を示す横
断面図である。電位差を与えられた外部電極内の内部電
極11には、螺旋状に開口14゜15を設けである。開
口14と15は、1806だけ位相がずれているので、
ある開口と軸に関して対称な位置には必ず開口が存在す
る。ビームの集束方向が、ビームの進行とともに回転す
るので、断面が均一な円形状の集束ビームが得られる。
断面図である。電位差を与えられた外部電極内の内部電
極11には、螺旋状に開口14゜15を設けである。開
口14と15は、1806だけ位相がずれているので、
ある開口と軸に関して対称な位置には必ず開口が存在す
る。ビームの集束方向が、ビームの進行とともに回転す
るので、断面が均一な円形状の集束ビームが得られる。
第9図は、本発明集束レンズの第5の実施例を示す図で
ある。軸に沿って位相を90゛ずつ変えながら開口14
.15が設けである内部電極11aを同軸上に取り囲む
外部電極を12d及び121dの複数の筒で構成しであ
る。f11極lid、12d。
ある。軸に沿って位相を90゛ずつ変えながら開口14
.15が設けである内部電極11aを同軸上に取り囲む
外部電極を12d及び121dの複数の筒で構成しであ
る。f11極lid、12d。
121dは互いに電気的に絶縁しである。内部電極li
dは接地し、外部電極12d及び121dにはそれぞれ
電源31.32が接続されている。
dは接地し、外部電極12d及び121dにはそれぞれ
電源31.32が接続されている。
内部電極lidに設けた開口14.15のうち。
特定の開口を選んで、その外側の外部電極12dに開口
18が設けである。外部電極121dの電圧を調整する
ことにより、内部電極lidの中に浸透する電界が調整
できる。本実施例では、外部電極12dを筒状の外部電
極121dで取り囲んだが、開口18の外側の開口18
と同じ程度の面積を持つ平板電極を設置してもよい。
18が設けである。外部電極121dの電圧を調整する
ことにより、内部電極lidの中に浸透する電界が調整
できる。本実施例では、外部電極12dを筒状の外部電
極121dで取り囲んだが、開口18の外側の開口18
と同じ程度の面積を持つ平板電極を設置してもよい。
以上の集束レンズの多くでは、内部電極11の開口14
,15が周方向に90°ずつ位相をづらして設けられて
いるが必ずしも90’ずつ位相をづらして設けなくても
よい。なお、90’ずつ位相をづらした場合は、両電極
レンズを構成したことに相当する。第10図は、従来の
両電極レンズ10 (a)と本発明の電極によって形成
される両電極レンズ(b)の縦断面図である。四重極電
極45と互いに対向する電極を一対として、電圧を印加
することにより、鞍形の電位分布17を形成する。この
ため、単体の両電極レンズは、ビームの飛行方向と直角
な一方向にのみ集束作用があるから、両電極レンズの位
相を90°ずつ変えながら積み重ねることによって、二
方向の集束が実現できる。
,15が周方向に90°ずつ位相をづらして設けられて
いるが必ずしも90’ずつ位相をづらして設けなくても
よい。なお、90’ずつ位相をづらした場合は、両電極
レンズを構成したことに相当する。第10図は、従来の
両電極レンズ10 (a)と本発明の電極によって形成
される両電極レンズ(b)の縦断面図である。四重極電
極45と互いに対向する電極を一対として、電圧を印加
することにより、鞍形の電位分布17を形成する。この
ため、単体の両電極レンズは、ビームの飛行方向と直角
な一方向にのみ集束作用があるから、両電極レンズの位
相を90°ずつ変えながら積み重ねることによって、二
方向の集束が実現できる。
ところで、(a)の四重極電極45を波状に加工し、高
周波電圧を印加することにより、荷電粒子ビームを加速
できる。本発明の(b)の場合でも、外部電極2に高周
波電圧を印加することにより、荷電粒子ビームが加速で
きる。
周波電圧を印加することにより、荷電粒子ビームを加速
できる。本発明の(b)の場合でも、外部電極2に高周
波電圧を印加することにより、荷電粒子ビームが加速で
きる。
荷電粒子装置が両電極質量分析装置の本発明の一実施例
を第11図及び第12図を用いて説明する。第11図は
0本発明の一実施例である両電極重量分析装置を示す2
四重極質量分析装置は、第1図に示したイオン源2と減
速集束レンズ1d、両電極質量分析器8.検出器6及び
制御部7から構成されている。イオン源2にて生成した
二次イオン3は、加速用として用いた引出集束レンズ1
eで、−旦数100eV〜数KeVまで加速された二次
