JPH0277727A - フラットパネル形ディスプレイ - Google Patents

フラットパネル形ディスプレイ

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JPH0277727A
JPH0277727A JP63229452A JP22945288A JPH0277727A JP H0277727 A JPH0277727 A JP H0277727A JP 63229452 A JP63229452 A JP 63229452A JP 22945288 A JP22945288 A JP 22945288A JP H0277727 A JPH0277727 A JP H0277727A
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JP
Japan
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light
liquid crystal
substrate
picture element
film
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JP63229452A
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Inventor
Akira Miki
明 三城
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はフラットパネル形ディスプレイ、より詳細には
下部基板と該下部基板に対向して配設された上部基板と
これら下部基板と上部基板間に介装された電気光学材料
とを含むフラットパネル形ディスプレイであって、アク
ティブマトリクス駆動方式の薄膜トランジスタ(TPT
)形の液晶ディスプレイ(LCD)に関する。
靴米五弦l 近年高度情報化が進むにつれ、映像表示用のディスプレ
イの分野においてはより一層の高精細化および高輝度化
が望まれている。現在は家庭用やその他はとんどの分野
においてCRT (陰極線管)がその主流を占めている
。しかし小形、軽量、低消費電力でしかも高画質化が可
能なフラットパネル形ディスプレイへの要望が高まって
きている。フラットパネル形ディスプレイのうち液晶を
用いたLCDは現在もっとも広く用いられ将来性の高い
ディスプレイである。このL CDの駆動方式として、
単純マトリスクス駆動方式やアクティブマトリクス駆動
方式があり、このうちアクティブマトリクス駆動方式は
各画素ごとにスイッチ素子を配設して各画素を独立的に
駆動制御するものである。したがって各画素ごとに10
0%近いデユーティ比で駆動でき、画素のコントラスト
比を大きく取ることが可能である。
スイッチ素子としてアモルファスシリコンを用いた薄膜
トランジスタ(TPT)形は大面積化が可能であり、し
かも低コストで製作できることから有望視され、多くの
研究がなされている。アモルファスシリコンを用いた薄
膜トランジスタ(TPT)形ディスプレイの特徴として
は大面積化が可能であること、比較的低温プロセス(3
00℃前後)で製作できることから安価なガラス基板が
使用可能であること、連続的な成膜により膜界面の清浄
性が保たれることなどが挙げられる。
以上のことから駆動方式としてアクティブマトリクス駆
動方式を採用し、アモルファスシリコンを用いた薄膜ト
ランジスタ(TPT)形ディスプレイは今後のニューメ
ディア用のディスプレイ候補としてその発展が期待され
ている。
次に従来のアクティブマトリクス駆動方式の薄膜トラン
ジスタ(TPT)形ディスプレイを第6図および第7図
に示す。ガラス基板11の外側(第6図中下側)には偏
光子12が貼着されており、内側には行方向にゲートラ
イン13がバターニングされている。この偏光子12の
所定箇所にはゲート14が形成されている。これらゲー
トライン13、ゲート14の上面にはゲート絶縁膜15
が積層形成され、さらにこのゲート絶縁膜15の上面に
はゲート14に対応する所定箇所列方向にアモルファス
シリコン層16が積層形成され、このアモルファスシリ
コン層16の上面にはn1アモルファスシリコン層17
が積層形成されている。このn9アモルファスシリコン
層17の上面にはさらにドレインライン18が積層形成
され、このドレインライン18のゲート14に対応する
所定箇所にはドレイン19が形成されている。このドレ
イン19と水平方向に対向してゲート14を挟んだ所定
