JPH0271789A

JPH0271789A - 空環巻込み装置

Info

Publication number: JPH0271789A
Application number: JP22409188A
Authority: JP
Inventors: Kikuo Aida; 会田　喜久雄
Original assignee: Juki Corp
Current assignee: Juki Corp
Priority date: 1988-09-07
Filing date: 1988-09-07
Publication date: 1990-03-12
Anticipated expiration: 2010-06-14
Also published as: JPH0755270B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、空環を空環保持器で保持し、縁かがりの縫い
始めを奇麗にする空環巻込み装置に関する。

［従来技術］従来、空環を保持するのは、オペレータが空環を引張っ
て針板爪から空環を外し、次に外した空環を手前に持っ
てきて空環保持器にクランプした後、空環を所定の長さ
に切断していた。

このような手作業では、作業効率が悪く、また縁かがり
縫いの縫い始めが奇麗にできないという問題がある。

この欠点を解決するために、布端から連続して形成され
た空環を吸い込み窓から吸い込んで切離する切断ナイフ
を有した捕捉器と、空環が嵌入されるガイド溝が上面に
形成された押え金と、縫い目形成部より前方に設けられ
、先端の吸い込みノズルが空環捕捉器に接近する第１位
置と縫い目形成部より前方に存在する第２の位置との間
に押え金より上方の空間において移動可能であり、第１
の位置において空環捕捉器に捕捉された空環を吸引して
受取り、受取った空環を第２位置において押え全上方に
移送するようにされた空環移送器と、押え金の上方で昇
降可能であり、下降によって空環移送器によって移送さ
れてきた空環を押え金のガイド溝内に嵌入する空環押え
機能とを備えた空環縫い込み装置が提案されている（特
開昭６１−４５７９７号公報参照）。

［発明が解決しようとする課Ｍ］しかしながら、このように構成された従来の空環縫込み
装置では、空環捕捉器で捕捉された空環を空環移送器で
吸引して押え金を上方に移動し、この移動した空環を空
環押え機能で押え金のガイド溝内に嵌入するようにして
いるので、空環が押え金と溝の間から僅かでもずれると
、空環押え機能で空環を押したとき、空環が溝の中にう
まく嵌入されないという問題があった。

本発明は、空環吸込みパイプによって吸引した空環を移
動し、保持位置で空環を空環保持台の溝に保持し、空環
保持台のピンで空環を確実に、簡単に溝内に保持できる
空環巻込み装置を提供することを目的とするものである
。

［課点を解決するための手段］上記目的を達成すめために１本発明の空環巻込み装置で
は、布台にセットされた布に縁を縁切りメスで切り揃え
ながら縁かがり縫いを施し、糸切りメスで空環を切断す
るようにした縁かがりミシンにおいて、針板爪の近傍に
設けた空環吸込み管内に前記空環を所定長さだけ作り、
空環吸込みパイプの先端を吸込み位置へ移動して前記空
環吸込み管内に作られた空環を吸い込み、さらに前記空
環吸込みパイプの先端を布送り方向手前に設けた空環保
持台の近傍の保持位置に移動して前記空環の一部を空環
保持台の吸込み穴の近傍の溝に挿入して、前記針板また
は布台と前記空環保持台との間に保持するものである。

また、空環保持台を前記布台側に移動して、前記空環を
前記空環保持台のピンと針板または布台により挟持する
ようにしてもよい。

［作用コ本発明の空環巻込み装置では、ミシンをスタートし、布
台に布をセットしてミシンを駆動すると、縁切りメスで
布縁を切り揃えながら縁かがり縫いを施し、縫いが終了
すると、糸切りメスで布と空環を切断する。次に、ミシ
ンを駆動して所定長さの空環を吸込み管内に作り、吸込
み管を吸込み位置に移動して空環を吸い込み、初期位置
に戻る前の保持位置で空環保持台の吸込み穴で空環を吸
込むとともに、空環を空環吸込み台の溝に嵌入して位置
決め保持する。また、その後で、針板または布台と空環
保持台のピンにより空環を押える。

［実施例コ第１図及び第２図を参照すると、縁かがりミシン１は布
台２の上に布押え３と針４が設けられ、また針４の下に
針板５が設けられ、針板５に針板爪６が設けられている
。この針板爪６の近傍の布台２の側部近傍に布切りメス
７及び吸込みパイプ８に接続された空環吸込み管９が設
けられ、空環吸込み管９の部分に糸切りメス１０が設け
られている。また、ばね１１で付勢される空環保持ピン
１２、吸込みパイプ１３に連結された吸込み穴１４及び
吸込み穴１４に連通した溝１５を設けた空環保持台１６
がロッド１７に連結されている。このロッド１７はピン
１８を介してリンク１９に連結され、このリンク１９は
ソレノイド２０の連結軸２１に連結され、ソレノイド２
０の連結軸２１を押すことによって布台２の側面に垂直
方向に空環保持台１６を移動できる。さらに、ミシン１
に取付台２２がボルト２３で固着され、取付台２２の一
端に設けたロッド保持部２４に第１のエアシリンダ２５
のロッド２６が連結されている。また、第１のエアシリ
ンダ２５と第２のエアシリンダ２７が一体に設けられ、
第２のエアシリンダ２７のロッド２８は腕２９に連結さ
れ、この腕２９は第１の歯車３０の回転軸３１に固着さ
れている。また、第１の歯車３０は第２の歯車３２と係
合され、この第２の歯車３２に吸込みパイプ３３が固着
され、この吸込みパイプ３３に空環吸込みパイプ３４が
連結されている。

