JPH0275094A - 紙葉類納方法および紙葉類収納装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ゲーム場に設置されお札を入れるとコインが
排出される両替機あるいは各種の自動販売機においてお
札を収納するための紙葉類収納方法および紙葉類収納装
置に関する。

〔従来の技術〕

一般に、ゲーム場等ではお札を入れてコインに替える両
替機等が設置されており、また各種製品を自動で販売す
るための自動販売機においては、お札を収納するための
紙幣収納装置が設けられている。このような従来の紙幣
収納装置においては、顧客が紙幣を一旦紙幣収納装置に
投入した後に気が変つて両替を停止したりあるいは自動
販売機の製品を欲しなくなったりする場合があり、また
、誤って紙幣収納装置にお札を顧客が投入してしまう場
合もある。

その為の装置として両替機あるいは自動販売機等におい
ては、投入された紙幣を一艮停仕、せしめ、顧客が購入
ボタンを押して始めて紙幣を所定の紙幣収納部に収納す
るようになっており、もし５顧客がキャンセルボタンを
押せば、前記紙幣収納部から離れた位置で停止していた
紙幣は紙幣収納部とは別の経路を通って外部に排出され
るようになっている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、従来の両替機あるいは自動販売機等の紙幣収
納装置においては、顧客が誤って投入した紙幣を排出す
る紙幣誤投入排出装置は−ａには所定の紙幣収納部から
離間した位置に設けられていると共に、誤投入排出装置
から所定の紙幣収納部に到る搬送路とは別に排出路が設
けられており、このように２つの別の搬送路を設けるこ
とが機構的にも複雑になると共に装置自体もコンパクト
に形成できないという問題があった。

そこで、本発明は、複数の搬送路を設けることなく誤っ
て投入された紙葉類を簡単な構造でしかもコンパクトな
構造で排出できるような紙葉類収納方法および紙葉類収
納装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

そこで、本発明は、紙葉類収納方法を２種類の紙幣等の
紙葉類を取扱い、第１の種類の紙葉類を収納する第１ス
タッカと第２の種類の紙葉類を収納する第２スタッカと
を相対向せしめ、その中間に両紙葉類を受けて両スタヅ
カに振り分ける紙葉類振り分け体を設け、この紙葉類振
り分け体を両スタヅカの対向方向に可動とし、この紙葉
類振り分け体に排出口を形成し、投入された紙葉類を職
別装置で識別し、投入された紙葉類を第１の種類と識別
した場合には、前記紙葉類振り分け体を移動して第１の
種類の紙葉類をその一表面側の送りベルト上に受けて第
１のスタッカ方向に移動させて第１のスタッカ内に収容
し、識別装置が投入された紙葉類を第２の種類と識別し
た場合には、その紙葉類を前記紙葉類振り分け体を移動
して第２の種類の紙葉類を第１の紙葉類を受ける面の反
対面側における送りベルト上に受けて第２のスタッカ方
向に移動させて第２のスタッカ内に収納１５、投入した
紙葉類を外部に排出したい場合には、前記紙葉類振り分
け体をその排出口が送りベルトと略面一になるように移
動せＩ７め送りベルトの送り出しにより紙葉類を排出す
るように構成するとｊｌ、ｌに、異なる２種類の紙幣等
の紙葉類を収納するための紙葉類収納装置において、こ
の紙葉類収納装置は２種類の紙葉類を識別するための識
別装置と、相対向して設けられ各紙葉類を収納するため
の２つのスタッカと、この２つのスタッカの相対向中間
部分に配設され紙葉類の送り方向に伸び両スタッカの対
向方向に移動可能な紙葉類振り分け体と、この紙葉類振
り分け体を所定方向に移動せｌ−めるための移動機構と
、紙葉類を両スタッカに紙葉類投入口から搬送する搬送
装置とからなり、前記紙葉類振り分け体は排出口を有し
、この排出［１は誤って投入された紙葉類を排出すると
きに紙葉類振り分け体を移動することにより紙葉類搬送
路と略面−になるように構成］、た。

