JPH0273057A - カルバペネム系抗生物質合成用中間体の製造法 - Google Patents

カルバペネム系抗生物質合成用中間体の製造法

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JPH0273057A
JPH0273057A JP63227092A JP22709288A JPH0273057A JP H0273057 A JPH0273057 A JP H0273057A JP 63227092 A JP63227092 A JP 63227092A JP 22709288 A JP22709288 A JP 22709288A JP H0273057 A JPH0273057 A JP H0273057A
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修 田村
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隆 三木
Hideyuki Tono
戸野 英之
Yasumitsu Tamura
田村 恭光
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、カルバペネム系抗生物質合成中間体の製造法
に関する。
従来の技術とその問題点 従来から、β−ラクタム環の4位に置換基を有するβ−
ラクタム類において、該置換基がアセチルオキシ基、塩
素原子、アルキルスルホニル基等である場合は、これら
を直接C2ユニットに置換できることは、知られている
。しかしながら、スルフィニル基を直接C2ユニットに
置換する反応については、全く知られていない。
問題点を解決するための手段 本発明者は・、従来からβ−ラクタム類の製造法につい
て種々研究を重ねてきた。その過程で、β−ラクタム環
の4位にスルフィニル基を有する成る種のβ−ラクタム
類を、特定の触媒の存在下にO−シリルケテンアセター
ル類と反応させる場合には、該スルフィニル基を直接C
2ユニットに置換でき、且つ、原料であるβ−ラクタム
類の3゜4位の立体異性に関係なく、トランス体が優先
的に得られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち本発明は、ハロゲン化亜鉛の存在下に、一般式 〔式中、R1は水素原子又は低級アルキル基を示す。R
2はアミノ基の保護基を示す。R3はアリール基を示す
。〕 で表わされる化合物と一般式 〔式中、R4、R5及びR6は夫々低級アルキル基を示
す。R7は低級アルコキシ基又は基は護基を示す。)を
示す。〕 で表わされる化合物とを反応させることを特徴とする、
一般式 〔式中、R1、R2及びR7は上記に同じ。〕で表わさ
れるカルバペネム系抗生物質合成中間体の製造法。
本発明製造法によって得られる上記一般式(1)の化合
物は、カルバペネム系抗生物質の製造中間体として有用
である。
本明細書において、アミノ基の保護基としては、例えば
、フェニル低級アルキル基、トリ低級アルキルシリル基
等を挙げることができる。フェニル低級アルキル基とし
ては、例えば、ベンジル、ジフェニルメチル、1−フェ
ニルエチル、2−フェニルエチル、3−フェニルプロピ
ル、4−フェニルブチル、5−フェニルペンチル、6−
フェニルヘキシル、p−ニトロベンジル基等の置換基を
有することのあるフェニル基が1又は2個置換した炭素
数1〜6の直鎖又は分枝状のアルキル基を挙げることが
できる。トリ低級アルキルシリル基としては、例えば、
トリメチルシリル基、トリエチルシリル基、トリプロピ
ルシリル基、トリブチルシリル基、トリ(t e r 
t−ブチル)シリル基、tert−ブチルジメチルシリ
ル、トリペンチルシリル、トリへキシルシリル基等のア
ルキル部分の炭素数が1〜6であるトリ低級アルキルシ
リル基を挙げることができる。
カルボキシ基の保護基としては、例えば、低級アルキル
基又はフェニル低級アルキル基を挙げることができる。
低級アルキル基としては、例えば、メチル、エチル、プ
ロピル、1so−プロピル、ブチル、tert−ブチル
、ペンチル、ヘキシル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分
枝状のアルキル基を挙げることができる。
低級アルコキシ基としては、例えば、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、1so−プロポキシ、ブトキシ、te
rt−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ基等
の炭素数1〜6の直鎖又は分枝状のアルコキシ基を挙げ
ることができる。
アリール基としては、例えば、適宜置換していてもよい