イオンビーム3になる。数100eV〜数KeVで減速
集束レンズ1dに入射した二次イオンビーム3は、減速
集束レンズ1d内で数10eVまで減速されるとともに
集束されて、ビーム径がlow以下の細いビームとなり
、高透過率で四重レンズと同様な構造を持つ両電極質量
分析器8へ取り込まれる。両電極質量分析器内には高周
波電界が印加されており、入射した二次イオンビーム3
のうちこの高周波に選択された質量をもつイオンのみが
検出器6に入射する。そこで、制御部7は両電極質量分
析装置8に印加する高周波の周波数を変えることによっ
て、質量を選択でき、検出器に流れる電流によってその
量を検出できる。
を第11図及び第12図を用いて説明する。第11図は
0本発明の一実施例である両電極重量分析装置を示す2
四重極質量分析装置は、第1図に示したイオン源2と減
速集束レンズ1d、両電極質量分析器8.検出器6及び
制御部7から構成されている。イオン源2にて生成した
二次イオン3は、加速用として用いた引出集束レンズ1
eで、−旦数100eV〜数KeVまで加速された二次
イオンビーム3になる。数100eV〜数KeVで減速
集束レンズ1dに入射した二次イオンビーム3は、減速
集束レンズ1d内で数10eVまで減速されるとともに
集束されて、ビーム径がlow以下の細いビームとなり
、高透過率で四重レンズと同様な構造を持つ両電極質量
分析器8へ取り込まれる。両電極質量分析器内には高周
波電界が印加されており、入射した二次イオンビーム3
のうちこの高周波に選択された質量をもつイオンのみが
検出器6に入射する。そこで、制御部7は両電極質量分
析装置8に印加する高周波の周波数を変えることによっ
て、質量を選択でき、検出器に流れる電流によってその
量を検出できる。
第12図は、減速集束レンズの一実施例を示す図である
。内部電極lidには多数の開口14が設けてあり、電
位差を与えられた内部型111dと外部電極12dは、
ビーム進行方向に狭くなっている。この結果、両電極質
量分析器8側に行く程、内部に電界が生成されるので、
第12図の破線に示す様な等電位線が形成される。従っ
て外部電極12dにビームを減速するような電圧を印加
することにより、進行方向に沿ってビームを集束しなが
ら減速するような電界が形成できる。減速集束レンズの
他の実施例としては、第7図に示すように開口面積を徐
々に変えることによっても可能である。
。内部電極lidには多数の開口14が設けてあり、電
位差を与えられた内部型111dと外部電極12dは、
ビーム進行方向に狭くなっている。この結果、両電極質
量分析器8側に行く程、内部に電界が生成されるので、
第12図の破線に示す様な等電位線が形成される。従っ
て外部電極12dにビームを減速するような電圧を印加
することにより、進行方向に沿ってビームを集束しなが
ら減速するような電界が形成できる。減速集束レンズの
他の実施例としては、第7図に示すように開口面積を徐
々に変えることによっても可能である。
従って、この減速集束レンズを用いれば、両電極質量分
析器の高感度化、高分解能化に不可欠な低エネルギーで
角度分散の小さい集束ビームが得られる。本実施例にお
いても装置への組立作業性等の効果は二次イオン分析装
置の場合と同様に得られる。
析器の高感度化、高分解能化に不可欠な低エネルギーで
角度分散の小さい集束ビームが得られる。本実施例にお
いても装置への組立作業性等の効果は二次イオン分析装
置の場合と同様に得られる。
荷電粒子装置がイオン打込装置の場合の本発明の一実施
例を第13図及び第14図を用いて説明する。第13図
は、本発明の一実施例である半導体用高エネルギーイオ
ン打込装置を示す。本イオン打込装置は、第1図に示す
イオン源22選択部5、加速用集束レンズ″1a及び打
込室9から構成される。イオン源22選択部5の動作は
第1図の場合と同じである。選択部5から出射される二
次イオンビーム3は、加速用集束レンズ1aで加速され
、加速されたイオンは、打込室9内の回転円盤91上に
置かれた半導体ウェハに打込まれる。
例を第13図及び第14図を用いて説明する。第13図
は、本発明の一実施例である半導体用高エネルギーイオ
ン打込装置を示す。本イオン打込装置は、第1図に示す
イオン源22選択部5、加速用集束レンズ″1a及び打
込室9から構成される。イオン源22選択部5の動作は
第1図の場合と同じである。選択部5から出射される二
次イオンビーム3は、加速用集束レンズ1aで加速され
、加速されたイオンは、打込室9内の回転円盤91上に
置かれた半導体ウェハに打込まれる。