〔作用〕

２種類の紙葉類を収納するための第１スタッカと第２ス
タッカとを相対向Ｌ７て設け、この両スタッカの中間に
投入された紙葉類を第１スタッカ又は第２スタッカに振
り分Ｕるための紙葉類振り分け体を両スタッカの対向方
向に可動に設け、識別装置の識別信号に応じて第１スタ
ッカ方向又は第２スタッカ方向に移動して２種類の紙葉
類を収納する。誤って、投入された紙葉類はスタッカボ
ックス内に伸びる送りベルト・上に一月保持され、顧客
のキャンモルボタンの抑圧によって前記紙葉類振り分け
体に設けられた排出口と送りベルト上の紙葉類の高さ位
置を整合ぜし、め送りベルトの走行によって誤って投入
された紙葉類が外部に排出される。

〔実施例〕

以下、図面を参照Ｉ７て本発明の一実施例について説明
する。

第１図及び第２図において、本発明の紙葉類収納装置１
、はゲージング２を有（５、このケーシング２の上部前
面には識別装置３が設けられ、この識別装置３は装置内
に投入される紙幣の種類を識別する。投入された紙幣は
搬送部４によって搬送され、この搬送部４は前記識別機
３に隣接ｊ７て水平に伸びる第１水平部４ａと前記ケー
シング２の背面側に垂直方向に伸びる垂直部４ｂと、前
記ゲ・シンク２のほぼ中央においてその前後方向に伸び
る第２水平部４Ｃとからなっている。この第２水甲部４
Ｃの前端は紙幣を収納するためのスタッカボックス５内
に伸び（第４図参照、第２図にはボックスのフレームは
記載されていない）、このスタッカボックス５の前面に
対向して誤っ゛Ｃ投入された紙幣を排出するための排出
部６が設Ｕられている。

前記第１水平部４ａは、第２図に示すように、左右に離
間して設けられた第１送りベルｌ−１，（、）　。

１０をａし、この第１−送りベルト・１０は前記垂直部
４ｂの一部を形成しており、この第１送りベル）−１０
はプーリＰ　　、　　Ｐ　　、　　Ｐ　　、　　Ｐ　４
１．：　ヨーｙ　Ｔ：ガイドされている。また、この第
１送りベルト１０と協働１．て垂直部４ｂ及び第２水平
部４ｃを構成する第２送りベルト１１．１１が左右に離
間１２て設けられ、この第２送りベルト］１はプーリｐ
、ｐ、ｐ７によってガイドされている。前紀プーリＰ５
はベルト搬送用モータＭ１によって駆動される。

前記スタッカボックス５は第２図に示すように左右の側
板１．００，１．１１を有し、これら両側板１００．１
１１の内側には前記第２送りベルト１１の水平部の上方
をカバーするガイド板１２が設けられ、このガイド板の
所定位置には前記送りベルト１１と協働してその上に載
置されている紙幣を押えるための押え凸部１３が設けら
れている。

前記スタッカボックス５の中央には紙幣を振り分けるた
めの紙幣振り分け体１，４が上下に可動に設けられ、こ
の紙幣振り分け体１４は第２図及び第３図に示すように
背板１５を有し、この背板１５からは水平方向に支持枠
１６が伸びている。この支持枠１６の背板１５側には第
１ストツプ板１７が立設され、前記支持枠１６の１・側
には支持枠１６とは間隔を配して背板から立体的に伸び
る第２ストツプ板１８が形成され、この第２ストツプ板
１８は前記背板１４の下部に形成された排出；１１５の
下辺から水平方向に伸びその先端が垂直り向に折り曲げ
られている。前記紙幣振り分り体１４の背板１５の一側
には、前記側板１１１の夕Ｓ面に、上下に可動に設けら
れた可動板２２がねじＳによって固定され、この可動板
２０は前記側板１１−１に固定されたガイド棒２１に沿
っ“Ｃ１丁に移動するようになっており、このガイド棒
２１に前記可動板２０から突出する支持耳２２．２２が
摺接している。前記可動板２（］はその前後方向に伸び
る垂直スリット２３．２４を有し、これら垂直スリット
２３．２４には前記側板］１１から突ｌｆｆしているガ
イドビン２５．２６がそれぞれ係合している。このｉｊ
Ｊ動板２０は、ｉｉ７動板移動機構１〕０によって上下
に移動され、前記可動板移動機構１１０は前記側板１１
１の１ｑ動板の裏側に設りられた従動プーリ３０と、こ
の従動プーリ３０から斜め下方の位置に設けられた駆動
プーリ２８と、この駆動プーリ２８に固着された作動板
２つと、前記両プーリ２８．３０間に掛は渡されたタイ
ミングベルト２７と、前記駆動プーリ２８に連結された
駆動モータＭ２とからなっている。前記可動板２０のほ
ぼ中央には水平方向に水平スリット３］が設けられ、こ
の水平スリット３１にはガイドビン３２が係合し、この
ガイドビン３２は前記従動プーリ３０から突出している
。そして前記従動プーリ３０が回転すると前記ガイドビ
ン３２の上下方向の位置が変化しこのガイドビン３２の
上下動によって前記可動板２０が上下に移動する。