フェニル基を挙げることができる。具体的には、ハロゲ
ン原子、炭素数1〜6の低級アルキル基、炭素数1〜6
の低級アルコキシ基等の置換基を有することのあるフェ
ニル基を挙げることができる。
上記一般式(1)の化合物は、ハロゲン化亜鉛の存在下
に、一般式(2)の化合物と一般式(3)の化合物を反
応させることにより製造できる。反応は、通常溶媒中で
行なわれる。ハロゲン化亜鉛としては、例えば、Z n
 I 2 、Z n CQ 2 、Z nBr2等を挙
げることができる。溶媒としては反応に影響を与えない
ものであれば特に制限されず、例えば、アセトニトリル
等のニトリル類、塩化メチレン、クロロホルム等のハロ
ゲン化炭化水素類、ジオキサン、テトラヒドロフラン(
THF)等のエーテル類等を挙げることができる。化合
物(2)と化合物(3)の使用量は特に制限されないが
、通常前者に対して後者を少なくとも等モル■程度、好
ましくは1〜4倍モル量程度用いればよい。また、ハロ
ゲン化亜鉛の量は適宜選択すればよい。
反応は、通常−20〜50℃程度、好ましくは0℃〜室
温程度の温度下に行なわれ、10分〜24時間程度で終
了する。
本発明において、化合物(1)の製造原料となる化合物
(2)は、文献未記載の新規化合物であり、例えば、一
般式 〔式中、R1、R2及びR3は上記に同じ。〕で表わさ
れるβ−ラクタム類を酸化することにより製造できる。
酸化反応は、m−クロル過安息香酸、過ヨード酸ナトリ
ウム等の通常の酸化剤の存在下、通常の溶媒中で行なわ
れる。溶媒としては、上記の化合物(1)の合成反応に
おいて使用する溶媒と同様のものが使用できる。酸化剤
の使用量は特に制限されないが、通常化合物(4)に対
して酸化剤を少なくとも等モル程度、好ましくは1〜2
倍モル程度使用すればよい。反応は、室温下に行なわれ
、1分〜24時間程度で終了する。
上記で得られる本発明の化合物(1)は、公知の方法に
したがって脱シリル化することにより、公知のカルバペ
ネム系抗生物質合成中間体に導くことができる。
例えば、本発明化合物(1)のうち、一般式〔式中R1
は上記に同じ。R2/ はトリ低級アルキルシリル基を
示す。R7/ は基 で表わされる化合物のメタノール、THF等の溶液中に
、テトラブチルアンモニウムフルオライド3水和物(T
 B A F・3H20)及び酢酸を添加することによ
り、一般式 〔式中、R8は上記に同じ。〕 で表わされる公知のカルバペネム系抗生物質合成中間体
〔テトラヘドロン レターズ(T etrahedro
n  Letters) 、 21.31 (1980
) )を得ることができる。
また、一般式 〔式中R1及びR2/ は上記に同じ。R7″は低級ア
ルコキシ基を示す。〕 で表わされる化合物のメタノール、T HF等の溶液中
に、TBAF・3H20及び酢酸を添加することにより
、一般式 〔式中R1及びR7″は上記に同じ。〕で表わされる公
知のカルバペネム系抗生物質合成中間体〔ジャーナル 
オン ザ ケミカル ソサイエテイ  (Journa
l  of  the  Chemical   5o
ciety)  、  ノ<−キン トランザクション
(P erkin T ransaction)   
I、 2228 (1981) ”Jを得ることができ
る。
実施例 以下に参考例及び実施例を挙げる。
参考例I N−(1’ 、1’−ジフエ・ニルメチル)−3(S*
)−(エチル)−4(R*) −Cフェニルチオ)−ア
ゼチジン−2−オン 11.5mg(0,0308mM
)を、ジクロルメタン2鵬に溶解し、氷冷した。
これに、純度80%のm−クロロ過安息香酸7.6mg
(m−クロロ過安息香酸量6. 08mg。
0.0352mM)のジクロルメタン溶液(1或)を滴
下し、30分間攪拌した。反応液をジクロルメタン10
購を加えて希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液20
rrI!Qで洗浄した。ジクロルメタン相を分離し、更
に水相よりジクロルメタン20mf2で4回抽出した。
合わせたジクロルメタン相を飽和食塩水50脱で洗浄し
、ジクロルメタン相を分離して硫酸マグネシウムで乾燥
した。硫酸マグネシウムを消去し、滑液を濃縮した。得
られた残渣をカラムクロマトグラフィ=(S i 02
 、溶出溶媒;n−ヘキサン:酢酸エチル=3 : 1
)にて精製し、N−(1’ 、1’−ジフェニルメチル
)−3(S*)−(エチル) −4(R*) −(フェ
ニルスルフィニル)−アゼチジン−2−オン 11゜6
mg (0,0298mM)を白色結晶として得た。
収率:97%。
実施例1 参考例1で得られたN−(:”   1’ −ジフェニ
ルメチル)  −3(S*) −(エチル)−4(R*
)−(フェニルスルフィニル)−アゼチジン−2−オン
13.5mg (0,0347mM)及び沃化亜鉛1.
