JPH0277009A - 光軸調製装置 - Google Patents

光軸調製装置

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JPH0277009A
JPH0277009A JP22740488A JP22740488A JPH0277009A JP H0277009 A JPH0277009 A JP H0277009A JP 22740488 A JP22740488 A JP 22740488A JP 22740488 A JP22740488 A JP 22740488A JP H0277009 A JPH0277009 A JP H0277009A
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JP
Japan
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light beam
optical axis
light
photoelectric converter
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Application number
JP22740488A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Tachibana
立花 弘行
Akimitsu Nakagami
中上 明光
Yoshihiko Onishi
良彦 大西
Takayoshi Inoue
井上 隆善
Yoshiro Nishimoto
善郎 西元
Yasuhide Nakai
康秀 中井
Yasushi Yoneda
米田 康司
Shinichi Imaoka
今岡 伸一
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光ビームを利用した検査装置や測定装置にお
いてその光ビームの光軸を調整するのに用いて好適の光
軸調整装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の装置としては第19図(ブロック図)に
示すようなものがある。第19図に示すように、図示し
ない光源から射出された光ビームLは、光学系51を通
過した後、所定の対象物等における所定の位置に照射さ
れるようになっている。そして、このような光ビームL
の光軸の位置を調整すべく、調整の対象である光ビーム
Lの光軸上には、ビームスプリッタ52が配設され、光
ビームLの一部が光ビームLaとして90度反射されて
受光素子53へ導かれるようになっている。
従来、受光素子53としては、例えば、第20図に示す
ような2分割型のものや、第21図に示すような4分割
型のものが用いられている。
2分割型の受光素子53の場合、ビームスプリッタ52
により一部反射分割された光ビームLaが入射すると、
予め基準位置に設定されたy軸(実際の光ビームLの上
下方向)について分割された受光素子53の2つの部分
53a、53bから、光ビームLaにより起電された電
流■。□l llI2がそれぞれ検出される。そして、
これらの電流I。1゜■。2から光ビームLの左右方向
(y軸に直交するX軸方向)のずれを検出でき、自動も
しくは手動により電流I。、と工。2とが等しくなるよ
うに光ビームLの光軸を調整することで、光ビームLの
光軸の1次元位置(左右方向位置)が調整される。
また、4分割型の受光素子53の場合、光ビームLaが
入射すると、予め基準位置に設定されたX軸、y軸につ
いて分割された受光素子53の4つの部分53c、53
d、53e、53fから。
光ビームLaにより起電された電流工よt I2# L
#工、がそれぞれ検出される。そして、これらの電流工
、〜工、について加算処理や差分処理を施すことにより
、光ビームLのx、y方向のずれを検出でき、自動もし
くは手動により電流■□〜工、がすべで等しくなるまで
、光ビームLの光軸を繰返し調整することで、光ビーム
Lの光軸の2次元位置が調整される。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述のような従来の光軸調整装置では、
光ビームLの光軸の位置制御を行なえる範囲が、ビーム
スプリッタ52により分割された光ビームLaが受光素
子53の分割軸(x+y軸)上に存在する場合のみで極
めて狭く、任意の位置に光ビームLの光軸を調整するこ
とができない。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされた
もので、光ビームの位置ずれを精度良く検出し、光ビー
ムの光軸を任意の位置に自動的に調整できるようにした
光軸調整方法および装置を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために1本発明の第1番目の光軸調
整装置(請求項1)は、光軸調整対象の光ビーム自体も
しくはその一部を受ける光電変換体をそなえ、この光電
変換体を、その端部からの距離に応じた抵抗分布を有す
る抵抗層、もしくは、上記端部からの距離に応じた光感
度分布を有する受光素子により構成し、上記光電変換体
からの出力電流値に基づき上記光ビームの入射位置を算
出する演算手段と、演算された入射位置に基づき上記光
ビームの光軸を同光軸直交方向の位置について調整する
調整手段とをそなえたことを特徴としている。
また、本発明の第2番目の光軸調整方法(請求項2)は
、光軸調整対象の光ビーム自体もしくはその一部を受け
る光電変換体をそなえ、この光電変換体を、その端部か
らの距離に比例した抵抗分布を有する第1抵抗層もしく
は上記端部からの距離に比例した光感度分布を有する第
1受光素子と、上記端部からの距離の2乗に比例した抵
抗分布を有する第2抵抗層もしくは上記端部からの距離
の2乗に比例した光感度分布を有する第2受光素子とに
より構成し、上記光電変換体からの出力電流値に基づき
上記光ビームの入射位置および分散を算出する演算手段
と、演算された入射位置に基づき上記光ビームの光軸を
同光軸直交方向の位置について調整するとともに演算さ
