JPH0276818A - リグノスルフォナートをベースとした抗凝固性と抗血栓性を有する薬剤 - Google Patents

リグノスルフォナートをベースとした抗凝固性と抗血栓性を有する薬剤

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JPH0276818A
JPH0276818A JP63201004A JP20100488A JPH0276818A JP H0276818 A JPH0276818 A JP H0276818A JP 63201004 A JP63201004 A JP 63201004A JP 20100488 A JP20100488 A JP 20100488A JP H0276818 A JPH0276818 A JP H0276818A
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amine
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ラスル エイチ サムソン
Jr John W Hollis
ジョン ダブリュ ホリス ジュニア
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は薬剤に係わる。さらに詳細には、リグノスルフ
ォナートをベースとした抗凝固性と抗血栓性を有する薬
剤に係わる。
(従来の技術1発明が解決しようとする問題点)脚の奥
深い静脈中で凝固する血液を意味する血栓性静脈炎は、
現在でも主要な術後外科併発症の一つである。血栓性静
脈炎は100回の大手衝当たり約1回の死亡に相当し、
また多くの衰弱した患者や、長期間病院の病床にあった
患者および腰部骨折または神経外科の患者の死亡原因と
もなっている。
血栓性静脈炎はまた妊娠や経口避妊薬の主たる併発症で
もある。血栓性静脈炎の危険さは、血栓即ち血液凝固物
が脚の不健全さによって起こり。
またさらに重要なことには、この凝固が肺に転移して肺
塞栓症を起こし、遂には肺の自行および肺での酸素交換
が阻!ヒされて死を招くことである。
現在、静脈炎が進行している患者は抗凝固療法を行なっ
て、凝固の進行は勿論、新しい凝固生成を防!トしてい
る。抗凝固剤に関する問題点は、愚者に好ましからぬ過
大な出血を起こすことが多いことである。しかしながら
、抗凝固剤は、現在のところ公知の抗血栓剤、即ち抗凝
固剤でもない血液凝固生成防lL剤がないので、広く使
用されている。
抗凝固剤ヘパリンは現在凝固生成防■ト剤として広く使
用されており、注射だけで投与されて0る。
ヘパリンは胃・腸管中で分解されるので、静脈を主射ま
たは皮下注射で補充しなければならなシ葛、幸いなこと
には、ヘパリンで患者に過大な出血力鴛起こったとして
も、静脈解毒剤即ちプロタミンをヘパリンの作用をWめ
るのに投与できる。
クマリノ(cou+*adin)やバルファリン(Wa
rfarin)のような抗凝固剤も経口投与する。しか
し、経口抗凝固剤は所望の効果水準に達するのに約72
時間もかかり、抗凝固性効果を喪失させる解毒剤、ビタ
ミンK、血漿輸血もその効果を発揮するのに長時間を要
する。
登録商標がエンボレツクス(Embo Iex)である
サンド社から市販されている薬剤が最近利用でき、この
薬剤はヘパリンとジヒドロエルゴタミン(Dl’lE)
との混合物であるが、静脈緊縮を起し、静脈田面を減ら
し、割面や血栓の危険を低減させる。この薬剤は、また
動脈発作を起したり、ヘパリン成分が出血を起すことが
あるので、懐石のような潜在的副作用もある。
最近、ストレプトキナーゼ、ウロキナーゼ、組織プラス
ミノゲン活性剤のような凝固血液の溶解を助ける補助薬
剤も市販されるようになった。これらの化合物も出血を
起すことがある。さらに、これらの薬剤は静脈炎を防止
するのにまだ使用されたことはない。
ルーミスとバイエル(T、A、Loomis & R,
E、Bayer)による「通常の亜硫酸廃液から得たス
ルフォン化リグニンのヘパリン状抗凝固作用」という題
名の研究が薬学専門雑fg [Jounal of P
harmacologyand Experiment
al Tberapeutics、IO9,2l−25
(1953)Jに発表され、リグニン・スルフォン酸ソ
ーダの抗凝固性効果が雑種犬で投与実験が行なわれた。
しかし、この犬が挙動変化だけでなく、流況が増え、不
安定症状が増すという激しい毒性が観察された。従って
、ルーミスとバイエルは抗凝固性効果はスルフォン化リ
グニン成分を使用すると達成できるが、観察された激し
い毒性のためにスルフォン化リグニン成分を臨床の抗凝