6mg (0,00502mM)を無水アセトニトリル
1鴫に溶解し、−20℃に冷却した。
これに、ケテン メチル tert−ブチルジメチルシ
リル アセタール15.6mg(0,0830mM)の
無水アセトニトリル溶液(0,5mQ)を滴下し、5分
間攪拌した。反応液をジクロルメタン10m1で希釈し
、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液20TIIQで洗浄し
た。ジクロルメタン相を分離し、更に水相よりジクロル
メタン(20mQ)で4回抽出した。合せたジクロルメ
タン相を飽和食塩水50mQで洗浄し、ジクロルメタン
相を分離して硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネ
シウムを消去し、滑液を濃縮した。得られた残渣をカラ
ムクロマトグラフィー(S i 02、溶出溶媒;n−
ヘキサン:酢酸エチル=3 : 1)にて精製し、N−
(1’ 、1’ −ジフェニルメチル) −3(S*)
 −(エチル) −4(R*) −(メトキシカルボニ
ルメチル)−アゼチジン−2−オン 10.4mg (
0,0309mM)を淡黄色油状物として得た。収率:
89%。
得られた化合物につき、90MHz−’ H−NMRで
測定したところ、該化合物の38*、4S本体(シス体
)は検知できなかった。
H−NMR(CDCRa中、500MH2)δ:0.9
67 (3H,t、J=7.33Hz。
−CH2CH3) 1.751 (2H,m、   CH2CH3)2.3
81 (IH,dd、J=8.54Hz。
J=15.87Hz。
−CH2COOMe) 2.438 (LH,dd、J=5.49Hz。
J=15.87Hz。
−CH2COOMe) 2.852 (IH,dt、J=1.83Hz。
J=7.32Hz。
5.94   (IH,s、   CHPh2 )7.
218〜7.395 (IOH,CHPh2) IRUmaX  (CHCR3):cm’″11735
.1495,1440.1380実施例2〜10 実施例1と同様にして以下の化合物を得た。
実施例2 3.585  (3H,S、−COOCH3)3.65
7  (IH,ddd、  J=1.83H,z。
溶媒ニアセトニトリル 化合物(2)と化合物(3)の反応条件(以下単に反応
条件という):室温で5分間 収率:52% HN M R(CD CQ 3中、90MH2)δ:2
、47 (IH,dd、  J=7. 0Hz。
−CH2COOMe) 2、 50 (LH,dd、  J=6.0Hz。
−CH2COOMe) 2.67 (IH,−dd、J=14.5Hz、J20
゜ 4.45 (2H,d、J=15H2゜−CH2Ph) 7.22  (5H,−CH2Ph) IRvmax  (CHCQ3):c+n″′1174
0.1440. 1400 実施例3 3゜ 11  (IH,dd、  J=14.5Hz、  J
3.56 (3H,s、−CO2CH3)3.76〜4
.02  (IH,m。
溶媒ニアセトニトリル/ジクロルメタン(1/1) 反応条件ニー78℃で化合物(3)の滴下を開始し、−
20℃まで徐々に昇温した のち、−20℃で−晩放置 収率:88%、ジアステレオマーの混合物H−NMR(
CDCQ3中、90MH2)δ:1.63,1.70 
(3H,d、J=7.0Hz、  \/Ph) e 2、 37. 2. 39  (2H,d、  J=’
5.0Hz 、   CH2COOM e )2.62
  (IH,dd、  J=13.5Hz、  J=2
. 0Hz。
3、 69〜3. 91  (LH,m。
4.80,4.91  (IH,Q、  J=7.0H
z。
−CH−Ph) e 7、 28  (5H,−Ph) IRυmax  (CHCQ3 )  :cm−’17
35、 1440. 1375 実施例4 3.07  (IH,dd、  J=13. 5Hz、
  J3、 58  (3H,s。
CO2CH3) 溶媒ニアセトニトリル 反応条件ニー20°Cで5分間 結晶:淡黄色油状物 収率:85.1% 得られた化合物の異性体の比率を、l H−NMR(5
00MHz)の積分値より求めたところ、トランス体:
シス体=7:1であった。
H−NMR(CDCQ3中、500MH2)δ:〔)・
ランス体〕 0.967’(3H,t、  J−7,33Hz。
CH2CH3) 1.751  (2H,m、−CH2CH3)2.38
1  (IH,dd、J=8.54Hz。
J=15.87Hz。
−CH2Coo−) 2.438  (IH,dd、  J=5.49Hz。
J=15.87Hz。
−CH2Coo−) 2、 852  (IH,dt、  J−1,83Hz
J=7.32Hz。
3.585 (3H,s、   OCH3)3.675
 (IH,ddd、J””1.83Hz。
J=5.49Hz、J=8.54 5.947 (IH,s、   CHPhz )7.2
39〜7.396  (IOH,−Phx2)(シス体
) 1.086 (3H,t、−CH2CH3)3.201
 (IH,ddd、J=5.49Hz。
J=6.10Hz、J=9.77 3、 573  (3H,s、−0CH3)4. 15
3  (IH,dt、J=9.76Hz。
J=5.49Hz 5.916  (IH,s、−C,H−Ph2 )7.