前記可動板２０の上方位置はセンサＳ４によって規制さ
れ、可動板２０の下方位置はセンサＳ５によって規制さ
れ、これらセンサＳ、Ｓ５が前記駆動モータＭ２をコン
トロールする。一方、前記駆動プーリ２８の下方にはセ
ンサＳ６が設けられ、このセンサＳ６は駆動プーリ２８
に取付けられた作動板２９と協働し、センサＳ６は前記
駆動モータＭ２の回転をコントロールする。

前記両側板１００，１１１間には第４図に示すように、
互いに相対向して設けられた」二枠板５０と−Ｆ枠板５
１を有（７、その上枠板５０内には第１−スタッカ５２
が形成され、前記下枠板５１内には第２スタッカ５３が
形成されており、これら両−Ｌ下枠板５０．５１の中央
部分には紙幣を支持するための突部５０ａ、５０ａ、５
１ａ、５１ａが形成され、これら雨上下枠板５０．５１
間には前記紙幣振り分け体１４の支持枠１６が上下動可
能に位置している。そして支持枠１６の両側には前記送
りベルト１１が水平方向に伸長しこの送りベルト１１上
に搬送される紙幣が支持されるようにたっている。２種
類の紙幣は前記支持枠の−Ｌ下に万いに別れて位置する
ようになっており、前記紙幣振り分け体１４の上下動に
よって支持枠１６の−にドに設けられていた紙幣がそれ
ぞれ第１スタッカ５２及び第２スタッカ５３に送り込ま
れるようになっている。これら両スタッカ５２．５３内
には紙幣Ｎ　　、ｆＪ２を抑圧保持するための押え板５
７゜５８が設けられ、これら押え板５７．５８はスプリ
ング５６．５９によってそれぞれスタッカボックスの中
央方向にイ・１勢されている。前記押え板５７．５８は
それぞれ上下枠板５０，５］の内壁に沿って設けられた
ガイド板５４，５４．５５゜５５に沿って上下に移動す
るようになっている。

次に誤って投入した紙幣の排出機構について説明する。

第２図及び第６図において、前記側板１１１に取付けら
れた駆動プーリ２８の軸４２には互いに離間して２つの
作動片４１．４２が設けられ、この作動片４１．４２に
は突起が設けられている。

前記ブーりの軸４０は前記駆動モータＭ２によって回転
されるがこのブーり軸４０の作動片４１゜４２と紙幣押
え装置４３とが協働し、この紙幣押え装置４３は前記送
りベルト１１．ｉｆｆに沿って設けられている。前記紙
幣押え装置４３は、枢軸４４を中心として回動する部材
であり、回動枠４３ａとこの回動枠４３ａの後方に突出
する作動板部４３ｂと前記回動枠４３ａの前端に設けら
れた押えローラ４５とからなっている。この押えローラ
４５は前記ガイド板１２の押え凸部１３と前後方向の位
置が整合しており、この押えローラ４５は送りベルトの
上部走行部１１．　ａと下部走行部１１　ｂの間に位置
しており、前記作動片４１゜４２の突起が作動板部４３
ｂを下方に押し下げると押えローラ４５が前記送りベル
トのに部走行部１１ａ上に載置された紙幣ｆ１２を前記
押え凸部１３と協働して押え込み、この状態で送りベル
ト１】”が走行すると紙幣ｇが確実に第６図において図
上左側に送り出されるようになっている。

