JPH04236051A - 就寝装置 - Google Patents

就寝装置

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Publication number
JPH04236051A
JPH04236051A JP3002657A JP265791A JPH04236051A JP H04236051 A JPH04236051 A JP H04236051A JP 3002657 A JP3002657 A JP 3002657A JP 265791 A JP265791 A JP 265791A JP H04236051 A JPH04236051 A JP H04236051A
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JP
Japan
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bed
sleeping
person
people
controlled
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Pending
Application number
JP3002657A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Ogino
弘之 荻野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の在床者の睡眠状態
に基づいて空調手段、照明手段、映像音響手段等の被制
御手段を制御し在床者が快適に睡眠できる環境を提供す
る就寝装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の就寝装置は、例えば在床
者が2名の場合については、図10に示すようなツイン
タイプのベッド1が代表的であり、ナイトテーブル2に
内蔵されたコントローラ3を調節することにより室内の
照明機器やテレビジョン(以下TVという。)、音響機
器等を調節するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような就寝装置では、コントローラ3の調節を手動で行
わないといけないので、例えばTV鑑賞中に入眠してし
まうと睡眠途中にTVの音で覚醒してしまったり、空調
機の温度設定が適切でないまま就寝してしまうと暑さ寒
さにより睡眠途中で覚醒してしまうといった課題があっ
た。また、上記のようなことを避けるにはタイマーを使
用すればよいが、この場合もいちいちタイマーをセット
して就寝しなければならないといった煩しさがあった。
【0004】本発明はかかる従来の課題を解消するもの
で、その第1の目的は、在床者各々の睡眠状態を検出し
て自動的に空調手段、照明手段、映像音響手段等の被制
御手段を制御することにより、たとえ就寝の際にTVや
照明、空調機等を使用していてそのまま入眠してしまっ
ても自動的にTVと照明器をオフしたり、空調機の設定
温度を変更して在床者各々にとって快適な環境を実現す
る就寝装置を提供することにある。
【0005】第2の目的は、例えば就寝の際、入眠した
者がいれば、その時点でたとえ起きている者がいても上
記被制御手段の設定を変更するといったように、起きて
いる者よりも入眠した者の睡眠を乱さぬよう優先する就
寝装置を得ることにある。
【0006】第3の目的は、上記目的とは反対に、例え
ば就寝の際、全在床者が入眠するまでは上記被制御手段
の設定を変更しないといったように、入眠した者よりも
起きている者の行為を優先する就寝装置を得ることにあ
る。
【0007】第4の目的は、例えば在床者の中に乳幼児
や高齢者、病人といった特に静穏な睡眠環境が必要な者
が存在する場合には、それらの在床者の睡眠状態に応じ
て上記被制御手段を優先して制御する就寝装置を得るこ
とにある。
【0008】第5の目的は、上記のように特定の在床者
の睡眠を優先するのではなく、例えば就寝途中で覚醒状
態にある在床者の割合に基づいて上記被制御手段の設定
を変更することにより、全在床者が概ね許容できる快適
な睡眠環境を実現する就寝装置を得ることにある。
【0009】第6の目的は、在床者各々の睡眠状態と上
記被制御手段の設定状態との相互関係を学習して上記被
制御手段の制御を行うことにより快適な睡眠環境を実現
する就寝装置を得ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明は、複数のベッドの各々に配設された圧
電素子と、前記圧電素子の出力信号に基づき前記ベッド
