JPH0273129A - 自動車用前照灯などの配光測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、テレビカメラなどを用いて自動車用前照灯
等の配光光軸や光度、特徴輪郭を抽出し、前照灯の光軸
調整・検査に供する配光測定装置に関する。

〔従来の技術〕

最近、自動車用前照灯に高光度のハロゲンランプが多用
される傾向にある。これらの高光度化とともに、車のデ
ザイン等φ為ら異形ランプと呼ばれる種類のランプもふ
えつつある。これらのランプでは配光パターンが従来の
ランプに比べて複雑であシ、従来の対センサ形の検査機
では正確に光軸を決定することが困難になって来ている
。

この対応策として、テレビカメラなどにより配光パター
ンを観測して２呟画像化し、その重心を光軸とする方法
も提案されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、検査装置としては従来の比較的低光度（４００
０ｃｄ）のランプにも、また最近の高光度（１０万ｃｄ
）のランプにも適用できなければならない。この場合、
一定の絞シでは上記範囲で精度を保つことは困難である
。また、単純な２値化処理だけでは配光パターンの特徴
輪郭を正確に把握することができない、と云う問題もあ
る。

したがって、この発明は配光パターンをディジタル画像
として取込むことによυ配光光度を直接読取ジ、最適な
精度で入力し得るより光学系を制御するとともに、ディ
ジタル画像処理を施すことによって特徴輪郭を正確に抽
出可能な配光測定装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

絞りの調節が可能なレンズをもち自動車用前照灯などを
含む灯器の配光パターンを撮像する撮像手段と、該配光
パターンをアナログ／ディジタル（Ａ／Ｄ　）変換する
Ａ／Ｄ変換手段と、変換されたディジタル画像を所定の
レベルに変換するレベル変換手段と、その結果を記憶す
る画像記憶手段と、前記Ａ／Ｄ変換と同時に画像信号の
ピーク値を抽出するピーク検出手段と、該ピーク値に応
じて前記レンズの絞シを調節し最適なレベルで画像信号
の再取込みを行う制御手段と、最適なレベルで取込まれ
た画像信号に対し複数の走査領域を発生する領域発生手
段と、該各領域内の画像信号を積算する積算手段と、該
各領域内の画像信号に対し微分操作、２呟化を含むディ
ジタル処理を実行する処理手段と、を有し、その処理結
果から配光パターンの光軸および％徴輪郭を抽出する。

〔作用〕

ダイナミックレンジの広い前照灯等の配光パターンを、
その最高光度に応じて最適なレベルで画像を取込むため
、 Ｉ）Ａ／Ｄ変換して画像を取込むと同時に、その最高（
ピーク）値を記憶する。

ＩＩ）　　Ｉ）項のレベルに応じてカメラのレンズ絞カ
制御のための電圧を計算し、ピーク値が飽和でない大き
な値となるように絞シを制御し、以降はこの絞シ値にて
画像を取込む。

そして、取込まれたディジタル画像に対し任意の走査領
域を発生し、その領域に対して１）積算呟・・・・・・
平均喧に相等するＩＩ　）レベル変換・・間ルックアッ
プテーブルなど１１１）シーベル微分を含む微分操作・
・・・・・１１）項の処理を経て実行する などのディジタル画像処理を施すことにょシ、正確に特
徴輪郭が抽出できるようにする。

〔実施例〕

第１図はこの発明の実施例を示すブロック図である。同
図において、１はＥＥレンズ、２はテレビカメラ、３は
アナログ／ディジタル（Ａ／Ｄ　）変換器、４はレベル
変換器、５はピーク値検出回路、６はディジタル／アナ
ログ（Ｄ／Ａ　）変換器、７は画像メモリ、８は領域走
査回路、９は領域発生回路、１０は積算回路、１１はシ
ーベル微分を含む微分操作を行り微分回路（以下、単に
微分回路と云う。）、１２は２値化回路、１５はウィン
ドウ処理回路、１４は２値画像データメモリ、１５はデ
ータ処理装置（ＣＰＵ）である。なお、シーベル（Ｓｏ
ｂｅｌ）オペレータは、例えば電子情報通信学会発行「
電子情報通信ハンドブック」第１１０６頁に示されてい
る。

この例では、ランプＬより透過形スクリーンＳに照射し
九配光パターンを、リモートコントロール可能なＥＥレ
ンズ１を介してカメラ２にて撮像する例を示している。

こうして撮像した映像信号をＡ／Ｄ変換器３にてディジ
タル化するとともＫ、ピーク値検出回路５にてそのピー
ク値抽出を行う。

また、このディジタル値は同時にルックアップテーブル
方式のレベル変換器４によりレベル変換され、画像メモ
リ７に記憶される。レベル変換唸後処理に応じてＬＯＧ
変換、リニア変換など、テーブルの書き換えによシ任意
の変換が可能である。

