JPH0272768A - 画像データの符号化・復合化方法およびファクシミリ装置 - Google Patents

画像データの符号化・復合化方法およびファクシミリ装置

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JPH0272768A
JPH0272768A JP63224181A JP22418188A JPH0272768A JP H0272768 A JPH0272768 A JP H0272768A JP 63224181 A JP63224181 A JP 63224181A JP 22418188 A JP22418188 A JP 22418188A JP H0272768 A JPH0272768 A JP H0272768A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 [彦業上の利用分野] 本発明は画像データの符号化・復号化方法とファクシミ
リ装置ここ関し、詳しくは画像データに他のデータを重
畳・分離する符号化・復号化方法とその方法を連用した
ファクシミリ装置に関する。
[従来の技術] 従来、画像データの記録や伝送を効率化するために、画
像データを符号化し圧縮する手法が採られている。例文
は、画像を白黒に二値化すると共ここ二j偵化された画
素の連続する数(ランレングス)を、その出現頻度に応
じて予め定めた符号に変換するモディファイドハフマン
(MH)方式が知られている。復号時には、この符号か
らランレングスを得て、画像を復元する。
こうした画1象データの符号化・fカ号化方法はファク
シミリ装置に広く用いられている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、かかる符号化の方法は公知のものなので
、圧縮した形式で記録したものであっても、圧縮した形
で伝送している途中であっても、容易に復号化されてし
まうという問題があった。
また、ファクシミリ装置として利用した場合、誰にでも
認識できる形に復元してしまうので、文書係などの介在
者には秘匿することができない。即ち、従来の符号化・
復号化方法では、情報のセキュリティについてはほとん
ど考慮されていないといえる。
かかる問題に対して、多桁の数値であるキー等を利用し
てデータを暗号化する手法も提案されているが、−見し
て暗号化されていると分かるため、解読されてしまうこ
とが充分に考えられ、現実的な解決とならない。また、
秘匿しようとするデータを他のデータ(ダミーデータ)
に合成して暗号化する手法も考えられるが、この場合こ
こはデータの容量が大きくなり、しかも通常のへ4H方
式では秘匿しようとするデータやダミーデータのいずれ
も復号化できなくなってしまうという問題を招致する。
本発明は上記課題を解決し、通常のMI−f方式の枠内
で、画像データを多重化しデータの記録あるいは伝送密
度の向上と、これに伴うデータの秘匿化とを実現するこ
とを目的とする。
発明の構成 かめ)る目的を達成する本発明の構成について以丑゛説
明する。
[課題を解決するための手段] 画像データを多重化し、あるいはこれを分離するものと
して、次の方法発明がある。
まず、画像データの符号化方法は、 原画像に対する走査線上の各画素を二値化し、二値化さ
れた画素のランレングスを符号化して原画像を圧縮する
画像の符号化方法において、前記原画像のデータに重畳
するデータを順次読み出し、該読み出されたデータに基
づいて前記ランし・ングスの有する偶奇性等の条件を(
修正することを特徴とする。
また、こうして符号化されたデータを復号化して画像を
復元する方法は、 データのランレングスの偶奇性等の条件に基づいて、該
データからこれに重畳されたデー・夕を分離することを
特徴とする。
更に、上述した符号化方法・復号化方法を直接実施する
好適な装置として、ファクシミリ装置が以下のように構
成された。
画像を送信する側のファクシミリ装置は、原稿に記され
た画像を二値化して読み込む読取手段と、 読み取った画像の走査線上の画素のラン【、・ングスを
求めるランレングス算出手段と、 合成するデータの内容に基づいて前記ランレングスの有
する偶奇性等の条件を修正するランレングス修正手段と
