JPH0275989A - 対象物体識別装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ この発明は対象物体の識別装置に関し、特に電磁波の再
発射を応用した対象物体識別装置に関するものである。

［従来の技術］ 対象物識別装置は質問器と応答器から構成され、識別す
べき対象物体に応答器を装着し、質問器から発射した電
磁波を応答器で受信し、この受信によって動作を開始し
、応答器内に記憶する特定のコードを読み出し、この読
み出したコードによって電磁波を変調して再発射する。

この再発射電磁波の周波数は質問器の送信周波数と同一
周波数であっても異なる周波数であってもよいが、普通
の対象物識別装置では応答器を簡単にするため同一周波
数を用い、応答器では単に質問器からの電磁波を反射し
て再発射し、この反射波をコード変調するよう構成され
ている。

ところで、このような対象物体識別装置に使用される電
磁波はマイクロ波や赤外線、可視光線など周波数の高い
電磁波が用いられることが多く、従って比較的狭い指向
特性を持つことが多い。この明細書ではすべての種類の
電磁波の放射器を便宜上アンテナと称することにするが
、アンテナの寸法と電磁波の波長の関係によって指向特
性が決定される。指向特性を狭くすると有効な角度範囲
が狭くなり、指向特性を広くすると有効な距離範囲が短
くなる。有効な角度範囲も広くし有効な距離範囲も大き
くするためには指向特性を広くして質問器の送信電力を
増大する必要があった。

［発明が解決しようとする課題］ 以上のように、従来の装置では有効範囲を拡大しようと
すると送信電力を増大しなければならず質問器が大型高
価になり、周囲の電子機器に与える電波障害も増加する
という問題があった。

この発明は従来の装置の上述の問題点を解決し、小電力
の質問器で有効範囲を大きくすることが出来る対象物体
識別装置を提供することを目的とする。

［課題を解決するだめの手段］ この発明では質問器のアンテナの指向特性を狭くし、ア
ンテナの主指向方向を所定の角度範囲、所定の速度で走
査することにした。

［作用］ アンテナの指向特性を狭くするとその方向に電力を集中
することが出来て、その方向の有効距離を増大すること
が出来、アンテナの走査によって角度方向の有効範囲を
拡大することが出来る。

［実施例コ 以下、この発明の実施例を図面を用いて説明する。第１
図はこの発明の一実施例を示す構成図で、１は質問器を
搭載する架台、２は質問器く質問器アンテナを含む）、
５はモータ、６はギヤボックス、７は電源ケーブル、９
はモータ制御回路である。

モータ５の回転がギヤボックス６を介して質問器２に伝
えられて質問器２を回転する。質問器２内にはアンテナ
があって、そのアンテナの回転によりアンテナから放射
される電磁波の主指向方向が変化し、すなわち主指向方
向が走査される。静止部分の架台１と回転部分の質問器
２との間に電源ケーブル７が存在するので、質問器の回
転は所定の角度範囲の往復運動となり、モータ５の回転
もこれに対応したものとなる。このようなモータ５の可
逆回転の制御はモータ蛸御回路９によって行われる。

第２図はこの発明の他の実施例を示す構成図で、第２図
において第１図と同一符号は同一または相当部分を示し
、３はアンテナ、４は送受信部、８はアンテナケーブル
である。この発明の目的を達成するためには発射される
電磁波の主指向方向を走査すればよいので、第１図に示
す実施例は、主指向方向走査のために質問器１全体を回
転する例であり、第２図に示す実施例はアンテナ３だけ
を回転する例である。更に、主指向方向の走査範囲を限
定できるような場合は、アンテナをアレイアンテナで構
成して、アンテナ自体は固定しアレイアンテナの各素子
に給電する位相を変化して主指向方向を走査することが
できる。第２図に示す装置の動作は送受信部４が静止部
分に置かれた以外は第１図に示す装置の動作と同様であ
る。

第３図はこの発明の更に他の実施例を示す説明図で、図
において１０は静止部分であるベース、１１はベース１
０に固定され、取付台１５を回転自在に係合させるアン
テナ軸、１２はクランク、１３はピストン、１４はピス
トン１３をベースに固定する支点、１５はアンテナを取
り付ける取付台である。

モータ（第３図には図示せず）によってクランク１２を
一方向へ連続回転すればクランク１２とピストン１３と
の作用によって取付第１５をアンテナ軸１１を軸とする
首振り運動させ、したがって台１５上のアンテナを首振
り運動させることが出来る。

第４図はこの発明の応用例を示す説明図で、第４図にお
いて第２図及び第３図と同一符号は同−又は相当部分を
示し、１７は車両、１８は応答器、１９は近接センサで
ある。

車両１７の速度が大きな場合、アンテナ３の主指向方向
の範囲内になるべく長い時間応答器１８を入れて置かぬ
と、応答処理のための時間が不足するという問題がある
。

第４図に示す構成では、近接センサ１９で車両１７の近
接を検出した信号によって質問器（第４図ではアンテナ
３だけを示す）が起動され、アンテナ３が車両１７の進
行につれてアンテナ軸１１を軸として回転しその回転の
限度までアンテナ３の主指向方向内に応答器を入れてお
くように動作する。

［発明の効果］ 以上のようにこの発明によれば、質問器の送信電力を増
大することなく対象物識別装置の有効範囲を増大するこ
とが出来、物流倉庫の管理や入門入室時のチエツク等を
遠方から確実に行うことができ、応答器を装着した対象
物体の移動速度が早い場合にも対応することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す構成図、第２図はこ
の発明の他の実施例を示す構成図。第３図はこの発明の
更に他の実施例を示す説明図、第４図はこの発明の応用
例を示す説明図。 １・・・架台、２・・・質問器、３・・・アンテナ、４
・・・送受信部、５・・・モータ、６・・・ギヤボック
ス、９・・・モータ制御回路、１７・・・車両、１８・
・・応答器。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。　　
　　　　出願人　新日本無線株式会社モータ制御回路 第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 識別しようとする対象物体に応答器を装着し、質問器か
   らの電磁波を上記応答器で受信し、この受信によって起
   動されて当該応答器に記憶する特定のコードを読み出し
   、この読み出したコードにより電磁波を変調して送出す
   るよう構成された対象物体識別装置において、 上記質問器から発射される電磁波の主指向方向を所定の
   角度範囲、所定の速度で走査する走査装置を備えたこと
   を特徴とする対象物体識別装置。