JPH0273067A - 新規なエチレンジアミン誘導体及びその酸付加塩 - Google Patents

新規なエチレンジアミン誘導体及びその酸付加塩

Info

Publication number
JPH0273067A
JPH0273067A JP22448988A JP22448988A JPH0273067A JP H0273067 A JPH0273067 A JP H0273067A JP 22448988 A JP22448988 A JP 22448988A JP 22448988 A JP22448988 A JP 22448988A JP H0273067 A JPH0273067 A JP H0273067A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ethyl
chloro
isoquinolinesulfonamide
quinolinesulfonamide
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP22448988A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2681493B2 (ja
Inventor
Shiro Miyoshi
詩郎 三好
Toshio Asano
浅野 敏雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP63224489A priority Critical patent/JP2681493B2/ja
Publication of JPH0273067A publication Critical patent/JPH0273067A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2681493B2 publication Critical patent/JP2681493B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Quinoline Compounds (AREA)
  • Other In-Based Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なエチレンジアミン誘導体及びその酸付加
塩に関する。本発明の物質は哺乳動物の気管支平滑筋に
作用し、喘息などの呼吸器系疾患の予防治療薬として有
用な物質である。
〔従来の技術〕
イソキノリンまたはキノリンスルホン基を有する下記の
(II)、  (m)、  (TV)、  (V)。
(VI)、(■)、(■)、  (IX)、  (X)
(XI)で示される化合物は既知の物質であり、循環器
管系疾患の治療薬として有用であることがRR 特開昭58−121278号 RR / 又、喘息治療薬として、臨床上用いられている気管支平
滑筋に作用する薬物は大別して交感神経刺激剤(β受容
体刺激剤)とキサンチン誘導体の二つが知られており、
キサンチン誘導体はホスホジェステラーゼを抑制し、サ
イクリックAMP濃度を増加させるもので、代表化合物
としてテオフィリン、アミノフィリンがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
既存のキサンチン誘導体には、胃腸障害、不眠などの副
作用があり、また、必ずしも喘息などの呼吸器系疾患を
寛解するわけではない。例えば、アミノフィリンはヒス
タミン収縮に対しては阻害するが、プロスタグランジン
F2α収縮に対しては殆ど効かないという問題点があっ
た。このような状況の中で、喘息などの呼吸器系疾患に
対して、より有用な気管支拡張剤が要望されていた。本
発明はこの要望にこたえることを目的としてなされたも
のである。
〔課題を解決するための手段〕 即ち、本発明は、一般式(I) で表されるエチレンジアミン誘導体及びその薬学的に許
容される酸付加塩を提供するものである。
式中、R1は 示し、R7,R8は水素原子、塩素原子または水酸基を
示す。R2及びR3はそれぞれ水素原子または炭素数1
から5のアルキル基を示し、R4は水素原子または水酸
基を示す。R及びR6は同−かもしくは異なって、水素
原子、炭素数1から5のアルコキシ基、ハロゲン原子及
びトリフルオロメチル基または一緒になってメチレンジ
オキシ基を示し、nは0か1である。但し、R2,R3
R4R5及びR6が同時に水素原子の場合は除く。
具体的には、R及びR3は水素原子、メチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基などのアル
キル基であり、R5及びR6は同一かもしくは異なって
水素原子、水酸基、メトキシ基、エトキシ基、フッ素原
子、塩素原子、臭素原子、トリフルオロメチル基または
一緒になってメチレンジオキシ基である。
本発明の一般式(I)で示される化合物の具体例として
、次の化合物を挙げることができる。
(1)N−[2−(β−ヒドロキシフェネチルアミノ)
エチル〕 −5−イソキノリンスルホンアミ ド (2)N−(2−(2−メトキシフェネチルアミノ)エ
チル〕 −5−イソキノリンスルホンアミド(3)N−
C2−(3−メトキシフェネチルアミノ)エチル〕 −
5−イソキノリンスルホンアミド(4)N−[2−(4
−メトキシフェネチルアミノ)エチル〕 −5−イソキ
ノリンスルホンアミド(5)N−[2−(4−ブロモフ
ェネチルアミノ)エチル〕 −5−イソキノリンスルホ
ンアミド(6)N−[2−(4−クロロフェネチルアミ
ノ)エチル〕 −5−イソキノリンスルホンアミド(7
) N−(2−(4−トリフルオロメチルフェネチルア
ミノ)エチル〕 −5−イソキノリンスルホンアミド (8) N −(2−(3,4−ジメトキシフェネチル
アミノ)エチル〕 −5−イソキノリンスルホンアミ 
ド (9) N −[2−(3,4−メチレンジオキシフェ
ネチルアミノ)エチル〕 −5−イソキノリンスルホン
アミド (10)N −(2−(3,5−ジクロロフェネチルア
ミノ)エチル〕 −5−イソキノリンスルホンアミド(
11)N −(2−(3,4−ジメトキシフェネチルア
ミノ)−2−メチルエチル〕 −5−イソキノリンスル
ホンアミド (12)N −[2−(β−ヒドロキシフェネチルアミ
ノ)−2−メチルエチル〕 −5−イソキノリンスルホ
ンアミド (13)N −[2−(4−メトキシフェネチルアミノ
)−2−メチルエチル〕 −5−イソキノリンスルホン
アミド (14)N −(2−(4−メトキシフェネチルアミノ
)ヘキシル〕 −5−イソキノリンスルホンアミド (15)N −(2−(α−メチル−4〜フルオロフエ
ネチルアミノ)エチル〕 −5−イソキノリンスルホン
アミド (18)N −(2−(α−メチル−4−トリフルオロ
メチルフェネチルアミノ)エチル〕 −5−イソキノリ
ンスルホンアミド (17)N −(2−(α−メチル−3,4−ジメトキ
シフェネチルアミノ)エチル〕 −5−イソキノリンス
ルホンアミド (18)N−+2−  (1−(4−メトキシベンジル
)ブチルアミノ〕エチル) −5−イソキノリンスルホ
ンアミド (19)N −(2−(β−ヒドロキシフェネチルアミ
ノ)エチル〕 −1−ヒドロキシ−5−イソキノリンス
ルホンアミド (20)N〜 (2−(4−メトキシフェネチルアミノ
)エチル〕 −1−ヒドロキシ−5−イソキノリンスル
ホンアミド (21)N −(2−(3,4−メチレンジオキシフェ
ネチルアミノ)エチル〕 −1−ヒドロキシ−5−イソ
キノリンスルホンアミド (22)N −(2−(、β−ヒドロキシフェネチルア
ミノ)エチル〕 −1−クロロ−5−イソキノリンスル
ホンアミド (23)N −(2−(α−メチル−4−トリフルオロ
メチルフェネチルアミノ)エチル〕 −1−クロロ−5
−イソキノリンスルホンアミド(24)N −(2−(
3−クロロベンジルアミノ)エチル〕 −5−イソキノ
リンスルホンアミド(25)N −C2−(4−メトキ
シベンジルアミノ)エチル〕 −5−イソキノリンスル
ホンアミド(26)N −(2−(3,4−ジメトキシ
ベンジルアミノ)エチル〕 −5−イソキノリンスルホ
ンアミド(27)N −(2−(3,4−メチレンジオ
キシベンジルアミノ)エチル〕 −5−イソキノリンス