本構成のイオン打ち込み装置では、イオン源2゜選択部
5.加加速用束レンズ1a及び打込室9を接地電位に保
てるので、絶縁や感電の問題が無くなる等のメリットが
ある。
5.加加速用束レンズ1a及び打込室9を接地電位に保
てるので、絶縁や感電の問題が無くなる等のメリットが
ある。
第14図(a)、(b)は、本発明の加速用集束レンズ
1の実施例を示す図で、第14図(a)は横断面図、第
14図(b)は縦断面図である。内部電極11aは、角
筒を用いて作成している。内部電極11aの対向する面
には長方形の開口14゜15が設けられている。各面の
外側には、棒状の四重極電極状の外部電極121a、1
22aが設けられており、対向している軸方向の開口の
位置が同じ外部電極同士には、同じ高周波型′g34が
接続されている。二次イオンビーム3が入射された時に
そのイオンが波乗りの様に加速される位相でこの高周波
電源の高周波を印加する。また、各開口部を通過させる
時間を一定にするために、内部電極11aの開口の間隔
りは、次式で与える。
1の実施例を示す図で、第14図(a)は横断面図、第
14図(b)は縦断面図である。内部電極11aは、角
筒を用いて作成している。内部電極11aの対向する面
には長方形の開口14゜15が設けられている。各面の
外側には、棒状の四重極電極状の外部電極121a、1
22aが設けられており、対向している軸方向の開口の
位置が同じ外部電極同士には、同じ高周波型′g34が
接続されている。二次イオンビーム3が入射された時に
そのイオンが波乗りの様に加速される位相でこの高周波
電源の高周波を印加する。また、各開口部を通過させる
時間を一定にするために、内部電極11aの開口の間隔
りは、次式で与える。
L=v/f ・・・(1)ここ
で、■は荷電粒子の速度、fは高周波電圧34の周波数
である。本加速用集束レンズを用いれば、左端より入射
した荷電粒子ビームを加速できる。
で、■は荷電粒子の速度、fは高周波電圧34の周波数
である。本加速用集束レンズを用いれば、左端より入射
した荷電粒子ビームを加速できる。
この加速用集束レンズは、5つの部品から成り、組立が
容易であり、イオン打込み装置の構造を簡単にできる効
果がある。
容易であり、イオン打込み装置の構造を簡単にできる効
果がある。
以上説明したように、荷電粒子装置の収束レンズとして
電極を同軸状に多重に組み込んだ筒状にし、少なくとも
内側の電極に開口を有する集束レンズを用いることで以
下に記載する効果を奏する。
電極を同軸状に多重に組み込んだ筒状にし、少なくとも
内側の電極に開口を有する集束レンズを用いることで以
下に記載する効果を奏する。
内部電極と外部電極を一体化して製作できるので組立作
業性が良い荷電粒子装置を提供することができる。
業性が良い荷電粒子装置を提供することができる。
また、少数個の電極で従来の多数個で形成されるレンズ
を生成できるので装置構造の簡単な荷電粒子装置を提供
できる。
を生成できるので装置構造の簡単な荷電粒子装置を提供
できる。
さらに、イオンビームの利用率が高くその結果分析装置
の性能の向上、特に感度の向上を図ることができる。
の性能の向上、特に感度の向上を図ることができる。
また、従来のような電極間の位置ずれによる性能劣化の
ない荷電粒子装置を提供できる。
ない荷電粒子装置を提供できる。
最後に、イオン源から引出す荷電粒子ビームを低収差で
集束が可能で、かつ組立が容易な集束レンズを提供する
ことができる。
集束が可能で、かつ組立が容易な集束レンズを提供する
ことができる。
第1図は荷電粒子装置が二次イオン質量分析装置の場合
の本発明の一実施例を示す図、第2図はシールド電極と
引出集束レンズの詳細図、第3図は集束レンズの第1の
実施例を示す図、第4図は本発明の集束レンズの集束作
用の説明図、第5図は本発明の集束レンズの集束作用の
シミュレーション結果を示す図、第6図は集束レンズの
第2の実施例を示す図、第7図は集束レンズの第3の実
施例を示す図、第8図は集束レンズの第4の実施例を示
す図、第9図は集束レンズの第5の実施例を示す図、第
10図(a)、(b)は各々従来例と本発明の集束レン
ズの両電極レンズの作用の説明図、第11図は荷電粒子
装置が両電極質量分析装置の場合の本発明の一実施例を
示す図、第12図は減速集束レンズの一実施例を示す図
、第13図は荷電粒子装置がイオン打込装置の場合の本
発明の一実施例を示す図、第14図は加速用集束レンズ
の一実施例を示す図、第15図は従来の集束レンズを示