239〜7.396  (IOH,−Phx2)実施例
5 (トランス体) 溶媒:無水アセトニトリル 反応条件二〇℃で15分間 結晶:淡黄色油状物 収率:83.1% 得られた化合物の異性体の比率を、l H−NMR(5
00MHz)の積分値より求めたところ、トランス体:
シス体=10:1であった。
H−NMR(CDC(!3中、500MH2)δ:(ト
ランス体) 0.98 (3H,t、J=7.3Hz。
−CH2CH3) 1.65〜1.84  (2H,m。
2゜ 2゜ 2゜ −CH2CH3) 48  (IH,dd、  J=15゜=6. 7Hz
、−CH2 58(LH,dd、  J=15゜ =5.1Hz、−CH2 85(IH,ddd、  J=1゜ =7.0Hz、  J=8゜ 9Hz、  J CO2Me) 9Hz、  J CO2Me) 8Hz、  J Hz 3.55  (IH,td、J−1,8Hz、J=6.
1Hz、  J=7.3Hz。
7.24〜7.35  (IOH,SPh、−Ph)実
施例6 す 3.61  (3H,s、  −CO2Me)4.17
,4.55  (2H,d、  J=15.3Hz、−
CH2−Ph) 7.24〜7.35  (IOH,SPh、−Ph)I
Rυmax  (CHCE)3):cm−’1725、
 1440. 1400 〔シス体〕 H−NMR(CDC123中、500MH2)δ:1.
08 (3H,t、J=7.3Hz。
CH2C)(3) 3.58 (3H,s、   CO2CH3)4.25
,4.45 (2H,d、J=15.3H2,−CH2
Ph) 溶媒ニアセトニトリル 反応条件:室温で10分間 結晶:無色油状物 収率:88.7% H−NMR(CDCQ 3中、90MH2)2.35 
(IH,d、J=1.2Hz。
δ : 2゜ (IHl dd。
J=14゜ 2Hz。
=2. 4Hz。
HH 実施例7 3.60  (3H,s、   CO2CH3)4、 
00  (IH,m、      H)5、 95  
(IH,s、   CHPh2)7、 27  (IO
H,m、  −PhX2)IRvmax  (CHCR
3):cm−’1745(エステル、アミドC−〇) (シス体)(トランス体) 溶媒ニアセトニトリル 反応条件ニー20’Cで1時間 結晶:無色油状物 収率ニア2.4% 得られた化合物の異性体の比率を、I H−NMR(5
00MHz)の積分値より求めたところ、トランス体:
シス体−95=5であった。
CI−ランス体〕 H−NMR(CDCQ3中、500MH2)δ:0、 
20.0. 25 (計5H,s、 −8iMe2)0
.96 (9H,s、−81−t−C4Hg )1.0
0 (3H,t、J=7.2Hz。
−CH2CH3) 1.75 (2H,m、   CH2CH3)2、 5
0  (IH,dd、  J=9. 8Hz、  J−
15、5Hz、−CHHCO2Me) 2、 84  (LH,dd、  J =4. 3Hz
、  J=15、 5Hz、  −CJ(HCO2Me
)2.88  (IH,ddd、  J=6. 0Hz
、  J=7. 0Hz、  J=2.4Hz。
3、59  (IH,ddd、  J=9.8Hz、 
 J=4. 3Hz、  J=2.4Hz。
3.70  (3H,s、   0CH3)IRvma
x  (CHCQ3 ):cm−’〔シス体〕 H−NMR(CDCQ3中、500MHz)6i :0
、 20. 0.23 (計6H,s、 −3iMe2
 )0.95 (9H,s、  Si  t  C4H
g)1.06 (3H,t、J=7.2Hz。
CH2CH3) 1.65〜1.81 (2H,m。
−C且2CH3) 2.58 (LH,dd、J−9,8Hz、J=16.
