JPH027316Y2 - - Google Patents
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- JPH027316Y2 JPH027316Y2 JP631286U JP631286U JPH027316Y2 JP H027316 Y2 JPH027316 Y2 JP H027316Y2 JP 631286 U JP631286 U JP 631286U JP 631286 U JP631286 U JP 631286U JP H027316 Y2 JPH027316 Y2 JP H027316Y2
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- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
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- Flexible Shafts (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
A 考案の目的
(1) 産業上の利用分野
本考案は自動二輪車等の車両に用いられる機械
式デイスクブレーキ装置、特にブレーキデイスク
の両側面に対向する一対の摩擦パツドを挟むブレ
ーキキヤリパに、一方の前記摩擦パツドの背面に
対向する摺動自在な押圧部材と、一端を前記押圧
部材に当接し、他端を前記ブレーキキヤリパ外に
位置させた回転自在な作動軸と、該作動軸の回転
に伴いそれを前記押圧部材に対して進退させる機
構とを設け、前記作動軸に設けられた作動レバー
に、牽引時前記作動軸を前記押圧部材側へ前進さ
せるブレーキワイヤと該ブレーキワイヤの牽引解
除時前記作動軸を後退させる戻しばねとを連結
し、前記作動レバーの近傍に前記ブレーキワイヤ
を支承するブラケツトを配設したものの改良に関
する。
式デイスクブレーキ装置、特にブレーキデイスク
の両側面に対向する一対の摩擦パツドを挟むブレ
ーキキヤリパに、一方の前記摩擦パツドの背面に
対向する摺動自在な押圧部材と、一端を前記押圧
部材に当接し、他端を前記ブレーキキヤリパ外に
位置させた回転自在な作動軸と、該作動軸の回転
に伴いそれを前記押圧部材に対して進退させる機
構とを設け、前記作動軸に設けられた作動レバー
に、牽引時前記作動軸を前記押圧部材側へ前進さ
せるブレーキワイヤと該ブレーキワイヤの牽引解
除時前記作動軸を後退させる戻しばねとを連結
し、前記作動レバーの近傍に前記ブレーキワイヤ
を支承するブラケツトを配設したものの改良に関
する。
(2) 従来の技術
従来、前記ブラケツトのワイヤ支承部は、ブレ
ーキワイヤの牽引解除時作動レバーのワイヤ連結
部が、ブラケツトのワイヤ支承部を含み作動軸の
軸線に直交する垂直面内に位置し、ブレーキワイ
ヤの牽引時前記ワイヤ連結部が前記垂直面よりも
ブレーキキヤリパに接近した位置に在るように配
設されている。
ーキワイヤの牽引解除時作動レバーのワイヤ連結
部が、ブラケツトのワイヤ支承部を含み作動軸の
軸線に直交する垂直面内に位置し、ブレーキワイ
ヤの牽引時前記ワイヤ連結部が前記垂直面よりも
ブレーキキヤリパに接近した位置に在るように配
設されている。
(3) 考案が解決しようとする問題点
しかしながら前記のように構成すると、ブレー
キワイヤに牽引力が作用している状態でそれがワ
イヤ支承部において折曲げられるためブレーキワ
イヤの耐久性が損なわれるという問題がある。
キワイヤに牽引力が作用している状態でそれがワ
イヤ支承部において折曲げられるためブレーキワ
イヤの耐久性が損なわれるという問題がある。
本考案は前記問題を解決し得る前記機械式デイ
スクブレーキ装置を提供することを目的とする。
スクブレーキ装置を提供することを目的とする。