の各々の在床者の有無を検出する在床検出手段と、前記
圧電素子の出力信号に基づき前記在床者の各々の睡眠状
態を判定する睡眠状態判定手段と、空調手段、照明手段
、映像音響手段等の被制御手段と、前記在床検出手段と
前記睡眠状態判定手段の出力信号に基づき前記被制御手
段を制御する制御手段とからなる。
【0011】また、第2の目的を達成するために本発明
は制御手段が、全在床者のうちのいずれかがある特定の
睡眠状態に達したかどうかを判定する第1の判定部と、
前記第1の判定部の出力信号に基づき被制御手段の設定
を変更する設定変更部とから構成される。
【0012】また、第3の目的を達成するために本発明
は制御手段が、全在床者がある特定の睡眠状態に達した
かどうかを判定する第2の判定部と、前記第2の判定部
の出力信号に基づき被制御手段の設定を変更する設定変
更部とから構成される。
【0013】また、第4の目的を達成するために本発明
は制御手段が、全在床者のうち少なくとも1人の特定の
在床者を選択することが可能な選択部と、前記選択部に
より選択された在床者の睡眠状態に基づき被制御手段の
設定を変更する設定変更部とから構成される。
【0014】また、第5の目的を達成するために本発明
は制御手段が、ある特定の睡眠状態にある在床者数と全
在床者数との比を演算する演算部と、前記演算部からの
出力信号に基づき被制御手段の設定を変更する設定変更
部とから構成される。
【0015】さらに、第6の目的を達成するために本発
明は制御手段が、在床者各々の睡眠状態と被制御手段の
設定状態との相互関係を学習する学習部と、前記学習部
の出力信号に基づき被制御手段の設定を変更する設定変
更部とから構成される。
【0016】
【作用】上記構成により本発明は、圧電素子の出力信号
に基づき各ベッドに在床者がいるかどうかを検出し、在
床者がいるベッドについては在床者の睡眠状態を判定し
、判定した在床者の睡眠状態に応じて空調手段、照明手
段、映像音響手段等の被制御手段を制御する。
【0017】また本発明は、全在床者のうちいずれかが
ある特定の睡眠状態に達した時点で被制御手段の動作設
定を変更する。したがって、例えば就寝の際に入眠した
者が1人でも発生すれば、たとえ起きている者が存在し
ていても上記被制御手段の設定を変更する。
【0018】また本発明は、全在床者がある特定の睡眠
状態に達した時点で被制御手段の設定を変更する。した
がって、例えば就寝の際、他の在床者が入眠していても
起きている者がTV鑑賞や読書をすることが可能で、か
つTV鑑賞や読書の途中でそのまま入眠してしまっても
TVや照明がオフされる。
【0019】また本発明は、選択された特定の在床者の
睡眠状態に基づき被制御手段の動作設定を変更する。し
たがって、例えば在床者の中に乳幼児や高齢者、病人と
いった特に静穏な睡眠環境が必要な者が存在する場合は
、それらの在床者の睡眠状態に応じて上記被制御手段を
優先して制御する。
【0020】また本発明は、ある特定の睡眠状態にある
在床者数と全在床者数との比を演算してその演算値に基
づき被制御手段の動作設定を変更する。したがって、例
えば就寝中に覚醒状態にある在床者数と全在床者数との
割合を逐次演算してその演算値に基づき上記被制御手段
を制御する。
【0021】さらに本発明は、在床者各々の睡眠状態と
上記被制御手段の設定状態との相互関係を学習して上記
被制御手段の制御を行う。
【0022】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を添付図面に基
づいて説明する。尚、複数のベッドB1〜Bnが存在す
る場合について説明する。図1は本実施例の全体構成を
示す外観斜視図、図2は本実施例のブロック図である。 図1および図2において、n個のベッドにはそれぞれ可
撓性のある圧電素子4がマットレス上に配設され、フィ
ルタ部5、増幅部6、整流部7、積分部8、比較部9、
在床判定手段10、睡眠状態判定手段11からなる信号
処理ユニット14(図1では図示せず)が具備されてい
る。尚、圧電素子4はポリフッ化ビニリデン(PVDF
)等の高分子圧電材料を薄膜状にし両面に可撓性の電極
膜を付着させテープ状に成型されたものである。また、
圧電素子4は変形に対する応答性が高く、ベッドに配設
すると在床者がある場合には在床者の寝返り等の粗体動
のみならず心拍、呼吸等の細体動にも応答する。睡眠状
態判定手段11は、比較部9の出力信号に基づき作動す
るタイマ12と、タイマ12の出力信号に基づき睡眠状
態を判定する睡眠判定部13からなる。15はTV16
、照明器17、空調機18からなる被制御手段で、ここ