す図である。 1・・・集束レンズ、2・・・イオン源、3,4・・・
イオンビーム、11・・・内部電極、12・・・外部電
極、14゜第2図 13・・・・・・・・・絶縁体 第3図(a) 第3図(b) 30・・・・・・・・可変電源 第4図 17・・・・・・等電位線 第6図 第7図 第8図 第9図(a) 12d、 121d・・・・・・外部電極31.32・
・・・・・・旧・・可変電源第9図(b) 第10図 45・・・四重極電極 第11図 1d・・・減速集束レンズ 8・・・四重極質量分析器 第12図(a) 第12図(b) 第13図 1a・・・加速集束レンズ 34・・・高周波電源 9・・・打入室 91・・・回転円盤 200・・・半導体ウェハ 第14図 第15図
の本発明の一実施例を示す図、第2図はシールド電極と
引出集束レンズの詳細図、第3図は集束レンズの第1の
実施例を示す図、第4図は本発明の集束レンズの集束作
用の説明図、第5図は本発明の集束レンズの集束作用の
シミュレーション結果を示す図、第6図は集束レンズの
第2の実施例を示す図、第7図は集束レンズの第3の実
施例を示す図、第8図は集束レンズの第4の実施例を示
す図、第9図は集束レンズの第5の実施例を示す図、第
10図(a)、(b)は各々従来例と本発明の集束レン
ズの両電極レンズの作用の説明図、第11図は荷電粒子
装置が両電極質量分析装置の場合の本発明の一実施例を
示す図、第12図は減速集束レンズの一実施例を示す図
、第13図は荷電粒子装置がイオン打込装置の場合の本
発明の一実施例を示す図、第14図は加速用集束レンズ
の一実施例を示す図、第15図は従来の集束レンズを示
す図である。 1・・・集束レンズ、2・・・イオン源、3,4・・・
イオンビーム、11・・・内部電極、12・・・外部電
極、14゜第2図 13・・・・・・・・・絶縁体 第3図(a) 第3図(b) 30・・・・・・・・可変電源 第4図 17・・・・・・等電位線 第6図 第7図 第8図 第9図(a) 12d、 121d・・・・・・外部電極31.32・
・・・・・・旧・・可変電源第9図(b) 第10図 45・・・四重極電極 第11図 1d・・・減速集束レンズ 8・・・四重極質量分析器 第12図(a) 第12図(b) 第13図 1a・・・加速集束レンズ 34・・・高周波電源 9・・・打入室 91・・・回転円盤 200・・・半導体ウェハ 第14図 第15図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、荷電粒子を発生させる手段と、同軸状に多重に組込
んだ筒状電極を有し、少なくとも内側の電極に開口を複
数個設け、前記荷電粒子を集束させる集束レンズとを有
することを特徴とする荷電粒子装置。 2、請求項1において、 前記開口を電極の周方向及び軸方向に沿つて複数個設け
た集束レンズを有することを特徴とする荷電粒子装置。 3、請求項1において、 筒の軸に対して対称な位置にある開口対を複数設けた集
束レンズを有することを特徴とする荷電粒子装置。 4、請求項1において、 筒の軸方向に開口面積を変化させた集束レンズを有する
ことを特徴とする荷電粒子装置。5、請求項1において
、 筒の軸方向に開口ピッチを変化させた集束レンズを有す
ることを特徴とする荷電粒子装置。 6、請求項1において、 荷電粒子装置を二次イオン質量分析装置としたことを特
徴とする荷電粒子装置。 7、請求項1において、 荷電粒子装置を四重極質量分析装置としたことを特徴と
する荷電粒子装置。 8、請求項1において、 荷電粒子装置をイオン打込み装置としたことを特徴とす
る荷電粒子発生装置。 9、一次イオンを発生させ、発生した一次イオンを試料
に照射するイオン照射部と、中空な内部電極と前記内部
電極の外側に置かれた外部電極と、前記両電極に電位を
与え、前記内部電極に設けた電界の浸透箇所から前記電
極内部に浸透した電界により試料から発生する二次イオ
ンを引出し収束させる収束レンズと、二次イオンの質量
を選択する選択部と、二次イオンの電荷量を検出する検
出部とを有することを特徴とする二次イオン質量分析装
置。 10、高エネルギーの荷電粒子を試料に照射し、同軸状
に多重に組込んだ筒状電極を有し、少なくとも内側の電
極の同方向及び軸方向に沿つて複数の開口を有する集束
レンズで、試料から発生した二次イオンを引出し、集束
せさ、二次イオンの質量を分析することを特徴とする二
次イオン質量分析装置。 11、同軸状に多重に組込んだ筒状電極を有し、内側電
極と外側電極に電位差を与え、最も内側の電極内部に電