B 考案の構成
(1) 問題点を解決するための手段
本考案は、前記ブレーキワイヤの牽引解除時前
記作動レバーのワイヤ連結部が、前記ブラケツト
のワイヤ支承部を含み前記作動軸の軸線に直交す
る垂直面よりも前記ブレーキキヤリパから遠去か
る位置にあり、また前記ブレーキワイヤの牽引時
前記ワイヤ連結部が前記垂直面内に略位置するよ
うに、前記ワイヤ支承部を配設したことを特徴と
する。
記作動レバーのワイヤ連結部が、前記ブラケツト
のワイヤ支承部を含み前記作動軸の軸線に直交す
る垂直面よりも前記ブレーキキヤリパから遠去か
る位置にあり、また前記ブレーキワイヤの牽引時
前記ワイヤ連結部が前記垂直面内に略位置するよ
うに、前記ワイヤ支承部を配設したことを特徴と
する。
(2) 作用
前記構成によれば、ブレーキワイヤの牽引解除
時それはワイヤ支承部において折曲げられている
が、この状態ではブレーキワイヤに牽引力が作用
していないのでその耐久性に影響を与えることが
ない。一方、ブレーキワイヤの牽引時ワイヤ連結
部が前記垂直面内に略位置するので、ブレーキワ
イヤがワイヤ支承部において折曲げられることが
なく、したがつてブレーキワイヤの耐久性を損な
うことがない。
時それはワイヤ支承部において折曲げられている
が、この状態ではブレーキワイヤに牽引力が作用
していないのでその耐久性に影響を与えることが
ない。一方、ブレーキワイヤの牽引時ワイヤ連結
部が前記垂直面内に略位置するので、ブレーキワ
イヤがワイヤ支承部において折曲げられることが
なく、したがつてブレーキワイヤの耐久性を損な
うことがない。
(3) 実施例
以下、図面により油圧式の2ポツト摺動キヤリ
パ型デイスクブレーキにおけるパーキングブレー
キとして本考案を適用した一実施例について説明
すると、第1〜第3図において車両の前進時車輪
(図示せず)と共に矢印R方向に回転するブレー
キデイスクDの一側にはブラケツトBが隣接して
配置され、その上部のブレーキデイスク半径方向
外方へ突出する突出部BaはブレーキデイスクD
を跨ぐように逆U字状に形成される。このブラケ
ツトBはそれに設けられた一対の雌ねじ孔1,1
に取付ボルトを螺着することにより図示しない車
体フレームに固定される。
パ型デイスクブレーキにおけるパーキングブレー
キとして本考案を適用した一実施例について説明
すると、第1〜第3図において車両の前進時車輪
(図示せず)と共に矢印R方向に回転するブレー
キデイスクDの一側にはブラケツトBが隣接して
配置され、その上部のブレーキデイスク半径方向
外方へ突出する突出部BaはブレーキデイスクD
を跨ぐように逆U字状に形成される。このブラケ
ツトBはそれに設けられた一対の雌ねじ孔1,1
に取付ボルトを螺着することにより図示しない車
体フレームに固定される。
ブラケツトBに、ブレーキキヤリパCがブレー
キデイスクDの回転軸と平行な一対の摺動ピン2
1,22を介して連結される。
キデイスクDの回転軸と平行な一対の摺動ピン2
1,22を介して連結される。
第2図に示すように、一方の摺動ピン21は取
付基部2aをボルト状に形成され、その取付基部
2aに螺着されたナツト3および中間部の抜止め
フランジ2bの協働によつてブラケツトBの突出
部Baに固定される。摺動ピン21における抜止め
フランジ2bより外側の支持部2cは、ブレーキ
キヤリパCの上部耳部41に形成された支持孔51
に摺合される。この支持部2cの摺動面を保護す
るために、それと上部耳部41との間に伸縮ブー
ツ61が張設される。また第2図において、他方
の摺動ピン22はその全体を中空筒状に形成され、
そしてブレーキデイスクDの半径方向内方位置に
おいてブラケツトBの側面にボルト7により固定
される。この摺動ピン22はブレーキキヤリパC
の下部耳部42に形成された支持孔52に摺合され
る。摺動ピン22の摺動面を保護するために下部
