JPH027297Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH027297Y2 JPH027297Y2 JP9488085U JP9488085U JPH027297Y2 JP H027297 Y2 JPH027297 Y2 JP H027297Y2 JP 9488085 U JP9488085 U JP 9488085U JP 9488085 U JP9488085 U JP 9488085U JP H027297 Y2 JPH027297 Y2 JP H027297Y2
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- JP
- Japan
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- annular
- groove
- shaped
- braking
- oil supply
- Prior art date
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- Expired
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は車両用ブレーキ装置に関するものであ
り、自動車、産業用車両等に利用される。
り、自動車、産業用車両等に利用される。
(従来の技術)
車両用ブレーキ装置として、本出願人の先願に
係るもの(特願昭59−177301号)がある。このも
のは第2図に示す様に、回転円板31の側面に環
状のV溝32が形成され、V溝32に密着するよ
うに環状のV字状制動部材33が装着され、環状
部材34を介して環状ピストン35が同心的に配
設され、ハブ36に環状ピストン35と係合する
環状溝37が穿設され、環状溝37に油供給口3
8が設けられている。
係るもの(特願昭59−177301号)がある。このも
のは第2図に示す様に、回転円板31の側面に環
状のV溝32が形成され、V溝32に密着するよ
うに環状のV字状制動部材33が装着され、環状
部材34を介して環状ピストン35が同心的に配
設され、ハブ36に環状ピストン35と係合する
環状溝37が穿設され、環状溝37に油供給口3
8が設けられている。
(考案が解決しようとする問題点)
この従来のブレーキ装置において、環状溝37
の幅が狭く、かつ油供給口38が環状溝37に一
箇所のみ穿設されている場合、制動開始時に油供
給口38に対向する環状ピストン35の部位が優
先的に押圧され、V字状制動部材33が偏心する
ので、V字状制動部材33と回転円板31のV溝
32とが密着できず、ブレーキ制動力が低下する
という問題がある。
の幅が狭く、かつ油供給口38が環状溝37に一
箇所のみ穿設されている場合、制動開始時に油供
給口38に対向する環状ピストン35の部位が優
先的に押圧され、V字状制動部材33が偏心する
ので、V字状制動部材33と回転円板31のV溝
32とが密着できず、ブレーキ制動力が低下する
という問題がある。
そこで、本考案が解決しようとする問題点は、
制動開始時のブレーキ制動力を向上させることで
ある。
制動開始時のブレーキ制動力を向上させることで
ある。
(問題点を解決するための手段)
本考案は環状溝に油供給口を等間隔に周設した
車両用ブレーキ装置である。
車両用ブレーキ装置である。
(作用)
上記手段は次のように作用する。
制動開始時に油供給口から環状溝へ油圧を供給
すると、環状ピストンが油圧の作用により押圧さ
れるが、環状のV字状制動部材が偏心することな
く前進し、次いで環状のV字状制動部材と回転円
板のV溝とが同心的に摩擦係合する。
すると、環状ピストンが油圧の作用により押圧さ
れるが、環状のV字状制動部材が偏心することな
く前進し、次いで環状のV字状制動部材と回転円
板のV溝とが同心的に摩擦係合する。
(実施例)
以下、本考案の一実施例を説明する。
第1図において、1はホイールデイスク、2は
回転円板、3はシヤフトであつて図示のようにボ
ルトナツトによつて一体的に連結されている。回
転円板2の外周部には冷却フイン4が形成され、
回転円板2の側面にはV溝5が環状に形成され、
V溝5の底部に環状溝6が形成され、さらに環状
溝6から回転円板2の外周面に至る貫通孔7が複
数個設けられている。頂部に環状溝8が穿設され
た環状のV字状制動部材9がV溝5に密着するよ
うに嵌装され、V溝5のV形角度の1/2がV溝5
とV溝5に嵌合するV字状制動部材9との間の摩
擦係数に相当する摩擦角度よりも大きい所定の角
度であるように形成され、V溝5に対してV字状
制動部材9を押圧する力を抜いた時には、自然に
両者は密着から解放されるように形成されてい
る。V字状制動部材9は環状部材10の内周側に
固定され、環状部材10を介してV字状制動部材
9と対向する位置に環状ピストン11が同心的に
配設され、環状ピストン11は環状部材10と係
合する端面が曲面状に形成され、環状部材10と
環状ピストン11とが当接する所定部位に凹溝1
2aが複数個形成され、凹溝12aに第1弾性部
材13が複数個装着され、ハブ14に環状ピスト
ン11と係合する環状溝14aが穿設され、環状
溝14aに油供給口15,15が等間隔に周設さ
れ、環状ピストン11とハブ14との間に環状シ
ール部材16a,16bがそれぞれ嵌装されてい
る。環状部材10の外周側には貫通した挿通孔1
7が穿設され、挿通孔17にはトルク支持部材1
8が挿通され、トルク支持部材18は第2弾性部
材19を介してハブ14の端面に穿設された係合
孔14bに係止されている。シヤフト3はハブ1