箇所にはソース電極20が形成されており、このソース
電極20にはゲート絶縁膜15上面にマトリクス状に形
成された画素電極22が接続されている。上記したゲー
トライン13、ゲート14、アモルファスシリコン層1
6、n1アモルファスシリコン層17、ドレインライン
18、ドレイン19およびソース電極20によりスイッ
チ素子としてのTFTアレイ21が構成されている。
これらガラス基板11’(下部基板)側の第6図中上方
にはガラス基板11に対向してガラス基板23(上部基
板)が配設されており、このガラス基板23の内側には
対向電極24が形成貼着されている。またガラス基板2
3の外側には偏光子25が貼着されている。そしてこれ
らガラス基板11とガラス基板23の間には液晶26が
上下面で90度ねじれて配向され充填されている。
以上のように構成されたTFTLCDを駆動させて画像
表示を行なうには、ゲートライン13に正のバイアスを
印加しながらドレインライン18に交流のバイアスを印
加する。このことによりソース電□極20側にソース電
圧が発生じ、液晶26に電界が印加され、この結果液晶
26の配向方向が変化する。この結果透過光のオンオフ
が行なわれるものである。
上記した方式による特徴としては表示面内の各画素をT
PTによって独立的に駆動制御できることから画素間に
クロストークのない高いコントラスト比の表示が得られ
るというところにある。
明が商法しようとする澗1売 上記したようなT FTL CDは各TFTアレイによ
って各画素を駆動する方式のディスプレイであり、ディ
スプレイの面積あるいは画素数が増大するにつれてTF
Tアレイの欠陥が増大し、あるいは配線の断線が起きた
り、配線のショートなどによる表示不良が急増し、スイ
ッチ素子作成の歩留まりが著しく低下する。通常TFT
LCDにおいては対角5インチ以上のガラス基板にスイ
ッチ素子としてのTFTアレイをlO万何個以上形成る
が、このうちわずかのTFTアレイの不良に基づく表示
欠陥が存在してもLCDとしては十分な表示機能を達成
することが不可能となってしまう。したがって表示面内
でのTFTアレイの欠陥や配線の断線などに基づく表示
欠陥を救済することが非常に重要になってくる。TFT
LCDは今後まずまず大面積化、高画素化(高精細化)
してゆくことば必至であり、大面積基板内の欠陥部分を
いかにして救済し、十分な表示性能を有するLCDを作
成するかが大きな問題となってきている。従来より欠陥
を生じさせないための手段として、一画素に対して複数
個のTFTアレイを対応さぜるもの、あるいは各配線ラ
インを二重にするものなどが提案されている。しかしこ
れらの技術は欠陥の生した画素を救済できるものの、高
密度化には向かないものであった。
。。点を解決するための−j1 本発明はかかる問題点に鑑みて発明されたフラットパネ
ル形ディスプレイであって、下部基板と該下部基板に対
向して配設された上部基板とこれら下部基板と上部基板
間に介装された電気光学材料とを含むフラットパネル形
ディスプレイであって、前記下部基板上には画素電極が
マトリクス状に配設されるとともに前記各画素電極を駆
動するだめのスイッチ素子が配設される一方、前記上部
基板の前記下部基板側の面には前記画素電極と協働して
画素を構成する対向電極が形成されるとともに前記電気
光学材料を透過した光により光電流を生し前記電気光学
材料の電気光学的効果を変化させる受光素子が前記画素
電極のそれぞれに対応する形で複数個配設されているこ
とを特徴とするものである。
以下本発明にかかるフラットパネル形ディスプレイの構
成を詳述する。なお従来例と同一構造の部分については
同一の符合を付すこととする。
ガラス基板11の外側(第1図中下側)には偏光子12
が貼着されており、内側には行方向にゲートライン13
がバターニングされている。このゲートライン13の所
定箇所にはゲート14が形成されている。これらゲート
ライン13、ゲート14はCr、Mo、Ta、Alまた
はNiCr膜あるいはこれらの積層膜から構成されてい
る。これらゲートライン13、ゲート14の厚みは膜材
料、目的とするTPTの構造あるいは配線抵抗などによ
り決定されるが、本発明においては、300ないし30
00人、より望ましくは500ないし1500人の範囲
で決定される。これらゲートライン13、ゲー1−14
の上面にはゲート絶縁膜15が積層形成されている。こ
のゲート絶縁膜15としては比抵抗が高くしたがって絶
縁性に優れ、かつ界面特性の良好な薄膜が用いられる。
