JPH0275846A - 脳波による室内環境機器制御方法及びその装置 - Google Patents

脳波による室内環境機器制御方法及びその装置

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JPH0275846A
JPH0275846A JP63227977A JP22797788A JPH0275846A JP H0275846 A JPH0275846 A JP H0275846A JP 63227977 A JP63227977 A JP 63227977A JP 22797788 A JP22797788 A JP 22797788A JP H0275846 A JPH0275846 A JP H0275846A
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brain
signal
frequency
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environmental
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Michio Matsumoto
三千緒 松本
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Taisei Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、室内環境機器を、人間の脳の活動状態に合
わせて自動的に制御する室内環境機器制御方法、及びそ
の装置に関する。
ここで、室内環境機器とは、人間が室内で快適に生活す
るための環境を整える機器の総称であり、人間の感覚に
関する環境を調整する機器、例えば、室内の明るさを調
整する照明機器、音楽を流す音響装置、そして温度、湿
度を調整する空調機器等のみならず、窓の戸締りや玄関
のドアの施錠等の防犯機器等の広い範囲のものを含む。
〔従来の技術〕
従来においては、脳波を検出し、この脳波の周波数と、
予め脳波の活動状態に応じた脳波の周波数の分室nとを
比較して、室内の環境機器を制御するという方法、及び
その装置は存在しなかった。
特に、従来の照明機器や音響機器に関しては、これら機
器の電源のオン、オフ、またはその照度や音量の制御は
、人間が自ら機器のスイッチ類を操作して行うか、若し
くはタイマを用いて行うかしていた。また、従来の空調
機器に関しては、予め所定の温度を設定して、部屋の温
度を設定温度に保持するような制御方法や装置が存在す
るだけである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の環境機器の自動制御方
法では、1時間」や「所定の温度」といった人間の活動
状態とは別な基準をもって制御を行っていたため、両者
の間には、ずれが生じて、これらは必ずしも人間に対し
て最適な照度、温度等の環境状態に維持されているとは
いえなかった。
また、人間が自己の感覚に基づいてこれら装置を手動で
操作する場合は、自己にとって快適な環境状態を維持す
ることができるが、この操作をこまめに行う必要があり
、これに神経を割くために他の事に集中できないという
問題があった。
例えば、人間が就寝時の照明機器の消灯では、手動でス
イッチを切ろうとすると眠気が中断されて不快感を呈す
るという不具合があるほか、タイマによって機器のスイ
ッチを切る場合も、睡眠状態に至らないうちにそのスイ
ッチが切れてしまう場合があり、必ずしも望ましい制御
方法ではなかった。
同様に、室内で音楽を聴きながら考え事をするような場
合も、思索に集中してきて音響機器の音量を絞りたいと
きは、その操作は手動で行わなければならないためにそ
の思索を一時中断することになり、この思索状態を妨害
してしまうという不具合もあった。
また、人間の覚醒状態と睡眠状態では、その体温も異な
るために、空8jl!機器が部屋の温度が一定となるよ
うに行う制御では、覚醒時には適温であっても睡眠状態
にはいってからは署すぎたり、また、寒すぎたりして体
調を崩すというおそれがあった。
そこで、本発明は、このような課題を考慮してなされた
ものであり、この発明の目的は、人間の脳の活動状態に
合わせて室内の照明、音響、空調等の環境機器を自動的
に制御して、より人間に快適な環境状態を維持すること
、及びこのような環境状態を維持するように室内環境機
器を操作する制御装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段] この発明は、予め脳の活動状態に応じて脳波の周波数を
複数段階に分類し、且つこの分類された各類別に応じて
それぞれの室内の環境状態を設定しておき、検出した人
間の脳波の周波数を前記分類と比較して、いずれかの類
別に当てはめ、その類別に対応して設定された前記環境
状態になるように照明、音響、空調等の室内環境機器を