ルホンアミド (28)N −C2−(4−クロロベンジルアミノ)2
−メチルエチル〕 −5−イソキノリンスルホンアミド (29)N −(2−(4−メトキシベンジルアミノ)
ブチル〕 −5−イソキノリンスルホンアミド(30)
N −(2−(3,4−メチレンジオキシベンジルアミ
ノ)エチル〕 −1−ヒドロキシ−5−イソキノリンス
ルホンアミド (31)N−[2−(4−メトキシベンジルアミノ)エ
チル〕 −1−ヒドロキシ−5−イソキノリンスルホン
アミド (32)N −C2−(3,4−メチレンジオキシベン
ジルアミノ)エチル〕−]−クロロ=5−イソキノリン
スルホンアミド (33)N −(2−(4−メトキシベンジルアミノ)
エチル〕 −1−クロロ−5−イソキノリンスルホンア
ミド (34)N −[2−(、β−ヒドロキシフェネチルア
ミノ)エチル〕 −8−クロロ−5−キノリンスルホン
アミド (35)N−(2−(2−メトキシフェネチルアミノ)
エチル〕 −8−クロロ−5−キノリンスルホンアミド (36)N −(2−(3−メトキシフェネチルアミノ
)エチル〕 −8−クロロ−5−キノリンスルホンアミ
ド (37)N −[2−(4−メトキシフェネチルアミノ
)エチル〕 −8−クロロ−5−キノリンスルホンアミ
ド (38)N −(2−(4−ブロモフェネチルアミノ)
エチル〕 −8−クロロ−5−キノリンスルホンアミド (39)N −[2−(4−クロロフェネチルアミノ)
エチル〕 −8−クロロ−5−キノリンスルホンアミド (40)N −[2−(4−トリフルオロメチルフェネ
チルアミノ)エチル〕 −8−クロロ−5−キノリンス
ルホンアミド (41)N −C2−(3,4−ジメトキシフェネチル
アミノ)エチル〕 −8−クロロ−5−キノリンスルホ
ンアミド (42)N −[2−(3,4−メチレンジオキシフェ
ネチルアミノ)エチル〕 −8−クロロ−5−キノリン
スルホンアミド (43)N −(2−(3,5−ジクロロフェネチルア
ミノ)エチル〕 −8−クロロ−5−キノリンスルホン
アミド (44)N −(2−(3,4−ジメトキシフェネチル
アミノ)−2−メチルエチル〕 −8−クロロ−5−キ
ノリンスルホンアミド (45)N −(2−(β−ヒドロキシフェネチルアミ
ノ)−2−メチルエチル〕 −8−クロ05−キノリン
スルホンアミド (46)N −[2−(4−メトキシフェネチルアミノ
)−2−メチルエチル] −8−クロロ−5−キノリン
スルホンアミド (47)N −[2−(4−メトキシフェネチルアミノ
)ヘキシル〕 −8−クロロ−5−キノリンスルホンア
ミド (48)N −[2−(α−メチル−4−フルオロフェ
ネチルアミノ)エチル〕 −8−クロロ−5−キノリン
スルホンアミド (49)N −[2−(α−メチル−4−トリフルオロ
メチルフェネチルアミノ)エチル〕 −8−りコロ−5
−キノリンスルホンアミド (50)N −[2−(α−メチル−3,4−ジメトキ
シフェネチルアミノ)エチル〕 −8−クロロ−5−キ
ノリンスルホンアミド (51)N−(2−(1−(4−メトキシベンジル)ブ
チルアミノコエチル) −8−クロロ−5−キノリンス
ルホンアミド (52)N −(2−(β−ヒドロキシフェネチルアミ
ノ)エチル〕 −5−キノリンスルホンアミド(53)
N −(2−(4−メトキシフェネチルアミノ)エチル
〕 −5−キノリンスルホンアミド(54)N −[2
−(3,4−メチレンジオキシフェネチルアミノ)エチ
ル〕 −5−キノリンスルホンアミド (55)N −[2−(4−メトキシフェネチルアミノ
)−2−メチルエチル] −5−キノリンスルホンアミ
ド (56)N −[2−(α−メチル−4−トリフルオロ
メチルフェネチルアミノ)エチル] −5−キノリンス
ルホンアミド (57)N −[2−(3−クロロベンジルアミノ)エ
チル] −8−クロロ−5−キノリンスルホンアミド (5g)N −(2−(4−メトキシベンジルアミノ)
エチル〕 −8−クロロ−5−キノリンスルホンアミド (59)N −(2−(3,4−ジメトキシベンジルア
ミノ)エチル〕 −8−クロロ−5−キノリンスルホン
アミド (60)N −(2−(3,4−メチレンジオキシベン
ジルアミノ)エチル〕 −8−クロロ−5−キノリンス
ルホンアミド (61)N −[2−(4−クロロベンジルアミノ)2
−メチルエチル〕 −8−クロロ−5−キノリンスルホ
ンアミド (62)N −(2−(4−メトキシベンジルアミノ)
ブチル〕 −8−クロロ−5−キノリンスルホンアミド (63)N −(2−(3,4〜メチレンジオキシベン
ジルアミノ)エチル〕 −5−キノリンスルホンアミ 
ド (84)N −(2−(4−メトキシベンジルアミノ)
エチル〕 −5−キノリンスルホンアミド(65)N 
−[2−(4−クロロベンジルアミノ)2−メチルエチ
ル〕 −5−キノリンスルホンアミド (8B)N −(2−(4−メトキシベンジルアミノ)
ブチル〕 −5−キノリンスルホンアミドまた、本発明
は前記一般式(I)で示されるエチレンジアミン誘導体
の酸付加塩も提供する。この塩は薬学上許容される非毒
性の塩であって、例えば塩酸、臭化水素酸、リン酸、硫
酸など無機酸塩及び酢酸、クエン酸、酒石酸、乳酸、コ
ハク酸、フマル酸、マレイン酸、メタンスルホン酸など
の有機酸塩を挙げることができる。
本発明の一般式(I)で示される化合物は、以下の方法
により合成することができる。
素原子である場合 5−イソキノリンスルホン酸あるいは1−クロロ−5−
イソキノリンスルホン酸または8−クロロ−5−キノリ
ンスルホン酸をチオニルクロリド及び触媒量のN、N−
ジメチルホルムアミドを反応させて式(XII)で示さ
れる5−イソキノリンスルホニルクロリドあるいは1−
クロロ−5−イソキノリンスルホニルクロリドまたは8
−クロロ−5−キノリンスルホニルクロリドが得られる
I RSo  H−R5o2CR (XI[) 〔式中、R1(R7は水素原子、塩素原子であり、R8
は塩素原子である)は前記と同じ意味を表す。〕 a)一般式(Xn)で示される化合物に対し、一般式(
XI[I)で示される化合物を反応させ、一般式(XI
V)で示される化合物を得る。
H2NCH2CH−OH (Xm) (XIV) 〔式中、R(R7は水素原子、塩素原子であり、Rは塩
素原子である)、R2は前記と同じ意味を表す。〕 用いられる一般式(X■)で示される化合物として、例
えば、エタノールアミン、2−ヒドロキシプロピルアミ
ン、2−ヒドロキシブチルアミン、2−ヒドロキシペン
チルアミンなどが挙げられる。
一般式(XII)で示される化合物と一般式(XIII
)で示される化合物の反応は酸受容体の存在下、あるい
は非存在下行われる。用いられる酸受容体として、例え
ば、炭酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウム、炭酸カリ
ウム、炭酸ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムメ
チラートのようなアルカリ金属化合物、ピリジン、トリ
メチルアミン、トリエチルアミンのような有機第3級ア
ミンが挙げられる。
反応溶媒として、メタノール、エタノール、ブタノール
のようなアルコール類、ジクロロメタン、クロロホルム
のようなハロゲン化炭化水素、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、ジエチルエーテルなどのエーテル類、ジメチ
ルスルホキシド、N、N−ジメチルホルムアミド、アセ
トニトリル、水などが挙げられ、これらの単独、あるい
は混合溶媒中で行われる。
一般式(XII[)で示される化合物の使用量は一般式
(XII)で示される化合物に対し、1ないし20倍モ
ル、好ましくは1ないし10倍モルである。
さらに好ましくは酸受容体の非存在下2.5ないし5倍
モルであり、酸受容体の存在下は1ないし3倍モルであ
る。
酸受容体を使用する時の使用mは、一般式(X■)で示
される化合物に対して、好ましくは1ないし10倍モル
、さらに好ましくは1ないし6倍モルである。反応温度
は、典型的には−30ないし120℃であり、好ましく
は−20ないし50℃である。反応時間は、典型的には
0.5ないし48時間であり、好ましくは0.5ないし
6時間である。
■−一般式XIV)で示される化合物をバラトルエンス