では各ベッドに一組ずつ設置されている。19は制御手
段である。各ベッドの信号処理ユニット14と制御手段
19、及び被制御手段15と制御手段19とはそれぞれ
有線または無線で通信されている。
【0023】次に、この第1の実施例の構成における作
用を説明する。ベッドB1〜Bnそれぞれにおいて、圧
電素子4がマットレス上の就寝者の寝返りや心拍、呼吸
等の体動による変形を受けると、圧電素子4から圧電効
果による電圧が発生する。発生した電圧出力はそのうち
約1〜約10Hzの周波数成分のみがフィルタ部5を通
過し、増幅部6により増幅された後、整流部7により整
流され、積分部8により積分される。図3は実際に人が
就寝した際に積分部8から出力される波形図である。図
において、入床時や寝返り等のように粗体動が起こった
場合は大きな出力がでるが、それ以外の安静状態の場合
は人体の心拍や呼吸等に伴う細体動によりレベルの低い
出力が得られる。すなわち、このようなレベルの低い出
力が得られれば、在床しかつ安静状態であることが判る
。比較部9では積分部8からの出力が図中のVaとVb
の範囲内であれば安静状態であると判断してHiレベル
の電圧出力を行ない、それ以外の場合はLoレベルの出
力を行なう。人体の心拍や呼吸等に伴う細体動には多少
個人差があるが、被験者実験によりVaとVbを求める
ことができる。在床判定手段10では比較部9からの出
力信号がある一定時間以上Hiレベルであった場合、対
応するベッドには在床者が存在するとして在床の判定を
行う。
【0024】次に、在床判定手段10で在床の判定があ
ったベッドでは、それぞれ睡眠状態判定手段11により
以下のような動作が行なわれる。比較部9の出力信号が
Hiレベルであればタイマ12により計時が開始、継続
される。比較部9の出力信号がLoレベルとなればタイ
マ12はリセットされる。ここで、発明者らは先に睡眠
実験により粗体動のない安静状態が約15分継続すれば
入眠状態である確率が大きいということを見出した。こ
れに基づき、睡眠判定部13ではタイマ12でカウント
される時間が約15分以上になれば在床者が入眠したと
判定し、睡眠判定部13の出力信号をHiレベルとし、
それ以外の場合は出力信号はLoレベルとなる。
【0025】そして、制御手段19では以下のような動
作が行なわれる。すなわち、就寝の際、睡眠判定部13
の出力信号がHiとなったベッドではそのベッドに対応
する被制御手段15の設定が変更される。具体的には、
TV16、照明器17が使用されている状態であればT
V16、照明器17がオフされるとともに、空調機18
の設定温度がある一定温度だけ上昇される。ここで、制
御手段19により変更された設定状態はそれ以降保持さ
れるが、各機器本体に具備された手動スイッチにより変
更は可能である。
【0026】上記作用により、本実施例によれば、就寝
の際、TVや照明器、空調機を使用していてそのまま在
床者が入眠してしまっても、在床者各々の入眠状態を検
出して、入眠状態になれば自動的にTVと照明器をオフ
し、空調機の設定温度をある一定温度だけ上昇させるの
で、従来のように睡眠途中にTVの音や照明器の明るさ
で覚醒してしまったり、空調機の温度設定が低いまま就
寝してしまい寒さのため睡眠途中で覚醒してしまうとい
った課題もなく、就寝者は静穏な環境のなかで安眠でき
るといった効果がある。
【0027】本発明の第2の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図4は本実施例の斜視図、図5は本実施例
のブロック図である。図4および図5において本実施例
が上記第1の実施例と相違する点は、制御手段19が論
理和演算を行う第1の判定部20と、被制御手段15の
設定を変更する設定変更部21とから構成される点と、
全在床者がTV16、照明器17および空調機18から
なる一組の被制御手段15を共有している点にある。
【0028】上記構成による作用を以下に説明する。 今、在床判定手段10によりm個のベッドで在床が判定
されたものとすれば、第1の判定部20により各ベッド
の睡眠判定部13の出力信号の論理和が演算される。こ
こで、m個の出力信号のうち1つでもHiレベル、すな
わちm人の在床者のうち1人でも入眠した者がいれば演
算値はHiレベルとなる。そして、第1の判定部20の
演算値がHiレベルとなった時点で設定変更部21では
TV16、照明器17をオフするとともに、空調機18
の設定温度をある一定温度だけ上昇させる。ここで、設
定変更部21により変更された設定状態はそれ以降保持
されるが、各機器本体に具備された手動スイッチにより
変更は可能である。
【0029】上記作用により、本実施例によれば、病院
