JPH0273333A - 光偏向装置 - Google Patents
光偏向装置Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
内に導波させ、この光ビームを、光導波路において伝播
させた表面弾性波によって偏向させて光導波路から取り
出すようにした光偏向装置に関するものである。
向させる光偏向装置として、従来より、ガルバノメータ
ミラーやポリゴンミラー等の機械式光偏向器や、EOD
(電気光学光偏向器)、AOD(音響光学光偏向器)
が多く用いられている。
大型化しやすいといった問題があり、一方EODやAO
Dにおいては、光偏向角が大きく取れないのでビーム光
路が長くなり、光走査記録装置等の大型化を招くといっ
た問題がある。
光導波路を用いる光偏向装置が注目されている。この光
偏向装置は、表面弾性波が伝播可能な材料から形成され
た薄膜光導波路と、この光導波路内を導波する光ビーム
と交わる方向に進行して周波数が連続的に変化する表面
弾性波を該光導波路において発生させる手段(例えば交
叉くし形電極対と、この電極対に周波数が連続的に変化
する交番電圧を印加するドライバーとがら構成される)
とを有するものである。この光偏向装置においては、光
導波路内を導波する光ビームが表面弾性波との音響光学
相互作用によりブラッグ回折し、そしてこの回折角は表
面弾性波周波数に応じて変化するので、表面弾性波周波
数を上述のように変えることにより、光ビームを光導波
路内において連続的に偏向させることができる。こうし
て偏向させた光°ビームは、例えば光導波路の表面に形
成した回折格子(グレーティングカブラ)やプリズムカ
ブラ等によって光導波路外に出射させることができる。
62−77761号公報に詳しい記載がなされている。
、一般にLiNbO3やLiTaO3等の一軸異方性結
晶基板から形成され、偏向される光ビームは該光導波路
内を7M導波モード、TE導波モードあるいはそれらが
互いに変換するモードで進行するが、その際導波光が基
板側に放射して損失しやすい、という問題が従来より認
められていた。以下、この導波光の放射損失が生じやす
い理由について説明する。
に含まれるように(いわゆるX−cutやY−cut)
形成される。その場合、導波光の放射損失係数αは、上
記光学軸に対して導波光伝播方向がなす角度θに応じて
変化し、その特性は一般に第4図に示すようなものとな
っているから、上記放射損失を最も低くするためには、
導波光を光学軸に対して90”あるいは0°に近い角度
で伝播させればよいことになる。しかし上記の光偏向装
置において、導波光は途中で表面弾性波によって回折、
偏向されるから、当然この回折の前後で伝播方向が変わ
り、したがって回折前後の導波光をともに上述のような
角度で伝播させることは不可能となる。こうして回折前
あるいは回折後の導波光の進行方向が90°あるいは0
°に近い値から外れると、導波光が大きく放射損失する
ことになる。以下、この放射損失を具体的に説明する。
において、波長λ−633nmの光ビームを導波させ、
周波数f=IGHz、伝播速度v −3500m /
sの表面弾性波によってこの光ビームを回折させて、回
折後y軸方向に(光学軸に対して90°の方向に)進行
させる場合、ブラッグ角をθBとすると、光導波路の実
効屈折率Nef’f’−2,2のとき、となる。表面弾
性波に入射する前の光ビームが光学軸となす角度θは、 θ率90−2θB=85゜ となり、この角度θのとき放射損失係数α−1,5d
B / c mとなる。光ビームが光導波路内に入射し
てから表面弾性波に到達するまでの導波距離L−5mm
であるとすれば、導波光伝搬効率ηは、η−1−°”5 −10−ao?! −0,84 となる。つまり放射損失は、光ビームが光導波路内に入
射してから表面弾性波に到達するまでの間だけで、理論
上約16%にも達する。
光利用効率が低下し、半導体レーザ等の光源として高出
力で高価なものが必要となり、またこの光導波路型光偏
向装置を利用する光走査記録装置等の消費電力も大きく
なってしまう。
できる光導波路型光偏向装置を提供することを目的とす
るものである。
波路面内に含まれるように形成された、表面弾性波が伝
播可能な一軸異方性薄膜光導波路と、 この光導波路内に入射されて該光導波路内を導波する光
ビームと交わる方向に進行して、周波数が連続的に変化
する表面弾性波を該光導波路(こおいて発生させる手段
とを備えた光導波路型の光偏向装置において、 上記表面弾性波に入射する前の光ビームの光路を変換す
