JPH0272894A - 単クローン性抗体及びこれを用いるアコニチン系アルカロイドの測定法 - Google Patents

単クローン性抗体及びこれを用いるアコニチン系アルカロイドの測定法

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JPH0272894A
JPH0272894A JP63222866A JP22286688A JPH0272894A JP H0272894 A JPH0272894 A JP H0272894A JP 63222866 A JP63222866 A JP 63222866A JP 22286688 A JP22286688 A JP 22286688A JP H0272894 A JPH0272894 A JP H0272894A
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JP
Japan
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aconitine
antibody
monoclonal antibody
hemisuccinate
mouse
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Pending
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JP63222866A
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English (en)
Inventor
Michinao Mizukaki
水柿 道直
Ryoji Oyama
大山 良治
Nakao Ishida
石田 名香雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SENDAI BISEIBUTSU KENKYUSHO
Original Assignee
SENDAI BISEIBUTSU KENKYUSHO
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Publication date
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は猛毒なアコニチン系アルカロイドの一つでろる
アコニチンに対する単クローン性抗体および該抗体を用
いるアコニチン系アルカロイドの測定法に関する。
〔従来の技術及びその課題〕
日本の山野には猛毒なアコニチン系アルカロイドを含む
トリガブト属植物が自生しており、これを誤って採取し
食することによる中毒の例が報告1れている。この様な
事故に対し適切な処置を施すためには、簡便な操作で短
時間かつ正確にその原因を解明することか急務となる。
こ−rLまでにアコニチン系アルカロイドの定量法とし
て、濾紙電気泳動法、薄層クロマトグラフィー マルチ
パツ7アーペーノQ−クロマトグラフィー ガスクロマ
トグラフィー及び高速液体クロマトグラフィーなどが報
告されているが、微量定量が困難である上に、サンプル
の前処理等が繁雑でろり、多検体を測定するには非常に
長時間を要するという欠点がめつ几。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、簡便なアコニチン系アルカロイドの測定
法を開発すべく1種々検討をおこなつ九結果、アコニチ
ンに対する単クローン性抗体を新几に作製し、こntl
−用いることにエリ、サンプルの前処理操作7行うこと
なく簡便かつ迅速にアコニチン系アルカロイドが測定で
きることを見い出し1本発明を完成した。
すなわち本発明は、アコニチンに対する単クローン性抗
体及びこれを用いるアコニチン系アルカロイドの測定方
法t−m供するものでめる。
本発明のアコニチンに対する単クローン性抗体は1例え
ば次のごとくして調製てれる。
すなわち、まず、アコニチンと無水コノ・り酸を反応さ
せ、その生成物でろるアコニチンヘミサクシネートを用
いて動物全免疫し、その動物の牌細胞を採取する。この
工程に於いて、アコニチンヘミサクシネートはそれ単独
では免疫原となりえないので、適当なキャリア・f′−
ティン(CarrierProtein ’)と結合さ
せ几のち、免疫原として用いる。キャリア・プロティン
としては、ノ・ゾテンとなる物質全免疫担当細胞が認識
することを可能にする目的に用いられるプロティン、例