れた分散に基づき上記光ビームの光軸を同光軸方向の位
置について調整する調整手段とをそなえたことを特徴と
している。
[作   用コ 上述した本発明の第1の光軸調整装置では、光軸調整対
象の光ビームが光電変換体へ入射すると、この光電変換
体における光ビームの入射位置に応じた信号強度の出力
電流値が、抵抗層もしくは受光素子の光電変換により得
られる。そして、光電変換体からの出力電流値に基づき
、演算手段において、光ビームが、光電変換体上のどの
位置に入射したかが算出される。得られた入射位置から
光ビームの光軸について同光軸に直交する方向の任意位
置が検知され、これに基づいて調整手段により光ビーム
の光軸の光軸直交方向位置が任意に調整・制御される。
また、上述した本発明の第2の光軸調整装置では、光軸
調整対象の光ビームが光電変換体へ入射すると、この光
電変換体において、第]、抵抗層もしくは第1受光素子
の光電変換により、光電変換体の端部から光ビームの入
射位置までの距離の平均値に応じた信号強度の出力電流
値が得られるとともに、第2抵抗層もしくは第2受光素
子の光電変換により、光電変換体の端部がら光ビームの
入射位置までの距離の2乗平均値に応じた信号強度の出
力電流値が得られる。そして、光電変換体がらの出力電
流値に基づき、演算手段において、統計学上の簡単な計
算式により、光ビームの光電変換体上における入射位置
および分散が算出される。
ここで、光ビームが収束性を有するものである場合には
、光ビームの光軸方向位置に応じて、光電変換体上での
分散が変化することになるので、分散を得ることにより
光ビームの光軸方向位置が検知される。得られた入射位
置および分散から光ビームの光軸について光軸直交方向
および光軸方向の任意位置がそれぞれ検知され、これら
に基づいて調整手段により上記光ビームの光軸の光軸直
交方向および光軸方向の位置が任意に調整・制御される
[発明の実施例] まず、本発明による光軸調整装置の動作原理を藺草に説
明する。
端部からの距離Xに応じた抵抗分布を有する抵抗層、も
しくは、距離Xに応じた光感度分布を有する受光素子に
て構成された光電変換体へ、光軸調整対象である光ビー
ムの一部または全部を入射させることにより、光ビーム
が入射した光電変換体上の位置に応じて、光電変換体か
ら所定の信号強度の出力電流値が得られる。例えば、光
電変換体が、端部からの距離Xの2乗x2に比例した抵
抗分布を有する抵抗層、もしくは、x2に比例した光感
度分布を有する受光素子により構成されている場合、光
電変換体上の位置X(端部からの位@)に、強度−様で
幅の狭いスリット状の光が入射したとすると、光電変換
体からの出力電流値は、x2に比例したものとなる。ま
た、上記スリット状の光の入射位置がΔXだけ変動する
と、光電変換体からの出力電流値も、(Δx)”+2x
・ΔXに比例した値だけ変動する。
このような出力電流値を得ることにより、光電変換体上
における光ビームの入射位置が検知され、その入射位置
に基づき光ビームの光軸の光軸直交方向位置が得られ、
得られた位置に基づき光ビームの光軸位置が調整される
。また、光電変換体を2つ直交するように配置して、各
光電変換体に光軸調整対象の光ビームを導くことで、前
述と同様にして、光ビームの光軸位置をこの先軸(z)
に直交する2軸方向XrYについて2次元的に調整する
ことができる。
また、光ビームLが第4図(a)に示すように完全に平
行なものである場合、光ビームLの光軸方向2の変位Δ
2に対して、光ビームLの断面の大きさ(分散)は、第
4図(b)、(Q)に示すように全く変化しない。この
ような光学系では一般に光軸方向2の位置調整を必要と
しない。一方、光ビームLが第5図(a)に示すように
平行でないものまたは収束性を有するものである場合、
光ビームLの光軸方向2の変位Δ2に対して、光ビーム
Lの断面の大きさ(分散)は、第5図(b)、(Q)に
示すように変化する。このような光学系では光軸方向2
の位置調整をも調整する必要が生じる。
このような場合に対応すべく、本発明の装置(請求項2
)では、光ビームを光電変換体に入射させることで、第
1抵抗層もしくは第1受光素子から光ビームの入射位l
xの平均値rに応じた信号強度の出力電流値が得られ、
第2抵抗層もしくは第2受光素子から光ビームの入射位
置xの2乗平均値x2に応じた信号強度の出力電流値が
得られる。
このようにして、光ビームの平均位置iと2乗平均位置
x2とが得られれば、統計学的に、x2−x2として分
散σ2が演算・検出されることになる。
そして、この分散σ2の大きさに基づき光ビームの光軸
位置がその光軸方向について調整される。
以下1図面により、本発明の光軸調整装置の具体的な実
施例を説明する。
第1〜3図は本発明の一実施例としての光軸調整装置を
示すもので、第1m<a>はその全体構成図、第1図(
b)はその光電変換体としてのDIPセンサ(D : 
deviation(分散)、  I :1ntens
ity(強度)t P : position(位置)
〕の平面図、第1図(c)は上記DIPセンサの側面図
、第2図は上記I0Pセンサに入射される光ビームの強
度分布の一例を示すグラフ、第3図(a)、(b)はい
ずれも上記DIPセンサにより得られる出力電流値と上
記DIPセンサ上の位置との関係を示すグラフである。
第1図(a)において、1はレーザ光源で、このレーザ
光源1から射出された光ビームLは、光学系2を通過し
駆動部3により光学系2を駆動調整することで、所定の
対象物(第6〜8図の符号9参照)等における所定の位
置に照射されるようになっている。このような光ビーム
Lの光軸の位置を光軸直交方向Xについて調整すべく、
調整の対象である光ビームLの光軸上には、ビームスプ
リッタ4が配設され、光ビームLの一部が光ビームLa
として90度反射されて光電変換体としてのDIPセン
サ5へ導かれるようになっている。
そして、6はビームスプリッタ4およびDIPセンサ5
から構成される検出部、7はDIPセンサ5からの出力
電流値119 xz+ 13に基づき光ビームLaの入
射位置iおよび分散σ2を算出する演算部、8はこの演
算部7により演算された光ビームLaの入射位置Xに基