作動させることによってかかる課題を解決しようとして
いる。
また、第1図にブロック図を示すように、人間の頭部か
ら脳波を検出して脳波信号を出力する脳波検出手段と、
この脳波信号を入力して、その周波数が、予め脳の活動
状態に応じて脳波の周波数が数段階に分類された周波数
類別データの、いずれの分類に該当するかを判断し、そ
の該当する類別を指定する信号を出力する判断手段と、
前記判断手段の出力信号に対応して予め設定された環境
状態となるように、照明、音響、または空調等の室内環
境機器を操作する信号を出力する制御手段と、を有する
環境機器制御装置を構成して、前記の環境機器制御方法
を装置として具体化する。
〔作用] 脳の活動状態と脳波の周波数との関係を測定し、脳の活
動状態に応じてこれら周波数を数段階に分類する。そし
て、それぞれの分類の脳の活動状態に対して、最適な室
内の環境状態を設定する。−方で、実際に室内で生活を
行う人間の脳波を検出する。そして、この脳波の周波数
と前記分類とを比較して、いずれかの類にあてはめ、前
記のように各類別について設定した室内の環境状態を維
持するように室内環境機器を自動的に操作させる。
この制御方法を具体化した装置の作用は以下の通りであ
る。
脳波検出手段は、室内の人間の頭から脳波を検出し、こ
の脳波を信号に変換して出力する。この出力した脳波信
号は、刻々とマイクロコンピュータ内の判断手段に入力
され、この判断手段においては、入力された脳波信号の
周波数と脳の活動状態に応してこれら周波数を数段階に
分類した周波数分類データに照らし合わせて、脳がいか
なる活動状態にあるかを判断し、それに対応した信号を
出力する。そして、制御手段は、その信号に基づいて、
各類別に該当するように予め設定された環境状態となる
ように照明、音客、空調等についてこれら環境機器を自
動的に操作する。
(実施例〕 本発明の第1実施例を第2図ないし第5図に基づいて説
明する。
まず、第1実施例の装置の構成について説明する。
第2図は第1実施例のブロック図である。同図に示すよ
うに、本装置は、脳波検出装置A、信号伝達装置B、制
御装置C1環境装置りから構成される。
脳波検出装置Aは、脳波の電圧信号を検出するセンシン
グ電piJl及び基準電極2と、これによって得られた
微弱な電圧信号を増幅する高利得増幅器3と、この電圧
信号のうちから必要な信号のみを取り出す低域通過フィ
ルタ4を包含する。
信号伝達装置Bは、その送信部として、低域通過フィル
タ4から出力された電圧信号をFM信号に変えるFM変
調器5と、これらの信号を増幅する高周波増幅器6と、
送信用アンテナ7とを含み、さらに、FM変調器5には
その信号をのせる確送波を発生させる搬送波発信器9と
、搬送周波数を選択する周波数設定器8とが接続されて
いる。また、その受信部として、受信アンテナ10と、
送信部からの電波を選択する同調回路11と、受信した
FM信号を再び電圧信号に戻すFM復調器と、さらにこ
の信号を増幅させる低周波増幅器13とを有する。
制御装置Cは、前記低周波増幅器13で増幅されたアナ
ログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ1
4と、この信号をマイクロコンピュータ16が読み取り
可能な信号に変換するインターフェース15と、さらに
この人力信号に基づいて環境装置りに命令を与えるマイ
クロコンピュータ16と、このマイクロコンピュータ1
6に所定の処理条件を入力するキーボード17からなる
環境装置りは、本実施例では照明機器18となる。照明
機器18は、高照度の天井照明18a。
中照度のスポット・照明18b、低照度の間接照明18
Cを含む。
第3図は、センシング電極1及び基準電極2に用いられ
る貼り付は型電極装着装置の斜視図である。
同図(alに示すように、センシング電極1は人間の頭
部35の前頭葉の部分に、基準電極2は脳波の影響を受
けにくい場所、例えば、耳朶に接触させて取り付ける。
センシング電極1.基準電極2はともに、同図(b)に
示すように、粘着テープ32と金属箔33とからなって
おり、この粘着テープ32の接着力により頭部35の各
部分に取り付ける構造となっている。そして各電極は、
第2図の高利得増幅器3から送信アンテナ7までが一体
となった脳波信号発信ユニット34に接続されている。
第4図及び第5図は、マイクロコンピュータ16が行う
照明機器18の制御方法を示すフローチャートである。
まず、第4図に示すように、ステップ■で、読み込み回
数Nの初期値設定を行ったのら、ステップ■で脳波信号
を読み込む。そして、ステップ■でこの周波数値Fをカ
ウントし、ステップ■でこの値をメモリに記録する。次
いで、ステップ■でこの読み込み回数Nを加算し、ステ
ップ■でこの読み込み回数が予め設定した指定回数N0
に達したかどうかを判断する。
この読み込み回数Nが指定回数N0に達していれば次の
ステップ■に進むが、これに達していなければステップ