固性療法でヘパリンの代用品として使うには不十分であ
ると結論し、従ってその効果も制約されたものとなった
さらに、ルーミスとバイエルの研究は評価されず、また
リグニン・スルフォン酸ソーダが抗凝固性のない抗血栓
剤とさえも児なされた。その[−。
ルーミスとバイエルの用いたと類似の方法論で作られた
化合物が1例えば血小板集合体のような血液成分に逆効
果を示し、このような化合物が抗血栓剤または抗凝固剤
としての用途に不適当であることも認められた。
(問題点を解決するための手段) 血液凝固に悪影響がなく、出血や副作用を見掛はト増加
させない抗血栓剤として薬学的に有用なリグノスルフォ
ナート、このリグノスルフォナートは、亜硫酸塩で処理
した軟材からアミン抽出法によって分離され、血液11
当たり約0.05〜1.0mgの低投与量で投与される
。好ましくは、このような低投与量が血液11当たり約
0.1〜0.5sgの量であること、都合のよいことに
は1本発明に基づく薬剤は多数の血液成分または血液反
応機構に逆効果を示さない。
本発明の別の特徴としては、リグノスルフォナートの製
造方法が、リグノスルフォナートの含水混合物を酸性雰
囲気中で第3級アミンと反応させてリグノスルフォン酸
アミンとする工程と、前記混合物の残部から水に不溶性
のリグノスルフォン酸アミンを分離する工程と、リグノ
スルフォン酸アミン溶液にアルカリ性雰囲気でアルカリ
と反応させて、リグノスルフォン酸金属(M)塩−一こ
こで金属(M)は、ナトリウム、リチウム、カルシウム
、カリウム、マグネシウムまたはアンモニウムの中から
選ばれるm−とする工程と、このリグノスルフォン酸金
属(M)塩を前記溶液の残部から分離する工程を包含す
ることである0次いで、このリグノスルフォン酸金属(
M)塩を乾燥した後、粉砕して所望の硬い粒子状にする
。希望があれば、このリグノスルフォン酸金属(M)塩
は1例えば水蒸気ストリッピングやフラッシュ蒸発のよ
うな方法でさらに精製して、痕跡程度のアミンをほぼ完
全に除去する。さらに、リグノスルフォン酸金属(M)
塩のアルカリ性pflをほぼ中性のpHとなるまで低下
させて、溶液から分離し、血液p■とほぼ一致するよう
にしてもよい、しかし、前記の最後の工程は、実施すれ
ば必ず新しい可溶性の不純物ができるので、好ましくは
リグノスルフォン酸金属(M)塩をスルフォン化ポリス
チレン樹脂(H”サイクル)で処理すると、この後ポリ
スチレンスルフォン酸金属(M)塩として容易に除去で
きる。
本発明の別の特徴としては、抗血栓性のリグノスルフォ
ナートの製造法が、酸性雰囲気中、亜硫酸廃液を高級ア
ルコールのような水不溶性液体に溶かした水不溶性の第
3級アミンで処理して水不溶性のリグノスルフォン酸ア
ミンをアルコール相に移行させ、殆どリグノスルフォナ
ートを含まない水相に分け、これらの2相を分離して水
不溶性のリグノスルフォン酸アミンをアルカリ水溶液の
アルコール混合物で抽出してリグノスルフォン酸金属(
M)塩−ココで金属(M)塩は、Na”、Ca”。
NH,”、に″、Ll″″、Mg”のような陽イオンま
たはその混合物−一水相と、はとんどリグノスルフォナ
ートを含有しない、水不溶性第3級アミンのアルコール
相とにすることを包含する。このリグノスルフォン酸金
属(M)塩のアルカリ性水溶液は。
さらに水蒸気ストリッピングやフラッシュ蒸発で精製し
て痕跡程度のアミンやアルコールを除去する。さらに、
この液のpHをほぼ中性となるまで下げて、不純物を析
出させ、液のpHを血液pnと一致させる。この系に可
溶性の不純物を加えないで。
この工程を実施させることが好ましいので、リグノスル
フォン酸金属を、スルフォン化ポリスチレンのような水
不溶性の陽イオン交換樹脂で処理するH゛サイクル行な
うことが好ましい、この処理で、他の水不溶性物質と共
に濾過によって容易にMサイクル中に分離できる。
ほぼ純粋なリグノスルフォナートを、水または血液血漿
のようなキャリヤまたは緩衝液で処理して、注射によっ
て患者に少量投与し、血液凝固に悪影響を及ぼさず、血
液中に血栓生成を防■卜する薬〜1とすることができる
(実施例) 本発明に基づくリグノスルフォナートは、亜硫酸廃液か
ら分離され、抗血栓剤および抗凝固剤として薬学的に有
効なものとなる。このリグノスルフォナート化合物は、
PT(プロトロンビン時間〕、PTT(部分トロンボプ
ラスチン時間)または血小板のような血液凝固因子に悪
影響を及ぼさず。
また見掛けの出血増加や副作用を起こすことなく。
少量投与で血栓症を防I卜する。リグノスルフォナート
は、血液1ml当たり約0.05〜1.0 mgの割合
で、さらに好ましくは血液1ml当たり約0.1〜0.