前記スタッカボックス５の前方に設けられる排出部６は
第５図に示すように、互いに離間【７て設けられたゴム
ローラ７０．７０とこのゴムローラ７０に当接しその中
間に紙幣を挟んで送り出すためのジュラコンローラ７］
、、７１を有し、このジュラコンローラ７１．．７１間
に周囲に歯を有する歯車形状のゴムローラ７２が設けら
れ、このゴムローラ７２は前記紙幣振り分け体１４の排
出口１９を出た紙幣の先端が下方に垂れ下がって前記ゴ
ムローラ７０とジュラコンローラ７１間からすれること
かないように、送り出された紙幣の前端を上方に押し上
げる機能を有する。このようにゴムローラとジュラコン
ローラとを対向せしめれば、ゴムローラとゴムローラと
を対向せしめた時の溶着という問題が解決される。前記
ゴムローラ７０はギア７４に連結され、このギア７４は
駆動ギア７３に噛合し、この駆動ギア７３は駆動モータ
Ｍ３に連結されている。なお、この排出部６には紙幣の
通過を検知するためのセンサＳ３が設けられている（第
１図、第５図）。又前記送りベルト１１の第２水平部４
ｃの垂直部４ｂの下端近傍にはその部分における紙幣の
通過を検知するためのセンサＳ１が設けられ、前記垂直
部４ｂの上部には紙幣の通過を検知するためのセンサＳ
２が設けられている。

次に本発明に係る紙葉類収納装置の作用について説明す
る。

本実施例においては本発明装置を両替機に適用した場合
について説明する。

一般に米国では両替機の紙幣として２０ドル紙幣あるい
は１０ドル紙幣が使用され、これら２つの１０ドル紙幣
及び２０ドル紙幣に本発明を適用した場合についての動
作は以下の通りである。

第７図において、今２０ドル紙幣を本装置内に投入する
と、識別機３が２０ドル紙幣であることを識別し、紙幣
振り分け体１４が第７図に示す位置を取る。すなわち、
前記識別機３が２０ドル紙幣を検知すると、直ちに２０
ドル紙幣に相当するコイン排出口（図示なし）から排出
される。もし可動板２０すなわち前記紙幣振り分け体１
４が」−方の位置にある時には駆動モータＭ２を動作さ
せて第７図に示すように下方の位置に至らしめ、可動板
２０が最下部位置に到達１７た時にセンサＳ５がこれを
検知し前記駆動モータＭ２を停止１せしめる。この第７
図の状態において、２０ドル紙幣ｆＩ■が送られてくる
とその搬送された２０ドル紙幣はセンサＳ１はＯＮ、Ｏ
ＦＦさせ前記紙幣振り分け体１４の第１ストツプ板１７
に調節Ｉまた状態で停止する。前記２０ドル紙幣１！ｌ
がセンサＳ１を通過し所定時間経過後には前記駆動モー
タＭ２が作動して前記駆動プーリを図上反時計方向に回
動せしめ、これによって前記可動板２０を上昇させ、前
記紙幣振り分け体１−４の支持枠１６が２０ドル紙幣を
第１スタッカ５２内に送り込む。この第１スタッカへの
２０ドル紙幣の送り込みは前記可動板２０の上方位置を
前記センサＳ４が検知まで行われ、センサＳ４が可動板
２０の存在を検知した時に前記駆動モータＭ２が停止す
る。

次に１０ドル紙幣を投入する場合について説明する。

１０ドル紙幣を受けるための前記紙幣振り分け体１４の
定位置は第９図にに示す位置にあり駆動プーリ２８に取
付けられた作動板２９は左下方に伸びるように位置して
いる。１枚目の１０ドル紙幣を投入すると前記識別機３
がそれを検出し、前記ｉｊＪ動板２０が下方にあるとき
には上方に移動して第９図の位置を取る。前記１０ドル
紙幣はセンサＳ１を越えると、その後、所定時間経過後
にその先端が前記紙幣振り分け体１４の下側に設けられ
た第２ストツプ板１８に調節した状態で停止している。