る光路変換素子を設け、 上記光路変換前の光ビームの光路、および表面弾性波に
よって回折、偏向した後の光ビームの光路と前記光学軸
とがなすそれぞれの角度か、光路変換後表面弾性波に入
射するまでの光ビームの光路と上記光学軸とがなす角度
と比べて、導波光の放射損失がより少ない角度となるよ
うに表面弾性波発生手段の表面弾性波発生部と光路変換
素子とを配し、 また上述の光路変換素子を、表面弾性波に近接配置した
ことを特徴とするものである。
射してから該素子に入射するまでの光ビームの光路と、
表面弾性波によって回折した後光導波路内を導波する光
ビームの光路の双方を、光学軸に対して90°あるいは
0°に近い角度に設定可能となる。これら2つの光路は
、例えば光導波路表面に形成した回折格子(グレーティ
ングカプラ)やプリズムカブラによって外部光を光導波
路内に入射させるため、あるいは導波光を光導波路外に
出射させるためにどうしても長くなりがちであるが、こ
れらの光路の角度が上述のようになっていれば、そこに
おける導波光の放射損失を極めて低く抑えることが可能
となる。
面弾性波に入射するまで光導波路内を導波する光ビーム
の光路は、放射損失が大きくなりがちな角度となるが、
該光路変換素子が表面弾性波に近接して配置されていれ
ば、この光路が短くなり、そこにおける導波光の放射損
失を低く抑えることができる。
する。
向装置を示すものである。この光偏向装置IOは、−例
として光走査記録装置を構成するものであり、透明な基
板1G上に形成された薄膜光導波路11と、この光導波
路11の側端部に設けられた傾斜指チャーブ交叉くし形
電極対(Tilted−F inger Chirpe
d Inter Digltal Transd
ucer。
換素子としての電気光学グレーティング(Eleetr
ooptic a rattng、以下EOGと称する
> 14と、この光導波路11の表面において互いに離
して設けられた光入射用線状回折格子(Linear
Grating c oupler :以下LGCと
称する)20および光出射用LGC21とを有している
。また基板16の光導波路11と反対側の表面lea上
には、光人射用プリズム30と、光出射用プリズム31
が取り付けられている。光入射用プリズム30は断面三
角形状のもので、第1の光通過面30aと第2の光通過
面30bを有し、上記第1の光通過面30aが基板表面
16aに強く押圧されることにより、あるいは高屈折率
の接若剤を用いる等により、該表面1[iaに密着固定
されている。光出射用プリズム31も上記光入射用プリ
ズム30と同様の形状とされ、第1の光通過面ata、
第2の光通過面31bを有し、上述と同様にして基板l
eaに固定されている。
方性結晶であるLiNbO3ウェハを用い、このウェハ
の表面にTi拡散膜を設けることにより光導波路11を
形成している。ここで、基板1BはX−cutとされ、
光学軸(Z輔)が第3図中で上下方向となるように形成
されている。なお光導波路11は上記のTi拡散に限ら
ず、基板16上にその他の材料をスパッタ、蒸着する等
して形成することもできる。また本発明では上述したL
iNbO3に限らず、例えば正の一軸異方性結晶である
Lita03等、その他公知の基板を用いて光導波路1
1を形成することができる。そしてこの光導波路11は
、上記光学軸が導波路面内に含まれるように形成される
。またこの光導波路11は、上記Ti拡散膜等、後述す
る表面弾性波が伝播可能な材料がら形成される。
、 Tam1r) la rインチグレイテッド オブ
テイクス(I ntegrated 0ptics )
J (トピックス イン アプライド フィジック
ス(T opics In Applied Ph
ysics)第7巻)スブリンガフエアラーグ(S p
ringer −Verlag )刊(1975);西
原、春名、楢原共著「光集積回路」オーム社刊(198
5)等の成著に詳細な記述がある。
30の第2の光通過面30bに向けて垂直に、波長λ−
780nmの光ビーム(レーザビーム)13を射出する
ように配置されている。発散ビームであるこの光ビーム
13は、コリメーターレンズ27によって平行ビームと
された上で上記第2の光通過面30bから光入射用プリ
ズム30内に入射し、その第1の光通過面30aを通過
して基板16内に入射し、光導波路11を透過して、そ
の表面に形成された前記L G C20の部分に入射す
る。それにより光ビーム13はこのL G C20で回