51gの割合で投与することが好ましい。
リグノスルフォナートは、亜硫酸廃液中に大量に存在す
る。この亜硫酸廃液は、好ましくは硬材および/または
軟材のような植物材料を酸性亜硫酸蒸解した時可溶化し
た木材部分である。この時植物材料は、高温下、7以下
のpHで1MがNH,”。
Na”、Ca”、Mg”、Li”、に′″を包含する陽
イオンである。酸性亜硫酸塩M HS 03中で蒸解さ
れる。亜硫酸廃液は、主としてリグノスルフォン酸金属
(M)塩を約40〜70%、″i:i元糖を約5〜30
%、オリゴサツカライドを約2〜20%包含している。
紙製品および/またはレーヨンの製造用の繊維素パルプ
を作る時1通常公知の方法が使用される。
このパルプ製造法では、大部分の繊維素が溶けないでい
る。木材の溶けた部分、即ち亜硫酸廃液は出発木材の大
部分即ち20〜70% g通は40〜60%−を占めて
いる。パルプを洗浄するので、この亜硫酸廃液は含有固
形分が約5〜20%に低下する。固形分が約40〜65
%の濃厚液、固形分が約90〜100%の同化廃液は勿
論、このような希薄な液でも本発明に基づく方法に使用
できる。
このように、〔クラフト・リグニン」という用語は正常
な意味を有し、アルカリ性蒸解黒液、即ちソーダ、その
他の公知のアルカリ性パルプ製造時に生成するものを表
わしている0本明細書に記載された[スルフォナート・
リグニン」という用語は、スルフォン酸基をクラフト・
リグニン分子中に導入して得られるもので、クラフト・
リグニンを亜硫酸塩1重亜硫酸塩で処理して水に可溶化
したものであってもよい、ここで用いた[亜硫酸化リグ
ニンJという用MMは、本来木材の亜硫酸パルプ化時に
得られる反応生成物を指し、卯硫#廃液の主成分である
。また、1リグノスルフォナート(LSO3)Jという
用語は、この「炬硫酸化リグニン」だけでなく、前記[
スルフォナート・リグニン」をも包含する0例えば、粗
製または精製した。どんなリグノスルフォナートでも、
軟材から得られたものであれば出発j染料として使用し
た0例えば、リグノスルフォン酸カルシウム塩。
リグノスルフォン酸ナトリウム塩、リグノスルフォン酸
アンモニウム、リグノスルフォン酸マグネシウム塩、リ
グノスルフォン酸カリウム塩、リグノスルフォン酸リチ
ウム塩、リグノスルフォナート変性物、およびこれらの
混合物のJ−してが、出発原料として使用できる。リグ
ノスルフォナートは。
種々の原料がら、水溶液または乾燥粉末状として供給さ
れた0例えば、リード・リグニン社(ReedRign
in、 Inc、 )では、「リグノゾル」および1ノ
ーリツグ」という登録商標を付けてリグノスルフォナー
トを市販しており1本発明に利用するのに適したもので
ある。
本発明の効果および利点の証明は、以下の実施例に示す
通りで、この中では使用量は特に断わらない限り重量部
または重量%で示されている。
xi舅」: この実施例は、本発明に基づくリグノスルフォナートの
製造法を丞すものである。
軟材亜硫酸廃液(5St)を全固形分が50〜55%と
なるまで蒸発させて、全遊離亜硫酸ガス分を0.2%以
下となるまで除去する。この軟材亜硫酸廃液を約40%
固形分となるまで希釈した後、60°Cに加熱し、十分
攪拌しながらこの温度に保持する。10規定硫酸を用い
て9Hを2.5〜3.0に調節し、同時にジメチルヘキ
サデシル・アミンの17〜20%イソ・オクタノール溶
液を加え、加えたジメチルヘキサデシル・アミンの全量
が、軟材亜硫酸廃液中のスルフォン酸硫黄含有量のモル
当量の60〜70%となるようにする、アミン全量を加
えた後、60°Cで15分間攪拌を続ける0次いで混合
液全体を相分離用の別の容器に滴下する。リグノスルフ