ルホニルクロリドと反応させて、一般式(XV)で示さ
れる化合物を得る。この反応は、エル・エフ・フィーザ
ーとエム・フィーザー著のリージエント・フォー・オー
ガニック・シンセシス(L、 P、 Fleser a
nd M、 Pieser、 ”Reagent fo
rOrganic 5ynthes1s”)第1巻、 
1180頁に記載された方法に従って行うことができる
・〔式中、R(R7は水素原子、塩素原子であり、R8
は塩素原子である)、R2は前記と同じ意味を表す。〕 典型例を挙げると、一般式(XIV)で示される化合物
をピリジンで溶解し、好ましくは10ないし80°Cに
おいて好ましくは1ないし2倍モルのパラトルエンスル
ホニルクロリドを加え、2ないし8時間反応させること
により一般式(XV)で示される化合物を高収率で得る
ことができる。
一般式(XV)で示される化合物を一般式(XVI)で
示されるアミンと反応させることによって、一般式(1
)で示される本発明化合物を得ることができる。
〔式中、R、R4,R5,R6,nは前記と同じ意味を
表す。〕 用いられる一般式(XVI)で示されるアミンとして、
β−ヒドロキシフェネチルアミン、 3.4−ジメトキ
シフェネチルアミン、4−メトキシフェネチルアミン、
3−クロロフェネチルアミン、4−トリフルオロメチル
フェネチルアミン、3.4−メチレンジオキシフェネチ
ルアミン、3.4−ジメトキシベンジルアミン、4−メ
トキシベンジルアミン、3−クロロベンジルアミン、3
.4−メチレンジオキシベンジルアミンなどが挙げられ
る。
これらのアミンの使用量は一般式(XV)で示される化
合物に対して、好ましくは工ないし10倍モル使用され
る。この反応は遅いので、密閉容器中で行うのが有利で
ある。また、この反応は溶媒中で行われ、用いられる溶
媒として、例えば、メタノール、エタノール、ブタノー
ルのようなアルコール類、ジクロロメタン、クロロホル
ムのようなハロゲン化炭化水素、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、ジエチルエーテルなどのエーテル類を挙げ
ることができる。
反応温度は、好ましくは10ないし120℃であり、更
に好ましくは60ないし110℃である。
反応時間は好ましくは0.5ないし72時間である。
■−一般式XIV)で示されるイソキノリン化合物をシ
ュウ酸ジクロリド、ジメチルスルホキシド、トリエチル
アミンと反応させることにより、一般式(X■)で示さ
れる化合物を得る。この反応は、ジャーナル・オブ・オ
ーガニック・ケミストリー(The Journal 
of Organic Chemistry)第43巻
12号、 2480頁(1978年)に記載された方法
に従って行うことができる。
R1−3o  NHCHC=O(X■)〔式中、R1(
R7は水素原子、塩素原子である)R2は前記と同じ意
味を表す。〕 典型例を挙げると、好ましくは−50ないし一70℃に
おいて、ジクロロメタン中、一般式(XIV)で示され
る化合物と当量のシュウ酸ジクロリド及びジメチルスル
ホキシドを混合する。この溶液に一般式(XIV)で示
される化合物のジクロロメタン溶液を滴下し、好ましく
は−50ないし一70℃において0.5ないし1時間反
応させる。この溶液に一般式(XTV)で示される化合
物と当量のトリエチルアミンを加え、−50ないし一7
0℃にて5ないし30分反応させることにより、一般式
(X■)で示される化合物を得る。
一般式(X■)で示される化合物と一般式(XVI)で
示されるアミンとをシアノ水素化ホウ素ナトリウムの存
在下反応させることにより、一般式(I)で示される本
発明化合物が得られる。
この反応は、ジャーナル・オブ・アメリカンφケミカル
・ソサエティー (Journal of’ Amer
icanChemical 5oc1ety)第93巻
、 2897頁、 (1971年)に記載された方法に
従って行うことができる。
用いられる一般式(XVI)で示されるアミンとして、
β−ヒドロキシフェネチルアミン、3.4−ジメトキシ
フェネチルアミン、4−メトキシフェネチルアミン、3
−クロロフェネチルアミン、4−トリフルオロメチルフ
ェネチルアミン、3.4−メチレンジオキシフェネチル
アミン、3,4−ジメトキシベンジルアミン、4−メト
キシベンジルアミン、3−クロロベンジルアミン、3.
4−メチレンジオキシベンジルアミンなどが挙げられ、
それらの酸付加塩として用いるのが有利である。塩とし
て例えば、塩酸、硫酸、酢酸などが挙げられる。
アミンの使用量は一般式(X■)で示される化合物に対
して、好ましくは工ないし5倍モルである。シアノ水素
化ホウ素ナトリウムの使用量は一般式(X■)で示され
る化合物に対し、0.5ないし5倍モルであり、好まし
くは0.7ないし2倍モルである。
反応温度は、典型的には−30ないし120℃であり、
好ましくは0ないし70℃であり、さらに好ましくは1
0ないし50℃である。
反応溶媒として、好ましくはメタノール、エタノール、
ブタノールのようなアルコール類、水であり、これらの
単独あるいは混合溶媒中で行われる。
反応時間は典型的にはユないし96時間であり、好まし
くは4ないし24時間である。
前記、(1)において得られた一般式(X■)で示され
る化合物を無機酸の水溶液で処理することによって、一
般式(XIX)で示される化合物を得ることができる。
(以下余白) R2R3R4 CfI (X■) で示される化合物を接触還元することによって、一般式
(XXI)で示される化合物を得ることができる。
0g (XX) 〔式中、R2,R3,R4,R5,R6,nは前記と同
じ意味を表す。〕 無機酸としては、塩酸、硫酸、硝酸などを挙げることが
できる。無機酸の濃度は0.25 (モル/Ω)ないし
10(モル/g)が好ましい。
反応温度は50ないし100℃が好ましく、反応時間は
2ないし6時間が好ましい。
〔式中、R2、R3、R4 記と同じ意味を表す。〕 5 R6 nは前 接触還元は、メタノール中で、アルカリ存在下、触媒と
してパラジウム/炭素を用いて行う。
反応温度はうないし30℃が好ましく、反応時間は1な
いし8時間が好ましい。
〔発明の効果〕
本発明で提供される一般式(I)で示される化合物及び
その薬学的に許容される酸付加塩は、強い気管支平滑筋
弛緩作用を示し、喘息など呼吸器系疾患の予防及び治療
に有用な物質である。
本発明化合物の気管支平滑筋弛緩作用は、摘出したモル
モットの気管標本を用い、KCg収縮、ヒスタミン収縮
、プロスタグランジンF2α収縮に対する阻害作用を確
認した。
さらに、生体気管テストとしてモルモットを用い、ヒス
タミン収縮に対する阻害作用を調べることによって、生
体系での気管支拡張作用も確認した。
本発明化合物は、気管支平滑筋収縮物質であるKCΩ、
ヒスタミン、プロスタグランジンF2αの収縮作用を強
く阻害した。例えば、N−(2−(β−ヒドロキシフェ
ネチルアミノ)エチル〕5−イソキノリンスルホンアミ
ド(1)は、KC,Q収縮に対するEDso値(50%
弛緩される濃度)は9.6μM1ヒスタミン収縮に対す
るE D 50は9.5μM1プロスタグランジンF2
α収縮に対するED5oは13μMであった。N −(
2−(3,4−メチレンジオキシベンジルアミノ)エチ
ルゴー5イソキノリンスルホンアミド(27)はそれぞ
れ5.2μM、10μM、23μMであった。キサンチ
ン誘導体のアミノフィリンは、KCρに対しては2o4
M。
ヒスタミンに対しては12μMであるが、プロスタグラ
ンジンF2αに対しては、200μMを作用させても5
0%弛緩を発現しなかった。
また、生体気管テストでのヒスタミン収縮に対して、1
00μg / kg静脈内投与で、N−(2−(β−ヒ
ドロキシフェネチルアミノ)エチル〕5−イソキノリン
スルホンアミド(1)は10%、N −(2−(3,4
−メチレンジオキシベンジルアミノ)エチル〕 −5−
イソキノリンスルホンアミド(27)は35%抑制した
。アミノフィリンは、5%であった。
以上のように、本発明化合物は強い気管支平滑筋弛緩作
用を示し、喘息などの呼吸器系疾患の予防及び治療薬と
して有用な物質であることを示している。
特に、近年プロスタグランジンが喘息などの呼吸器系疾
患に関与しているとの性交も多いので、本発明化合物が