えばキーホール・リンベット・ヘモシアニン、 牛血m
アルブミン、人血清アルブミン及び卵白アルブミン等を
用いることで5できる。まt、このアコニチンヘミサク
シネートとキャリア・ゾロティン金結合する方法として
は1例えば酸無水物法等の方法か挙げられる。更に、免
疫動物としては、マウス ラット等が挙げられる。
次に得られた免疫動物の牌細胞全骨髄腫細胞と融合し、
−・イブリドーマを得る。細胞融合においてハ、公知の
ぼりエチレングリコールを用いる方法及びセンダイウィ
ルスを用いる方法のいず几を用いても良いが、ハイプリ
ドーマのスクリーニングに当っては、キャリア・プロテ
ィンに対する抗体産生ハイプリドーマを除去する九めの
留意が必要でろる。この几めには、免疫に用い九キャリ
ア・プロティンと異なった種由来のプロティンをアコニ
チンヘミサクシネートに結合させ九ものを抗原として用
い、スクリーニング全行う等の方法を用いることが望ま
しい。
次いで得られ九ノ・イブリドーマを培養して該培養物か
ら単クローン性抗体を採取するか、または・・イブリド
ーマ全動物体内に移植し、その腹水から単クローン性抗
体を採取することにより1本発明の単クローン性抗体が
得られる。
ここで培養物まtは腹水から本発明率クローン性抗体を
分離するには、硫安塩析等を用いればよい0 かくして得られる本発明の単クローン性抗体は。
次に示すごとき性質を有する。
(1)  抗体のクラス: IgG、1、(2)抗体価
: 3000倍 (3)交差反応性 :メサコニチン 30〜45%。
ヒパコニチン 30〜45% 斜上の如くして得られ九本発明の単クローン性抗体を用
いてアコニチン系アルカロイド全測定するKは、被検体
にアコニチンに対する単クローン性抗体を加え、生じた
アコニチン系アルカロイド−単クローン性抗体複合体量
全測定することにより行なわれる。
好ましい実施態様は次の通りでるる。
すなわち、96ウエルデレートに、アコニチンヘミサク
シネートと牛血清アルブミン(BSA)の結合物t−0
,5μg/穴で添加し几のち4℃で、12〜24時間放
置する。次に各ウェルに1%BSAを含むリン酸緩衝生
理食塩水(PBS’)k100μlずつ添加することに
エリ、抗体その他のタン/li’りの吸着全防止する。
次に試料(血液など)を各ウェルに50μ!添加しさら
に、アコニチンに対する単クローン性抗体(2500倍
希釈液)を各ウェルに50 pl添加する。よくかくは
んし几のちに。
4℃で1時間放置する。反応混合物QPBSでよく洗浄
し几のちに、アルカリホスファターゼ標識ヤギ抗マウス
IgGの3000倍希釈液を各ウェルに100μlずつ
添加する。4℃で45分間反応させ次のちに、PBSで
よく洗い、水分を切ったのちVC基質溶液cノQラニト
aフェニルフォスフェート1〜/at、pH9,8ジェ
タノールアミンバッファー)を100μlずつ加え37
℃で300分間反応せる。
各ウェルの405nmにおける吸光度k E I A 
IJ −キーで測定することにより試料中に存在するア
コニチン量の定量を行う。
〔本発明の効果J 以上の工うに本発明の単クローン性抗体金用いれば、試
料の前処理金おこなうことなくアコニチン系アルカロイ
ドの測定をおこなうことができ。
しかも高速液体クロマトグラフィー(HPLC)のごと
き大がかりな装置も必要としないので、簡便かつ迅速に
試料中のアコニチン系アルカロイドの有無全判定するこ
とができる。
〔実施例〕
次に実施例を挙げ、本発明全説明する。
実施例1 (1)  免疫原の調製ニ アコニチンと無水コハク酸紫ビリシン中室温で2日間反
応させることにより合成したアコニチンヘミサクシネー
トと、キャリア・プロティンであるキーホール・リンペ
ット・ヘモシアニン(Keyhole lympet 
hcmosianine ; K L H)k酸無水物
法にエフ結合しtoすなわち、アコ二チンヘミサクンネ
ートtトリーn−ブチルアミン及びインブチルクロロカ
ーボネートと反応させ酸無水物を作り、アルカリ性(p
H85)条件下でKLHと結合させた。この反応混合物
を緩衝液(リン酸緩衝生理食塩水、 pH7,4’l中
で一晩透析し、未反応の7コニチンヘミサクシネートを
除き、このめと凍結乾燥に付し一20℃の冷凍庫内に保
存し友。
(2)単クローン性抗体の作製: (1)  +x+で得たアコニチンヘミサクシネートと
KLH結合物金、フロイントの完全アゾユパン) (F
reund’s Complete Adjuvant
 )と等量混合シ、エマルションとし北のち、BALB