ォン酸アミンは−Fの相に残り、若干のりグノスルフオ
ナートと、オリゴ・サツカライドと遊amが下の水性相
に残る。相分離が終了すると、下方の水性相を取り出し
て捨てる。リグノスルフォン酸アミンのアルコール液は
別の容器に移す、1部を約%部の蒸留水で処理し、@盪
する。この混合液を約60°Cに加熱して、pHを約9
.5となるまで50%苛性ソーダで調節する0次に、こ
の混合液を別の容器に移し、2相に分離させる。リグノ
スルフォン酸ナトリウム塩を水性相中に含む下相を、は
とんどリグノスルフォナートを含まないジメチルヘキサ
デシル・アミンのイソ・オクタノール性ト相と分離し、
次の処理を行なう。
リグノスルフォン酸ナトリウム塩部分を生蒸気でストリ
ッピングして、アミンとアルコールの痕跡部を除去する
。この水蒸気ストリッピングの後。
再度希釈して、濁らせる。これに間欠的に水添加して、
フラッシュ濃縮器中で、減圧下に蒸発させる。
この蒸発後、ローム・アンド・ハース社から市販されて
いるスルフォン化ポリスチレン樹脂製のアンバーライト
[RA−120でpnを9.5から7.1に調節する。
アンバーライトIRA−120および他の生成した不溶
物をワットマンNa42濾紙で濾過して除去する。得ら
れた溶液を1強制循環炉中60°C196時間トレード
で乾燥させる。生成物をトレーから取り出し、所望の粒
子サイズに粉砕する。
実施例1は、苛性ソーダについて行なったが。
アルカリとしてはNH,″、Na”、に4″、Li”。
Ca”、Mg”の水酸化物および炭酸塩ならどれを使っ
てもよい、好ましくは、アルカリ性雰囲気は、アルカリ
殊にL i OH,NH4OH,KOH。
Ca(OH)z、NaOHのような苛性アルカリを含有
した水酸イオン(OH−)で調節する。さらに。
ジメチルヘキサアセチル・アミン以外のアミンはリグノ
スルフォナートの調製に使用してもよい。
例えば、ジエチルヘキサデシル・アミン、エチルメチル
ヘキサデシル・アミンおよびジメチルヘプタデシル・ア
ミンも使用できる。同様に、n−オクチル・アルコール
、イソアミル・アルコール。
ヘキシル・アルコール、アミル・アルコールのようなア
ルコールもイソ・オクタノール以外のアミン用の疎水性
溶媒として幅広く使用でき、実施例1で必要な分離工程
の相分離法として簡便に利用できる。
又胤■遣; この実施例は、ルーミスとバイエルが薬学専門雑Q[J
ournal of Pharmacology an
d Experiment−al Therapeut
ics、 109.2l−25(1953月に発表した
1通常の亜硫酸廃液から得たスルフォン化リグニンのヘ
パリン状抗凝固作用」という題名の研究中で開示した、
従来技術による方法に使用した方法と類似の方法論を用
いた。リグノスルフォナートの調製法を示すものである
。この実施例2は1次の第1表にも示されているように
、ルーミスとバイエルの慢告に示された従来技術と類似
する方法によるリグノスルフォナート化合物の調製では
血l夜凝固に悪影響なく、血栓生成を防止する薬剤が得
られない。
2.5リツトルの、亜硫酸ガスを沸騰ストリッピング除
去した。希釈相亜硫酸廃液(固形分が12〜15%)を
カチオン交換樹脂(アンバーライトIRA−120、H
”サイクル)カラム1−を通過させて、リグノスルフォ
ン酸カルシウム塩をリグノスルフォン酸に変えた。カラ
ムを蒸留水で洗浄後、得られたリグノスルフォン酸の液
量は3.5リツトルで。
pHは1.5であった。この液のplを、水酸化バリウ
ム[Ba(OH)z・8H20JでpH=5.1に調節
して、リグノスルフォン酸バリウム液とした。この液を
中程度の孔径の焼結ガラス・フィルターに5μmと1.