界を浸透させ、かつ軸方向にイオンを減速させるように
電界を発生させる集束レンズでイオン減速させ、四重極
質量分析器に入射させることを特徴とする四重極質量分
析装置。 12、回転状に2重に組込んだ筒状電極を有し、内部電
極の周方向及び軸方向に沿つて複数の開口を設け、前記
開口部から内部電極の内部に電界を浸透させ、かつ軸方
向にイオンを減速させるように電界を発生させる集束レ
ンズを有することを特徴とする四重極質量分析装置。 13、同軸状に2重に組込んだ筒状電極を有し、内部電
極内に電界を浸透させることによつて、軸方向にイオン
の減速電界を発生させ、高エネルギーイオンを100e
V以下に減速して四重極質量分析器に入射させることを
特徴とする四重極質量分析装置。 14、請求項12において、 筒の径を出射側に行くにしたがい小径にすることにより
減速電界を発生させることを特徴とする四重極質量分析
装置。 15、請求項13において、 軸方向に沿つて開口面積を変化させることによつて減速
電界を発生させることを特徴とする四重極質量分析装置
。 16、同軸状に多重に組込んだ筒状電極を有し、少なく
とも内側電極に多数の開口部を設け、開口部から浸透さ
せる電界を出口側に行く程イオンを加速させるようにす
る集束レンズを有することを特徴とするイオン打込装置
。 17、請求項16において、 多側電極に高周波電圧に印加することによりイオン加速
させる集束レンズを有することを特徴とするイオン打込
み装置。 18、軸方向及び周方向に沿つて一定の間隔で設けられ
た開口を有する筒状の内部電極と、内部電極の開口に対
向するように設けられた外部電極とを有し、対向してい
る軸方向の開口の間隔が同じ外部電極同士には同位相の
高周波電圧を印加した集束レンズでイオンを加速するこ
とを特徴とするイオン打込み装置。 19、同軸状に多重に組込んだ筒状電極を有し、少なく
とも内側の電極の周方向及び軸方向に少なくとも複数の
開口を有することを特徴とする集束レンズ。 20、請求項19において、 筒の軸に対して対称な位置にある開口対を複数有するこ
とを特徴とする集束レンズ。 21、請求項20において、 周方向に互いに180°の位置に前記開口を設け、かつ
軸方向に隣接する開口が90°ずれたことを特徴とする
集束レンズ。 22、中空な内部電極と、前記内部電極の外側に置かれ
た外部電極と、前記両電極に電位を与える手段と前記内
部電極に設けた電界の浸透個所からなることを特徴とす
る集束レンズ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15475788 | 1988-06-24 | ||
JP63-154757 | 1988-06-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0278143A true JPH0278143A (ja) | 1990-03-19 |
JPH0766767B2 JPH0766767B2 (ja) | 1995-07-19 |
Family
ID=15591236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1159572A Expired - Fee Related JPH0766767B2 (ja) | 1988-06-24 | 1989-06-23 | 荷電粒子装置とその集束レンズ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5095208A (ja) |
JP (1) | JPH0766767B2 (ja) |
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US5663560A (en) * | 1993-09-20 | 1997-09-02 | Hitachi, Ltd. | Method and apparatus for mass analysis of solution sample |
JP2007184215A (ja) * | 2005-12-06 | 2007-07-19 | Topcon Corp | 荷電ビーム照射装置、静電偏向器、静電偏向器の製造方法 |
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JP2012003843A (ja) * | 2010-06-14 | 2012-01-05 | National Institutes Of Natural Sciences | 対物レンズ系及び電子顕微鏡 |
