JPH027605Y2 - - Google Patents

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JPH027605Y2
JPH027605Y2 JP1984075177U JP7517784U JPH027605Y2 JP H027605 Y2 JPH027605 Y2 JP H027605Y2 JP 1984075177 U JP1984075177 U JP 1984075177U JP 7517784 U JP7517784 U JP 7517784U JP H027605 Y2 JPH027605 Y2 JP H027605Y2
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JP
Japan
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sand
screw
pump
shaft
sediment
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JP1984075177U
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JPS60189304U (ja
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  • Screw Conveyors (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、沈砂池を跨いで走行ガータを渡し、
その走行ガータ上に機上コンベアを設けるととも
に、走行ガータ上の横行台車から屈曲自在な枠を
吊り下げ、その枠の下端に沈積土砂を排出するた
めのスクリユー軸を設けた沈積土砂吸揚装置に関
する。
[従来技術] 沈砂池から沈積土砂を排出する技術として、連
続チエーンバケツトコンベヤ方式、スクリユーコ
ンベア方式、グラブバケツト方式、ミーダー方
式、バケツトエレベータ方式、ジエツト方式、サ
ンドポンプ方式または以上の方式の組合せ方式が
あり、沈砂池の大きさ、形状、沈砂の搬出方法、
流入水の種類、操作員の有無、熟練度等によつて
適宜採用している。
これらの各方式は、それぞれ特徴があるが、価
格的には一般的に高価である。比較的安価なサン
ドポンプ方式を採用している例が少なくない。こ
のサンドポンプ方式のものは、下記の欠点があつ
た。
a サンドポンプがつまり易い。
b 沈砂土砂が圧密した状態になつてサンドポン
プに負荷がかかり過ぎると、土砂の少ない水分
を吸揚げるので、土砂吸揚能率が悪く、土砂を
完全に排出するのに時間を要する。
c サンドポンプが土砂に埋没すると、機能が停
止する。
d 上記bおよびcのため、沈砂の滞積圧密状態
によるサンドポンプの負荷の具合によつて、サ
ンドポンプの上下、排出管の伸縮による管の入
れ替え、あるいは排出ホースの巻取りが必要と
なり、排出ホースの取扱いや排出管の入れ替え
等による土砂水の溢水により作業場が汚れる等
した作業性が非常に悪い。
e 排出した土砂は水分が多いので、床上で水分
と土砂とを分離する必要があり、その装置は非
常に大型のものが必要となる。
f 走行ガータ1往復における沈積土砂の吸揚幅
がサンドポンプの容量により制限されるので、
同じ沈砂池を何回も往復しなければならない。
これらの欠点に対して、特開昭58−207910号公
報においては、沈砂池を跨いで渡した走行ガータ
から屈曲自在な枠を吊り下げ、その枠にバケツト
エレベータを支持し、バケツトエレベータの下部
鎖車軸受の外側に片寄せスクリユーを同心に連結
した装置が提案されている。この装置によれば、
土砂の圧密状態によるバケツトエレベータの負荷
の変動に対しては、枠を屈曲させてバケツトのす
くい揚げ量を調整して過負荷を防止し、片寄せス
クリユーによつて沈砂池の全幅分の沈積土砂をバ
ケツトにかきよせ、水分の少ない沈積土砂として
少ない走行ガータの往復で排出することができ
る。
しかしながら、バケツトコンベアは前述のよう
に構造が複雑でコスト高となり、そして沈積土砂
の圧密状態によつては片寄せスクリユーで掻き寄