21のセルロース・アセテートaを付し、減圧下で濾過
した。この液を、75−80°Cの回転蒸発器中、減圧
下で全固形分が約50%となるまで濃縮した。引き続い
て250Illt!−添加し、ワットマンN042濾紙
で濾過して不溶物を除き、さらに300m1のエタノー
ルで濾液を処理し、同じくワットマンN(12濾紙で不
溶物を濾別して、3個のりグノスルフォン酸バリウム塩
成分を得た。可溶性の濾液が第3成分で、これは廃棄し
た。
2つの分離成分を水に再度溶解し、その第1成分をワッ
トマンN042濾紙で濾過した後、1.2#mのセルロ
ース・アセテート膜で濾過して未溶解不純物を除去した
。このリグノスルフォン酸バリウム塩の第1成分を濃縮
し、 50OIII■のエタノールを8口えてワットマ
ンNo、 4221M紙で濾過し、さらに100口ml
のエタノールを加えてワットマンNo、42J紙で再濾
過して1分別沈澱させた。こうして得られた2個の濾過
残渣を化合物lおよび2(第1表参照)として測定を行
なった9次に、再溶解した第2成分を500+slのエ
タノールで再沈澱させ、ワットマン1\n、42i11
紙で濾別して、得られた残渣を化合物3(第1表参照)
として測定を行なった。
以上の分離物を蒸留水に溶かし、別個にカチオン交換樹
脂(アンバーライトIRA−120,H−サイクル)上
を通してバリウム塩を除き、リグノスルフォン酸液を得
た。この液のpHを、5規定苛性ソーダを用いてpH=
7.0〜7.2に調節し、リグノスルフォン酸ナトリウ
ム塩液を得た。各液を1強制循環炉中、60°Cで、4
8時間、トレードで乾燥させた。3種の固化物を乳鉢で
粉砕し°C1第1表に示した化合物1,2.3を得た。
12種の異なるリグニン化合物を、潜在性抗凝固剤およ
び抗血栓剤の評価用に調製した。第1表には、その評価
用に調製した12種の化合物の分析値が示されている。
化合物1.2,3.6,7.8は、実施例2中で既に述
べたルーミスとバイエルの方法に基づいて、類似調製し
た。ものである、最初の3種の化合物、即ち化合物1.
2,3は軟材亜硫酸廃液(5SL)から調製したもので
、後の3種の化合物、即ち化合物6,7.8は硬材亜硫
酸廃液(IIsL)から調製したものである。化合物4
は。
軟材亜硫酸廃液から実施例1に開示した方法に基づいて
調製し、化合物9は、硬材亜硫酸廃液から出発した以外
は、実施例1の方法に基づいて調製したものである。ま
た、化合物5およびIOは、それぞれ化合物4および9
のジメチルヘキサデシル・アミン抽出物から廃棄された
成分を示し、化合物IIおよび12は、そえぞれ軟材亜
硫酸廃液および硬材亜硫酸廃液よりなる亜硫酸廃液から
得たリグノスルフォナートを弱塩基性アニオン交換樹脂
で分離して調製したものである。
第1表に示した12種の化合物の抗凝固性および抗血栓
性の効果に関する実験的評価を以下のように要約する。
12種の異なるリグニン化合物を人の血液凝固と血小板
凝集に及ぼす2胃について試@管実験を行なった。リグ
ニン化合物を111g/+slの濃度で3.2%くえん
酸ソーダ含有抗凝固性血漿に加えたところ、化合物1,
2.3.4.8.11.12についてプロトロンビン時
間(PT)の著しい延長が認められた。また、同じく化
合物1.2,3,4.6、II、 12について活性化
部分トロンボプラスチン時間(A P T T )も延
長が認められた。しかし、化合物5,7,8,9.In
では著しい抗凝固性は認められず、それ以トの実験は中
+I−した。勿論、化合物5.IOは、それぞれ化合物
4.9の糖成分にすぎないので、抗凝固性効果を示すも
のとは予期していなかった。残りの化合物については、
フィブリノゲン濃度に対する影響の実@を行なった。
化合物1,2.4,11は、トロンビン凝固性フィブリ
ノケン法で実験した結果、血漿のフィブリノゲン・レベ
ルが幾分低下した。従って、これらの化合物については
、試験管中でプロタミンで中和して、ヘパリンに似た抗
トロンビン状活性を有するかどうかを決定することとし
た。試′@管実験では、プロタミン硫酸塩はこれらの化
合物の抗凝固力を中和しなかった。さらに、化合物1.