MCIやヒスタミンだけでな〈従来のキサンチン系の気
管支拡張剤が殆ど無効であるプロスタグランジンF2α
の気管支収縮をも強く阻害することは、本発明化合物の
臨床的有用性を強く示している。
〔実 施・ 例〕
以下、実施例及び試験例で、本発明化合物の詳細を説明
する。
実施例 1 5−イソキノリンスルホン酸クロリド・塩酸塩52.8
gを水200m1に溶解し、ジクロロメタン300m1
で抽出する。水層を飽和炭酸ナトリウムでpH5に調整
し、ジクロロメタン200m1で抽出し、ジクロロメタ
ン層を一緒にして、エタノールアミン24.4gのジク
ロロメタン(300ml)溶液に室温下滴下(30分)
する。析出した結晶を濾過し、水400m1で結晶を懸
濁、濾過し、酢酸エチル200m1で洗浄し、40℃で
減圧乾燥すると、N−(2−ヒドロキシエチル)−5−
イソキノリンスルホンアミド40.0gを取得した。(
収率79%)N−(2−ヒドロキシエチル)−5−イソ
キノリンスルホンアミド40.0gをピリジン103m
1で溶解し、パラトルエンスルホン酸クロリド33.3
gを加え、室温で24時間攪拌する。反応終了後、減圧
下ピリジンを留去し、クロロホルム500[111で溶
解し、更に水300m1を加え抽出し、クロロホルム層
を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下クロロホルム
を留去する。残渣の結晶にアセトンを加え懸濁し、濾過
後減圧乾燥すると、N−(2−パラトルエンスルホニル
オキシエチル)−5−イソキノリンスルホンアミド46
.5gを取得した。(収率72%) N−(2−パラトルエンスルホ、ニルオキシエチル)−
5−イソキノリンスルホンアミド4.08gにβ−ヒド
ロキシフェネチルアミン4.10gを含むテトラヒドロ
フラン40m1を加え、密閉容器中100℃で7時間加
熱した。減圧下、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(和光ゲルC−200,溶媒、5
%メタノール−クロロホルム)で精製し、N−[2−(
β−ヒドロキシフェネチルアミノ)エチル] −5−イ
ソキノリンスルホンアミド(1)  2.8g取得した
。(収率70%)NMRスペクトル(δppm)(CD
Cl23/CD30D)  ;2.3〜8.2(6H)
、 4.5〜4.7(IH)、 7.0〜7.3(5H
)、74〜7.6(LH)、 7.8〜8.6(4H)
 、9J(IH)IRスペクトル(am −’ )  
;3200(br)、  2925. 1620. 1
520. 1330. 1160゜1140.1030
.780.700 マススペクトル(m/e)  ; 371実施例 2 β−ヒドロキシフェネチルアミンのかわりに4−メトキ
シフェネチルアミン4.53gを用いる。
他は実施例1と同様にして、N−(2−(4−メトキシ
フェネチルアミノ)エチル〕 −5−イソキノリンスル
ホンアミド(4) 1.74g取得した。(収率45%
) NMRスペクトル(δppm) (CDCρ3/CD3
0D);2.3〜3.2(81()、 3.7(3H)
、6.8〜7.1(411)。
7.4〜7.7(LH)、 8.0〜8.8(4H)、
 9.3(LH)IRスペクトル(cm−’)  ; 2940、 1B15. 1520. 1320. 1
250. 11B0. 1140゜マススペクトル(m
/e)  : 385同様にして、N−(2−(パラト
ルエンスルホニルオキシ)エチル〕 −5−イソキノリ
ンスルホンアミドより、N−(2−(2−メトキシフェ
ネチルアミノ)エチル〕 −5−イソキノリンスルホン
アミド(2) 、N−(2−(3−メトキシフェネチル
アミノ)エチル〕 −5−イソキノリンスルホンアミド
(3) 、N−[2−(4−ブロモフェネチルアミノ)
エチル] −5−イソキノリンスルホンアミド(5)、
N−(2−(4−クロロフェネチルアミノ)エチル〕 
−5−イソキノリンスルポンアミド(6) 、N−(2
−(4−トリフルオロメチルフェネチルアミノ)エチル
〕 −5−イソキノリンスルホンアミド(7) 、N 
−[2−(3,4ジメトキシフエネチルアミノ)エチル
]−5イソキノリンスルホンアミド(8)、N−(2(
3,4−メチレンジオキシフェネチルアミノ)エチル〕
 −5−イソキノリンスルホンアミド(9)、N−(2
−(3,5−ジクロロフェネチルアミノ)エチル〕 −
5−イソキノリンスルホンアミド(10)、N−[2−
(α−メチル−4−フルオロフェネチルアミノ)エチル
〕 −5−イソキノリンスルホンアミド(15)、N−
(2−(α−メチル−4−トリフルオロメチルフェネチ
ルアミノ)エチル〕5−イソキノリンスルホンアミド(
16)、N−〔2−(α−メチル−3,4−ジメトキシ
フェネチルアミノ)エチル〕 −5−イソキノリンスル
ホンアミド(17)、N−(2−(1−(4−メトキシ
ベンジル)ブチルアミノ〕エチル) −5−イソキノリ
ンスルホンアミド(18〉を得た。
反応条件を表1 1−2に示す。
1に、 収率。
分析デ 夕を表 (以下余白) 実施例 3 実施例2において、4−メトキシフェネチルアミンのか
わりに、3,4−メチレンジオキシベンジルアミン4.
53gを用いて同様に17時間行うと、N−(2−(3
,4−メチレンジオキシベンジルアミノ)エチル〕 −
5−イソキノリンスルホンアミド(27)1.84g取
得した。(収率48%)NMRスペクトル(δpp[n
)(CD0g3 /CDs OD)  ;2゜5〜3.
5(6H)、 5.9(2H)、8.6〜6.8(31
1)。
7.5〜7.8(LH)、 8.2〜8.8(4H)、
 9J(ill)IRスペクトル(cm−1)  ; 2930、 1620. 1510. 1340. 1
250. 11B0. 1140゜マススペクトル(m
/e)  ; 385同様にして、N−[2−(パラト
ルエンスルホニルオキシ)エチル〕 −5−イソキノリ
ンスルホンアミドより、N−[2−(3−クロロベンジ
ルアミノ)エチル〕 −5−イソキノリンスルホンアミ
ド(24)、N−(2−(4−メトキシベンジルアミノ
)エチル〕 −5−イソキノリンスルホンアミド(25
)、N−(2−(3,4−ジメトキシベンジルアミノ)
エチル〕 −5−イソキノリンスルホンアミド(26)
を得た。
反応条件を表2−1に、収率及び分析デ表2−2に示す
夕を (以下余白) 実施例 4 実施例1でエタノールアミンのかわりに、2−ヒドロキ
シプロピルアミン44.7gを用いる以外は同様にして
、N−(2−ヒドロキシプロピル)5−イソキノリンス
ルホンアミド45.8gを取得した。(収率86%) 11.2mlのシュウ酸ジクロリドを含む乾燥した26
0 mlのジクロロメタン溶液に、−50℃冷却下、1
9.2mlのジメチルスルホキシドを含む521111
のジクロロメタン溶液を滴下し、5分間放置した。この
混合物に、温度を一55°Cに保ちながら、30.0g
のN−(2−ヒドロキシプロピル)−5−イソキノリン
スルホンアミドを含む250m1の乾燥したジクロロメ
タンとジメチルスルホキシド65m1の溶液を20分間
で滴下し、同温度で20分間攪拌した。78m1のトリ
エチルアミンを加え、1時間攪拌し、混合物の温度を1
5ないし20℃まで上昇させた。混合物を200 ml
の水で2回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減
圧下溶媒を留去した。
得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(
和光ゲルC−200,300g、溶媒 クロロホルム)
で精製し、N−アセトニル−5−イソキノリンスルホン
アミド17.73gを取得した。
(収率60%) 5.39gのN−アセトニル−5−イソキノリンスルホ
ンアミド、5.55gの3,4−ジメトキンフエネチル
アミン塩酸塩、0.49gのシアノ水素化ホウ素ナトリ
ウムを80m1のメタノールに加え、20℃で24時間
攪拌した。減圧下、メタノールを留去し、クロロホルム
200m1を加え、100m1の水で2回、LOOml
の50%炭酸水素ナトリウムで1回洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィ=(和光ゲルC−20
0,200g ;溶媒 クロロホルム)で精製し、4.