せられないで排出能力に欠ける場合があり、また
バケツトがチエンが土砂により摩耗し易く、その
取替作業が面倒である。
また、例えば特公昭58−1606号公報には左右の
スクリユーによつて沈積土砂が中央に掻寄せられ
ポンプで吸込まれて排出される技術が開示されて
いる。しかしながら、かかる公知技術では、前述
の如く排出能力に欠け、特に、吸込管を介してポ
ンプで沈積土砂を吸込むので、吸込ヘツドを必要
とし、その分だけ排出効率が低下すると共にポン
プに沈積土砂の詰まりを生ずる。
[考案の目的] したがつて、本考案の目的は、ポンプを用いて
も前記の欠点がなく、かつ横行台車や走行ガータ
の走行回数を最少にして沈砂池の沈積土砂の排出
ができ、しかも土砂による摩耗に際して、その取
替え作業を容易に行なうことのできる沈積土砂吸
揚装置を提供するにある。
[考案の構成] 本考案による沈積土砂吸揚装置は、屈曲自在な
枠には土砂排出管とその土砂排出管に吐出口が連
結されたサンドポンプが設けられ、そのサンドポ
ンプはボルテツクスタイプであり、そのポンプ軸
の延長線上にポンプ軸と連動してポンプ軸より低
速で回転するスクリユー軸を設け、そのスクリユ
ー軸に片寄せスクリユーを設けるとともに、その
片寄せスクリユーの外周に掻き取りスクリユーを
設けてある。
[考案の作用効果] 本考案は、沈砂池を跨ぐ走行ガータ上の横行台
車から吊り下げた屈曲自在な枠にサンドポンプを
支持し、サンドポンプのポンプ軸の延長上に、片
寄せスクリユーと掻取りスクリユーを設けている
ので、簡単な構造で掻取りスクリユーにより沈積
土砂を掘り起こして掻取り、その土砂を片寄せス
クリユーによつてサンドポンプに掻寄せて吸い揚
げ排出することができる。従つて、吸い揚げられ
た土砂水の含砂分はより多く、また沈砂池の幅分
の一定厚の沈積土砂は、横行台車の1横行または
走行ガータの1走行により排出することができ
る。また沈積土砂の掘り起こし掻寄せ量は、枠を
屈曲して掻取り、スクリユーの掻取り深さを調節
することができるので、サンドポンプの過負荷を
防止することができる。この結果、沈積土砂の場
外排出の作業性や効率は、大幅に向上される。ま
た土砂と水分の分離装置は小型化され、分離効率
も向上される。
またサンドポンプとしてボルテツクスタイプの
ものを用いているのでポンプのつまりがなく、か
つスクリユー軸とポンプとは連動しているので、
ポンプに過負荷が生じない。さらにサンドポンプ
が摩耗した場合は、ポンプの羽根車のみを交換す
ればよく、その作業も簡単である。
[好ましい実施態様] 本考案の実施に際し、走行ガータは沈砂池の長
手方向を跨いで渡し、複数基の沈砂池の幅方向に
走行させてもよいし、また複数基の沈砂池の総幅
を跨いで渡し、長手方向に走行させてもよい。ま
た沈砂池の幅が広い場合は、2個のサンドポンプ
を吸込口が外側を向くように枠の中心線上に設
け、それぞれのサンドポンプに片寄せスクリユー
と掻取りスクリユーを設けてもよいし、枠の両側
にサンドポンプを設け、スクリユー軸が同心で対
向する片寄せスクリユーと掻取りスクリユーを設
けてもよい。また掻取りスクリユーは、スクリユ
ー羽根の外周にさらに掻取り用の羽根を設けたエ
ーキンススクリユーでもよいし、らせん羽根を半
径方向に延びるステイを介して取付けたリボンス
クリユーでもよい。また掻取りスクリユーのデツ
ド部分に対しては、スクレーパーを設けるのが好
ましい。このようにすると、掻取りデツド部分の
土砂も掻取ることができる。
[実施例] 以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第1図ないし第3図において、複数基の沈砂池
1,1・・の長手方向を跨いで渡し、沈砂池の幅
方向に走行可能な走行ガータ2には、その上部の
全長にわたつて機上コンベア3が設けられ、その
一端は沈砂池1の長手方向の一側に設けられた搬
出コンベア4に対峙している。また走行ガータ2
の図示されないレール上には、横行台車5が設け
られ、走行ガータ2の走行と横行台車5の横行に
より、横行台車5は沈砂池1,1・・の任意の位
置に移動できるようになつている。その横行台車
5の下部に突設されたブラケツト6には、沈砂池
1の幅を満たすような全体を7で示す枠が沈砂池
1の幅方向に平行な支軸8により吊り下げられて