2.4はフィブリノゲン分解およびフィブリノゲン・モ
ノマー/ポリマー生成の阻lトを示唆するレブチラーゼ
時間を延長させた。
次いで、化合物l、2,4について、それぞれ血小板凝
集に対する影響を分析した。このような研究は、犬に対
する試験管パイロット試験で、リグニン処理による血小
板減少症のことが示唆されていた。試験管中の血小板自
然凝集とこれに続く肺臓によるこれら凝集物の消化によ
って激しい血小板減少症の発生が予想された。化合物1
,2は。
血小板凝集剤中で混合する血小板懸濁物中に血小板凝集
剤を加えなくとも微細な凝集物ができた。
しかし、化合物4は血小板の自然凝集を起こさず、アデ
ノシン2燐酸塩、コラーゲン、エピネフリン。
アラキドン酸またはりストセチンによって誘導される通
常の凝集も阻1トしなかった。従って、化合物4は、プ
ロトロンビン時間と活性化部分トロンボプラスチン時間
を延長させるが、血小板には悪影響を及ぼさない理想的
な抗凝固剤と思われた。
この化合物4を用いた一層の凝固研究によって。
因子V、■、鴇、■が著しく低下するがプロトロンビン
は全く影響を受けないことが認められた。
このことは、この化合物が、プロトロンビン以トに凝固
の内・外画経路に、恐らく決定的な共通経路に有効であ
ることを示唆している。この結果は、他の分子中でも、
プロトロンビナーゼ複合体に対する抗凝固性と最も良く
一致している。
さらに、次ぎの第1表は、化合物4が、化合物9と比較
して、血小板凝集性には悪影響を及ぼさないが、抗凝固
性(ACT)、プロトロンビン時間(P T ) 、部
分トロンボプラスチン時間(PTT)として表わされる
凝固時間を著しく増大させることを示している。
次いで、化合物4について、試@管中での血小板凝集実
験を行なった。
(1)グレーバウンド大の血液ll1lに対し、化合物
4を0.19mg注射した後、試験管中で大の血液の抗
凝固性(AG:T)を測定した。注射1分以内での全抗
凝固性は〉60口秒で、少なくとも3時間は持続した。
この抗凝固性は24時間以内に逆転した。しがし、最初
の15分間に、犬に流層の増加、不安定症状のような挙
動変化が認められた。この変化は20分以内に緩和され
た。さらに 静脈刺針側に著しい出血が認められた。血
小板数が、どの動物でも、注射5分以内は著しく減少し
たが、3時間以内に正常レベルに回復した。
(2)少量投与した化合物4の抗血栓性および抗凝固性
効果をウサギの血栓症モデルを用いて測定した。このモ
デルでは、下記の方法により、ウサギの内部頚静脈中で
血栓生成を誘起させた。
体重2Kgの白色のニュージランド・ウサギにケタミン
(Ketamine)で麻酔をかけた。両方の内部頚静
脈を中心線切開によって露出させ、静脈の1区分1c+
sを潜在的に分離させるように、各内部頚静脈のまわり
に000絹縫合糸を緩く巻き付けた。3ccの血液を左
の耳動脈から採血し、後でプロトロンビン時間1部分ト
ロンボプラスチン時間、血小板を測定した0次に、ゼネ
ラル・ディアグノスティクス社で市販しているトロンボ
プラスチンである1シンブラスチン(Sia+plas
tin)Jをウサギの左の耳動脈に360または720
Igの投与量だけ注射すると、トロンボゲニック(th
rombogenic)状態が起きた。 15秒後、左
方内部頚静脈縫合系を締めて、静脈の1区分を完全に分
離させ2次いで同様にして右方内部頚静脈の1区分を分
離させた。その直後、さらに3ccの血液を採取し、後
で前記の3種の測定を行なった。さらに155分後両方
の分離区分を取り出して切開し、これらの区分中での血
栓の進行の程度を評価した。この血栓生成は次のように
して等級を付けた:即も、O=血栓なし、% + =直
情血栓のみ、l+=全血液成分中最小可視血栓、2+=
中稈度の血栓、3+=静脈を完全には閉塞しないが多量
の血栓、4+=分離区分の完全な閉塞。
化合物4の抗血栓性効果は、同じモデルを使っ°て1次
のような変態についても実験を行なった。静脈の分離、
無処理の3ccの血液の抽出を行なった後、化合物4を
ウサギの右の耳静脈に注射した。1シンブラスチン」を
720μg注射した時は化合物4を15mg注射し、3
60tag注射した時は30mg注射した。化合物4の
注射5分後、3ccの血液を右の耳動脈から採血し、後
で前記の3柿の測定を行なった。その直後、1シンブラ