4に装着されたベアリング20a,20b,20
cによつて軸支され、ハブ14の両端面開口部に
はハブ14とシヤフト3との間に環状のオイルシ
ール部材21a,21bが嵌装され、22は環状
の可撓性ダストブーツである。
回転円板、3はシヤフトであつて図示のようにボ
ルトナツトによつて一体的に連結されている。回
転円板2の外周部には冷却フイン4が形成され、
回転円板2の側面にはV溝5が環状に形成され、
V溝5の底部に環状溝6が形成され、さらに環状
溝6から回転円板2の外周面に至る貫通孔7が複
数個設けられている。頂部に環状溝8が穿設され
た環状のV字状制動部材9がV溝5に密着するよ
うに嵌装され、V溝5のV形角度の1/2がV溝5
とV溝5に嵌合するV字状制動部材9との間の摩
擦係数に相当する摩擦角度よりも大きい所定の角
度であるように形成され、V溝5に対してV字状
制動部材9を押圧する力を抜いた時には、自然に
両者は密着から解放されるように形成されてい
る。V字状制動部材9は環状部材10の内周側に
固定され、環状部材10を介してV字状制動部材
9と対向する位置に環状ピストン11が同心的に
配設され、環状ピストン11は環状部材10と係
合する端面が曲面状に形成され、環状部材10と
環状ピストン11とが当接する所定部位に凹溝1
2aが複数個形成され、凹溝12aに第1弾性部
材13が複数個装着され、ハブ14に環状ピスト
ン11と係合する環状溝14aが穿設され、環状
溝14aに油供給口15,15が等間隔に周設さ
れ、環状ピストン11とハブ14との間に環状シ
ール部材16a,16bがそれぞれ嵌装されてい
る。環状部材10の外周側には貫通した挿通孔1
7が穿設され、挿通孔17にはトルク支持部材1
8が挿通され、トルク支持部材18は第2弾性部
材19を介してハブ14の端面に穿設された係合
孔14bに係止されている。シヤフト3はハブ1
4に装着されたベアリング20a,20b,20
cによつて軸支され、ハブ14の両端面開口部に
はハブ14とシヤフト3との間に環状のオイルシ
ール部材21a,21bが嵌装され、22は環状
の可撓性ダストブーツである。
制動開始時にマスタシリンダ(図示せず)の油
圧が油供給口15,15を経て環状溝14aに供
給されると、環状ピストン11が油圧の作用によ
り押圧されるが、環状部材10およびV字状制動
部材9が偏心することなく前進し、次いでV字状
制動部材9と回転円板2のV溝5とが同心的に摩
擦係合し、これにより回転円板2がV字状制動部
材9によつて圧迫され、大きな制動力が発生す
る。
圧が油供給口15,15を経て環状溝14aに供
給されると、環状ピストン11が油圧の作用によ
り押圧されるが、環状部材10およびV字状制動
部材9が偏心することなく前進し、次いでV字状
制動部材9と回転円板2のV溝5とが同心的に摩
擦係合し、これにより回転円板2がV字状制動部
材9によつて圧迫され、大きな制動力が発生す
る。
(考案の効果)
本考案は次の効果を生じる。
環状溝に油供給口を等間隔に周設したから、環
状のV字状制動部材が回転円板のV溝に密着する
ように嵌装されるので、制動開始時からブレーキ
効率を高く維持できる。
状のV字状制動部材が回転円板のV溝に密着する
ように嵌装されるので、制動開始時からブレーキ
効率を高く維持できる。
第1図は本考案に係るブレーキ装置の断面図、
第2図は従来のブレーキ装置を示す要部断面図で
ある。 9……V字状制動部材、11……環状ピスト
ン、14a……環状溝、15……油供給口。
第2図は従来のブレーキ装置を示す要部断面図で
ある。 9……V字状制動部材、11……環状ピスト
ン、14a……環状溝、15……油供給口。
Claims (1)
- 環状のV字状制動部材を押圧する環状ピストン
と係合する環状溝を具備した車両用ブレーキ装置
において、環状溝に油供給口を等間隔に周設した
ことを特徴とする車両用ブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9488085U JPH027297Y2 (ja) | 1985-06-21 | 1985-06-21 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9488085U JPH027297Y2 (ja) | 1985-06-21 | 1985-06-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS622849U JPS622849U (ja) | 1987-01-09 |
JPH027297Y2 true JPH027297Y2 (ja) | 1990-02-21 |
Family
ID=30653711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9488085U Expired JPH027297Y2 (ja) | 1985-06-21 | 1985-06-21 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH027297Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-06-21 JP JP9488085U patent/JPH027297Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS622849U (ja) | 1987-01-09 |
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