、 該修正されたランレングスを符号化する符号化手段と、 該符号化されたランレングスを所定の手順で通信回線に
出力する送信手段と を備える。
一方、かかるファクシミリ装置から送られた情報を受信
する側のファクシミリ装置は、通信回線を介して符号化
された所定のデータを受信する受信手段と、 受信したデータを復号して画素のランレングスを抽出す
るランレングス修正手段と、 該ランレングスに備わった偶奇性等の条件に基づいて、
ランレングス毎にデータを分離するデータ分離手段と、 前記ランレングスに従って画像を再現する画像再現手段
と、 前記分離されたデータを出力するデータ出力手段と を(114える。
[作用] 上記構成を有する本発明の画像データの符号化・・復号
化方法によれは、画像データは次のように取り扱われる
本発明の画像データの符号化方法では、原画像に対する
走査線上の各画素を二値化し、二値化された画素のラン
レングスを符号化するいわゆるモディファイドハフマン
方式により原画像を圧縮するが、この原画像に重畳する
データを順次読み出して、このデータに基づいてランレ
ングスの有する偶奇性等の条件を修正する。偶奇性等の
条件を修正するとは、例えば次のアルゴリズムなどを考
えることができる。重畳するデータが「1」の時には、
ランレングスが偶数ならランレングスを(1貞1だけ短
くしてその偶奇性を奇数にし、ランレングスが奇数なら
ランしングスはそのままとする。
一方、重畳するデータがrOJの時には、ランレングス
が偶数ならそのままとし、奇数の場合にはランレングス
を(1貞1だけ長くしてその偶奇性を偶数にする。この
ほか、ランレングスを値3以上の所定の数置で除算した
余りに着目し、重畳するデータに応じてこれを変更する
手法などを用いることもできる。
こうして符号化されたデータは、ランレングスの(4正
の条件に従って、画像データのランレングスから分離さ
れ復号化される。
上述した符号化方法・復号化方法を直接実施するファク
シミリ装置は次のように機能する。
データ送信用のファクシミリ装置は、読取手段により原
稿に記された画像を二値化して読み込み、この画像の走
査線上の画素のランレングスをランレングス算出手段に
より求める。こうして求められたランレングスに備わっ
た条件、例えは偶奇性等を、ランレングス11正手段に
より、合成しようとするデータの内容に基づいて修正し
、符号化手段によって符号化した後、送信手段により所
定の手順で通信回線に出力する。この結果、通信回線に
出力されるデータは、原稿に記された画像データのラン
レングスにもうひとつのデータを合成したものとなる。
このファクシミリ装置から送信されるデータを通信回線
を介して受信するファクシミリ装置は、受信手段により
取り込んだデータを復号して5画素のランレングスをラ
ンレングス修正手段により抽出する。こうして抽出され
たランレングスに備わった条件、例えば偶奇性等の条件
に基づいて、ランレングス毎にデータをデータ分離手段
により分離する。
[実施例] 以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするた
めに、以下本発明の画像データの符号化・復号化方法と
この方法を直接実施するファクシミリ装置の好適な実施
例について説明する。第1図は、通信回線を介して接続
された実施例としての2台のファクシミリ装置の概略構
成図である。
2台のファクシミリ装置は、送受信の両@化を備えたも
のであり、内部の構成は同一なので、ここでは送信側と
して働くファクシミリ装置1の構成を中心に説明する。
このファクシミリ装置1は、端末2を備えたコンピュー
タ3に、画像人力用のイメージスキャナ5および画像出
力用のプリンタ7を接続し、ボードタイプのファクシミ
リ用モデム10を矧み込んだものである。コンピュータ
3の内部”には、周知のCPUI 1.ROM12.R
AM13の他、端末2とのデータの人出力を司る端末コ
ントローラ15、イメージスキャナ5に接続されそのデ
ータを人力するスキャナ人力ボート17.プリンタ7に
接続されデータを出力するプリンタ制御ボート1日が備
えられている。尚、受信側として働くファクシミリ装置
21も、その構成はファクシミリ装置1と同一であり、
端末22.コンピュータ23、イメージスキャナ25.