スチン」を注射し、先に述べた血栓症モデルの観察を続
けた。
プロトロンビン時間、活性化部分トロンボプラスチン時
間、トロンビン時間、レブティラーゼ時間、フィブリノ
ゲン・レベルや血小板数への著しい影響は1次の第1I
I表にも示したように。
認められなかった。
この結果は、化合物4がプロトロンビン時間、活性化部
分トロンボプラスチン時間、トロンビン時間に明瞭な効
果を持たないことを示している。
抗凝固性効果がないにもかかわらず、著しい抗血栓性効
果が認められた。無添加の動物は平均血栓指数が2.3
であったが、リグニン化合物4添加の動物は1.3であ
った。
総括すると、化合物4は、血栓生成の範囲及び生成する
血栓量を著しく低下させる。このことはプロトロンビン
時間、および部分トロンボプラスチン時間に論証できる
効果が少ないにもががわらず、また血小板への効果が最
低であるにもががわらず、起っている。従って、化合物
4は、抗血栓性で恐らく抗凝固性薬品として薬学的に利
用することが認められる、ユニークな特徴を持っている
ように思われる。多量投与の場合には、化合物4はプロ
トロンビン時間1部分トロンボプラスチン時間、血小板
凝集実験で著しい変化を起している。
さらに、出血時間も延長されている。少量投与の場合に
は、これらのパラメータは何ら影響を受けないが、誘起
される血栓症の予防に目覚ましい効果のあることが認め
られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)抗血栓性を有する薬剤を製造する方法において、 (a)酸性雰囲気下で、リグノスルフォナートの水溶液
    混合物と第3級アミンとを反応させて、リグノスルフォ
    ン酸アミンを生成させる工程と、 (b)このリグノスルフォン酸アミンを前記混合物の残
    部から分離する工程と、 (c)前記リグノスルフォン酸アミンをアルカリ性雰囲
    気でアルカリ水溶液と反応させて、金属(M)がアンモ
    ニウム、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリ
    ウム、リチウムより選ばれるリグノスルフォン酸金属(
    M)塩とする工程と、 (d)このリグノスルフォン酸金属(M)塩を前記アミ
    ンから分離する工程と、 を包含すことを特徴とする抗血栓性薬剤の製造方法。 (2)特許請求の範囲第1項に記載の方法において、前
    記アルカリが、水酸化リチウム、アンモニア、苛性カリ
    、水酸化カルシウム、苛性ソーダ、炭酸アンモニウム、
    炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムよりなる群から選ば
    れることを特徴とする抗血栓性薬剤の製造方法。 (3)特許請求の範囲第1項に記載の方法において、前
    記アミンがジメチルヘキサデシル・アミンであることを
    特徴とする抗血栓性薬剤の製造方法。 (4)特許請求の範囲第1項に記載の方法において、前
    記リグノスルフォナートが軟材から得られたものである
    ことを特徴とする抗血栓性薬剤の製造方法。 (5)特許請求の範囲第1項に記載の方法において、さ
    らにリグノスルフォン酸金属(M)塩を精製してほぼ完
    全にアミンを除去する工程を包含することを特徴とする
    抗血栓性薬剤の製造方法。 (6)特許請求の範囲第1項に記載の方法において、リ
    グノスルフォン酸金属(M)塩のアルカリ性pHを不純
    物が生成しないように下げて、引き続いてこの溶液から
    リグノスルフォン酸金属(M)塩を分離させる工程を包
    含することを特徴とする抗血栓性薬剤の製造方法。 (7)特許請求の範囲第5項に記載の方法において、前
    記精製工程がリグノスルフォン酸金属(M)塩を水蒸気
    ストリッピングすることよりなることを特徴とする抗血
    栓性薬剤の製造方法。 (8)特許請求の範囲第7項に記載の方法において、リ
    グノスルフォン酸金属(M)塩を間欠的に水添加してフ
    ラッシュ濃縮器中で気化した後、リグノスルフォン酸金
    属(M)塩を水蒸気ストリッピングする工程を包含する
    ことを特徴とする抗血栓性薬剤の製造方法。(9)特許