いる。この枠7は、支軸8に枢支された基部9
と、基部9に水平に固設されたビーム10と、ビ
ーム10の両側に垂設された一対のブーム11,
11とよりなり、ビーム10の一部は横行台車5
に設けられたパワーシリンダ12のピストンロツ
ド13に連結され、パワーシリンダ12の収縮作
動により枠7は反時計方向に回動屈曲されるよう
になつている。この枠7の一方のブーム11の下
端には、油圧モータの減速変速機が一体に構成さ
れた駆動装置14が固設されている。その駆動装
置14には低速と高速の2つの出力軸が設けら
れ、高速軸には、駆動装置14に一体に結合され
た羽根車がボルテツクスタイプのサンドポンプ1
5のポンプ軸が連結されている。そのサンドポン
プ15は、機上コンベア3に連絡される土砂排出
管16に連結されている。
そして低速軸はポンプ軸を貫通して延長され、
他方のブーム11に軸支されたスクリユー軸17
に連結されている。そのスクリユー軸17には、
サンドポンプ15の吸込口側に向けて掻寄せる作
用をする片寄せスクリユー18が取付けられると
共に、片寄せスクリユー18の外側に沈砂土砂の
掘削・掻取りを行うエーキンススクリユーまたは
リボンスクリユーで構成された掻取りスクリユー
19が取付けられている。また変速機14側のブ
ーム11の下端には、片寄せスクリユー18側に
伸びるスクレーパー20が設けられ、駆動装置1
4とサンドポンプ15の幅の掻寄せデツド部分の
沈砂を片寄せスクリユー18部分に掻寄せるよう
になつている。
したがつて沈積土砂の吸揚作業は横行台車5を
矢印すなわち沈砂池1の長手方向に走らせなが
ら、掻取りスクリユー19により土砂を掘り起こ
して掻取り、その掻取つた土砂を片寄せスクリユ
ー17によつて、サンドポンプ15の吸込口側に
掻寄せ、その土砂を水分とともに、サンドポンプ
15で吸い揚げ、土砂排出管16を経て機上コン
ベア3に排出する。機上コンベア3に排出された
土砂水は、搬出コンベア4により分離装置に搬送
され、そこで土砂と水分に分離される。従つて吸
い揚げられた土砂水は、含砂分が多く、また沈砂
池1の幅分の一定厚の沈積土砂は、横行台車5の
1横行により排出することができる。また沈積土
砂の掘り起こし掻寄せ量は、枠7をパワーシリン
ダ12により回動屈曲して、掻取りスクリユー1
9の掻取り深さを調節して調整することができる
ので、サンドポンプの過負荷を防止することがで
きる。
第4図は本考案の別の実施例を示し、枠7の中
心線上の下端に吸込口が外側を向いて駆動装置1
4に結合された2個のサンドポンプ15,15を
設け、それぞれのサンドポンプ15に向けて、片
寄せスクリユー18と掻取りスクリユー19を設
けた例である。この実施例では、幅の広い沈砂池
の沈積土砂を排出することができる。
第5図は、本考案に実施される片寄せスクリユ
ー18と掻取りスクリユー19の駆動および支持
の一例を示す図面であり、この実施例では、駆動
装置14は圧液の入口および出口ポートP1,P
2から圧液が供給され、そして排出される油圧モ
ータであり、その駆動軸Sはボルテツクスタイプ
のサンドポンプ15を回転するようになつてい
る。その駆動軸Sはさらに延びて端部に設けた連
動装置14′に入力されている。この連動装置1
4′は、例えば減速機を構成しており、そして連
動装置14′の出力軸は駆動軸Sの外周に設けた
スリーブ状のスクリユー軸17に連結されてい
る。また掻取りスクリユー19は前記の連動装置
14′の出力軸と連結され、したがつてその一端
は連動装置14′の軸受で支持され、他端はサン
ドポンプ15のポンプケーシングに設けたリング
状の軸受Bで支持されている。なお連動装置1
4′としては機械的な連動装置ではなくて、液圧
式の駆動装置14と連動する液圧式のものでもよ
い。この実施例でも作用効果は前記の実施例と同
様である。
第6図および第7図は本考案の別の実施例を示
し、4基の沈砂池1,1・・・の総幅を跨いで走
行ガータ2を渡し、走行ガータ2を沈砂池1の長
手方向に走行させるようにした例である。この実
施例でも、第1図ないし第3図の実施例と同様の
作用効果を奏するものである。
[まとめ] 以上説明したように本考案によれば、沈砂池を
跨ぐ走行ガータ上の横行台車から吊り下げられた