づき光ビームLの光軸を光軸直交方向の位lxについて
調整するとともに演算部5により演算された光ビームL
aの分散σ2に基づき光ビームLの光軸を光軸方向の位
置2について調整すべく駆動部3へ制御指令を送出する
制御部(調整手段)である。
また、本実施例のDIPセンサ5は、第1図(b)、(
C)に示すように、2層5−1.i層5−2およびn層
5−3からなるフォトダイオードとして構成され、光ビ
ームLaを受けるとその強度に応じ光電変換による所定
の電流を出力するものである。そして、2層5−1は、
y=(w/Q)・Xなる1次直線と、y=(w/Q”)
・x”なる放物線とにより3つの光電変換面5a、5b
、5cに分離絶縁されており、各光電変換面5a、5b
5cからそれぞれ電流値ii、”at i3が検出され
るようになっている。ここで、光電変換面5aと5bと
が、DIPセンサ5の左端部からの距離Xに比例した抵
抗分布を有する第1抵抗層もしくは同距離Xに比例した
光感度分布を有する第1受光素子に対応する部分であり
、光電変換面5bが、DIPセンサ5の左端部からの距
離Xの2乗x2に比例した抵抗分布を有する第2抵抗層
もしくは同距離Xの2乗x2に比例した光感度分布を有
する第2受光素子に対応する部分である。
なお、第1図(b)において、2層5−1の第1図(b
)中の左下隅を原点として右方向にX軸、上方向にy軸
をとっている。また、第1図(b)中のΩ、Wは、それ
ぞれDIPセンサ5の外形寸法、つまり長さ1幅を示し
ている。
本発明の一実施例による光軸調整装置は上述のごとく構
成されているので、光軸調整対象の光ビームLの一部が
、ビームスプリッタ4により反射されて光ビームLaと
して入射される。このとき、光ビームLの光軸がその先
軸直交方向Xについて移動すると、これと全く対応して
、反射・されてDIPセンサ5に入射される光ビームL
aもDIPセンサ5上に沿うX方向について移動する。
DIPセンサ5および演算部7においては、次のように
して、光ビームLaの強度(光エネルギ)■、平均位置
(入射位置)マ2分散σ2が検出され、さらには光ビー
ムLのX方向位置およびZ方向位置が検知される。
今、第2図に示すような1次元ガウス分布形の強度分布
ρ(X)をもった光ビームLaが、DIPセンサ5に入
射したとする。ここで、上記ガウス分布の平均位置を7
、分散をσ2.最大強度をI max、総強度(第2図
に斜線で示す部分の面積)をItとする。なお、第1図
(b)のX方向には、光強度分布は一定であるとする。
このとき、位置xと、検出電流値11と12との和との
間には第3図(a)に示すような関係があるとともに、
位lxと検出電流値i、との間には第3図(b)に示す
ような関係がある。そこで、DIPセンサ5であるフォ
トダイオードの光電変換効率をKとし、簡単のため、a
m=w/Qt az=W/ Q2とすると、検出電流値
i工912913は、in=に一/:ρ(x)・a2x
”dx      =−(1)iz= K−f:ρ (
x)・(azx−a2 x”)dx  =42)ia=
 K−f:p (x)・a、(Q −x)dx   =
43)となり、これらの(1)〜(3)式より、i□+
i2+13=K・几ρ(x)・a、・udx= K−w
曇f:p (x)dx =に−w・It     ・・・(4)it+iz=に
一/:ρ(x)・alxdx   −・(s)が得られ
る。ここで、(4)弐つまりi 、 + i 、 + 
i 。
によって、光ビームLaの強度Itに関する量が検出さ
れ、(5)式つまりi□+12によって、光ビームLa
の強度によって重み付けされた座lxの平均値に関する
量が検出され、(1)弐っまりj□によって、光ビーム
Laの強度によって重み付けされた座標Xの2乗平均値
が検出されることになる。
従って、(4)、(5)式より。
が得られ、この(ix+i、)/(j、、+i2+i3
)によって、DIPセンサ5の端部と光ビームLaの位
置との距離Xの平均値Yに比例する1次出力がとり出さ
れる。さらに、(4)、(1)式より、il    1
   f:x”p(x)dxi1+ i、+ i、  
  Q”    f:p (x)dx=□      
 ・・・(7) が得られ、このit/(L+i、+i□)によって、D
IPセンサ5の端部と光ビームLaの位置との距Wtx
の2乗平均値x2に比例する2次出力がとり出される。
以上の結果から1本実施例では、(4)式により光ビー
ムLaの総強度Itが、 It=(i工+i、+is)/(K−w)  ・・・(
8)として検出され、(6)式により光ビームLaの平
均位置iが、 x=Q・(i!+lz)/(i1+i、+iz)・・・
(9)として検出され、さらに、(6) 、 (7)式
に基づき。
下式(10)により分散σ8が得られる。
2    2     m σ  = X  ″″ X ・・・(10) DIPセンサ5により検出された電流値xtt12+ 
13に基づき、演算部7において、上述した(8)〜(
lO)式による演算が行なわれ、DIPセンサ5に入射
する光ビームLaの平均位置マおよび分散σ2が算出さ
れる。そして、算出された光ビームLaの平均値[1x
から、光ビームLのX方向の光軸位置が求められ、これ
に基づき制御部8から駆動部3へ制御指令を出力するこ
とで、任意のX方向位置に光ビームLの光軸を調整する
ことができる。
また、同様に、光ビームLが第5図(a)〜(C)によ
り示したような収束性を有するものであれば。
光ビームLaの分散σ2から、光ビームLの2方向の光
軸位置が求められ、これに基づき制御部8から駆動部3
へ制御指令を出力することで、任意の2方向位置に光ビ
ームLの光軸を調整することができる。
例えば、第6図(a)に示すように、試料等の対象物9
上に光ビームLの焦点を合わす必要がある場合に、何ら
かのの原因で光ビームLの光軸が第6図(b)に点線で
示すようにずれると、焦点がずれ対象物9上の光ビーム
Lはぼけてしまう。再び対象物9上で焦点を結ばせるた
めには、光学系を移動させるか対象物9を移動させるか
する必要があるが、その移動量を、上述したDIPセン
サ5により得られる光ビームLaの分散σ2から求める