3gのN−(2−(3,4ジメトキシフエネチルアミノ
)−2−メチルエチル〕 −5−イソキノリンスルホン
アミド(11)を得た。(収率49%) NMRスペクトル(δppm) (CDCΩ /CD3
0D);0.9(3H)、 2.3〜3.1(7)1)
、3.8(el+)、 6.5〜6.8(3+1)、7
.4〜7.8(Ill)、  8.0〜8.7(411
) 、9.3(ill)IRスペクトル(cm’)  
; 2940、 1620. 1520. 1320. 1
245. 11B0. 1140゜マススペクトル(m
/e)  : 429同様にして、β−ヒドロキシフェ
ネチルアミン、4−メトキシフェネチルアミン、4−ク
ロロベンジルアミンより、N−[2−(β−ヒドロキシ
フェネチルアミノ)−2−メチルエチル〕 −5−イソ
キノリンスルホンアミド(12)1. N −[2−(
4−メトキシフェネチルアミノ)−2−メチルエチル〕
 −5−イソキノリンスルホンアミド(13)、N−(
2−(4−クロロベンジルアミノ)−2メチルエチル〕
 −5−イソキノリンスルホンアミド(28)を取得し
た。
反応条件を表3−1に、収率2分析データを表3−2に
示す。
表 (以下余白) 実施例 5 実施例1でエタノールアミンのかわりに、2−ヒドロキ
シヘキシルアミン70.2gを用いる以外は同様にして
、N−(2−ヒドロキシヘキシル)5−イソキノリンス
ルホンアミド50gを得た。
(収率81%) このN−(2−ヒドロキシヘキシル)−5−イソキノリ
ンスルホンアミド34.1gを用いて実施例4に準じて
反応を行うと、N−(2−オキソヘキシル)−5−イソ
キノリンスルホンアミド20.7gを取得した。(収率
60%) 6.24gのN−(2−オキソヘキシル)−5−イソキ
ノリンスルホンアミド、4.8gの4−メトキシフェネ
チルアミン・塩酸塩、0.49gのシアノ水素化ホウ素
ナトリウムを80m1のメタノールに加え、20℃で2
8時間攪拌した。減圧下溶媒を留去し、クロロホルム2
00m1を加え、100m1の水で2回、100 ml
の50%炭酸水素ナトリウムで1回洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。
減圧下、クロロホルムを留去し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(和光ゲルC200、400g、
溶媒クロロホルム)で精製し、4.23gのN−(2−
(4−メトキシフェネチルアミノ)ヘキシル〕 −5−
イソキノリンスルホンアミド(14)を取得した。(収
率48%)NMRスペクトル(δppm) (CDCρ
3/CD30D);0.7〜1.9(7H)、 2.2
〜3.1(911)、3.8(310゜6.5〜6.8
(4H)、 7.4〜7.8(IH)、 8.0〜8.
7(4H) 、9.3(LH) IRスペクトル(cm−l); 2930、1615.1520.1330.1250.
11B0.1140゜マススペクトル(al/e)  
; 441実施例 6 実施例1でエタノールアミンのかわりに、2−ヒドロキ
シブチルアミン53.0gを用いる以外は同様にして、
N−(2−ヒドロキシブチル)−5−イソキノリンスル
ホンアミド44.8gを取得した。
(収率80%) 実施例4でN−(2−ヒドロキシプロピル)5−イソキ
ノリンスルホンアミド30.0gのかわりに、N−(2
−ヒドロキシブチル)−5−イソキノリンスルホンアミ
ド31.6gを用いて同様に行い、N−(2−オキソブ
チル)−5−イソキノリンスルホンアミド20.4gを
取得した。(収率65%)5.99gのN−(2−オキ
ソブチル)−5−イソキノリンスルホンアミド、4.0
0gの4−メトキシベンジルアミン・塩酸塩、0.49
gのシアノ水素化ホウ素ナトリウムを80m1のメタノ
ールに加えて、20ないし25℃で24時間攪拌した。
減圧下メタノールを留去し、クロロホルム200m1を
加え、100m1の水で2回、100m1の50%炭酸
水素ナトリウムで1回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。
減圧下、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(和光ゲルC−200,200g、溶媒ク
ロロホルム)で精製し、4.72gのN(2−(4−メ
トキシベンジルアミノ)ブチル〕 −5−イソキノリン
スルホンアミド(29)を取得した。(収率55%) NMRスペクトル(δppm)(CDCΩ3/CD30
D)  ;0.8〜1.4(5H)、1.9〜3.1(
711)、3.7(3H)。
6.5〜6.8(4H)、7.4〜7.8(ilり、8
.0〜8.6(411) 、9.2(IH) IRスペクトル(cm−1)  ; 2930.1620.1520.1330.1245.
1160,1140゜マススペクトル(m/e)  ;
 399実施例 7 1−クロロ−5−イソキノリンスルホン酸クロリド・塩
酸塩6.0gを氷水30m1に溶解し、飽和炭酸水素ナ
トリウムでpH6に調整し、ジクロロメタン50m1で
抽出する。このジクロロメタン層を水冷下、1.27g
のエタノールアミンと2.0gのトリエチルアミンを含
むジクロロメタン50m1の溶液に20分で滴下し、1
5ないし20℃で2時間攪拌する。
反応終了後、水100m1で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去すると、5.74gの
N−(2−ヒドロキシエチル)−1−クロロ−5−イソ
キノリンスルホンアミドを取得した。
5.74gのN−(2−ヒドロキシエチル)−1−クロ
ロ−5−イソキノリンスルホンアミドにピリジン80m
1を加え、7.62gのパラトルエンスルホニルクロリ
ドを加え、15ないし20℃で24時間攪拌する。反応
終了後、200g氷水に移し、200m1のジクロロメ
タンで2回抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(和光ゲルC
−200、200g ;溶媒クロロホルム)で精製し、
N−(2−パラトルエンスルホニルオキシエチル)−1
−クロロ−5−イソキノリンスルホンアミド6.61g
を得た。(収率75%) 3.3gのN−(2−パラトルエンスルホニルオキシエ
チル)−1−クロロ−5−イソキノリンスルホンアミド
と1.13gの3,4−メチレンジオキシベンジルアミ
ンを含むテトラヒドロフラン30G+1の溶液を密閉容
器中、70℃で8時間反応させた。
減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(和光ゲルC−200、200g ;溶媒5
%メタノール−クロロホルム)で精製し、N −(2−
(3,4−メチレンジオキシベンジルアミノ)エチル〕
 −1−クロロ−5−イソキノリンスルホンアミド(3
2)1.57gを取得した。(収率50%)NMRスペ
クトル(δppm) (CDCΩ3/CD30D);2
.5〜3J(4H)、3.5(2H)、5.9(2H)
、 8.6〜6.8(3H)、 7.5〜7.8(IH
)、 8.2〜8.8(4H)IRスペクトル(ern
−’)  ; 2920.1B10,1510,1330.1260.