■の前に戻って読み込み回数Nが指定回数N0になるま
でステップ■から■のループ処理を繰り返す。ステップ
■では、それまでメモリに記録してきた周波数値Fを指
定回数N0で除して、周波数値Fの平均値Xを算出する
ここで、以上のように周波数値Fを所定の回数読み込ん
で、その平均値に基づいて制御を行うのは、人間の生理
状態による影響や、また脳波検出時や信号伝達時に生じ
る誤差の影響による誤動作を防ぐためである。
ステップ■においては、照明機器18の制御を実行する
。第5図はその処理方法を示すサブルーチンである。
ステップ■では、周波数値Fの平均値Xの大きさを判断
し、次いで、ステップ[相]でそれぞれの条件にあった
照明機器18を点灯させる。すなわち、周波数値の平均
値Xが15以上ならば、ステップ■aがYESとなりス
テップ@laに移行して高照度の天井照明18aを点灯
させる。平均値Xが12以上15未満ではステップ■a
がNo、ステップ■bがYESとなり、ステップ[相]
bに移行して中照度のスポット照明18bを点灯させる
。また、平均値Xが8以上12未満ならば、ステップ■
a。
■bのいずれもがNO、ステップ■CがYESとなって
、ステップ[相]Cに移行して低照度の間接照明18c
を点灯させる。さらに、平均値Xが8未満ならば、この
ステップ■CもNoとなり、ステップ[相]dに移行し
てどの照明機器18も点灯させず、もって消灯状態とす
る。
ここで、ステップ■aからステップ■Cの処理は判断手
段Jに、ステップ@laからステップ@dの処理は制御
手段Mに該当する。
なお、指定回数N。とステップ■の各条件は、予めキー
ボード17から入力されている。ステップ■の条件とし
て与えられている数値は、必ずしも前記のものに限られ
るものではなく、これらの最適な値は、本装置の使用者
や設置場所の他の条件を考慮して、それぞれの装置ごと
に設定がなされる。
次に、本実施例の作動を説明する。
人間の頭31の前頭葉部分に取り付けられたセンシング
電極lは、脳の神経細胞の活動に伴って頭皮上に現れる
微弱な電位変化、すなわち脳波を測定する。ただし11
人間の皮膚上には脳の活動とは異なった原因から生じる
電位変化が現れるため、基準電極2により脳波の影響を
受けない耳朶の電位変化を読み取り、センシング電極l
と基準電極2との電位差を測って、より正確な脳波を検
出する。
この検出した脳波は、通常数μVから数十μVの単位幅
で現れるが、伝達信号に適するように高利得増幅器3に
よって0.5v程度から5V程度にまで増幅し、さらに
、低域通過フィルタ4によって脳波の活動状態を判断す
るうえで不必要な、θ〜301(z以外の周波数を除去
する。
以上の処理を加えて得られた電圧信号は、FM変調器5
でFM信号に変換され、周波数設定器8によって周波数
が設定された、搬送波発信器9から発せられる搬送波上
に載せられ、さらに高周波増幅器6によって増幅されて
送信アンテナ7から送り出される。同調回路11は、受
信アンテナ10が受信したFM信号のうち、送信アンテ
ナ7から送信したFM信号のみを選択して通過させ、こ
のFM信号は、FM復調器12によって再び電圧信号に
戻される。そして、低周波増幅器13によって、この電
圧が増幅され電圧信号の伝送路で失った損失分が補われ
る。
次に、アナログ信号たるこの電圧信号は、A/Dコンバ
ータ14により、デジタル信号に変換され、インターフ
ェース15を介してマイクロコンピュータ16に伝達さ
れる。
ここで、人間の脳は、その活動状態に応じて脳波の周波
数を相違させるが、脳波の周波数を脳の活動状態によっ
て分類した周波数分類データの具体例を次の第1表に示
す。なお、前記したように判断手段、Jにおいて用いる
比較数値は、種々の条件を考慮して設定されるために、
必ずしも第1表の周波数の値に限定されるものではない
第1表 以下、脳の活動が瞑想状態にある場合について、−マイ
クロコンピュータ16の処理作動を説明する。
脳波信号は、脳波検出装置Aによって検出され、さらに
アナログの電圧信号として信号伝達装置Bを介して、制
御装置Cのマイクロコンピュータ16に送られる。マイ
クロコンピュータ16は、ステップ■で読み込み回数N
を初期値、0に設定したあと、ステップ■から■のルー
プ処理を繰り返して、この脳波信号を逐次読み込んでゆ
く。そして、この読み込み回数Nが指定回数N0に達す
ると、ステップ■に移行して、その平均値Xが算出され
る。
ここで、瞑想状態の脳波の周波数は、第1表に示すよう
に8Hz以上121(z未満となるため、周波数値Fも
、8以上12未満の値となる。そして、指定回数N0が
51周波数値Fが12.11,12.12.11であっ
たとすれば、平均値Xは以下のように算出される。
ステップ■を終了すると、照明機器18を具体的に操作
するサブルーチン■に移行する。上記のように周波数値
Fの平均値Xが11.6となれば、ステップ■a、■b
においてはいずれもNoと°F11定されるので、ステ
ップ■Cに移行する。ステップ■Cの条件では、11.
