JPH0273948A - Fe−高Ni合金鋼の製造方法 - Google Patents

Fe−高Ni合金鋼の製造方法

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JPH0273948A
JPH0273948A JP22468688A JP22468688A JPH0273948A JP H0273948 A JPH0273948 A JP H0273948A JP 22468688 A JP22468688 A JP 22468688A JP 22468688 A JP22468688 A JP 22468688A JP H0273948 A JPH0273948 A JP H0273948A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主副原料を電気炉等の溶解炉で溶解して得ら
れた溶銑を、転炉及び真空取鍋脱ガス設備を備えたいわ
ゆるステンレス鋼の製造に専ら用いられるLD−Vac
法による精錬設備でもって精錬を行うという一連の製造
工程を利用してFe−高Ni合金鋼を製造する方法に関
するものである。
〔従来の技術〕
Ni含有量が30%以上のFe−高Ni合金鋼(以下、
単にFe−高Ni合金鋼とdう)は、Feをベースとし
て例えば30〜50%程度のNl量を含有し、逆にNi
ベースで20〜50%程度のFe量を含有するものがよ
く製造されており、使用温度においてマルテンサイト変
態を生しない安定なオーステナイト単相組織を有する合
金鋼である。このFe−高Ni合金鋼は、低熱膨張係数
、良封着性、高透磁率性などの特性面からLPGやL 
N Gの輸送タンカー或いは貯蔵用タンク等の低温構造
用材料、陰極線管のシャドーマスクや集積回路のリード
フレーム等の電子機器用材料、1ヘランジスター等の封
着材料、電動機の鉄芯や磁気シールド材等の高透磁率材
料などに使用されている。
このようなFe−高Ni合金鋼は工業的規模で製造され
るのでFe、 Ni成分以外の不純物を当然含有してお
り、格別な意識を持つ添加成分を加えたり特別な理由の
ある規格値を有する成分以外の成分は不純物として含有
されるのである。
ところがこの不純物の含有量が多いと、前述のFe−高
Ni合金鋼の各特性が低下し各材料として使用されなく
なるばかりでなく、Fe−高Ni合金鋼の製造上熱間加
工性を低下させ低歩留による高コストを招来し、更に使
用材料としての溶接性なども低下させるので、不純物を
極力少なくするように製造しているのである。
従来、このようなFe−高Ni合金鋼は真空誘導炉等の
専用設備により製造されていた。
しかしながら、このようなFe−高Ni合金鋼は軽薄短
小の需要面における事情から連続的に量産し得る大きな
製造量としてまとまり難いので、前記の専用設備で製造
するとその稼働率が低くなる場合があって設備が有効に
生かされず、従って生産性が低いばかりでなく安定した
品質のものが得難く、そして何よりもコスト高となる問
題点があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、前述の従来技術の問題点を解決し、電気炉等
の溶解炉で得られる溶銑を精錬する転炉及び真空取鍋脱
ガス設備を備えたいわゆるLD−Vac法による既設の
ステンレス鋼精錬設備から成る一連の製鋼工程を利用し
、得られる鋼中に混入する不純物量を極力低減するFe
−高Ni合金鋼の製造方法の提供を課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
前述の如く、このFe−高Ni合金鋼の有する各特性や
熱間加工性、使用材料としての溶接性やハンダ付は性な
どを低下させないために、Fe−高Ni合金銅の成分と
してFe及びNi以外の成分は基本的に不純物とみなさ
れ量的に極力少ない方がよいのである。この理由から、
前述の一連の製鋼工程によってFe−高Ni合金鋼を製
造する場合に、当合金鋼に混入し不純物とみなされる主
なものはc、p。
S、O,N及びCrを含む他の金属類である。そして、
Si、Kn、AQは脱酸上必要であるがそれぞれ許容さ