このような条件を満たずゲート絶縁膜15として、本発
明ではプラズマCVD法(グロー放電分解法)により形
成されるSiN膜、SiO膜、または5iON膜あるい
は他の形成法、例えばスパッタリング法などにより作製
されるT a 205膜、Al2O3膜あるいはこれら
の積層膜を用いることができる。ゲート絶縁膜15とし
て例えばSiN膜を用いる場合にはシラン系のガス例え
ばSiH4とNH3との混合ガスまたはN2との混合ガ
ス、あるいはS i H4とNH3とN2との混合ガス
をプラズマCVD法により分解堆積して形成することが
できる。SiN膜を用いる場合には基板温度が膜特性に
大きな影響を及ぼし、基板温度を通常250℃以上、よ
り望ましくは300℃以上とすることが好ましい。本発
明におけるゲート絶縁膜15の膜厚は目的とするTFT
特性を得るためにそれぞれ決定されるが、通常は500
人ないし5000人が望ましく、より望ましくは100
0人ないし3000人の範囲である。
ゲート絶縁膜15の上面にはゲート14に対応する所定
箇所列方向にアモルファスシリコン層16が積層形成さ
れている。アモルファスシリコン層16は半導体層であ
り、通常プラズマCVD法によりシラン系のガスを用い
て容易に形成できる。アモルファスシリコン層16の膜
厚はTPTのオフ電流および光照射時の光電流に大きく
依存する。本発明では通常200人ないし4000人が
採用され、より望ましくは500人ないし3000人の
範囲である。成膜温度としては良好な膜特性を得るため
に100℃ないし400℃が望ましく、より望ましくは
200°Cないし300℃の範囲である。
前記アモルファスシリコン層16の上面にはn9アモル
ファスシリコン層17がオーミックコンタクト層として
積層形成されている。このn+アモルファスシリコン層
17はキャリアである電子の走行性を容易にし、かつ正
孔の流れを阻止する目的で形成されるものであり、主と
してシラン系のガス例えばSiH4とP H2との混合
ガスにより形成される。n′″アモルファスシリコン層
17層重7的特性としては暗比抵抗が105Ω・cmな
いし10Ω・cmであることが望ましく、より望ましく
は104Ω・Cmないし102Ω・cmの範囲である。
また活性化エネルギーとしては0.4eVないし0.1
eVが望ましく、より望ましくは0.3ないし0.2e
Vの範囲が良い。n9アモルファスシリコン層17の膜
厚は膜のはがれ防止などのために適切に決定する必要が
あるが、通常は100人ないし1000人が望ましく、
より望ましくは100人ないし500人の範囲である。
前記n′″アモルファスシリコン層17の第1図中上面
にはさらにドレインライン18が積層形成されこのドレ
インライン18の前記ゲート14に対応する所定箇所に
はドレイン19が形成されている。このドレイン19と
水平方向に対向してゲート14を挟んだ所定箇所にはソ
ース電極2oが形成されており、このソース電極20に
はゲート絶縁膜15上面にマトリクス状に形成された画
素電極22が接続されている。
トレインライン18、ドレイン19およびソース電極2
0は通常高融点金属とAIとの積層構造となっており、
例えばCr/A I 、 Mo/A l 。
T i / A 1などが用いられる。高融点金属の膜
厚としては膜のはがれなどを考慮して100人ないし1
000人とするのが望ましく、より望ましくは100人
ないし500人の範囲とするのが良い。またAIの厚み
としては2000人ないし2μmの範囲が望ましく、よ
り望ましくは50’00人ないし1.5μmの範囲であ
る。
前記ガラス基板1’l(下部基板)の第1図中上方には
ガラス基板11に対向してガラス基板23(上部−板)
が配設されており、このガラス基板23の内側(ガラス
基板11側)には対向電極24が形成貼着されており、
外側には偏光子25が貼着されている。
上記対向電極24は透明導電膜例えばITO膜により形
成され、膜厚は1000人程度であることが望ましい。
対向電極24のさらに内側には絶縁性薄膜30が形成さ
れている。この絶縁性薄膜30は後記する受光素子31
と対向電極24とを電気的に絶縁するためのもので、プ
ラズマCVD法によるSiN、5iO1SiON膜ある
いは他の薄膜形成法であるスパッタリング法などによっ
ても形成されるものである。絶縁性薄膜30としては電
気抵抗率が10+2Ω・0m以上である′ことが望まし
く、よ  ゛り望ましくは1014Ω・0m以上である
。また膜厚は500人ないし5000人の範囲であるこ