耳部42の両端部と摺動ピン22との間にそれぞれ
伸縮ブーツ62,62が張出される。ブレーキキヤ
リパCは、ブレーキデイスクDの左右両側に配置
される一対の摩擦パツドP1,P2を挟む第1およ
び第2挟み腕81,82を有し、この両腕81,82
間に抜差し可能に架設したブレーキデイスクDの
回転軸と平行な前後一対のハンガピン9,9によ
り両摩擦パツドP1,P2の裏板10,10が摺動
自在に懸架される。
付基部2aをボルト状に形成され、その取付基部
2aに螺着されたナツト3および中間部の抜止め
フランジ2bの協働によつてブラケツトBの突出
部Baに固定される。摺動ピン21における抜止め
フランジ2bより外側の支持部2cは、ブレーキ
キヤリパCの上部耳部41に形成された支持孔51
に摺合される。この支持部2cの摺動面を保護す
るために、それと上部耳部41との間に伸縮ブー
ツ61が張設される。また第2図において、他方
の摺動ピン22はその全体を中空筒状に形成され、
そしてブレーキデイスクDの半径方向内方位置に
おいてブラケツトBの側面にボルト7により固定
される。この摺動ピン22はブレーキキヤリパC
の下部耳部42に形成された支持孔52に摺合され
る。摺動ピン22の摺動面を保護するために下部
耳部42の両端部と摺動ピン22との間にそれぞれ
伸縮ブーツ62,62が張出される。ブレーキキヤ
リパCは、ブレーキデイスクDの左右両側に配置
される一対の摩擦パツドP1,P2を挟む第1およ
び第2挟み腕81,82を有し、この両腕81,82
間に抜差し可能に架設したブレーキデイスクDの
回転軸と平行な前後一対のハンガピン9,9によ
り両摩擦パツドP1,P2の裏板10,10が摺動
自在に懸架される。
第3図に示すように、各裏板10,10に設け
た、ハンガピン9,9の貫通孔11,11は各摩
擦パツドP1,P2がブレーキデイスクDの周方向
に若干動き得るように長孔とされ、その動き得る
範囲内で各裏板10,10のブレーキデイスクD
退出側端面がブラケツトBのトルク支承面Bbに
受圧板12を介して当接するようになつている。
た、ハンガピン9,9の貫通孔11,11は各摩
擦パツドP1,P2がブレーキデイスクDの周方向
に若干動き得るように長孔とされ、その動き得る
範囲内で各裏板10,10のブレーキデイスクD
退出側端面がブラケツトBのトルク支承面Bbに
受圧板12を介して当接するようになつている。
第4、第5図に示すように、ブレーキキヤリパ
Cの第1挟み腕81に、公知のブレーキマスタシ
リンダ(図示せず)に連通する圧油導入孔13
と、それに小孔14(図には一方のみ示す)を介
して連なる一対の第1、第2油圧シリンダ151,
152とが形成され、両油圧シリンダ151,15
2に一方の摩擦パツドP1の裏板10を押圧し得る
一対の第1、第2ピストン161,162がそれぞ
れ摺合される。第2挟み腕82は他方の摩擦パツ
ドP2の裏板10に当接する。
Cの第1挟み腕81に、公知のブレーキマスタシ
リンダ(図示せず)に連通する圧油導入孔13
と、それに小孔14(図には一方のみ示す)を介
して連なる一対の第1、第2油圧シリンダ151,
152とが形成され、両油圧シリンダ151,15
2に一方の摩擦パツドP1の裏板10を押圧し得る
一対の第1、第2ピストン161,162がそれぞ
れ摺合される。第2挟み腕82は他方の摩擦パツ
ドP2の裏板10に当接する。
第3図において、17はパツドスプリングで、
その中間部をブレーキキヤリパCの天井面突出部
に係合して両端部を両裏板10,10のハンガピ
ン貫通部外面にそれぞれ弾発力を以て係合させ、
これより裏板10,10を定位置に保持すると共
にハンガピン9,9に対し押圧し、摩擦パツド
P1,P2の妄動を防止するものである。
その中間部をブレーキキヤリパCの天井面突出部
に係合して両端部を両裏板10,10のハンガピ