6は8より大きいためにYESと判断され、ステップ[
相]Cに移行して低照度の間接照明18cを点灯させる
。すなわち、人間の脳の活動状態が瞑想状態にあるとき
は、本装置は、自動的に間接照明18cを点灯させるこ
とになる。
同様に、装置は、脳が緊張状態にあるときは高照度の天
井照明18aを点灯させ、集中状態にあるときはスポッ
ト照明18bを点灯させる制御を行う。また、脳が睡眠
状態に入ったときは、自動的に全部の照明a器18を消
灯する制御を行う。
以上のように、本実施例の装置によれば、人間の脳の活
動状態に応じて、適切な種類や照度の照明機器を点灯さ
せることができるのみならず、照明機器を点けたまま寝
てしまったとしても、照明機器の消し忘れを防止するこ
とができる効果を有する。
なお、本実施例では、数種類の照明機器の点灯をそれぞ
れ単独に制御しているが、これらを組み合わせることに
よって、よりきめ細かい照明制御をすることもできる。
また、可変抵抗器を制御することによって、単一の照明
機器、例えば天井照明18aの照度を段階的に変化させ
る構成とすることもできる。
次に本発明の第2実施例を、第6図及び第7図に基づい
て説明する。
この第2実施例は、脳の活動状態に応じて、CDプレー
ヤやラジオ等の音響機器の音量を自動的に制御するよう
にしたものである。すなわち、第2実施例は、第6図に
示すように、環境装置りが照明機器I8から音響機器1
9に置換されている意思外は、第1実施例と同様の構成
を有する。
音響装置I9の制御を行うステップ■は、第7図に示す
サブルーチンによって行われる。
この第7図に示すように、脳が緊張状態にあるときは、
脳波の周波数値Fの平均値Xが15以上となり、ステッ
プ■aがYESとなって、ステップ■aに移行して音響
機器19の音量を所定音量の100%を維持する。次に
、脳が集中状態にあれば、この平均値Xが12以上15
未満になり、ステップ■aがNO、ステップ■bがYE
Sとなって、ステップ■bに移行して音量を70%に下
げる。
さらに、脳が瞑想状態にある場合は、平均値Xが8以上
12未満となり、ステップ■a、■bがNO、ステップ
■CがYESとなって、ステップ■Cに移行し、音量を
40%に下げる。そして、脳の活動が睡眠状態に入り、
平均値Xが8未満となるときは、このステップ■CがN
oとなって、ステップOdに移行して音響機器19を消
音する。
本実施例においては、ステップOaからステップ■dが
制御手段Mに該当する。
なお、所定音量は、脳が緊張状態にある場合に本装置の
使用者にとって好適な音量とし、キーボード17によっ
て設定する。そして、この音量を100%として他の段
階の音量が決められる。もっとも、70%や40%とい
った数値も、任意に設定できるものとし、使用者の好み
に合わせて、やはりキーボード17により設定される。
以上のように、本実施例の装置によれば、人間が思索に
集中しようとした際や、睡眠状態に入る際に、音響機器
の音量が自動的に絞られるので、音によってそれらの状
態が妨害され、中断されることがなくなるという効果を
有する。
本発明の第3実施例を第8図に説明する。
第3実施例は、脳の活動状態に応じて流す音楽の種類を
自動的に選択するように制御するものである。本実施例
は、音響機器19として複数の音楽チャンネルを持つ音
響機器を用いる以外は、第2実施例と同様の構成を有す
る。
第8図は、本実施例の音響機器19の制御方法を示すサ
ブルーチンである。
第1実施例、第2実施例と同様に、脳が緊張状態にある
と、脳波の周波数値Fの平均値Xは15以上となり、ス
テップ■aを介してステップ@aに移行して、音響機器
19はロックや交響曲などの活動的な音楽を流す。また
、脳が集中状態にあると、この平均値Xは12以上15
未満となり、ステップ■bを介してステップobに移行
して、室内楽やワルツ等の軽やかな音楽を流す。さらに
、脳が瞑想状態にあると、この平均値Xが8以上12未