5Hz、−CHHCO2Me) 2.70 (IH,dd、J−5,3Hz、J=16.
5Hz、−CHHCO2Me) 3.28 (IH,td、J=5.7Hz、J=10.
5Hz、J=2.4Hz。
4、 09  (IH,ddd、  J=9. 8Hz
、  J=4. 3Hz、  J=5. 5Hz。
3.70  (3H,S、−0CH3)IRvmax 
 (CHCQ3・):cm−’実施例8 実施例7の原料化合物0−ランス体)を用いた。
溶媒:無水アセトニトリル 反応条件ニー20℃で1時間 結晶:無色油状物 収率ニア7.3% 得られた化合物の異性体の比率を、I H−NMR(5
00MHz)の積分値より求めたところ、トランス体:
シス体=95:5であった。
実施例9 実施例7の原料化合物(トランス体:シス体=1:1.
7)を用いた。
溶媒:無水アセトニトリル 反応条件−一20℃で5時間 結晶:無色油状物 収率:66.5% 得られた化合物の異性体の比率を、I H−NMR(5
00MHz)の積分値より求めたところ、トランス体:
シス体=94 : 6であった。
実施例10 実施例7の原料化合物(トランス体とシス体の混合物)
を用いた。また、ケテン メチル tert−ブチルジ
メチルシリル アセタールに代えてケテン エチル t
ert−ブチルジメチルシリル° アセタールを用いた
溶媒:無水アセトニトリル 反応条件:室温まで昇温しで30分間反応結晶:無色油
状物 収率:31.4% H−NMR(CDCR3中、90MH2)a :0.2
0  (3H,s、SiMe) 0.25  (3H,s、SiMe) 0.95 (9H,s、−8L−t−C4Hg )0.
98 (3H,t、J =7Hz。
−CH2CH3) 1.24  (3H,t、J−7Hz。
−CO2CH2CH3) 1.73 (2H,m、   CH2CH3)2.22
〜2.98 (3H,m。
IH 4,14(2H,q、J=7Hz。
−Co2 CH2CH,) IRvmax  (CHCR3)  :cm’″117
30 (エステルC=0) 実施例11 溶媒:無水アセトニトリル 反応条件:無水条件下窒素気流中、−20℃で1.5時
間 結晶:無色油状物 収率:86.1% H−NMR(CDCR3中、500MH2)δ:0、 
22 (3H,s、 −3i (CH3) 2 )0.
25 (3H,s、 −3i (CH3> 2 )0.
96 (9H,s、  Si  t  Ca R9)2
.49  (IH,dd、  J=15.9Hz、  
J3. 89  (LH,m。
のHa又はHb) 2、77 (IH,dd、  J=15.9Hz、  
J2.5Hz、    H IRυmax  (CHCQ3 ):cm−’1730
 (エステルC=O) 実施例12 2.87  (IH,dd、J=15.9Hz、JのH
a又はHb) 3、30 (LH,dd、  J=15.9Hz、 J
3.70 (3H,s、   CO2C匹、)窒素雰囲
気下、N−tert−ブチルジメチルシリル−4−フェ
ニルスルフィニル−アゼチジン−2−オン 19.1m
g (0,0618mM)及び沃化亜鉛2.0mg (
0,00618mM)を無水アセトニトリル1.0脱に
溶解した。
室温下、これに、ベンジル 3−(tertブチルジメ
チルシロキシ)−2−ジアゾ−3−ブテノエイト 41
.  Omg (0,124mM)の無水アセトニトリ
ル溶液(2,5mQ)を15分間で滴下し、1.5時間
攪拌した。・以下実施例1と同様に精製し、N−ter
t−ブチルジメチルシリル−4−(3−ベンジルオキシ
−3−ジアゾ−2−オキソカルボニルプロピル)アゼチ
ジン−2−オン12.7mg (0,0317mM)を
淡黄色油状物として得た。収率:51.2%。
’ H−N M R(CD CQ 3中、90MH2)
δ:0.21 (3H,s、S iMe) 0.25 (3H,s、SiMe) 0.95 (9H,s、−8i−t−C4Hg)2.5
0〜4.01 (5H,m H 5、20(2H,s、−CH2Ph) 7、 30  (5H,m、−Ph) I Rvrnax  (CHCQ3 )  : cm−
’2150  (−N2 ) 、1725 (アミドC
=0゜エステルC=O)、1625 (C=N)実施例
13 実施例12と同様にして以下の化合物を得た。
溶媒:無水アセトニトリル 反応条件:室温で10分間 結晶:無色油状物 収率:40.3% H−NMR(CDCQ3中、500MH2)δ:0.2
0 (3H,s、SiMe) 0.25 (3H,s、S iMe) 0.97 (9H,s、 −8i−t−C4Hg)0、