    請求の範囲第1項に記載の方法において、前記アミンが
    水不溶性液体中を通して水性相とリグノスルフォン酸ア
    ミン不溶性相とを生成させ、相分離により混合物の残部
    からリグノスルフォン酸アミンを分離させることを特徴
    とする抗血栓性薬剤の製造方法。(10)特許請求の範
    囲第9項に記載の方法において、前記水不溶性液体がア
    ルコールよりなることを特徴とする抗血栓性薬剤の製造
    方法。 (11)特許請求の範囲第10項に記載の方法において
    、前記アルコールがイソ・オクタノールであることを特
    徴とする抗血栓性薬剤の製造方法。 (12)特許請求の範囲第9項に記載の方法において、
    前記リグノスルフォナートが軟材のパルプ化で得られた
    亜硫酸廃液から抽出され、この亜硫酸廃液と反応させる
    ために加えるアミン量が、元の亜硫酸廃液のスルフォン
    酸硫黄量のモル当量の60〜70%であることを特徴と
    する抗血栓性薬剤の製造方法。 (13)軟材から得られた亜硫酸廃液からアミン抽出法
    で抽出した、ほぼ純粋なリグノスルフォナートとこのリ
    グノスルフォナート用の不活性キャリヤとを包含し、前
    記リグノスルフォナートがリグノスルフォナートのアン
    モニウム、ナトリウム、カルシウム、リチウム、マグネ
    シウム、カリウム塩よりなる群から選ばれたもので、血
    液凝固に悪影響を及ぼさず、血液中の血栓生成を防止す
    るのに有効量の少量投与可能なものであることを特徴と
    する薬剤調製物。 (14)特許請求の範囲第13項に記載の調製物におい
    て、前記不活性キャリヤが水であることを特徴とする薬
    剤調製物。 (15)特許請求の範囲第13項に記載の調製物におい
    て、前記不活性キャリヤが血液血漿であることを特徴と
    する薬剤調製物。 (16)薬剤調製物の投与方法において、 (a)ほぼ純粋な軟材リグノスルフォナートを調製する
    工程と、 (b)このリグノスルフォナートを不活性キャリヤと混
    合する工程と、 (c)この混合物を血液凝固に悪影響を及ぼさないで、
    血液中の血栓生成を防止するのに有効な少量だけ患者に
    投与する工程と、 を包含することを特徴とする薬剤調製物の投与方法。 (17)特許請求の範囲第16項に記載の方法において
    、前記少量の投与量が血液1ml当たり約0.05〜1
    .0mgよりなることを特徴とする薬剤調製物の投与方
    法。 (18)特許請求の範囲第16項に記載の方法において
    、前記ほぼ純粋なリグノスルフォナートを調製する工程
    が軟材のパルプ化で得られる亜硫酸廃液から抽出するこ
    とを包含する薬剤調製物の投与方法。 (19)特許請求の範囲第18項に記載の方法において
    、前記抽出工程がアミン抽出法であることを特徴とする
    薬剤調製物の投与方法。 (20)特許請求の範囲第19項に記載の方法において
    、前記アミン抽出法が (a)ほぼ亜硫酸塩を含まない亜硫酸廃液の水溶性混合
    物を酸性雰囲気で水不溶性液中に溶かしたアミンと反応
    させて、リグノスルフォン酸アミンの水不溶性相と水性
    相とを生成させる工程と、 (b)このリグノスルフォン酸アミン水不溶性相を水性
    相から分離する工程と、 (c)このリグノスルフォン酸アミン水不溶性相を、ア
    ルカリ性雰囲気でアルカリ水溶液と反応させて、金属(
    M)がアンモニウム、ナトリウム、カリウム、リチウム
    、カルシウム、マグネシウムから選ばれたリグノスルフ
    ォン酸金属(M)塩とほぼリグノスルフォナートを含ま
    ない水不溶性液相とを生成させる工程と、(d)このリ
    グノスルフォナート水性相を水不溶性液相から分離する
    工程と、 を包含することを特徴とする薬剤調製物の投与方法。
JP63201004A 1987-08-11 1988-08-11 リグノスルフォナートをベースとした抗凝固性と抗血栓性を有する薬剤 Pending JPH0276818A (ja)

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