ン貫通部外面にそれぞれ弾発力を以て係合させ、
これより裏板10,10を定位置に保持すると共
にハンガピン9,9に対し押圧し、摩擦パツド
P1,P2の妄動を防止するものである。
次に機械式パーキングブレーキ機構について説
明すると、第1挟み腕81の外面において第1油
圧シリンダ151の端壁外面に対向するようにパ
ツキン18を介し、ブレーキキヤリパCの一部を
構成する作動軸ホルダ19が一対の取付ねじ2
0,20により取付けられる。作動軸ホルダ19
を、第1油圧シリンダ151の軸線と同軸に、角
形の左雌ねじを有する雌ねじ孔21が貫通してい
る。
明すると、第1挟み腕81の外面において第1油
圧シリンダ151の端壁外面に対向するようにパ
ツキン18を介し、ブレーキキヤリパCの一部を
構成する作動軸ホルダ19が一対の取付ねじ2
0,20により取付けられる。作動軸ホルダ19
を、第1油圧シリンダ151の軸線と同軸に、角
形の左雌ねじを有する雌ねじ孔21が貫通してい
る。
中空の作動軸23は、その一端部外周面に角形
の左雄ねじよりなる送りねじ部26を、また他端
部外周面に第4A図に明示するように六角軸状の
レバー取付部27をそれぞれ有する。また作動軸
23の中空部は送りねじ部26側の大径孔28
と、それに連通する小径の雌ねじ孔29とより構
成され、その雌ねじ孔29に、摩擦パツドP1,
P2およびブレーキデイスクD間の間隙を調節す
る間隙調節ボルト25が螺合される。
の左雄ねじよりなる送りねじ部26を、また他端
部外周面に第4A図に明示するように六角軸状の
レバー取付部27をそれぞれ有する。また作動軸
23の中空部は送りねじ部26側の大径孔28
と、それに連通する小径の雌ねじ孔29とより構
成され、その雌ねじ孔29に、摩擦パツドP1,
P2およびブレーキデイスクD間の間隙を調節す
る間隙調節ボルト25が螺合される。
作動軸23の送りねじ部26は作動軸ホルダ1
9の雌ねじ孔21に螺合され、第1ピストン16
1に突設された押圧ロツド22は第1油圧シリン
ダ151の端壁を貫通して作動軸23の大径孔2
8内に遊挿され、その端面は間隙調節ボルト25
の端面に当接する。これにより作動軸23は間隙
調節ボルト25を介して押圧部材としての第1ピ
ストン161および押圧ロツド22に当接する。
そして前記雌ねじ孔21および送りねじ部26
は、作動軸23の回転に伴いそれを押圧ロツド2
2に対して進退させる機構を構成する。
9の雌ねじ孔21に螺合され、第1ピストン16
1に突設された押圧ロツド22は第1油圧シリン
ダ151の端壁を貫通して作動軸23の大径孔2
8内に遊挿され、その端面は間隙調節ボルト25
の端面に当接する。これにより作動軸23は間隙
調節ボルト25を介して押圧部材としての第1ピ
ストン161および押圧ロツド22に当接する。
そして前記雌ねじ孔21および送りねじ部26
は、作動軸23の回転に伴いそれを押圧ロツド2
2に対して進退させる機構を構成する。
ブレーキキヤリパC外に位置するレバー取付部
27に作動レバー30がそれの基端に形成された
六角孔31を嵌合して取付けられる。間隙調節ボ
ルト25に螺合したロツクナツト32を締付ける
ことにより作動レバー30および間隙調節ボルト
25が作動軸23に固定される。雌ねじ孔21内
を保護すべく作動軸ホルダ19と作動軸23間に
伸縮ブーツ63が張設される。
27に作動レバー30がそれの基端に形成された
六角孔31を嵌合して取付けられる。間隙調節ボ
ルト25に螺合したロツクナツト32を締付ける
ことにより作動レバー30および間隙調節ボルト
25が作動軸23に固定される。雌ねじ孔21内
を保護すべく作動軸ホルダ19と作動軸23間に
伸縮ブーツ63が張設される。
作動レバー30先端における二股状ワイヤ連結
部30aの取付孔33にブレーキワイヤ34の一
端に固着されたピン状金具35が嵌着され、ブレ