1180,1140゜マススペクトル(m/e)  ;
 419同様にして、N−(2−パラトルエンスルホニ
ルオキシエチル)−1−クロロ−5−イソキノリンスル
ホンアミドより、N−[2−(β−ヒドロキシフェネチ
ルアミノ)エチル〕 −1−クロロ−5−イソキノリン
スルホンアミド(22)、N −〔2−(α−メチル−
4−トリフルオロメチルフェネチルアミノ)エチル〕 
−1−クロロ−5−イソキノリンスルホンアミド(23
)、N−(2−(4−メトキシベンジルアミン)エチル
〕 −1−クロロ−5−イソキノリンスルホンアミド(
33)を取得した。
反応条件を、表4−1に、収率及び分析データを表4−
2に示す。
(以下余白) 実施例 8 N−(2−(3,4−メチレンジオキシベンジルアミノ
)エチル〕 −1−クロロ−5−イソキノリンスルホン
アミド1.50gに6(モル/Ω)塩酸20m1を加え
65℃で6時間加熱した。析出した結晶を濾取し、10
m1の氷水で2回、10rnlのエタノールで2回洗浄
し、乾燥して、N−(2−(3,4−メチレンジオキシ
ベンジルアミノ)エチル〕 −1−ヒドロキシ−5−イ
ソキノリンスルホンアミド塩酸塩(30)lJgを得た
NMRスペクトル(δppI!l) (DMSO−d6
)  ;3.1〜3.8(611)、6.0(2+1)
、 6.7〜6.9(311)。
7.0〜7.7(311)、 8.2〜8.6(211
)IRスペクトル(cm’)  ; 2940、 1685. 1B30. 1540. 1
350. 1260. 1150゜1130.1070 (以下余白) 元素分析値(%) 実 測  理論値 C:   52.20  52.10 H:   4.54   4.61 N  :   9.75   9.60S  :   
7.20   7.32CΩ   8.40   8.
11 同様にして、N−[2−(β−ヒドロキシフェネチルア
ミノ)エチル〕 −1−ヒドロキシ−5−イソキノリン
スルホンアミド(19)、N−〔2(4−メトキシフェ
ネチルアミノ)エチル〕1−ヒドロキシー5−イソキノ
リンスルホンアミド(20)、N−[2−(3,4−メ
チレンジオキシフェネチルアミノ)エチル] −1−ヒ
ドロキシ−5−イソキノリンスルホンアミド(21)、
N−[2−(4−メトキシベンジルアミノ)エチルクー
1ヒドロキシー5−イソキノリンスルホンアミド(31
)の各々モノ塩酸塩を取得した。
反応条件を表5−1、数回及び分析データを表5−2に
示す。
実施例 9 8−クロロ−5−キノリンスルホン酸14.2gにチオ
ニルクロリド142m1とジメチルホルムアミド1.4
2m1を加え3時間加熱還流後、減圧下チオニルクロリ
ドを留去する。残渣を氷水100m1で溶解し、飽和炭
酸ナトリウムでpH6に調整し、ジクロロメタン100
m1で抽出する。このジクロロメタン層を水冷下、3.
56にのエタノールアミンと5.6gのトリエチルアミ
ンを含むジクロロメタン100m1の溶液に30分で滴
下し、15ないし20°Cで2時間攪拌する。反応終了
後、水200m1で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥し、減圧下溶媒を留去し、14.0gのN−(2−ヒ
ドロキシエチル)−8−クロロ−5−キノリンスルホン
アミドを取得した。
5.74gのN−(2−ヒドロキシエチル)−8−クロ
ロ−5−キノリンスルホンアミドにピリジン80m1を
加え、7.6gのパラトルエンスルホニルクロリドを加
え、15ないし20℃で24時間攪拌する。
反応終了後、200gの氷水に移し、200m1のジク
ロロメタンで2回抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(和光ゲルC−200゜250 g :
溶媒クロロホルム)で精製し、N−(2−パラトルエン
スルホニルオキシエチル)8−クロロ−5−キノリンス
ルホンアミド6.25gを得た。(収率71%) 3.32gのN−(2−パラトルエンスルホニルオキシ
エチル)−8−クロロ−5−キノリンスルホンアミドと
3.09gのβ−ヒドロキシフェネチルアミンを含むテ
トラヒドロフラン30m1の溶液を密閉容器中、70℃
で7時間反応させた。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(和光ゲルC−200
、200g :溶媒5%メタノール−クロロホルム)で
精製し、N−〔2(β−ヒドロキシフェネチルアミノ)
エチル〕8−クロロー5−キノリンスルホンアミド(3
4)1.70gを取得した。(収率56%)NMRスペ
クトル(δppm) (CDCΩ3);2.3〜3.3
(611)、 4.5〜4.7(111)、 7.0〜
7.3(511)、7.3〜8.2(311)、 8.
9〜9.2(211)IRスペクトル(cm−’)  
; 3200、 2930. 1490. 1330. 1
2B0. 1150. 1140゜マススペクトル(m
/c)  ; 405実施例 10 β−ヒドロキシフェネチルアミンのかわりに、4−メト
キシフェネチルアミン3.41 gを用いる他は実施例
9と同様にして、N−(2−(4−メトキシフェネチル
アミノ)エチル〕 −8−クロロ−5−キノリンスルホ
ンアミド<37)2.05gを取得した。(収率65%
) NMRスペクトル(δppHり(CDCjl’ 3 /
CDs OD)  ;2.3〜3.2(811)、3.
7(311)、 8.8〜7.1(411>。
7.3〜8.2(3H)、 8.9〜9.2(21+)
IRスペクトル(cm−1)  ; 2930、 1485. 1330. 1260. 1
150. 1140. 910マススペクトル(101
0)  ;419同様にしてNC2−Cパラトルエンス
ルホニルオキシ)エチル〕 −8−クロロ−5−キノリ
ンスルホンアミドより、N−(2−(2−メトキシフェ
ネチルアミノ)エチル〕 −8−クロロ−5キノリンス
ルホンアミド(35)、N−[2−(3メトキシフエネ
チルアミノ)エチル〕 −8−クロロ−5−キノリンス
ルホンアミド(36)、N−(2−(4−ブロモフェネ
チルアミノ)エチル〕 −8−クロロ−5−キノリンス
ルホンアミド(38)、N−[2−(4−クロロフェネ
チルアミノ)エチル〕 −8−クロロ−5−キノリンス
ルホンアミド(39)、N−(2−(4−トリフルオロ
メチルアミノ)エチル〕 −8−クロロ−5−キノリン
スルホンアミド(40)、N−(2−(3,4−ジメト
キシフェネチルアミノ)エチル〕 −8−クロロ−5−
キノリンスルホンアミド(41)、N−(2−(3,4
−メチレンジオキシフェネチルアミノ)エチル〕8−ク
ロロー5−キノリンスルホンアミド(42)、N −(
2−(3,5−ジクロロフェネチルアミノ)エチル〕 
−8−クロロ−5−キノリンスルホンアミド(43)、
N−(2−(α−メチル−4−フルオロフェネチルアミ
ノ)エチル〕 −8−クロロ−5−キノリンスルホンア
ミド(48)、N−(2−(α−メチル−4−トリフル
オロメチルフェネチルアミノ)エチル〕 −8−クロロ
−5−キノリンスルホンアミド(49)、N−(2−(
α−メチル−3,4−ジメトキシフェネチルアミノ)エ
チル〕8−クロロー5−キノリンスルホンアミド(50
)、N−(2−(1−(4−メトキシベンジル)ブチル
アミノ)エチル〕 −8−クロロ−5−キノリンスルホ
ンアミド(51)を得た。
反応条件を表6−1に、収率、分析データを表6−2に
示す。
(以下余白) 実施例 11 実施例10において、4−メトキシフェネチルアミンの
かわりに、3.4−メチレンジオキシベンジルアミン3
.41 gを用いて同様に17時間行うと、N−(2−
(3,4−メチレンジオキシベンジルアミノ)エチル〕
 −8−クロロ−5−キノリンスルホンアミド(60)
1.80g取得した。(収率57%)NMRスペクトル
(δppm)(CDC13/CD300)  ;2.5
〜3.5(OH) 、 5.9(2H)、 8.6〜6
.8(311) 。
7゜2〜8.2(3H) 、  8.9〜9.1(2H
)IRスペクトル(cm−’)  ; 2930、 1490. 1330. 1260. 1
150. 1135. 1020゜マススペクトル(m
/e)  ;419同様にして、N−[2−(パラトル
エンスルホニルオキシ)エチル〕 −8−クロロ−5−
キノリンスルホンアミドより、N−(2−(3−クロロ
ベンジルアミノ)エチル〕 −8−クロロ−5−キノリ
ンスルホンアミド(57)、N−[2−(4−メトキシ
ベンジルアミノ)エチル〕 −8−クロロ−5−キノリ
ンスルホンアミド(5g)、N −[2−(3,4−ジ
メトキシベンジルアミノ)エチル〕 −8−クロロ−5
−キノリンスルホンアミド(59)を得た。
反応条件を表7−1に、収率及び分析データを表7−2
に示す。
(以下余白) 実施例 12 実施例9で、エタノールアミンのかわりに、2−ヒドロ
キシプロピルアミン4.38gを用いる以外は同様にし
て、N−(2−ヒドロキシプロピル)−8−クロロ−5
−キノリンスルホンアミド14、1 gを取得した。
14.1gのN−(2−ヒドロキシプロピル)8−クロ
ロ−5−キノリンスルホンアミドにピリジン180m1
を加え、17.87gのパラトルエンスルホニルクロリ
ドを加え、15ないし20℃で24時間攪拌する。反応
終了後、450gの氷水に移し、500m1のジクロロ
メタンで2回抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(和光ゲル
C−200、750g :溶媒クロロホルム)で精製し