/cマウスの腹腔内に一匹当り30p9投与した。2回
目以降は不完全アゾユバン) (incomplete
adjuvant )t”用い几エマルションを、10
日間隔で2回腹腔内に投与し几。最終免疫はアコ二チン
ヘミサクシネー)−KLH1100P/R1溶液を、0
.2ml静脈内投与した。
(■)最終免疫の3日後に過免疫マウスから採取し建碑
細胞とBALB/c マウス由来ミエローマ細胞株SP
210−Ag14−K13を?リエチレングリコール(
PEG)4000 全相いて融合し友。
細胞は96穴プレートに1oopl/穴ずつ加え、24
時間後に培地の半量をハラ)(HAT’)培地に交換し
2日おきに培地交換した。7〜1o日後にハツト耐性の
ハイプリドーマの成長がみられてぐる。この時期に培地
をHTに変え、約10日間培養し之のちにハイグリドー
マ生育培地に変え友。
(IID  抗体産生細胞のスクリーニングはアコニチ
ンヘミサクシネートと牛血清アルブミン(BSA)を結
合重せ友ものを抗原として用い2抗体エライザ(ELI
SA)法により行った。この方法により最も憂慮される
キャリア・7’oテインに対する抗体を産生ずるハイグ
リドーマを除外した。
次にアコニチンによる阻害がかがるが否が全検討するこ
とにエリアコニチンと特異的に反応する単クローン性抗
体を産生ずるハイプリドーマ全選択した。ここで選択て
れた細胞株を限界希釈法に=リフローン化し単クローン
性抗体産生バイブリドーマクa−ンを樹立し友。なお、
アコニチン系アルカロイドの測定には、ハイプリドーマ
全マウスに移植し、10〜15日目に採取し之腹水を硫
安塩析によV精製し九単クローン性抗体金用1/’1友
(3)  単クローン性抗体の性質 アコニチンに対する単クローン性抗体は2種得られ抗体
のクラスはいずれもIgG、□でめつ九。
抗体価は3000倍(マウス腹水から精製し次抗体全2
段階希釈し、そ几ぞnとアコニチンヘミサクシネート−
BSA苓:反応てせるELISA’i行った時、最も高
い吸光度の持続する希釈倍率?抗体価とし友)でろつ友
。交差反応性を検討し九ところ。
アコニチン系アルカロイドであるメサコニチン及びと7
9二二チンと30〜45%の交差反応性全示し、これら
の検出にも有効でるることが判明した。
実施例2 アコニチンの300,100,30,10,3,1,0
.3及び0.1μ97mt溶液’t6らかじめアコニチ
ンB S A O,5μg/ウェルでコートされ几96
ウェルプレートに50plずつ加え、更に実施例1で得
几単クローン性抗体の3000倍希釈液′F!:50μ
l ずつ加えてインヒピンヨンエリザ(1nhibit
ionELISA )Thおこなつ九。この結果、第1
図に示すように添加したアコニチンの量に比例して抗体
とアコニチン−BSAの結合か阻害されることが明らか
となつ九。この測定系によるアコニチンの検出感度は、
1100n以下でめつ几。
【図面の簡単な説明】
第1図はアコニチンを測定する際の検量線を示す図面で
ある。 以上 出願人 財団法人 仙台微生物研究所 1+

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アコニチンに対する単クローン性抗体。 2、次の性質 (1)抗体のクラス:IgG_1_、_k (2)抗体価:3000倍 (3)交差反応性: (A)メサコニチン30〜45% (B)ヒパコニチン30〜45% を有する請求項1記載の単クローン性抗体。 3、被検体にアコニチンに対する単クローン性抗体を加
    え、生じたアコニチン系アルカロイド−単クローン性抗
    体複合体量を測定することを特徴とするアコニチン系ア
    ルカロイドの測定法。
JP63222866A 1988-09-06 1988-09-06 単クローン性抗体及びこれを用いるアコニチン系アルカロイドの測定法 Pending JPH0272894A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002265500A (ja) * 2001-03-06 2002-09-18 Yukihiro Masayama 抗アコニチンモノクローナル抗体
CN104833755A (zh) * 2015-05-13 2015-08-12 济南康众医药科技开发有限公司 一种麻附甘药物双酯型生物碱的含量测定方法

Non-Patent Citations (3)

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