JPH0270933A - トラクタのトルク制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、トラクタのトルク制御方式に関し、詳しく
はトラクタ等作業車におけるエンジン出方のトルク特性
を、アクセル調節具の調節開度によって自動的に変更す
るトルク制御装置等に利用できる。

従来の技術、および発明が解決しようとする課題 近時、トラクタ等作業車においては電子制御によるエン
ジンが使用されるようになってきたが、この電子制御エ
ンジンは特にガバナ装置等による回転制御系が電子制御
されているものが多く、この回転制御系においてはアク
セル調節具としての、手動操作形態で調節位置を保持で
きるスロットルレバーと足踏操作形層で足踏み解除後は
自動復帰するアクセルペダルとによる二系統の調節具を
、。

電気的に並列に接続してどちらででも回転調節制御がで
きるよう構成されており、通常では該スロットルレバー
は主として作業時の定速走行による一定回転を保持する
ために使用され、該アクセルペダルは主として非作業時
の変速走行による回転変動を制御するために使用される
ものである０例えばフォーレージハーベスタ等における
収穫作業時に伴走するワゴン車けん引トラクタにおいて
、伴走時は該スロットルレバーの調節により一定速度で
走行し、１ｍ端部における枕地回向を行うときは該アク
セルペダルによって速度を調整しながら旋回を行うよう
にするのであるが、この旋回時の複雑な速度調整の際に
、エンジン出力が通常の標準的な負荷対応のトルク特性
、つまりエンジン回転の変動に対してトルク変動率の大
きいトルクカーブの場合は、該アクセルペダルを踏み込
んだときに、その開度に対する回転数の立上がりが早い
（追従性が敏感）ため車体の動きがぎくしゃくして、特
に前記ワゴン車けん引時等においてはショックが大きく
、円滑な速度調整ができ難いという難点がある。

そのためこの発明は、該スロットルレバーの調節による
一定速度の走行から該アクセルペダルによる可変速度の
走行に移行するときに、該アクセルペダルの開度が該ス
ロットルレバーの開度以上のときは、トルク制御装置に
より標準的な負荷対応のトルク特性から走行対応のトル
ク特性、つまりエンジン回転の変動に対して１ヘルク変
動率の小さいトルクカーブへ自動的に切替えるようにす
るものである。

課題を解決するための手段 この発明は、燃料を供給制御するスロットルレバー（１
）及びアクセルペダル（２）によってその回転数を調節
制御する電子制御エンジン（３）を搭載したトラクタに
おいて、該アクセルペダル（２）の調節開度が該スロッ
トルレバー（１）の調節開度以上に調節されたときは、
該エンジン（３）出力を標準的な負荷対応のトルク特性
（イ）から走行対応のトルク特性（ロ）に自動的に変更
するトルク制御装置（４１を設けてなるトルク制御方式
の構成とする。

発明の作用、および効果 上記構成によれば、トラクタ等作業車における作業時に
、手動操作形態のスロットルレバー（１）の調節により
エンジン＋３）の回転を作業に適した一定回転位置に設
定することにより、エンジン（３）は電子制御ガバナ等
による標準的な負荷対応のトルク特性（イ）の領域内に
おいて通常状態の出力制御が行われ、回転変動の少ない
一定速度の走行により作業が進められる。この作業時に
圃場端部において枕地回向を行うときに、該スロットル
レバー（１）と電気的に並列接続された足踏操作形態の
アクセルペダル（２）の調節により、速度を調整しなが
ら旋回を行うようにするのであるが、この旋回時に該ア
クセルペダル（２）の調節開度を該スロットルレバー（
１）の調節開度以上に調節するときは、トルク制御装！
（４）により負荷対応のトルク特性（イ）から走行対応
のトルク特性（ロ）へ自動的に変更することによって、
エンジン回転の変動に対してトルク変動率の小さい走行
対応のトルク特性（ロ）により、該アクセルペダル（２
）を踏み込んだときに、その開度に対する回転数の立上
がりが遅く（追従性が鈍感）なって車体の動きが緩やか
になるので、特ニフォーレージへ−ベスタ等における収
穫作業時に伴走するワゴン車けん引作業時等におけるシ
１ツクを軽減することができる。

このように圃場端部において該アクセルペダル（２）に
より速度を調整しながら枕地回向を行うようなときに、
該アクセルペダル（２）の踏み込みにより負荷対応のト
ルク特性（イ）から走行対応のトルク特性（ロ）に自動
的に変更することにより、従来のように、該アクセルペ
ダル（２）を踏み込んだときに追従性が敏感なために車
体の動きがぎくしゃくするというようなことがなく、該
アクセルペダル（２）を踏み込んだときの追従性を鈍感
にして車体の動きを緩やかにすることにより、特にワゴ
ン車けん引時等におけるショックを軽減できると共に、
円滑なる速度調整により旋回時間も短縮しうるちのであ
る。

実施例 なお回倒において、この発明をトラクタに適用した場合
について例示する。

トラクタの車体（５）前部に搭載した電子制御によるエ
ンジン（３）の出力は、主クラッチを内装したクラッチ
ハウジング（６）と、このクラッチハウジング（６）に
連接する・変速連動機構を内装したミッションケース（
７）に伝達され、このミッションケース（７）によって
適宜変速されて後車輪（８）もしくは前・後車輪（９）
、　ｔ８１に伝達されるよう構成させる。