、N−(2−パラトルエンスルホニルオキシプロピル)
−8−クロロ−5−キノリンスルホンアミド15.0g
を得た。
(収率70%) 4.58gのN−(2−パラトルエンスルホニルオキシ
プロピル)−8−クロロ−5−キノリンスルホンアミド
と4.95gの3.4−メチレンジオキシフェネチルア
ミンを含むテトラヒドロフラン50m1の溶液を密閉容
器中、70℃で8時間反応゛させた。
減圧上溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(和光ゲルC−200、500g :溶媒5
%メタノール−クロロホルム)で精製し、N−(2−(
3,4−ジメトキシフェネチルアミノ)−2−メチルエ
チル〕 −8−クロロ−5−キノリンスルホンアミド(
44)2.37gを取得した。
(収率51%) NMRスペクトル(δppm)(CDCII3 /CD
300)  ;0.9(311)、 2.3〜3.07
11)、3.8(611)、 6.5〜6.8(3+1
)、7.3〜8.2(311)、 8.9〜9.2(2
11)IRスペクトル(cm−’)  ; 2930、 1490. 1330. 12B0. 1
150. 1140. 1020゜マススペクトル(m
/c)  :4fi3同様にして、β−ヒドロキシフェ
ネチルアミン、4−メトキシフェネチルアミン、4−ク
ロロベンジルアミンより、N−(2−(β−ヒドロキシ
フェネチルアミノ)−2−メチルエチル〕 −8−クロ
ロ−5−キノリンスルホンアミド(45)、N(2−(
4−メトキシフェネチルアミノ)−2−メチルエチル〕
 −8−クロロ−5−キノリンスルホンアミド(46)
、N−(2−(4−クロロベンジルアミノ)−2−メチ
ルエチル〕 −8−クロロ−5−キノリンスルホンアミ
ド(61)を取得した。
反応条件を表8−1に、収率2分析データを表8−2に
示す。
(以下余白) 実施例 13 実施例9で、エタノールアミンのかわりに、2−ヒドロ
キシヘキシルアミン6.83gを用いる以外は同様にし
て、N−(2−ヒドロキシヘキシル)−8−クロロ−5
−キノリンスルホンアミドlB、3gを取得した。
実施例12で、N−(2−ヒドロキシプロピル)−8−
クロロ−5−キノリンスルホンアミドのかわりに16.
1gのN−(2−ヒドロキシヘキシル)−8−クロロ−
5−キノリンスルホンアミドを用い、3.4−ジメトキ
シフェネチルアミンのかわりに等モルの4−メトキシフ
ェネチルアミンを用いて、実施例12と同様に行い、N
−(2−(4−メトキシフェネチルアミノ)へキシル〕
8−クロロー5−キノリンスルホンアミド(47)2.
3gを取得した。
NMRスペクトル(δppm>(cpcj23/CD3
0D)  ;0.7〜1.9(9+1)、 2.2〜2
.3(71()、3.8(31() 。
6.5〜13.8(4H)、 7.3〜8.3(3H)
、 8.9〜9.2(2H) IRスペクトル(cm−’)  ; 2940、1485.1330.1250.1150.
1135.1030゜マススペクトル(m/e)  ;
 475実施例 14 実施例9において、エタノールアミンのかわりに等モル
の2−ヒドロキシブチルアミンを用い、実施例12で、
N−(2−ヒドロキシヘキシル)8−クロロ−5−キノ
リンスルホンアミドのかわりに等モルのN−(2−ヒド
ロキシブチル)8−クロロ−5−キノリンスルホンアミ
ドを用いて同様に行い、N−(2−(4−メトキシベン
ジルアミノ)ブチル〕 −8−クロロ−5−キノリンス
ルホンアミド(82) 2.1gを取得した。
NMRスペクトル(δppm) (CDCρ3/CD3
0D);0.8〜1.4(511)、 1.9〜3.1
(511)、3.7(3+1)。
6.5〜6゜9(411)、 7.2〜8.3(311
)、 8.3〜9.2(211)IRスペクトル(Cm
−’)  ; 2940、1490.1330.1255.1150.
1140.1030゜マススペクトル(m/e)  ;
 433実施例 15 N−(2−(β−ヒドロキシフェネチルアミノ)エチル
〕 −8−クロロ−5−キノリンスルホンアミド0.5
gをlomlのメタノールで溶解し、5%パラジウム−
炭素50mgと10%水酸化カリウムのメタノール溶液
5mlを加え、接触還元(水素圧的3kg / cj 
)を室温で4時間行う。触媒を濾過し、減圧下メタノー
ルを留去し、クロロホルム50m1で溶解し、水50m
1で洗浄する。クロロホルム層を無水硫酸マグネシウム
で乾燥し、減圧上溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(和光ゲルC−200:溶媒5%メタノ
ール−クロロホルム)で精製し、N−[2−(β−ヒド
ロキシフェネチルアミノ)エチル] −5−キノリンス
ルホンアミド(45)0.38gを取得した。(収率8
0%)NMRスペクトル(δppm)(CDC,!73
 /CD80D)  :2.3〜3.2(611)、 
4.5〜4.7(III>、 7.0〜7,3(511
)、7.4〜8.0(211)、 8.2〜8.13(
211)、 8.8〜9.2(211) IRスペクトル(cm−’)  ; 2930、 1495. 1330. 1260. 1
150. 1140マススペクトル(m/e)  ;3
85実施例 16 実施例15で、N−[2−(β−ヒドロキシフェネチル
アミノ)エチル〕 −8−クロロ−5−キノリンスルホ
ンアミドのかわりに、同量のN[2−(3,4−メチレ
ンジオキシベンジルアミノ)エチル〕 −8−クロロ−
5−キノリンスルホンアミドを用いて同様に行い、N−
(2−(3,4−メチレンジオキシベンジルアミノ)エ
チルクー5キノリンスルホンアミド(63)0.35 
g:を取得した。
(収率76%) NMRスペクトル(δppm)(CDC,Q 3/CD
30D)  ;2.5〜3.5(OHχ、5.9(21
1)、 6.6〜6.8(311)。
7.4〜8.0(211)、 8.2〜8.6(211
)、 8.8〜9.2IRスペクトル(cm−’)  
; 2940、 1490. 1340. 1260. 1
150. 1135マススペクトル(m/e)  ; 
385同様にして、N−[2−(4−メトキシフェネチ
ルアミノ)エチル〕 −5−キノリンスルホンアミド(
53)、N−(2−(3,4−メチレンジオキシフェネ
チルアミノ)エチル〕 −5−キノリンスルホンアミド
(54)、N−[2−(4−メトキシフェネチルアミノ
)−2−メチルエチル〕 −5−キノリンスルホンアミ
ド(55)、N−(2−(α−メチル−4−トリフルオ
ロメチルフェネチルアミノ)エチル〕 −5−キノリン
スルホンアミド(56)、N−[2−(4−メトキシベ
ンジルアミノ)エチル〕 −5−キノリンスルホンアミ
ド(64)、N −(2−(4−クロロペンジルアミノ
)−2−メチルエチル〕 −5−キノリンスルホンアミ
ド(65)、N−(2−(4−メトキシベンジルアミノ
)ブチル〕 −5−キノリンスルホンアミド(66)を
取得した。
反応条件を表9−1に、収率・分析データを表9−2に
示す。
試験例 1 表 (1<CD収縮に対するED5o値) モルモットの摘出気管標本を用いる方法(高木。
手沢;薬物学実験、100〜102頁、 19f30年
、南山堂、藤原、柴田;薬理学基礎実験法、131〜1
34頁、 1982年、香材出版)に従って、本発明化
合物の気管支平滑筋弛緩効果を調べた。
モルモットの摘出気管標本をタレブス・ヘンスライド栄
養液を満たしたマグヌス装置(容ff120m1)に等
張性に吊るし、液温を37°Cに保つ。20mMのKC
Ω水溶液で収縮させた後、本発明化合物を加え、その弛
緩作用を観察し、50%弛緩させる濃度をE D 5o
値とした。結果を表10に示す。
(以下余白) 表 (続き) F1aで気管標本を収縮させ、その収縮が安定した後、
本発明化合物を累積的に作用させ、気管東滑筋弛緩能を
比較検討し、50%弛緩させる濃度をED5o値とした
。結果を表11に示す。
表11 (気管平滑筋弛緩作用)ED5o(μM)試験例 2 モルモット摘出気管標本におけるヒスタミン。
気管標本は、試験例1に準じて作成した。20μMのヒ
スタミン、1μMのプロスタグランジン試験例 3  
生体気管テスト コンツエット会しスラー(Konzett−Rossl
er)法の変法ニジエイ、マルチネンツら、ブロンキア
ルアーテリアル インジエクジョンズ;33巻、295
頁、  1961年 (J、 Martinez et
 al、 bronchialArterial In
jections : vol、 33.295. (
1981)。
高井正昭ら応用薬理、17巻、345頁、 1979年
)で測定した。
350g〜600g雄性モルモットをウレタン1.5g
 /kgi、 p、で麻酔後気管及び足静脈にカニユー
レを挿入固定した。気管カニユーレに小動物用人工呼吸
器及び10cmの高さの水の入っているビンを介して呼
吸流量計を連結し呼吸量を測定した。
被検薬を足静脈から100μg/kg投与後にヒスタミ
ン20μi/kgを静脈から投与し気管収縮を惹起させ
、抑制率を求めた。結果を表12に示す。
(以下余白)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔R^1は ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学
    式、表等があります▼を 示し、R^7、R^8は水素原子、塩素原子または水酸
    基を示す。R^2及びR^3はそれぞれ水素原子または