の病室や一般住居の主寝室のように複数の在床者がTV
16、照明器17および空調機18といった被制御手段
15を共有している場合には、在床者のうち1人でも入
眠した者がいれば、その時点でTV、照明器、空調機の
設定が変更されて静穏な睡眠環境が保たれるので、入眠
した者は睡眠を乱されずに安眠でき、かつこれから入眠
する者にとっても静穏な睡眠環境が実現できるといった
効果がある。
【0030】さらに、上記のようなTV、照明器、空調
機の設定変更に伴う室内環境の変化は、起きている者に
対して入眠した者がいることを認識させ、結果的には静
穏な睡眠環境をつくるよう働きかける作用があるので、
早く入眠した者にとっても、これから入眠しようとする
者にとっても安眠できる静穏な睡眠環境が保証されると
いった効果がある。
【0031】本発明の第3の実施例を添付図面に基づい
て説明する。本実施例が上記第2の実施例と相違する点
は、図6のブロック図に示すように、制御手段19が論
理積演算を行う第2の判定部22と、被制御手段15の
設定を変更する制御部21とから構成される点にある。
【0032】上記構成による作用を以下に説明する。 今、在床判定手段10によりm個のベッドで在床が判定
されたものとすれば、第2の判定部22により各ベッド
の睡眠判定部13の出力信号の論理積が演算される。こ
こで、m個の出力信号すべてがHiレベル、すなわちm
人の在床者全員が入眠していれば演算値はHiレベルと
なり、m個の出力信号のうち1つでもLoの出力信号が
あった場合、すなわちm人の在床者のうち1人でも起き
ている者がいれば演算値はLoレベルとなる。そして、
第2の判定部22の演算値がHiレベルとなった時点で
設定変更部21により被制御手段15の設定が変更され
る。ここで、設定変更部21により変更された設定状態
はそれ以降保持されるが、各機器本体に具備された手動
スイッチにより変更は可能である。
【0033】上記作用により、本実施例によれば、上記
第2の実施例とは反対に、就寝の際でも状況によっては
起きている者の行為を考慮する必要があるので、全員が
入眠するまでは被制御手段15の設定を変更しないとい
ったように、入眠した者よりも起きている者の行為が優
先される。例えば一般住居の主寝室で夫婦が就寝する際
に、夫が起きていてTV鑑賞や読書をしたいといった場
合には、たとえ妻が入眠してもTV16や照明器17が
オフすることがないので、夫は自分自身が入眠するまで
は引続きT文鑑賞や読書を行なうことができ、かつたと
え夫がそのまま寝入ってしまっても、夫の入眠を検出し
てTV16や照明器17がオフされるので、夫婦共に静
穏環境のなかで安眠できるといった効果がある。ここで
、妻の入眠を検出してTV16の音声や照明器17の照
度の設定を低めに変更するような制御部を制御手段19
が有する構成としてもよく、妻の睡眠をなるべく乱さず
に夫はTV鑑賞や読書を行なうことができるといった効
果がある。
【0034】本発明の第4の実施例を以下に説明する。 本実施例が上記の実施例と相違する点は、図7のブロッ
ク図に示すように制御手段19が、全在床者のうち少な
くとも1人のある特定の在床者を選択できる選択部23
と、選択部23と在床検出手段10と睡眠状態判定手段
11との出力信号に基づき被制御手段15の動作設定を
変更する設定変更部21とを有した点にある。
【0035】上記構成における作用を説明する。先ず就
寝時の場合について説明すると、選択部23により全在
床者の内、ある特定の在床者Pを選択すると、選択され
た在床者Pが入眠状態に到達した時点で被制御手段15
の動作設定が変更される。
【0036】上記作用により、本実施例によれば、在床
者の中に乳幼児、高齢者、不眠症者、重病者等、得に静
穏な睡眠環境が必要な在床者Pが存在している場合、選
択部23によりそのような在床者Pを選択すれば、他の
在床者よりも在床者Pを優先して静穏な環境をつくるこ
とができるといった効果がある。
【0037】また、本実施例において、一般に覚醒時に
は体動が多いことから、睡眠状態判定手段11が圧電素
子4により検出された体動に基づいて覚醒状態を判定す
る構成とし、被制御手段15として指向性スピーカある
いは振動手段を各ベッドに搭載した構成とすれば、朝方
の起床の際に、選択された在床者Pの体動が多くなった
時点で被制御手段15を作動させることにより、他の在
床者に迷惑をかけることなく在床者Pは目覚め感の良い
快適な起床が可能となるといった効果がある。
【0038】本発明の第5の実施例を以下に説明する。 本実施例が上記実施例と相違する点は、図8のブロック
図に示すように制御手段19が、在床検出手段10と睡