画像の取込みが終了した時点で、ピーク［面検出回路５
の結果を読みとる。読み取シ値がＰであるとき、とのＰ
が２５５（最大値：飽和レベル）でなく、一定の予め定
められたｌｉｉ！Ｐｏよりも大きいときは、そのまま次
の処理へと進む。Ｐが２５５のときは、第２図に示す如
き関係にある絞シ制御に従い一定のΔＶだけ制御電圧を
下げてＤ／Ａ変換変換器用力し、絞υをしぼって再度画
像を取り込み、上述の動作をくシ返す。また、ＰがＰ。

以下のときはＰ。／Ｐを計算し、第２図のグラフに従っ
て制御電圧を選択し、再度画像を取シ込み、前記動作を
くり返す。

上記の処理により、最適なレベルで取シ込まれた画像に
対し、領域発生回路９からの領域情報に従い、領域走査
回路８によシ当該領域を走査して画像データを逐次読み
出し、積算回路１０にて積算するとともに、微分回路１
１にて微分処理を施す。その出力を、例えばルックアッ
プテーブル形式の２［化回路１２を介して２値化し、ウ
ィンドウ処理回路１３によりウィンドウ内の２値画像デ
ータを取シ出し、これを２値画像データメモリ１４に記
憶した後、データ処理装置（ＣＰＵ）１５によってその
データの重心、エツジ位置など所要の量を計算する。な
お、スイッチＳＷは微分回路１１の入力または出力を選
択し、画像の再取込み以前はその入力側に切り換えられ
、以後はその出力側に切り換えられる。

第３図は、第１図の実施例によシ従来の対センサ方式を
実現する場合の例を説明するためのものである。この場
合、レベル変換器４でリニア変換すると−もに、領域と
して第３図の如きＲ１−Ｒ４を設定し、これを従来の対
センナの位置、サイズ相当としておき、各領域ごとの積
算呟を回路１０より読み出して、それぞれの対領域のバ
ランスをチエツクすればよい。

第４図は、配光パターンのカットラインと呼ばれる特徴
輪郭を抽出する例である。この場合にはレベル変換器４
にてＬＯＧ変換を施した後、微分回路１１を介して２値
化処理し、２値画像の重心ＧのＹ座標＠Ｙを計算してカ
ットラインのＹ座標値とする例を示している。このよう
な処理によシ、高速かつ正確に特徴輪郭を決定すること
ができる。

〔発明の効果〕

この発明によれば、撮像に際してレンズ絞りを制御する
ようにしたので、広範な光度範囲をもつヘッドランプ類
のいずれの球についても、最適なレベルで画像を取込む
ことができる。また、デイとができる。さらに、特徴輪
郭については、上記ディジタル画像処理（ＬＯＧ変換、
シーベル微分を含む微分操作）と２値化画像の重心検出
により、高速に特徴輪郭を決定することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例を示すブロック図、第２図は
ＥＥレンズの露光倍率対制御電圧の関係を示すグラフ、
第３図はこの発明によシ従米の対センサ方式を実現する
場合の例を説明するための説明図、第４図はこの発明に
おけるカットライン抽出方法を説明するための説明図で
ある。 符号説明 １・・・・・・ＥＥレンズ、２・・・・・・テレビカメ
ラ、６・・・・・・Ａ／Ｄ変換器、４・・・・・・レベ
ル変換器、５・・・・・・ピーり直積出回路、６・・・
・・・Ｄ／Ａ変換器、７・・・・・・画像メモリ、８・
・・・・・領域走査回路、９・・・・・・領域発生回路
、１０・・・・・・積算回路、１１・・・・・・微分回
路、１２・・・・・・２値化回路、１３・・・・・・ウ
ィンドウ処理回路、１４・・・・・・２値画像データメ
モリ、１５・・・・・・データ処理装置（ＣＰＵ　）。 代理人　弁理士　並　木　昭　夫

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　絞りの調節が可能なレンズをもち自動車用前照灯など
   を含む灯器の配光パターンを撮像する撮像手段と、 該配光パターンをアナログ／ディジタル（Ａ／Ｄ）変換
   するＡ／Ｄ変換手段と、 変換されたディジタル画像を所定のレベルに変換するレ
   ベル変換手段と、 その結果を記憶する画像記憶手段と、 前記Ａ／Ｄ変換と同時に画像信号のピーク値を抽出する
   ピーク検出手段と、 該ピーク値に応じて前記レンズの絞りを調節し最適なレ
   ベルで画像信号の再取込みを行う制御手段と、 最適なレベルで取込まれた画像信号に対し複数の走査領
   域を発生する領域発生手段と、 該各領域内の画像信号を積算する積算手段と、該各領域
   内の画像信号に対し微分操作、２値化を含むディジタル
   処理を実行する処理手段と、を有し、その処理結果から
   配光パターンの光軸および特徴輪郭を抽出することを特
   徴とする自動車用前照灯などの配光測定装置。