屈曲自在な枠にサンドポンプを支持し、サンドポ
ンプのポンプ軸の延長上に片寄せスクリユーと掻
取りスクリユーを設けたので、簡単な構造でサン
ドポンプの過負荷を防止するとともに、横行台車
または走行台車の少ない走行回数で沈積土砂を排
出することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の実施例を示し、
第1図はその正面図、第2図はその側面図、第3
図は要部の拡大側面図、第4図は本考案の別の実
施例を示す第3図に相当する図面、第5図は本考
案片寄せスクリユーと掻取りスクリユーの支持お
よび駆動の態様を示す側面図、第6図および第7
図は本考案の更に別の実施例を示し、それぞれ第
1図および第2図に相当する図面である。 1……沈砂池、2……走行ガータ、3……機上
コンベア、5……横行台車、7……枠、15……
サンドポンプ、16……土砂排出管、17……ス
クリユー軸、18……片寄せスクリユー、19…
…掻取りスクリユー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 沈砂池を跨いで走行ガータを渡し、その走行ガ
    ータ上に機上コンベアを設けると共に、走行ガー
    タ上の横行台車から屈曲自在な枠を吊り下げ、そ
    の枠の下端に沈積土砂を排出するためのスクリユ
    ー軸を設けた沈積土砂吸揚装置において、前記枠
    には土砂排出管とその土砂排出管に吐出口が連結
    されたサンドポンプが設けられ、そのサンドポン
    プはボルテツクスタイプであり、そのポンプ軸の
    延長線上にポンプ軸と連動してポンプ軸より低速
    で回転するスクリユー軸を設け、そのスクリユー
    軸に片寄せスクリユーを設けると共に、その片寄
    せスクリユーの外周に掻取スクリユーを設けたこ
    とを特徴とする沈積土砂吸揚装置。
JP7517784U 1984-05-24 1984-05-24 沈積土砂吸揚装置 Granted JPS60189304U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7517784U JPS60189304U (ja) 1984-05-24 1984-05-24 沈積土砂吸揚装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7517784U JPS60189304U (ja) 1984-05-24 1984-05-24 沈積土砂吸揚装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60189304U JPS60189304U (ja) 1985-12-14
JPH027605Y2 true JPH027605Y2 (ja) 1990-02-23

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ID=30616155

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7517784U Granted JPS60189304U (ja) 1984-05-24 1984-05-24 沈積土砂吸揚装置

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JP (1) JPS60189304U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS581606A (ja) * 1981-06-25 1983-01-07 住友ベークライト株式会社 密封包装方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS581606A (ja) * 1981-06-25 1983-01-07 住友ベークライト株式会社 密封包装方法

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JPS60189304U (ja) 1985-12-14

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