れる規格値を設けて規制されており、またTi。
B、Zr等は次なる鋳造時における表面割れや熱間加工
時の割れを防止するために規格値を設けて添加されてい
るのである。
この不純物のうち、Cは溶解及び精錬上必要な成分とし
て初期にわざわざコークス等の加炭がなされるが、鋼中
に残留すると熱間加工性を低下させるので不純物とみな
される。
P及びSは原料中に含まれて鋼中に残留し、O及びNは
原料の溶解、酸素吹錬による脱炭、除滓。
出鋼などを行う際に溶鋼中に取り込まれるのである。そ
して、Crを含む他の金属類は原料中に含まれて止むを
得ず鋼中に残留する場合もあるが、取り分けCrはステ
ンレス鋼の主要成分であるためステンレス鋼を溶解・精
錬した時に各炉や取鍋の内壁などに付着し残留している
金属類やスラグがFe−高Ni合金鋼製造時の溶銑及び
溶鋼中に混ざり鋼中に入り込むのである。
そこで、このFe−高Ni合金鋼を既設のステンレス鋼
を製造する諸設備を備えた一連の製鋼工程を利用して製
造する場合、前記不純物をどのようにして効率良く取り
除くかが重要な問題となるのである。
本発明考は種々検討した結果、専らステンレス鋼の製造
に用いられているLD4ac法による諸設備を有効に生
かして効率良く前記不純物を除去して行うFe−高Ni
合金鋼の製造方法を完成したのである。
以下に本発明に係るFe−高Ni合金鋼の製造方法を図
面により詳細に説明する。
第1図は転炉における酸素吹錬時の溶銑中の(P ) 
(ppm)と温度との関係を示す図、第2図は同じく転
炉における酸素吹錬時の溶銑中の(Cr) (ppm)
と温度との関係を示す図、第3図は真空取鍋脱ガス設備
における真空脱ガス処理前の溶鋼中の〔○〕(PpII
+)と同処理による脱窒率(%)との関係を示す図であ
る。
いわゆるLD−Vac法によるステンレス鋼精錬設備を
配した一連の製鋼工程は1通常はJISG2201に規
定される製鋼用銑(溶銑、冷銑)や同じ< G240]
に規定される鉄屑類やその他諸々の原材料の主原料と若
干の副原料から成る原料を電気炉により溶解する溶解工
程、転炉において酸素吹錬による大気圧下での脱炭精錬
工程、真空取鍋脱ガス設備による真空脱炭且つ真空脱ガ
ス精錬工程から成っている。このような諸設備を備えた
一連の製鋼工程を経てステンレス鋼溶鋼が製造され、引
続いて連続鋳造若しくは造塊の鋳造工程を経てステンレ
ス鋼の鋳片若しくは鋼塊となるのである。
さて、本発明の製造方法はこのようなステンレス鋼の一
連の製鋼工程をを利用して行われるのであるが、本発明
で対象とするFe−高Ni合金鋼を製造するには、先ず
第一にステンレス鋼の製鋼に用いられた諸設備からの主
としてCrの汚染を極力少なくするために、当該合金鋼
を製造するに先立って鋼若しくは鋼屑を製鋼し製造して
上記諸設備である各炉や取鍋の内壁に付着し残留してい
るCr含有の金属類及びスラグをこの内壁から溶かし去
り除去してやる必要がある。
その際に、主原料としてFe及びMn成分以外の金属成
分を極力含有していない製鋼用銑及び/又は鉄屑などを
用いると共に製鋼中には当然のことながら余計な金属成
分を含有する原料などを添加しないことが必要である。
従って、前記の製鋼工程を経て製造された鋼は、Fe、
 Mn成分以外にCrをはじめとしてNiなどの成分を
僅かながら含有したものとなる場合が多く、許容される
範囲でJISに規定された普通鋼や特殊鋼に製鋼すれば
よいのである。JIS規格外の場合は成分既知の鋼屑と
して、次のステンレス鋼製造時の原料にしてもよいので
ある。
次に電解ニッケル、高炭素及び低炭素フェロニッケル、
製鋼用銑、 JISG2401に規定される鉄屑でFe
、 Mn、 Ni成分以外の金属成分を極力含有しない
ものなどを適宜組合せ配合された主原料と、コークス等
の加炭材、FeSi等のSj源、 CaOやCaF2等
の造滓剤などの副原料とを合わせて電気炉に投入し溶解
してFe及びNi酸成分含有する含Ni溶銑を製造し、
この溶銑と共にあるスラグを排滓する。
得られた含Ni溶銑を転炉工程に移し、炉内の当該溶銑
に対して酸素吹錬を行い脱炭と共に脱リン。
脱クロムを行う。PとCrとは酸素との親和力が比較的