    低級アルキル基を示し、R^4は水素原子または水酸基
    を示す。R^5及びR^6は同一かもしくは異なって、
    水素原子、低級アルコキシ基、ハロゲン原子及びトリフ
    ルオロメチル基または一緒になってメチレンジオキシ基
    を示し、nは0か1である。但し、R^2、R^3、R
    ^4、R^5及びR^6が同時に水素原子の場合は除く
    。〕 で表される新規なエチレンジアミン誘導体及びその酸付
    加塩。
JP63224489A 1988-09-09 1988-09-09 新規なエチレンジアミン誘導体及びその酸付加塩 Expired - Lifetime JP2681493B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63224489A JP2681493B2 (ja) 1988-09-09 1988-09-09 新規なエチレンジアミン誘導体及びその酸付加塩

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63224489A JP2681493B2 (ja) 1988-09-09 1988-09-09 新規なエチレンジアミン誘導体及びその酸付加塩

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0273067A true JPH0273067A (ja) 1990-03-13
JP2681493B2 JP2681493B2 (ja) 1997-11-26

Family

ID=16814599

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63224489A Expired - Lifetime JP2681493B2 (ja) 1988-09-09 1988-09-09 新規なエチレンジアミン誘導体及びその酸付加塩

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2681493B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1991013875A1 (fr) * 1990-03-08 1991-09-19 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Derive de sulfonamide et composition pharmaceutique le contenant
US5326870A (en) * 1991-02-13 1994-07-05 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Substituted sulfonamide derivative and a pharmaceutical composition comprising the same
US5340811A (en) * 1990-03-08 1994-08-23 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Isoquinoline-or quinoline-sulfonamide derivative and a pharmaceutical composition comprising the same
CN106053698A (zh) * 2016-07-01 2016-10-26 南通天泽化工有限公司 一种硫酸乙二胺盐定量分析方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1991013875A1 (fr) * 1990-03-08 1991-09-19 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Derive de sulfonamide et composition pharmaceutique le contenant
US5340811A (en) * 1990-03-08 1994-08-23 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Isoquinoline-or quinoline-sulfonamide derivative and a pharmaceutical composition comprising the same
US5326870A (en) * 1991-02-13 1994-07-05 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Substituted sulfonamide derivative and a pharmaceutical composition comprising the same
CN106053698A (zh) * 2016-07-01 2016-10-26 南通天泽化工有限公司 一种硫酸乙二胺盐定量分析方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2681493B2 (ja) 1997-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1831173B1 (en) Tetrahydroisoquinoline compounds for treatment of cns disorders
PL181895B1 (pl) Nowe pirazolo-i pirolopirydyny _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ PL PL PL PL
JPH0219112B2 (ja)
JPS609713B2 (ja) カルボスチリル誘導体
CN111315744B (zh) 杂芳基并四氢吡啶类化合物、其制备方法、药物组合物及应用
JP2021501215A (ja) アミノ置換窒素含有縮合環化合物、その調製方法及び使用
AU2021389180A1 (en) Heteroaryl carboxamide compound
WO2021164793A1 (zh) 用作激酶抑制剂的化合物及其应用
JPH0273067A (ja) 新規なエチレンジアミン誘導体及びその酸付加塩
RU2138486C1 (ru) Производные 3(2н)-пиридазинонов или их фармацевтически приемлемые аддитивные соли кислоты и фармацевтическая композиция на их основе
JP2001523679A (ja) イミダゾール誘導体、その製造と治療上の用途
US5340811A (en) Isoquinoline-or quinoline-sulfonamide derivative and a pharmaceutical composition comprising the same
JPH0377867A (ja) 新規オキサゾロピリジン誘導体
JPS61215389A (ja) キナゾリン誘導体およびそれを含有する強心剤
CA2030112A1 (en) Xanthine compound, method for preparing thereof, and a pharmaceutical composition comprising the same
SK163895A3 (en) Derivatives of 1-oxo-2-(phenylsulfonylamino)pentyl-piperidine, preparation method thereof and pharmaceutical composition containing them
JP3285421B2 (ja) 2−アミノ−n−[[[4−(アミノカルボニル)ピリミジン−2−イル]アミノ]アルキル]ピリミジン−4−カルボキシアミド誘導体、その製造および医薬への応用
WO1984001945A1 (en) Phenoxyaminopropanol derivatives
EP0661273B1 (en) Indane derivatives and processes for preparing the same
JP3786983B2 (ja) ピロリジノン誘導体
EP0471841B1 (en) Sulfonamide derivative and pharmaceutical composition containing the same
JP4087337B2 (ja) キナゾリノン誘導体
CN112759546B (zh) 3-(二甲氨基甲基)哌啶-4-醇衍生物及其制备方法和药物用途
PT755382E (pt) Derivado de quinolona para tratamento da incontinencia urinaria
JPH069575A (ja) アミノカルボン酸誘導体、その製造方法、及び該アミノカルボン酸誘導体を含有するアレルギー、炎症及び喘息を治療する医薬

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090808

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090808

Year of fee payment: 12