また、車体（５）前部にはエンジン（３）を覆うボンネ
ット（ＩＩＩＩを設け、このボンネットＱｌの後端部に
操縦装置０υとしてのハンドル０乃及びコラム（１３を
配設し、このハンドル０δによって該前車輪（９）を舵
取り可能に構成すると共に、該コラム（１３にはエンジ
ン回転をポテンショメータ（ａ）の検出により調節制御
する手動操作形態のスロットルレバー（１）を、任意調
節位置でフリクション等により保持可能に配設する。ま
た、該操縦袋ｇｏυの後方で前記後車輪（８）間の上側
位置に操縦席図を、また該操縦袋Ｎ（ｌυの下方にフロ
アｆＰｊを各々配設し、このフロア（１９上にはエンジ
ン回転をスライド形式又は回転形式のアクセルセンサ（
ｂ）の検出により調節制御する足踏操作形服のアクセル
ペダル（２）を１足踏操作の解除と同時にアイドリング
位置まで自動復帰可能に配設し、このアクセルペダル（
２）のアクセルセンサ（ｂ）と前記スロットルレバー（
１）のポテンショメータ（ａ）とは、何れの側を操作し
ても同一レベルでエンジン回転の調節制御が可能なるよ
う、前記操縦装置００に内装したＣＰＵを主体的に配し
たトルク制御装置（４）に接続して構成させる。

また、エンジン（３）はその燃料を供給する燃料噴射ポ
ンプ（ＩＦｉを配設し、この燃料噴射ポンプ（１９に設
けたコントロールラック（功とこのラック（ｒ７＋を作
用させるアクチエータ０８とを連結し、この動きを検出
するストロークセンサ（Ｆｊの情報と、エンジン回転数
を検出する回転センサ（イ）の情報とにもとづいて、該
コントロールラック（功の作用位置を調節制御するＣＰ
Ｕを主体的に配した燃料制御装置Ｇ！１１により電子制
御ガバナ（Ａ）を構成し、この燃料制御装置の）に該ア
クチエータ（１９，該ストロークセンサ（Ｉ９、該回転
センサ（至）を各々接続し、また該燃料制御装置の）と
前記トルク制御装置（４）とを接続して構成させる。

また、車体（５）後部のけん引ピッチ（社）に収穫物積
載用のワゴン車（至）をけん引回能に連結して構成させ
る。（２４はフォーレージハーベスタである。

以上のように構成されたトラクタにおいて、フォーレー
ジハーベスタ（２４による収穫作業を行う際に、このハ
ーベスタｅ４の収穫物を積載するためのワゴン車（２）
をけん引してハーベスタ（ハ）の伴走を行うような場合
、トラクタのエンジン（３）を、スロットルレバー（１
）の操作により作用するポテンショメータ（ａ）の検出
信号と９回転センサ（至）によるエンジン回転数の検出
信号とを燃料制御袋＠　Ｇ！＋１に送り、この燃料制御
装置噴）による演算処理によって所望の回転数に設定で
きるまで、アクチエータ０ａによりコントロールラック
（５）を作用させる電子制御ガバナ（Ａ）によって燃料
噴射ポンプ（Ｉｓの燃料噴射量を調節制御する。

所望の回転設定後、フォーレージハーベスタＣ４の伴走
（軽負荷）を開始するが、この伴走開始にともない作業
負荷によるエンジン回転の変動を。

標準的な負荷対応のトルク特性（イ）による余裕のある
トルクにより極力一定回転を維持させながら伴走を進め
ていくようにする。

このような状態のもとで、一定の作業区画においてはそ
の作業区画の端部で方向変換が必要となるが、この方向
変換、所謂枕地旋回時に伴走における前記スロットルレ
バー（１）の速度制御から、アクセルペダル（２）によ
る速度制御へ切り替えて、該アクセルペダル（２）の踏
み込みによるアクセルセンサ（ｂ）の検出信号により速
度を調整しながら旋回を行うようにする。この速度調整
時に該アクセルペダル（２）の調節開度を該スロットル
レバー〔１）の調節開度以上に調節することにより、ト
ルク制御装置（４）によって負荷対応のトルク特性（イ
）から走行対応のトルク特性（ロ）に自動的に変更させ
る。

この変更により旋回時の複雑な速度調整においても、ト
ルクの余裕が少ない走行対応のトルク特性（ロ）により
、該アクセルペダル（２）を踏み込んだときの追従性を
鈍感にすることによって車体（５）の動きが緩やかにな
り、前記ワゴン車（至）のけん引時においても車体（５
）がぎくしゃくするショックを軽減することができると
共に、円滑なる速度ｗｉｍｌにより旋回時間も短縮でき
るものである。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の実施例を示すもので、第１図は側面図、
第２図は一部の作用機構のブロック図、第３図及び第４
図は一部の側面図、第５図及び第６図はトルク特性線図
、第７図は平面視作業状況図、第８図は電気回路のブロ
ック図である。 図中、符号（１１はスロットルレバー、（２）はアクセ
ルペダル、（３）はエンジン、Ｃ４）はトルク制御装置
を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 燃料を供給制御するスロットルレバー（１）及びアクセ
   ルペダル（２）によってその回転数を調節制御する電子
   制御エンジン（３）を搭載したトラクタにおいて、該ア
   クセルペダル（２）の調節開度が該スロットルレバー（
   １）の調節開度以上に調節されたときは、該エンジン（
   ３）出力を標準的な負荷対応のトルク特性（イ）から走
   行対応のトルク特性（ロ）に自動的に変更するトルク制
   御装置（４）を設けてなるトルク制御方式。