 99  (3H,t、  J=7. 3Hz。
−CH2CH3) 1.77  (2H,t、−CH2CH3)2.81 
 (IH,td、  J=6. 71Hz、  J3、
 02  (IH,dd、  J=17.  IH2,
JのHa又はHb) 3、45 (IH,dd、 J=17. 1Hz、  
JのHa又はHb) 3、 65  (IH,m。
5.28  (2H,d、J=4.88Hz。
−CH2Ph) 7.38  (5H,m、  −Ph)IRυmax 
 (CHCR3):cm−’2150  (=N2 )
 、1725  (C=O。
ラクタムC=0) 、1645 (N=C)参考例2 N−tert−プチルジメブ・ルシリル−4−(3−ベ
ンジルオキシカルボニル−3−ジアゾ−2−オキソプロ
ピル)アゼチジン−2−オン13.1mg (0,03
27mM、実施例12の化合物)のTHF (0,5或
)溶液に、水冷下、テトラブチルアンモニウムフルオラ
イド壷3水和物(TBAF ・3H20)10.3mg
 (0,0327mM)と酢酸4.2mg (0,06
54mM)のTHF (1111f2)溶液を滴下し、
30分間攪拌した。
反応液をジクロルメタン80m1で希釈し、飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液10戚及び飽和食塩水10戒で洗浄
し、ジクロルメタン相を分離して硫酸ナトリウムで乾燥
した。硫酸ナトリウムを消去し、炉液を濃縮し、得られ
た残渣をカラムクロマトグラフィーにて精製し、4−(
3−ベンジルオキシカルボニル−3−ジアゾ−2−オキ
ソプロピル)アゼチジン−2−オン 9.4mg (0
,0327m M )を白色結晶として得た。収率:1
00%。
3゜ (IH2 dd。
J = 18゜ OHz。
3.15  (IH,ddd、J=15.0Hz。
J=4.8Hz、  J=2.3Hz。
3゜ (IHl dd。
J = 18゜ OHz。
H−N M R(CD CQ 3中、500MH2)δ
:2.68  (IH,ddd、  J=15.0Hz
J=2.6Hz、  J=1.2Hz。
3゜ (IHl m。
5、 28  (2H,S、−CO2CH2Ph)6.
 06  (IH,brs、NH)7、 39  (5
H,m、  −Ph)IRvmax  (CHC23)
:cm−’3450  (NH)  、2150  (
N2 )  、1765 (ラクタムC=O) 、17
20 (エステルC=O)、1650 (N=C) 参考例3 実施例10の化合物を用い、参考例2と同様にして以下
の化合物(収率82.1%)を無色オイル状物として得
た。
H−NMR(CDCQ3中、60MN2)δ:1、 0
3  (3H,t、  J=7Hz。
−CH2CH3) 1、 28  (3H,t、  J =7Hz。
−CO2CH2CH3) 1.72  (2H,q、  J=7Hz。
−Co2 CH2CH3) 2、 71  (3H,m。
H 4、17(2H,q、  J=7H2゜CN2  CN
3  ) 6、 08  (IH,bs、N−H)IRvmax 
 (CHCI!3 )  :cm−’3450 (NH
) 、1760 (ラクタムC=O>1725 (エス
テルC=0) (以 上)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ハロゲン化亜鉛の存在下に、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^1は水素原子又は低級アルキル基を示す。 R^2はアミノ基の保護基を示す。R^3はアリール基
    を示す。〕 で表わされる化合物と一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^4、R^5及びR^6は夫々低級アルキル
    基を示す。R^7は低級アルコキシ基又は基▲数式、化
    学式、表等があります▼(式中、R^8はカルボキシ基
    の保 護基を示す。)を示す。〕 で表わされる化合物とを反応させることを特徴とする、
    一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^1、R^2及びR^7は上記に同じ。〕で
    表わされるカルバペネム系抗生物質合成中間体の製造法
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