プリンタ27.ファクシミリ用モデム30も同様に備え
られている。
両ファクシミリ装置1.21は、内蔵のファクシミリ用
モデム10.30を介して公衆通信回線40に接続され
ている。
次に、両ファクシミリ装置1.21におけるデータの合
成・出力処理、データの受信・分離処理について説明す
る。第2図は、送信側のファクシミリ装置1が実行する
処理ルーチンを示すフローチャート、第3Mは、受信側
のファクシミリ装置21が実行する処理ルーチンを示す
フローチャーI・である。尚、以下の説明では、第4図
に示すように、走査線上の画素の並びのうち、これから
送信し・ようとする画素の黒または白の連続する並びの
先頭の画素をan、次に白または黒の画素の並びが反転
する画素をan+1、更にその次に白黒の反転する画素
をan+2、として呼ぶ。
送信側のファクシミリ装置1は、イメージスキャナ3に
より送信しようとする原稿51を読み取って、その画像
データを予めRAM13に展開している。原稿51の画
像データは、走査線毎に展開されている。また、これに
合成しようとするデータは、端末2から文字列の形で人
力され、コンピュータ3内のRAM13に展開・記憶さ
れている。
送信側のファクシミリ装置1は、呼設定のフェーズAを
経て受信側のファクシミリ装置21と通信回線40を介
して接続されると、メツセージ伝送に先立つフェーズB
を完了し、その後、メツセージを伝送するフェースCに
移行する。フェーズCでは、まず、頁の開始であるとし
てエンドオブラインEOLを出力すると共に、ランレン
グスの切り出しに用いる変数11を値Oに初期化する処
理を行なう(ステップ100)。
次に、走査線上の第1画素を読み込み、第4図に示1ノ
たようζこ、これを画素anとしくステップJ10)、
この画素が黒画素であるか否かの判断を行なう(ステッ
プ120)6 ファクシミリ装置における伝送用のター
ミネイティング符号とメイクアップ符号とには、自速用
符号語と黒連用符号詔とがあるから、ここでは、白連用
符号詔から開始するどしで、最初の画素が黒画素の場合
のみ、白画素のランレングスRLが0であるとする符号
を、通信回線40を介して出力する処理を行なう(ステ
ップ115)。
その後、走査線上で次に白もしくは黒の画素の並びが反
転する画素an+1 、  an+2を検出する処理を
行ない(ステップ120)、画素anから画素an+1
までのランしングスRL (anan+1)が偶数(e
ven)であるか否かの判断を行なう(ステップ125
)。本実施例では、画素のランレングスR■、の偶奇性
に着目ジノて、文字列Dmを原稿51の画像データに重
畳するからである。
ランレングスRL (anan+1)が偶数の場合には
、ランレングスRL (a na n+1)が値4以上
か否かの判断を(ステップ130)、一方、ランレング
スRL (anan+1.)が奇数の場合には、ランレ
ングスRL (ana口+1)が(1貞3以上かつラン
レングスRL (a n+1. a n+2)が値2以
上であるか否かの判断を行なう(ステップ133.13
6)。
これらの判断(ステップ130,133,136)は、
画素の配置によってはデータを1ビット合成することに
よりデータの復元ができなくな・ってしまう場合がある
ことによっている。この条件については、データの合成
の手法を説明するところで併せて詳細に説明する。
ランレングスRLの条件が満たされている場合には、合
成しようとする文字列Dmをil[次読み出しその第i
ビット(以下、これをピッ)Dm(i)と衷ず)を読み
取り(ステップ140.145)、ランし・ングスRL
が偶数の場合には、ピッhDm(1)が埴1であるか否
かの判断を(ステップ150)、一方、ランレングスR
Lが奇数の場合こごは1、ピッ)Dm(i)が値Oであ
るか否かの判断を(ステップ155)、それぞれ行なう
。ランレングスRL (anan+1)が偶数でかつビ
ットDm(i)が(l貞1の場合には、画素an+1を
1画素分手前に移動しくステップ160)、一方、ラン
レングスRL (anan+1)が奇数でかつビットD
m(i)が値0の場合には、画素an+1を1画素分後
方に移動する(ステップ165)。尚、ランレングスR
L(a na n+1)が偶数でかつビットDm(i)
が値0の場合もしくはランレングスRL (anan+
1)が奇数でかつピッ)Dm(i)が値1の場合には、
ランレングス(anan+1)の変更は何も行なわない
かかるデータ合成の様子を第5図、第6図に示す。第5
図(A)に示すように、黒画素のランレングスRL (