強い元素であるために、Cと同様に酸化反応により溶銑
から除去することが出来る。従って、この脱リン、脱ク
ロムは転炉にて脱炭を兼ねて酸素吹錬を行うことにより
、いずれも酸化物となしスラグ化することにより進行す
る。しかし、これらの酸化反応は第1図及び第2図に示
す如く、溶銑温度が1700℃を超えると脱リン、脱ク
ロムの効率が極端に悪くなり、溶銑が溶融状態である限
り溶銑温度が1700℃以下の低温であるほど有利に進
行するのである。
そして溶銑温度が1700℃以下で酸素吹錬して脱リン
、脱クロムを行っても、溶銑中の(P)、 (Cr)(
ppm)が目標成分濃度値以下まで下がらなかった場合
は、−旦炉内の内容物を取鍋に移してスラグを排滓した
後に、溶鉄のみを転炉に戻し、8源。
造滓剤としてのCaOを添加して再び脱リン、脱クロム
のための二次酸素吹錬を追加して行うのが良い。その理
由は炉内の内容物を取鍋に移してから溶銑のみを再び炉
内に戻すことによって、スラグが除去されると共に何よ
りも溶銑の温度が下がって脱リン、脱クロムが有利に進
行し易いからである。
このようにして溶銑中の[P)、 [Cr)(ppm)
含有量がそれぞれ目標成分濃度値以下となってもCの含
有量が目標成分濃度値以下になるまで酸素吹錬を続ける
。脱炭は、ステンレス鋼精錬の場合と異なって、溶銑中
のCrの含有量が非常に少ないために有利に進行するの
でこの転炉での酸素吹錬で充分であり、目標炭素成分濃
度値(%)以下になるまで一挙に最終脱炭を行い溶鋼と
する。
この転炉での酸素吹錬が終了したとき又は終了に近い時
期に1次工程の真空取鍋脱ガス設備での温度降下や更に
脱ガス処理後の鋳造工程における温度降下に備えて必要
に応じてFeSi等を投入してSiと酸素との酸化熱に
よって必要な温度にまで昇温させた含Ni溶鋼となすの
である。この昇熱の際に、FeSi等と共にCaOを造
滓剤として投入するのが好ましい。
以上に説明したように、転炉における脱リン。
脱クロム、最終脱炭及び昇熱が終了したら、炉内からス
ラグを排滓して含Ni溶鋼のみを取鍋に移すか若しくは
炉内内容物を一旦取鍋に移してスラグを除去した後に、
取鍋を真空取鍋脱ガス設備にセットして取鍋内の含Ni
溶鋼の脱窒前を行う。この脱窒前は、溶鋼中のo、s:
a度に大きく影響され、取り分は第3図に示す如く溶鋼
中の〔O″J′IIA度に大きく影響され、[0)濃度
が300ppm以下の場合に脱窒率(%)は大きい。
従って、この真空脱ガス処理による脱窒前を効率良く行
うには、処理前に脱硫用並びに塩基度調製用造滓剤とし
てCab、 CaF2等を投入し脱硫すると共に特に溶
鋼をサンプリングして分析し必要な計を例えばFeSi
等の合金の形で投入して脱酸処理を施し、溶鋼中の〔○
〕濃度を300ppm以下にしておくことが好ましい。
このように脱酸処理の施された含Ni溶鋼を真空脱ガス
処理を行い脱窒前を行うのであるが、この真空脱ガス処
理条件は、含Ni溶鋼の温度が1600〜1700℃、
真空減圧度が760〜I Torrの範囲で調節し、取
鍋底部のポーラスプラグから取鍋内に溶鋼1トン当り1
〜5Q/分程度の流量のアルゴンガスを通気して溶鋼を
撹拌しながら脱ガスを行うのである。
以上の処理条件で、含Ni溶鋼中の窒素の含有量をFe
−高Ni合金鋼に要求される程度に低くすることが出来
る。また、この取鍋内における溶鋼の真空脱ガス処理を
行う際に、溶鋼をFe−高Ni合金鋼として有すべき成
分濃度に調製するために、その成分例えばNi、 Mn
等を電解ニッケル、低炭素フェロマンガン等の形で取鍋
に投入することが行われる。
以上の如くして品質の良いFe−高Ni合金鋼を効率良
く製造することが出来る。
〔実施例〕
以下に、実施例により本発明に係るFe−高Ni合金鋼
の製造方法を更に具体的に説明する。
ステンレス鋼の製造に用いられている電気炉並びにLD
−Vac法による転炉及び真空取鍋脱ガス設備を利用し
、30〜80%の範囲の種々の高Ni含有量のFe−高
Ni合金鋼が製造したが、そのうちの代表的な1実施例
を以下に説明する。
成分目標濃度値として、 C: 0.02%以下、 S
j :0.25%以下、 Mr+ : 0.50−0.