満となり、ステップ■Cを介してステップ@Cに移行し
てセレナーデや童謡等の静かな音楽を流す。脳が睡眠状
態に入って、この平均値Xが8未満となると、ステップ
odに移行して、音響機器19は消音される。
すなわち、本実施例では、ステップ@aからステップ@
dまでが制御手段Mに該当する。
以上のように、本実施例によれば、人間の脳の活動状態
に応じて異なる音楽を流すことができ、例えば、脳が緊
張状態にあるときは、活動的な音楽により気持ちを抑揚
させ、また、脳が瞑想状態にあるときは、静かな音楽に
より精神を休まらせるという効果を有する。
なお、このような音響制御装置を睡眠状態に陥った場合
に音量を上げたり、または、警告音を発するように構成
し、これをカーステレオとして用いれば、居眠り運転を
防止する車載音響装置とすることができる。
本発明の第4実施例の構造を、第9図及び第10図に示
す。
第4実施例は、脳が睡眠状態にあるか否かに応じて、室
内の温度を変化させるようにしたものである。本実施例
は、第9図に示すように、環境機器りとして、空調機器
20を制御するものである以外は、第1実施例と同様の
構成を有する。
空調機器20を制御するステップ■は、第10図に示す
サブルーチンによって実行される。本実施例においては
、人間が覚醒状態にあるか、睡眠状態にあるかを判断す
るだけで足りるために、周波数値Fの平均値Xが8以上
か否かを判断するステップ■Cのみが置かれている。す
なわち、脳が緊張状態や集中状態等の覚醒状態にあると
きは、この脳波の周波数値Fの平均値Xは8以上となり
、ステップ■CがYESと判断される。そして、ステッ
プOaに移行して、部屋の温度は夏は25度に、また、
冬は22度に維持される。それに対して、脳が睡眠状態
にあるときは、その平均値Xは8未満となり、ステップ
■CはNOと判断され、ステップObに移行して、部屋
の温度は夏は28度、冬は18度に維持される。
本装置では、ステップOa及びステップObが制御手段
Mに該当する。
人間が睡眠状態に入った場合、その体温調整機能は低下
するために、睡眠時の冷房や暖房の入れすぎは身体に悪
影響を与える。本実施例によれば、睡眠状態に入った段
階で、部屋の冷暖房を緩めるために、睡眠中に身体が冷
えすぎたり温くなりすぎたりすることを無くし、健康を
害すことを防止することができる。また、本実施例によ
れば、睡眠中の冷暖房に使用する無駄な電力を節約でき
るために、電気料金を安くすることもできる。
なお、以上の実施例は、それぞれ別々の環境機器りを制
御する構成をとるが、一つの制御装置Cをもって、照明
機器18.音響機器19.空調機器20等の複数の環境
機器りを制御する構成とすることもできる。
本発明の第5実施例を第11図に示す。
この第5実施例は、信号伝達装置Bが有線方式となった
ものである。その他については、第1実施例と同様な構
成を有する。
第11図に示すように、信号伝達装置Bは、電圧信号を
電流信号に変換させる電圧電流変換器21と、電流信号
を導電させる有線伝送路22と、この電流信号を再び電
圧信号に変換する電流電圧変換装置23とからなる。
脳波検出装置Aから入力される、電圧信号である脳波信
号は、電圧電流変換器21をもって電流信号に変換され
る。そして、この電流信号は、有線伝送路22を通って
電流電圧変換器23に至り、再びこの装置によって電圧
信号に変換された後、制御装置Cに伝送される。
本実施例は、信号伝達手段として有線方式をとるために
、信号伝達装置B部分の構造が簡単な構造となり、生産
コストも低く押さえることができる。また、無線方式を
用いる装置に比べて信号の伝達が確実に行われるため、
誤動作を少なくすることができるという効果も有する。
本発明の第6実施例を第12図に示す。
この第6実施例は、脳波検出装置Aと信号伝達装置Bと
を一体化し、これをヘッドフォン型の装置として構成し
たものである。本実施例は、貼り付は型電極装着装置3
1がこのヘッドホン型電極装着装置36となる以外は、