anan+1)がf+Ei6(偶数)の場合、合成する
文字列Dmのピッ)Dm(i)が値0のときには、ラン
レングスは変更しない(第5図(B))が、ピッ) D
m(i)が値1の場合には、第5図(C)に示すように
、画素an+1を1画素手前に移動する(ステップ16
0)。また、第6図(A)に示すように、黒画素のラン
レングスRL (anan+1)が値5(奇数)の場合
、合成する文字列DmのビットD m(i)がf[Oの
ときには、第6図(B)に示すように、画素an+1を
1画素後方に移動しくステップ165)、ビットDm(
i)が値1の場合には、ランレングスは変更しない(第
6図(C))。
このように、本実施例では、合成しようとする文字列D
mのピッ)Dm(i)がビット1の場合には合成後のラ
ンレングスが奇数となるように、−方、ピッ)Dm(i
)がビット0の場合には合成後のランレングスが偶数と
なるように、画像データのランレングスを設定して両デ
ータを合成するが、その際、合成の対象となる画像デー
タのランレングスには、一定の制限(ステップ1.30
. 133゜136)が存在する。例えは第7図に示す
ように、ランレングスRL (anan+1)が奇数で
かつランレングスRL (an+1an+2)が値1の
場合、画素an+1を1画素後方に移動すると、白画素
が消失して前後の黒画素の連なりが連結Lノでしまう。
この結果、復号時にはひとつのランレングスしか取り出
せなくなるので、かかる場合にはデータの合成を行なう
ことはできない。従って、着目したランレングスRL 
(anan+1)が奇数の場合には、ランレングスRL
 (a n+1 a n+2)≧2でなけれはならない
。ところで、この条件でデータの合成を行なうと、第8
図に示すように、ランレングスRL (anan+1)
にはデータの合成ができないとして着目するランレング
スを次の画素の並びに移したとき、ランレングスRL 
(a n+1 a n+2)は値2となってしまい、復
号時に同図(B)に示すように、ビット・0が合成され
ていると判断されてしまう場合が生じる。従って、デー
タを合成するためのランレングスの条件は、 RL (anan+1)≧3 かつ RL (a n+1 a n+2)≧2でなけれは°な
らない。
一方、着目した画素の並びのランレングスRL(ana
n+1)が偶数の場合には、第9図に示すように、合成
するデータがビット1の場合、1画素前方に移動するの
で、復号時に、データが合成されているにもかかわらず
、データは合成されていないと判断されてしまうことに
なる。従って、ランレングスが偶数の場合には、ランし
ングスの条件は、 RL 、(a na n+1)  ≧4でなければなら
ない。これらの条件が、ステップ130.133.13
6の判断に相当する。
以上の処理により画像データに文字列Dmの1ピツ[・
の情報が重畳されたとして、文字列Dmの0ないし7ビ
・ントの読出用変数17f−値1だけインクリメントす
る(ステップ170)。また、ランレングスの条件が成
立していない場合(ステップ130.133,136)
、データの合成や変数1のインクリメントは何等行なわ
れない。
以上の処理の後、ランレングスRL (anan+1)
を符号化し、これをファクシミリ用モデム10を介して
伝送する処理を行なう(ステップ180)。
その後、走査線上の着目するランレングスをひとつ進め
るべく変数nを値1だけインクリメントし、(ステップ
190)、走査線が1ライン終了したか否かのTす断を
行なう(ステップ200)。1ライン終了していなけれ
はステップ120に戻り、連続する白または黒画素の次
に変化点の検出から上述した処理を繰り返す。1ライン
終了していれは、1ページ終了したか否かの判断を行な
い(ステップ210)、1ページ終了していなけれは、
ステップ100に戻って、E OLの出力と変数Hの初
期化とから上述した処理を繰り返す。1ページ終了した
場合には、ページの終了信号である符号RTCを出力し
て(ステップ220)、その後、rNEXTJに抜けて
、フェーズDの処理に移行する。尚、複数ページのデー
タを送信する場合には、フェーズDから再びフェーズC
に戻り、第2図に示す処理を再度実行する。
一方、受信用のファクシミリ装置21は、呼設定のフェ
ーズAを経て送信側のファクシミリ装置1に通信口yA
40を介して接続されると、メツセージ伝送・受信に先
立つフェーズBを完了し、その後、メツセージを受は取
るフェーズCに移行する。フェーズCでは、第3図に示
すように、まずファクシミリ用モデム30を介して送信