折して光導波路ll内に入射し、該光導波路11内をT
E導波モードで矢印A方向に進行する。
移送手段22上に感光体23がセットされる。
レーザビーム13を射出するように駆動され、それとと
もにIDT15には駆動回路17から、周波数が1〜2
GHzの間で連続的に変化する交番電圧が印加される。
14には、駆動回路24から電圧Vが印加される。この
電圧Vの値は、画像信号Sを受ける変調回路25により
、該信号Sに応じて変化するように(つまり光ビーム1
3を強度変調する場合は連続的に変化するように、0N
−OFF変調する場合は2値のうちの一方を選択的にと
るように)制御される。
、このEOG14により導波光13が回折し、回折光1
3°は第1図の実線表示の方向に、また0次光13“は
破線表示の方向に進行する。そしてこのEOG14によ
って光導波路11に電界印加がなされると、電気光学効
果により光導波路11の屈折率が変化し、上記回折の効
率が変化する。この回折効率の変化率は、EOG14に
印加される電圧Vの値に応じて変化するので、結局上記
回折光13°は画像信号Sに応じて変調されることにな
る。
幅が3.758m1電極指周期が15μm1電極指の有
効長が1.3 mm、電極指対数が100対のものであ
り、最大回折効率ηM−93%、変調周波数fM=25
MHzを実現できた。このようなE OG 14は、公
知のフォトリソ法等によって形成可能である。
により、光導波路11の表面を表面弾性波12が第1図
の矢印B方向に進行する。IDT15は、この表面弾性
波12が導波光(前記回折光)13゛ の光路に交わる
方向に進行するように配設されている。したがって導波
光13’ は、表面弾性波12を横切るように進行する
が、その際該導波光13″は表面弾性波12との音響光
学相互作用によりブラッグ< B ragg)回折する
。周知の通り、この回折による導波光13°の偏向角は
、表面弾性波12の周波数にほぼ比例する。前述の通り
駆動回路17はIDT15に、周波数が連続的に変化す
る交番電圧を印加するので、表面弾性波12の周波数が
連続的に変化し、それとともにブラッグ条件が常に満た
されるように表面弾性波12の伝播方向が連続的に変化
し、それにより上記偏向角が連続的に変化するようにな
る。したがってこの導波光13°は矢印Cで示す通り、
回折角が連続的に変化するように回折、偏向する。この
ようにして偏向した導波光13°は、L G C21に
より回折して光導波路11から基板16側に出射する。
ーム13’ は、光出射用プリズム31の第1の光通過
面31aを通過して該プリズム31内に入射し、第2の
光通過面31bを垂直に通過してプリズム外に出射する
。
13 は、例えばfθレンズからなる走査レンズ2B
を通過して小さなビームスポットQに絞られ、感光体2
3上を矢印U方向に走査(主走査)する。それとともに
感光体23が、移送手段22により上記主走査の方向と
略直角な矢印V方向に移送されて副走査がなされるので
、感光体23は光ビーム13’ により2次元的に走査
される。前述したようにこの光ビーム13″は画像信号
Sに基づいて変調されているので、感光体23上にはこ
の画像信号Sが担う画像が記録される。
主走査との同期をとるためには、この画像信号Sに含ま
れるブランキング信号sbをトリガ信号として用いて、
IDT15への電圧印加タイミングを制御すればよい。
動タイミングを制御することにより、上記主走査と副走
査との同期をとることができる。
る。第3図に示すように、L G C20およびLGC
21の長さはそれぞれ5mm、14mmとされ、またL
G C20の長さ方向中央からE OG 14の中央
までのY軸方向距離は3゜5 mm1EOG14の中央
から表面弾性波12による回折点までのY軸方向の距離
はi、5 mm、上記回折点からL G C21の長さ
方向中央までのY軸方向距離は8mmとされている。
おいて光学軸(Z軸)に対して87°の角度で、また導
波光13°はE OG 14から表面弾性波15までの
間において光学軸に対して81”の角度で進行するよう
に、また表面弾性波12により回折後の導波光13′
は偏向角の中心において光学軸に対して90゜の角度で
進行するようにEOG14およびIDT15が配置され
ている。なお本例においては表面弾性波12による偏向
の角度範囲は6°とされており、したがって回折後の導
波光13°は、上記光学軸に対して最小で87° (−
90−6/2)の角度をなすことになる。
が光学軸となす角度、および表面弾性波12で回折した