眠状態判定手段11の出力信号に基づきある特定の睡眠
状態にある在床者数Lと全在床者数Mとの比C(C=L
/M)を演算する演算部24と、演算部24の出力信号
に基づき被制御手段15の設定を変更する設定変更部2
1とを有した点にある。
【0039】上記構成により、演算部24によりある特
定の睡眠状態、例えば覚醒状態にある在床者数Lと全在
床者数Mとの比Cが演算されるとすると、演算部24で
は睡眠途中で睡眠が乱されて覚醒している在床者の比率
が演算される。そして、前記演算値に基づき設定変更部
21では、前記演算値に基づき被制御手段15の設定を
変更する。例えば、熱帯夜での睡眠の場合、前記演算値
が増大して0.5以上になったとすると、これは半数以
上が覚醒しているので空調機18の室温設定が適切でな
いといったことから、設定変更部21では空調機18の
設定温度を低下させて快適な温熱環境を実現させる。
【0040】上記作用により、本実施例によれば、ある
特定の睡眠状態にある在床者数と全在床者数との比によ
り上記被制御手段が制御されるので、上記第4の実施例
のようにある特定の在床者の睡眠を優先するといったこ
とではなく、全在床者の睡眠状態に基づきながら全在床
者が概ね許容できる快適な睡眠環境を実現することがで
きるといった効果がある。
【0041】また、上記第5の実施例を起床の際に応用
することも可能であり、例えば起床時刻の一定時間前(
時刻Tとする)からステレオ等の音響手段を作動させて
在床者を覚醒誘導する場合、時刻Tで全在床者の50%
以上が覚醒状態に達していれば所定レベルまで音量をす
ぐに上昇させ、時刻Tで全在床者の50%未満が覚醒状
態であれば所定レベルまで音量を除々に上昇させること
により、全在床者に概ね目覚め感の良い快適な起床を実
現させることができるといった効果がある。
【0042】本発明の第6の実施例を以下に説明する。 本実施例が上記実施例と相違する点は、図9のブロック
図に示すように、制御手段19が、上記第5の実施例に
おける演算部24の演算値Cと被制御手段15の設定値
とを記憶する記憶部25と、記憶部25で記憶された演
算値Cと被制御手段15の設定値との組み合わせから逐
次演算値Cを最低にするような被制御手段の設定値を学
習する学習部26と、学習部26の出力信号に基づき被
制御手段15の設定を変更する設定変更部21とを有し
た点にある。
【0043】上記構成により、在床者各々の睡眠状態に
基づき演算値Cが演算されると、演算値とその際の被制
御手段15の設定状態が記憶部25に記憶される。この
記憶処理は例えば1分間隔で定期的に行なわれる。記憶
された内容に基づき学習部26では演算値Cを最低にす
るような被制御手段15の設定値が学習される。そして
、設定変更部21では学習部26で学習された設定値に
基づき被制御手段15の設定が変更され、快適な睡眠環
境が実現される。
【0044】上記作用により、第6の実施例によれば、
在床者各々の睡眠状態と被制御手段15の設定値との相
互関係を逐次学習して被制御手段15の制御を行うので
、在床者にとって常に快適な睡眠環境が実現できるとい
った効果がある。さらに、例えば病院の入退院のように
在床者の構成が変わっても上記のような学習を逐次行な
うので快適な睡眠環境が実現できるといった効果がある
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明の就寝装置によれば
次の効果が得られる。在床者の各々の睡眠状態を検出し
て自動的にTVや照明器、空調機等の被制御手段を制御
するので、たとえ就寝の際TVや照明器、空調機を使用
していてそのまま在床者が入眠してしまっても、在床者
の各々の睡眠状態を検出し、これに応じて自動的にTV
や照明器をオフし、また空調機の設定温度を変更する。 したがって従来のように睡眠途中にTVの音や照明器の
明るさで覚醒してしまったり、空調機の温度設定が適切
でないまま就寝して睡眠途中で覚醒してしまうといった
課題もなく、在床者にとって快適な睡眠環境が実現でき
るといった効果がある。
【0046】また、全在床者のうちのいずれかがある特
定の睡眠状態に達した時点で被制御手段の動作設定を変
更するので、例えば就寝の際に入眠した者が1人でも発
生すれば、たとえ起きている者が存在していても上記被
制御手段の設定を変更するので、入眠した者およびこれ
から入眠する者にとって快適な睡眠環境が実現できる。
【0047】また、上記とは反対に、全在床者がある特
定の睡眠状態に達した時点で被制御手段の設定を変更す
るので、例えば就寝の際、他の在床者が入眠していても
起きている者がTV鑑賞や読書をすることが可能で、か