ことができる。具体的には、第7図に実線で示すように
、光ビームLが対象物9上に焦点を結んだ時に、ビーム
スプリッタ4により反射された光ビームLaによりDI
Pセンサ5上に焦点が結ばれるように、ビームスプリッ
タ4およびDIPセンサ5を配置しておく。これにより
、第7図に点線で示すように、光ビームLがその光軸方
向にずれると、DIPセンサ5上での光ビームLaの焦
点がぼけて、DIPセンサ5により検出される分散σ2
が大きくなる。従って、制御部8および駆動部3により
この分散σ2が小さくなる方向に光学系2を駆動し、光
ビームLの光軸をその光軸方向2へ移動・調整すれば、
光ビームLは再び対象物9上で焦点を結ぶことになる。
また、光ビームLの焦点を合わせるだけであれば、第8
図に示すように、対象物9を配置する所定位置に、この
対象物9を配置する前にDIPセンサ5を配置して。
前述のような焦点合わせ動作(光ビームLの光軸の光軸
方向位置調整)を行なった後、対象物9を所定位置に配
置してもよい。
なお、前述した例では、光ビームLの光軸直交方向又と
光軸方向2とについて位置調整する場合について説明し
ているが、X、Zと直交する光軸直交方向yについても
同様に位置調整できる6例えば、光軸直交方向X+ y
についての光ピームレの2次元的位置を同時に調整する
際には、第9図に示すように、光ビームLの光軸上に2
つのビームスプリッタ4a、4bを配置し、ビームスプ
リッタ4aにより光ビームLの一部を光ビームLaとし
てX方向に反射するとともに、ビームスプリッタ4bに
より光ビームLの一部を光ビームLbとしてX方向に反
射し、それぞれDIPセンサ5,5へ導く。これにより
各DIPセンサ5゜5において光ビームLのx、X方向
位置が検知され、前述と同様に演算部7および制御部8
により光ビームLの光軸位置が調整される。
また、第10図に示すように、光ビームLの光軸上にビ
ームスプリッタ4aを配置して光ビームLの一部を光ビ
ームLaとしてX方向に反射してDIPセンサ5へ導く
とともに、光ビームLaの光軸上にビームスプリッタ4
bを配置して光ビームLaの一部を光ビームLbとして
X方向に反射してDIPセンサ5へ導くようにしても、
第9図の場合と同様に、光ビームLの光軸位置をXvV
について2次元的に調整できる。
さらに、第11図に示すようにDIPセンサを構成する
ことで、1つのDIPセンサで光ビームLの光軸のXv
V位置を2次元的に検知できるとともに2位置をも分散
として検知できる。第11図に示すように、DIPセン
サ50は、第1図(b)、(c)に示したDIPセンサ
と同様に構成されたフォトダイオードをn個そなえ、X
方向へ5−1〜5−nまで平面状に配置して構成されて
いる。なお、各フォトダイオード5−1〜5−nの幅Δ
Wは、光ビームLのX方向移動幅に比べて十分小さくな
っている。このような構成により、各フォトダイオード
5−1〜5−nにより検出される電流値lit iit
 13をもとに、各フォトダイオード5−1〜5−nに
おける光ビームLの総強度It、入射位置iおよび分散
σ2が(8)〜(10)式により求められる。そして、
総強度Itの最も大きなフォトダイオード6−1〜5−
nのX方向位置を、DIPセンサ50における光ビーム
Laの入射位置、つまり、光ビームLの光軸のX方向位
置として検出する。このように2次元的に構成されたD
IPセンサを用いることで、光ビームの光軸上に配置す
るビームスプリッタは1個ですむ。
なお、光ビームLの光軸をx、X方向についてのみ位置
調整する際には、DIPセンサ5のPつまり位置に関す
る情報が得られればよく、分散σ2に関する情報(前述
した2次出力)は不要となる。また、以上の説明におい
て、ビームスプリッタを用いる際には、ビームスプリッ
タの配置状態を180°回転して、光ビームLを照射さ
れる対原物9からの反射光をサンプリングしてDIPセ
ンサ5へ入射し、光ビームLの光軸位置を調整するよう
にしてもよい。さらに5上述したDTPセンサ(光電変
換体)5では、光ビームの入射位置Xに比例した出力電
流値とx2に比例した出力電流値とを得て、入射位置(
平均位置)マと分散σ2とを検知できるようになってい
るが、光軸方向Zの位置調整が不要である場合には、分
散σ2を検知する必要はないので、DIPセンサからは
、光ビームの入射位置に応じた何らかの出力電流値(例
えば、X、X”、Xj、・・・等に比例した値)が得ら
れるように構成すれば、光ビームLの光軸位置を検知し
てその位置調整を行なうことができる。
このように、木実流側の光軸調整装置によれば、DIP
センサ5を用いることで、複雑な信号処理を施すことな
く、光ビームLの光軸のX+ y+Z方向位置を容易に
且つ精度良く検知でき、また、DIPセンサ5上の全面
において位置検出を行なえるので、光ビームLの光軸位
置の制御可能範囲が従来装置に比べて大幅に拡大され、
光ビームLの光軸位置を任意の位置に自動的に調整でき
るのであるつ ところで、上記実施例で使用されるDIPセンサ5は、
第1図(b)、(C)に示すようなフォトダイオードに
よるものとしているが、本発明の光軸調整装置における
光電変換体としては、第1図(b)、(C)に示すDI
Pセンサ5以外にも、様々なものを用いることができる
。以下に1本発明の方法を実施するために用いることの
できる光電変換体(D I Pセンサ)の例を項目■〜
■に挙げて説明する。
史夏↓−叉腹災 第12図(a)、(b)はDIPセンサの第1変形例を
示すもので、第12図(a)はその側面図、第12図(
b)はその平面図である。
第1変形例のDIPセンサ5Aでは、第12図(a)、
(b)に示すように、光ビームを受けるP型半導体から
成る第1抵抗層11と、この第1抵抗層11に空乏H1
3を介して接続されたN型半導体から成る第2抵抗層1
2とがそなえられ、第1抵抗層11は全面一様な抵抗値
(抵抗線密度ro)を有するように形成されている。ま
た、電極14゜15が間隔Ωをあけそれぞれ第1抵抗層
11の両端部に取り付けられるとともに、第2抵抗層1
2の両端にも、電極16.17がそれぞれ電極14゜1
5に対向するように取り付けられている。なお、ここで
は、電極14.16の位置を原点とし、これらの’il