後の導波光の光路が光学軸となす角度はそれぞれ87”
、87〜90°となっているので、第4図から明らか
なように、この部分における導波光の放射損失係数αは
極めて小さくなる。前述したように、上記2つの光路の
長さは比較的長くなりがちであるが、上記のように放射
損失係数αが小さいために、これらの光路部分における
導波光の放射損失を低く抑えることができる。他方、E
OG14から表面弾性波12までの導波光光路が光学軸
となす角度は81”であり、この光路部分における放射
損失係数αは、上記2つの光路におけるそれよりも大き
くなる(第4図参照)。しかし、このEOG14は表面
弾性波12に十分近接させて配置されているので、この
放射損失係数αが比較的大きくなる光路の長さが極めて
短くなっており、したがってこの光路における導波光の
放射損失も低く抑えられる。本例においてLGC20が
らLGC2+までの間の導波光の放射損失を実測したと
ころ、表面弾性波12の周波数f−1,5GH2のとき
に最小で21%、一方f−1,0GHzおよび2.0G
Hzのとき、つまり偏向角が最小および最大のときに最
大で28%であった。なお本例では、光導波路11の実
効屈折率n eff’ −2,2、表面弾性波12の伝
播速度V自3500m/sである。
、そこにおける導波光の放射損失を調べた。この比較例
において光導波路11. LGC20゜21、IDT1
5、光ビーム13の波長、およびIDT15に印加する
交番電圧の周波数範囲(すなわち導波光13°の偏向角
範囲)は前記実施例におけるのと同じであり、一方前述
したEOG14は設けないで、導波光I3°がLGC2
0から直接光学軸に対して81’の角度で導波するよう
にした。この比較例においてLGC20からLGC21
までの間の導波光の放射損失を実測したところ、表面弾
性波I2の周波数f=1.5GHzのときに最小で47
%、一方f−1,0G Hzおよび2.0GHzのとき
、つまり偏向角が最小および最大のときに最大で52%
であった。前記実施例における導波光の放射損失は、こ
の比較例におけるものと比べると、極めて小さくなって
いることが分かる。
第6図を参照して説明する。この第2実施例の光偏向装
置40においては、第1のIDT15から発せられた第
1の表面弾性波12によって回折された導波光13′が
、第2のIDT45がら発せられた第2の表面弾性波4
2によって再度回折され、それにより広偏向角範囲が得
られるようになっている。本実施例では、第1の表面弾
性波12によって回折、偏向した導波光13′が光学軸
(Z軸)となす角度は78〜84° (つまり偏向角範
囲は6°)、第2の表面弾性波42によって回折、偏向
した導波光13゛が光学軸となす角度は84〜90°
(偏向角範囲は、(90−84) X2−12°)であ
り、またLGC20で光導波路11内に入射してEOG
14まで進行する導波光13の伝播方向は光学軸に対し
て84°となっており、それに対してEOG14がら第
1の表面弾性波12までの間の導波光13°の伝播方向
と光学軸とがなす角度は72°となっている。したがっ
てこの場合も、E OG 14を表面弾性波12に対し
て近接配置すれば、放射損失係数αが大きくなりがちで
あるこのEOG14から表面弾性波12までの光路部分
における導波光の放射損失を低く抑えることができる。
的長くなりがちであるが、それらの光路の角度が上述の
ようになっているから該光路部分における放射損失係数
αが小さくなり、全体として導波光の放射損失を低く抑
えることが可能となる。
であるが、本発明において用いられる光路変換素子とし
てはそのようなものに限らず、単なる回折格子や、ある
いは光導波路に設けられたミラー等が用いられてもよい
。また上述のようなEOGを用いて導波光を光路変換す
る場合、そこで回折した光を表面弾性波によって偏向さ
せるときは、0次光が迷光となって被走査面上の光ビー
ム走査範囲内に入り込まないようにEOGによる回折角
を設定することが望ましい。
子に入射する前の導波光の光路、および表面弾性波で回
折した後の導波光の光路の2つが、光路変換素子と表面
弾性波との間の光路と比べると、光導波路光学軸となす
角度がより90°に近くなるようにして、導波光放射損
失の低減化が図られているが、前述の第4図から明らか
なように、上記2つの光路の各々と光導波路光学軸とが
なす角度をそれぞれ0°に近く設定する一方、光路変換
素子と表面弾性波との間の光路(光学軸となす角度は、