この状態で、送りベルト１１を駆動さゼるためのモータ
Ｍ１が停止する。この時装置の前面パネルにはキャンセ
ルボタンと購入ボタンの両方が点滅し顧客はそのどちら
かのボタンを押すことによって装置が次の工程に移行す
る。もし顧客が更にもう１枚の１０ドル紙幣を装置内に
投入するとそれを識別機３が検出し、前に投入された１
０ドル紙幣と今投入された１０ドル紙幣とを合せた２０
ドルに相当するコインを排出する。新たに投入した１０
ドル紙幣が搬送部４の垂直部４ｂに設けられたセンサＳ
２を通過すると、搬送送りベルト１１を駆動するモータ
Ｍ１が停止し、この状態で前記駆動プーリ２８が駆動モ
ータＭ２の作動によって図上時計方向に回動し前記紙幣
振り分け体１４の支持枠の下方に位置していた先に投入
された１０ドル紙幣ｇ２を第２スタッカ５３内に押し込
む。前記センサＳ５が先に投入した１０ドル紙幣ｇ２の
第２スタッカへの収納を確認すると、前記駆動プーリ２
８は逆転し第９図に示すように再び上方の位置を取る。

この可動板２０のに方位置の到達をセンサＳ４が検知す
る乏駆動モータＭ　が停止し、前記モータＭ１が作動し
て送すベルト１１が走行しはじめる。前記センサＳ２の
位置で停止していた２番目に投入された１０ドル紙幣　
ｇ２は送りベルト１１の走行によってスタッカボックス
５の方向に送り込まれ、前記第２水平部４Ｃの位置に設
置されたセンサＳｔがＯＮｔた後、所定時間経過すると
前記駆動モータＭ２が再び図上時計方向に回動して後に
送られた即ち２枚目の１０ドル紙幣を第２スタッカ５３
内に収納する。この一連の動作によって２枚の１０ドル
紙幣が第２スタッカ５３内に収納されることになる。

次に顧客が１枚の１０ドル紙幣を投入した後に気が変っ
て両替をやめようとする場合には前ｌ：１シたキャンセ
ルボタンが押される。１枚目の１０ドル紙幣は前記識別
機３によって識別されこの識別信号によって前記紙幣振
り分け体１４は上方の位置に即ち可動板２０がスイッチ
センサＳ４を動作させる位置に停止している。この状態
でキャンセルボタンが押されると、第１２図に示すよう
に、前記駆動プーリ２８は第１１図に示す位置から反時
計方向に回動し、これに伴なって作動板２つがセンサＳ
６を動作せしめる。これによって駆動モータＭ　が停止
し、モータＭ■及び排出部６に設けられた駆動モータＭ
３が作動する。この時前記紙幣振り分け体１４はその−
Ｆ部位置からややＦがった中間位置をとる。この時送り
ベルト１１の上部走行部と前記紙幣振り分け体の排出口
１９は同一高さ位置に整合する。従って、第２ストツプ
板１８に当接していた１０ドル紙幣ｇ２は外部に排出で
きる状態にあるが、この時前記駆動プーリ２８の回転に
よって第６図に示ずようにブーり輔４０の作動片４１．
．４２が第６図に示すような状態となり、その突起が紙
幣押え機構の作動板部４３ｂを下方に下げる。これによ
って前記押えローラ４５が上昇してその押えローラ４５
とガイド板１２の押え凸部１３間に１０ドル紙幣ｇ２を
押え込み搬送ベルト１１の上部走行部１１ａにスリップ
した状態で載置されていた１０ドル紙幣Ω２がスムース
に前方に送り出されることとなる。この１０ドル紙幣ｇ
２の送り出しを排出部６に設けられたセンサＳ３で検出
した所定時間経過後にモータＭ１の停止によって送りベ
ルト１１の走行を停止させると共に駆動モータＭ３の停
止によって排出部６の作動を停止させる。

なお、本実施例においては、１０ドル紙幣のみを排出す
る場合について説明したが、紙幣振り分け体１４の背板
１５の上側にも排出口を設け、通常の場合においてはこ
の排出口の高さ位置と送りベルトのそれとを異ならせて
おき、誤って２０ドル紙幣を投入した場合には、紙幣振
り分け体１４を移動させて排出口と送りベルトとの高さ
位置を整合させるようにする。この場合には、２０ドル
紙幣を投入した後に確認ボタンを押さなければコインが
出ないように構成する。