l極14,16から電極15.17へ向かう方向へX軸
をとる。さらに、第2抵抗層12は、その端部における
電極16の位置からの距離に依存する抵抗分布を有する
ように形成されており、r=(r0/Q)・x  ・・
・(11)なる抵抗線密度rをもっている。
なお、DIPセンサ5Aにおいて光電流が生じた場合、
電極14,15,16,17を流れる電流値が、それぞ
れ11゜# 1zot J□+ Jzとして検出される
ようになっている。また、第12図(a)。
(b)中のQ、、w、hは、それぞれDIPセンサ5A
の外形寸法、つまり長さ7幅、高さを示す。
このようなりIPセンサ5Aでは、第1抵抗層11に入
射する光ビームの強度I、平均位置マおよび分散σ2は
次のようにして得られる。
今、第2図と同様の強度分布ρ(、)をもった光ビーム
が、第12図(a)に矢印Aで示すように入射したとす
ると、光ビームのうちの[x、x+dx1間のビーム素
は、光電変換によりdiの正孔とdjの電子とを生成す
る。即ち、 dj−=K・ρ(x)dx= −dj   −(12)
ここで、Kは光電変換効率である。
そして、正孔diは、第1抵抗Mj11に沿って移動し
、電子dj(=−di)は、空乏層13がら第2抵抗層
12へ到達しこの第2抵抗層12に沿って移動する。第
1抵抗層11は全面一様な抵抗線密度r0をもっている
ため、正孔diは、0がらXまでの全抵抗と、XからQ
までの全抵抗とに反比例分配され、各々、di工。T 
di、、として電極14゜15から取り出される。従っ
て、 di=di□。十di2゜           ・・
・(13)ro′Q            Q となる。
また、電極14.15からそれぞれ取り出される電流値
11゜、12゜は、 i工。=/dlta    ・・・(16)i20= 
f di、。   ・・・(17)であり、実際に測定
されるのは、これらの電流値18゜y zt。である。
1よ。は、(17) 、 (15) 、 (12)式よ
り、i、。= f di2゜=(1/ F)f xdi
=(K/Q)・f:x・ρ(x)dx ・・・(18)
となり、光ビームの強度によって重み付けされた座標X
の平均値が、電流値12゜により検出されることになる
しかし、電流値iaoは光ビームの強度にも依存してい
る。そこで、全電流値(ii。+12゜)を(16) 
(17)、(14)、(15)、(12)式を用いて求
めると、i、。+12゜=f(dil。+di、。)=
/di=に一/、’p(x)dx=K・It ・−・(
19)となり、光ビームの総強度Itに関する量が得ら
れ、さらに(18)、(19)式より、i2.    
x □=□     ・・・(20) ■□。+12゜  Q が得られる。結局、126 / (11゜+12゜)に
よって、電極14の位置(光電変換体の端部)と光ビー
ムの位置との距離Xの平均値iに比例する1次出力がと
り出され、(11゜+12゜)によって、光ビームの強
度情報としてK・Itを求めることができる。
次に、第2抵抗層12は(11)式に示すような抵抗線
密度rを、もっているので、電子djは、0からXまで
の全抵抗R1(X)と、XからQまでの全抵抗R,(x
)とに反比例配分され、各々、dj工edjzとして電
極16.17から取り出される。従って、R,(x)=
 f:rdx = ro・x”/(2Q ) −(21
)R2(x) = −’y:’ d x =r、(Q”  x”)/ (2Q )  ・・122
)となり、全抵抗Rについては、 R1= f:rdx = p、@ Q / 2    
・・・(23)となるから、 dj=dj工+djz           ・・・(
24)となる。
また、電極16.17からそれぞれ取り出される電流値
Jx+ Jzは。
J z = / d j s    ・・・(27)J
 x = / d J z    ・・・(28)であ
り、実際に測定されるのは、これらの電流値j1p j
xである− Jzは、(2g) 、 (26) 、 (
22)式より、j、:/djz=(1/ Q”)−/x
”dj=  (K/ Q”)・f:x”p (x)dx
  −(29)となり、光ビームの強度によって重み付
けされた座標Xの2乗平均値が、電流値j2により検出
されることになる。
しかし、電流値j2は光ビームの強度にも依存している
。そこで、全電流値(jz”、h)を(27) 、 (
28) 。
(25) 、 (26) 、 (22)式を用いて求め
ると、J1+Jz=/(dJx+dJzン==/d、i
= −K−f:p (x)dx = −K・I t−(
30)となり、光ビームの強度に関する量が得られ、さ
らに(29) 、 (30)式より、 j1+ jz   Q” が得られる。結局−J z / (J x + J 2
 )によって、電極16の位置(光電変換体の端部)と
光ビームの位置との距離Xの2乗平均値x2に比例する
2次出力x”/Q”をとり出すことができる。
従って、光ビームの分散(拡がり)σ2は(20) 。
によって求めることができる。
以上の結果から、このDIPセンサ5Aを演算部6に接
続することで、検出電流値11゜tlz。、j4゜j2
から、(19)(もしくは(30))、(20)、(・
32)式に基づいて、それぞれ、光ビームの平均値1i
1x、yおよび分散σ2を得ることができ、第12図に
示すDIPセンサ5Aによっても上記2実施例と同様の
作用効果が得られる。
なお、距離に比例した抵抗線密度をもつ第2抵抗層12
は、不純物のドーピング量の変化によって実現させるこ
とができるほか、距離に反比例した膜厚を第2抵抗層1
2にもたせることによっても実現できる(抵抗線密度c
cl/膜厚α距離)。
皇簗蛮変星勇 第13図はDIPセンサの第2変形例を示す斜視図であ
り、第2変形例のDIPセンサ5Bでは、第7図に示す
ように、第1変形例とほぼ同様の構成において、光ビー
ムを受けるP型半導体から成る第1抵抗層11aと、こ
の第1抵抗層11aに空乏層13を介して接続されたN
型半導体から成る第2抵抗層12aとがそなえられ、第
2抵抗層12aはバイアス電極18に接続される。また
第1抵抗層11aは、複数の帯状(たんざく状)抵抗層