上記2つの光路が光学軸となすそれぞれの角度よりも大
きくなる)の長さを短くするようにして、上記と同様に
導波光の放射損失を低減することもできる。
、表面弾性波に入射する前の導波光の光路を変換する光
路変換素子を設けて、該素子よりも前、および表面弾性
波よりも後の導波光の光路を放射損失が少ない角度とし
、そして上記光路変換素子は表面弾性波に近接配置して
、放射損失係数が大きくなりやすいこれら両者間の光路
の長さを短くするようにしたから、全体として導波光の
放射損失が極めて低く抑えられる。したがって本装置に
おいては、低出力で安価な光源を用いることが可能とな
ってコストダウンが実現され、またその消費電力を低減
する効果も得られる。
よる光偏向装置を示す斜視図と側面図と部分平面図、 第4図は本発明に係る光導波路光学軸に対する導波光伝
播角度と、導波光放射損失係数との関係を示すグラフ、 第5図は従来の光偏向装置の一例を示す平面図、第6図
は本発明の第2実施例による光偏向装置を示す平面図で
ある。 l0140・・・光偏向装置 11・・・光導波路1
2.42・・・表面弾性波 13・・・光ビーム13
′ ・・・光路変換後の導波光
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 光学軸が導波路面内に含まれるように形成された、表面
弾性波が伝播可能な一軸異方性薄膜光導波路と、 この光導波路内に入射されて該光導波路内を導波する光
ビームと交わる方向に進行して、周波数が連続的に変化
する表面弾性波を該光導波路において発生させる手段と
を備えるとともに、 前記表面弾性波に入射する前の光ビームの光路を変換す
る光路変換素子が設けられ、 この光路変換前の光ビームの光路、および表面弾性波に
よって回折、偏向した後の光ビームの光路と前記光学軸
とがなすそれぞれの角度が、光路変換後表面弾性波に入
射するまでの光ビームの光路と前記光学軸とがなす角度
と比べて、導波光の放射損失がより少ない角度となるよ
うに前記表面弾性波発生手段の表面弾性波発生部と光路
変換素子とが配置され、 かつこの光路変換素子が、表面弾性波に対して近接する
ように配置されていることを特徴とする光偏向装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22574888A JPH0786625B2 (ja) | 1988-09-09 | 1988-09-09 | 光偏向装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22574888A JPH0786625B2 (ja) | 1988-09-09 | 1988-09-09 | 光偏向装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0273333A true JPH0273333A (ja) | 1990-03-13 |
JPH0786625B2 JPH0786625B2 (ja) | 1995-09-20 |
Family
ID=16834214
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22574888A Expired - Lifetime JPH0786625B2 (ja) | 1988-09-09 | 1988-09-09 | 光偏向装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0786625B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012151141A (ja) * | 2011-01-14 | 2012-08-09 | Fujitsu Ltd | 半導体レーザ |
-
1988
- 1988-09-09 JP JP22574888A patent/JPH0786625B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012151141A (ja) * | 2011-01-14 | 2012-08-09 | Fujitsu Ltd | 半導体レーザ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0786625B2 (ja) | 1995-09-20 |
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