次に、本実施例の動作を第３図〜第７図により説明する
。まず、第３図に示すように、布３５に縁かがり３６の
縫いが終了すると、糸切りメス１０により布３５の端部
の空環が切断され、吸込み環９に吸込まれる。次に、布
端センサＳのオンの後に、所定の長さの空環３７が吸込
み環９内に形成され、また空環保持台１６はソレノイド
２０を駆動することにより腕１９、ロッド１７を介して
図の右方向に移動され、ミシン１が停止される。そして
、空環吸込みパイプ３４のエアー吸込みがオンになり、
また第１、第２のシリンダ２５．２７を駆動すると、空
環吸込みパイプ３４の先端は第４図の空環吸込み位置に
移動され、空環３７を吸込む。そして、第１のシリンダ
１５をオフにすることにより空環吸込みパイプ３４の先
端が第５図の保持位置（第２図の点線位置３４）に移動
すると、空環３７は空環保持台１６の吸込み穴１４の上
に位置することにより、第６図に示すように吸込み穴１
４で吸込まれ、また溝１５内に嵌入される。ここで、ソ
レノイド２０がオフになり、ロッド２１を下げると、空
環保持台１６が図の左方に移動し、それによって、第７
図に示すように空環３７を空環保持台１６に設けたピン
１２によって保持する。また、その時、空環吸込パイプ
３４は初期位置に戻る。

次に、布３５がセットされ、ミシン１が駆動されると、
空環保持台１６のピン１２によって保持された空環３７
は布切りメス７によって切断され、布３５の下側に縫い
込まれる。また、縫い込まれなかった空環３７の先端は
空環保持台１６の吸込み穴１４から吸込まれ、その後、
空環保持台１６のエアーはオフになる。

［発明の効果］本発明は、以上のように構成されているので、空環吸込
みパイプを初期位置から吸込み位置に移動して空環を吸
込んだ後、保持位置に移動するだけで空環を空環保持台
で保持することができ、さらに空環保持台を移動するだ
けで、空環保持台のピンと針板で空環を挟持することが
できるので、従来例のように空環押え機能のように不安
定な空環を押える必要がなく、確実に空環を保持できる
という利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例の空環巻込み装置を設けた縁
かがりミシンの正面図、第２図は第１図の縁かがりミシ
ンの平面図、第３図は第２図の縁かがりミシンにおいて
、縁かがり纏いが終了した状態を示す一部の平面図、第
４図は第２図において空環吸込みパイプを吸込み位置に
移動した一部の平面図、第５図は第２図において空環吸
込みパイプを保持位置に移動した一部の平面図、第６図
は第２図において空環吸込みパイプを初期位置に戻した
一部の平面図、第７図は第２図において空環が保持され
た状態を示す一部の平面図である。 ■・・・縁かがりミシン、２・・・布台、３・・・布押
え、４・・・針、５・・・針板、６・・・針板爪、７・
・・布切りメス、８・・・吸込みパイプ、９・・・空環
吸込み管、１０・・・糸切りメス、１１・・・ばね、１
２・・・空環保持ピン、１３・・・吸込みパイプ、１４
・・・吸込み穴、１５・・・溝、１６・・・空環保持台
、１７・・・ロッド、１８・・・ピン、１９−・・リン
ク、２０・・・ソレノイド、２１・・・連結軸、２２・
・・取付台、２３・・・ボルト、２４・・・ロッド保持
部、２５・・・第１のエアシリンダ、２６・・−ロッド
、２７・・・第２のエアシリンダ、２８・・・ロッド、
２９・・・腕、３０・・・第１の歯車、３１・・・回転
軸、３２・・・第２の歯車、３３・・・吸込みパイプ、
３４・・・空環吸込みパイプ、３５・・・布、３６・・
・縁かがり、３７・・・空環。特許出願人　　ジューキ株式会社！　　　）篤　５図

Claims

【特許請求の範囲】１、布台にセットされた布に縁を縁切りメスで切り揃え
ながら縁かがり縫いを施し、糸切りメスで空環を切断す
るようにした縁かがりミシンにおいて、針板爪（６）の
近傍に設けた空環吸込み管（９）内に前記空環を所定長
さだけ作り、空環吸込みパイプ（３４）の先端を吸込み
位置へ移動して前記空環吸込み管（９）内に作られた空
環を吸い込み、さらに前記空環吸込みパイプの先端を布
送り方向手前に設けた空環保持台（１６）の近傍の保持
位置に移動して前記空環の一部を前記空環保持台（１６
）の吸込み穴（１４）に吸込むとともに、該吸込み穴（
１４）の近傍の溝（１５）に挿入して、前記針板または
布台と前記空環保持台（１６）との間に保持することを
特徴とする空環巻込み装置。２、前記空環保持台（１６）を前記布台側に移動して、
前記空環を前記空環保持台のピン（１２）と針板または
布台により挟持することを特徴とする請求項１記載の空
環巻込み装置。