部分11b、llcに分割されている。
そして、帯状抵抗層部分11b、llcは交互に配置さ
れ、奇数番目(所定番目毎)に位置する帯状抵抗層部分
11bは、全面一様な抵抗値を有するように形成される
とともに、偶数番目(上記所定番目毎以外)に位置する
帯状抵抗層部分lieは、X軸方向に線形増加する(1
1)式と同様の抵抗線密度rを有するように形成されて
いる。
また、各帯状抵抗層部分11bの両端部には、電極14
a、15aが取り付けられるとともに、各帯状抵抗層部
分11cの両端部には、電極16a、17aが取り付け
られており、これらの電極14a、15a、16a、1
7aから検出される電流値10゜t xz。、j□+ 
Jzより、上記の第1変形例(D I Pセンサ5A)
と同様にして、1次出力および2次出力が得られて、光
ビームの平均位[17および分散σ2の検出が行なわれ
る。従って、このDIPセンサ5Bを演算部7に接続す
ることで、このDIPセンサ5Bによっても上記実施例
と同様の作用効果が得られる。
皇員y叉i匹 第14.15図はDIPセンサの第3変形例を示すもの
で、第14図はその側面図、第15図(a)、(b)は
それぞれ第1および第2の遮光マスクの形状を示す平面
図である。
第3変形例のDIPセンサ5Cでは、第14図に示すよ
うに、透光性を有する光電変換体としての3組のフォト
ダイオード19−1〜19−3がそなえられており、各
フォトダイオード19−1〜19−3は、2層19a、
i層19bおよび1層19cから構成され、光ビームを
受りるとその強度に応じ光電変換による所定の電流を出
力するものである。そして、各フォトダイオード19−
1〜19−3の上下面には、透明導電膜20が貼付され
、同透明導電膜20を介して各フォトダイオード19−
1〜19−3からの検出電流値工。。
I、、I、が得られるようになっている。さらに。
上下面に透明導電膜20を貼付された各フォトダイオー
ド19−1〜19−3は、ガラス基板21上に載置され
ている。
そして、フォトダイオード19−2の光ビーム入力側表
面は、透光性を有する絶縁保護膜23を介して、第15
図(a)に示す形状をもつ第1の遮光マスク22aによ
って蔽われるとともに、フォトダイオード19−3の光
ビーム入力端表面は、透光性を有する絶縁保護膜23を
介して、第15図(b)に示す形状をもつ第2の遮光マ
スク22bによって蔽われている。
つまり、第1の遮光マスク22aによる遮光部とフォト
ダイオード19−2の受光部との境界線は、y=(w/
Ω)・Xなる1次直線となり、フォトダイオード19−
2は、遮光マスク22aにより、位置Xにおいて同Xに
比例した幅(w/Q)・Xだけ露出されるようになって
いる。同様に、第2の遮光マスク22bによる遮光部と
フォトダイオード19−3の受光部との境界線は、y=
(w/Q2)・x2なる放物線となり、フォトダイオー
ド19−3は、遮光マスク22bにより、距離Xにおい
て同Xの2乗に比例した幅(w/Q”)・x2だけ露出
されるようになっている。なお、x−y座標系は、第1
図(b)に示すものと同様である。
上述のように遮光マスク22a、22bにより上面を蔽
われたフォトダイオード19−2.19−3と、フォト
ダイオード19−1とは、上がら19−1.19−2.
19−3の順で透光性のある接着層24を介して積み重
ねられている。
このようなりIPセンサ5Cでは、第2図に示したもの
と同じ強度分布ρ(X)をもった光ビームが、第14図
に矢印Aで示すように入射した場合、第1図(b)、(
C)に示したDIPセンサ5と同様にして、光ビームの
平均位置xpyおよび分散σ2が得られる。つまり、こ
のDIPセンサ5Cでも、位置Xと検出電流値It(=
1z+l*)との間には第3図(a)に示すような関係
があるとともに1位置xと検出電流値xz(=x1)と
の間には第3図(b)に示すような関係がある。
従って、受光面が一切蔽われていないフォトダイオード
19−1により検出される電流値工。は、Io=Ko・
/ρ(x)dx=に、It  ・・−(33)となり、
この電流値工。から光ビームの強度Itに関する量が得
られる。また、遮光マスク22aに蔽われたフォトダイ
オード19−2により検出される電流値11は、 I、=に1・al・/Lx・ρ(x)dx   −(3
4)となって、光ビームの強度によって重み付けされた
座標x(y)の平均値が、電流値11により検出される
ことになる。同様に、遮光マスク22bに蔽われたフォ
トダイオード19−3により検出される電流値工2は、 1、=に、・a2・f:x”p(x)dx   −(3
5)となって、光ビームの強度によって重み付けされた
座標Xの2乗平均値が、電流値■2により検出されるこ
とになる。ここで、 Ko、 K1. K2はそれぞれ
フォトダイオード19−1〜19−3の光電変換効率で
ある。
従って、(33) 、 (34)より、r1/r、=(
K、/に、)−al−x   ・(36)が得られ、こ
のI□/工。によって、フォトダイオード19−2の端
部と光ビームの位置との距離Xの平均値iに比例する1
次出力がとり出される。
また、(33) 、 (35)より。
I2/IQ=(Kl/KO)−al−X”  −−−(
37)が得られ、このL/I。によって、フォトダイオ
ード19−3の端部と光ビームの位置との距離Xの2乗
平均値x″に比例する2次出方がとり出される。
なお、実際には、光ビームがフォトダイオード19−1
−19−3を順次透過するに従い、その光量は徐々に吸
収されて減衰するため、上記(34)〜(37)式によ
る演算にあたってはその減衰率を予め求めて考慮する必
要があるが、ここでは、簡単のため光ビームの減衰は生
じないものとして、説゛明している。
以上の結果から、DIPセンサ5cでは、(33)式に
より光ビームの強度Itが、 (36)式により光ビー
ムの平均位置Yが得られ、さらに、(36) 、 (3
7)式に基づき、下式(38)により分散σ2が得られ
る。
従って、このDIPセンサ5cを演算部7に接続するこ
とで、このDIPセンサ5cによっても上記実施例と同
様の作用効果が得られる。
土11髪展■ 第16図(a)、(b)はDIPセンサの第4変形例を