ーキワイヤ34の他端は図示しないパーキングレ
バーに連結される。作動軸ホルダ19にそれと一
体にブラケツト36が設けられ、そのブラケツト
36先端のC形ワイヤ支承部36aにより作動レ
バー30の近傍においてブレーキワイヤ34のシ
ース37端部が固着され、これによりブレーキワ
イヤ34がブラケツト36に支承される。シース
37の端面と作動レバー30間に、ブレーキワイ
ヤ34を挿通させた戻しばね38が縮設され、ブ
レーキワイヤ34の牽引解除時における作動レバ
ー30の戻り位置はパーキングレバー側に設けた
図示しないストツパにより規制される。
部30aの取付孔33にブレーキワイヤ34の一
端に固着されたピン状金具35が嵌着され、ブレ
ーキワイヤ34の他端は図示しないパーキングレ
バーに連結される。作動軸ホルダ19にそれと一
体にブラケツト36が設けられ、そのブラケツト
36先端のC形ワイヤ支承部36aにより作動レ
バー30の近傍においてブレーキワイヤ34のシ
ース37端部が固着され、これによりブレーキワ
イヤ34がブラケツト36に支承される。シース
37の端面と作動レバー30間に、ブレーキワイ
ヤ34を挿通させた戻しばね38が縮設され、ブ
レーキワイヤ34の牽引解除時における作動レバ
ー30の戻り位置はパーキングレバー側に設けた
図示しないストツパにより規制される。
第2図に対応する第6図において、ブレーキワ
イヤ34の牽引解除時作動レバー30のワイヤ連
結部30aが、ブラケツト36のワイヤ支承部3
6a、図示例はシース37の端面中心を含み作動
軸23の軸線Y−Yに直交する垂直面X−Xより
もブレーキキヤリパCから遠去かる位置に在り、
またブレーキワイヤ34の牽引時鎖線示のように
ワイヤ連結部30aが前記垂直面X−X内に略位
置するように、ワイヤ支承部36aが配設され
る。
イヤ34の牽引解除時作動レバー30のワイヤ連
結部30aが、ブラケツト36のワイヤ支承部3
6a、図示例はシース37の端面中心を含み作動
軸23の軸線Y−Yに直交する垂直面X−Xより
もブレーキキヤリパCから遠去かる位置に在り、
またブレーキワイヤ34の牽引時鎖線示のように
ワイヤ連結部30aが前記垂直面X−X内に略位
置するように、ワイヤ支承部36aが配設され
る。
次にこの実施例の作用を説明すると、ブレーキ
レバーの操作により図示しないマスタシリンダか
ら圧油導入孔13を通して両油圧シリンダ151,
152に圧油を供給すれば、その油圧により前進
する両ピストン161.162が一方の摩擦パツド
P1の背面を押圧するので、その摩擦パツドP1は
ハンガピン9,9を摺動してブレーキデイスクD
の一側面に圧接する。すると、その反作用により
ブレーキキヤリパCが一方の摺動ピン21と支持
孔51、他方の摺動ピン22と支持孔52の各間に
摺動を与えながら両ピストン161,162と反対
方向に移動して、第2挟み腕82により他方の摩
擦パツドP2の背面を押圧し、これをブレーキデ
イスクDの他側面に圧接させ、以上により矢印R
方向に回転するブレーキデイスクDに制動をかけ
ることができる。
レバーの操作により図示しないマスタシリンダか
ら圧油導入孔13を通して両油圧シリンダ151,
152に圧油を供給すれば、その油圧により前進
する両ピストン161.162が一方の摩擦パツド
P1の背面を押圧するので、その摩擦パツドP1は
ハンガピン9,9を摺動してブレーキデイスクD
の一側面に圧接する。すると、その反作用により
ブレーキキヤリパCが一方の摺動ピン21と支持
孔51、他方の摺動ピン22と支持孔52の各間に
摺動を与えながら両ピストン161,162と反対
方向に移動して、第2挟み腕82により他方の摩
擦パツドP2の背面を押圧し、これをブレーキデ
イスクDの他側面に圧接させ、以上により矢印R
方向に回転するブレーキデイスクDに制動をかけ
ることができる。
この制動中、ブレーキデイスクDから両摩擦パ