80%、 Ni : 40.0−42.0%、 Cr 
: 0.10%以下、 P : 0.005%以下、S
二0.003%以下、 O: 50ppm以下、 N 
: 30ppm以下。
その他のCu、 Ml、 Ca等も極力低い各成分濃度
値を有する42%の高Ni含有量のFe−高Ni合金鋼
を製造した。
先ず、普通鋼の鉄屑などの主原料をCaO、コークスな
どの副原料と共に電気炉に装入し溶解して一次溶銑を製
造し、この溶銑を転炉に移して酸素吹錬を行って脱炭精
錬した後、これを真空取鍋脱ガス設備で真空脱ガス処理
してJISG3131に規定される熱間圧延軟鋼S [
1HCを製造した。
次に、主原料としての電解ニッケル28トン及び普通鋼
の鉄R32トンを、副原料としてのCaO: 800k
g 、 CaF、 : 250kg 、 FeSi :
 200kg 、コークス: 2000眩と共に前記電
気炉に投入し溶解して含Ni溶銑を製造し、この溶銑を
転炉に移して酸素吹錬を行って脱リン、脱クロム及び脱
炭を行った。酸素吹錬後の溶銑中のリン及びクロムの含
有量がそれぞれ0.006%、 0.18%でいずれも
目標成分濃度値以上でH6つ溶銑温度が1730℃であ
った。そこで−旦この溶銑とスラグとを共に取鍋に移し
て除滓した後、再度この溶銑のみを転炉に戻した。この
ときの溶銑温度は1583°Cに下がっていた。
そこで、この転炉内の溶銑にFeSi (Si : 7
5%)を1200kg、 CaOを3470kg装入し
て2回目の酸素吹錬を8分間行った。この2回目の酸素
吹錬後のリン及びクロムの含有量がいずれも目標成分濃
度値の範囲に人っていると共にC含有量が0.018%
で目標成分濃度値の範囲に入り最終脱炭がなされており
、しかも酸素吹錬終了時には溶鋼温度が1820℃で充
分昇温しでいたので、除滓してこの溶鋼を取鍋に移し、
WJ鋼をサンプリングした後、取鍋を真空取鍋脱ガス設
備にセットした。
この真空脱ガス処理前サンプルを分析した結果、溶鋼中
の〔O〕濃度が1200ppmであったので、これにF
eSiを180kg装入すると共にNi、Mn濃度値を
目標範囲内に調整するために電解ニッケル:400kg
低炭素フェロマンガン合金(L/CFern)  : 
400kgを装入し、取鍋底部のポーラスプラグからア
ルゴンガスを吹き込むことによって溶鋼に攪拌効果を与
えたところ、(0)濃度値が250ppmに下がったの
で、造滓材としてCaOを750 kgとCaF2を2
30kgとを装入し引続きアルゴンガスを吹き込みなが
ら真空脱ガス処理を開始し当処理を16分間行った。
以上の各段階における諸成分濃度値、温度2重量の結果
を別表に示す。
別表に示す如く、真空脱ガス処理後の諸成分濃度値及び
温度とも満足出来る溶鋼が得られたので、=15− 真空脱ガス設備から取鍋を取り出し、常法の鋳造工程で
鋳造して所定寸法形状のFe−高Ni合金鋼の素材を得
た。
以下余白 ブ/ 晰 二 些 霧 巳 新 あ 屈 〜 刺 ℃ 口 = 冨 〔発明の効果〕 以−に詳述した如き本発明に係るFe−高Ni合金鋼の
製造方法によれば、電気炉等の溶解炉で得られる溶銑を
精錬する転炉及び真空取鍋脱ガス設備を備えたいわゆる
LD−Vac法による既設のステンレス鋼精錬設備から
成る一連の製鋼工程を利用してFe−高Ni合金鋼を製
造するときに、脱炭は勿論のこと、上記諸設備の内壁に
付着残留して混入するCr。
原料から或いは]二程中に入り込むP、S、O,N。
金属類等の不純物を充分除去することを可能とし、格別
な専用設備を必要とすることなく多量のステンレス鋼の