示すもので、第16図(a)はその平面図、第16図(
b)はその側面図である。
第4変形例のDIPセンサ5Dでは、第16図(a)、
(b)に示すように、光電変換体としてのフォトダイオ
ード27がガラス基板30上に載置されてそなえられ、
フォトダイオード27の光ビーム入力側表面は、第15
図(a)に示すものと同形状の第1の遮光マスク28と
、第15図(b)に示すものと同形状の第2の遮光マス
ク29とにより蔽われている。これらの遮光マスク28
.29はいずれも液晶シャッタとして構成されている。
つまり、遮光マスク28.29がいずれもオフ(開放)
状態である場合には、フォトダイオード27には光入力
が全く遮光されないまま入射して、フォトダイオード2
7から(33)式に対応する電流値工。が検出される。
また、遮光マスク28が駆動電圧の印加によりオン(閉
鎖)状態となると。
(34)式に対応する電流値工、が検出され、さらに、
遮光マスク29が駆動電圧の印加によりオン状態となる
と、 (35)式に対応する電流値I2が検出されるこ
とになる。これにより、所定のタイミングで、遮光マス
ク28.29両方オフ、遮光マスク28のみオン、遮光
マスク29オンの操作を駆動電圧の印加制御により繰り
返し行ない、時間分解して電流値■。、■□+Lを検出
し組み合わせることによって、(33)式により光ビー
ムの強度Itが、(36)式により光ビームの平均位置
マ(ア)が、(38)式により分散σ2が得られる。
従って、このDIPセンサ5Dを演算部7に接続するこ
とで、このDIPセンサ5Dによっても上記実施例と同
様の作用効果が得られる。
なお、シャッタとして液晶以外に、PLZT(ジルコン
酸チタン酸鉛ランタン)、KDP(リン酸二水素カリウ
ム)などの電気光学結晶を用いてもよい。また、第2の
遮光マスク29の形状を第15図(b)に示すものと同
形状としているが、この第2の遮光マスク29を、第1
6図(a)における1次直線と2次曲線とで囲まれた部
分だけとしてもよく、この場合、(38)式に対応する
電流値I2を検出する際には、第1の遮光マスク28お
よび第2の遮光マスク29を両方ともオン(閉鎖)状態
とすればよい。
)匿五鷹月朋− 第17.18図はDIPセンサの第5変形例を示すもの
で、第17図はその側面図、第18図(a)、(b)は
それぞれ1次特性NDフィルタおよび2次特性NDフィ
ルタの光透過率の性質を示すグラフである。
第5変形例のDIPセンサ5Eでは、第17図に示すよ
うに、光電変換体として3組のフォトマル35〜37が
そなえられ、それぞれ長さαを有している。ここで、フ
ォトマルとは、光電子増倍管のことで、光を受けると電
子をねずみ算的に増加させて光強度に応じた出力を得る
もので、特に微弱光の光電変換に用いられる。
そして、フ第1−マル36の光ビーム入力側表面は、1
次特性NDフィルタ38により蔽われるとともに、フォ
トマル37の光ビーム入力側表面は、2次特性NDフィ
ルタ39により蔽われている。
ここで、1次特性NDフィルタ38は、第18図(a)
に示すように、フォトマル36の端部からの距離Xに比
例した透過率b1・Xを有する一方、2次特性NDフィ
ルタ39は、第18図(b)に示すように、フォトマル
37の端部からの距11iixの2乗に比例した透過率
すよ・x2を有している。なお、NDフィルタとは、N
eutral Density Filterのことで
、波長(色)によらない、即ち、分光透過率がフラット
なものである。また、入射してくる光ビームは、ハーフ
ミラ−40,41によりそれぞれフォトマル35〜37
の受光面に直交して入射するように分割される。
このDIPセンサ5Eでは、X方向に第2図と同様の光
強度分布ρ(x)をもつ光ビームが入射すると、フィル
タをもたず光ビームを直接入射されるフォトマル35に
より得られる出力V。は。
v0=に−foρ(x)dx =に−It        ・・・(39)となり、こ
の(39)式により光ビームの総強度Itに関する量が
得られる。また、1次特性NDフィルタ38により蔽わ
れたフォトマル36により得られる出力vLは、 vよ=に−f:ρ(x)・bl・xdx  ・・・(4
o)となって、光ビームの強度によって重み付けされた
座標Xの平均値が、出力v1により得られることになる
。同様に、2次特性NDフィルタ39により蔽われたフ
ォトマル37により得られる出力v2は、 v2=に−f:ρ(x)・b2・x2dX ・・・(4
1)となって、光ビームの強度によって重み付けされた
座標Xの2乗平均値が、出力v2により得られることに
なる。ここで、Kは光電変換効率である。
従って、(39) 、 (40)式より、V、/V、=
 bi−X        ・・−(42)が得られ、
このV工/V、によって、フォトマル36の端部と光ビ
ームの位置との距離Xの平均値マに比例する1次出力が
とり出される。
また、(39) 、 (41)式より、v□/v0=2
b2・x2      ・・・(43)が得られ、この
V 2 / v oによって、フォトマル37の端部と
光ビームの位置との距離Xの2乗平均値マに比例する2
次出力がとり出される。ここで、 (43)式の右辺に
2が乗算されているのは、ハーフミラ−40,41によ
って光量が2分割されるからである。
以上の結果から、(39)式により光ビームの総強度I
tが、(42)式により光ビームの平均位置x(y)が
得られ、(42) 、 (43)式に基づき、下式(4
4)により分散σ2が得られる。
従って、このDIPセンサ5Eを演算部7に接続するこ
とで、このDIPセンサ5Eによっても上記実施例と同
様の作用効果が得られる。
以上、DIPセンサの変形例について説明したが、第1
図(a)に示すDIPセンサ5に代えて、いずれのセン
サ5A〜5Eを用いても1本発明の装置を実現すること
ができ、上述の通り上記実施例と同様の効果が得られる
[発明の効果コ 以上詳述したように、本発明の第1番目の光軸調整装置
によれば、端部からの光ビームの入射位置に応じた出力
電流値を得られる光電変換体を用いることで、複雑な信
号処理を施すことなく、光ビームの光軸位置を容易に且
つ精度良く検知できるほか、光電変換体上の全面におい