ツドP1,P2に作用する制動トルクはブラケツト
Bのトルク支承面Bbに支承される。
ツドP1,P2に作用する制動トルクはブラケツト
Bのトルク支承面Bbに支承される。
パーキング時には、パーキングレバーによりブ
レーキワイヤ34を第1図左方へ牽引すると、鎖
線示のように作動レバー30、作動軸23および
間隙調節ボルト25が一体に第1図反時計方向に
回転しつつ押圧ロツド22側へ前進し、これによ
り第1ピストン161が一方の摩擦パツドP1の背
面を押圧するので、前記同様に両摩擦パツドP1,
P2によりブレーキデイスクDを挟圧することが
できる。
レーキワイヤ34を第1図左方へ牽引すると、鎖
線示のように作動レバー30、作動軸23および
間隙調節ボルト25が一体に第1図反時計方向に
回転しつつ押圧ロツド22側へ前進し、これによ
り第1ピストン161が一方の摩擦パツドP1の背
面を押圧するので、前記同様に両摩擦パツドP1,
P2によりブレーキデイスクDを挟圧することが
できる。
このパーキング制動時には第6図鎖線示のよう
にワイヤ連結部30aが前記垂直面X−X内に略
位置するので、ブレーキワイヤ34がワイヤ支承
部36aにおいて折曲げられることがなく、した
がつてブレーキワイヤ34の耐久性を損なうこと
がない。
にワイヤ連結部30aが前記垂直面X−X内に略
位置するので、ブレーキワイヤ34がワイヤ支承
部36aにおいて折曲げられることがなく、した
がつてブレーキワイヤ34の耐久性を損なうこと
がない。
パーキング制動を解除すべくブレーキワイヤ3
4の牽引を解除すれば戻しばね38の弾発力によ
り作動レバー30、したがつて作動軸23は当初
の位置へ戻る。
4の牽引を解除すれば戻しばね38の弾発力によ
り作動レバー30、したがつて作動軸23は当初
の位置へ戻る。
両摩擦パツドP1,P2の摩耗に伴い、それらと
ブレーキデイスクD間の間隙調節を行う場合に
は、ロツクナツト32を緩めて間隙調節ボルト2
5により第1ピストン161を介して一方の摩擦
パツドP1をブレーキデイスクDに向けて前進さ
せる。
ブレーキデイスクD間の間隙調節を行う場合に
は、ロツクナツト32を緩めて間隙調節ボルト2
5により第1ピストン161を介して一方の摩擦
パツドP1をブレーキデイスクDに向けて前進さ
せる。
なお、本考案はパーキングブレーキに限らず、
機械式サービスブレーキにも適用される。
機械式サービスブレーキにも適用される。
C 考案の効果
本考案によれば、前記ブレーキワイヤの牽引解
除時前記作動レバーのワイヤ連結部が、前記ブラ
ケツトのワイヤ支承部を含み前記作動軸の軸線に
直交する垂直面よりも前記ブレーキキヤリパから
遠去かる位置にあり、また前記ブレーキワイヤの
牽引時前記ワイヤ連結部が前記垂直面内に略位置
するように、前記ワイヤ支承部を配設したので、
ブレーキワイヤが牽引されている状態でそれがワ
イヤ支承部において折曲げられることがなく、し
たがつてブレーキワイヤの耐久性を損なうことが
ない。
除時前記作動レバーのワイヤ連結部が、前記ブラ
ケツトのワイヤ支承部を含み前記作動軸の軸線に
直交する垂直面よりも前記ブレーキキヤリパから
遠去かる位置にあり、また前記ブレーキワイヤの
牽引時前記ワイヤ連結部が前記垂直面内に略位置
するように、前記ワイヤ支承部を配設したので、
ブレーキワイヤが牽引されている状態でそれがワ
イヤ支承部において折曲げられることがなく、し
たがつてブレーキワイヤの耐久性を損なうことが
ない。
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は全体
の側面図、第2図は平面図、第3図は第2図−
線断面図、第4図は第1図−線断面図、第
4A図は第4図a−a線断面図、第5図は第
1図−線断面図、第6図は作動レバーにおけ