つTV鑑賞や読書の途中でそのまま入眠してしまっても
TVや照明がオフされるので、在床者にとって快適な睡
眠環境が実現できる。
【0048】また、選択された特定の在床者の睡眠状態
に基づき被制御手段の動作設定を変更するので、例えば
在床者の中に乳幼児や高齢者、病人といった特に静穏な
睡眠環境が必要な者が存在する場合は、それらの在床者
の睡眠状態に応じて上記被制御手段を優先して制御する
ので、上記在床者にとって快適な睡眠環境が実現できる
【0049】また、ある特定の睡眠状態にある在床者数
と全在床者数との比を演算してその演算値に基づき被制
御手段の設定を変更する。したがって、例えば就寝中に
覚醒状態にある在床者数と全在床者数との割合を逐次演
算してその演算値に基づき上記被制御手段を制御するの
で、上記のようにある特定の在床者の睡眠を優先すると
いったことではなく、全在床者が概ね許容できる快適な
睡眠環境が実現できるといった効果がある。
【0050】また、在床者各々の睡眠状態と上記被制御
手段の設定値との相互関係を逐次学習して上記被制御手
段の制御を行うので、在床者にとって常に快適な睡眠環
境が実現できるといった効果がある。さらに、例えば病
院の入退院のように在床者の構成が変わっても上記のよ
うな学習を逐次行なうので快適な睡眠環境が実現できる
といった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における就寝装置の全体
構成を示す外観斜視図
【図2】同装置を制御する電気回路のブロック図
【図3
】同装置を制御する電気回路における積分回路の出力波
形図
【図4】本発明の第2の実施例における就寝装置の全体
構成を示す外観斜視図
【図5】本発明の第2の実施例における制御手段のブロ
ック図
【図6】本発明の第3の実施例における制御手段のブロ
ック図
【図7】本発明の第4の実施例における制御手段のブロ
ック図
【図8】本発明の第5の実施例における制御手段のブロ
ック図
【図9】本発明の第6の実施例における制御手段のブロ
ック図
【図10】従来の就寝装置の斜視図
【符号の説明】
1  ベッド 4  圧電素子 10  在床判定手段 11  睡眠状態判定手段 15  被制御手段 16  TV 17  照明器 18  空調機 19  制御手段 20  第1の判定部 21  設定変更部 22  第2の判定部 23  選択部 24  演算部 26  学習部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のベッドの各々に配設された圧電素子
    と、前記圧電素子の出力信号に基づき前記ベッドの各々
    の在床者の有無を検出する在床判定手段と、前記圧電素
    子の出力信号に基づき前記在床者の各々の睡眠状態を判
    定する睡眠状態判定手段と、空調手段、照明手段、映像
    音響手段等の被制御手段と、前記在床検出手段と前記睡
    眠状態判定手段の出力信号に基づき前記被制御手段を制
    御する制御手段とからなる就寝装置。
  2. 【請求項2】制御手段は、全在床者のうちのいずれかが
    ある特定の睡眠状態に達したかどうかを判定する第1の
    判定部と、前記第1の判定部の出力信号に基づき被制御
    手段の設定を変更する設定変更部とから構成された請求
    項1記載の就寝装置。
  3. 【請求項3】制御手段は、全在床者がある特定の睡眠状
    態に達したかどうかを判定する第2の判定部と、前記第
    2の判定部の出力信号に基づき被制御手段の設定を変更
    する設定変更部とから構成された請求項1記載の就寝装
    置。
  4. 【請求項4】制御手段は、全在床者のうち少なくとも1
    人の特定の在床者を選択することが可能な選択部と、前
    記選択部により選択された在床者の睡眠状態に基づき被
    制御手段の設定を変更する設定変更部とから構成された
    請求項1記載の就寝装置。
  5. 【請求項5】制御手段は、ある特定の睡眠状態にある在
    床者数と全在床者数との比を演算する演算部と、前記演
    算部からの出力信号に基づき被制御手段の設定を変更す
    る設定変更度とから構成された請求項1記載の就寝装置
  6. 【請求項6】制御手段は、在床者の各々の睡眠状態と被
    制御手段の設定状態との相互関係を学習する学習部と、
    前記学習部の出力信号に基づき被制御手段の設定を変更
    する設定変更部とから構成された請求項1記載の就寝装
    置。
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