て位置検出を行なえるので、光軸位置の制御可能範囲を
大幅にでき、光ビームの光軸位置を光軸直交方向につい
て任意に自動調整できる効果がある。
また1本発明の第2番目の光軸調整装置によれば、第1
番目の装置と同様の効果が得られるほか、光電変換体に
より、端部からの光ビームの入射位置に比例した出力電
流値と同人対位置の2乗に比例した出力電流値とが得ら
れ、これらの出力電流値から光電変換体に入射する光ビ
ームの分散を得ることができるので、光ビームの光軸位
置を光軸直交方向のみならず光軸方向についても任意に
自動調整できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本発明の一実施例としての光軸調整装置を
示すもので、第1図(a)はその全体構成図、第1図(
b)はその光電変換体としてのDIPセンサの平面図、
第1図(c)は上記DIPセンサの側面図、第2図は上
記DIPセンサに入射される光入力の強度分布の一例を
示すグラフ、第3図(a)、(b)はいずれも上記DI
Pセンサにより得られる出力電流値と光電変換体上の位
置との関係を示すグラフ、第4図(a)は平行な光ビー
ムを示す側面図、第4図(b)、(c)はそれぞれ第4
図(a)のN b 、 N c位置における断面図、第
5図(a)は収束性を有する光ビームを示す側面図、第
5図(b)、(c)はそれぞれ第5図(a)のVb、V
c位置における断面図、第6〜8図はいずれも光ビーム
の光軸方向調整手段を説明するための側面図、第9〜1
1図は本実施例による2次元位置Xp3’検知手段、を
説明するための図であり、第12図(a)。 (b)はDIPセンサの第1変形例を示すもので、第1
2図(a)はその側面図、第12図(b)はその平面図
であり、第13図はDIPセンサの第2変形例を示す斜
視図であり、第14.15図はDIPセンサの第3変形
例を示すもので、第14図はその側面図、第15図(a
)、(b)はそれぞれ第1および第2の遮光マスクの形
状を示す平面図、第16図(a)、(b)はDIPセン
サの第4変形例を示すもので、第16図(a)はぞの平
面図、第16図(b)はその側面図であり、第17.1
8図はDIPセンサの第5変形例を示すもの、で、第1
7図はその側面図、第18図(a)、(b)はそれぞれ
1次特性NDフィルタおよび2次特性NDフィルタの光
透過率の性質を示すグラフであり、第19〜21図は従
来の光軸調整装置を示すもので、第19図はその全体構
成図、第20.21図はその受光素子の例を示す平面図
である。 図において、1−レーザ光源、S”−・・光学系、3−
駆動部、4,4a、4b−ビームスプリッタ。 5.5A〜5E、5O−DIPセンサ(光電変換体)、
6−検出部、7−演算部(演算手段)、8−制御部(調
整手段)、11,1la−第1抵抗層、1 l b、1
1 c−帯状抵抗層部分、12,12a−第2抵抗層、
13・・−空乏層、19−1〜19−3=フオトダイオ
ード(光電変換体)、22a−第1の遮光マスク、22
 b−・−第2の遮光マスク、27−フォトダイオード
(光電変換体)、28−・第1の遮光マスク(液晶シャ
ッタ)、29−第2の遮光マスク(液晶シャッタ)、3
5〜37・・−フォトマル(光電変換体)、38−1次
特性NDフィルタ、39−2次特性NDフィルタ、L、
La、Lb−光ビーム。 特許出願人 株式会社 神戸製鋼所

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光ビームの光軸を調整すべく上記光ビーム自体も
    しくは同光ビームの一部を受ける光電変換体をそなえ、
    この光電変換体が、同光電変換体の端部からの距離に応
    じた抵抗分布を有する抵抗層、もしくは、上記光電変換
    体の端部からの距離に応じた光感度分布を有する受光素
    子により構成され、上記光電変換体からの出力電流値に
    基づき上記光ビームの入射位置を算出する演算手段と、
    同演算手段により演算された上記光ビームの入射位置に
    基づき上記光ビームの光軸を同光軸直交方向の位置につ
    いて調整する調整手段とがそなえられたことを特徴とす
    る光軸調整装置。
  2. (2)光ビームの光軸を調整すべく上記光ビーム自体も
    しくは同光ビームの一部を受ける光電変換体をそなえ、
    この光電変換体が、同光電変換体の端部からの距離に比
    例した抵抗分布を有する第1抵抗層もしくは上記光電変
    換体の端部からの距離に比例した光感度分布を有する第
    1受光素子と、上記光電変換体の端部からの距離の2乗
    に比例した抵抗分布を有する第2抵抗層もしくは上記光
    電変換体の端部からの距離の2乗に比例した光感度分布
    を有する第2受光素子とにより構成され、上記光電変換
    体からの出力電流値に基づき上記光ビームの入射位置お
    よび分散を算出する演算手段と、同演算手段により演算
    された上記光ビームの入射位置に基づき上記光ビームの
    光軸を同光軸直交方向の位置について調整するとともに
    上記演算手段により演算された上記光ビームの分散に基
    づき上記光ビームの光軸を同光軸方向の位置について調
    整する調整手段とがそなえられたことを特徴とする光軸
    調整装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005331541A (ja) * 2004-05-18 2005-12-02 Dainippon Printing Co Ltd 光軸調節装置および光軸自動調節システム
JP2009042589A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Dainippon Printing Co Ltd 露光装置
JP2009042591A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Dainippon Printing Co Ltd 露光装置

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