された符号を人力する処理を行ない(ステップ300)
、受信したのが走査線の開始を示す符号EOLであるか
否かの判断を行なう(ステップ310)。ページの開始
や走査線の開始時には符号EOLが送信されてくるので
、この場合には、変数nを値0に期間化Lノ(ステップ
320)、プリンタ27に1走査線分の改行を行なわせ
るコードを出力する(ステップ330)。その後、ペー
ジの終了であるか否かの判断を行ない(ステップ340
)、ページ終了でなけれは、符号の人力(ステップ30
0)から上述した処理を繰り返す。尚、ベー・ジの終了
時には、 rN E X TJに抜けて、フェーズDの
処理に移行する。複数ページのデータを送信する場合に
は、フェーズDから再びフェーズCに戻り、第3図に示
す処理を再度実行する。
受信した符号がEOLでなけれは(ステップ300.3
10)、受は取フた符号か゛ら画素のランしングスRL
 (anan+1)を復号する処理を行ない(ステップ
350)、復号したランレングスRL (anan+1
)について、これに重畳されたデータを分離する条件が
成立しているか否かの判断を行なう(ステップ360)
6 この条件は、送信用ファクシミリ装置1について説
明した合成時の条1牛(第2図ステップ°130,13
3.136)に相当するものである。
データを分離するための条件が成立していれは、続いて
着目するランレングスRL (anan+1)が偶数(
even)であるか否かの判断を行ない(ステップ37
0)、偶数であれはビットDm(i)を値1にセットし
くステップ380)、奇数であれは画像Diを値0にセ
・ン卜する(ステップ385)。
その後、データの1ビツトが分離されたとして、ビット
数を示す変数1を値1だけインクリメントする(ステッ
プ390)。尚、8ビツト分離されるたびに変数mがイ
ンクリメントさせて新たな文字Dmが復号されていく。
この変数mの初期化を第3図に示すルーチン内で行なっ
ていないのは、合成された文字列D mは、画像データ
の複数ページに亘る場合にかあるからである。
こうしてデータのビットD m (i )を分剤した後
、または分離条件が成立していなかった場合、ランレン
グスRL (a na n+1)に従って画像データを
出力してプリンタ27に画像を印字させる(ステップ4
00)。続いて、変vIjrxを値1だけインクリメン
トした後、符号の人力(ステップ300)から上述した
処理を繰り返す。
以上の処理により、データの伝送を受けた受信用のファ
クシミリ装置21は、原稿51上の画像をプリンタ27
に印字する。第10図(A)は、高解像度モード(7,
7本/mm)で第1の原稿だけを伝送した場合の受信画
像の一部を示す説明図、第10図(B)は、原稿51に
端末2から入力されたデータを合成して伝送した場合の
受信画像の一部を示す説明図、である。図示するよう乙
こ、データを合成した分、1ビツトだけ画素の変化点が
前後する関係で、画像に若干の荒れが見られるものの、
品質上問題となるほどではない。また、第10図(B)
を見る限り、この画像にデータが合成されていることが
了知される可能性はなく、データの秘匿性は極めて高い
第11図(A)、  (B)は、他の画像によるデータ
合成の一例を示す説明図である。同様の伝送実験をいく
つか行なったが、それらの場合の合成可能データ量と符
号化されたデータの伝送量を第1衷に示す。第1表に示
す原稿1,2は、第10図、第11図にその一部を示し
たものである。また、原稿4,7は写真・絵の原稿であ
り、合成できるデータ量が文書と較べるとかなり大きい
。これらの結果から、ファクシミリによりA4版の原稿
(172B×2376画素)を伝送した場合、第10図
、第11図の例で数千文字のデータを合成することがで
き、多い場合には数百文字のデータを合成することがで
きることが分かる。しかも、こうしたデータの合成によ
って伝送する情報蛍はほとんど増加しておらず、減少す
る場合さえ見られる。
次に、第3図に示す処理により取り出され受信用のファ
クシミリ装置21の内RRAMに蓄積されたデータDm
を取り出す処理について説明する。
第12図は、愛情用のファクシミリ装置21が実行する
データ復元処理ルーチンを示すフローチャートである。
このルーチンが開始されると、まず端末22からパスワ
ードの人力を行ない(ステップ500)、パスワードが
予め登録した符号列と一致すれば、更に復元の方法につ
いて選択させる(ステップ520)。プリンタが指定さ
れていれは、蓄積されたデータD 111を順次読み出
してプリンタ27に出力しくステップ530)、CRT