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US6593570B2 (en) | 2000-05-24 | 2003-07-15 | Agilent Technologies, Inc. | Ion optic components for mass spectrometers |
US9184038B2 (en) * | 2012-06-06 | 2015-11-10 | Purdue Research Foundation | Ion focusing |
DE112014002706B4 (de) * | 2013-06-07 | 2021-05-20 | Micromass Uk Limited | Verfahren zum Erzeugen eines elektrischen Felds zum Manipulieren geladener Teilchen |
GB201310198D0 (en) * | 2013-06-07 | 2013-07-24 | Micromass Ltd | Method of generating electric field for manipulating charged particles |
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NL7306378A (ja) * | 1973-05-08 | 1974-11-12 | ||
US4002912A (en) * | 1975-12-30 | 1977-01-11 | The United States Of America As Represented By The United States Energy Research And Development Administration | Electrostatic lens to focus an ion beam to uniform density |
US4107526A (en) * | 1976-03-22 | 1978-08-15 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Ion scattering spectrometer with modified bias |
DE3018623C2 (de) * | 1980-05-16 | 1983-03-24 | Kernforschungsanlage Jülich GmbH, 5170 Jülich | Beschleunigungsgitter |
JPH0754672B2 (ja) * | 1984-07-27 | 1995-06-07 | 株式会社日立製作所 | カラ−受像管用電子銃 |
-
1989
- 1989-06-20 US US07/368,823 patent/US5095208A/en not_active Expired - Lifetime
- 1989-06-23 JP JP1159572A patent/JPH0766767B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US8642949B2 (en) | 2006-11-07 | 2014-02-04 | Thermo Fisher Scientific (Bremen) Gmbh | Efficient atmospheric pressure interface for mass spectrometers and method |
JP2012003843A (ja) * | 2010-06-14 | 2012-01-05 | National Institutes Of Natural Sciences | 対物レンズ系及び電子顕微鏡 |
KR20190026938A (ko) * | 2016-08-04 | 2019-03-13 | 베리안 세미콘덕터 이큅먼트 어소시에이츠, 인크. | 전극, 가속기 컬럼 및 이를 포함하는 이온 주입 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5095208A (en) | 1992-03-10 |
JPH0766767B2 (ja) | 1995-07-19 |
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