とが望ましく、より望ましくは1000人ないし300
0人の範囲が良い。
絶縁性薄膜30のさらに内側には第2図に示すように受
光素子31が前記TFTアレイ21に対応する位置に形
成されている。受光素子31はニつのラインL1、L2
から構成されており、異なるラインL1、L2により各
画素電極22を両側より挟んだ形状となるようにその端
部が突設されている。
この受光素子31はCr層32、アモルファスシリコン
層33および透明導電膜34がら構成されており、Cr
層32は電極と光シールドの役割を果たし膜厚は800
Å以上が必要である。またアモルファスシリコン層33
は光導電体として用いられ、可視光に対しては高感度で
あることが重要である。アモルファスシリコン層33の
作成法としては例えばS iH<のプラズマCVD法に
より形成され、特性としては暗比抵抗が109Ω・0m
以上であることが望ましく、より望ましくは1O10Ω
・0m以上である。また活性化エネルギ□−は0.6e
Vないし0.7eVであることが望ましい。
さらに光学的バンドギャップとしては1’、6 e”V
ないし1.8eVであることが望ましい。アモルファス
シリコン層33の膜厚としては1000人ないし2μm
であることが望ましく、より望ましくは5000人ない
し111mの範囲である。
受光素子3]の透明導電膜34としてはITO膜その他
の透明導電膜が用いられる。透明導電膜34の膜厚とし
ては1000A程度が望ましい。
そして受光素子31の表面には絶縁性薄膜35が形成さ
れている。
また前記ガラス基板11とガラス基板23の間には液晶
26が上下面て90度ねじれて配向され充填されている
次にアモルフ)・スシリコンTFTアレイ21の作製方
法について述べる。先ずガラス基板11上にゲートライ
ン13およびゲート14となるCrをパターニングする
。次にガラス基板ll上にプラズマCVD装置によって
ゲート絶縁膜15となるSiN、半導体層であるアモル
ファスシリコン層16、オーミックコンタクト層である
n3アモルファスシリコン層17を順次積層形成してゆ
く。これら各層が形成されるとガラス基板11をプラズ
マCVD装置より取り出し、ドレインライン18、ドレ
イン1つおよびソース電極20となるCr層を蒸着によ
り形成する。次にゲート14上部のCr層およびn9ア
モルファスシリコン層17をホトリソグラフィーによっ
てエツチングする。最後にドレインライン18、ドレイ
ン19およびソース電極20となる部分にAlを蒸着に
より形成する。
次に第3図に基づき欠陥画素部救済の作動原理を説明す
る。
画素■■@のうち■の画素がTFTアレイ21の不良に
よって非点灯であるとする。なお第3図において符合U
は上部ガラス基板23側に、Lは下部ガラス基板ll側
にそれぞれゲートライン13や受光素子31が形成され
ていることを示している。非点灯の画素■は受光素子の
ライン上1上の受光素子■と受光素子のラインL 2上
の受光素子■によってゲートライン13方向(図におけ
る左右方向)に挟まれている。受光素子■および受光素
子■は画素■および画素Oが点灯しているため、受光素
子■■の電極内に光キャリヤによる信号電荷を蓄積する
。受光素子■および受光素子■のラインL0、L2のC
r電極に逆極性のバイアスが印加されていると受光素子
のおよび受光素子■のITO電極34側にはそれぞれ逆
極性の信号電荷が誘起される。したがって画素■のTN
液晶は受光素子■■の水平方向の電界によってガラス基
板23と同一面内で液晶の配向を90度傾けて受光素子
00間の方向に配向する。この状態では画素0部のTN
液晶は偏光の旋光方向を回転させずそのまま上部に光を
透過するため画素■は点灯することとなる。
第4図に受光素子31のJ−V特性を示す。100ルク
スの光照射時には電圧依存性があまりなく、はぼ一定の
出力が得られている。
第5図にTFTLCDにおける欠陥画素の光透過率の入
射光照度に対する依存性を示す。100ルクス程度から
透過率が次第に増加し1000ルクスで70%の透過率
が得られている。
■ 本発明におけるT F T L CDではTFTアレイ
21などの欠陥により表示不可能となった画素に対し、
隣接する表示可能画素部を透過した光を受光素子31対
に入射させ、TN液晶26の水平方向に電界を印加させ
ることにより光透過を可能にして欠陥画素を救済する作
用を有する。
すなわちTN形の液晶表示モードでは通常ガラス基板1
1の垂直方向に電界を印加することによってTN液晶2
6の配向方向を変え、オンオフ表示を行なうものである