が指定されていれは、文字列D rnを順次、端末22
のCRTに出力する処理を行なう(ステップ540 ’
)。その後、文字列を消去すべきかを判断しくステップ
550)、端末22から消去等の指示がなされておれは
、文字列1) mをすべて16進コー1’!’l−1A
Aで置換する処理を行なう(ステップ560)。尚、パ
スワードが一致しない場合にも、情報のセキュリティを
保持するため、同様に文字列D mの置換処理を行なう
。文字列D mは単にデイしりl・りを消去するだけで
なくコード$AAで置換するので、−旦消去してしまえ
はデータを読み出される恐れはない。
以上のように構成された本実施例のデータの符号化・復
号化方法は、データの合成・分離を極めて簡略に行なう
ことができ、しかも汎用性の高いモディファイドハフマ
ン方式と互換性があるという点で極めて優れる。また、
データの合成によっても符号化されたデータ量が増加す
ることがないという優れた利点を有する。更に、本実施
例のファクシミリ装置1.21によれは、伝送する画1
象データへの他のデータの合成・分離を容易に行なうこ
とができ、しかもデータが合成されていることを復元さ
れた画像から視認することが極めて困難なため、情報の
秘匿性が極めて高いという利点がある。しかも、データ
を合成していながら、伝送する情報量がほとんど増加せ
ず、)成少する場合さえあるなど、データの伝送効率が
極めて高い。
また、データが合成しであるにもかかわらず、受信側の
ファクシミリ装置が従来のM I(方式の受傭機能を備
えていれば、データの授受ができるという利点も備える
。従って、データを合成して暗号化することができるに
もかかわらず、データの伝送が特別の装置間に限定され
ることがない。
以上本発明の好適な実施例について説明したが、更に伝
送エラーによるデータの誤りに対する対策を合わせ行な
うものとしてもよい。例えは、ファクシミリ装置ではG
■モードでは伝送誤りによる被害をその走査線だけに限
定するため各符号化走査線の終端に走査線同期信号EO
Lを設定している。これは、識別が容易な符号語であり
、ある走査線が伝送誤りによる被害を受けても、符号E
OL7による再同門で後続の走査線を正しく復号するこ
とができるように用いられている。上述した実施例のよ
うに、文字列Dmのコードを1ビツトずつ、他の画像デ
ータのランレングスに合成していく手法では、伝送誤り
により1もしくは2ビ・ント以上の誤りを生じると、そ
れ以降の合成情報の復号が不可能になってしまう。従っ
て、通信回線を介した伝送のようにエラーが生じ得る場
合には、合成した文字Dmの第1ビツトを誤りなく取り
出すための工夫が必要となる。例えは、各文字の第1ビ
・ントを必ず走査線同期信号E OLの直後に置くとい
った手法が考えられる。この場合には、走査線内に合成
できるデータに無駄を生じるので、合成可能データ量は
低下する。第1表の「誤り防止処置時の合成量」の欄は
、この場合の合成可能なデータ量(文字数)を示してお
り、「比率」の欄は、誤り防止の対策を採らない場合の
合成量との比を示している。この防止法を採用した場合
、走査線当り合成できる文字数は平均的におよそ3文字
程度である。従って、伝送誤りが生じて一走査線内の情
報が総て失われても、実用には差し支えない。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこう
した実施例に同等限定されるものではなく、例えばデー
タを磁気的な記録装置に記録する方法やその装置として
、あるいはデータを暗号化して送信・受信するものとし
て、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば、種々なる
態様で実施し得ることは勿論である。
発明の効果 以上詳述したように、本発明の画像データの符号化・復
号化方法によれば、ランレングスを利用したデータの符
号化・復号化において、極めて容易に他のデータを合成
◆分離することができるという優れた効果を奏する。し
かも、本発明の方法によれば、本来画像データを効率よ
く圧縮するモディファイドハフマン方式において、情報
量を増加することなく、他のデータを合成することがで
きるという利点を有する。即ち、更に効率よくデータを
合成することができるのである。この結果、データの記
録・伝送等の密度を一層高くすることができる。しかも
、データが合成されているか否かは明示的でなく、デー
タの秘匿性に優れるという利点も得られる。また、本発
明の符号化・復号化方法は、従来のモディファイドハフ