製鋼の中にあって生産性良く製造出来るので、安定した
品質のものが低コストで得られ安価に供給することが出
来るようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は転炉における酸素吹錬時の溶銑中の(P)(p
pm)と温度との関係を示す図、第2図は同じく転炉に
おける酸素吹錬時の溶銑中の〔針] (ppm)と温度
との関係を示す図、第3図は真空取鍋脱ガス設備におけ
る真空脱ガス処理前の溶鋼中の(0)(ppm)と同処
理による脱窒率(%)との関係を示す図である。 8 8  イ  8 (%)市べ rl ■ CO匂つ    く

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 溶解炉による主副原料の溶解工程、転炉において酸
    素吹錬による大気圧下の脱炭精錬工程、真空取鍋脱ガス
    設備による真空脱炭且つ脱ガス精錬工程から成る工程を
    順次経るステンレス鋼の製造に供した製鋼工程を利用し
    て、Ni含有量30%以上のFe−高Ni合金鋼を製造
    する方法であつて、当該Fe−高Ni合金鋼の製造に先
    立つて、先ずFe及びMn成分以外の金属成分を極力含
    有しない製鋼用銑及び/又は鉄屑を主原料として前記製
    鋼工程を経由する溶解、精錬を行い、前記製造工程中に
    供された各炉及び取鍋の内壁に付着し残留している金属
    類及びスラグを除去する鋼若しくは鋼屑を製造し、次い
    で前記溶解工程で溶解されFe及びNi成分を含有する
    含Ni溶銑を転炉工程に移し、更にこの転炉内の前記含
    Ni溶銑を1700℃以下の溶融状態で酸素吹錬して脱
    リン、脱クロムを行い、引続き酸素吹錬して目標炭素成
    分濃度値(%)以下になるまで最終脱炭を行うと共に昇
    熱して含Ni溶鋼となし、最終的にこの含Ni溶鋼と共
    にあるスラグを除き当該溶鋼のみの入つた取鍋を前記真
    空取鍋脱ガス設備にセットし、減圧下で脱窒素を行うこ
    とを特徴とするFe−高Ni合金鋼の製造方法。 2 請求項1に記載の方法における転炉の酸素吹錬によ
    る含Ni溶銑の脱リン及び脱クロムが充分でなかつた場
    合において、転炉の酸素吹錬後に一旦内容物を取鍋に移
    してスラグを除いた後に、当該含Ni溶銑を再び転炉に
    戻すことにより温度の低下した当該溶銑に二次酸素吹錬
    を追加して行つて脱リン及び脱クロムを行つた後、引続
    き酸素吹錬して最終脱炭すると共に昇熱して含Ni溶鋼
    となすことを特徴とするFe−高Ni合金鋼の製造方法
    。 3 真空取鍋脱ガス設備にセットされた取鍋内の含Ni
    溶銑を減圧下で脱窒素を行うに先立つて、当該溶鋼中の
    酸素濃度を300ppm以下とすることを特徴とする請
    求項1に記載のFe−高Ni合金鋼の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111201331A (zh) * 2017-10-20 2020-05-26 日本制铁株式会社 铁液的脱铬方法及磷酸肥料原料的制造方法
CN115478222A (zh) * 2022-09-26 2022-12-16 河南中原特钢装备制造有限公司 一种纯净度及耐蚀性高的无磁不锈钢及其冶炼方法

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