第1実施例と同様の構成を有する。
ヘッドホン型電極装着36は、第12図(alに示すよ
うに、人間の頭頂部及び額部に架は渡されたヘソドフォ
ン型バンド37を本体とし、その額部にはセンシング電
極1を2つ、さらに、片方の耳部には基準電極2を1つ
配置している。そして、もう一方の耳部には、脳波信号
発信ユニット34を設置している。同図(blは、この
ヘソドフォン型電極装着装置36の使用状態を示す。こ
の装置を 1頭部35に装着した状態では、センシング
電極lは頭部35の前頭葉部分に、基準電極2は耳朶に
当接して、もって、これら電極をそれぞれ適正な位置に
装着するのと同じことになる。
本実施例によっては、このヘッドホン型電極装着装置3
6を頭に被るだけで、簡単に各電極を装着することがで
き、取り扱いが簡単な装置とすることができる。さらに
、貼り付は型電極装着装置31は、粘着テープを利用す
る関係から使い棄てであるのに対して、このヘソドフォ
ン型電極装着装置36は、何度でも脱着が可能なため、
経済的にも優れるという利点も有する。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、照明、音響、及
び空調等の室内環境機器を、人間の脳の活動状態に合わ
せて制御することができるために、この部屋で生活する
者に対して最適な明度、音楽、温度等の環境状態を提供
することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は第1
実施例の装置のブロック図、第3図は貼り付は型電極装
着装置の構成図、第4図及び第5図は第1実施例の照明
機器制御手段を説明するフローチャート、第6図は第2
実施例のブロック図、第7図は第2実施例の音響機器制
御手段を説明するフローチャート、第8図は第3実施例
の音響機器制御手段を説明するフローチャート、第9図
は第4実施例のブロック図、第10図は第4実施例の空
調機器制御手段を説明するフローチャート、第11図は
第5実施例の装置のブロック図、第12図は第6実施例
のヘソドフォン型電極装着装置の構成図である。 A・・・脳波検出装置、B・・・信号伝達装置、C・・
・制御装置、D・・・環境機器、J・・・判断手段1M
・・・制御手段 1・・・センシング電極、2・・・基準電極、16・・
・マイクロコンピュータ、18・・・照明機器、19・
・・音響機器、20・・・空調機器 特許出願人   大成建設株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)予め脳の活動状態に応じて脳波の周波数を複数段
    階に分類し、且つこの分類された各類別に応じてそれぞ
    れの室内の環境状態を設定しておき、検出した人間の脳
    波の周波数を前記分類と比較して、いずれかの類別に当
    てはめ、その類別に対応して設定された前記環境状態に
    なるように照明、音響、空調等の室内環境機器を作動さ
    せることを特徴とする室内環境機器制御方法。
  2. (2)人間の頭部から脳波を検出して脳波信号を出力す
    る脳波検出手段と、この脳波信号を入力して、その周波
    数が、予め脳の活動状態に応じて脳波の周波数を数段階
    に分類した周波数類別データの、いずれの類別に該当す
    るかを判断し、その該当する類別を指定する信号を出力
    する判断手段と、前記判断手段の出力信号に対応して予
    め設定された環境状態となるように、照明、音響、また
    は空調等の室内環境機器を操作する信号を出力する制御
    手段と、を有することを特徴とする室内環境機器制御装
    置。
JP63227977A 1988-09-12 1988-09-12 脳波による室内環境機器制御方法及びその装置 Pending JPH0275846A (ja)

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