るワイヤ連結部の移動説明図である。 C……ブレーキキヤリパ、D……ブレーキデイ
スク、P1,P2……摩擦パツド、X−X……垂直
面、Y−Y……軸線、161,22……押圧部材
としての第1ピストン、押圧ロツド、23……作
動軸、26……送りねじ部、30……作動レバ
ー、30a……ワイヤ連結部、34……ブレーキ
ワイヤ、36……ブラケツト、36a……ワイヤ
支承部、38……戻しばね。
の側面図、第2図は平面図、第3図は第2図−
線断面図、第4図は第1図−線断面図、第
4A図は第4図a−a線断面図、第5図は第
1図−線断面図、第6図は作動レバーにおけ
るワイヤ連結部の移動説明図である。 C……ブレーキキヤリパ、D……ブレーキデイ
スク、P1,P2……摩擦パツド、X−X……垂直
面、Y−Y……軸線、161,22……押圧部材
としての第1ピストン、押圧ロツド、23……作
動軸、26……送りねじ部、30……作動レバ
ー、30a……ワイヤ連結部、34……ブレーキ
ワイヤ、36……ブラケツト、36a……ワイヤ
支承部、38……戻しばね。
Claims (1)
- ブレーキデイスクの両側面に対向する一対の摩
擦パツドを挟むブレーキキヤリパに、一方の前記
摩擦パツドの背面に対向する摺動自在な押圧部材
と、一端を前記押圧部材に当接し、他端を前記ブ
レーキキヤリパ外に位置させた回転自在な作動軸
と、該作動軸の回転に伴いそれを前記押圧部材に
対して進退させる機構とを設け、前記作動軸に設
けられた作動レバーに、牽引時前記作動軸を前記
押圧部材側へ前進させるブレーキワイヤと該ブレ
ーキワイヤの牽引解除時前記作動軸を後退させる
戻しばねとを連結し、前記作動レバーの近傍に前
記ブレーキワイヤを支承するブラケツトを配設し
た機械式デイスクブレーキ装置において、前記ブ
レーキワイヤの牽引解除時前記作動レバーのワイ
ヤ連結部が、前記ブラケツトのワイヤ支承部を含
み前記作動軸の軸線に直交する垂直面よりも前記
ブレーキキヤリパから遠去かる位置にあり、また
前記ブレーキワイヤの牽引時前記ワイヤ連結部が
前記垂直面内に略位置するように、前記ワイヤ支
承部を配設したことを特徴とする機械式デイスク
ブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP631286U JPH027316Y2 (ja) | 1986-01-20 | 1986-01-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP631286U JPH027316Y2 (ja) | 1986-01-20 | 1986-01-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62119543U JPS62119543U (ja) | 1987-07-29 |
JPH027316Y2 true JPH027316Y2 (ja) | 1990-02-21 |
Family
ID=30788712
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP631286U Expired JPH027316Y2 (ja) | 1986-01-20 | 1986-01-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH027316Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-01-20 JP JP631286U patent/JPH027316Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62119543U (ja) | 1987-07-29 |
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