マン方式の符号化・復号化方法に対して、上位の互換性
を保持することができる。
かかる発明の符号化方法を直接実施するファクシミリl
は、送信しようとする画像データの情報量を増やすこと
なく、画像データのランレングスの偶奇性等の条件を利
用して、他のデータをこれに合成し送信することができ
るという優れた効果を奏する。また、本発明の復号化方
法を直接実施するファクシミリ装置は、そのデータを受
信して復号し、かかるデータのランレングスの偶奇性等
の条件に基づいて、送信された画像データから他のデー
タを容易に分離することができるという優れた効果を奏
する。従って、本発明のファクシミリ装置によれは、高
い伝送効率により、画像データに合成した他のデータを
容易に送信・受信することができ、しかもデータの高い
秘匿性を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の詳細な説明するファクシミリ装置の概
略構成図、第2図はそのファクシミリ装置におけるデー
タ合成・出力処理ルーチンを示すフローチャート、第3
図は同じくデータの分離・復号処理ルーチンを示すフロ
ーチャート、第4図は取り扱う走査線上の画素の呼び名
を示す説明図、第5図(A)、(B)、(C)はランレ
ングスが偶数の場合のデータの合成の様子を示す説明図
、第6図(A、)、  (B)、(C)はランレングス
が奇数の場合のデータの合成の様子を示す説明図、第7
図、第8図、第9図は各々データの合成ができない場合
について例示する説明図、第10図(A)、(B)およ
び第11図(A)、  (B)は各々データ合成の各例
を示す説明図、第12図は受信用のファクシミリ装置に
おける合成されたデータを復元する処理ルーチンを示す
フローチャート、である。 1.21・・・ファクシミリ装置 3.23・・・コンピュータ 5.25・・・イメージスキャナ 7.27・・・プリンタ 10.30・・・ファクシミリ用モデム40・・・公衆
通信回線 代理人 弁理士 定立 勉(ほか2名)第4図 an rwt anφ2 第5図 an an+t an anす1 an aOφ1 an an an 第6図 anす1 anす! ns an aル1anφ2 an an an anすfan+2 期す3 an n4J anψ2 anす3 an anφ1 a〜2 an anφl an−pl 第11図 (A) CB) CB) 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原画像に対する走査線上の各画素を二値化し、二値
    化された画素のランレングスを符号化して原画像を圧縮
    する画像の符号化方法において、前記原画像のデータに
    重畳するデータを順次読み出し、該読み出されたデータ
    に基づいて前記ランレングスの有する偶奇性等の条件を
    修正することを特徴とする画像データの符号化方法。 2 符号化されたデータを復号化して画像を復元する方
    法において、 データのランレングスの偶奇性等の条件に基づいて、該
    データからこれに重畳されたデータを分離することを特
    徴とする画像データの復号化方法。 3 原稿に記された画像を二値化して読み込む読取手段
    と、 読み取った画像の走査線上の画素のランレングスを求め
    るランレングス算出手段と、 合成するデータの内容に基づいて前記ランレングスの有
    する偶奇性等の条件を修正するランレングス修正手段と
    、 該修正されたランレングスを符号化する符号化手段と、 該符号化されたランレングスを所定の手順で通信回線に
    出力する送信手段と を備えたファクシミリ装置。 4 通信回線を介して符号化された所定のデータを受信
    する受信手段と、 受信したデータを復号して画素のランレングスを抽出す
    るランレングス抽出手段と、 該ランレングスに備わった偶奇性等の条件に基づいて、
    ランレングス毎にデータを分離するデータ分離手段と、 前記ランレングスに従って画像を再現する画像再現手段
    と、 前記分離されたデータを出力するデータ出力手段と を備えたファクシミリ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005269617A (ja) * 2004-02-18 2005-09-29 Ricoh Co Ltd 画像処理方法、装置、プログラムおよび記録媒体

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