が、本発明では通常のTN液晶表示モードに加えて、欠
陥画素部に対しては光を受光した隣接する受光素子31
対によってガラス基板23の水平方向に電界を印加して
、TN液晶26を水平面内で90度ねじらせて光透過を
可能にする作用を有する。
支朧舅 以下、本発明にかかる実施例を説明する。
充分に洗浄した5インチ角のガラス基板11にゲートラ
イン13およびゲート14用のCrを1000人蒸着さ
せホトエツチングによりパターンを形成をした。スイッ
ヂ素子(TFTアレイ21)としてのチャンネル長さは
10μm、チャンネル幅は200μmとなした。その後
ガラス基板11をプラズマCVD装置内にセットし、真
空容器内を排気するとともにガラス基板11を加熱し、
加熱温度を300℃に設定した。真空容器内の真空度が
10−’Torr以下となったところで排気系を拡散ポ
ンプ(DP)からメカニカルブースターポンプ(MBP
)に切り替えるとともにマスフローコントローラー(M
FC)を介して100%SiH4を8SCCM、NH3
を40SCCM、N2を803CCMそれぞれ流して反
応圧力を0.5 Torrとなるように調節した。圧力
が一定となったところで13.56MHzのRFパワー
を50W印加して20分間SiNのゲート絶縁膜15を
形成した。このように形成されたゲート絶縁膜15は屈
折率が1.82.光学的バンドギャップ(Eg)が5、
leV、比誘電率が6、lであった。また膜厚は300
0人であった。
次に同一のプラズマCVD装置内でSiNのゲート絶縁
膜15上にアモルファスシリコン層16の半導体層を1
500人形成した。形成条件は100%S i Haを
IO3CCM、反応圧力0,2TorrでRFパワー1
00Wとした。成膜時間は10分間であった。以上の様
に形成されたアモルファスシリコン層16は電気的特性
として、暗比抵抗ρd=2Xlo”Ω・cm、活性化エ
ネルギーEa=0.7 eV、光学的特性としてE g
 = 1.75eVであった。
その後向−の基板温度(300℃)でn′″アモルファ
スシリコン層17層成7条件下で形成した。100%S
iH4をIO3CCM、1%H2ベースのP HsをI
O3ccM流し、反応圧力0.2TorrでRFパワー
を100w印加し、4分開成膜を行なった。膜厚は50
0人とした。このn+アモルファスシリコン層17の特
性は別に行なった実験からρd=500Ω・cm、Ea
=0.2 eV、  Eg =1.7 eVであった。
プラズマCVD装置による上記薄膜の形成の後、ガラス
基板11を真空蒸着装置内にセットしドレインライン1
8、ドレイン19およびソース電極20となるCrを5
00人形成した。次に上記試料をホトエッチングにより
チャンネル上部のCrを酸によりエツチングし、さらに
n9アモルファスシリコン層17をHF : HNO3
: CH3C0OH混液によりエツチングした。レジス
トを除去洗浄後再び試料を真空蒸着装置内にセットし、
AIを試料全面に1.0μm形成した。その後再びホト
エツチングによりチャンネル上部のAlをリン酸系水溶
液によって除去した。
以上の様にして作成されたTFTアレイ21の電気的特
性を評価したところ以下の様であった。
電界効果移動度 0.5 cm”/V・secしきい値
電圧  2v ドレイン電流 Vg=15V、Vd=lO’V時  lXl0−’AV
g=OV、Vd=10V時  IXIO−1lXl0−
12AV、Vd=10V時IXIO−1lXl0−13
AV、Vd=20V時lXl0−12A次に上記ガラス
基板11上にプラズマCVD法によりSiN膜を1μm
堆積した。形成条件は100%S i HaをIO3C
CM、NH3を303CCM、N、を80SCCM流し
た。また基板温度は200℃であった。その後真空蒸着
装置によってAIの光シールドを2000人蒸着させた
のち、ホトエツチングによってチャンネル部にのみAl
パターンを形成した。
次にガラス基板23の受光素子31群を以下の方法で形
成した。洗浄された4インチ角のガラス基板にDCスッ
パタリング装置によって対向電極24となるITO膜を
1000人堆積させた後、RFスッパタリング装置によ
って絶縁性薄膜30となるSiN膜を2000人堆積さ
せた。その後真空蒸着装置によって受光素子31の一部
となるCrを1200人蒸着させた。以上の基板をプラ
ズマCVD装置内にセットし、基板温度を250℃に設
定後、100%S i H4をIO3CCM流し、反応
圧力を0.2Torrとし、RFパワー100Wでアモ
ルファスシリコン層33を60分間形成した。膜厚は8