〔発明の効果〕

本発明は、以上のように構成したので、コンパクトな構
成によって２種類の異なる紙葉類を振り分けた状態で収
納でき、しかも誤って投入した紙葉類を、収納部に紙葉
類を送り込む搬送路とけ別の搬送路を設けることなく排
出できるので、機構上も複雑となることもなく装置全体
のコンパクト化が著しく計れるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の紙葉類収納装置の概略構成図、第２図
はその分解図、第３図は紙幣振り分け体の斜視図、第４
図はスタッカボックスの縦断面図、第５図は排出部の斜
視図、第６図は紙葉類の送り出し機構の作用説明図、第
７図は２０ドル紙幣を投入した時の状態説明図、第８図
は２０ドル紙幣の紙幣振り分け体と送りベルトの位置関
係説明図、第９図は最初の１０ドル紙幣を投入した時の
状態説明図、第１０図はその時の送りベルトと紙幣振り
分け体との位置関係説明図、第１１図は２枚【１の１０
ドル紙幣を投入した時の状態説明図、第１２図は誤って
投入した１０ドル紙幣を外部に排出する時の状態説明図
、第１３図は排出時の紙幣振り分け体と送りベルトの位
置関係説明図である。 １・・・紙葉類収納装置、２・・・ケーシング、３・・
・識別機、４・・・搬送部、５・・・スタッカボックス
、６・・・排出部、１〔〕・・・第１−送りベルト、１
１・・・第２送りベルト、１４・・・紙葉類振り分ｉｊ
体、１６・・・支持枠、１・・・第１ストツプ板、１８
・・・第２ストツプ板、２０・・・可動板、２８・・・
駆動プーリ、２９・・・作動板、３０・・・従動プーリ
、４３・・・押え機構、４５・・・押えローラ、５０・
・・上枠板、５１・・・１；枠板、５２・・・第１スタ
ッカ、５３・・・第２スタッカ。 出願人代理人　　石　　川　　泰　　男第　　１　　図 υ）ｔｒＪ 第　　４　　図 第　　５　　図 第　　６　　図 第　　７　　図 （２０ドル紙幣スタックの位置） 第　　８　　図 第　　９　　図 （１０ドル紙幣スタックの位置） 第１０図 第１２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、２種類の紙幣等の紙葉類を取扱い、第１の種類の紙
   葉類を収納する第１スタッカと第２の種類の紙葉類を収
   納する第２スタッカとを相対向せしめ、その中間に両紙
   葉類を受けて両スタッカに振り分ける紙葉類振り分け体
   を設け、この紙葉類振り分け体を両スタッカの対向方向
   に可動とし、この紙葉類振り分け体に排出口を形成し、
   投入された紙葉類を識別装置で識別し、投入された紙葉
   類を第１の種類と識別した場合には、前記紙葉類振り分
   け体を移動して第１の種類の紙葉類をその一表面側の送
   りベルト上に受けて第１のスタッカ方向に移動させて第
   １のスタッカ内に収容し、識別装置が投入された紙葉類
   を第２の種類と識別した場合には、その紙葉類を前記紙
   葉類振り分け体を移動して第２の種類の紙葉類を第１の
   紙葉類を受ける面の反対面側における送りベルト上に受
   けて第２のスタッカ方向に移動させて第２のスタッカ内
   に収納し、投入した紙葉類を外部に排出したい場合には
   、前記紙葉類振り分け体をその排出口が送りベルトと略
   面一になるように移動せしめ送りベルトの送り出しによ
   り紙葉類を排出するようにしたことを特徴とする紙葉類
   収納方法。 ２、異なる２種類の紙幣等の紙葉類を収納するための紙
   葉類収納装置において、この紙葉類収納装置は２種類の
   紙葉類を識別するための識別装置と、相対向して設けら
   れ各紙葉類を収納するための２つのスタッカと、この２
   つのスタッカの相対向中間部分に配設され紙葉類の送り
   方向に伸び両スタッカの対向方向に移動可能な紙葉類振
   り分け体と、この紙葉類振り分け体を所定方向に移動せ
   しめるための移動機構と、紙葉類を両スタッカに紙葉類
   投入口から搬送する搬送装置とからなり、前記紙葉類振
   り分け体は排出口を有し、この排出口は誤って投入され
   た紙葉類を排出するときに紙葉類振り分け体を移動する
   ことにより紙葉類搬送路と略面一になることを特徴とす
   る紙葉類収納装置。