000人であった。なおアモルファスシリコン層33の
特性は前記したアモルファスシリコン層16のもとほぼ
同様のものであった。
その後ホトエツチングにより受光素子31部のアモルフ
ァスシリコンのみを残し、かつ配線部のCrのみホトエ
ッヂングにより残した。最後に全面にDCスパッタリン
グ装置により透明導電膜34となるITO膜を1000
人堆積させ、ホトエッヂングにより受光素子31部にの
みITO膜を残した。
以上のようにして形成されたガラス基板11とガラス基
板23に対してポリイミド配向膜を8゜O人スピンコー
ドにょって形成し、ラビング処理の後、シーリング材を
印刷して、両基板を張り合せた。なおセルギャップは8
μmとした。
その後セル内にTN液晶を注入し封止した。
以上の方法によってえられたTFTLCDはコントラス
ト比=30というほぼ良好な特性が得られた。
次にTFTアレイ21の欠陥に基づく画素の救済につい
て実験を行なった。
あらかじめ非点灯の画素を調べた後ガラス基板23の受
光素子31の一方のラインL1にプラスバイアス、受光
素子31の他方のラインL2にマイナスバイアスを印加
したのち、蛍光灯の照度を2000ルクスにして、背面
(ガラス基板11側)より光照射を行なった。その結果
従来非点灯であった画素は、バイアスがそれぞれ+8v
、−8v付近から点灯し始め、非点灯画素の救済に対し
て有効であることが分かった。またバイアスが±10V
時の救済された画素のコントラスト比は20と良好であ
った。
危匪五羞浬 以上の説明により明らかな如く、本発明にががるフラッ
トパネル型ディスプレイにあっては、下部基板と該下部
基板に対向して配設された上部基板とこれら下部基板と
上部基板間に介装された電気光学材料とを含み、前記下
部基板上には画素電極が7トリクス上に配設されるとと
もに前記各画素電極を駆動するためのスイッヂ素子が配
設される一方、前記上部基板の前記下部基板側の面には
前記画素電極と協働して画素を構成する対向電極が形成
されるとともに前記電気光学材料を透過した光により光
電流を生し前記電気光学材料の電気光学的効果を変化さ
せる受光素子が前記画素電極のそれぞれに対応する形で
複数個配設されているのでスイッヂ素子などの不良によ
り欠陥画素が存在していても、良好な画素部分の透過光
により受光素子が働き、電気光学材料の電気光学的効果
を変化させて欠陥画素を救済することができるのである
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るフラットパネル型ディスプレイの
一実施例を示す要部の断面図、第2図はガラス基板上に
形成された受光素子の配置を示す平面図、第3図は欠陥
画素救済の作動原理を説明するための部分拡大平面図、
第4図は受光素子のJ−V特性図、第5図はTFTLC
Dの画素に対する光の透過率と照射光の照度との関係を
示す図、第6図は従来例を示す要部の部分拡大断面図、
第7図は平面図である。 11・・・ガラス基板(下部基板)、21・・・TFT
アレイ(スイッヂ素子)、22・・・画素電極、23・
・・ガラス基板(上部基板)、24・・・対向電極、2
6・・・液晶(電気光学材料)、31・・受光素子特許
出願人 : 住友金属工業株式会社代理人   : 弁
理士  井内龍ニ ノ (’/、)Φ1に基冬

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 下部基板と該下部基板に対向して配設された上部基板と
    これら下部基板と上部基板間に介装された電気光学材料
    とを含むフラットパネル形ディスプレイであって、前記
    下部基板上には画素電極がマトリクス状に配設されると
    ともに前記各画素電極を駆動するためのスイッチ素子が
    配設される一方、前記上部基板の前記下部基板側の面に
    は前記画素電極と協働して画素を構成する対向電極が形
    成されるとともに前記電気光学材料を透過した光により
    光電流を生じ、前記電気光学材料の電気光学的効果を変
    化させる受光素子が前記画素電極のそれぞれに対応する
    形で複数個配設されていることを特徴とするフラットパ
    ネル形ディスプレイ。
JP63229452A 1988-09-13 1988-09-13 フラットパネル形ディスプレイ Pending JPH0277727A (ja)

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